第19話『ケンカばっかり 似たもの親子』
(2001年6月10日放送)
脚本:大和屋暁 演出:広嶋秀樹 作画監督:青山充

即否定

背景キャラとして何度か出ていた中島正義がゲストの話。
母の日があるならと父の日ネタ。
なぜ、今週かと言うと6月17日は放送が無いため。
親が公務員と言うクラスに1人は居たであろう子の物語。
中島を探すどれみが中島パパにしたの行動を見て、どれみらしいなと思ったり。
ツンデレ度だけで言えばまさるの上を行く正義。
山崎さんもスタッフのお気に入りなのか今後も割と活躍のある方だったり。

収録DVD

(17~18話、20話同時収録)

アバンタイトル

夕暮れの川辺でキャッチボールする親子。と、息子にどこに投げてると怒る父親。
そう言って強く投げ返してきた父親に加減しろと文句を言う息子。いがみ合いになったところでOP。

美空商店街を散歩中のどれみ達。どれみ曰くのんびりするのは久々だとか。
皆で揃って遊びに行くのは久し振りかもしれないと言うはづき。最近の小学生は忙しいと言うあいこ。とっても楽しみと言うももこ。
どれみ『今日はももちゃんの為に美空町の隅から隅まで案内しちゃうからさ、どんと任しといてよ』とももこに言う。よろしくとお願いするももこ。
と、ここでおんぷの格好にツッコミを入れるどれみ。?なおんぷ。と言うのも何時もしてないから。

本人が変装している理由は見つかって大騒ぎになるのを防ぐ為。


『確かに怖いかも』と同意するはづきとあいこ。
ここでどれみがアイスクリームを食べることを提案。ライバル店の敵情視察と言う事で。当然、呆れる4人。
と、ここでどれみが騒ぎ出す。どうしたのか聞くももこ。どうやら、サイフを落としたらしい。

で、サブタイトル。



来た道を戻って探す。家に忘れた可能性を提示するあいこ。
でも、どれみによるとさっきアイスを買って食べた。食べた事に呆れる4人。困り果て魔法に頼ろうと考えるどれみ。
サイフを見つけてくれるアルマジロや小銭好きのシマウマを出すと言う微妙なチョイス。
考え直してマジカルステージをやらかそうとするが当然止められる。すると、ももこが何か思いついたらしい。


それは交番に行く事。警官にサイフが見つかるか質問しながら、中には今週のお小遣い全部入ってると嘆くどれみ。
きっと見つかると言われ涙目で嬉しそう。調書を作ったらすぐ探してくれるとの事。『お巡りさんに任せておきなさい』と言う警官。
落とした場所の見当を聞く。家から駅前までと答えるどれみ。ここで名前と住所&通った道を聞く警官。
説明するどれみを見て慣れた物と感心するはづきとあいこ。
素性を聞いて美空小学校に通っていると気付いた警官。今5年生と言うどれみ。何でも警官にも5年生の息子が居るのだとか。
もしかしたら同じクラスかも知れないと言う警官。

その顔を見て、中島正義の父親と気付いたどれみ。大正解。よく分かったね~と感心する警官。
どれみ達曰く『くりそつ!』だから。と、ここでサイフが届けられる。それはどれみのだった。喜ぶどれみ。

で、次の日。中島にこの事を嬉しそうに説明するどれみ。が『そりゃあ良かったな~』と返される。
中島パパを称賛するどれみ。が、本を音を立て閉じて『別に親父が何かした訳じゃないじゃんか』と言う中島。教室を出る。

『ちょっと、中島正義(せいぎ)くん』と呼び止めるどれみ。中島パパにお礼の伝言をしてほしいとお願い。
了承しながらも何もしなかった親父にお礼を言ってたと伝えれば良いと皮肉で復唱する中島。
で、そのまま戻ろうとして彼は一言。名前はセイギじゃなくてマサヨシだそうで。


どれみが店の開店準備をしていると中島を発見。呼び止める。ティーとお菓子を出すどれみ。
事前に無一文と言う中島。気にしないでと返すどれみ。ここでまだ伝言を伝えてないと言う中島。ショックなどれみ。
でも、中島曰くアレからまともに会ってないらしい。そこが気になるどれみ。
警官は勤務時間が不規則だから、勤務してるか寝てるかで話してる暇が無いのだとか。
あれから全然話してないのか質問するどれみ。普通と小声で返答しながら牛乳が無いか質問する中島。できれば成分未調整のが欲しいそうで。
それはそっちのけで父親とケンカしてるか質問するどれみ。男と言うのは父親と戦う運命にあると言う中島。女の春風には分からないだろうとおまけ付き。


