第36話『キラキラーン! 心に届け、ミューズの想いニャ!』
(2011年10月23日放送)
脚本:大野俊哉 演出:畑野森生 作画監督:稲上晃

家計図

前回バレたミューズが本格始動。
なぜ、ミューズはチェストを隠したのか
なぜ、仮面をつけていたのか
なぜ、SPを助けたのか
とほったらかしにされる事もよくあるフラグをちゃんと回収してくれたり。
そしてトリマも・・・ある人が本格始動。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは34〜35話同時収録)
(BDは25〜35話同時収録)

アバンタイトルは前回の回想まんまなのでカット。
(終盤優しかった頃のパパに戻って、ミューズの前でメフィストが空へ飛んでいくまでのシーン)

いきなりサブタイトル。


マイナーランド。自分の席に座りつつ息の荒いメフィスト。
一体どうしたんだと思うバスドラ。顎に手を当て考えるバリトン。ファルセットはだんまり。
苦しんでいるメフィストは魔響の森を歩いている光景を思い出す。

その頃、調べの館。
プールの前に座っているアコ。入り口の方に居たりする響達3人。
ひびかなはアコ=ミューズ、メフィスト=アコパパと事実にまだ驚いている模様。
何か思いつつ何も言わないエレン。
こうやって見守ってても仕方ないと言い出すハミィ。同意する響。アコちゃんを元気付けてあげようと提案。
1人と1匹に続くかなエレ。アコを呼びながら走ってくる響。

ドドリーは他のフェアリートーンとすっかり仲良し。一緒に飛んでいる。


私は元々、メイジャーランドでパパとママと3人で暮らしていたと言うアコ。
なぜ、アコパパがメイジャーランドにと聞く響。
『だってパパは元々メイジャーランドの国王だったから』と答えるアコ。驚くひびかな。
エレンはハミィに2人に言ってなかったのか聞く。
『えーと、ゴメンニャ』と謝るハミィ。
なら、アコのママは女王様って事か聞く響。『すると・・・』とある推測を思いつく。
『そう、私がアコの母です』と水面に映ったアフロディテが自己紹介。
=アコはメイジャーランドの・・・と考える響。お姫様と続けるエレン。
やや信じられないって顔で自分を見る響に『一応ね』と言うアコ。優しい顔の響。
エレンはやや動揺した様な顔で座ったまま横に移動。
立ち上がった彼女に『エレン?』と響が言ったところで頭を下げる。『え?』なアコ。
『今まで姫様とは気付かず、ご無礼お許しください』と謝るエレン。
『そんな』とアコ本人は気にしてない模様。

昔の回想。
エレンがメイジャーランドに居た頃の姫様(アコ)はまだ幼くて何時も素敵な服を着ており、メガネも無しだったから気付かなかったらしい。
ハミィも同意する。

いいよと言うアコ。本人が気付かれない様にしてたらしい。というのもメイジャーランドから逃げてきたとのこと。
『逃げてきた?』な響。
『私達親子はそれは幸せに暮らしていたのよ。あの日が来るまでは・・・』と言うアフロディテ。
アコ曰く、全てはパパが魔響の森に行ってからのこと。


苦しんでいるメフィストも魔響の森の事を思い出していたり。
メフィストの目の前には魔響の森の幻覚が広がっている模様。立ち上がってフラフラ移動する。
回想のイメージと重なり、国王時代のメフィストに戻る。
アコによると国王として奪われたヒーリングチェストを魔響の森へ取り返しに行ったらしい。
でも、戻って来た時にはご存知の有様。アコ曰くまるで違う人みたいになっていた。
彼は世界を悲しみのどん底に突き落とすと言ってメイジャーランドから去っていったとのこと。
マイナーランドは不思議な力で彼が作ったものだとか。

メイジャーランドにて
『私達家族は引き裂かれてしまった。私はメイジャーランドを守るために残り』とアフロディテ
続いて調べの館で『私はお爺ちゃんのところに逃げてきたの』と言うアコ。
『ワシじゃよ』と姿を現す聞き覚えのある声。音吉はアコの祖父だったのだ。
(初期のクレジットミスで(調辺アコ名義)で気付いちゃいましたけどね)
更に驚く響達。スマンと謝る本人的には隠すつもりは無かったとのこと。
『ということは・・・』なひびかな。アフロディテは自分の娘と答える音吉。
これまた驚くひびかな。

