(2015年11月22日放送)
脚本:高橋ナツコ 演出:鈴木裕介 作画監督:アリス・ナリオ&フランシス・カネダ
3回目
ここに来てゆい話。
まさか3回目・・・。
絵の構図って作るの大変なんです。
と自分で作れない奴が言ってみる。
(だから人の真似をしてイラストを作るけど、中々上手くいかない)
EDと提供バックを除いて映画宣伝ターン終了。
収録DVD
(DVDは40話、42話同時収録)
(BDは37~40話、42話~50話同時収録)
アバンタイトル
夕方の秘密基地。
『うわぁ!』と声をあげるはるか。
『これホープキングダムのお城?』と聞くきらら。
『うん』と頷くゆい、『炎の城が生まれた、あの時の光景が目に焼き付いてて。あの感動を目に残しておきたいなと思って』と答える。
(炎の城誕生回想。目ウルウルゆい)
で、話題の絵。
(中学生の絵じゃねぇ・・・)
『うまく表現できてるかなぁ?』と不安がるゆいを『できてるできてる』とはるか、『うんうん』ときららが励ます。
ここで『そう言えば』とみなみの声。
カメラが引くと机の上にパフシャムールクロロ、みなトワが椅子に座っている。
『丁度、夢ヶ浜美術館で絵画コンクールをやっているからゆいも出品してみたらどうかしら?』と勧めるみなみ。
『コンクールですか?』と驚くゆい、『それいいじゃん』なきらら。
『沢山の人にゆいの絵を見て頂けますのね』と嬉しそうなトワ、『頑張ってみたら』と勧めるみなみ。
『そうですね。絵本作家になりたいって夢に近づけるかもしれないし』とやる気ゆい。
ニッコリはるきらに挟まれ『やってみます』と返す。
OPへ(はるかナレ)。
『コンクールのテーマはみんなの笑顔かー』とチラシを読み上げゆい。
『ってことは皆が笑顔になれるような絵。でも、技術や構図、テーマに沿ったオリジナル性も求められるだろうし』と座る。
木炭を手に取るも描けない。
『どうしたロマ?』と聞くアロマ。
溜息ゆい。
『パフ?』とパフ。
『うーん』と考えてるゆいにあんぐりで『?』な2匹。
『コンクールってことはきっと他の人のレベルも高いだろうし、いい加減なものを描けない。上手で、完璧でないといけないよね』
と聞くゆい。
その筋では素人なので返事に困る2匹。
『わ、わたしにできるかな』と不安がるゆい。
で、サブタイトル。
秘密基地。
唸ってるゆい『うーん、こうじゃなくて』と試行錯誤中。パフロマは嬉しそうに見ている。
『あー、構図が』と悩んでるとはるか達が楽しそうに帰ってくる。
『あ』と気付いたはるか、『シー』と止める。
『いや、そもそもこのデザインが』と消すゆい。
心配そうな顔で座るはるか。
他のみんなはニッコリ顔。
『そう言えば、カナタさんはまたホープキングダムに?』と聞くみなみ。
『ロマ?』と振り向くロマパフ。
『なんでも調べたいことがあるとか』と答えるアロマ。
炎の城。光の扉から出てくるカナタ。キョロキョロした後、フラッシュバック。
現在。
『カナタ様、大丈夫ロロ?』と心配クロロ。
『イエース、炎の城の近くなら安全だし、ロイヤルキーの力で今はこちらとすぐに行き来出来るようになったわー』と教えるシャムール。
『そっかー! よーし、わたしも頑張ろうっと』と張り切るはるか。
『ミスシャムール、レッスンお願いします』と頼む。
『イエース。今日のレッスンはお料理よん』とパッドを出す。
『お腹も空いたし、丁度いいかも』とニッコニコきらら。笑う一同。
『ゆいちゃん、それじゃ頑張って』と応援はるか。
『あ、あ・・・うん』と困り気味ゆい。
『それではレッスンスタート』とパッドをステッキで叩くシャムール。一同パッドの中へ光となって吸い込まれていく。
『私も頑張らなきゃ』と木炭を構える。
暗転。夕焼けの女子寮。
制作中、だが手を止めるゆい。
『あ、こういうの私より上手な人きっといるよね』とリアル画風。
ページ捲り演出。
『この絵で笑顔になれるー?』とデフォルメ画風。
ページ捲り演出。
パースから始めてるが納得いかない様子、そして『ていうかそもそもプリンセスの絵でいいのかな』と思い出す。
『なんだか、ますます何描いていいか分からなくなってきちゃった』とため息ついて倒れこむゆい。
上からのカメラ。
ちょっと左側向いて視線を出し『どうしよう』と言う。
