第46話『エースとレジーナ! 誕生の真実!』
(2014年1月5日放送)
脚本:米村正二 演出:門由利子&岩井隆央 作画監督:上野ケン

星児パパ?

2014年第1弾。
前回、色々判明した訳ですが
色々斜め上を行く裏があるようです。
(良い意味で)
エースもとい亜久里、中々可哀想というか大変な運命だことで・・・。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは47話~49話同時収録)
(BDは37話~45話、47話~49話同時収録)

アバンタイトル

前回の流用。
『私と彼女は決して相容れることのできない関係・・・』
と言い、ハート側に振り向き
『元は1つの命! アン王女から生まれた、光と影なのです!』と明かすエース。

OPへ。

で、サブタイトル。


棒立ちの一同。
少し間を置いて
『レジーナとエースが、光と影!?』と驚くハート。
『王女様から生まれたって・・・』とダイヤモンド、『どういうことですの?』とロゼッタも続く。
既に知ってるソードは上目で不安顔。
両手を下から突き上げながら笑うレジーナ。
『そうやって私を惑わそうとしても無駄よ? あたしはね、あなたを見てると、胸がムカムカするんだから!』
とエースを指差す。
『それは、あなた自身を見ているからです』と答えるエース。
『あたし自身?』なレジーナ。
『あなたに真実を知る勇気があるのなら・・・』
と自分の首飾りからエターナルゴールデンクラウンのラビーズをもぎ取り
『お見せしましょう! 私達の運命を!』と差し出す。
『エターナルゴールデンクラウン!』と驚くレジーナ。怯んで1歩下がる。
『さぁ!』とエースに言われ『み、見ればいいんでしょ! さっさとよこしなさい!』と王冠をぶんどる。


だが王冠が光ったと思ったらレジーナは光に包まれ電撃の様な衝撃に見舞われる。少し悲鳴もあげている。
『レジーナ!』『どうしたの?』と心配ハーダイ。
『彼女は今、ゴールデンクラウンに刻まれた、王国の記憶を見ています』と言うエース。
『王国の記憶?』とダイヤモンド、『そこにあるのですね、お2人の真実が!』とロゼッタが言う。
しびれびれで棒立ちのレジーナをじっと見ているエース。
『キュアエース、あたし達にも見せて!』と頼むハート。
『私からもお願いするわ』とソードが続く。
あとの2人も同じ気持ちの模様。


少しを間を置いて
『分かりました。目を閉じて、私と心を重ねて下さい』と眼を瞑って手を差し出すエース。
頷いて手を取るハート。後の面々は既にハートと手繋ぎ済み。眼を瞑る4人。
『いきます!』と王冠を掴むエース。衝撃が走り、やはり怯む5人。ハートの髪を掴んだアイちゃんもしびれびれ。
ジョナサンの前から姿を消す一同。

7人と4匹は何処かの上空へ登場。
『ここは?』なマナに『平和だった頃のトランプ王国です』と教える亜久里。
すると、宮殿のアップと共に赤ちゃんの声。

バルコニーに王らしき格好の人が赤ちゃんを抱えながらやってきた。
『あれは』とランス、『トランプ王国の国王様ダビィ』とダビィ、『ということは、王様に抱かれているのは』とラケルが言う。

ズームアップになっていく赤ちゃん。
『アン王女です』と亜久里、マナ、真琴の3人カット。『王女様・・・』な真琴。
アン赤ちゃんのアップ。
『アン王女はこの世に生を受けた時、同時に母を失いました』と語る亜久里。
医師が頭を下げ、顔を背けている。どうやらベッドの女王は既に息絶えている模様。
(生を~でベッドの女王カット)
残念がっている見舞人。


国王が1人眼を瞑っていると日差しが彼を照らす。『ん?』と彼が振り向くと、そこには朝日が昇る光景が。
驚きを隠せない彼はアンに目をやる。自分の顔の高さまで上げ
『我が娘、マリー・アンジュよ。お前は母の分まで生きるのだ。人々に夢や希望を与えるこの太陽の如く、光輝くのだ』
と逆光カット。
それに応える様にニッコリアン王女。
ニッコリ国王。だが、感極まったか彼女を顔の近くに持ってきて涙を流す。
涙が一粒、真っ暗な背景の中落ちて波紋を作る。

