映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!
(2012年10月27日公開)
脚本:米村正二 監督(演出):黒田成美 作画監督:小松こずえ

上条桃太郎

MHから恒例となっているプリキュア映画の第10弾。
今回の題材はスマイルの根幹とも言える絵本。
本編ではそんなになかったみゆきの為の映画。
ゲストは現在の声優の祖とも言える林原めぐみさん。
スマイルは開始当初からそのデザインもあってかオタ層のウケが大変よく
この人の出演もニコニコなどでニュースになってたり。
コスプレするからか専用衣装は用意されず。
管理人はみゆきの私服相変わらずエロイな~と思って観てました。
作画監督の小松こずえさんは作画監督してはこの枠がシリーズ初参戦。
(原画としては前から参加してます。ドキドキからは普通に登場)

DVD
(左かDVD通常版、特装版、BD特装版)


テーマ曲とサウンドトラック




あの絵本を開くアクションの後、ふしぎ図書館にて題名と共に5人がスタンバイ。
『ようこそ。映画スマイルプリキュア、絵本の中はみんなチグハグへ』と挨拶するみゆき。
映画が始まる前に皆にお知らせがあると言うキャンディ。
ミラクルつばさライトを、この映画の中で奇跡を起こせるライトと紹介。ボタンを押すと翼が光ると使い方も説明。
んで、皆に持ってるか聞く。
観察する5人。みゆき曰くみんなちゃんと持ってるらしい。頷く4人。
そこで1つ、皆に御願いがあると言うあかね。
映画の中でプリキュアがピンチになったら、このライトをつけて皆でプリキュアを応援して欲しいとのこと。
皆がライトをつけるとスゴイ奇跡が起こるのと言うやよい。
でも、少し注意があるんだと続けるなお。
一旦咳払いれいか。

ライトを近くで見たり

お友達のライトを引っ張ったり

ライトを振り回したりしてはいけない諸注意。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

危険なので絶対にやらないでくださいねと言うれいか。5人の実演アリ。

ライトを持ってないお友達は心の中で応援して下さいねとフォローするれいか。
『それでは、映画スマイルプリキュア 絵本の中はみんなチグハグ! 始まるよ~!』
と声を揃える5人と1匹。

暗闇の中に現れた1つの羽根。それはゆっくり落ちていく。そして、みゆき達の世界へと・・・。

七色ヶ丘図書館入り口。
この本も御願いしますと中から本を持ってくる女性A。『はい』と受け取り、本が一杯のワゴンの中の本の上に置く女性B。
『大切にしてくれる方にもらってほしいですね』と言う。同意するA。
Bが弄っていたのは『ご自由におもちかえりください』と書かれた本ケース。

庭で遊んでる幼児達。


その中でぼっちで地面に絵を描いて遊んでるみゆき。できたと満足そうだったがどうも元気が無い。
『あそぼ!』と飛びかかる幼女A。『いいよ~』と言う幼女B。
Bと目が合い、慌てて顔を伏せるみゆき。あわてて落書き続行。
楽しそうに去っていく2人を見てションボリみゆき。


みゆきの頭の上に降って来る羽根。気付いて見上げたら頭から羽根が落ちる。
羽根は先の本ワゴンの羽の描かれた本に飛んで行く。
『何の本かな~』と本を取ろうとしたら羽根が姿を消す。
そして、ひとりでに本が開いてページが捲られていく。で、あるページで止まる。
その先は破れてしまっていて無い。
『最後破れてる・・・』とみゆきが言った後、本に雨が落ちる。丁度描かれているキャラの涙の様になる。
雨が降りだす。

室内に来たみゆき
『けんかばかりのクマさんに、おんなのこはいいました。なかよくなるにはえがおがいちばん!』
と音読みゆき。
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
その件を復唱し実践してみる。所謂、変顔作り笑顔。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


それを先の幼女2名に見られ恥ずかしがるみゆき。
だが、待っていたのは幼女Bからの何読んでるのかの質問。
予想外の言葉に驚くみゆきに私も一緒に読んでいいかとAも言ってくる。
引っ込み思案なだけなので超嬉しそうに頷くみゆき。
間もなくして
遊び終わってバイバイと自宅前で手を振ってるみゆき。


嬉しそうに布団へ背中からダイブするみゆき。本持参したまま。嬉しそうに足バタバタ。
で、本を見て続きはどこにいったのか気にする。しばらく考えて閃いたみゆき。
『私が続きを書いてあげる! 約束ね!』とニッコリみゆき。
本の中の女の子のアップ。
そんなこんなで黒くフェードアウト。

で、現在。
遂に来ましたと喜んでるみゆき。
彼女が来たのは世界の絵本大博覧会。皆を早くと急かす。勿論、あかね達も一緒。
盛りあがってんなと思うあかねと楽しみと言うキャンディ。


だよねと言うみゆき曰く、ここには世界中の絵本が揃ってるのだとか。
それだけじゃないと言う彼女に頷いて、超有名な絵本のイラストも見られるしとやよいが。
絵本作家のサイン会にトークショーもあるんですよねとれいかが言う。
『更に更に』と頷くみゆき。
自分だけの絵本を作れるコーナーや...となお、絵本をテーマにしたアトラクションがあるとあかねが続く。
(それぞれ説明に合わせたカット)

もうワクワクドキドキが止まらないと先行するみゆき。呆れながらついていくあかね達。
彼女達が渡った橋の対岸の木の上には何やら黒い物体。

それはみゆき達を見てニヤついている。
で、それが姿を消したところでイントロと共に風船が登場。

出だし部分でタイトルが登場。
本編と同じ位置までタイトル提示。


シンデレラを見てはしゃいでるみゆき達。続いて王子の大群にみゆき倒れかけ。
覗いてるあかね、呆れてるなお、嬉しそうなやよれい。
赤ずきん、ヘンゼルとグレーテルなど様々な物語の混じった部屋。
れいかは座り、なおはお菓子の家を眺め、あかねは何かを見て、やよいは羊の傍、みゆきは木の傍から不思議の国のアリスを見ている。
オープンカフェ。ウェイトレスマスコットの1体がキャンディにソックリ。
みゆやよが驚いて、あかねがへーぜん、なおは笑って、れいかはもう1つの方を見てる。


みゆきはピーターパンと空を飛び、あかねはフック船長と相乗り、なおは絨毯で飛び、やよいはドラゴン、れいかはかぐや姫の車。
何気にさっきのアレも混じってる。

立ってるみゆきにあかねがタッチ、外国民族の仮面でやよいが登場、その後ろからなお、そしてれいかはデカいテントウムシを持参。
元気に移動中のみゆやよ。なおはあかれいに庇われて青ざめ移動中。
写真用の変装板で遊んでる5人。あちこちから出てくるので他の客はビックリ。
実に楽しそうな5人。


サメから逃げてるみゆき
餅つきあかね
妖怪の間で叫んでみせるやよい
ウサギとカメと駆けっこなお
木刀でスイカ割りれいか
それぞれOPのパロディ。

最後に監督の黒田さんの名前が出てOP終了。
(随所であの黒い奴が居たり)
『絵本の世界大冒険』と書かれたテント。

あの黒い物体はカーテンから顔を出し、見回したと思ったらスクリーンの中に飛び込んでいく。

外から顔だけテントの中に入れて覗くみゆき。『あれ? 誰も居ないね』と言ってる間にキャンディも来る。
ここは何かと聞くキャンディ。
『絵本の世界で大冒険。だって』と読み上げるやよい。パンフレット読むれいか曰く、どうやら映画館。
そう聞いて面白そうとはしゃいでるみゆき。
あっちの3Dシアターの方がええってと勧めるあかね。
後でそっちも行けばいいと言うやよい、同意して入っちゃおうと言うみゆきがあかねを連行。
なおれいは一緒についていく。

静かに待ってる4人と、対照的にやかましいみゆキャン。
ブザーが鳴って部屋が暗くなり、ドキドキすると言ってるみゆき。
ブラックホールの様な映像効果と共に『ようこそ、不思議な絵本の世界へ。さぁ、大冒険の始まり始まり~』とナレーター。



一際強く光った後、『カーゲカゲカゲ』と笑うあの黒い物体が姿を現す。
間もなく、誰か画面を横切っていく。『待て~ニコ~!』と追いかけるモノ2人。またあの黒い物体もついていく。
独特のツインテールの少女を追いかけるは太った金色銀色の怪物。
一旦立ち止まり、左に逃げようとするがダメ。前に逃げる。
物陰に隠れるニコ。追跡者2名は見失い、手前を探している。
『誰か助けて・・・』と呟くニコと探す事に躍起になってる金銀。
『ここか? 違う』と銀が物陰を、金が上から覗く。
手に汗握るみゆキャン。
逃げようとしたニコ、ここで枝を踏み折ってしまう。絶叫するみゆキャン。
振り向いた金銀『そこだ~!』と見つける。
逃げるニコを『逃がすか~!』と飛び跳ねて襲ってくる金。
後ろ向きにカメラアングルで叫んでるニコ。
すると、あの黒い物体が飛び跳ねて強烈な光を放つ。