頭がこんがらがってきたと思う奏。
相関図はつまりこうである。ひびかなのイメージでした。


で、Xデー・・・1話で起こったメイジャーランド大音楽会襲撃の日。
この光景を調べの館の水面で見ていたアコ。『パパ!』と叫ぶ。
このままじゃ両親がケンカしちゃうと考えたアコ。私がなんとかしなきゃと考える。
すると、胸にト音記号が現れキュアモジューレ登場。
そして、アコはドドリーと出会いキュアミューズになったのだ。パパの心を取り戻す為に。
とは言いつつも実の父親を敵にするのは辛かったし、マイナーランド一派に正体を知られたくなかったから
仮面を被り、思いはドドリーに託して声を出さなかったそうだ。
やってきたドドリーを抱くアコ。
アコは初めは戦う気はなかったとのこと。でも、皆のピンチを黙って見て居られなかったらしい。
それにプリキュアとして戦えばパパが目を覚ましてくれるかも知れないとも考えて・・・。
(12話の4連キック、鍵盤攻撃の回想)
が、ご存知メフィストは変わっていない。

マイナーランド。
悲しみのノイズを浴びながら苦しんでいるメフィスト。
どうも自分の所在が分からなくなってきた模様。マイナーランドの国王と必至に思い込もうとしている。
が、魔響の森のイメージも綺麗な森になってしまっていたり。
誰か探していると思い出しつつある模様。


調べの館。
そのうち、アコはこのままじゃいけないと思い始めたらしい。
ベルティエ&ラブギターロッド登場のカットを背景にどんどん強くなっていく皆の力を恐れたと告白するアコ。
その力が何れパパを傷つけると考えたのだ。
仮面のミューズがヒーリングチェストを奪い、メフィストを庇った理由はここにあるのだ。
パパを守れるのは自分しか居ないと思ったとのこと。
『でもね!』と響に言う。驚く響。
『あなたの言葉を聴いて思ったの』と言うアコ。『私の?』と返す響に頷く。
(前回のプリキュアが何の為に戦っているのかと言う回想)
自分もパパの幸せを守る為に戦わなきゃいけないと思ったと言うアコ。

マイナーランドは苦しみながら、俺は誰かを探していたと言うメフィスト。言葉が出ないトリマ。

アコの手を取り、今までよく頑張ったねと褒める響。
『姫様の思いはメフィスト様に届いた筈です』と言うエレン。同意し、きっと元の優しいパパに戻ってくれると奏も言う。頷く響。
『どんなに悪い力も家族の愛には絶対かなわないんだから』と言う。
最初は唖然顔だったが嬉しそうな顔になるアコ。一旦止めて顔を逸らすが、やっぱりほっこり顔で頷く。

祖父も母親もニッコリ満足そうである。

フラフラなせいで階段から少し落ちるメフィスト。
木の前の自分のイメージを思い出した後、『俺は!俺は!』と手を伸ばす。

木の裏を覗いた彼。

ここで赤いエネルギーに襲われ前回みたく巨大化するメフィスト。
『やめろ! やめてくれー!』と叫ぶも、『わかった、ミューズは、ミューズは俺の手で、ミューズは必ず俺の手で必ず!』と言い出す。
目の前で巨大化した彼に少しを驚き声をあげるトリマ。
『ミューズは必ず倒してみせる!』と言うメフィスト。

ここでアイキャッチ。


雷と共に街の中へ現れたメフィスト。キュアミューズにでて来いと言う。
水面から見ていたアフロディテ『あなた・・・』と複雑そう。
『パパ・・・』とアコ、『メフィスト・・・』と音吉が言う。
が、巨大メフィストと目が合ったアコは少し後ずさり。自分の手を見る等、やっぱり覚悟ができていない模様。

その気持ちを察し、戦うのは私達に任せてと言い出す響。奏もパパを元に戻してみせると言う。
『皆・・・』と言うアコ。
『じゃあ、行くよ』と言う響。『オッケー』なかなエレ。

変身。

『またお前達か!』と言って来るメフィスト。
『メフィスト、優しいパパに戻って。愛する娘の為に!』と説得するメロディ。だが、メフィストは聞き入れない。
『黙れ! 娘など俺には居ない!』と否定するメフィスト。ショックを受けた様子のアコ。