そのまま水溜りに映る乗馬親子カットに以降。
国王の前に乗っているアン王女。歳はまだ小学生くらい。
馬を走らせる王女。
『アン王女は、国王様の深い愛に包まれ、すくすくと育ちました』と言う語りの中、草原を走る馬。


交わる木の剣。兵士と戦っている王女。
中学生くらい。
3回弾かれた後、兵士の剣を弾き飛ばす。
『アン、また腕を上げたな』とやってくる国王。驚いていたが頭を下げる兵士の横で『まだまだですわ、お父様!』なアン王女。
ヒゲを弄りながら『だがそろそろレディとしての習い事にも力を入れてもらわんとな』と片目瞑って言う国王。
『あらお父様、剣術も立派なレディの嗜みでしてよ』と片目瞑りながら返すアン王女。
嬉しそうに呆れる国王。

馬で走る王女。既に成年。森の中でジョナサンとデート、彼が手に乗せている青い鳥を見てはしゃいでる。
『幸せな時間が過ぎてゆきました』と亜久里ナレ。

だが、ある夜。
ゴロゴロと言う音と共に月を雲が覆い隠す。
『しかし、アン王女は突然謎の病に倒れたのです』と亜久里ナレ。
氷の根元に発生している黒い液体。盛んに動くソレから1つの雫が飛んで行く。
それは王女の髪に進入。
雷光と共に驚いた顔の王女は意識を失う。
倒れたインクが流れ出る。
外は大雨。

『なんとかならんのか!?』と喚く国王。
『我々の医学では、これが限界です』と答える医者。
『ではこのまま、アンの命の炎が消えるのを、黙ってみておれと言うのか!』と両拳を悔しそうに握る国王。
何も返せない医者2人。
窓が開き雨が入ってくる。

『神よ・・・あなたは! 妻だけでは飽き足らず、娘までも奪おうと言うのか!』とバルコニーで神を呪う国王。
眠っているアン王女カット
『そんな事はさせぬー!』と言う国王。
そんな彼の後ろから『1つだけ、手がございます』と医者に言われ『何?』と振り向く。
『エターナルゴールデンクラウンです』と続ける医者。ハッとする国王。

『あらゆる知識が詰め込まれた黄金の冠、その力を借りれば・・・』と言う医者。
聞いてる国王の背景にはエターナルゴールデンクラウンがチラつく。
雨夜の背景に戻り『分かってる・・・しかし・・・』と顔を背ける国王。
『あの黄金の冠には伝説の戦士、プリキュアが打ち倒した闇が封じられている。もしそれを使えば、闇を解き放ってしまう事になる』
と躊躇う。
(王冠が付けられている氷柱。その下から滲む黒い液体のカット)
『おそれながら国王様、このままでは王女様は・・・』と言う医者。
(眠るアン王女のカット)

それを聞いてハッとする国王。眠る娘と彼の顔が交互に映される。雷光をバックに『うぬぅ!』と振り向く国王。
逆光でシルエットになったまま黒くフェードアウト。


フェードイン、いきなり3つ蝋燭のアップ。持っているのは国王。彼は螺旋階段を降りていく。
黒くフェードアウト。
フェードイン。着いた先は氷柱のある部屋。
そう、当然エターナルゴールデンクラウンのある部屋である。
手を伸ばす国王。
『コレを使えば・・・アンは助かる・・・』と呟く。『しかし、この世に再び闇が解き放たれたら民はどうなる!?』と葛藤。
床に置かれている燭台。氷柱の下で蠢く黒い物体。
『トランプ王国で平和に暮らしていたみんな・・・』
(街中、歌うソード、見ている客達の回想カット)
『だが、、だが他にアンを救う手は・・・ないのだ!』と葛藤しつつ王冠に両手を伸ばす国王。

