第47話『ありがとう誠司! 愛から生まれる力!』
(2015年1月11日放送)
脚本:成田良美 演出:三塚雅人 作画監督:赤田信人

いーとーまきまき

誠司との決着編。
新年で残り3話って珍しいような。
(初?)
やっぱりラブリーかわいい!
ってか赤田さんって中々スゴイ人だった。

収録DVD

(DVDは46話、48話~49話同時収録)
(BDは37話~46話、48話~49話同時収録)

アバンタイトル

ぴかり神社。強風に見舞われる中、ブルー・ミラージュ・ファンファンが空を見上げている。
『赤い星が、もうこんなに近くまで』と言ってるファンファン。
『あの星を見ていると、胸が苦しくなる。まるで心を炎で焼かれているみたいな・・・』と辛そうに言うミラージュ。
『激しく燃える憎しみの色・・・レッド。今の彼そのものだ』と例えるブルー。

『ふん。ブルーよ、お前の信じる愛の力など何の役にも立たない。お前の地球は間もなく滅ぶ』と何処かから地球を傍観しているレッド。


飛行中の4人・その前に登場する誠司・掌からエネルギー発射・宇宙で大爆発
カット
『プリキュア、ブルーの愛によって生まれた者たちよ。お前達がいくら足掻こうと運命を変えることはできない』
と続ける。

爆発を見届けつつ『愛の名を持つプリキュア、キュアラブリー。そして幸せをもたらすハピネスチャージプリキュアか』と結果を知ったように背を向けて歩く。
高台の上にて『幸せは一瞬、愛は幻、命あるものはすべて息絶える』と語るレッド。
山の様な場所らしい。
見おろしつつ『この世界にあるのは絶望だけだ』と言う彼のアップでOPへ。

で、サブタイトル。

地球と赤い星。
投影ブルー『青と赤の2つの星。このまま近づけば・・・』と心配。
投影レッド『共に消滅の運命を辿ることになるだろう。人も世界も全ては幻となり消える。だがどうやらそれまでの間、もうしばらく余興を楽しませてもらえそうだ』と答える。


掌かざしてた誠司。その前には青サークルに紫星の黄色ハートバリア。勿論張ったのはこの3人。
『さぁラブリー、気合い入れていくよ!』とプリンセス
『相楽君を取り戻すんでしょ?』とフォーチュン
『大丈夫、みんなで力を合わせれば不可能はないわ』とハニー
が言う。
自分で頬を叩いて『うん!』とヤル気満々ラブリー。
『今度こそ、あの憎しみの結晶を打ち砕くのですわ』と言うリボン。

誠司の憎しみの結晶のアップ。
『愛は幻、愛は消し去る』と炎を右手に溜める誠司。
ハニーテレポートで消える4人。
止まって少し探したがすぐにワープ場所を察知しそこへ光弾円盤を発射する。
テレポートした4人、代わりに当たった隕石の爆発をバックに誠司の元へ向かってくる。


『あの結晶をぶっ壊すには、まずあれを守っているバリアを突破しなくちゃなんねえ』と指摘ぐらさん。
(前回のラブリーパンチが弾かれる回想)
『大丈夫、私達がチャンスを作る。だからラブリー!』と言うフォーチュン。
頷くラブリー、自分の右拳を見る。
(誠司が常に彼女達を支えてきた存在であること、そして彼の気持ちを掬い取ってきたかとレッド指摘フラッシュバック)
視線を前に移すラブリー。

瞬時に誠司の上を通過していく4人。後に狙いを定める誠司の

下に回って弾丸マシンガンを発射するプリンセス。周りの隕石を破壊するものの誠司には命中しない。連射を止めないプリンセス。


上空からハニーリボンスパイラルが放たれる。
それは振り向いてる誠司の後ろから憎しみの結晶を狙うがテレポートで回避される。
その後も追いかけるが6回回避され続ける。なんとか到達するもバリアに弾かれ掴まれるリボン。
そして誠司はリボンを思いっきり引っ張る。しかし来たのはハニーバトンの片割れだけ。


それに驚いてる誠司を上からリボン回転させ捕まえるハニー『暫くそのままじっとしててね相楽君!』と言う。
が、誠司は悲しみの結晶からエネルギーを放出、回転してハニーを引っ張り、勢いそのまま投げ飛ばす。
そして左掌からの光弾で狙いを定めるものの後の気配を察し振り向く。


そこにはフォーチュン、構える。目標を変えた誠司、突撃。
激突する両者の前腕。競り合いは誠司の勝ちで弾き飛ばす。
だが目を瞑って構えていたフォーチュンは彼の追撃ラリアットを前腕で受け止める。
そして顔の前で拳を寸止め。
目を瞑ったまま『相楽君が氷川道場に初めて来た日』と回想突入フォーチュン。