で、シャムールマークの紙パックを持ってくる誰か。カメラ引いてはるかと判明。
『手作りケーキ、ゆいちゃん喜んでくれるかなー』とワクワクしている。
『ただいまー!』とドアを開けるが何かに気付いて口を塞ぐ。
寝ているゆい。静かにドアを閉め近寄るはるか。忍び足で接近し覗き込む。
顔を引いたらば何かを発見。それは没絵。
唸ってるゆいに気付いた。『どうしたら』と言う寝言に悩みを察したか同情顔はるか。
暗転。
目を覚ますゆい。かけられたシーツに気付き、間もなくしてシャムール印の紙パックに気付く。
紙パックの下には
疲れた時にはケーキが一番! ミスシャムールに教わって作ったから食べてね! ファイト! はるか
と書かれた手紙。
(疲れた時はケーキが一番だけはるかの声あり)
手紙見た後、はるかを見るゆい。寝ているはるか。
『はるかちゃん・・・』と感動ゆい。
黒フェードアウト。
校庭。
『いただきます』と言う声と横に開封された紙パック。
食べた後『うん、おいしい』と言う。
手を拭った後『はるかちゃんも応援してくれてるんだもん。しっかりしなきゃ』とやる気満々ゆい。
『でも、みんなを笑顔にできる絵って・・・』とすぐショボーン。
すると『何を描いているのかしら?』と横から声がかけられる。
『望月先生』と気付くゆい。歩いてくる望月。
『あ、いえその・・・』と返答に詰まるゆい。その間に『あら真っ白』と気付く望月。
『今、構図を考え中で』と慌てるゆい。
スケッチブックを持ったまま『今度コンクールに出そうと思っているんですけど。なかなかうまくいかなくて』と相談。
『そんな顔をしていては見えるものも見えなくなってしまうわ。あまり思いつめない様にね』とアドバイス望月。
『はい』と頭を下げるゆい。
ニッコリ望月。
テニスコートで練習藍原。少し見た後、歩いていくゆい。
『あめんぼあかいなあいうえお』と言う平野。復唱部員。
『かきのきくりのきかきくけこ』以下同文。
チラ見して無言で通過していくゆい。
『フレーフレーノーブル学園。フレッフレッノーブル学園、イェーイ!』とあの3人中心に楽しそうなチアーリーダー達。
見ていたがやっぱり去っていくゆい。
花壇の世話中小森の後ろも通過。
『私・・・みんなに置いて行かれてる・・・』と心中で思うゆい。
足が止まり『夢を目指す生徒が集まるノーブル学園か・・・私、ここに居ていいのかな』と独り言。
黒フェードアウト。
女子寮。『おはー』なきらら『差し入れ持ってきたよーん』とマーブルドーナツ持参。
『もうすぐですわよね、コンクール』とワクワクトワ。
『どう、描きあがりそう?』と聞くみなみ。
『何か手伝えることがあったら言ってね。肩とか揉むよ』とはるかも言う。
苦笑いで『ありがとう』と感謝するが落ち込み『でも、ごめん』と顔を背け『私、やっぱり今回はコンクールに出すのやめることにしたんだ』と打ち明けるゆい。
『え』なはるか、あんぐり驚くみなみ達。
耐えられなくなったか『ごめん、ちょっと用事を思い出しちゃった』と部屋を出る。
『ゆい?』なみなみ。困り顔のはるみなトワ。
あんぐり瞬きはるか。
ディスダーク。
『我々にもう猶予はない』とアップディスピア『わかっておるな?』と言う。
『これ以上やつらの好き勝手にはさせません』と言い『ストップ、フリーズ』と呼ぶ。
共に名前を呼ばれるごと『はっ!』な両名。
『より強い絶望を奴らに見せてやれ』と命令クローズ。
ポーズとってワープストフリ。静観ディスピア。
ここでアイキャッチ。
林の中を『なんで描けないんだろう・・・』と落ち込んで歩いてるゆい。
すると『あー、綺麗の声』に振り向く。
『ホント綺麗に咲いてるわね』と子供に囲まれてる望月。
『それでは、描いてみましょうか』と両手を開く。『はーい』な子供たち。
『望月先生』とゆいに呼ばれ『あら、あなたもどう? 青空絵画教室』と誘う望月。
『青空絵画教室?』と復唱ゆい。
『時折こうして子供たちに絵を教えているのよ』と聞いて『そうなんですか』。
と、ここで何かに気付く。そこには1人の女の子。覗きに行くと花をカラフルに塗っている。
あんぐりゆい『綺麗だね、どうしていろんな色で塗ってるの?』と質問。
『かわいいから』と返され『?』な彼女に『こっちの方がかわいい』と続ける女の子。