それは見ているみゆき達も目が眩むほど。
そして、次の瞬間スクリーンから追いかけられていたニコが飛び出てくる。勿論コレには驚く5人。
出てきた方も驚いた顔。
ニコはそのままみゆきごと後ろに落ちていく。みゆきを心配する4人。

大丈夫かと聞くなお。『平気・・・だと思う・・・』とタヒられたみゆき殿。
『みゆきちゃん!』と叫ぶやよい。キャンディも絶叫。
みゆきの上に居るニコ。ここで我に返ったのか、助けてと御願いする。
『え?』と実は生きてるみゆき。

すると大きな音。
『また何か出てきた』と言うあかねが言う先にはスクリーンから出てくる金銀の怪物の姿。
今の3Dの技術はスゴイと感心してるれいか。
『いや、これ3Dちゃうやろ』とツッコミを入れるあかね。
『逃がさないぞ、ニコ!』と言う金。怯える女の子を見るみゆき。
飛翔する2匹を見て逃げ回る4人。みゆきは女の子、なおは棒立ちれいかを連れて逃げる。
金銀によって潰される座席。

砂塵の中、庇う様にニコを抱きしめるみゆき。止むなり大丈夫かと聞く。
『うん!』と頷くニコに『よかった』とニッコリみゆき。驚いた様子のニコ。
だが、そんな事してる間に砂塵の中から手を伸ばした金色に誘拐されてしまう。

金銀は飛んでテントを破り、テントの上に着地。
『へっへ、もう逃げられねぇぞニコ』と言う金。怯えるニコ。

砂塵の中で顔を庇っていたみゆき。『みゆきちゃん、無事?』と聞くやよい。他の3人も合流。頷くみゆき。
あれってまさかウルフルン達の仕業なのかと推測するなお。
分からないけどあの子を助けなくちゃと言うみゆき。
『皆、変身クル』と言うキャンディに頷く5人。変身。
(カッツ)

初撃で金の瓢箪にダブルハンマーをするハッピー。そのまま弾き返され4人と合流する。
『その子を放しなさい!』と説得ハッピー。
『なんだお前ら、この金閣銀閣様に逆らおうってのか?』と言う。
名前を聞いてあの西遊記のかと聞くやよい。
認める金閣は俺達の邪魔をするなら容赦しねぇと宣言。

構える5人に対し、瓢箪を向け『吸い込め! 紅葫蘆』と言う金閣銀閣。
強烈な吸い込みに見舞われその場から動けない5人。そして、足を取られたハッピーが吸い込まれそうに。

気付いたビューティが氷柱を作り投げつける。氷柱はハッピーを追い抜き、紅葫蘆の口に突き刺さる。
塞いで風は治まったが氷柱は飲み込まれた。

ムッとする銀閣。攻撃に向かうサニマー。金閣は逃亡。
紅葫蘆を殴るサニー、空中回転するマーチをアシスト。きりもみ状態から銀閣をキックするマーチ。
そんな戦闘は一般客にも見えていたり。何かのショーかと思う男性客。

あざとい両手掌打を繰り出すピース。命中した銀閣。会場近くの堀に転落。


『銀閣!』と心配する金閣の手から、ピンクの光と共に奪われるニコ。
救ったのはハッピー。気付いて絶叫金閣。眼を瞑っていたニコはハッピーに救われた事に気付く。勇ましいハッピー。
だが、間もなく後ろからの強風に見舞われ空中で体勢を崩す2人。原因は勿論紅葫蘆。『逃がすか~』と言う金閣。
ハッピーは通過した炎に救われる。助けたのは当然サニー。
彼女が着地成功する一方で顔面ダイブのハッピー。
『しもた!』と言うサニー。ニコは紅葫蘆に飲み込まれてしまった

『ニコゲット!』と喜ぶ金閣だったが間もなくビューティに『マーチ!』と紅葫蘆を蹴り飛ばされる。マーチは下前方に蹴り飛ばす。
下の方でキャッチするピース。何とか受け止めた。
『紅葫蘆ゲット』とピースピース。『ナイスピース』と指立てハッピー。

だが、そんな余裕ぶっこいていては沈んでいた銀閣に隙を突かれるのは当然の流れ。
気付いたピース。吸い込もうとする紅葫蘆を襲う炎。
吸収していく内、赤くなる紅葫蘆。

炎の主はやっぱりサニー。彼女に蹴り飛ばされ、上空で怒る紅葫蘆。


マービュと戦っていた金閣、猛烈な風に襲われ銀閣の紅葫蘆に飲み込まれてしまう。
地上も強烈な吸収風に見舞われており、ハッピーは木、サニピー銀閣はベンチに捕まって抵抗中。
上の方を掴んでいた銀閣だけ飲み込まれた。
これで満足したか吸い込みを止める紅葫蘆。落ちた後、ハッピーも墜落。助かったと一言。
紅葫蘆から出てくる3つの黒い物体。影の中に姿を消す。

崩れた絵本の世界を大冒険テントが姿を消す。携帯で撮影しようとしていた客達ビックリ。

『みゆき、いくで』と言うあかね。何かを掴む。『オーケー、あかねちゃん!』と返すみゆき。
なおが紅葫蘆を持ち、あかやよに引っ張られるみゆき。
綺麗にニコと共に飛び出てきた。やよい・あかね・みゆき・ニコの順に墜落。みゆきは顔面本アタックも追加。
痛がるみゆき、本を見る。

なんてやってると、フラフラしながら『助けてくれて・・・』と言ってるニコ。
頭を振って正気に戻り『ありがとう!』としっかり御礼。
で、みゆきの顔を見て映画館に居た事に気付くニコ。
星空みゆきと自己紹介みゆき。
『そっか!・・・ところで後ろの2人って大丈夫なのかな?』と心配するニコ。
振り返って叫ぶみゆき。なおは『あーあ』顔、れいかは心配。


『へへっ、自己紹介がまだだったね。私はニコ、よろしくね』と自己紹介ニコ。
よろしくと返し、ニコが持っていた本を返してあげる。ありがとうと受け取るニコ。
ここで羽が光る本。それを見て何か思うみゆき。どうしたのか聞くキャンディ。みゆき曰く何処かで見たような気がするらしい。
そのセリフを聞いて驚いた様子のニコ。
だが、気のせいかなと思いなおしてしまった。少し俯くニコ。
話題を変える様にビックリしたというあかね。ニコがスクリーンから飛び出してきたことが。
出てきた本人もビックリしたらしい。気付いたらこっちの世界に来てたのだとか。

『こっちの世界?』な5人に絵本の世界から来たと教えるニコ。
『へー、絵本の世界から~』と普通のリアクションみゆき達。
時間差で『絵本の世界!』
と驚くあかね・なお・れいか。みゆやよは嬉しそうである。驚いた様子で頷くニコ。
近寄る4人と1匹。
『アトラクションやなくて?』と聞くあかね、頷くニコ
近寄る(ry
『絵本の世界があるの?』と聞くみゆき
よければお礼に招待するよとニコに言われ更に近づく4人と1匹。
『ホントに~!?』と聞かれ勿論と頷くニコ。

咳払いし『では、早速! 絵本の世界へ!』と指パッチンニコ。
地面に登場した穴に落ちる一同。


『レッツゴー!』と慣れてるニコと叫んでるみゆき達。特にあかなおは抱きついて怯えてる。
中は花の様な物がキラキラしている世界。やよれいは感動してるが、他の3人は怯え気味。
花に激突して叫んでるあかなお。
ダイビング中のみゆきは何かを発見し目を細める。
それは花でできている鯨。気付いて慌てるみゆき。5人仲良くパックンチョ。
場面変わって月と花の海。海から飛び出た鯨、潮吹き。
噴出されて叫んでる5人。
みゆきの手を取るニコ。驚いた彼女にある方向を指差し。
そこには金色に輝く扉の様な本。開いていく中を落ちていく6人+α。
この頃にはあかなお以外は楽しそうである。


本から出て落ちてる・・・と思ったら、上下逆で本当の意味で落ちる。やよい・あかね・なお・れいか・みゆきの順で落ちる。みゆき直撃あかね。
ニコは無事着地し『ようこそ、絵本の世界へ!』と出迎える。


お城や鬼ヶ島、外国の街並みに桃太郎っぽい風景。桃を投げ縄で捕まえるおばあちゃんなど若干変わった世界。

すっごーいと喜んでるみゆき。シンデレラのお城を発見するやよい。鬼ヶ島も発見して喜んでる。一緒にはしゃいでるみゆき。
ニコ曰く、ここには世界中の絵本の登場人物が暮らしている。
メルヘンランドみたいにこんな世界があった事に感動してるなお。キャンディは自分も知らなかったとはしゃいでる。
ニコによると、自分が物語の主役になって物語を体験することもできるのだとか。
思いついた様に皆に体験してみないかと勧めるニコ。


