第8話『親友って、なーに?』
(2001年3月25日放送)
脚本:大和屋暁 演出:伊藤尚住 作画監督:川村敏江

おかま博士

恒例の横川信子の創作第3弾。
今度はヒーローモノ?
勿論、主役はあいこ。
そして、創作面ではある変化があったり。おかげでかなり本格的。
今まで割と仲間内だった訳ですが、今回ある人がお呼ばれしてたり。
まぁ、分相応というか相応しい役な訳ですが。
丸山みほ初登場。

収録DVD

(5〜7話同時収録)

アバンタイトル

掃除方法を説明しているどれみ。が、ももこからすれば同じような言葉ばっかりでよく分からない。
すると、ノートに書いた絵で説明してくれた女の子1人。ももこに聞かれて丸山みほと答えるその子。みほのアップになってOP。

終わると登校途中。あいこ、何者かの気配に気付く。気のせいかと思ったがやはり誰か居る様だ。大声で隠れてないで出て来いと威嚇するあいこ。


すると、少し間を置いて影が横切る。それを追うあいこ。いざ呼び止めてみるとさっきの丸山みほ。
ちょいと引きつった顔をしていたり。当然、みほを知らないあいこは女の子と知ってビックリ。すぐにあいこを見ながら何かを書くみほ。
そして、あいこが声をかけようとした逃げていく。

で、サブタイトル。


学校でも気になっているあいこ。どうしたのかとはづきとおんぷに聞かれる。で、今朝の話をしようと思ったら信子がやってくる。
会えなくて寂しかったらしい。あいこ曰く昨日会ったばっかり。そんな事では何時まで経っても新しいクラスで友達が出来ないと突っ込むおんぷ。
信子からすればあいこが居れば良いそうで。はづきもおんぷに同意見。
が、おんぷはそれはどれみにも言える事かもと言う。その視線の先には見覚えのある赤い物体。


で、あいこは今朝の話を再開。今朝、同年代で頭の上にどれみみたいなお団子が1つあり、スケッチブックで何か描いてた変な子と会ったと語る。
マズそうな顔に変わって、そこをどれみに突かれ『信子ちゃん、どうしたの?』と聞かれて驚く信子。
で、その子を連れてくる。あいこはこの子と確認。どれみも『丸山さん』と知っていたらしい。
同じクラスの丸山みほちゃんと紹介するどれみ。信子に言われて謝るみほ。『あ、こちらこそ』と返すあいこ。
ここでみほが信子の友達か聞くはづきとおんぷ。



信子の話によるとクラス替えであいこと別々になった時。
泣いてると哀れんでか白衣の中年天使が松坂牛3キロと最新型ノートパソコンのどちらを選ぶか聞いてきた。
そんな物要らないからクラス替えのやり直しをしてと言う信子。笑って去っていく中年天使。『帰るな〜!』と怒る信子。
その時に『あの、ノストラダムスの研究家は今何をしてると思いますか?』と聞いてきたのがみほ。意味不明wwww

信子曰く、これが2人の出会い。『訳わかんないよ』とツッコミを入れるどれみ。
要するにクラス替えの後、最初に声をかけられたのがみほだったと通訳するあいこ。
ホラ話を見抜いてる事に感心するどれみ。『長い付き合いやからな』と返すあいこ。そんなやり取りを見ているみほ。


で、下校時間。
本当の話、みほはカリスマ配達員を見て面白かったと話しかけてきたそうだ。何を描いてたか質問するあいこ。内緒と答える信子。
すると、後ろからみほがやってくる。どうやら、約束があったそうで信子を連行していくみほ。
未練ありそうな信子を連れ去りながら、ちと怖い目であいこを睨むみほ。あいこもそれに気付いた。
どれみにどうしたのか聞かれ、よくわからないけど嫌われてるみたいと話すあいこ。



んで、あるマンション。ここはみほの家。
30円の値引きに成功した話をする信子。『うふっ』と笑顔なみほ。ここであいこなら300円は値切ってたと言う信子。
それを聞いて表情が暗くなるみほ。信子にどうしたのか聞かれ信子が何時もあいこの事を話すと言う。
当然と言った後、自分達は親友だから、言いたい事を言い合える関係と続ける。そう聞いて、信子を見てると

みほママ登場。この人の話によれば、みほは最近、信子のことばっかり話すそうで。
こんな性格なので、今日も信子が来ると楽しそうだったらしい。そこまでバラされたところで止めに入るみほ。
家に友達連れてきたのは信子が初めてだそうなので仲良くしてあげてと言われる信子。
それに驚いた様子の信子だったが、みほがママを部屋から追い出すのを見て笑う。とここで何かを始める2人。


