（２０１２年８月１９日放送）
脚本：成田良美　演出：境宗久　作画監督：稲上晃

無敵祖母

みゆきのおばあちゃん登場。
こういう神秘的系の話は久しぶりに見た様な。
このおばあちゃん。
明確には描かれませんでしたが、どうも知ってるのか？？？
それとも妖怪使い？

収録ＤＶＤ
（左がＤＶＤ、右がＢＤ）

（ＤＶＤは２５〜２６話同時収録）
（ＢＤは２５〜２６話、２８〜３６話同時収録）

アバンタイトル

真夏の山間部。道路を歩いている５人は丁度トンネルに差し掛かっていた。
みゆきにまだ着かないのかと聞いてくるやよい。
バスもタクシーも無いなんてありえへんと泣き言を言っているあかね。
ちょっと休憩さしてと要求し脇道に逸れていくあかね。あかねがへばるなんて珍しいと思うなお。
あかね曰く最近食欲がない、故に力も出ない・・・とのこと。
夏ばてと気付くなお。沢山歩かせた事を謝るみゆき。
気にせんといてと返すあかね。すぐに復活するらしい。
『毎日暑いですものね』と太陽を手で遮りつつ見るれいか。

なんてやってると『むやみに川に近づくと河童に引っぱられるよ』と言う声が。
れいか、みゆなおが振り向く。
あかねはと言うと川の水を項に浴びてリラックス中。周りの空気に気付いたか坂を見上げるあかね。
その声の主であるおばあさんは『おかえり、みゆき！』と言う。
『おばあちゃん！』と返すみゆき。川に何かが落ちたところでOPへ。

いきなり草のアップ。飛んでいく虫。
周りに家すら無い田舎の坂の上にある旧家。
外を見ながら家からこんな景色が見えるなんてスゴイと思うなお。
本当に素敵なところとれいかも納得。
道路に小川にトマトのアップ。そして、山の頂上から畑が見える位置までズームアウト。
ここでキャンディに耳打ちするあかねとやよい。
約束守る様に釘を刺されギクリとするキャンディ。人前ではヌイグルミのフリをすると言う約束で連れてきてもらったらしい。
『分かってるクル〜！』とキレるキャンディ。

大声なのであかねに声が大きいと言われ謝る。
長旅ご苦労様とお茶を持ってくるタエばあちゃん。
『あ、すみませんやります』と受け取るなお。れいかも手伝う。御礼を言って渡すタエばあちゃん。
少し休む様に言って暑かったでしょうと労う。机の上にお茶を置くなおれい。
今年も一杯野菜作ったんだねと気付いて美味しそうとニッコリのみゆき。
『下の川で冷やしてあるよ。食べる？』と聞くタエばあちゃん。目を輝かせ頷くみゆき。
？なあかね達。

で、サブタイトル。

冷やしてある野菜。川に来たタエばあちゃんはカゴを持ち上げて、ついてきたみゆき達に見せる。
早速食べる５人。
きゅうりを食べてメッチャ美味しいと言うあかね。
『でしょでしょ』と言うみゆき。タエばあちゃんの野菜はとっても美味しいそうだ。
川でこんなに冷えるのかと驚いているやよい。天然の冷蔵庫と例えるれいか。
『ほんま美味しい、むっちゃ美味しい』とご機嫌のあかね。
夏ばて治ったか聞くみゆきに『治った、元気モリモリや』と元気に振舞う。
きゅうりってこんなに美味しかったのかと驚いてるあかね。トマトも甘いと言ってるやよい。

近くの祠を見ているなお。それに気付いてどうかしたか聞くみゆき。
ちょっと戸惑いつつ河童ってホントに居るのかと聞く。
（次回の伏線）
『怖いんや？』とあかねにからかわれそんな事ないと否定する。
『それなら・・・みゆき』ときゅうりをみゆきに渡すタエばあちゃん。

頷いたみゆきは川に行き、『かっぱさーん、きゅうりあげるから悪さしないでね〜』と言ってきゅうりを流す。
流れているきゅうりを見ていた５人はみゆきに視線を移す。
みゆき曰く、大好物のきゅうりを流せば河童は悪さしないらしい。
情報源であるタエばあちゃんに同意を求める。
『へぇ・・・』と引きつり気味ななお。それはつまり居るって事かとあかねも引き気味。『まさか・・・』とやよいも怯える。
みゆきはちっさい頃に色んな話を聞かせてもらったそうで。
河童や天狗・座敷わらしに助けられる話。
『お話か〜』とちょっと元気になったなお。助けられてばっかやなとツッコミを入れるあかね。
優しい妖怪さんばかりなんだねと思うやよい。
認めるみゆき。優しくしたら贈り物をくれたりとか一例を紹介。
タエばあちゃんがニッコリの中、魚にお酒とモチとかと貰い物を教える。
とにかくタエばあちゃんはそういう話を沢山知ってて、みゆきは子供の頃から聞かせてもらっていたそうだ。