はしゃいでたみゆやよ。そこだけちゃっかり聞いてて『体験~?』と嬉しそうなみゆき。
もしかしてシンデレラになれたりするのかと聞く。頷くニコ、みゆきにシンデレラが好きなのか質問。
大好きとニッコリな彼女を見て少し間を置き『そうか・・・』と言うニコ。
立ち上がり『じゃあ、みゆきはシンデレラに決定ね』と言う。
喜んでるみゆき。他の皆に何が良いか聞くニコ。

挙手しながら『ウチは小さくても勇気のある一寸法師』とあかね
『私は觔斗雲に乗りたいから孫悟空』とやよい
『竜宮城でご馳走食べたいから、ここは浦島かな?』となお
『やはり、正義のヒーロー桃太郎でしょう!』とれいか
がそれぞれリクエスト。
『キャンディは~、キャンディは~』と飛び跳ねるキャンディ。
あかねに子豚を勧められる。怒るキャンディ、キャンディもお姫様がいいらしい。
喜ぶ5人を見ているニコ。少し間をおいて
『皆、決まったみたいだね。それじゃ、いくよ!』と指パッチンニコ。


みゆき以外の4人がパーソナルカラーの球体に包まれ、みゆきもキャンディと包まれる。
『物語の世界を楽しんで~』と言うニコ。
5人の球体は一旦空へ上がった後、それぞれの方向に飛んで行く。
それを見届けるニコを風が通り過ぎていく。
『やっぱり、みゆきあの約束忘れてるんだ』と呟くニコ。
虹に映る怪鳥の様な黒い影。赤い目を光らせている。
暗く暗転後『嘘つき・・・』と呟くニコ。

鐘の響くお城が見える家。
暖炉から煙と共に飛び出るみゆキャン。壁に激突。
服が変わってる事に驚いて、この姿はもしかしてと気付くみゆき。

そんな彼女に落とされる大量の衣類。
『何を休んでるんだい? シンデレラ! 仕事は沢山あるんだよ、覚悟おし!』と言う意地悪母。
目が点状態で『はい・・・』と受け入れるみゆき。


『まずは洗濯!』な意地悪母。『はい!』なみゆき、キャンディも時間差で。
『次は皿洗い』と意地悪(ry 
『次は床掃除』(ry
疲れたと言いつつ、『シンデレラ負けない』と嬉しそう。

觔斗雲で飛行中のやよい孫悟空。楽しそうである。
高い木の枝に乗っている猿達
の傍を通過。驚かせてしまったので謝るやよい。
『さぁ、仲間を探して一緒に天竺に向かうぞ~!』と張り切る。


アップで『私は、桃から生まれた』と桃の形を手で作りながら言うれいか。ちゃんと桃太郎衣装である。
続けて『桃太郎・・・でございます!』とポーズを決める。
感心して拍手してるおじいさんおばあさん。
2人を呼んで、鬼退治は私にお任せ下さいというれいか。
『いざ、鬼ヶ島へ!』と言う彼女を見て『ありがたいね~、おじいさん』と言うおばあさん。頷くおじいさん。
おばあさんはきび団子持ってけと渡す。また頷くおじいさん。

次はあかね一寸法師。テントウムシ、止まって飛んで行く。
必死こいてこいでるあかね『漕いでも漕いでも進まへんなぁ』と思いつつ『でも、形は小さくても、一寸法師はやる時はやるでぇ!』と張り切る。
『ビッグになったる~』とか言ってる。

次は浦島世界。
砂浜で3人の子どもにいじめられてる亀。
『こら、亀を虐めるな』となお島太郎。『でないと・・・』と言って、捕まえた悪ガキ2名をくすぐる。
嬉しそうに逃げていく3人。
亀に大丈夫か聞くなお。亀は彼女に感謝し竜宮城に連れていってくれることに。
『待ってました』とニッコリなお。

一連のやり取りを見てたりするニコ。
『笑顔なんて・・・無くなればいいのに』と言って、不穏なオーラを纏いながら手を動かし天に伸ばす。
すると、影がさっきみたく怪物の様な形に。

その頃、キャンディと一緒に床を拭き掃除してるみゆき。
虐められてるのになんで楽しそうなのかと聞くキャンディ。
『だって、私シンデレラだよ~? こうして虐められてるところに・・・』と妄想みゆき。


魔法使いさんが現れて、舞踏会で王子様に会っちゃって・・・あぁなってこうなって、そして最後は・・・と途中から省略。
(あぁなって=ガラスの靴を落とし こうなって=ガラスの靴がピッタリ 最後は=結婚)

そんな妄想でウルトラハッピーと喜んでるみゆき。

なんてやってると来客。誰か来たと言うキャンディ。もしかして魔法使いさんとはしゃぐみゆき。
嬉しそうにドアを開けると、そこにはカボチャを持った何処かで見た様な格好の男性が。ニヤついて歯がキラーン。
格好で気付いたか『あ、あなたまさか!』と言うみゆき。
1カメ、2カメ、3カメ(衝撃的な意味で)
『誰?』と気付いてなかった。

カボチャを投げてキャッチしながら『我こそは、桃から生まれた桃太郎!』とポーズをとる桃太郎。何気にれいかと一緒である。
『桃太郎???』と目が点のみゆき。目パチパチなみゆキャン。


金太郎とすれ違い挨拶するれいか。
すると前方に何やら食べてるサル・犬・キジが居るのを発見。
『やぁやぁ君達、私は桃太郎。きび団子をあげる代わりに私の家来に』と頼もうとするれいか。
だが、そんな彼女に3匹は団子を見せる。
竜宮団子があるから要らないと答える犬。
『竜宮団子?』なれいか。
『そうだワン。もっちりふかふか』と犬、『ほんのり甘くていい香り』とサル、『一度食べたら忘れられない』とキジ
が言った後、声を揃え
『その名も、浦島太郎の竜宮団子!』
と決める3匹。
その裏にちょっちファッティーな浦島太郎っぽい人。『ごっつぁんです~』と明らかに関取。
『浦島太郎!?』と驚くれいか。
3匹に懐かれてる浦島、認める。何故、浦島さんがここにと聞くれいか。


本人曰く、自分でもよく分からない。以下回想。
亀を助けたら、御礼にこの玉手箱を貰い、開けてみたら中身は団子・・・だったらしい。
回想終了。
それを3匹に分けたらこうなったのだとか。浦島さんの家来になると体スリスリの3匹。
困るれいか、ここで浦島さんは竜宮上へはいかないのかと質問。
自分を亀を助ければ連れてってもらえると思ったと言いつつ、世の中そんな甘くなかったとネガる浦島。
『そんな筈は・・・』と困るれいか。


その頃、亀に連れてもらって竜宮城に向かってるなお。旅路も魚の群れに感心。
『見えてきましたよ』と言う亀。なおが振り向くと竜宮城が見えてきた。あれが竜宮城とのこと。
降りて、手を振りつつ亀に御礼を言うなお。手を振って去る亀。
『さてと、この後は』と中に入っていくなお。
『乙姫様や、魚達と一緒に宴会っだぁ~!』とか言いつつ城内を移動しながらドアを開く。

そこに居たのは何やらゴツイ人。
明らかのおかしいのだが、食欲に冒されたか『あなたが乙姫様ですね?』と聞くなお。
見返り美人・・・ならぬ見返り豚。3回もやりやがった。BGMもスピードダウン。
『ブヒ?』な偽乙姫にあんぐりなお。
『誰だ? お前』と言う猿。カッパもいるよ!
『誰って・・・浦島太郎だけど・・・』と言うなお。


ここでご馳走が無い事に気付いてショーック! 楽しみにしてたのにと肩を落とす。
半落ち込み半怒りで『あなた達こそ何者~?』と聞くなお。
『聞いて驚け!』と言う猿、ジャンプ。豚とカッパも宙を舞う。
着地後、『俺は孫悟空』と名乗る孫悟空。続いて沙悟浄と猪八戒も名乗る。
『3人合わせて』と言う孫悟空。その後、ポーズを決めて『チーム西遊記』と声を揃える。
なんで孫悟空が竜宮城にいるのか聞くなお。『知らん!』と返す孫悟空。
気付いたら、こんな海底に居たと答える沙悟浄。
『どうしてこんなことに・・・』と言うなお。『知らん!』な孫悟空。
分かったと閃く猪八戒曰く、ここが自分達の旅の目的地・天竺。それに驚く猿と河童。
納得する孫悟空。3匹、天竺最高と喜んでやがる。
『だから、ここは竜宮城だって!』と抗議するなお。なんか物語がおかしくなって無いかと思う。