『強くなりたい。あなたはそう言ったわ。とても真剣な目で』ナレ。
(幼女いおな・ドア前誠司・そのアップ)
『それはめぐみを守れる人になりたかったからなんでしょ?』と目を開いて指摘フォーチュン。
凝視誠司。
『だが、プリキュアとなった彼女を君は守るどころか・・・』と言うレッド。
(3話:チョイアークの光線にやられ・26話:チョイアーク達にボコボコ・27話:サイアークになる回想)

その言葉に発奮する様に唸る誠司、吹き飛ばされるフォーチュン『相楽君!』と叫ぶ。
俯いて震えてる誠司。
『守るための力などあって何になる』と言ってるレッド。
『力は破壊をなすためだけにある。すべてを憎み、全てを壊してしまえ』と囁く。
唸りながら右手に炎を溜める誠司。


左から緑にエネルギー塊、右から黄色の無数の光弾が飛んでくる。
まず光弾が光線になって誠司を襲い、彼を囲んでいた緑の光が竜巻の様に炸裂した後、黄色の花マークとブルーの◎を作る。

構えてるプリンセス
『誠司、あんたはすごいよ! めぐみが神様を好きになっても、自分の想いが届かなくても、めぐみに笑顔で居てほしいって気持ちは絶対に変えなかった!』
と言う。
『自分が苦しくても、相手の幸せを願える。とても強い心をあなたは持っているわ!』
とハニーも構えながら言う。
吹き飛ばされていたが持ち直し『だから、憎しみなんかに負けないで! 相楽君!』とフォーチュンも続く。


エメラルドイリュージョンで捕える。苦しそうだったがすぐさま憎しみの結晶が反応。
そして赤いエネルギーが放出される。それはエメラルドイリュージョンに激突。
苦しそうに構えてる3人。間もなく粉砕されるエメラルドイリュージョン。吹き飛ばされる3人。
『ラブリー!』と呼ぶプリンセス。

蠢く誠司の球体の裏にホワイトアウトと共で巨大なピンクの拳が登場。
振り向く誠司。苦しそうに呻いているラブリー。
『ラブリーパンチング・・・!』と言うと彼に向けて構えられる拳。

『パーンチ!』とパンチするラブリー。飛んでいく光の拳。



覆っていた雲が一瞬で消え、誠司の球体に激突するパンチングパンチ。
やや苦しそうに見上げる誠司。憎しみの結晶はバチバチ。それに気付いたのか気張るラブリー。
あんぐり顔で見ているリボぐらとプリンセス達。
『ラブリー』とハニーの声。
絶叫誠司、ラブリーも叫ぶ。パンチングパンチにヒビが入り同時に砕け散る。


衝撃から顔を庇ってる誠司。すると、煙の中からラブリーが突撃してくる。
彼女は胸の結晶にパンチ。そのまま一緒に飛んでいく。煙の中を光跡を作りながら飛んでいく。
そして下に落ちていく。それによって2人は空気との摩擦により炎を纏う。
辛そうな顔から徐々に顔をあげる誠司。
気張っていたが一瞬顔を下げ『誠司ー!』と叫ぶラブリー。

地面に激突し爆発が起きる。砂塵発生。

ここでアイキャッチ。




倒れているラブリー、目を覚ます。そして起き上がる、目の前に地球。
あんぐりだったが見下ろす。

そこにはピラミッドもどきの上に居るレッド。
『ようこそ、愛の名を持つプリキュアよ』とドヤ顔『残念だが、無駄な努力だったな』と言う。


立ち上がる誠司。
『憎しみの結晶は神である俺が生み出したもの。破壊することなど不可能だ』と解説レッド。
光る憎しみの結晶。あんぐり見ているラブリー。誠司を睨む。
『お前に残された道は2つ、倒すか・・・倒されるか、どちらを選んでも行きつく先は絶望。それが、愛の結末だ』
と言うレッド。

目が隠れている誠司。見ているラブリー。
目を瞑った後『あなたの言うとおりだよ、レッド』と認める。
『ん?』と反応レッド。

『ずっと考えてた。地球であなたが私に言った言葉の意味』と言うラブリー。
(結晶を殴るラブリーの回想)
『あの時、誠司の心の叫びが伝わってきた気がした。そして今、もう1度触れてハッキリわかった。
激しい炎みたいな感情、私の知らない誠司。だけど、それだって誠司の大切な心の一部なんだよね』
胸のハート前で拳を構える。
結晶の中で体育座り誠司のイメージ後、胸元で手をパーにするラブリー。
『うん。だからやっぱり壊すことなんてできないよ』と続ける。
『ん?』なレッド。

『私、どうすれば誠司を助けられるのか、まだ分からない。だけど、私がやるべきことは、決めてきたんだ。
2人だけでここまで来たのは誠司にこれ以上みんなを傷つけさせたくなかったから』
と連れてきた理由を述べるラブリー。