みゆきの物語好きはおばあさんの影響なんですねと納得するれいか。

夕方が来て夜が来た。夕飯の準備をしているみゆき達。
蚊取り豚と扇風機のアップ。
と、ここである事に気付いてタエばあちゃんを呼ぶみゆき。１人夕食が多いらしい。

『あぁ、ほら、その子も食べるでしょ？』と言うタエばあちゃん。その子とはキャンディ！
『いいの？』と反応するキャンディ。慌てる５人。
『キャンディも食べる〜！』と飛び跳ねて５人に取り押さえられるキャンディ。
引きつり顔で『やだな〜おばあちゃん、ヌイグルミは食べないよ〜』と言うみゆき。
『そう？』とニコニコなタエばあちゃん。

『賑やかだねタエちゃん。これ冷やしといたからお孫さん達と食べて』とどこぞのおじさんが何やら持ってくる。
何時もありがとうと立ち上がり、よかったらそこの野菜を持ってってと言うタエばあちゃん。
こりゃたくさんだなぁ〜と感心しているおじさん。今年は豊作だったと言うタエばあちゃん。
それをみているみゆきに『みゆき、重い・・・』と言うキャンディ。
慌てて退いて謝るみゆき。喋ったらダメなので慌てて口を塞ぐ。

んで、ごちそうさま。キャンディは机の下で満腹。
花火の時間。楽しそうに花火してるやよなおを見ているみゆき・あかね・れいか。
ここでタエばあちゃんに自分達の同居を勧めるみゆき。
気になって視線が移るあかれい。

なんでも星空夫妻がタエばあちゃんの体を心配しているらしい。みゆき自身も一緒に居られたら嬉しいと思ってるそうで。
あかねはスイカを食べているがれいかは横目でじっと見てたり。
『せやな〜、ここはめっちゃエエとこやけど交通が不便やもんな〜』とみゆきに同意するあかね。
『毎日暑いですし、もしも何かあった時に心配ですよね』とれいかも同意。
（みゆきの横でスイカを食べるキャンディ）
２人の意見を聞いて『ね、おばあちゃん？』と言うみゆき。
ありがとうとお礼を言いつつも私はここが良いと返すタエばあちゃん。
どうしてか問うみゆき。正面を向きながらここにはタエばあちゃんにとっての宝物があるとのこと。
タエばあちゃんの視線の先を見るみゆき。そこには山。
分からなかったので、宝物は何かと問うみゆき。『秘密』とニッコリのタエばあちゃん。
『ねぇ、無くなっちゃうよ』となお、『皆もやろう』とやよいが声をかけてくる。
『あら、大変。行こうか』と言うタエばあちゃん。花火をしにいく。

『みゆきがおばあちゃん家に行きたいって言うてたんはそう言う訳やったんか』と納得するあかね。
付き合わせる感じになった事を謝るみゆき。
『ええって。山について行きたいって言うたんはウチらの方やし』とニッコリなあかね。
れいかに同意を求める。同意するれいか。本当に良い所と一言。

『よっしゃ』と庭に移動し『行こ』と後ろを指差すあかね。頷くみゆき。
『よっしゃ、そろそろあかねちゃんも暴れるで〜』とダッシュしているあかね。
『あかねさん、危ない事したらダメですよ』と追いかけるれいか。
『まぁ、堅い事言わんと』と言うあかねを『ダメったらダメ』と注意するなお。不満そうなあかね。
行こうとしていたみゆきは後ろ上に振り向いてあんぐり。
そこには綺麗な星空が・・・。流れ星も。


その頃のバッドエンド王国。机の下、汗だくで息の荒いウルフルン。
『暑い・・・夜なのになんでこんな蒸し暑ぃんだぁ・・・立派な毛並みが恨めしいぜ』とボヤいている。
ちょっと切ってみようかと思いつつ、切った後の自分の姿を想像して無言で止めた。
で、慌てて立とうとして机の裏で頭を打つウルフルン。
暑さなんかに負けて溜まるかと発奮。とりあえず山で涼む事にしたらしい。
最後に『あちぃよぉ・・・』。

ここでアイキャッチ（本日はピース（プリンセス）とキャンディ（とポップ））。


翌日。スマイルパクトで象を出す誰か。
落ちてきた象に『一緒に水やりやるクル！』と誘うキャンディ。パオーンな象。
『いっぱい水を吸い上げるクル』と言うキャンディ。
『行くゾウクル』と言われ川の水を吸い空に向けてバラまく象。虹を作りながら畑を潤す水。
それを見て喜ぶキャンディ。