見覚えのある物を見上げてるやよい悟空。
『ここって・・・鬼ヶ島だよ~!』と言う。で、ここに他の仲間が居るのかと觔斗雲に聞く。觔斗雲はよく知らないらしい。

『すみませーん、誰か居ませんか~?』と声をかけるやよい。
すると、上の方で無数に輝く目。すぐにコウモリの大群が飛んでくる。
しかも岩が次々落ちてきた。觔斗雲に逃げる様に言うやよい。彼女に落ちてくる岩。
その岩を切り裂く小人。
眼を瞑っていたやよいの頭に着地し『大丈夫でおじゃるか?』と聞く。
誰?と問うやよいに一寸法師と答える小人。
『一寸?』と繰り返す彼女にそれよりも早く逃げる様に言う。
頷くやよい。


逃げる前に落石の衝撃で穴に落ちていく。何故か渦巻く様に回って落ちた先には宝の山。
激突後、転がり落ちるやよい達。
下まで落ちて痛がってるやよい。仰向けから座りに移行後、上から降ってきた木槌が頭に命中。
その勢いで一寸法師が叩かれて大きくなる。
『体が大きくなったでおじゃる』と驚く一寸法師。
彼に打ち出の小槌じゃないかなと教えるやよい。
これが噂のと思いつつ、さらわれた姫様を探してる途中だったと思い出す一寸法師。
やよいに姫様を見てないかと聞く。やよいに『ううん』と返され残念そう。
よかったら一緒に探さないかと聞くやよい。『本当でおじゃるか?』と嬉しそうな一寸法師に頷く。
『そちはいい奴でおじゃるな』と喜んでる一寸法師。
えへへと笑うやよい。ここで西遊記ってこんなお話だっけかと考える。


ツバメに乗ってお姫様を探すでと張り切ってるあかね。
都で楽しそうに飛んでるまではよかったが、途中で落とされてしまう。
五葉松と女の人に当たって飛んで行くあかね。『物の怪かえ?』な女性。
あかねは座り込んでる女の人の服のリボンに激突。
当たった相手はガラスの靴を履いてる。
痛がるあかね、近くで輝いてるガラスの靴に気付いた。

デカイと思ってると大きな手に摘まれる。慌てるが、捕まえた方は優しく掌に乗せる。
『あなた、妖精さん?』と聞く女性。『ちゃうちゃう、一寸法師』と答えるあかね。
シンデレラと名乗る女性。なんでこんなところでシンデレラがおるのかと聞くあかね。
『舞踏会に行く筈が、何時の間にか・・・。それに、何故か体もこんなに大きくなってしまって』と言うシンデレラ。
確かに体は人のそれじゃない。


『これでは・・・』と言って頭をあげたところで天井に頭をぶつける。
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
痛みもあってか王子様に嫌われてしまうと泣き出してしまうシンデレラ。
小人なあかねには涙でさえ結構な衝撃。泣き止む様になだめてる間も濡れる。


『ウチの名物きびだんごだ』と何故かコンビニの袋を見せる桃太郎。
頂きますと食べるみゆキャン。実に幸せそう。
『そうか、では行くぞ!』と言う桃太郎。
何処にと聞くみゆきに『決まっている、鬼が住む城にだ!』と城の方を指差す。城違い。
鬼はこの桃太郎が成敗してくれると張り切る桃太郎。いざ鬼退治へと出発。
ストップをかけるみゆき。
何をすると言う彼にあそこに鬼は居ないこと、そして何故ここに桃太郎が居るのかと聞く。
俺にも分からんと答える桃太郎曰く、鬼ヶ島に向かっていた筈なのに気がつけばあの怪しい野菜(カボチャ)を持ってここに居たらしい。
勝手に鬼の仕業と邪推し、待っていろと踏ん張る桃太郎。
みゆきと桃太郎の力比べ。甲乙付けがたい状態。
『もう! どうなってるのぉ~!』と絶叫みゆき。

飛んでる白ハトからニコのアップ。ニヤついて『もっと困らせてあげる』と呟くニコ。

すると、5人と絡んでいる童話の登場人物たちの影がニコのソレと似たように。
そして、持ち主が気付いたらば飲み込む。勿論目の当たりにした方は驚くしかない。

都で更に巨大化するシンデレラ。ブラック衣装に羽までついている。
瓦礫を退けつつ『なんや?』と言ってるあかねを掌叩きつけて牽制。
『許さない・・・私がこんな体になったのも』と顔を近づけて言っているシンデレラ。

黒い球体に包まれた桃太郎出演の3匹に襲われてるれいか。チョンマゲゆってた紙を奪われ頭を小突かれる。
『竜宮城へ行けなかったのも・・・』と浦島。

武器と化した小槌を振り回しながら『姫様をさらって・・・』と一寸法師。

『こんな海底に俺達を閉じ込めたのも』と羽を動かしながら言う孫悟空。

『全て、お前達の仕業だったんだな!』と目を見開く桃太郎。
『何の事?』と言うみゆきに『この鬼め、成敗してくれる』と抜刀し刃を向ける。
一瞬よく分からなかったらしいが絶叫みゆキャン。怯えて逃げる。お話がメチャクチャと言いながら。

『一寸法師さん!』と言うやよいを『許さないでおじゃる~』と小槌で殴りかかる一寸法師。逃げるやよい、大きなクレーターができる。

泳いで逃げるなお。西遊記の3人組が猛スピードで追いかけてくる。
なお、孫悟空、沙悟浄、猪八戒も出てくる。猪八戒は崖に激突。
『どうなってるの~、これ~!?』と逃げるなお。孫悟空の一撃を回避。


浦島&桃太郎の家来達から逃げてるれいか。
三匹の子豚の豚と狼の前を通過。振り向いた両名、唖然。
続いて『待~てぇ~』と言う巨大な声が聞こえて、怯えて逃げる。藁の家、巨大シンデレラに踏み潰される。
巨大シンデレラを見て『誰ですか~!?』と言うれいか。
ここで頭の上に合流したあかね。あれはシンデレラと教える。ウチが体を大きくしたと勘違いしてると顛末を説明。
『え~!』と驚くれいか。

遠くから見てニヤついてるニコ。走ってるみゆき、やよい、なお、れいかの足。
みゆきは『助けて~』、やよいは疲れてロースピード、『なんで!』となお、『こんなことに』とれいかが言う。


ここで4人合流。みゆやよが激突。『あれ?』『あっ!』となおれいが発見。
『あれ?』と起き上がるみゆやよを呼ぶなお。なおれいを呼び返すみゆき。ウチも居ると主張するあかね。
『もう逃げ場は無いぞ』と言う桃太郎を始め、敵側も集合。
これって全員物語の主人公と気付くみゆき。
一寸法師は私が姫様を浚ったと勘違いしてるとやよいが言う。なおもこっちも勘違いで追っかけられたと同意。
シンデレラに体大きくしたんウチちゃうと弁解するあかね。
『ウ~ソ~よ~』と右拳を突き出すシンデレラ。誰かが前に立ちはだかる。

明らかに人間でないソレは『幾ら待っても来ねぇと思ったら・・・』と言う。
驚くシンデレラ。続いてみゆき達も驚く。見覚えがあるのか『あれは・・・』と言う孫悟空。
シンデレラの拳を弾き返すソレ。

『何やってるお前ら!』と指差す。ポーズを決める青と緑の同伴者。
『あなた達は?』と聞くみゆき。
牛が『おれは西遊記の牛魔王』、青い鬼が『ワシは一寸法師の鬼』、緑の鬼が『桃太郎の鬼でガンス』と名乗る。
何故悪役の皆さんが私達を助けてくれるのかと聞くれいか。
『べっつに助けた訳じゃねぇ』と返す牛魔王。
『物語が変になってるから来てみれば、お前ら物語の続きはどうした!?』と西遊記の面々に問う。
『続きなんて無いブヒ』と言う猪八戒に『何・・・』と言う牛魔王。
『これはハッピーエンドもバッドエンドもない、終わりの無い物語さ』と悪党顔の孫悟空。
『ハッピーエンドも・・・』となお、『バッドエンドもない・・・』とれいか、『終わりの無い物語・・・』とみゆき
が繰り返す。
それじゃずっとメチャクチャな物語のままって事かと聞くやよい。

巨大な足で足踏みする牛魔王『お前らの物語をお前らがやめてどうする・・・』と震えている。
『物語が続かねぇと・・・俺達の出番が無くなるじゃねぇか! そんなの、許せん!』と突撃。
鬼2人も一緒に。
『皆さん!』と手を伸ばすれいか。
物語の主人公が変になったのにはきっと理由があると言うキャンディ。
ここで桃太郎が黒い物体に襲われた事を思い出すみゆき。
4人に黒い影に包まれてから桃太郎が変になった事を話す。そう言えば一寸法師さんもと思い出すやよい。
『その影を剥がせば元に戻るのかな』となおが言い『分かんないけど、やってみよう』とみゆきが言って変身。
さすがに2回目は短め。

