第22話『希望の炎! その名はキュアスカーレット!!』
(2015年7月5日放送)
脚本:田中仁 演出:田中裕太 作画監督:中谷友紀子

かわいそうなゆい

遂にスカーレットさん登場。
中の人が沢城さんと言う事でこのオチは読めました。
(悪役で終わらせるには勿体ない声)
ドキと見せかけて実はフレスイパターン!

収録DVD

(DVDは23話~24話同時収録)
(BDは13話~21話、23話~24話同時収録)

アバンタイトル


いきなり誰かが歩いてくる。両膝抱えて寝ていたゆい、目を覚まし『みんな!』と走っていく。
『ゆいちゃん』と呼ぶはるか達が戻ってきた。
『無事でよかったー』と喜び、はるかに背負われたトワを見て『その人は?』と聞くゆい。
『トワイライトだよ』ときららから聞いて『えー!』と驚く。
『大丈夫だよ、今はトワさんだから』と教えるはるか。
俄かには信じられないのかあんぐりゆいに『後で説明するわね』なみなみ。
『まずはゆっくり休みましょう』と提案。

ディスダークアジト。
『あはっ! トワイライト様』と嘆くシャット。
『未練がましいんだね』とロックに言われ『なに!?』と怒る。
『そんなことより、ディスピア様・・・一体どこへ』と言うロック。
不在の座のアップでOPへ(ナレはるか)。

で、サブタイトル。

夜。
寝れないはるか。前回のカナタとの別れ際の顔がフラッシュバック。忘れられない模様。
ケースに入ったバイオリンを見つめている。
『カナタ・・・』と目を瞑る。
黒フェードアウト。


カナタの前でバイオリン練習中のトワ。
間違えて『あ、また』。
『焦る必要はないよ、トワ』と励ますカナタ。
『お兄様』と見る妹に『失敗しても1歩ずつ取りかえしていけばいい。それがグランプリンセスへの道だよ』と教える。
『わかっていますわ。でも早く上達してお兄様とこの曲を弾きたいのです』と返すトワ。
『トワ・・・』なカナタ。
『さ、もう1度ですわ』と構えるトワ。
弦に弓を当てたらば
(かのシーンの別カット)

蘇るわトワイライト時代。暗い自分の顔。


目を覚ますトワ。魘されたか息切れ。風に揺れるカーテン。
(ステッキを振る自分、ゆい達を閉じ込める、偽者に怒る、本を燃やす、仮面時代、闇エネルギーの中で上の空回想)
今のトワには嫌な思い出らしく頭を抱えて怯える。
ふと左横を見たらプリンセスパフュームとキーが3つ。
あんぐりトワ。


キーを持って見たまま並木道を歩いてるトワ『お兄様・・・』と口にする。
するとバイオリンの音色が聞こえ『この音色は・・・』と反応。
並木道から花が咲いてる場所へ移動。

弾いてるはるかをじっと見ているトワ。
ちょっと接近してきた彼女の視線に気づいたか演奏を止めたはるか、振り返って『トワ・・・さん?』。
『なぜ、あなたがその曲を?』と聞くトワ。
『へ・・・あぁ、ミスシャムールに習ったの。この曲、カナタが弾いてたんだってね』
と言うはるか。
無言トワ。
『カナタから聞いたよ。よく一緒にバイオリンを練習してたって』と聞くはるか。
ちょっと反応するトワ。


『あ、これ、あなたに返さなきゃ』とカナタのバイオリンケースを見せるはるか。
『それは、お兄様のバイオリン・・・』と言うトワ。
『うん。私よりもあなたが持っていたほうがいいと思って』と差し出すはるか。
『そうだ、よかったら一緒に弾き』と続ける彼女を『やめてください!』と制するトワ。
『え・・・』なはるか。
『そんなもの、もう・・・見たくありません』と返すトワに落ち込むはるか。

『分かるぞ・・・それは・・・お前にとって叶わぬ夢の象徴だからな』と花を枯らしながらやってきたディスピア。


驚く2人。『ディスピア!』と呼ぶはるか。
『な、なんで!』。トワも怯む。
『あれで逃げ切れたとでも思ったか、トワイライト、私の元へ戻るなら今のうちだぞ』と脅すディスピア。
『戻りません! それに私はもう、トワイライトじゃない!』と拒否るトワ。
『ディスダークのプリンセスが、そんな姿で何を今更』と指摘ディスピア。
『こ、これはあなたが!』と返すトワ。
『もうお母様とは呼んでくれないのかい?』と言うディスピア。
怯むトワ。
『そうだ、全ては私がしたこと。だが事実は変えられない』と歩き出すディスピア。
『ホープキングダムは滅亡寸前。そしてお前の兄も』と言われ動揺トワ。
『カナタは大丈夫だよ』と返すはるかだが『私がここに居るのにか?』と指摘ディスピア。
『い、いや・・・』と呟くトワ。『トワさん!?』と心配はるか。

