(2011年2月6日放送)
脚本:大野俊哉 演出:境宗久 作画監督:小島彰&山岡直子&山崎展義
猫漫才
第1回。
アバンが約8分と有り得ない長さ。そしてAパートが約3分と言うのも有り得ない短さ。
昨年と同じ前後編です。
アバン丸々メイジャーランドとマイナーランドによる話の始まりを書いているので
キャラ弄りみたいなのは控えめ。
まぁ、ヒビカナはちゃんと弄ってますが。
私が知る限り、作画監督3人と言うのはシリーズ初っぽいです。
(2人はよくあるし、他のアニメじゃ4人とかあったと思いますが)
収録DVD
(左がDVD、右がBD)
(DVDは2〜3話同時収録)
(BDは2〜12話同時収録)
アバンタイトル
綺麗な水、綺麗な空に虹がかかる何とも美しい世界。
空中に浮いているドームらしきものの中ではコンサート中。静聴している客達。しかも楽器自体が弾いていたりする。
終わって拍手喝采。
上の方の席らしきところがライトアップされる。
んで『我がメイジャーランドの女王、アフロディテ様のご登場〜!』と言うアナウンス。
『皆様、本日はメイジャーランド大音楽会へようこそ! 次は恒例の曲、幸せのメロディをお聞きください。
この楽譜は遠い昔からメイジャーランドに伝わる伝説の楽譜です。伝説の楽譜に書かれている幸せのメロディの力によって世界の平和と人々の幸せは守られているのです。
では今年から新たにこの幸せのメロディを歌う歌姫を紹介しましょう。歌の妖精、ハミィ!』
と言うアフロディテ。
すると、奥から猫みたいな妖精ハミィが出てきた。
両手を合わせ『ニャプニャプ〜』と言うハミィ。すると、楽譜の音符が揺れだす。
?なハミィにお前の声には音符を操る力があるのよと注意するアフロディテ。初めてで慣れていないと察する。
伝説の楽譜の音符は今の様に1年経つと楽譜から浮き上がって何時かは飛び去るとのこと。
1年に1度、選ばれた歌の妖精が楽譜どおりに幸せのメロディを歌う事で魔法の力が生まれ
音符はまた1年楽譜に染み込んで世界を平和にするパワーを放つらしい。
今日はそのための大事な儀式と言う事でハミィに頑張る様に言うアフロディテ。
『分かったにゃ〜、頑張るにゃ!』と答えるハミィ
すると、何処からか笑い声。辺りを見回すメイジャーランドの人々。照明が落ちる。
綺麗だったメイジャーランドの湖が闇の色に濁り、水面には荒廃しきった世界が映る。
辺りを見回すアフロディテに『幸せのメロディなど歌わせはしないゾ!』と言う声が聞こえる。
上の方には楽譜を奪った声の主が居た。『フニャ?』と見上げるハミィ。
伝説の楽譜は頂いたと宣言する彼を見て『メフィスト!』と言うアフロディテ。
『お〜、ご機嫌麗しいなアフロディテ。この通り、伝説の楽譜は我がマイナーランドが頂くぞぉ』と言うメフィスト。
楽譜をどうするつもりか聞くアフロディテ。
開いて掌を翳すメフィスト。すると、音符が動き出し配置が変わってしまう。
楽譜を不幸のメロディに書き換えてやったと喜ぶメフィスト。これでこの世界すべてを不幸のどん底に陥れる所存の様だ。
何をするのかと思えばと呆れるアフロディテ。
楽譜を書き換えてもそれを歌う歌姫が居なくては何の意味も無いそうで。ハミィがそんな歌を歌うわけ無いと言うのも呆れてる理由の1つ。
残念だったわねと同情するアフロディテ。
が、ニヤつくメフィスト。残念なのは果たしてどっちかなと余裕。
『我らが歌姫! 来い! セイレーン!』と大袈裟にアクションするメフィスト。
すると、彼の後ろの暗闇から黒猫が現れる。
『セイレーン!? なぜお前がメフィストと一緒に?』と驚きを隠せないアフロディテ。
久しぶりと挨拶するハミィ。『相変わらずね、天然ボケの子猫ちゃん』と鼻で笑うセイレーン。
褒めてくれて嬉しいと言うハミィに『褒めてないし!』とキレるセイレーン。
本当の歌姫は私と主張し、自身の歌声で世界を不幸一色に染めてみせると言うセイレーン。
お前の歌声はハミィと同じくらい強いと言うことで止めようとするアフロディテ。
その言葉を聞き入れず歌い始めるセイレーン。
その不協和音な歌声を聞いた人々は悲しみに包まれ、みな泣き出す。
