第44話『ドレラド〜♪ 聖なる夜に生まれた奇跡ニャ!』
(2011年12月25日放送)
脚本:成田良美 演出:山口祐司&三塚雅人 作画監督:稲上晃

ヘルクラウド

前回奪われてしまったモジューレ。
毎年この時期の恒例であるクリスマス&出発回。
今年はクリスマス当日だったり。
普段出ない面々も大集合。聖歌先輩も!
そしてノイズがとうとう正体を現し喋ってくれます。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは43、45話同時収録)
(BDは37〜43話、45〜48話同時収録)

アバンタイトル

夜の加音町。本日はクリスマス。北条家では『ねぇ見て見て〜』とまりあママが言ってたり。


ニッコリまりあママ。何でも響の喜びそうなものを探していたらこんなに一杯になっちゃったらしい。
ありがとうと感謝する響。
団パパ、やってくるなり明日のクリスマスパーティは御馳走作っちゃうと言いだす。
その前にクリスマスコンサートの準備は?と聞くまりあママ。そっちの方もバッチリと返す団パパ。
そんな楽しそうな夫婦のやり取りとは対照的に響は俯き顔。
そんな彼女に今年は響もコンサートのスタッフでしょと聞くまりあママ。ちょい困った様な顔で頷く響。
そのことでちょっと奏のところに行ってくると場を後にする。?な北条夫婦。



街中、モニュメント前。奏は俯いてたり。雪が降ってきた事に気付いて顔をあげる。
『綺麗だね。平和って感じだね』と何処からか現れ、いきなり奏に言う響。
(人の流れがスローモー演出)
『そうだね』と頷く奏は石になったモジューレを見る。響も右に同じ。
(前回の、ノイズによりモジューレからト音記号を取られる回想)
険しい顔のひびかな。ノイズはどうして何もして来ないのかと思う響。
分からないと返す奏。彼女もどうしてと思ってる様だ。モニュメント上方の飾りつけされた鐘のアップの後、OPへ。


調べの館。
ハートのト音記号を取り戻す方法は無いのか聞く奏。
伝説の楽譜が完成して敵の手に渡ってしまった今、取り戻す術は無いと答えるアコ。
しょんぼりハミィとフェアリートーン。
じゃあノイズが来たらどう戦えばいいのかと言い出すエレン。
ここで暗い顔してどうしたんじゃと聞く音吉。明日はクリスマスと指摘しつつ忘れとるのかと意味深な質問。
クリスマスなんて言っている場合じゃ・・・と返すかなエレ。
音吉からはもう何も心配要らんと返ってくる。驚くSP陣。
今さっきパイプオルガンが完成したと聞かされ、もう1度驚くSP。

で、サブタイトル。

パイプオルガンの発する音は聖なる音。全ての邪悪なものに対抗できると説明するクレッシェンドトーン。だからもう大丈夫と言う。
『大丈夫・・・なの?』な響。『ノイズに対抗できるってこと?』と言う奏。

すると、後ろから聞き覚えのある声。奏太の呼ぶ声である。
振り返ったらば彼を筆頭に見覚えのある面子がズラリ。
どうしてと聞く奏にコンサートの準備が大変だろうから皆で手伝いに来たと答える奏太。


『ひーびき、水臭いよ。あたしにも手伝わせて』と響の手を取りつつ言う和音。嬉しそうな響。
『南野さん、皆で頑張りましょう』と言う聖歌。頑張りましょうの件を繰り返すスイーツ部員。『聖歌先輩、皆!』とこちらも嬉しそうな奏。
『飾りつけは僕達に任せて』と言う王子。『え・・・でも〜』とちょい戸惑うエレン。

『毎年恒例のクリスマスコンサートじゃ、楽しみにしている町の人達の為に皆! 頼んだぞ』
と修理衣装の音吉。
『はい!』と答える一同。それを聞いてニッコリ顔の響達3人(アコは身長的にカッツの模様)。


んで調べの館、クリスマスコンサート会場。大行列。
『はーい! メリークリスマース! 会場はこちらでーす! 慌てず順番にどうぞ』と案内している響。
『はい。美味しいスイーツを食べながらコンサートを楽しんでくださいね』とカップケーキを差し出す奏。
聖歌や美空ママも居たりする。
『暖かい飲み物です、どうぞ』と配るエレン。受け取る客。

すると、ここで響が何かを見ている事に気付くエレン。響の視線の先には少し離れた街灯の下にいるアコの姿。
アコに声をかけるエレン、どうしたのか聞く。皆みたいには笑えないと言うアコ。
先のマイナーランドの一件でダメージを負ったメフィストは意識不明らしい。
そして、ノイズが何時襲ってくるかも分からない事も理由。とても笑えないそうで。
が、響はそんな顔しないでと言う。反応するアコ。
今はクリスマスコンサートを成功させて皆に喜んでもらって幸せになってもらうとのこと。
不幸のメロディを聞いてもないのに暗い顔してたらと奏、それこそノイズの思う壺とエレンが続く。
『今、私達にできる事を頑張ろうと言う響。一緒に前を向いて』と言う響。
かなエレも同意。
『皆・・・』と言っていたアコも頷いてありがとうと感謝。ニッコリ響。