『って、ウチ体戻ってへんやん!』と言うサニー。
するとシンデレラの唸り声。繰り出されたパンチを避ける5人。サニーはシンデレラの腕を駆け上がる。
彼女を叩き潰そうとするシンデレラ。ジャンプで避けるサニー。

左手で突撃猪八戒。右手で孫悟空の如意棒を受け止め振り払う牛魔王。
『正気に戻れ、お前ら!』と言う。
上から沙悟浄のキックに気付く牛魔王。ここはマーチがキックで相殺。
『礼は言わんぞ』とツン牛魔王。


影を剥がすにはどうしたらと言いながら逃げるビューティ。桃太郎鬼と一緒に桃太郎から逃げてるハッピー。
ピースは一寸法師の鬼と一寸法師から逃げている。何とか小槌は避けた。
シンデレラ、中指のサニーと睨めっ子中。吹き飛んだ衝撃でシンデレラの掌の上に飛んで来た2人。
シンデレラの手を叩く一寸法師。シンデレラを中心に光輝く。

倒れてるピースと一寸鬼。その上にサニーとシンデレラが落ちてくる。シンデレラから抜ける黒い影。
それは冒頭のカゲカゲ鳴く黒い物体に戻る。地面に着地したソレを偶然掴んだサニー。
『うん? なんやこれ?』と言う。抵抗してる黒い物体。
『ここはどこ?』と目を覚ましたシンデレラを見て元に戻ったと気付く。そして、手に持ってるソレが影の正体と気付いた。


すると手を叩く音。敵味方含め見上げる。サニーの隙を突いて顔に体当たりして逃げる黒い物体。ニコの影の中に飛び込む。
『ドキドキワクワク絵本の世界。どう? 皆楽しんでる?』とわざとらしく言うニコ。
『ニコちゃん!』とハッピー、『ええとこに来てくれたわ』とサニーが言う。
『何かあったの?』と惚けるニコ。
『物語がメチャクチャになってるの。元に戻さないとお話が終わらないみたいで』と言うハッピー。
『元に戻す? その必要は無いよ』と返すニコに驚く。
『だって、私がメチャクチャにしたんだもん』と明かすニコ。
『原因はお前か!』と言う牛魔王。
どうしてそんな事をと言うハッピー。その言葉が気に入らない様子のニコ。彼女曰く全部みゆきのせい。
『私?』なハッピーにみゆきが約束を破ったからと教える。
そう言われても思いだせてない様子のハッピー。『何のことや?』なサニー。

『これを見ても、思いださない?』と持っていた本を開くニコ。そこにはあの破れたページ。
ハッピー、昔を思い出した。
目を潤ませるニコの顔を見て『まさか!』と言うハッピー。
『みゆきは続きを書いてくれるって約束したよね? それなのに書いてくれなかった。ずっと待ってたのに・・・』
と言うニコに言い訳しようとするが
『大嫌い! みゆきなんて大っ嫌い。笑顔のみゆきなんてもっと嫌い! だから、みゆきの好きな絵本をメチャクチャにして悲しませてやろうと思った!』
と言われショックを受ける。


『笑顔なんて、無くなればいいんだ!』と言うニコの背中に怪鳥の様なシルエット。
それが目を見開くと悪人化した主役達の目が光る。
ニコはそのシルエットの羽に包まれる様に隠され、地面に沈み姿を消す。
『ちょっと待ちぃ~!』と言うサニー。

『ニコちゃんって一体?』と聞くビューティ。だが、返事が無いのでハッピーの名を呟く。

『覚悟!』と言う桃太郎の声。切りかかってくる彼の刀を受け止める桃鬼。
ここはオイラ達に任せてあの子を追う様に言う。
『でも・・・』と言うビューティ。
『いいから・・・早くいけぇ~!』と投げ飛ばす牛魔王。
彼がハッピー・マーチ・ビューティ。一寸鬼がサニピーを投げる。
『さて・・・もう一暴れするか!』と主人公達を睨む牛魔王。

5人は投げ飛ばされて街っぽいところに墜落。サニーとビューティはうつ伏せ。あとの3人は座ってる。
立ち上がったハッピー。呆然で言葉なし。


『皆、大丈夫?』と座るサニーにぶつけられる何か。
『何すんねん!』と怒るサニー。
横では青と紫の羽生えた熊がもめている。
『お前なんか嫌いだ!』と紫、『俺だって嫌いだ!』と青ともめてる。
『なんだとぉ~!』と怒った紫が投げた食べカスっぽいのががサニーに命中。倒れるサニー。
心配するハッピー以外の3人。
『あんた達止めなさい』と止めに行くマーチ。
『もう・・・何やここ』と嘆いてるサニーに『ここは・・・ニコちゃんの絵本の世界だよ』と歩いてきて教えるハッピー。
全部思い出したらしい。
いがみ合う熊天使を両手に持ってるマーチも振り向く。マーチの髪から登場キャンディ。

猫とカラス。可愛かったのに目があった途端もめだす。
『思い出したって・・・』とマーチ、『ハッピー、ニコちゃんって一体』とビューティが言う。
『ニコちゃんは、私が小さい頃に見つけた絵本の主人公なの』と教えるハッピー。
どういう話だったのか聞くマーチ。



本を開くニコのカット。語りと同時にページが進む演出。
『ニコちゃんは名前の通り、何時も笑顔の女の子。始めは仲の悪かった動物達もニコちゃんの笑顔で皆仲良しに。そんなある日、笑顔の大っ嫌いな魔王がニコちゃんを連れ去ってしまったの』
とハッピー。
呼んでるニコのカットも交えてる。

『すると動物達からも笑顔が消え、ケンカばかりする様に』と言うハッピーの言葉どおり、揉める熊。引き離すマーチ、

城の窓から見えるニコとあの黒い物体。
『そして、魔王の城に閉じ込められてしまったニコちゃんは・・・』と続けるハッピー。
ニコちゃんはどうなったのかと聞くピース。
破れたページが示す通り、その続きは無いと言うハッピー。ページが破られていて物語は終わらないままなのだ。


なので、かつてのみゆきは続きを書いてあげると約束したのだ。
だが、幼いゆえに全然上手くいかず紙くずだけが作られ約束は忘れられてしまった

『約束って、そのことだったんだね』と納得ピース。頷くハッピー、私の所為・・・私が約束を守らなかったからこんな事にと自責。
『ハッピー・・・』と言うピース。何もいえないマービュ。


倒れたまま何か思ってる表情のサニーは俯いてるハッピーを『みゆき!』と呼んで押し倒しハグ。
驚く3人。『ちょっと、サニー!』と言うマーチ。
痛がるハッピーの両頬を両手の人差し指であげながら『そんなんじゃハッピーが逃げるで』と言う。
ニッコリしながらスマイルスマイルと勧める。
『サニー?』なハッピー。
『らしくないやん。いつもは超がつくくらい前向きやのに。ま、大嫌いなんて言われたらそらショックやけどな』
と言うサニー。
ずっと聞いてるハッピー。
『そうだったね、何事も前向きなのがみゆきちゃんのいいところだったね』
と熊天使を撫でるマーチ。その所為か可愛い顔に戻る熊天使。マーチを見る。
キャンディ、ピース、ビューティも同意。ピービュは立ち上がる。
『皆・・・』と言うハッピーにみゆきはこの先どうしたいのか聞くサニー。

『私・・・私は』と言った後、自分の太腿をパチンと掌で掴んで謝りたいと言うハッピー。
許してもらえるか分かんないけど、ニコの笑顔を取り戻したいらしい。
『よし! 決まりやな!』とハッピーの手を掴んで立たせるサニー。
『行くでぇ! ニコちゃんの笑顔を取り戻しに!』とハッピーに言う。
頷くハッピー。
『目指すは、魔王の城だね!』と言うピース。
遠くに見える城を見る5人。どう向かうかと思ったら普通に走り。

走る5人に走るニコのカットが重なる。笑いながら幽霊の様に自由飛行する影に追われ、コケるニコ。

本を拾い上げ、抱きしめながら『ずっと待ってる・・・。待ってるよ、みゆき』と言うニコ。
そんな回想。
本を目を閉じながら持ってるニコ。
目を開き『みゆきなんて・・・大っ嫌い』と一言。


『憎め。みゆきを憎め』と言う声が聞こえる。その声に反応する同室の黒い物体。
ニコの影は立体になり、あの怪鳥の様な姿に。
『魔王!』と言うニコに『何もかも、約束を破ったあいつのせいだ。そうだろうニコ』と言う。
答えずに本を強く握るニコ。
『みゆきが悪いんだ、何もかも・・・』と言う彼女を見て嬉しそうな魔王。
ニコ、闇色のオーラを纏う。それは魔王の力になったのか一回り大きくなる魔王。
森を歩くハッピー達の足音が聞こえたらしく、彼女達の来訪を伝え『さぁ行こう』と言う。
立ち上がるニコに合わせてバルコニーのドアが開く。外へ向かうニコと溶けて影に戻る魔王。

