第4話『モグモグ! 奏が見せる気合のレシピニャ♪』
(2011年2月27日放送)
脚本:伊藤睦美 演出:山口祐司&田中裕太 作画監督:伊藤智子

ママは女王様

前回が響と言う事で今度は奏の話。
奏の家も出てきたり。勿論、家族も。
今井由香さん、久々の準レギュラー。
地声っぽい低音で喋る役を見ることが多かったのでこう言うぶりっ子系のキャラを見るのは新鮮だったり。
セイレーンの意外な能力が分かる話。
山口さんのメガネは怪談レストランのアコのメガネにしか見えないです。
スイーツ姫にある問題が・・・。DVDでは修正されてますけどね。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは5〜6話同時収録)
(BDは1〜3話、5〜12話同時収録)

アバンタイトル


ラッキースプーンと言うスイーツ店。
『いらっしゃいませ〜。焼きたてのラッキースプーンのカップケーキ、如何ですか?』
と美味しそうなスイーツが並ぶ店内で接客する南野美空。奏ママである。
(左下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


厨房では奏パパこと南野奏介がカップケーキを製作中。
その傍らでこちらもケーキを作ってる奏。
『よし、気合のレシピ見せてあげるわ』と張り切ってケーキ作り。

嬉しそうにケーキを食べるハミィ。『ふわーふわで美味しいニャ』と言う。
『ハミィにはあげといて、私にはまだ〜』と不満を口にする響。相当空腹の模様。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


ここでお待たせと奏がケーキを持ってくる。待ってましたとすぐにトレイからパクる響。
食べようとするが奏から待ったが入る。
まずケーキの色と形をしっかり見る様に言われる響。
『分かる? 雪に覆われていた冬の森に春の息吹が芽生えた様子。それがこのケーキのテーマよ』と説明する奏。
『分かった。よーく分かったから食べていい!?』と聞く響。
よーく味わって食べる様に言う奏。食べだす響。
美味しいか聞いてみる奏。普通に美味しいと答える響。

その答えに拍子抜けした奏『じゃあ、こっちは?』今度は違うケーキ群を持ってくる奏。
これも平らげる響。満足そう。
どのケーキが美味しかったか聞く奏。色とかデザインとか上に乗せたフルーツとかを聞きたい様で。
何か違いがあったのかと不思議そうな顔の響。どれもまぁまぁだったとか言ってる。
勿論、怒る奏。『何の為に用意したと思ってんのよ』と。
日頃、お世話になってる自分にご馳走する為と良い方に考えてる響。
紙を破く演出と共に違うと拒否し机の上にチラシを叩き付ける奏。


そのチラシにはケーキコンテストの概要と募集要項が書いてたり。
奏によるとスイーツ界のスター、山口ヨウコが初の特別審査員でくるとのこと。

優勝したらそのままプロのパティシエとウットリの奏。こんな感じになるのかと妄想。
コンテストで優勝するためにも派手で目立つケーキを作らなきゃと意気込む奏。
木の上から降りてきたセイレーン。ちゃっかり話を聞いてたりする。怪しく鼻で笑ったところでOPへ。

で、サブタイトル。

裏路地の壁に貼られたケーキコンテストのポスターを見ているセイレーン。あることを思い出してたり。

それはメフィストの指令。
プリキュアは互いの心を1つにする力で変身。=ハーモニパワー。
と相変わらずアホそうなアクションを交えアホそうな顔で解説。
『つまり、2人の仲を裂けばハーモニーパワーは消えてプリキュアは変身できないと?』と聞くセイレーン。ピンポーンと認めるメフィスト。

それを思い出してか鼻で笑うセイレーン。『プリキュアめ』と山口ヨウコに化ける。
『2度と変身できない様にしてやる』と言うセイレーン。その胸元にはセイレーンの首飾り。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)

その頃、自宅にてまたまたケーキを作ってる奏。沢山食べて碌な感想言わない響の事を愚痴る。
で、もっとコンテストで目立つケーキを作らないとと意気込む奏。



で、完成したケーキを持って街中を移動中の奏。何処かの店のショーウインドウに貼られたチラシを見て
『優勝してパティシエ』と考え『よし!』とやる気満々。
歩き出したところで前から歩いてきた見覚えのある人とぶつかる。
お尻からこける奏。謝る相手。『あぁ、いえ』と返した奏、ぶつかった相手が山口ヨウコと気付いてビックリ。
驚きながら本人を確認。認める山口ヨウコ。声からしてセイレーンである。
大ファンと嬉しそうな奏。ここで響の為に作ったと言うケーキの心配をする。無事だった。
良かったと安心する奏。そのケーキを見た山口セイレーンは何処のケーキと問う。自分の手製と答える奏。
こんなのパリの一流店でも見たこと無いと持ち上げる山口セイレーン。
本当ですか?と聞く奏にすっごい才能と言う。他にどんなケーキが作れるのか聞く山口セイレーン。
呆気にとられてる奏をもし良かったら今から自分のスタジオに来ないかと誘う。嬉しそうな奏。