『この子を・・・』と寝たままアン王女を抱いて言う妻こと女王の姿がフラッシュバック。
ハッとする国王。
『人々に夢や希望を与える、太陽の如く・・・光り、輝く・・・子に・・・』と涙を流しながら目を閉じる女王。
白くフェードアウト。

悔しそうに拳を握る国王。
『闇と手を握って助かっても・・・アンは喜ばない! だが、このままでは・・・』と頭を抱えて座り込んでしまう。
『どうすればよいのだ・・・私は、私は・・・』と言う彼の近くで蠢く黒い物体。


が、蝋燭の火が消えたと同時に・・・『そうだ・・・』と呟く国王。目は影に伏せられている。
立ち上がりながら『アンが死んでしまえば、最早世界は終わったも同じ・・・』と決意する国王。
プシュケー染まりかけ。
『アンさえ助かれば・・・世界などどうなってもかまわない!』と剣を構える。
プシュケー真っ黒に。
鬼の形相で氷柱を粉砕。宙を舞うエターナルゴールデンクラウンを鷲掴み。


すると光りだす。目にズームアップして黒くフェードアウト。
知識を授けられたか螺旋階段を上って去っていく国王。
光り輝くエターナルゴールデンクラウンは輝きを失う。
そしてあの黒い物体を活動を活発に・・・台座から広がっていき床の殆どを覆い始める。そして爆発するように上へと飛んで行く。
カメラの前を流れる黒い物体。


いきなり口を押さえ涙目真琴のアップ。知っていても改めてみると衝撃的だから。
堪え切れなかった彼女を『泣かないでまこぴー』と心配マナ。『大切な家族と世界を天秤にかけろって言われたら、誰だって迷うよ』と同情。
(国王直々に杯の薬を与えられる王女のカット)
『マナの言うとおりよ』と六花、『答えの出せない、難しい問題ですね』とありすも同意。
言葉が出ないレジーナ。
『ゴールデンクラウンから得た知識でアン王女の病は治りました。けれど、本当の悲劇はここから始まるのです』
と語る亜久里。
カメラは下へ降りていく。

目を覚ます王女。
『おお! アン! 気がついたか』と嬉しそうな国王。『お父様・・・』な王女。
『聞こえたぞ、闇の鼓動・・・自分勝手な邪な願い』と迫る黒い物体。
『誰だ!』と振り向く国王。驚く。

黒い物体が迫ってきているからだ。
『最愛の娘を救う為に禁忌を犯し、世界を破滅へと導く・・・これぞまさに究極のジコチュー!』と目を光らせる。
国王の前に伸びて『貴様こそ! 私の器に相応しい!』と国王を襲う。
『お父様!』と言う王女。国王の中に入る黒い物体。


呻きながら窓ガラスをぶち破る国王。
驚いてるメイドと『国王様!』と心配する医者の横で布団を跳ね除け向かう王女。
国王は柵から転落。王女間に合わず手を伸ばし下を見る。
水柱が立つ。
『お父様ー!』と叫ぶ王女。

間もなく水面が泡立ち巨大な水塊ができる。
そしてその中から誕生した物体。見上げる王女。これこそ現在のキングジコチューである。叫ぶキングジコチュー。

『まさか、そんな!』とありす、『嘘でしょ!』と六花が言う。言葉がでない真琴と『国王様が!』と言うマナ。
衝撃を受ける4人の顔。

『そうです。国王の魂はジャネジーに支配されキングジコチューになってしまったのです』と語る亜久里。
トランプ王国の傍に聳え立つキングジコチュー。

ここでアイキャッチ。


叫ぶキングジコチュー。
跪き『遂にお目覚めになりましたか、キングジコチュー様』と言うベール。
回想なのでリヴァグラも居る。
『やっと俺達の出番が来たぜ』とイーラ、『さぁ、なんなりとご命令を』とマーモも言う。
『この世界を、ジャネジーで塗りつぶしてしまえー!』と命令するキングジコチュー。
『ハハッ』な一同。
『ジコチュー軍団の猛攻で王国を守るプリキュア達も、最後の1人キュアソードを残して倒されてしまいました』
と語る亜久里。