『それだけじゃない。これは私のワガママ』とラブプリブレスを回す。そしてドヤ顔で構えるラブリー。
ピンク色の後光を放っている。
『誰にも邪魔されずに2人っきりで誠司と話をしたかったから』と言う。
『何を血迷ったことを。彼にはもう何を言っても聞こえぬ』と教えるレッド。

両腕をクロスさせ突撃してくる誠司。突撃。


激突する2人の拳。光りをまき散らす。
表情変えない誠司とやや辛そうなラブリー。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『私が悩んだり、辛かったりした時、誠司はいつだって話を聞いてくれて励ましてくれた。頑張る力をくれた!』
と言う。
(44話:並木歩くめぐ誠、泣いてるめぐみ、励まされる回想)
『だから、今度は私が、誠司の気持ちを受け止める番! 言葉じゃなくていい、思いっきりぶつけあおう! 私も、誠司に伝えたい。大切なことがあるから』
と続ける。目のアップ。

ホワイトアウト。地面の岩が舞い上がっていく。
赤と白のエネルギー竜巻が発生したと思ったら消滅。

3度激突後、ラブリーの拳と誠司の足が激突。

『遠慮はいらないよ、誠司!』と飛行しながら言うラブリー。


無言で無数の光弾を発射する誠司。
それを弾きつつ『あたしだって、だてにプリキュア、やってないんだから!』と踏みつけを繰り出すラブリー。
サマーソルトで弾く誠司。


そこからお互い殴り合い。
嬉しそうな顔で『だけど、今のあたしがあるのはきっと誠司のおかげ。私がプリキュアになるずっとずっと前から』と言うラブリー。
2人の拳が交わったと思ったらピンクの光が飛び出る。
『誠司が私のことを守ってくれてたから!』と続ける。
憎しみの結晶が鼓動に襲われ誠司も顔を庇う。

そこから空中で激突を続ける両者。
フェードインと同時に背景が暗くなり『俺の意のままに2人は戦い合ってると言うのに、なぜこんなにも心が苛立つ!? なんだこの不愉快な感覚は!』とうろたえるレッド。
『憎しみを打ち砕くのではなく、憎しみを、愛をもって正面から受け止める。ラブリー、それが君の見つけ出した答え。君の、愛の在り方なんだね!』
と教え納得するブルー。


上空から4本の光線を発射するラブリー。かき消す誠司。
フェードインレッド『ふん、お前ごときちっぽけな存在に憎しみの力を受け止めきれるものか!』と強がってフェードアウト。

誠司、巨大な火球を作り上げる。
『愛よ、この憎しみの業火で灰となるがいい!』と言うレッド。
唸りながら投げ飛ばす誠司。飛んでいく火球。


目を瞑って受け入れるラブリー。中で焼かれて苦しそう。
フェードインレッド『ばかな! なぜ燃えつきぬ!?』と驚く。



『誠司、いくよ!』と腕を回し始めるラブリー。キラキラ音。
火球が渦を巻く様なエネルギーに支配されていく。そして中央に集まっていき、完全に消滅。
腕に炎が溜められる。それはピンクのハート型の光2つへと変化、それを頭上に掲げるラブリー。
『プリキュア、ピンキーラブ!』と1つになった巨大なハートを前に置き『シュート!』と突き出す。
ハートと共に誠司へ突撃。迎え撃つ誠司。

ピンクの光の中でこっちを向いてるラブリーの顔は嬉しそう。彼女は体当たりではなく誠司を抱きしめる。
『私ね、プリキュアになってから色んなことがあって色んな人に出会って、愛って好きになったりとか、助け合ったりとか、そういう特別なことだけじゃないんだって』
と語るラブリー。あんぐりでじっと聞いてる誠司。

『一緒に学校へ行くこと、一緒にご飯を食べること、一緒に星を眺めたりおしゃべりしたりすること』
(セリフに対応して青空の河川敷、愛乃家リビング、マンション前夜空に変わるカット)
と言うラブリー。
夜空から2人が登場、今のピンク世界に戻る。
『そんな何気ないことも、みんなみんな愛なんだって』と続けるラブリー。


『ブルーに失恋した時ね、これ以上悲しいことなんてないって思ってた。
でも、誠司が目の前からいなくなった時、まるで自分の心も体も半分に引き裂かれたみたいな気持ちになって、目の前が真っ暗になったの』
と抱きしめる手に力が入る。
あんぐり誠司。
『生まれた時からずっと今まで兄弟みたいに一緒にいるのが当たり前だったから、気が付かなかったよ。誠司がたくさん愛をくれてたこと』
と言って離れ涙を拭うラブリー。
『誠司、ありがとう。いっぱいいっぱい、愛をありがとう』と感謝する。