『辛いか現実が?』と闇を引き連れワープしてくる。
『しかしすべてはもう手遅れだ』と更にワープ。



『こんなことになるのなら』と顔を接近させるディスピア『私の娘のままでいればよかったのに』と言う。
『いや・・・』と小声トワ。
『お前の夢など最初から終わっていたのだ』とはるかの後ろディスピア。
『お前が自分で私の森に足を踏み入れた時にな』と指摘。
怯えるトワが目に映っている。
『さぁ、いい子だ。そのまま絶望しろ!』と顔を接近ディスピアが目に映ってるトワ。
『いやああああああああああ!』と頭を抱え絶叫。
そんなトワを抱きしめると辺りに茨が伸びていく。

逃げようとしたはるか、カナタのバイオリンケースだけさらわれてしまう。
『あ! カナタのバイオリンが!』と言うはるか。自分のケースを発見しそれだけもって逃げる。


遠くから何やら茨の塊が巨大な花の様な姿を作るのを見ているゆい。
『な、なにあれ』と言うゆい。
東や如月、らんこもいる。
すると赤い風に襲われる一同。去ったと思ったら紫色になって凍結する一同。
(ゆい、18話に続いての災難。20話は置き去りだしかわいそう)

今一度。赤い風が放たれる。今度ははるかを襲うが『トワさん!』と叫ぶ彼女は無事。
『はるはる』ときらら、『何が起きてるの?』とみなみ
が到着。
『トワさんがあの中に』と教えるはるかに驚く一同。


笑ってるディスピア。
茨が開き姿が見える。
『素晴らしい絶望だ。さすがはトワイライト。最後に良い働きをしてくれた』と言うディスピア。
『ディスピア!』と言うみなきら。
驚く残りの面々。
『最後って!?』と聞くはるか。
『絶望を吸い尽くしたら枯れ果てるだけ』と答えるディスピアに『そんな!』。
『さぁ、滅びよ!』と茨発射ディスピア。
命中して爆発。

だが砂塵の中に見覚えのあるシルエット。
『ん?』なディスピア。
『やるしかない、か』『そうね』『さがっててね』とトゥインクル、マーメイド、フローラ。
バイオリンケース持ったパフとアロマが距離を取る。
『強く』『優しう』『美しく』とフローラ、マーメイド、トゥインクル。


『GO!』とフローラの声に『プリンセスプリキュア!』と声を揃え飛び上がる3人。
『絶望の魔女、ディスピア! お覚悟はよろしくて!?』と言うフローラ。
『面白い』と陰から分身を作るディスピア。
分身を迎え撃つ3人。フロマーはキック、トゥインクルはキック。
暗転。

フェードイン。吊るされてるバイオリンケース。
ハイライトの無い目。茨の台座に座り込んでるトワ。

ここでアイキャッチ

(ショート風)
(8話と被り)



ノーブル学園の方で強烈な光が。そして弾ける。砂塵の中クリスタルプリンセスロッドが落ちて消滅。
『ふん、所詮この程度か・・・』と言うディスピア。
『みんなー!』とアロマがパフ連れで戻ってきた。


『うっ・・・圧倒的な強さだわ』とマーメイド、『しかも、あの子の絶望でパワーアップしてるんでしょ』とトゥインクル
が言う。
倒れてるフローラを前に『パフー』『一体どうしたらいいロマ』と茨タワーを見る2匹。
掌をピクッとするフローラ。
『助けなきゃ』と言う彼女の声に『パフ?』とパフロマ反応。
『どんなに勝ち目がなくたって、トワさんだけは・・・』
(『トワを頼むと』見送るカナタカット)
と見据えるフローラ。

『でも、どうやってロマ?』と聞くアロマ。
そちら側へ目をやった際、何かを閃くフローラ。バイオリンケースにカメラ移動。
『!? それだよ!』と言うフローラに『パフ!?』なパフ。
『あの曲なら・・・』
(演奏するカナタ、粉砕されるトワイライト仮面、涙目閉じる回想)
『もう1度トワさんを絶望から救えるかもしれない』
と言うフローラ。
『それしか、手はなさそうだね』と立ち上がるトゥインクル。
『いきなさいフローラ、トワさんを救うのよ』とマーメイドも後押し。
『はい!』と返すフローラ。
『ん?』なディスピア。