(イカ&ゴリラジコチューに怯えて逃げ惑う国民達、爆発する王国、ハゲタカジコチュー軍団、気合の声と共にミラクルドラゴングレイブから光線を発射する王女×2、カット)

勇ましいアン王女のアップ。
目の前に聳え立つキングジコチューに『何故です? お父様! どうして愛が溢れるこの国を滅ぼそうとするのです!?』と問う。
『この世に愛など必要ない。愛などという下らん物があるから苦しむのだ』と言うキングジコチュー。
『そんな事はありません! 私の命を救ってくれたのは、お父様の愛です』と反論する王女。

反論できないキングジコチューを見上げる。
『我が名は、キングジコチュー!』と光線を発射するキングジコチュー。
飛んで回避する王女。ショックを隠せない。

『この世の全てを破壊するのだ~!』と光線発射。ミラクルドラゴングレイブの光線で相殺する王女。競り勝つ。

2歩下がり『お父様、お願い・・・ミラクルドラゴングレイブ』とショックを受けながら槍に祈る王女。
すると、ミラクンドラゴングレイブは光って空に飛んで行き輝く。するとキングジコチューを強烈な雷撃が襲う。叫ぶキングジコチュー。
『激闘の末、アン王女はキングジコチューの体を石化し鏡の中へと逃れました。しかし・・・』と亜久里ナレ。
(石化したキングジコチュー・鏡の中へ逃げる王女とソード・『逃げなさい、キュアソード。あなただけでも』と言う王女と手を離され手を伸ばし『王女様、王女様~!』と言うソードのカット)
(要するに7話の一部回想)

黒くフェードアウト。


その後の話。
『鬼ごっこは終わりだ、王女様?』と王女の前に降りてくるベール。
悔しそうな王女。
ゆっくり前に移動しながら『1つ聞くが、なぜキングジコチューにトドメを刺さなかった?』と問うベール。
ハッとするアン王女。
『三種の神器、ミラクルドラゴングレイブの力があれば、完全に消し去る事が出来た筈だ。なぜそうしなかった?』
と後ろに移動済みだった為、右に顔を向けて問うベール。
無言の王女に
『そうか、おまえ父親だから消せなかったんだな』と察し『自分勝手な奴め!』と声を荒げる。
一瞬驚いた後、拳を握るアン王女。
『国民を守るべき王族が国民を犠牲にして肉親を守るとは、さすが親子・・・』とわざとらしく呆れるベール。
『揃いも揃って、最悪で最高の、ジコチューだ!』とドーン!じゃなく指差し。
『違う!』と耐え切れなかった王女、ネガアート鼓動と共に胸の痛みに襲われる。
侵食されかけのプシュケー。
『このままでは・・・私もジコチューに』と焦る王女。
ニヤつくベール、『楽にしてやろう』と指パッチンを構える。



それを睨んだ王女、なんと自分でプシュケーを取り出す。瞳に光無し。
『なっ!』と驚くベール。彼女のプシュケーは左ピンク右黒と見事2色に分かれている。
それを2つに割る王女。『何っ!?』と驚くベール。
『父から受け取った愛、世界中の人々の笑顔を守る愛、ジコチューの愛は表裏一体・・・そのどちらを選べばいいのか、私には答えを出せません』
とそれぞれのプシュケーを見て、驚きベールの前で言っている王女。
『私は、その結論を・・・世界の行く末を、この2つのプシュケーから生まれし者の戦いに託します』
と手放す。
そして『こんな形であなた達に過酷な運命を背負わせてしまった』と後ろに倒れる王女。
『不甲斐ない私を許して下さい』と半倒れ姿勢のまま後ろに移動する。
浮いているプシュケーが薄紫に光輝く。
眩しがるベール、『馬鹿な!』と一言。
見ていたソードの前で薄紫の光が広がっていく。『王女様~!』と叫んで暗闇に落ちていくソード。
そう、7話でソードが見たと言う光はこれだったのだ。
その上を黄色と紫の光が通過していく。
あぐシャルカット。
『あれは!』と言うシャルル。
『2つに分かれた王女のプシュケーです』と教える亜久里。