草むしりをしているやよい。
『まぁな、ずっと住んでたところ離れんのは辛いもんなぁ。うちも小学校出た後、引越ししてもうたからよう分かるわ』と言うあかね。
『うん、私も転校するときそうだった』と同意するみゆき。
タエばあちゃんの宝物が何か気にするあかね。
みゆき曰く、よくは分からないけどココの景色を見てると何となく分かる気もするらしい。
『せやなぁ』と返すあかね。
ここでキツネを発見するみゆあか。発見されたのを気付いてか逃げるキツネ。
嬉しそうに顔を見合わせる２人。

『トウモロコシ焼けたわよ』と家の中から言うタエばあちゃん。
畑の中から顔を出す５人。そんなに居たの！？
象が消えて転落するキャンディ。

その頃の山中。
足水でリラックス中のウルフルン。
『はぁ、こりゃ最高だぜ。落ち着いたら腹減ってきたぁ。ここんとこ暑くて食欲も無かったからなぁ』と言う。
なんて言ってると水の跳ねる音。
前に視線を移し、驚いた後『何だおまえ〜？』と言う。
その後はうろたえるウルフルンの大声。遠くでも聞こえたみゆき達も反応。

庭の奥から逃げてきたウルフルン。ビショビショ。
『なんだありゃあ・・・』と後ろを見ている。ブーツを履く暇すら無かった模様。
すぐにウルフルンと気付いて名を呼ぶみゆき。
『あ、お前ら！　何でここに！』と聞くウルフルン。
『そっちこそぉ！　ほんで何でそんなにビショビショやねん！』とツッコミを入れるあかね。
『そりゃあお前、今そこで・・・』と何かを話そうとしたウルフルン。


反応したのはみゆき・・・と見せかけて焼きとうもろこし。視線に気付いて少し怯むみゆき。
唾を飲むウルフルン。
お腹が空いてると気付いたタエばあちゃん。今何か持ってくると言って、ちょっと待っててと中に引っ込もうとする。
『ちょ、待ておい！』と止めるウルフルン。『なんだお前は？　俺様が怖くないのか』と問う。
『怖い？　カワイイキツネじゃないの』と返すタエばあちゃん。
地団駄踏みながら『キツネじゃねえよ。狼だ！』と反論するウルフルン。
『あら、そう。何て可愛らしい』とマイペースタエばあちゃん。
噴出すあかね。やよいも思いっきりニヤついてる。
（どうもアドリブで、なおが『ちょ、笑っちゃ悪いよ』、あかねが『あかん、ゴメン』と言ってるようで）
ウルフルンとしては侮辱だったらしく赤面。
頭きたとブーツを履き
『お、おちょくりやがって、お、狼の恐ろしさ、お、思い知らせてやるぜ、見てろぉ』とか言ってる。

バッドエナジー回収してみる。
１回目：ウルフルン、笑った後『ばあさんの発したバッドエナジーが悪の皇帝ピエーロ様を・・・』で平然タエばあちゃんのカット。
２回目：ウルフルン、笑った後『ばあさんの発したバッドエナジーが・・・』で平然タエばあちゃんのカット。
３回目：『ばあさんの発したバッドエナジーが・・・』で平然タエばあちゃんのカット。
４回目：『バッドエナジーがぁ・・・』で平然タエばあちゃんのカット。
５回目：『バッドエナジーがぁ・・・・・・』で平然タエばあちゃんのカット。
大事な事なので５回やりました。
（ホントにこの２カット５連発）
バッドエナジーカウントすら進まない。

まさかの結果に唖然のウルフルン。あんぐり鼻ターレ。『何で？』と小声。
これにはみゆなおもビックリ。全然絶望してないと気付くキャンディ。
唖然だったウルフルンも首を振って気を取り直し、何故絶望しないのか問う。
『絶望なんてしないわ』と言うタエばあちゃん。
『これから先、ずっと悪いことばっかだぞ』と返すウルフルン。
『生きていればそう言う事もあるわよ』と達観タエばあちゃん。
『ずーっと真っ黒なんだぞ』と言うウルフルン。
『天気が悪い日もあるものよ。でも、必ずお天道様は登ってくる。ずっと真っ暗なんて事は無いのよ。何があっても笑顔で一生懸命生きていれば何時かきっと幸せがやってくるわ』
と言うタエばあちゃん。
何も反論できないウルフルン。
『おばあちゃん・・・』と驚きを隠せないみゆき。
さすがみゆきのおばあちゃんと思うあかね。心がとても強いんですねと納得するれいか。カッコイイと思うやよい。
勿論、そんな言葉をウルフルンが受け入れる道理無し。意地でも絶望させてやるとのこと。
『吠え面かくなよ、ばあさん』と顔をあげる。