走る3人にまた『ん』。


ミーティアハミングで影を粉砕トゥインクル。
上空に飛び上がったフローラ。それを狙う影を今度はマーメイドがフローズンリップルで凍結。
それを足場にするフローラ。
続いてフルムーンハミングで切断するトゥインクル。
『トワイライトが狙いか』と察して茨を発射ディスピア。


マーメイドリップルで茨を巻き込むマーメイド。
『ぬぅ!』と赤い衝撃波で彼女を弾き飛ばすディスピア。
『プリキュア!』とトゥインクルの声。
水の竜巻が晴れると2人は泡に覆われているので『何!』と驚くディスピア。
『バブルリップル』と技名マーメイド、無事だった。
トゥインクルハミングが切り裂いた穴にリーストルビヨンで中へ侵入するフローラ。

内部へ入ったフローラ。
『いたた』と痛がってるとトワを発見。
ハイライトの無いトワに『トワさん!』と言うフローラ。
あんぐりだったが決意顔。

『今更どうなるとも思わぬが、少々イタズラが過ぎるな』歩いてるディスピア。
背中で繋いでいたピンク茨を引っ込める。
『小娘ども!』と赤いオーラを纏うディスピア。

『さて、ここからが』『正念場ね』とトゥマー。
見据えるマーメイド。

バイオリンを構えて演奏しようするフローラに『やめて』と言うトワイライト。
驚くフローラ。
『聞きたくないわ。それを聞くと思い出す。お兄様、ホープキングダム、私の・・・罪』と理由を述べるトワ。
あんぐりはるか、一旦演奏ポーズを解いて
『そんな事言わないで。まずはここから出ようよ』と言うフローラ。
『出てどうなると言うの? 一度絶望に染まり、罪を犯した私にはもう何もない、帰る場所も、夢も』
とネガトワ。
それに反応フローラ。あんぐりだったが口を閉じる。
『もう、グランプリンセスにも』と言うトワに『なれるよ』と続く。
顔を上げるトワ。

『心から望めば、きっと夢は叶う。カナタは、私に、そう・・・教えてくれたよ』と涙を流しながら明るい顔でプルプル震えてるフローラ。

『お兄・・・様?』とハイライトが少し戻るトワ。
『カナタはもう1度、あなたとバイオリンを弾くのが夢だって言ってた。私も、その夢を応援したい。だから、前を向こうよ、もう1度』
と説得フローラ。
その言葉に反応トワ、見上げるとそこにはカナタのバイオリンケース。エンブレムが光る。
『お兄様・・・?』と呟くと軽く地震が起き滑り落ちてくる。

落ちると同時に蓋が開きバイオリンが丸見え。動揺トワ。

バリアで持ちこたえてるトゥインクル。
影に囲まれて息切れマーメイド『フローラ・・・』と心配。


バイオリンを手に取ろうとするトワ、怖いのか一度怯み『怖い・・・』と口にする。
『大丈夫』と言われフローラを見る。
『大丈夫だよ』と言って構えるフローラ。演奏を開始する。
『どんなに失敗したって、1歩ずつ取りかえしていけばいいんだよ』と励ますフローラにカナタの姿が重なる。
ハッとするトワ。

回想。
『失敗しても1歩ずつ取り返していけばいい』とカナタも同じ事言っている。
『わかっています。さ、もう1度ですわ』と弾き始めるトワ。
回想終了。

一度息を吸い、演奏を始めるトワ。あんぐり、フローラ。更に驚いた感じ。

砂塵が晴れると既にマートゥは倒されていたりする。
『ん? バイオリン?』と反応ディスピア。
演奏を一旦終えるトワ。暫くあんぐりだったが、嬉しそうな顔で自分も弾き始めるフローラ。
トワも弾き始め、2人の演奏会。
『2つの音色が、重なった?』と気付くトゥインクル。
『1つの曲だったのね』と察するマーメイド。
掌からオーラが消滅『絶望が・・・消えていくだと?』と驚きを隠せないディスピア。
萎びていく影。

回想。
『いいかい、トワ。どんなに辛い事があっても、諦めちゃいけない。常に人々の希望を照らし続ける希望の光、それがグランプリンセスなんだよ』
と言うカナタ。
『ええ、分かっています』と返すトワ。
回想終了。
『分かっています。お兄様』と涙を流しながら弾き続けるトワ。