『その1つはキングジコチューの元に流れ着いてレジーナに』
と亜久里ナレ。
(キングジコチューの近くに流れ着く紫の流れ星・成長していくレジーナの4カット)
『もう一方は、私・円亜久里として生まれ変わったのです』と語る亜久里。
(43話の竹やぶにおける成長の回想)


『そしてプシュケーを抜かれた王女の体は、卵となって人間界へとたどり着いた』
(落ちていく王女、卵に変身カット・亜久里の元に飛んでくるアイちゃんカット)
『卵ってまさか!』と六花、『アイちゃん!?』とマナが言う。
『きゅぴ!』とアイちゃんが言うと一同の姿は上空から姿を消す。

光に驚くジョー岡田。戻ってきたマナ達は座り込んでしまう。
歩み寄って『みんな、見えたようだね。アンと国王の真実が』と言うジョナサン。
見上げるマナ『信じられない。レジーナと亜久里ちゃんが元々1つだったなんて』と言う。
亜久里とレジーナが並立カット。
『アン王女がこんなにも重く辛い運命を背負っていたなんて』と言うありす、『でも、そう考えると腑に落ちることもあるわ』と納得六花。
『レジーナが王家に伝わるロイヤルクリスタルを欲しがったのも』と続ける。
(17話の赤ロイヤルクリスタルに魅入られるカット)
『レジーナにパパとの思い出が無かったのも』とシャルルが続く。
(22話の夜の絵本読みカット)

『そして何より、ゴールデンクラウンの力を使えた事がレジーナがアン王女の分身である証拠さ』とジョナサンも言う。
座り込んでゴールデンクラウンを握ってるレジーナ。目は窺えない。
『もう王女様は蘇らないでランスか?』と聞くランス。
『もしかして』と現れるラケル。

『光と影が1つになれば、王女様は復活するんじゃ?』と考える。
(光の亜久里、影のレジーナのシルエットが融合して王女のシルエットから誕生するカット)

立ちあがる真琴の横でテンション低めで『王女様が元の姿に戻る事は・・・無いビィ・・・』と言うダビィ。
涙目で『それだけの強い思いで、決断されたの』と涙を流す真琴。
じっと前を見ている亜久里。レジーナの目は相変わらず窺えない。
そんな2人の前で『ありがとう、亜久里ちゃん』と言うマナ。ハッとする亜久里。
『本当の事を教えてくれて、やっとわかったよ』と眼を瞑るマナ。
目を開いて『亜久里ちゃんの気持ちが。レジーナと決着を付けに来た意味が』と言うマナ。
『マナ・・・』な亜久里。

『でも、わかったからには、尚更あなた達を戦わせる訳にはいきません!』とドーン!じゃなく指差し。
驚く亜久里。
『解決の方法はきっとある! みんなでそれを探そうよ!』と言うマナ。
りつありは同意の模様。
『レジーナ、あなたも力を貸して』と頼むマナ。
ゴールデンクラウンを落とすレジーナ。驚いた様子でそれを見た後『レジーナ?』と顔をあげるマナ。

涙をぽろぽろ落としながら『マナ・・・あたし、嬉しいの。パパは・・・世界を滅ぼしても娘のあたしを救おうとしてくれた』と言うレジーナ。
瞳が水色に戻る。
『レジーナの瞳が!』と言う六花。ありすも横であんぐり。

服の色も元に戻る。
あんぐり真琴の横で『レジーナ!』と言うマナ。
『あなた達、そんなに大きな愛を貰ったこと、ある? 地球とか宇宙とか、そんな物より大きな愛を貰ったことある? あたしだけよ、あるの。そんなあたしが、パパを捨てるわけない!』
と涙声で聞き最後は叫ぶレジーナ。
(あんぐり見ているマナ・六花・真琴カット)
『あたしは最後まで、パパの為に戦う!』とミラクルドラゴングレイブを構える。
『ダメだよ、レジーナ!』と叫ぶマナ。
すると地震。