スタジオに案内する山口セイレーン。
すると、聞き覚えのある声の3人が『ようこそ〜×3(1人各1回)山口ヨウコ〜』と出迎える。
『やっかましいわ!』とツッコミを入れる山口セイレーン。
トリマと同じく怯んでる奏に『あら、ごめんなさいね』と謝って笑う。3人ともウチのアシスタントと説明する山口セイレーン。
自己紹介する奏。声を揃えて挨拶するトリマ。高さは違うけどね。
初めてじゃないようなと疑う奏に怯む実はマイナーランドな4人。

山口セイレーン、それよりと誤魔化して設備紹介。
材料、道具色々揃ってる。好きな物使ってと言う山口セイレーン。
どんなケーキを作ったら良いか聞く奏に私がビックリする様なケーキを作って見せてと言う。
『ビックリするような?』と聞き返す奏。認める山口セイレーン。
以前作ったケーキを作る奏。だが、山口セイレーンからはダメと注意が入る。
白いクリームなんて普通すぎるとのこと。自身特製の黒いクリームを使ってみてと勧める。

『すごっ、真っ黒』と感心する奏。『綺麗でしょ? ケーキもきっと神秘的な仕上がりになるわ』と言う山口セイレーン。
言われてみれば神秘的と疑ってない奏。

完成はこんな感じ。蜘蛛の巣以外はまぁ無くも無いですが、やっぱり変ですね。


『トレビア〜ン、何て素敵なの!』絶賛する山口セイレーン。『先生のアドバイスのお陰です』と答える奏。
『いい? コンテストに勝つにはこのくらいの派手なケーキじゃなきゃダメよ』と言う山口セイレーン。はいと答える奏。
『それにしても、あなたの様な天才がこの町に居たなんて〜。あなたのケーキを褒めない人なんて居ないでしょうね』とわざとらしく言う山口セイレーン。
思惑通り、皆は褒めてくれるけど1人の友達だけは言ってくれないと答える奏。
その友達はケーキを作るのか問う山口セイレーン。ちょい嬉しそうな顔でアバンの食べる響を回想しながらその子は食べるだけと答える奏。
その友達はケーキの事なんて何も分かってない。ただ、あなた(奏)の才能に嫉妬してるだけと言う山口セイレーン。
スポットライトが奏と山口セイレーンに当たる。
『そんな!』と言う奏。本物の友達なら貴方のケーキを褒める筈と言って、その子と付き合うのは奏の才能をダメにするとまで言う山口セイレーン。
そんな2人の前方で暗いテーマをオペラみたく口で奏でてたりするトリマ。
食い下がる奏の肩を両腕で掴み『奏さん、あなたはすぐにでもプロになれるほどの才能の持ち主よ。ソレを忘れないで』と言う山口セイレーン。
その件に目が輝く奏。優しく『また何時でもいらっしゃい。一緒にケーキを作りましょ』と山口セイレーンに言われニッコリ。
で、丁度トリマのオペラもどきも終わる。



スイーツ部でもあの蜘蛛の巣ケーキを作ってたりする奏。こんなケーキ見たことない・迫力ある等、中々好評の模様。
やっぱりコンテストで目立つにはこれくらい派手じゃないと自慢げな奏。
すると、『南野さんもコンテストに向けて頑張ってらっしゃるのね』と東山部長が声をかけてくる。
(左上の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
(ちなみにこの一連の場面。本放送では塗りミスがあったり。DVDでは修正済み。詳しくは右上の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『スイーツ姫』とボソッと言う奏。慌てて『じゃなかった、東山部長』と訂正。
(左下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
部長は堅苦しいから止めてと言っているでしょと言う東山部長。
『すいません、聖歌先輩』と謝る奏。お互い頑張りましょうねと去っていく東山部長こと聖歌。
『はい、頑張ります!』と答える奏。