あんな素敵な父親と何で戦うと不思議そうなどれみ。
それを聞いた中島『あ!れ!の! 何処が素敵だって!? 外面が良いだけで家に帰れば最低の父親なの!』と怒鳴る。
そんなにムキにならなくてもと言うどれみ。もうすぐ父の日だから仲良くする事を勧める。
『そんな父親に日頃の感謝を示す様なイベント、聞いた事ないな~』と言う中島。しっかり知っている事に呆れるどれみ。
中島、どれみ達は騙されていると言う。そんな事無いと言いたいどれみだが中島
『あるの! あるんだ! あるのよ! あるのさ!』と叫ぶ。でもって、その証拠に人は見かけによらないと言う中島。
どれみに『中島君、変』と言われ『春風には言われたくない』と返す中島。


で、中島は家に帰宅。ドアの隙間から除いたら父親に見つかった。
『セイギ!』と呼ばれ小声で『マサヨシだっつーの』と言う中島。帰ってきたらただいまを言う様にと小言を言われる。
言ったと言う中島。でも、よく聞こえなかったのかもっと大きな声で言えと言う中島パパ。『もういい』と言う中島。


でも、中島パパは『良い訳ないだろ。話の途中でどこに行くつもりだ』と不満げ。
『うるせえな。非番なんだから座ってワイドショーでも見てろよ!』と言う中島。非番じゃなくてコレから出勤だそうで。
ここで『あらあらまたやってるの』と母親が言う。
だが『母ちゃん、何とかしてよコイツ!』と言う中島の口調に怒る中島パパ。そんな子に育てた覚えは無いと言う。
息子に『お前なんかに育ててもらった覚えは無いね~。自分だって僕の事、お前呼ばわりしてるじゃねぇかよ!』と言われ怒る中島パパ。
『またかよ~』と言って逃亡する中島。追う中島パパ。『いつもいつも。よく飽きないわね。あの2人』と平然と茶を啜る中島ママ。

中島、MAHO堂へ逃亡してきた。猛獣に近い生き物に追われてるから隠れる場所を提供してと言う中島。『いいよ』などれみ。


でも、明らかに入れない棚とか、オーブンとか冷蔵庫とか凄い場所ばっかり。
全部ツッコミを入れる中島に贅沢と言うどれみ。コントしている場合かと中島に言われ『え? ふざけてるんじゃないの?』と言うどれみ。
マジメに言ってると来客。棚の裏に隠れて空気の様に扱ってと言う中島。


呆れるはづき、あいこ、おんぷ。そして、どれみ。客を出迎えるどれみ達。やってきたのは中島パパ。

ここでアイキャッチ。



中島が来てないか聞く中島パパ。中島の居る方向を見るどれみ達。
返答に困ってるとももこが『本人は居ないと言ってました』と答える。どれみ達、焦る。
なおも『しかも空気の様に扱ってくれと言ってました』と続けるももこの口を塞ぐどれみ。あんぐりな中島パパ。笑って誤魔化すどれみ。
『そうですか。では、ウチの息子がここに着たら伝えてください。男なら逃げないで何にでも立ち向かえ』と言う中島パパ。
位置はバレてるらしい。あんぐりなどれみ達。そして、中島パパは退却。


んで、その後出て来た中島。どれみ達に、取調べされているみたいで嫌だから全員で囲まないでくれと言う中島。
事情を聞くが『黙秘権を行使!』と答える気は全くないらしい。助けたのにそれは失礼と言うももこ。
先の事故を世間ではタレコミと言うと言う中島。途中はどうあれ助かった事に変わりないと不満そうなあいこ。
それに同意し、中島には説明する義務があるとと思うと言うどれみ。
弁護士を呼べと言う中島。話はそれかららしい。マジメに話してるとツッコミを入れるはづき。『それじゃ身も蓋も無~い』と言う中島。
真顔で『中島くん!』と呼ぶどれみを見てただの親子ゲンカと言う中島。
あいこはアレがただの親子ゲンカと言う事に納得いかなかったらしいが、中島はウチではあれが普通と反論する。



そう言って帰ろうとする中島に本当に父親が嫌いなのか質問するどれみ。
『いや、本当は親父の事大好きなんだ』と返答する中島。それを聞いてホッとするどれみ達・・・だったが
『と言えば喜ぶのか?』と続ける中島。驚くどれみ達。
本人曰くは心底嫌いらしい。でも、体力じゃ到底敵わない。それは警官だから。ここで本人は家出を宣言。唖然などれみ達。
と言う訳で入り口まで行く中島。振り向いて誰も何も言ってないのに『止めてくれるな、決心が鈍るだろ』と言う中島。
別に止めてないと言うどれみ。何故、自分達に宣言する必要があるのか問うおんぷ。『さぁ?』なはづき。
自分の親には絶対言うなと言う中島。一度MAHO堂を出た後、もう一度言う。どれみ達呆れ顔。