キングジコチューの周りに煙の輪が。
体に無数の亀裂が入りだす。
驚きの声をあげるマナ達と『マナ!』なレジーナ。
体を覆っていた殻が剥がれ始める。唸り声と共に体から殻を剥がすキングジコチュー。
『遂に目覚めてしまった!』と言うジョナサン(とあんぐりダビィ)。
ゆっくり歩き始めるキングジコチュー。

『今行くよ、パパ!』と飛んで行くレジーナを『レジーナ!』と少し追うマナ。叫んでるキングジコチュー。

嬉しそうなレジーナを見送ってる亜久里。
『やはりレジーナとキングジコチューは倒すしかありません』と言う亜久里に『亜久里ちゃん・・・』なマナ。
髪を靡かせる亜久里
『私には王族として生まれたものの責任があります。レジーナを倒しキングジコチューを倒さない限り、トランプ王国の復活はありません』
と言う。
(壊滅したトランプ王国全景カット)
『本当にそれでいいの?』と問う真琴。『え?』と振り向く亜久里。
『王女様の思いを成し遂げようとするその気持ち、痛いほど分かる。けれど、今の亜久里ちゃん苦しそうだよ』
と指摘する真琴。
『真琴・・・』と顔を真琴に向ける亜久里。紫の光の線と共に逆光になる。
『危ない!』と庇うジョナサン。マナ達を纏めて突き飛ばし、光線を避ける一同。

倒れていたマナ、顔をあげる。
放った犯人はキングジコチューの肩の突起に立つレジーナ。鼻で笑う。
『やめて、レジーナ!』と言うマナに『やめないよ! マナ!』と返す。
『我が王国に必要なのは、私とレジーナだけ。消えろ!』と攻撃してくる。

防御するジョナサンと命中したか叫ぶマナ達。

『さぁ行こう。人間どもを滅ぼして、パパとレジーナ、2人だけの世界を創り上げるんだ』と肩に乗ってる娘に言うキングジコチュー。
『うん! パパの願いはあたしが全部叶えてあげる!』とミラクルドラゴングレイブが空を切ると空間に割れ目が。
そこには海・・・もとい大貝町の姿。クローバータワーも見える。

『みんな、大丈夫かい?』と聞くジョナサン。
『えぇ・・・』と六花、『何とか』とマナが答える。ありまこも座り込んで返事こそないが何とか無事の模様。
驚くマナ。
そこには穴を広げて移動していくキングジコチューの姿が。
『キングジコチューが!』とラケル、『人間界へ向かったシャル』とシャルルが言う。
残念そうな表情だったがすぐにキリッとした顔で立ち上がるマナ。
『今はレジーナ達を止めるしかない。そして、答えは出てないけど、あたし達のありったけの思いを全力ぶつけるしかない!』
とポーズを決めて言う。
『マナらしい答えね』と六花、『でも、それでいいと思います』とありすが言う。
真琴も納得顔で立ち上がって頷く。
呼ばれて『分かりました。いきましょう!』と立ち上がる亜久里。
皆、空間の裂け目を見る。


進行中のキングジコチュー。
今日も展望台に人が沢山居るクローバータワー。
1人が『ん? なんだあれは?』と遠くから迫る何かに気付く。勿論キングジコチュー。
肩で髪をなびかせ立っているレジーナ。

するとクローバータワー屋上に光が降り注ぐ。
無論、マジカルラブリーパッドで戻ってきたマナ達。
『この世界は私達が守る!』と言うマナ。アップになって『みんな、いくよ!』。



変身。

屋上に立つ5人。
『レジーナ! キングジコチュー! このキュアハートがあなたのドキドキ取り戻してみせる!』
とハートがハートポーズを作ったところで

~おしまい~

~おまけ~

キャラデザはナージャの総作画監督にしてセイレーンがビートになるシーン(×変身シーン)を描いた人だとか。

~今週のまたみてね~

うそぉ・・・

第47話『キュアハートの決意! まもりたい約束!』
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