5人が走るカットに
『お前の憎しみを、あいつらに思い知らせてやるがいい!』と言う魔王の声が流れる。
ニコの居る城は根の様な物で覆われてる。

城のバルコニーから、風に髪を揺らしつつ見下ろしているニコ。

ニコを見つけたハッピー。何しに来たたのか問うニコ。
90度背中を曲げるハッピー
『絵本の続きを描くって約束したのに、ホントにごめんなさい』と謝る。
『謝ったって許さないよ!』と返され悲しそうな顔のハッピー。

そんな彼女の肩に手を置き『うん』と言うサニー。

足踏みするニコ。影の中から見覚えのある何かが飛び出してくる。
『あれって!』と言うマーチと共に驚く5人。
叫びながら飛んで来たのは牛魔王達。
『牛魔王さん!』と言うマーチ。大丈夫かと聞くキャンディ。
『情けねぇ、負けちまったぜ』と言う牛魔王。

手摺に立つブーツのアップ。その持ち主である桃太郎を中心に影に染まった主人公達のおでまし。如意棒で肩を叩きながら笑ってる孫悟空。
『私がどんなに辛かったか、寂しかったか、分からないでしょう!?』と言うニコ。
自分を呼ぶハッピーに『みゆきも、苦しめばいいんだ!』と叫ぶ。
突撃する一寸法師と孫悟空。

驚いてるハッピーの前に立ちはだかるサニピー。
サニーが一寸法師、ピースが孫悟空の攻撃を受け止めている。
驚いて2人の名を呼ぶハッピー。ここは任せてと言うピース。
ハッピーはニコちゃんのとこへ行きと言うサニー。行って気が済むまで謝ってきとニッコリ。
『サニー・・・』と言った後、頷いてありがとうと言う。

走っていくハッピーを追いかけるマービュ。
『皆、ハッピーをニコちゃんのところまで守るで!』と言うサニー。頷く4人。
『来ないで・・・来ないでよ!』と叫ぶニコに応える様に猪八戒、沙悟浄、浦島太郎、桃太郎が飛んでいく。

猪八戒、沙悟浄と対決するハッピー。戦ってるハッピーに向かって上空から3匹のお供で攻撃する浦島。
一度引き上げ、再度攻撃。


ここでマーチが地面を殴る。彼女が作り出した風と共に砂塵と敵達が吹き飛ばされる。
風が止んで落ちる3匹と2人。
『行って、ハッピー!』と言うマーチ。
感謝するハッピーだが『行かせるか!』の声。
既に上空から桃太郎が剣を振ってきている。氷の剣で受け止めるビューティ。
『ハッピー早く!』と彼女に言われ頷くハッピー。
『刀を納めてください、あなた達とは戦いたくありません』と説得ビューティ。
しかし『黙れ、この鬼め!』と桃太郎は聞く耳持たない。
刀をぶつけあう両名の横で、犬を受け止めた隙に猿に背中を攻撃されてるマーチ。

サニーとピースはさっきの2人と戦闘中。浦島間食中。
ピース、ハッピーが沙悟浄&猪八戒に追われてると気付き、電撃で牽制。割り込んで対決。

根っこを足場にニコの元へジャンプするが根っこに叩き落とされる。墜落ハッピー。
絶対許さないんだからと怒ってるニコ。


氷の剣を砕かれ桃太郎に蹴り飛ばされるビューティ。マーチ・サニー&ピースも敗退。

『プリキュア!』とキャンディ、『皆!』とハッピーが叫ぶ。

見ているニコ『友達も可哀想に。みゆきのせいでボロボロになって』と嫌味。
反論できないハッピー。
恨むならみゆきを恨めばいいと言うニコ。

立ち上がりながら『みゆきを恨む・・・か。そんなんできるわけ無いやん。ウチ、みゆき好きやもん』と言うサニー。
言葉に詰まるニコ。反応するハッピー。
『好きやから』と突撃するサニー。
一寸法師の槌を受け止め『ちょっとくらいボロボロになっても、かまへん!』と槌だけを上空に突き上げ、一寸法師をこかし槌を殴り飛ばす。
『ピース!』と言うサニーの思惑通り

ピースの手に渡った槌を『小さくなぁれっ!』と大地に振り下ろすピース。クレーターと共に光に包まれるチーム西遊記。
ピースの掌の上に収まるサイズに。猪八戒だけ落ちそう。
『私もみゆきちゃん、大好き!』とニッコリピース。
座り状態になってピースの方を向く

立ち上がりながら『私は特に、みゆきちゃんの笑顔が大好き!』と右手でキジ、左手で猿を掴み、背を逸らして犬を回避するマーチ。
間食中の浦島、犬が直撃して吹き飛ばされる。

桃太郎と対決中のビューティ。振り下ろしを避けて、桃太郎の剣の上に乗る。
『私も、大好きです! みゆきさんの笑顔は元気になりますから』とニッコリビューティ。
足から桃太郎の剣を凍らせて砕く。本人は月面宙返り。悔しそうな桃太郎。

手摺を引っかきながら
『好き、笑顔、何よそれ・・・! みゆきなんて大っ嫌い! 笑顔なんて大っ嫌いよ~!』と目を潤ませているニコ。

それを聞いたハッピー突撃。迎え撃つ根っこを退ける。一度は殴り飛ばされるが、全て切り裂き突破。

そして遂にニコの下へ到着。
『ニコちゃん』と近寄ろうとするハッピーに『来ないで・・・』と後ずさりするニコ。
それを見て優しい顔になった後
『ニコちゃん、私ね、その笑顔の大切さを貴女から学んだんだよ』とニッコリハッピー。
何も返さないニコ。



『小さい頃、お友達になりたい子に恥ずかしくて声がかけられなかった。その時、絵本のニコちゃんの言葉に助けられたの』
と言うハッピー。
『私の言葉・・・?』と返すハッピー。
『仲良くなるには笑顔が一番って』と笑顔で言うハッピーを見て怯むニコ、目を逸らす。
俯く彼女に『ニコちゃんの笑顔があったから、その子と友達になれた・・・ありがとう』と続けるハッピー。
ばつが悪そうにじっと聞いていたが感謝の件で『え・・・』と驚くニコ。
そんな彼女を抱きしめるハッピー。本が落ちる。
『あの時、笑顔を教えてくれて』と言うハッピーを『離して!』と突き放そうとするが、もう1度抱きしめられる。
『ごめんなさい、約束を守らなくて』と謝るハッピー。
『何よ今更ぁ!』となおもハッピーをどけようとするニコ。
『今になってごめんなさい。本当にごめんなさい』と謝り続けるハッピー。
言葉が出ない、仕舞いに泣きかけ。ハッピーの体を掴もうとする。
それに応えてか本のページも復活しそうになる。


だが、魔王がそんな事許すわけがない。唸る魔王。
すると、バルコニーの床が真っ黒に染まり皹が入る。元に戻ったと思ったら粉砕。落ちていくハッピーとニコ。
心配するサニー達。
瓦礫に乗ったハッピーニコを襲撃する根っこ。根っこはニコだけを浚っていく。
悲鳴をあげるニコと『ニコちゃん!』と叫ぶハッピー。落ちていく。
城を中心に広がる闇の影。広まった後、1回鼓動を挟んで収縮していく。
そして城がどんどん黒い影に壊されていく。あんぐり顔で見てるサニー達4人。
魔王誕生。彼が翼を広げると辺りには強烈な風。
ハッピー達を始め、主人公達も吹き飛ばされる。主人公達から抜ける黒い物体。
(右下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


それを吸収すると、横の植物の様な先が蕾から球体になる。
驚くニコ。サニー達も。倒れていたハッピーも顔をあげる。唸る魔王。魔王の名を呼ぶニコ。
左腕を庇いつつ『魔王・・・あなたが!』と言うハッピー。


ニコに何故みゆきを攻撃しないのかと問う魔王。
『あいつは憎い相手だ。約束を忘れ、お前を孤独と悲しみの底に突き落とした。全てはあいつが悪い!』
とニコを見ながら言う。
俯いたまま何も言わないニコ。
『みゆきを憎め、そしてその憎しみの力で俺がこの世界を支配する!』と言う魔王。
『憎しみの力?』と言うハッピーに
『そうだ。お前を憎むニコの思いが俺の力となり、笑顔の無い憎しみだけが続く、終わりの無い世界を作り上げるのだぁ!』
と答える魔王。雷鳴と雷光。

『そんなのダメだよ!』と言うハッピーに黙れと空中に登場させた闇の渦巻きから蛇っぽいものを飛ばす魔王。
それは地面に潜る。飛んで逃げるハッピーだが飛び出てきてハッピーを飲み込もうとする。