で、中島家に来客。中島ママが出迎えるとどれみ達だった。中島ママに話があるそうだ。
中島がモテてると嬉しそうな中島ママだがどれみ達即否定w
親には絶対言うなと言って欲しそうに言っていた事を話すどれみ。迷惑を謝る中島ママ。あのバカの事は放っておいてと言う。
家出すると言っていたと言うあいこ。中島ママ曰く、正義は家出の常習犯らしい。


なんでも父親が警官だから、あまり遊んであげれてないらしい。
約束をしても急な出勤などで果たせない事が多く、涙する日もあった。そのうち、約束をしなくなってしまったそうだ。
それ以来、顔を合わせればケンカばっかり。それでも、構って欲しいのかあの手この手で家出するらしい。
だけど、暗くなると帰ってくるとのこと。何か言いたそうなどれみだが中島ママに気にしないでと言われる。
ももこも何か言いたそうだったが、母親に大丈夫と言われては何も言えない。


交番を訪ねるどれみ達。どれみは中島が家出した事を告げる。またかと呆れる中島パパ。
中島が父親に迎えに来て欲しいと断言するはづき。迎えに行く事をお願いするももこ。中島パパ、それは無理と返答。
どうしてか聞くどれみに自分は警官だから息子の我侭の為に職務を放り出すわけにはいかないと言う。
中島も何時か分かってくれると思う、警官とはそう言う仕事と中島パパは語る。でも、どれみは不服の語様子。
ふと、下を見ると管内の電話番号が載っていた。それを見て、おんぷから携帯電話を拝借。
どこかに電話をかける。すると、交番の電話が鳴り中島パパがそれを取る。当然相手はどれみ。
どれみは電話越しに中島の捜索をお願いする。困り顔の中島パパ。


すると、奥から『中島、そろそろ巡回の時間じゃないのか?』と違う警官が出てくる。
まだの様だが警官に『いいから。自分の息子の面倒も見られない奴に美空市民の面倒が見られるかってーの』と言われる中島パパ。
同時に今日は何の日か知ってるかと問われる。知らない中島パパ。
警官は中島正義の捜索依頼が来ていると言う事で、速やかに保護して家まで送り届ける様命じる。
返事を聞かれ嬉しそうに『はい!』と返事する中島パパ。嬉しそうなどれみ達。そう、今日は父の日。『警官だって父親なんだよ』と言う警官。
見送るどれみ達。自分達も行こうと言うあいこ。なんで?などれみ。
おんぷは探しに行ったのは良いが、見つからなければ意味が無いと説明。と言う訳で後を追う5人。


んで、お着替え。後を追うと、やっぱり居場所の見当はついてなかった様だ。となればマジカルステージ。『中島君の居場所をお父さんに教えて!』と願う。


捜索中の中島パパ。いきなり、夕焼けの川辺へワープ。
ふと見ると土手の方でキャッチボールをしている親子らしき2人を発見。それは自分と息子だった。
危うく後逸しそうなボールを投げた中島に何処に投げてると文句を言う中島パパ。
投げ返すが、本人も中島の頭を超える大暴投。中島『そっちこそ、どこ投げてんだよ~!』と言い返す。そんな光景を見て夢を見ているのかと思う中島パパ。

と、ここで元に戻る。驚きを隠せない中島パパ。



で、当の中島はと言うとその川辺で読書中。面は寂しそうである。そんな彼もキャッチボールの事を思い出していた。
最近、キャッチボールやってないと思いながら草むらで仰向けになったらば目の前に中島パパ登場。
驚く中島。『春風さんから捜索願が出ている』と言う中島パパ。それを聞いてムッとした様な顔の中島だが『正義(せいぎ)!』と怒鳴られビビる。
だが、続く言葉は『帰るぞ』。頷く中島。

ドキドキの魔法開始。中島が読んでいたのは『鬼巡査権藤』と言う警察官のマンガだったりする。帰る中島親子。それを笑顔で見ているどれみ達5人。

で、その夜の12時近く。

中島、中島パパのところへ来る。こんな時間に何やってると言って早く寝る様に言う中島パパ。
それには答えずビールを飲むか聞く中島。『あぁ、悪いが取ってきてくれ』と頼む中島パパ。やだ!と言って戻る中島。
『お前なぁ~』と困りながらも今度は中島ママに頼む。中島ママにも今、手が放せないと言われる。


残念そうに席を立ち冷蔵庫を開ける中島パパ。すると、『親父へ ウラを見よ!』と書かれた張り紙の貼ってあるボールを発見。
計画通りな中島ママは嬉しそう。それを読んだ中島パパ『アイツ・・・』と嬉しそう。

その手紙の内容は『親父へ。キャッチボール、もしどーしてもと言うならしてやってもいいぞ』と言う物。
その言葉をバックに楽しそうにキャッチボールする中島親子のカットから黒くフェードアウトして

~おしまい~

第20話『はじめて会うクラスメイト』
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