セイレーンの歌声で皆の心から幸せのメロディが消えていくと察したアフロディテ。
不幸のメロディの楽譜が完成しつつあると気付く。笑うメフィスト。
『そうだ! その調子で歌い上げて不幸のメロディの楽譜を完成させ、この全ての世界を不幸のどん底に沈めてしまえ!』
と言う。
ここで自身の力で音符を楽譜から分離させるアフロディテ。さすがに驚くメフィスト。音符はアフロディテの前に集合。
それに気付いたメフィストはピアノ鍵盤状の道を作る。それを辿ってアフロディテの前に行くメフィスト。
それに気付いたアフロディテはメフィストが辿り着く前に音符の集合体を暫くその身を隠せと何処かへ飛ばす。
止まるのに精一杯だったりするメフィスト。音符達は止まったと思ったら急発進で何処かへ姿を消す。
『よくも〜!』と悔しそうなメフィストにあなたの好きにはさせないと言うアフロディテ。
これで諦めると思うなとセイレーンとトリオ・ザ・マイナーの名を呼ぶメフィスト。
『お呼びで〜』とセイレーンの後ろに現れるトリオ・ザ・マイナー。
音符の後を追い全部かき集めて来いと命令するメフィスト。
『不幸のメロディを完成させ、この世界全てを悲しみ一色に染め上げるのだ』と言うメフィスト。
『了解!』と去っていく1匹と3人。
そうはさせませんとハミィに後を追う様に命令するアフロディテ。
音符の精、フェアリートーンを一緒に連れて行けばきっと力になってくれると託すアフロディテ。
『分かったニャ! よろしくニャ〜』とフェアリートーンに言うハミィ。出発。
あんなマヌケな猫じゃ探せまいと鼻で笑うメフィスト。伝説の楽譜も我が手中にあると言うことでマイナーランドの勝利と余裕。
が、アフロディテはそれはどうかしらと言い出す。
音符が送った先には私達と共に戦う戦士が居ると言うのだ。
『戦士?』とムッとするメフィストを他所に
『ハミィ、必ず見つけて頂戴。音楽を愛し心にあの印を持った者達。伝説の戦士プリキュアを』
と言うアフロディテ。
その声をバックに大空へと伸びる鍵盤の道を登っていくハミィ達のカットでOPへ。
で、サブタイトル。
楽器の様な街。その中の私立アリア学園中学校。
サッカー中、走る女の子。
『私の名前は北條響。勉強はちょっと苦手だけどスポーツは大得意。性格は負けず嫌いでちょっぴりおっちょこちょい』
と自己紹介する響。ここで決めなきゃ女が廃るとゴールする。
チームメイトと喜ぶ響。色んな運動がしたいから部活は助っ人専門とのこと。
甘いものが大好きらしい。
で、スイーツ部。
オーブンを開いて中を覗く女の子。匂いを嗅いでいる模様。良い香りだったらしく嬉しそう。
ボールにクリームを居れ掻き混ぜつつ粉を入れながら
『私は南野奏。スポーツはちょっと苦手だけど勉強とお菓子作りは大得意。
自分では大人しい性格だって思ってるけど、皆からはよく奏は怒らせると誰より怖いって言われるわ。失礼しちゃう』
と自己紹介する奏。
そんな語りの間に作ってたケーキ完成。美味しそう。部員の面々も美味しそうって顔で見ていたり。
試食タイム。
悔しいけど奏の作るお菓子は抜群と評する部員A。プロ並みの部長と互角に渡り合えるのは奏だけと言う部員B。
皆褒め過ぎと謙遜する奏。皆のだってすごく美味しいと褒める。
おかわりを食べようとする奏だったが机の端から伸びる手に気付く。ケーキ一切れをパクる誰か。
食べようとする響に『響!』と大声を上げる奏。驚いた拍子にケーキに顔を突っ込んでしまう響。
(右上の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
何度注意したら分かるのと怒ってる奏。今日こそ許さないらしい。
悪びれる様子も無くニヤついてる響はケーキをパクりと食べちゃった。『もう遅いよ』とニッコリ。
またあの2人のケンカが始まったと呆れてるスイーツ部員B。
勝手に食べるの止めてと何時も言ってると言う奏。
『どうせ、何時も余るんだから少しくらい良いじゃない、ケチ』と返す響。
ケチと言う件に怒ってる奏。じゃなきゃ石頭と追い討ちの響。