実は一部始終見ていたりする北条夫妻。こちらもニッコリ。

で、夕方。コンサート会場は大盛況。覗いた響も『うわ〜、沢山居る〜』とビックリ。
で、舞台裏の奏者達にスタンバイのお願い。移動する彼等を見送った響は振り返って団パパとまりあママが居る事に気付く。

どうしたのか聞いて早くスタンバイしないとと響を抱きしめるまりあママ。団パパも2人纏めてハグ。
『響は頑張り屋さんだからな。ごめんよ、こんな事ぐらいしかできなくて』と言う団パパ。
『覚えていてね、パパとママは世界で1番響を愛していると』とまりあママも言う。
それを聞いて『パパ・・・ママ・・・ありがとう!』と幸せそうな娘。


一礼する奏者に拍手を送る客達。
『それでは皆様、これより加音町年末恒例のクリスマスコンサートを始めます』
と司会の王子が言う。舞台裏の響達は嬉しそうな顔。
だが、聞き覚えのあるKYな笑い声。



声の主を探す奏太達。
『今日は楽しいクリスマス、大人も子供も大好きなこの日この時を待っていた!』と言う声。
声の主がファルセットと気付いたかなエレ。音吉も探す。
ファルセットは調べの館入り口に居た。
『楽しければ楽しいほど、壊された時の不幸は大きくなるからね〜』とどや顔で語るファルセット。
僕からのプレゼントと不幸のメロディを歌う。
壇上の奏者やギャラリーも苦しみ悲しむ。そうはさせんとパイプオルガンを弾く音吉。
するとパイプオルガンから強烈な光が。歌うのも止めて睨むファルセット。
『スゴイ・・・』と驚く響達。『これが聖なる音?』と言うエレン。

だが、ノイズの咆哮と共に調べの館の屋根が爆発する。
煙に包まれる調べの館。響達は勿論、中の面々は衝撃で一度倒れた模様。
見上げると、上空には赤く光る何か。
笑うファルセットは『チャーンス!』ともう一度歌い始める。

すると、悲しむ町の人々から不幸のエネルギーが奪われていく。それは上空の一箇所に集結。
その一箇所こそノイズである。『不幸のエネルギーが!』と声をあげる響。楽譜の♪もノイズへと流れていく。

そして吸収し終わるなり、今までの鳥から龍の様な姿に変貌するノイズ。羽→足→尻尾→頭の順に。
あんぐりな一同。声もピーから中尾さんの唸り声に(若干加工あり)。

『あれは・・・』と言うアコ。『ノイズの完全体じゃ!』と声をあげる音吉。

ここでアイキャッチ。


『忌まわしい音楽。耳障りな鼓動・・・消えろ・・・全て消えてしまえ!』と叫ぶノイズ。
不幸のエネルギーを発射。苦しむ響達。
『いかん!』とパイプオルガンを弾く音吉。虹色の光が響達を包み込む。


だが、団パパにまりあママ、奏太達に王子は包むことができなかった。
町中・・・いや地球全体がノイズの咆哮に包まれ残されたのは石化した人々の姿のみ。
笑いつつ『心地よい静寂だ』と言い、大笑いするノイズ。
限界だったらしくパイプオルガンから手を離す音吉。バリアが消え去る。

それと同時に膝をつく4人。


顔をあげた響は石化した両親を見て驚愕の顔。奏も両親と弟、そして聖歌の姿にうろたえる。
石化した王子を前にしたエレン『なんて事を・・・』と言う。
謝る音吉。勿論、アコ達しか守れなかった事をである。

『音吉、クレッシェンドトーン。お前達のこと、忘れた事は無い・・・』と言うノイズ。
!顔の音吉。すぐさま『消えろー!』と目から光線を発射するノイズ。
爆風に吹き飛ばされるアコ。心配して駆け寄る響達。砂塵の中におじいちゃんと叫ぶが返事は無い。
『ふん! これぞ不幸のどん底!』と言うファルセット。
『まだだ』と否定するノイズ。

『私の目的は世界から全ての音を消す事。聞こえる。耳障りな音が聞こえる! メイジャーランドの音を絶やさなければ、完全に音を消したとは言えぬ』
とのこと。あんぐりな響達。

ノイズ様が復活された今、もう楽譜は用済みと楽譜を捨てるファルセット。それに向けてノイズがエネルギーを飛ばすとネガトーンに。
『伝説の楽譜がネガトーンに!』とエレン、『なんて事を!』と響が言う。
ノイズが唸ると異空間への道が現れる。
『いざ、メイジャーランドの全ての音を消しに!』と異空間へ消えていくノイズ。後を追うファルセット。