『消えろー!』と手にエネルギー球体を3つ発生させ、光線状にして飛ばすメフィスト。

ジャンプで避ける3人。追撃も避けるリズム。
『メフィスト、家族の絆を思い出して』と説得するメロディ。
『うるさいわ!』と彼女の繰り出したパンチを受け止める。
右足による右回し蹴り、続けて左足でメフィストの左手を蹴るメロディ。
が、カウンターの強烈な右パンチを食らい墜落。
ビートと共に舞い降り、心配するリズム。大丈夫と返すメロディ。


『絆? 家族? 娘? そんな物は全て幻だ! 俺は、世界を悲しみに染めるのだ〜!』
と赤いエネルギーを纏うメフィスト。そのエネルギーは双頭の首長鳥みたいになる。
それを見て『あれが、メフィストに取り付いた悪の力!』と言うメロディ。
『パパ!』と言うアコ。やはりショックな模様。
『これで終わりだ〜!』と首長鳥の口から光線を発射するメフィスト。
避けるSP。乱射するメフィスト。アコは音吉と共に裏路地へ避難中。

ビートバリアを繰り出すビート。成功。集まるSP。
『このままじゃやられちゃうわ』と言うリズム。『メフィスト様を守るなんて、どうしたら!』と言うビート。
そんな2人に『弱気になっちゃダメだよ。皆の気持ちを合わせるよ!』と言うメロディ。
嬉しそうな顔で頷くリズビー。


パッショナートハーモニー発射。だが、メフィストはそれを吸収し
『巨大な悪の力の前ではハーモニーパワー等、何の意味もない!』
と赤い球体にした後、握り潰してブーメラン状にして投げ返してくる。
それはSPに命中するなり3人を纏めて拘束。
『はっはっはっ、動けまい』と言うメフィスト。
拳を握る彼から送られるエネルギーで締め上げられ悲鳴を上げるSP。
『さぁ、でて来い。キュアミューズ! 怖気づいたか!』と探すメフィスト。


『パパ!』と言うアコ。彼女の手にはモジューレ。だが、手が震えている。
それを知ってか知らずか『あなた、もう止めて!』と言うアフロディテがSPの前に舞い降りる。
驚くメフィスト。SPへの拘束が緩まり、ダウンした3人はしゃがみ込む。
『アフロディテ様』とメロディ、『ママ』とアコが驚く。後者は涙目。
『いい加減に目を覚ましなさい』と叱るアフロディテ。『目を覚ますぅ? 俺は至って正気だ!』と返すメフィスト。
『丁度いい、お前も纏めて決着を着けてやろう!』と言い出す。
臨戦態勢のアフロディテ。

ここで『やめて!』とアコが耐えかねて乱入。
『あたし、パパとママのケンカなんて見たくない!』と言うアコ。『アコ・・・』なアフロディテ。
『私、戦う。パパを守る為に。そして、私の為に戦ってくれた仲間の為に。だって、私はプリキュアだから』
と続けるアコ。


で、変身。着替え&変身完了後が如何にもロリって感じ。
『爪弾くは女神の調べ。キュアミューズ!』と名乗る。

メフィストの前に立ちはだかるミューズ。
『へっへっへっ、待っていたぞキュアミューズ!』と言うメフィスト。
『パパ、目を覚まして』と返すミューズ。
『何がパパだ。俺はお前を倒して、世界を悲しみのどん底に落とすのだ』と言うメフィスト。
音吉はアフロディテの横に来て
『大丈夫じゃ、アコはお前が思うより強ぅなっとる』と言う音吉。

『パパ・・・パパを悪の手から取り戻してあげる』と言うミューズ。早速、突撃。
『さぁ来い!』と繰り出したメフィストの左パンチを回避。左足の逆回し蹴りも回避するミューズ。
『逃げてばかりか』と首長鳥から光線を発射するメフィスト。
ジャンプして避けるミューズ。上空へも追撃が来るが回転しつつ左腕から出した虹色鍵盤を蹴って地上へ向かって飛んでいく。


一瞬の隙を突き『パパー!』とメフィストの前に飛んでいき殴ろうとするミューズ。
だが、彼の顔を見たミューズは寸止めしてしまう。
涙を浮かべる彼女の顔を見て、また木の光景を思い出すメフィスト。動きが止まる。
ミューズは『パパ・・・』と言う言葉と共に墜落。
見上げる彼女を前に『また、あの記憶が!』と頭を庇うメフィスト。
ミューズを呼ぶメロディ。
『やっぱりダメ。私、パパとは戦えない。パパを傷つけるなんて』
と泣き言を言うミューズ。
『ミューズ、私達は相手を傷つける為じゃなく、守るために戦うのよ』
と言うメロディ。
『分かってるよ。パパは悪い力に操られてるんだって。でも、目の前にいるのはパパなの。パパの目を見たら
私・・・どうしたらいいか分からないの。皆には分からないんだよ、私の気持ちなんて!』
と悩みをぶちまけるミューズ。目を瞑る。
それを見たメロディは
『そうだよ。分からないよ。私はミューズじゃないから、ミューズの気持ちを全部分かってあげられない』