ちゃんと頼めば食べさせてあげると言う奏。その上から目線が気に食わない様でだから頼みたくないと怒る響。
『あっそ、じゃあもう2度と食べに来ないで。大体、響なんかにあげるケーキはここには無いんだから』とそっぽ向く奏。
響なんかの件にムッとする響。
あんまり友達の事悪く言わないのと注意する部長っぽい人。親しき仲にも礼儀ありって言うと諺引用。
(今のとこ明言はされてないので)
でも、ひびかなは親しくなんかありませんとハモって否定。ハモったことに反応する部員C。
睨みあった後、そっぽ向くひびかな。
場を去る響。そんな響にクリームくらい拭いていったらと言う奏。長い舌でペロリと舐めていく響。
『イー!だ』と去っていく。
(左下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
それにムッとする奏。ベーと舌出して返す。
ここで奏と響が小さい頃は毎日遊んでたのは本当か聞く部員A。
そう聞いて意外と驚いた様子の部員B。ホントは仲良しだったりしてと推測。
そんな訳ないじゃないと否定する奏。昔からずっとケンカばっかりだそうで。
『そうよね』と返す部員B。奏と響が仲良くしてるところなんか想像できないとか言ってたり。
でも、奏の本心は今日もまた言い過ぎちゃったと後悔。
ちなみに響も何で何時もケンカしちゃうのかと落ち込んでいたり。
『私のバカ!バカ!バカ!バカ〜!』と頭を叩きまくる響。
木々の隙間から覗く太陽を見上げ『昔は楽しかったな〜』とボヤく。
ここでアイキャッチ。
荒廃した教会の様な建物。その中に入ってきている響。
中にはピアノやレコード、工事中の足場等があったり。
『ここで何時も歌ってたっけ?』と思い返す響。
〜回想〜
レコードの音色に目を瞑って体が揺らす響。静聴していた奏は響の視線に気付いてニッコリ笑う。
〜回想終了〜
ピアノの鍵盤を押している響。
『もう、あの頃には戻れないのかな? 折角一番の友達だったのに』とボヤく。
すると『友達なんか要らないじゃん』と誰かの声。
『誰?』と上を向く響。そこには足場に腰掛ける女の子1人。『私の名はエレン』と答える。
『エレン?』と繰り返す響に『ホントは友達なんか要らないって思ってるでしょ?』と言うエレン。
『そんな悲しい事思ってないよ』と否定する響だがエレンは信じない。
彼女は人の心が見えると言い、下に居る響を囲む様に両手で三角形を作る。
『やっぱり』と言うエレンは響の中にト音記号を発見する。
ト音記号の匂いがしたと言いながら、ソレが無いと楽譜が始まらないと意味深な言葉。
『何の話?』と聞く響を『あんたには関係ない話』と座っていた場所から飛び降りるエレン。
危ないとキャッチしようとする響。が、無理と思ったのか怯む。
その隙に猫に変わっていた様で降りてきたのはエレンでは無く猫。その猫こそ先に登場していたセイレーンである。
『頂くわ! その印』と言うセイレーン。『猫になった〜!』と驚く響。後を追うセイレーン。
逃げる響の前には『通さな〜い』とトリオ・ザ・マイナーが立ちはだかる。『何々?』とうろたえる響。
『大丈夫よ、ちょっと胸がチクッとするだけ・・・。観念おし』と言うセイレーン。
すると『ダメだにゃ〜!』とハミィが降ってくる。『ハミィ!』と驚くセイレーンと猫が空から降ってきたと驚く響。
『ハミィだにゃ。怪しいもんじゃないニャ』と響に挨拶するハミィ。『思いっきり怪しいんですけど』と返す響。
同伴してるフェアリートーンを見て何か変なのくっついてきてると言ったり。
フェアリートーンと紹介し、自分の大事な友達と紹介する。挨拶するフェアリートーン達。
ハミィに何しに来たと問うセイレーン。音楽会でモタモタして伝説の楽譜奪われた癖にと嫌味。
そんな悲しい事忘れたと言うハミィ。『どんだけ前向きなのよ!』とブチ切れるセイレーン。
『どうでもいいから邪魔しないで。猫はコタツで丸くなってな』と気を取り直す。
『そういうセイレーンも猫ニャ』と返すハミィ。『やかましいわ!』とブチ切れるセイレーン。
それを見て自分と奏みたいと思う響。
と、ここでやって来た誰かが響の名を呼ぶ。響とトリオ・ザ・マイナーが振り向いたところに居たのは奏である。