で、学校。教室で何かしている2人を見ているどれみとももこ。

完成したのか『やっぱり、最後はこうでなくっちゃ』と言う信子。それを嬉しそうに見ているみほ。
すると、偶々通りかかったあいこ。信子もあいこに気付いた。後をお願いとみほにノートを渡して去っていく信子。
何故か焦ってるので、あいこにどうしたのか聞かれるが何でもないと返す信子。
同意を求められ頷くみほ。帰っていく2人を見ているみほ。

その夜。暗い部屋で何かを書いているみほ。


そして、新作のお披露目。待ってましたと言うあいこ。今回は一味違うとの事。
『無国籍戦士あいこ』と書かれた表紙を見ると、なんと絵付き。そう、漫画なのだ。
原作は信子、絵は丸山みほと書かれており、みほが取っていた行動に納得したあいこ。信子が頼んだそうで。2人で相談しながら作ったらしい。
楽しみと言うあいこ。ここでみほの所在を聞く。『あれおかしいわね? さっきまで一緒だったんだけど』と探す信子。
みほは曲がり角のとこに隠れてたりする。


MAHO堂で早速、今度は漫画であると公表するあいこ。
『へ〜、丸山さんが絵描いたんだ〜』と言うどれみ。どんな話か気にするはづき。早く読んでみようと言うおんぷ。
が、ももこに少々元気が無い。
パティシエ服着てるから日本語は喋れるけど、漢字はあまり読めないらしい。
絵を見れば大体分かると気を遣うが、他の4名はこれではいけないと言う事で思案中。どれみが何かを思いついた様で鼻息を出す。

ここでアイキャッチ。


というわけで自分に任せてと言うどれみ。

それは勿論、マジカルステージ。『私達を漫画の世界に連れてって』と願う。

すると、見慣れない衣装。似たような衣装の信人にここは奴らのテリトリーだから油断するなと言われ『はぁ?』なあいこ。
すると、これまた似たような衣装のみほも登場。早速、あれを見てと言うみほ。

見てみるとおんぷが誘拐されていたりする。しかも少女漫画顔。そこに呆れるあいこ。

今度はアメコミ風のももこ登場。本人曰く『正義の味方 スーパーももこ』らしい。驚くしかないあいこ。
早速、誘拐団をKOする。そして『im a number one!(私が一番)』と宣言。『素敵』とうっとりなおんぷ。呆れ顔のあいこ。

『レイカ様に幸あれ』と言って力尽きる戦闘員。すると、聞き覚えのある高笑い声と共に地割れ発生。
落ちていく戦闘員達。おんぷを連れて逃げるスーパーももこ。地割れの中で怪しい目が光る。

出て来たのは両手ハサミ、下半身蜘蛛な玉木麗香ことレイカ星人。只只管、呆れ驚くしかないあいこ。

すると、地割れに落ちそうになるみほ。信人が腕を掴んだので落ちずに済んだ。嬉しそうなみほ。


しかし、あいこも落ちそうになる。あいこの方も気にする信人。あいこ、自分は大丈夫だからみほを助ける様に言う。
気にしていた様だがみほを救出した信人。『どうして?』と聞くみほ。信人曰く、あいこ隊員は大丈夫だから。
この2人の信頼関係の前にショックを隠せないみほ。


ここではづき博士と忠犬どれみも登場。どれみがまた犬な事を笑うあいこ。どれみに怒られる。
早速、レイカ星人をやっつける様に言うはづき博士。『でも、一体どうやって?』と聞くみほ。
生身の人間じゃ歯が立たないと言う信人。スーパーももこでもダメだそうで。

が、こんな事もあろうかとどれみに仕掛けがあるそうで。
と言う訳で『チェーンジ! どれみロボ!』スカーフの下のボタンを押したらどれみ変形。炎のお団子どれみロボになる。

『これ、どないなってんねん!』とツッコミを入れるあいこ。科学の勝利と言うはづき博士。頷く一同。

で、はづき博士がどれみロボに乗り込む様に信人へ言う。が、急に腹痛がしたと言う訳であいこが乗る事に。
『あいこ隊員、世界の危機を救えるのは君しか居ない』と元気になった信人に
『勝手な事言うな! しかもあんた、お腹はどないしてん!?』と言うあいこ。思い出した様に痛がる信人。と言う訳でやっぱりあいこが乗る事に。
搭乗準備中も仮病だとしつこく指摘する。笑顔で送る一同だがみほだけはキツイ表情に。それに気付いたあいこ。