あんぐり暫し黙ってるゆい。
だが『確かに可愛いね』と言う彼女は嬉しそう。
『うん』と頷く女の子に『絵描くの、好きなの?』と聞く。
『大好き』な女の子に『どうして?』と更に聞く。
『だって、楽しいんだもん!』と笑顔の女の子。ハッとするゆい『そっか、そうだね』と納得。
『素敵な色だこと』と評する望月。『望月先生』と呼ぶゆい。ニッコリ望月。
足元カット。
『そう言えば、コンクールの絵の方は順調かしら』と聞く。
『それは』とゆい。
今度はバストアップカット。
『実は諦めようとしてました。コンクールで入賞することばかり考えて、それで大切なことが見えていなかった』
と答える。
前を向き『忘れていたのかもしれません。絵を描く楽しさを』と引きカット。
それを聞いて嬉しそうな望月『描きたいものは見つかったかしら?』と聞く。
『まだ、ハッキリとは。でも・・・先生、描くものと画用紙をもらっていいですか?』と答えてお願い。
『勿論』と返され『ありがとうございます』と感謝。
嬉しそうなゆい。
線を2本引く。今度は迷いなく順調。
するといつもの自名を叫びながら上空から変ポーズで鍵穴ワープストフリ。
気付いて見上げるゆいと望月。
目の前に降りてくる2人に怯える子供たち。
『沢山の夢だ』『小さいが大きい夢だ』と言うストフリ。
『ダメ! この子達の夢を奪わないで』と走り出し庇うゆい。
『邪魔をするな』『邪魔をするなら』なストフリ、『お前からだ』と声を揃える。
胸の前に鍵穴登場。だが、渡すまいと捕まえるゆい。
『なに?』と驚くストップ。
『あなた達の思い通りには、ならない!』と言うゆい。
『耐えただと?』『こいつは一体』と驚いて両手を合わせ『ハッ』とこっちへ下側の手を2人で差し出す。
抵抗するが『私の・・・夢が』と奪われてしまった。
轟音。遠くで鳥が飛んでいく。気づいて振り向くはるか達4人。
『ゼツボーグロマ!』と気付くアロマ。『みんな!』と言うはるかに頷く3人。
変身。
今日はスケッチブックとクレヨン素体ゼツボーグ。
(実はスケッチブック部分は3回とも共通)
ゼツボーグの前に降り立つ4人。
子供を逃がしながら『あなた達、ここは危ないわよ』と注意望月。
『ゆめ先生、逃げてください』と近寄ってくるフローラ。
『あなた、どこかで・・・』と18話のベンチ放置プレイと一礼を思い出す望月。
『えー! あー気のせいです。さ、子供たちを安全な場所へ。ここは私達に任せてください』と去らせようとするフローラ。
だが『ダメよ、もう誰も犠牲になんてさせないわ』と止められる。
その言葉に『え!』とゼツボーグ側上空を見上げるフローラ。
囚われのゆい。
『ゆいちゃん?』とあんぐりフローラ。3人もハッとする。
『さっ、早く逃げなさい』と言う望月。『私達が彼女を助けます』と肩に手を置くマーメイド。
クレヨンミサイル発射ゼツボーグ、蹴り落とすトゥインクル。爆発するクレヨンミサイル。
下り立つトゥインクル『言ってください』と促す。
『あなた達は一体』と不思議がる望月。
いつの間にか来ていたスカーレットと共に背を向け頷くフロマー。
『すぐに助けを呼んでくるわ、無茶してはダメよ』と去っていく望月。
ゼツボーグ側を向いて『ゆい、また無理をしたのね』と経験者スカーレット。
『絶対助けるよ、ゆいちゃん』と言うフローラ。
囚われゆいのアップ。
闇の中、体育座り『夢なんていらない、絵本なんてどうでもいい』と呟いてるゆい。
『ゆいちゃん、ゆいちゃん、ゆいちゃーん!』と呼ぶフローラの声。
『だ、れ?』なゆい。彼女の前に白い三日月が。
そこから戦ってるフローラが見え、キックを繰り出す。
左手で受け止められ、右手で殴り飛ばされるフローラ、墜落。でも諦めない。
『あれは・・・』と言うゆい。
今度はトゥインクルが星を散らし攻撃。
マーメイド、スカーレットの左右キックは片腕ずつで跳ね返すゼツボーグ。
飛んできたフローラにはスケッチブックをめくって色付きボタンをむき出す。
驚く彼女にそこから光弾連射。空中で動いて回避するフローラ。
『あれは・・・』と言いつつ目を開いて動揺ゆい。三日月光が丸の形に変化。
『あたし・・・』なゆい。
走ってる4人。光弾を避けるため、仲良しジャンプ。