あかねに『ご飯作りに言ってもうたで』と言われ『居ねえのかよ！』とツッコミウルフルン。
終始、ペースを乱されご立腹。もう許さねぇとスーパーアカンベェ召喚。
本日は蚊取り豚。ばあさんも家もメチャクチャにしろと命令するウルフルン。

そんなことさせないと変身。ピースはパー。


家を叩き潰そうとするスーパーアカンベェの攻撃を受け止めるハッピー。
その隙を突いてスーパーアカンベェの後頭部に回し蹴りを入れるマーチ。怯むスーパーアカンベェ。
正面からはピービュのダブルパンチ。
走るサニーは落下中のスーパーアカンベェをトスする。それに空中からドロップキックを喰らわせるハッピー。
５人の見事な連携を喰らいつつ着地するスーパーアカンベェ。

その前に着地する５人。
おばあちゃんの宝物には指一本触れさせないと言うハッピー。
スーパーアカンベェの隣に降りてきたウルフルン。何処に宝があるって言うんだと問う。
『周りを見れば分かるはずよ。家、畑、川、山、ここにある全てが、おばあちゃんにとっての宝物なの』
と答えるハッピー。
『けっ・・・』と返すウルフルン。
が、『でもなー、それやったらわざわざ秘密にする事ないな〜思て』と言うサニー。
同意して秘密にする理由を気にするハッピー。ひょっとして埋蔵金とか言い出すピース。

『わけ分かんねぇ事言ってんじゃねぇ、やれぇスーパーアカンベェ』と命令するウルフルン。
腹部から火球を発射するスーパーアカンベェ。吹き飛ばされる５人。
倒れながら『しまった』と言うハッピー。『プリキュア〜！』と心配するキャンディ。
いいぞ！とご機嫌のウルフルン。タエばあちゃんの家を焼き払えと命令。

狙いを定めるスーパーアカンベェ。エネルギーをチャージ。
『止めてー！』と叫ぶハッピー。ダメージで動けない５人を嘲笑うかの様に火球発射。
タエばあちゃんの家に迫る火球。『止めて〜！』と叫ぶハッピー。

だが、命中直前で大風に見舞われ消える火球。大風はウルフルンとスーパーアカンベェすらも吹き飛ばす。池に落ちるスーパーアカンベェ。

『何や今の・・・』と言うサニー。『天狗風・・・』と呟くハッピー。『へ・・・？』なサニー。
『昔、おばあちゃんに聞いた話。山に吹く突風は天狗さんが団扇せ起こした風なんだって』と説明するハッピー。
天狗が風を起こすイメージ。
川に落ちたスーパーアカンベェにしっかりしろと怒るウルフルン。

すると、見えない何かが池に飛び込む音。足元を掬われ転倒するスーパーアカンベェ。
驚くハッピー。ウルフルンはさっき遭遇した何者かを発見し追いかける。陸上前の大きな水音を最後に行方を晦ます謎の生物。
あんぐりハッピー。
立ち上がりながら『何やよう分からんけど、今やでハッピー』と振り向きつつ言うサニー。
頷くハッピー。

レインボーバーストにてスーパーアカンベェを撃破。
ピアノ＆キウイデコルを獲得。
やられたと悔しそうなウルフルン。覚えてろと言い残し逃亡。木霊する『覚えてろ』。
晴れる山間部。元に戻った蚊取り豚。

『残念ね〜、せっかく沢山作ったのに帰っちゃったのキツネさん』と残念そうなタエばあちゃん。
ニヤついていなり寿司を食べるあかね。美味しいと大声をあげる。
やよいはおいなりさん久しぶりと喜んでる。
なおはよく弟達に作ると言い出す。へぇ〜なやよい。
さすがはなおと感心するれいか。
１人黙っていなり寿司を食べていたみゆきはタエばあちゃんに声をかける。
宝物の事を聞こうと思ったらしいが、分かった様な顔して止めた。なんでもないとニッコリ。

風が吹く。風に髪が靡く６人。
またこの風と思うなお。でも、さっきよりずっと優しいと思うれいか。
珍しいこともあると言い出すタエばあちゃん。山の皆がお礼を言ってるらしい。
『山の皆？』なみゆき。
みゆき達に何か良い事したのか聞く。

顔を見合わせる５人。
一応、良い事（山にとって良い事なのかは謎なので便宜上一応）したのでニッコリ。
『うん？』と気にするタエばあちゃんに秘密と言うみゆき。
『まぁ』とニッコリタエばあちゃん。

山の小川のカット。
あとで北の祠に行ってみようと言う。『祠？』なみゆきに頷く。
『きっと、山の皆からお礼が届いているから』と言うタエばあちゃん。
その通りな祠。饅頭と魚と酒が届いている。
魚が跳ねた後、黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

・・・

第２８話『ウソ？ホント？　おばけなんかこわくない！』


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