だが、一緒に飲み込まれたピースの電撃で粉砕される。『ピース』と言うハッピーだが、彼女と一緒に別の蛇の体当たりを食らう。
ニコが見ている前で今度はビューティがそれを切り裂く。
2人に大丈夫か問うビューティ。
後ろを向いた隙に登場する新たな蛇。
次はサニーの炎とマーチの風の合体攻撃。口に中に放たれ燃えで爆発する蛇。

だが、地面からの突き上げで悲鳴と共に宙を舞う5人。驚くニコの前で更に追撃を受けている。
苦しむハッピーのアップ。
憎しみは無いのか泣きかけニコ。
『口ほどにも無い・・・』と言う魔王。黙れと言いつつ根っこを駆け上がってくる牛魔王。

ニコに居る部分に飛び乗り力を込める。驚いた様子で見てるニコ。
ビクともしねぇと言う彼を『牛さん、頑張るクル!』と真剣に応援するキャンディ。『牛さん、言うな!』とキレる牛魔王。
下から声がして覗くニコ。下では両鬼が抜こうと頑張ってるが無駄な抵抗。
これ無理と言う桃太郎鬼を諦めるな発破かける一寸鬼。
それを見て泣きかけのニコ『どうして私を助けるの? 私、助けてなんて一言も言ってない!』と叫ぶ。
軽く鼻で笑い『そんな泣きそうな顔して何言ってやがる!』と言う牛魔王。

その言葉に何とか堪えるニコ。助けて欲しいなら素直にそう言えと説得する牛魔王。
『ニコちゃんの本当の気持ちは何言ってる?』と聞くキャンディ。
『ホントの・・・気持ち?』と返すニコに頷き、心の奥にある気持ちと教える。そして、どうしたいと言ってるかと問う。
俯いて『私の・・・気持ちは・・・』と言うニコ。
応える様に本のページが蘇りかける。
これのおかげでやっと、このやり取りに気付いた魔王。

『貴様ら! 余計な真似をするな!』と地面から触手っぽいものを伸ばす。
先が割れて口になり襲われる。キャンディ達を食べようとするがハッピーのドロップキックにより阻止される。
『ハッピー!』と嬉しそうなキャンディ。あんぐり牛魔王と驚くニコ。

だがハッピーは反撃を食らって、転がりながら根に激突。
戦ってたサニーとマーチも逆順に殴り飛ばされていく。悲しそうな顔のキャンディ。あんぐりニコ。

立ち上がるハッピー。3人ともケガは無いかと聞く。大丈夫と返すキャンディ。
『そうか・・・よかった!』とニッコリハッピー。目を潤ませてるニコ。
『ニコちゃん待ってて、すぐに助けるから』と言うハッピー。
その必要は無いとまた地底から蛇みたいなので攻撃する魔王。
襲われたが何とか受け止めているハッピー。

辛い筈なのになんで笑顔で居られるのかと聞くニコ。自分は真っ先に笑顔を無くしたので信じられないようだ。
自分を閉じ込める根の檻を掴む。そして何かを決意、柵の1本を引っ張る。
チラ見して、何をしていると問う魔王。
『待ってるだけじゃダメなの。私、ここから出なきゃ』と言うニコ。
『ニコ!』と言う魔王。
『もうみゆきの笑顔を奪いたくない! もう誰の笑顔も奪いたくないの!』と抵抗するニコに反応するハッピー。
ニコの言葉に遂に絵本が応え光る。そして檻を中心に眩い光。
驚く魔王。眩しがるハッピー、閉じかけの目を開くと。

魔王の前で輝く小さな光がゆっくり降りていく。勿論それはニコ。
キャンディと牛魔王も一緒。『おっと!』と着地する牛魔王。
彼と一緒に降って来た本をキャッチするニコ。破れてたページが元通りな事に驚く。
ニコに戻る様に共用する魔王。一緒に笑顔の無い世界を作るのだと言う。


『魔王、笑顔の無い世界なんて、きっとつまんないよ?』とハッピー
『せや。楽しい時とかおもろい時は、思いっきり笑いたいやん?』とサニー
『それに、誰かの笑顔の為に頑張ろうって思ったり』とピース
『その笑顔に勇気を貰ったり』とマーチ
『時に自分自身が励まされることもあります』とビューティ
がそれぞれやや優しく諭す。
嬉しそうなキャンディ。
『笑顔って、すごく大切な物なんだよ』と言うハッピー。
反応するニコ。他の面々も納得なのかニッコリ。


『下らん! 笑顔など必要ない!』と強風を巻き起こす魔王。
吹き飛ばされそうになってガードポーズの5人。飛ばされそうになったニコを庇う牛魔王。
『笑顔など・・・すべて奪ってくれるわぁ~!』と闇のエネルギー球を作り出す魔王。
『皆の笑顔は絶対に!』と言うハッピーに『守ってみせる!』と言う5人。



ロイヤルレインボーバースト発射。魔王は球体を飛ばして反撃。激突。
唸る5人。ハッピー、唸りを強める。

だが、魔王が唸ると魔王の光線がレインボーバーストを飲み込んでしまう。それは弾ける様に膨らみ、驚くハッピー。
『プリキュア~!』と叫ぶ牛魔王達。
『そんな・・・』と言うハッピー。あんぐりな5人。光のフェニックスごと光線に飲み込まれ、悲鳴をあげながら吹き飛ばされる。

それを見て遂に堪え切れず『みゆき~!』と涙を散らしながら叫ぶニコ。

地面に墜落する5人。リボンの虹色の光・頭の輪・ティアラが消滅する。
『笑顔・・・そんな物は必要ない。全てを憎しみの世界に!』と言う魔王。
目を見開いて再度唸る。

驚いた様子で振り向くニコ。


魔王の力によってシンデレラの城下町、桃太郎の世界、竜宮城、鬼ヶ島などをあの根っこが襲撃する。驚いて逃げたりする人々。

そして倒れているハッピー達をも容赦なく吹き飛ばす。意識はある様だが、ダメージが大きいのか動けない5人。
彼女達の居る島の引きカット。

目を潤ませて動揺しているニコ。
『俺達の世界が!』と言う一寸鬼と共に牛魔王と桃鬼もあんぐり。
ニコは何かを決意し左側に走り出す。『おいっ、ニコ!』と叫ぶ牛魔王。

走っていくニコ。辿り着いた先は魔王の前。
両手を広げながら『魔王! もう止めようよ!』と言うニコ。『ニコ・・・』と目線を下げる魔王。
『私、間違ってた。自分の不幸をみゆきのせいにして、憎んで傷つけても、全然心なんて晴れない』
と言うニコを困った様子で見ている魔王。
『私がしなきゃいけなかったことは、誰かを憎むことじゃなくて皆を笑顔にすることだった!
私は笑顔が溢れた世界がいい。誰もが笑っている世界にしたい。私はニコ! いつも笑顔のニコだもん!』
と魔王に言うニコ。
言葉に詰まっていた魔王。少し動いて

『要らない・・・憎しみを失くしたお前などもう要らない!』と『魔王!』と言うニコに向けて鏃の様なエネルギー弾を発射する。
ニコに命中したのか驚いた顔。だが、実際に喰らったのはハッピー。

地面に落ち倒れんとするハッピーを『みゆき!』とキャッチするニコ。みゆきを連呼する。
『ハッピー!』とキャンディも叫ぶ。牛魔王達も驚いてあんぐり。

纏めて消し去ってくれると、口を開いて闇色の光球を作り出す魔王。
そのエネルギーの影響か地面が盛り上がる。根の上で気絶してるマーチ&ピース、ビューティ&サニー。
光球は町の連中にも見えているので当然ながら注目されている。


みゆきを抱きしめているニコ。動揺してあんぐり。
『ハッピー、目を覚ましてクル~』と飛びつこうとするキャンディを『危ねぇって!』と捕まえて止める牛魔王。
残りの2匹はあんぐり。
『ハッピー! みんな~!』と叫んでるキャンディ。

見上げていたニコはハッピーに顔を埋め
『みゆき、私に勇気を貸して・・・』と言うニコ。
返事が無い事で何かを決意したか
『御願い皆、力を貸して! 皆の笑顔のパワーをプリキュアに~!』と叫ぶニコ。
すると、本の羽の模様が光る。
そして光は島全体の彼方此方にまるで電球の様に登場。

桃太郎のおじいさんおばあさんを始めとした登場人物達、桃太郎を始めとした主人公達、キャンディの手にミラクルつばさライト。
『なんだ? それ』と言う牛魔王。
『こりは・・・皆で振るクル! 皆でプリキュア頑張れって応援してほしいクル』とカメラ目線キャンディ。

その頃、魔王はあの球体を遥かに巨大な物にしていた。


シンデレラや赤ずきん動物達を含めた登場人物達、一寸法師の都の人々、浦島太郎の海底の住人達、西遊記の猿達、童話の主人公達
そして、ライトを持っていない牛魔王達も応援。というか持ってないの牛魔王だけ。キャンディ、ライト代わりに振ってる。