追いかける響達の前にネガトーンが立ちはだかる。ネガトーンは4人を吹き飛ばす。

まだ異空間への入り口に残っていたファルセット『それではプリキュア諸君。永遠にさようなら』と言い残し去って行く。
同時に異空間への道は消滅。


ネガトーンは攻撃の手を緩めない。何時もの赤い光線による砂塵に包まれる響達。
続いて大きな光球を投げてくるネガトーン。慌て顔のハミィとフェアリートーン達。
命中寸前で生きていた音吉が立ちはだかり、ヒーリングチェストを弾いてバリアを作り光弾を消す。
バリアを殴り続けるネガトーン。中で衝撃に耐える響達。バリアにも皹が入りだす。
ネガトーンの目を見て何かに気付く響。同時にバリアは破壊される。

破片舞う中『ごめんね、伝説の楽譜』と謝る響。反応するネガトーン。奏達は尻餅ついてたり。
1人立っていた響はネガトーンに向かって歩いていく。

『あなたは、ずっと今まで幸せのメロディを皆に届けて来たんだよね。きっと誰よりも皆を楽しませてきたんだよね』
とメイジャーランドのイメージを背景に言う響。
『音楽は人を楽しませる物なのに、ごめんね・・・私に力が無いばかりにあなたをこんな目に!』と続ける。

何とネガトーンが悲しそうな表情に。だが頭頂部に付いたノイズ風の飾りが光るなり電撃の様な物に見舞われるネガトーン。
それは凶悪に戻す作用もあるらしく響にパンチを繰り出す。

!顔の奏達。だが、響は怯まない。寸前で止まるネガトーンの拳。
また悲しそうな顔になったネガトーンは目に涙を光らせる。
『ネガトーンが・・・』とアコ、『泣いているニャ』とハミィが言う。
『悔しいよね。あたしも悔しい! 何時も皆に助けられて、励まされて、元気を貰ってた。なのに皆を・・・大切な人達を守れなかった! あたし・・・あたし!』
と両親、奏の家族、王子、そして皆の石像カットを背景に言う響。
皆の石像カットが暗くなったと思ったら涙が落ちる描写。


涙を散らしつつ『このままで終わらせたくない!』と叫ぶ響。
そんな響の左手を取り『そうよ、まだ終わってないわ』と言う奏。
奏の左手を取り『まだできる事がある筈』と続くアコ。
響の右手を取り『心のビートは止められないわ』とエレンも続く。
それぞれのセリフの後、名前を呼ぶ響。
息ピッタリで前を見つめる4人。心臓の鼓動が聞こえる。
『私達の鼓動が刻まれる限り、終わっていない。だから私達は・・・』と言う響。


響、奏、エレン、アコの順番でアップになる。
4人全員を映すカットに変わった後、『絶対に諦めない!』と言う響達4人。


それに反応したネガトーンは光るなりページを開く。そしてト音記号が4つ登場。
『おお! 伝説の楽譜に新しいページが!』と声をあげる音吉。
楽譜からの光は響達を照らす。同時に朝陽が昇っていたり。驚きの声をあげるハミィとフェアリートーン達。
そして、響の胸にト音記号登場。
『あれは・・・まさか、ハートのト音記号!』と言うクレッシェンドトーン。
残る3人の胸にも現れる。キュアモジューレに取り込まれるト音記号。

モジューレを構える4人。『皆、行くよ!』と言う響に『オッケー!』と答え変身。

『プリキュア復活ニャ〜!』と嬉しそうなハミィ。
『音吉、私達は大切な物を忘れていた様ですね。音楽は今あるものが全てではない。新しく生み出すことができる』
と言うクレッシェンドトーン。
『ハートのト音記号は音楽の始まり。あの子達は新たなメロディを奏で始めたのですね』
と言う音吉。


そんなセリフの中、それぞれの顔面アップ。そして4人の集合カット。さすが稲上さん。

楽譜を閉じるなりニッコリなネガトーンだったがまたもあの電撃に見舞われる。
あんぐり顔になる4人。
『苦しんでいるみたい』とアコ、『きっと、あの邪悪な力の所為よ』とリズム、『待ってて、今助けてあげる』とメロディが言う。
スイートセッションアンサンブルクレッシェンドで救出完了。

落ちてきた楽譜をキャッチするハミィ
『伝説の楽譜ゲットニャ〜! でも、音符が無いから幸せのメロディを歌えないニャ〜』と困り顔。

石像になった人達を広場へ移動させたSP。まりあママを置いたところで移動完了。
『皆はノイズの力で石になってしまったが、幸せのメロディを歌えば元に戻る筈じゃ』と言う音吉。
頷くメロディ。


そして調べの館へ移動。
『では行くぞ。ノイズを追って、メイジャーランドに!』とパイプオルガンを奏でる音吉。
すると、辺りに地割れが発生。何と調べの館が浮遊する。
ヘルクラウド?
驚き顔の4人、驚きの声をあげるメロミュ。館は船の様な格好。鍵盤の道を辿って飛んでいく。


イケメンメロディ。
石になった両親、奏の両親、聖歌、和音、王子、奏太を思い出していたり。
リズム、ビート、アコ、ハミィ&フェアリートーンのアップを背景に『皆、行ってきます』と言うメロディ。

『メイジャーランドへ、皆の幸せを取り戻す為に!』と続ける。
浮遊する調べの館とマジ顔のSP4人のカットから黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

何か出てる

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