ここで『何々? これ奏のケーキ?』とやって来る響。自慢げに『そうよ、食べてみる?』と聞く奏。うんと答える響。
『これどうかな?』『いいね〜』と部員がやり取りしている後ろで試食中の響、観察してる奏。
『本当の友達なら、あなたのケーキを褒める筈』と言う山口セイレーンの言葉が響く中、試食する響。
だが、反応はいまいち芳しくない。
『このケーキ奏のじゃないみたい』と言う響。良い意味に取った奏『そうでしょう。派手で目立つ工夫を』と言うが
『そうじゃなくって、ハッキリ言って全然美味しくない』と言う響。このケーキはコンテストに出さない方が良いと助言。
ショックを受けた様子の奏。『そんなの嘘!』と言い出す。山口セイレーンが言ってた様に嫉妬していると邪推している様だ。
何それと驚く響。本当に美味しく無いと思ったと言う。
何時も作ってくれてるイチゴケーキの方が断然好きらしい。
『響なんて・・・もういい!』と帰ってしまう奏。『奏!』と言う響。
それを聞いて鞄から顔を出し一体どうしたと聞くハミィ。『私にも訳分かんないよ』と困る響。

窓の外から覗くセイレーン。
『もっとケンカするのよ。そうすればハーモニパワーが消えるわ』と言う。
鞄の中のキュアモジューレの宝石部分に闇の色が蠢く。


んで、南野家。夜。
おいしいケーキのテクニックと言う本を読みながら階段を下りて来る奏。
すると、奥から声が聞こえてくる。店は終わってるのに・・・と不思議そうな奏。


南野夫妻がキッチンに。
奏介パパが試作品を美空ママにあげていたり。食べて感動した美空ママにストップをかける奏介パパ。
『ママが何て言うか当ててみようか?』と言う。『あら、どうぞ』と言う美空ママ。
『とっても美味しい!だろう』と言う奏介パパ。『正解〜! 分かった〜?』と言う美空ママ。
ラブラブ。美空ママの笑顔が見たくてケーキを作ってると言う奏介パパ。嬉しいと言う美空ママ。その笑顔と嬉しそうな奏介パパ。

ママの笑顔が見たくてと言う件に反応する奏。
でも、チラシを取り出して怖い表情になり
『笑顔にするだけじゃコンテストには勝てないわ』とチラシを見つめながら言う。

ここでアイキャッチ。



こちらも夜の北条家。
腹筋しながら奏の事を愚痴る響。美味しくなくても美味しいと言えば良いのかと不満なようで。
『でもそれは嘘だニャ』と言うハミィ。
『だよね。嘘で喜ばせてもしょうがないもんね』と腕立て伏せしながら言う響。
『そうだニャ。響のいいところは正直なところニャ』と言うハミィ。逆立ち中の響。
嬉しそうな響に正直なところと何でもたくさん食べるのが響のいいところと言う。
『え、その2つ?』と驚いた様子の響。認めるハミィ。逆立ちから元に戻る響『まぁ、いっか』と言う。

で、アリア学園。
登校して来た響。だが、奏は気付くなり退室。困る響。


渡り廊下を歩いてる奏。その後ろにはテニスウェアの響。『ここで決めなきゃ女が廃る』と決心する。で、奏を呼ぶ。
『私、奏には嘘なんてついてない。私、奏の為ならケーキ100個でも200個でも食べる。美味しかったら美味しいって言う。そうじゃなかったらそう言う。
私はコンテストの審査員じゃないけど、小さい頃から奏のケーキ誰より食べてる。奏のケーキの一番のファンは私だから』
と言う響。立ち止まって聞いてる奏。言うだけ言ってじゃあねと去っていく響。棒立ちの奏。


『何なのよ、私のケーキの1番のファンなんて。ケーキの事なんか何にも分かって無いくせに。
私のケーキは誰よりも食べてるってつまみ食いばっかりだし。第一、100個も200個ケーキ食べたら、幾ら響でもお腹壊すわよ』
とか言いながらケーキ作ってたりする奏。合間にケーキを食べる回想あり。
妙に楽しそうな奏。それを見ているセイレーン。