『私、みゆきに言わなきゃいけないことがあるの。あの時・・・大っ嫌いなんて言ったけどホントは、ホントはみゆきのこと・・・』
と言うニコ。意識の無いハッピー。
口パクニコ(恐らく大好き)。
島の光は電球の様な物から島全体が光る様に変化。
驚く魔王。牛魔王も『なんじゃこりゃ!』とうろたえている。ニコも辺りを見回す。
するとハッピーの体が浮き上がっていく。意識が無いので腹部を中心に。
そして、その体が光り輝く。ある程度の高度に達した時、それは更に強くなる。
驚くニコと牛魔王達。

『皆、ありがとう』と胸に手を当てて言うハッピー。変身途中の格好。
羽の生えたスマイルパクトで頬を叩き、それを天に翳すハッピー。すると、衣装が装着されていく。変身完了。
(付けるものの違いあれどやる事は基本一緒なので説明カッツ)
羽が生え、衣装も若干の変化がある。

『おのれ~!』とメテオっぽい攻撃を繰り出す魔王。
目を開いて見上げたハッピーが光線の様な物を繰り出すとあっという間に消し飛ぶメテオもどき。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『バカな!』と驚く魔王。


ハッピーが着地すると荒廃していた地面は花で一杯に。驚くニコ。それは緑色だった島全体をピンクに染める。
『今度は花かよ!』と驚いてる牛魔王と鬼達。
復活するサニーとビューティ。勿論、ピースとマーチも。
サニー&ピース&マーチは辺りの変化に驚いている。

『何だお前は!』と問う魔王に
『笑顔で包む愛の光。ウルトラキュアハッピー』と背中に虹色ハートのラインを出し、ポーズを決めて名乗るハッピー。
光と共に光のハートが舞い、それは光の翼に変化。
『ウルトラキュアハッピー・・・?』と繰り返すニコに振り返るハッピー。

ハッピーの元へ駆け寄ってくるサニー達4人。『皆!』と言うハッピー。
『お前達如きに邪魔をさせるか!』と頭を下ろしながら言う魔王。
『魔王!』と見上げてるハッピーの手を握るニコ。
『御願いみゆき、魔王を・・・』と何か言いたい彼女の気持ちを察するハッピー。ニッコリして手を握り返す。
『分かってるよ、ニコちゃん』と言った後、『皆、行くよ』と4人に言う。頷く4人。



ロイヤルクロックの天辺を押すキャンディ。ポーズを決めるハッピー。
プリンセスキャンドルを構えるサニー達。燃えるソレを4人でくっつける。
『笑顔が溢れる世界へ』と言うサニー達。
すると、羽の生えたハートの様なシンボルが登場。虹色である。
羽に覆われる魔王。ハッピーが手を合わせると羽に包まれる。
『何だ、ここは!』とうろたえている魔王。辺りは紫と青のキラキラ世界。
そんな彼に『魔王。世界は笑顔でキラキラしてとても綺麗なんだよ。そんな世界を壊すなんて、やっぱりダメだよ・・・』と言うハッピー。
『黙れ!』と反論する魔王の鼻に手を置く。
『それに、その世界には・・・あなたも、居て欲しいの』と説得。
魔王、光り輝いて消滅・・・かと思いきや可愛い悪魔のマスコットみたいな姿に。
喰らった方はビックリ。目を開いて頬を赤く染める。
絵本の世界は元通り。
ハッピーは魔王を抱きしめ『行こう魔王、ニコちゃんが待ってるよ』と言う。
嬉しかったのか目を細める魔王。

そして世界は青空と花の世界に。

目を覚ます魔王。ニコの膝の上。みゆきとニコに覗かれる。
『あ、目覚めた!』と言うみゆき。

『近づくな! 俺は魔王だぞ!』と岩陰に隠れて言う魔王。
『これがあの魔王?』と不思議そうなやよいにこっちが本当の姿なんだよと教えるみゆき。驚くあかね達。

『魔王、私ね、笑顔の世界にしたいって言ったけど魔王も笑顔で居られる世界にしたいの』と言うニコ。
『俺は悪い奴だぞ』と俯きながら言う魔王。
本を突き出すニコ。?な魔王。
『私の物語には、魔王の笑顔も必要なの』とニコに言われ赤面魔王。『照れる!』と隠れる。


それを見てニッコリしてると『おーい! おまえら~!』と牛魔王達が来る。
『牛魔王!』と言うみゆきに『皆、無事みたいでがんすね!』と言う桃鬼。
主人公達居たから拾ってきたと言う牛魔王。
『まったく、簡単に影に操られやがって』と孫悟空に嫌味。ふん!と顔を背ける孫悟空。
ここで謝るニコ。?な牛魔王。
ニコが頭を下げた理由は勿論、皆の世界をメチャクチャにしたこと。
『反省してんならいいさ』と牛魔王、『そうでガンス』と桃鬼。
『それにみゆきはお友達も、本当にごめんなさい』とこっちにも謝る。
私に謝る必要なんて無いよと両手を前に出して振るみゆき。先に約束破ったのは私だしと左頬ポリポリ。
もう本の続きはいいのかと聞くなお。頷くニコ。もう大丈夫と本を開いて見せる。
『あっ! 先のページがある!』と言うみゆき。
『これからは、自分の物語は自分で作るよ!』と言うニコ。

『ニコちゃん・・・』と嬉しそうなみゆき。『それと・・・』と続くニコに?顔。
背を向けて『もう1つ、みゆき謝らなきゃ』と言うニコに『何を?』なみゆき。
風に髪を靡かせ『大っ嫌いなんて言ってごめんなさい。本当はみゆきのこと・・・大好き!』と振り向いて優しい顔のニコ。
そう言われ蕩け笑いのみゆき。感極まって泣き出す。驚くあかね達。
大好きと言われた事がよほど嬉しかったらしい。
これにはニコも驚いて困ってる。
みゆきにこう言う時こそスマイルと言うキャンディ。やよいも同意。
『あかんわぁ』と言うあかね。『みゆきちゃん、何時ものスマイルだよ!』と教えるなお。


両目に手を当てて泣いていたみゆき『そうだね。嬉しい時こそ、スマイルスマイル!』と両頬に自分の人差し指を当てながらニッコリ。
声はやっぱり半泣き声。
つられる様にやよれい、あかなおと牛魔王達もニッコリ。
そして、魔王を抱き上げるニコ。みゆきを顔を見合わせてニッコリ。

ニコの本の背表紙の羽マークの上に白い羽。それは羽根つきのリボンに変化。
そのまま花弁舞う青空のカットから黒くフェードアウトして




ED『きみと言う未来』。歌ってるのはスイートでも活躍したREMIさん。
まずは線画が登場し色が塗られる演出。
原画には小松さんを始め、青山さんや上野さん、川村さん、小島さん、なまためさん。

最初はあの羽の絵。
桃鬼と魔王に花冠をつけて遊んでるニコ。後ろには桃太郎達とおじいさんおばあさん。
踊ってるシンデレラと王子・その後ろで踊ってるニコと魔王。
浦島太郎とカメに乗ってるニコ。
一寸法師と姫、ニコと魔王と鬼が遠くから見ている。
悪役含めた西遊記チームとニコ魔王。
ニコと魔王のスマイル。
ここで絵本カット。
それを見ているみゆき達。
彼女達のスマイル顔アップ。

黒くフェードアウトして

~おしまい~

~おまけ~

暗転後、ライトアップ。ハッピーとキャンディのアップ。
『皆、映画はどうだった?』と聞くハッピー。
『最後は皆でダンスクル』と言うキャンディ。
『でもその前に御願いがあるの。隣のお友達とぶつからない様に、自分の席で踊ってね』とポーズを決める。

その左斜め後ろライトアップ、サニー。
イスの上に立ってる男の子を抱っこして座らせて『イスの上は危ないから、絶対に乗ったらアカンで。サニーとの約束や』と言うサニー。

席を挟んだ向かいのライトアップ、ビューティ。
『保護者の皆様は、お子さん達が安全に楽しめるようサポートを御願い致します』と頭を下げる。

2ブロック向こうのライトアップ、ピース。
『大人の人が立ってしまうと、後のお友達が見えなくなってしまいます。座席に座ったまま応援してくださいね』と言う。
言ってる途中に恥ずかしそうに座りながらも応援ポーズ再開の大人男女。

2階席ライトアップ、マーチ。1人だけ2階席。
『それから、2階席のお友達は立ち上がるととっても危険だよ。座ったままで踊ってね』と座ったまま手をクネクネさせるマーチ。

『それじゃ皆、準備はいいかな~?』と聞くハッピー。
『レッツ』と言うキャンディに『ダンシング!』と声を揃えるハッピー達。
そのまま後期EDに突入して
(MOVIEと描かれた映画館カットと絶妙にくっつけてあります)

~ホントのおしまい~

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