ちょいと荒っぽい乗せ方。『どないなっても知らんからな』とヤケになるあいこ。待ちくたびれたと言うレイカ星人。

はづき博士曰く時間の都合上、一気につけるそうで。と言うのも地球滅亡まであと3分しか無いから。
とんでもない裏設定に呆れるあいこ。細かい事は気にするなと言われた後、赤いボタンを押す様に指示を受ける。
が、押そうとしたら『ダメよ〜! 必殺技を出す時はちゃんと技の名前を叫ばなきゃ!』と言い出すはづき博士。『もしもし〜?』なあいこ。


が、そうこうしている間にレイカ星人からセクシーショット攻撃を受けて倒れるどれみロボ。
それでも主人公かとバカにするレイカ星人。どれみ曰く、これなら犬の方がマシだそうで。

応援するおんぷとスーパーももこ。静観するはづき博士。
あいこ隊員なら必ずやってくれると言う信人を口半開きのまま見つめるみほ。それを見ている3人。


どれみロボを立ち上がらせるあいこ。そして『どれみロボお団子ダイナミーック!』と技名を言ってボタンを押す
体が勝手に動いて戸惑うどれみを他所にお団子をレイカ星人に発射する。そして『ミヤモーレ!』とハート型の爆煙を残して消え去ったレイカ星人。

握手を交わして夕日を見るあいこと信人の2人。それを見て『結局、あの2人には敵わないのね』と呟くみほ。
どれみは『あの? 元に戻らないんですけど?』と言う。勝利をあいこのおかげと感謝する信人、お腹を大事にする様に言うあいこ。
重ねて元に戻らないと言うどれみ。
『あいこ隊員の決死の活躍により、何とか勝利する事ができた信人達。しかし、レイカ星人の卑劣な攻撃はこれからも続く事だろう。
行け!信人。負けるなどれみロボ! そして戦え!無国籍戦士あいこ! フォーエバー!』とナレーションが入っておしまい。


なおも戻らない事を言ってるどれみの頭上に大きな水が落ちてくる。
そして、それを皮切りに大雨が降る。が、すぐ止んだ。上を見るとみほの泣き顔。泣いて絵を描くみほ。

どれみ、最後のページの『つづく』の文字がぼやけているのを見て涙が原因だと気付いた。はづきに『あいちゃん、私思うんだけど』と言われ頷くあいこ。


で、みほのマンションの公園。
『絵、上手いねんな』と声をかけるあいこ。驚いた様子のみほに突然だった事を謝る。
話があると言うあいこだがみほは話す事無いと拒否する。が、あいこは『みほちゃんはあたしと話す必要がある』と言う。
みほに焦る必要は無いと言う自分の考えを話すあいこ。
漫画を見てみほが信子を大好きな気持ちがわかったと同時にそれ以上に辛そうに見えたと言う。
『どうせ、私はあなたには一生敵わないのよ!』と大きな声で言うみほ。
お互い良く知ってて、何でも話せて何でもわかる、あいこと信子の2人が羨ましかったそうだ。
自分がどんなに頑張っても時間の差が有り過ぎると言うみほ。
あいこはそんなの関係ないと言う。自分やおんぷも途中から転校してきたが、どれみや皆と大の仲良しになれたと例を挙げる。
同時にみほと信子がもう大の仲良しだとも言う。2人を羨ましいと思ってると語るあいこ。
あの漫画を2人で作れるなんて自分には絶対真似できないと言う。そんなの気休めと返すみほ。
ここで、友達は焦ったり飾ったりしなくても、素直な自分をぶつければ自然と仲良くなれるモノだから、出会った瞬間なんて関係ないと言うあいこ。
そして、嘘だと思うなら信子に聞いてみる様に勧めるあいこ。
言いたい事があれば何でもぶつけてみれば良いと、信子なら答えてくれると続ける。

そして、ある日。信子に友達か聞いてみるみほ。
『違うわよ』と言われ表情が曇ったみほだが『だって、みほみほと私はもう、親友でしょ?』と言われ嬉しそうな顔になるみほ。
でも、一番はあいこと補足が入る。そう言ってどれみ達のところへ向かう信子。

『ゆっくりと・・・ね!』と心で言ったみほが6人のもとへ駆け出したカット。このカットのまま、新作の話で盛り上がったところで

〜おしまい〜

第9話『はづきとまさるのたからもの』
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