辺りが青く光り出す。驚いて振り返るマートゥ。茨の檻が消えていく。
あんぐりなマートゥとパフロマ。



2人の演奏は続く。
トワとカナタにホープキングダム背景。それはトワとフローラ、現在背景に変わる。

演奏を終え満足そうに空を見上げるトワ、『トワイライト・・・』と呼ばれハッとする。
『貴様、どうやって・・・』と問うディスピア。

『私は・・・もう2度と絶望しない』と茨の塔の端に立って言うトワ。
『小賢しい!』とディスピアが手を動かすと、茨がトワを突き飛ばす。
『トワさーん!』と手を伸ばすフローラ。
『!?』とあんぐりマートゥ。
落ちていくトワ。



『一度犯した罪は2度と消えない』と言うと同時に発生した青い炎が強くなる。
『でも、心から望めば・・・なら私はこの罪と共に、この罪を抱いたままもう1度』と
手をさし伸ばすと3つの光が。形的にキー。
『グランプリンセスを目指す!』とアップ顔トワ。
光を掴むと青い炎は赤い炎に。


ディスピアの前に落ちたと思ったら辺りを赤色に変えるほど炎が強くなる。
トワが掴んでいたのはキー。
黄金に輝くキーはドレスアップキーに変化。
黒いままだったパフュームと黄金色だった残りのキーもそれぞれ変化。
炎の中で閉じていた目を開くトワ。

プロセスは基本一緒なので省略。当然ながらエフェクトは炎。





相変わらず気合い入ってますわ。
『真紅の炎のプリンセス、キュアスカーレット』と名乗るトワ。


1カメ2カメ3カメ。

『プリンセスエンゲージ?』と驚くマーメイド。
『まさか、プリキュア・・・なの?』とフローラも。
『それは何の真似だ? トワイライト!』と珍しく声が変わるディスピア。
影を伸ばす。



見据えるスカーレット。踊る様に前後の影を叩きつけ、続きをスローモー回し蹴り。
そして勢いそのまま飛び上がっていた状態から両手の炎を叩きつけ影を粉砕。

上空に居る影には炎の竜巻に巻き込んで消滅させる。晴れるとポーズをとってる。

着地する元娘を見ているディスピア『なんだその力は』。


歩きながら
『闇を払い夢を照らす、希望の炎。何時の日かお兄様とホープキングダムを取り戻す、その時まで・・・ディスピア! 私はあなたと戦う!』
と宣言スカーレット。
『さぁ、お覚悟を決めなさい!』と決めポーズ。

パフが持っていたバイオリンが光って飛んでいく。
『これは・・・』とスカーレットが言うとバイオリンが光が散ると同時に変形。
『お兄様・・・』と口にし驚くスカーレットだったが覚悟を決める。

モードエレガントへ。歩きながら変化する珍しいバンク。


『スカーレットバイオリン。フェニックス!』
スカーレットバイオリンにフェニックスキーをセット。炎エフェクトで弓登場。演奏構え。
奏でると背中側に光の紋章登場。
それは『羽ばたけ、炎の翼』と言うと水平になり広がる様にして炎の鳥が登場。
唸る鳥。
『プリキュアフェニックスブレイズ!』と弓を前に向けると飛んでいく。
少し自由に飛んだと思ったらディスピアの方へ向かっていく。
それに気付いたディスピア、両手をクロスさせる。
『この力・・・トワイライトォー!!!』と叫ぶディスピア。
炎の球体に囲まれていたが棒状になって上に逃げる。弾けると辺りに火の粉が降り注ぐ。

その下にいるスカーレット『ごきげんよう』。

茨の塔は消滅していく。辺りは夕方。


『4人目のプリンセスかー』とトゥインクル、『ディスピアは?』とマーメイド
が言う。
『あの程度では倒れません。退いただけでしょう』と答えるスカーレット。
『キュアフローラ、お兄様はどこかで・・・生きています』と教える。
『ホント!?』とマートゥと共に驚くフローラ。
『感じるのです。このバイオリンを通して』と理由を述べるスカーレット。
それを聞いて『また会えるよね?』と涙目フローラ。


『ええ・・・きっと!』と振り向くスカーレット。そんな4人のカット。

今回はスカーレットバイオリンとスカーレットの3つのキー

~おしまい~

~今週のまたみてね~


第23話『ず~っと一緒! 私たち4人でプリンセスプリキュア!』
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