何してるのか聞く奏。奏こそと返す響。同時に奏が持っていたレコードに気付いた。
奏の自宅にはレコードをかける機械が無いから聞きたくなったらここに時々聞きに来てるそうで。
『昔みたいに。どうせ響は覚えてないと思うけど』と付け足す奏。
何それとムッとする響。『知らないそんなレコード』と言う。『酷い!』と言う奏。
ケンカはもう沢山と言う響。そっちのせいと返す奏。レコードの事覚えてないのが不満らしい。
ケンカは良くないと仲裁するハミィ。でも、セイレーンはもっとケンカするように言う。
猫が喋ったとうろたえる奏。名乗って怪しいものじゃないと自己紹介するハミィ。
『思いっきり怪しいんですけど』と返す奏。同じ事言ったから2人は仲良しかと聞くハミィ。
『全然!』と声を合わせて否定するひびかな。これまたハモっちゃったので『ハモったニャ』と言うハミィ。
ムッとするひびかな。
ここで奏の中にも音楽記号を発見したセイレーン。丁度良いと2つ纏めて頂く宣言。
そっちは任せたとトリオ・ザ・マイナーに奏を任せるセイレーン。『了解〜』と答えるトリオ・ザ・マイナー。
『危ないニャ』と言うハミィ。囲まれる奏。奏を心配する響。セイレーンは『あんたもよ!』と言って飛び跳ねる。
そして、奏でにもトリオ・ザ・マイナーの魔手が迫る。響は胸部をセイレーンに、奏は背面を攻撃される。
だが、体内の音楽記号に触れたところで弾き飛ばされるマイナーランドの面々。
上を向いたままのひびかな。意識を取り戻したのか驚く。なぜ奪えないとこちらも驚きを隠せないセイレーン。
ハミィも不思議に思う。同時に2人が特別だったりするとか推測してたり。
『何今の?』と歩み寄って聞く奏に『さぁ』と答える響。
ここで奏の持っているレコードにおんぷを発見するハミィとセイレーン。
『音符見っけ!』とハモる両者。真似するなとムッとするセイレーン。ハミィが先に向かうが『させるか』と言うセイレーン。
『出でよ、ネガトーン!』と恐ろしい表情で言うセイレーン。放たれた波動に普通の顔だった音符は凶悪な顔に。そして、レコードと合体し怪物になる。
『止めて! そのレコードは!』と叫ぶ奏。『奏』と反応する響。あのレコードがどうしたのか聞くハミィ。
あのレコードは私達の思い出が詰まった大切なレコードと話す響。
その言葉に反応し『響』と名を呼ぶ奏。響も奏を呼び返す。
ここで2人の中の音楽記号がドクンと鳴る。やっぱりこの2人はと何かに気付いたハミィ。
飛び上がってひびかなに背を向け着地したネガトーン。
『そうだ。そのまま町へ行って悲しみのメロディを撒き散らして来い!』と言うセイレーン。
『あの大切なレコードを』と響、『あんな怪物にするなんて』と奏が言う。反応するハミィ。
続けて2人から出た言葉は『絶対、許せない!』。
すると、2人の胸部が光る。うろたえる2人の前にアクセサリーの様な物が出てくる。キャッチするひびかな。『何これ?』と顔を見合わせる。
『あんた達何者?』と問うセイレーン。
『やっぱりそうにゃ〜。この2人は伝説の戦士、プリキュアにゃ〜』と言うハミィ。驚いて振り向くひびかな。
『プリキュア!?』と驚くセイレーン。
『出番だにゃフェアリートーン。ニャップニャプ〜』と立ち上がり手を合わせるハミィ。
すると、『ドド!』『レレ!』とフェアリートーンの赤と白が動き出す。
『2人で声を揃えて、レッツプレイ!プリキュア・モジュレーション! って叫ぶニャ』とひびかなに言うハミィ。
?な2人を怪物が街を襲う前にと急かす。レコードを取り返そうと意志が合致した両者は
『爪弾くは荒ぶる調べ! キュアメロディ!』
『爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!』
と2人が名乗り
『届け2人の組曲。スイートプリキュア!』
と変身し終わったところで
〜おしまい〜
〜今週のまたみてね〜
さて、どうなるか・・・
第2話『ガガ〜ン! 早くもプリキュア解散の危機ニャ!』
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