完成させて満足そうな奏。でも、完成したのはあの蜘蛛の巣ケーキじゃなく響が大好きなイチゴケーキ。驚く奏。


『ホント、何なのコレ』と何時の間にか横に居た山口セイレーンも驚く。どうしてここにと聞く奏。
『そんな事より、こんなケーキじゃコンテストに勝てないわ』と言う山口セイレーン。何故か耳持ちながら言ってたり。
友達の事考えていたらと照れ笑い気味の奏。
キュアモジューレを覗いてみると光が戻っていたり。
苛立つ山口セイレーンは『ケーキの事を分からない友達とは付き合いを止めるべきと言った筈』と言う。
『でも・・・私』と何か言いたそうな奏はケーキを持ち上げる。


と、ここで苺に棲みついた♪を発見する山口セイレーン。
『まぁいいわ。今日はこのケーキを頂くとするわ!』とケーキを強奪する。『何するんですか』と言う奏。
『ふん、ホントはケーキなんてどうだっていい。私が欲しいのは♪だけよ』と本当の姿を現すセイレーン。

ケーキをネガトーンに。


テニスの試合中の響。かるーく勝利。
『すご〜い響〜、さすが〜』『やった〜』とかべた褒め。でも、ここでお腹が鳴る。お腹空いたらしい。


すると、遥か前方から悲鳴。ネガトーンに追われる生徒達。気付いた響とハミィ。ネガトーンを追ってきた奏。

その近くの木の上から『この世界もマイナーランドの様に悲しみに溢れた世界になーれ』と言うセイレーン。
ここで響も到着。皆を悲しませるのは止める様に言うハミィ。うるさいと怒り、メイジャーランドに帰る様に言うセイレーン。
『セイレーンも一緒に帰るニャ』と言うハミィ。『何であんたと帰るのよ!』と返すセイレーン。呆れ笑い顔のひびかな。

『私が作った大切なケーキを』と奏
『あんな美味しそうなケーキを』と響
『皆を怖がらせる怪物にするなんて』と奏が言ったところで『絶対、許せない』とハモるヒビカナ。
と言う訳で

変身。


イチゴマシンガンを放つネガトーン。
それを避けてキックをするメロリズ。だが、吸収されてしまう。そこから振り回され投げ飛ばされる。
で、追撃のイチゴマシンガン。倒れるメロリズ。
これまた近くの木の上から、うふふと笑いながら『プリキュアの友情を壊すまでも無かったかしら』と言うセイレーン。

ここでお腹鳴らして『お腹空いた』とか言い出すメロディ。『え〜?』と驚いた様子のリズム。
『なのに、よりによってあんな美味しそうなケーキの怪物なんて酷過ぎる!』とか言い出すメロディ。


『そうよ。あれは・・・あれは私が響の為に作った大切なケーキ』とネガトーンを指差すリズム。
『私は、私はずっと響の笑顔が見たくてケーキを作ってた。私の一番のお客さんは響なの』と続ける。


ネガトーンのパンチが繰り出されるが受け止めるリズム。
『私、やっと分かった。コンテストで勝つよりも食べてくれる人が笑顔になるケーキを作りたい。気合のレシピ見せてあげるわ』とネガトーンを退ける。
そして、この隙に回し蹴りで蹴り飛ばす。
近くまで来て『やるじゃん』と言うメロディ。『まぁね。行くわよメロディ』と言うリズム。『オッケー』と答えるメロディ。

と言う訳でパッショナートハーモニー。撃破されるネガトーン。
今日はファリーに回収される♪。
『えぇい、音符を奪い損ねるなんて。覚えときなさい!』と木の上から去っていくセイレーン。


ボロボロのケーキ。『流石の響もこれじゃ食べられないね』と言う奏。
でも、響は食べたりする。『あ、嘘、こんなの食べなくていいよ』と言う奏。
『何で? すっごく美味しいよ』と言う響。奏にケーキを差し出し『ほら、奏も食べてみなよ』と言う。
食べて『美味しい』と言う奏。『でしょでしょ。あ〜幸せ』と言う響。

ここで『響ちゃん、いい笑顔だね』と奏介パパと美空ママがやって来る。響、2人にも奏のケーキを勧める。
『まぁ、よっぽど美味しいのかしら』と言う美空ママ。食べる南野夫妻。
美空ママ『まぁ、美味しい』と言う。『あぁ、流石、ママの娘だね〜』と言う奏介パパ。

呆れてる奏。その裏でせっせとケーキを貪っている響。たいらげておかわり要求。
そんなのある訳無いと言う奏。大体、響は食べ過ぎとお説教。


『だってしょうがないじゃん。奏のケーキ、大好きなんだもん』と言う響。
『え・・・まぁね、当然よ』と照れる奏。笑うハミィのカットから黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

作画的に河野さんでしょうか?

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