すると2人から光が発せられ辺りは今までの世界に戻る。
だが雲の中から光が差したりと今までとは違う世界の模様。
『あたし自分の願いを見つけたよ。私の願いは・・ぴかりが丘でみんなと幸せに暮らすこと。友達と家族と誠司と一緒に!』
と目を瞑りつつ話すラブリー。
光り出す誠司『もう、その願いはかなってるじゃないか』の声。
驚くラブリー。


光ってるのは憎しみの結晶。
体育座りの誠司、顔を上げ『そうだろう? めぐみ』と聞く。

驚くラブリー、目に涙を浮かべ目を閉じ頷き『そうだよね』。

『俺だって、めぐみに沢山助けられてたんだぜ。めぐみといると元気になれるんだ。お前が笑ってるとなにがあっても大丈夫だって思えるんだ。俺もお前とずっと一緒にいたい』
と言う誠司。
涙を拭うラブリー
『私、ずっと幸せだったの。だからこの幸せがこれからも続いたらいいなっておもう。ううん、続けさせてみせる。それが私の夢なんだ』
と語る。

半ば呆れつつ『お前らしい夢だな。俺の夢も同じだ』と言う誠司。日差しが強くなる。そして3つの飛行物体がこちらにくる。

それはもちろんプリンセス達。
『みんなで一緒に学校へいって』と誠司、『友達とおしゃべりして』とラブリー。
(飛行プリンセスカット)
『美味しいごはんを食べて』と誠司。
(祈りポーズのハニーカット)
『そんな毎日をずっと続けたい』とラブリー。
(ポーズ決めながらフォーチュン登場)

『みんなが一緒なら、きっと何があっても楽しい、最高に! 最高に幸せハピネスだよ!』と1度目のアップになってズームアウト。
ニッコリ笑顔のラブリー。

見上げて頷いてる誠司。憎しみの結晶が光り出す。

驚くレッド『憎しみの結晶が愛を、幸せを求めているだと!?』と言う。

『さあ来い、めぐみ! みんな』と受け入れポーズのメンタル誠司。ホンモノは意識がない様だ
『うん! いくよ、誠司!』と構えるラブリー。



憎しみの結晶完全消滅。目を覚ます誠司に『おかえり、誠司』と目がウルウルラブリー。
嬉しそうに『ただいま、めぐみ』と返事誠司。

『憎しみが・・・消えた』とあんぐりレッド。
『これが、愛の力です』と言われ振り向く。

赤く染まっていた地球にブルーが投影され
『愛が、憎しみをも包み込み、奇跡を起こしたんです』と語る。
『何が奇跡だ! 愛には何の力もない! ただ絶望を生むだけだ』と否定レッド。
光の花弁が舞ったと思ったらミラージュの姿が投影。
『愛ゆえ傷つくこともある。絶望することもある。でも、それだけじゃない。私は愛に救われた。愛があるから幸せな未来を信じられる』
と振り返り退場。
『あなたはもうわかっているはずだ。いくら神の力をもってしても愛を消し去ることはできないと』
と見下ろすブルー。
『だまれ!』とうろたえレッド。
『いや、あなたは最初からわかっている。レッド、あなたの心にも大きな愛が』と指摘ブルー。

『だまれぇ! 何が愛だ! 愛などなんの役にも立たぬ。愛は無力なのだ!』と否定レッド。
明らかに動揺している。

光から顔を出し『愛からは、色んなものがうまれるよ。勇気が、優しさが、希望が生まれる』と言うラブリー。
(プリンセス、ハニー、フォーチュンへと顔が変わっていく)

4つの光の球が下り立つ。

誠司と手をつなぎ『愛は無敵だよ』と言うラブリー。
『無敵ぃ? 神を前にして愛の名を持つ己が最強の存在だと言う気か?』と納得できないレッド。

『ううん、私1人じゃ何もできないよ。色んな人が支えてくれたから、私は頑張れるの。それは、神様だって同じなんじゃないかな?』と言うラブリー。
『同じ?』と反応レッド。
『みんな、誰かと一緒に生きている。レッド・・・あなたも誰かを愛したことがあるんじゃないの?』と指摘ラブリー。
反応レッド、だが星が赤く光る。そして揺れ出す。

赤いオーラを纏っているレッド『何がわかる・・・貴様に!』と振り向く。
目を瞑っていたが開き『愛は幻、幻もろともこの神の手でお前達を、消し去ってくれる』とカッと見開く。
それが全画面真っ赤になるまでアップになって黒フェードアウトし

~おしまい~

~今週のまたみてね~

これが普通

第48話『憎しみをこえて! 誕生!フォーエバーラブリー!』
ハピネス48話感想へ

ハピネスチャージプリキュア!各話レビューに戻る

トップページへ