『ゆいちゃんの夢の邪魔はさせない』とフローラ、『そうよ。真剣なゆいの夢を』とマーメイド、『何度も何度も利用して』とトゥインクル、『許せませんわ』とスカーレット
が怒る。
あんぐりゆい、目に光が戻り『みんな・・・』。
飛んだまま唸る4人
(何故かマーメイド見切れ)。
『そうだ』と口にするゆい。
殴り倒されるゼツボーグ。着地する4人。
『ゆいちゃんの夢は』と言うフローラ、『私達が守る!』と声を揃える4人。
『私が、描きたいものは』と立ち上がるゆい。
『私にか描けない、強く優しく美しいプリキュアの姿!』と彼女が続けると檻が登場。
『出なきゃ、ここから!』と格子の棒を掴むゆい。
囚われのゆいの口が動き出す。
『ん?』と気付くストフリ『何?』『なんだ?』と見上げる。
あんぐりな4人。『ゆいちゃん?』なフローラ。
苦しそうな表情ながら開いていた口を閉じたため『意識が!』とマーメイドを筆頭に気付く。
『待っててゆいちゃん、すぐにそこから助け出すから』と言うフローラ。
ゆいの上からの引きカット。
スケッチブックめくり風を起こすゼツボーグ。動けない4人と草に捕まり吹き飛ばされそうになってるパフロマ。
『出てみせる。私は描かなきゃいけないの!』と暴れるゆい。遂に手が動き出す。
今度は両手上げて『あぁ!』と驚くストフリ。
『有りえない』『絶望した筈』と仮面のゴーグル部分点灯中。
ゼツボーグの目の光が弱まりめくりの速度が落ちる。
驚きながらもゼツボーグを見据える4人。
『ゼツボーグの力が弱まっているロマ』と言うアロマ。
風攻撃を止めたゼツボーグの後ろで苦しそうに動いてるゆい。
『ゆいちゃん』と気付き『みんな!』と言うフローラ。グランプランタン発射。
『なんだ』『なんだったんだ』と変なポーズ逃亡ストフリ。
解放は勿論フローラ。
開かれる4人の変身後ポーズの本。
『自分にしか描けない物語を描いて、夢の力と夢を守ることの大切さを伝えたい』
と前に現れ両手を前に持って祈りのポーズ。そこから顔をあげるゆい。
眼前には背を向けた4人。笑顔で振り向くフローラ、ニッコリ。
ホワイトアウト。
目を覚まし『ありがとう、助けてくれて』と感謝ゆい。抱き状態から元に戻し『ゆいちゃん!?』と驚くフローラ。
『みんなの声届いてたよ』と言うゆい。
『絶望と戦ったのね』とマーメイド、『すごいよゆいゆい』とトゥインクルが称える。
『みんなが戦ってくれてる姿を見て、ハッキリとわかったの。私が描きたいものは、夢を守るために戦う、みんなの・・・プリキュアの姿だって!』
と言うゆい。
『ゆい!』と嬉しそうなスカーレットを筆頭に嬉しそうな4人。
『だから、コンクール、もう1度頑張ってみる。夢の力をたくさんの人に伝えたいから。だから私、描くね!』
と決意表明ゆい。
これまた嬉しそうに口を開いて喜ぶ4人。引きカット。
間もなく望月が白金、音楽教師、テニスコーチを連れて戻ってくる。
『あら?』な望月、『誰もいませんねー』な白金。
『おかしいわね』とキョロキョロ望月。
『うん? もしかしたら噂のプリンセスかもしれませんね』と推測白金。
『噂?』な望月に『夢を守って戦うプリンセスがいると言う噂が、生徒達の間であるんですよ』と説明。
『夢を?』と返し、前方の空を見上げる望月『そう・・・』と一言。
黒フェードアウト。
校舎。
筆を手に持っているゆい『うん、できた』。それを見て声をあげるはるか達。
『これはプリキュアロマ?』とアロマ、『すっごく綺麗パフ』パフ。
『素敵ー』とうっとりはるか。
『えへ、ありがとう』と嬉しそうなゆい。
白フェードアウト。
夢ヶ浜美術館。
歩いていた望月は『あら?』と何かを発見。
『良かった、描けたのね』と絵の前で嬉しそう。『とっても素敵』とニッコリウフフと喜んでいる。
夢の虹と言う題名なゆいの作品。佳作をとったらしい。
『少しでも多くの人に、輝く夢の力を! 届けられますように』と言うゆいの声。
彼女のドレスアップした4人の姿のデフォルメ絵で
~おしまい~
EDはマーメイド
~今週のまたみてね~
元通り
第42話『夢かプリキュアか!? 輝くきららの選ぶ道!』
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