『でも、ミューズの心をもっと知りたい! だから今、私はミューズの心に叫んでるの』
と言う。心に叫ぶの件を繰り返すミューズ。
『そうよ、私達は何時もそうしてきた。私達、いっぱいケンカしてきたけど相手を傷つけたいからじゃないの。それは、相手の心を知りたいから。だから』
と続くリズム。メロディを見る。アイコンタクトで察するメロディ
『だから、相手の心が分からない時は大きな声で心に叫ぶの』
とミューズに言う。叫ぶの件を繰り返すミューズ。
『姫様、お父様の心にあなたの気持ちを届けてください』
と言うビート。ここで動き出したメフィスト。
『臭い芝居は終わったか?』と戦闘体勢に入る。


『パパの心に!』と心で思うミューズ。『これで終わりだ!』と首長鳥で攻撃してくるメフィスト。
光線、体当たりを巧みに回避するミューズ。
『パパ、目を覚まして! 家族の愛を思い出して!』と首長鳥を掴む。
で、抵抗して暴れまわる首長鳥から一旦手を離してキックを食らわせる。
反動でメフィストの元に飛んでいきながら『悪の力に負けちゃダメよ!』と言うミューズ。
迎撃の左パンチを繰り出すメフィスト。彼の手を足場にしてメフィストの前に来たミューズ。
『パパ! 私、パパが大好きだよ! 私のパパに戻って!』
と彼の胸部中心にパンチをかます。

叫ぶメフィスト。あんぐりメロリズ。複雑そうな顔で見ているミューズ。
ここでミューズを見て何かを思うメフィスト。


それはあの白昼夢の続き。
木の裏に目をやったメフィスト。木陰に居たのは愛娘のアコだった。アコの方は覗くつもりだったらしく見つかって驚く。
『アコ見っけ!』と言うメフィスト。嬉しそうにやって来た娘を抱き上げる。
アフロディテ&音吉も嬉しそうに笑っている。
そんな幸せな4人家族の光景。

思い出したメフィストから悪の力が抜けていく。自由落下していたミューズあんぐり。それにあわせてSPを拘束していたエネルギーも消滅。嬉しそうなSP。


ついにヘッドフォンも外れた。そして、残ったのは綺麗なメフィスト。
疲れた様子で座り込んでいたが、驚く娘に対し軽くニッコリ。
それを見て嬉しそうなミューズは『パパー!』とメフィストの元へ。
『アコ、パパはもう、何処へも行かない! もう2度と悪いことはしない』と言うメフィスト。
泣きながら頷くミューズ。じっと見ているアフロママ。
SPと音吉も嬉しそうに見ている。特にメロディ。

『これは・・・』と言うバスドラ。
『遂に、俺の出番か』と言うファルセット。
彼の首周辺を羽みたいな飾りが覆い、仮面が装着される。そして髪が伸びていく。
コレには驚きあんぐりのバストン。

街のガラス越しに
『メフィスト!』と呼ぶファルセット。『ファルセット!』と言うメフィストに対し
『お前はもう用済みだ。プリキュア、我々は不幸のメロディを完成させてノイズ様を復活させる』と言うファルセット。
『ノイズ!』と繰り返すメロディ。
『覚悟しておけ!』と言い残しモニターを消すファルセット。

首長鳥の骨。目が光る。巨大な骨である。
そんなノイズと思われる光景を背景に
『ノイズ・・・。人の心を一瞬で悪に染める。あれほど恐ろしいものは無い』と言うメフィスト。

『大丈夫。どんなに強い敵だろうと、私達プリキュアは絶対に負けないわ!』
と言うメロディ。頷くミューズ。イケメンメロディ。
7人が立ち尽くす夕方の綺麗な加音町。空にカメラが移動していって

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

Hello Win?(違

第37話『ワクワク! ハロウィンでみんな変身ニャ!』
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実は映画が続きの話だったり
映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪
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見てるとかなり楽しめます。

スイートプリキュア♪各話レビューに戻る

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