第17話『ウルルン! ママはいつでも子供の味方なのニャ♪』
(2011年6月5日放送)
脚本:米村正二 演出:織本まき子 作画監督:なまためやすひろ

奏がせずにセイレーンがするもの

前回、まさかの帰国を果たしたまりあママの話。
母親への甘え方を聞かれた響が可愛くもあり可哀想な今回。
ラストのリアクションも納得。
母娘の愛情が上手く描かれてると感じました。
王子とセイレーンの反応が楽しい話。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは16、18話同時収録)
(BDは13〜16話、18〜24話同時収録)

アバンタイトル

寝相が悪い響。就寝中。すると、まりあママの悲鳴。目が覚める響。

キッチンにて座り込んでるまりあママにどうしたのか聞く響。ちょっとお皿を落としただけと弁解するまりあママ。
『もう』とやや呆れ気味の響はボールに入ったままの野菜達を発見。どうもサラダのつもりらしい。
料理なんてしなくていいと言う響。その心は偶に帰ってきた時くらいゆっくりしてほしい。
でも、まりあママから言わせれば偶に帰ってきた時だから母親らしいことをしたいそうで。


『それに娘が母親に遠慮するなんて良くないぞ〜』と言うまりあママ。半ば困り笑いの響。
すると、お鍋が噴いているじゃないですか。慌てて蓋を取って熱い思いをしてしまったまりあママ。
手をフーフーする彼女に危ないから止めてと言う響。
大丈夫と2回言ったまりあママはスープのお皿を出さなくちゃと楽しそうに皿を用意しだす。
呆れながらも手伝う事にした響。

すると『微笑ましい光景だな』と団パパが起きてくる。
『パパ?』と言う響とおはようと挨拶するまりあママ。ここで皿を落とす。呆れる響と引きつり顔の団パパ。
割れなくて良かったと一安心のまりあママ。笑う団パパに釣られて笑う。
実は目玉焼きを作っていた響『もう嫌〜』と困る。
OPへ。


北条家。
椅子にてご飯置いてもらってたりするハミィ。一家を見て嬉しそう。
ドイツ語とフランス語で会話中の北条夫妻。響、訳分からず困る。
ここで思い出した様に何時フランスに帰るのかまりあママに聞く響。
次のコンサートの準備があって今夜の飛行機で発つと残念そうな顔で答えるまりあママ。
残念そうな響。その代わり、学校が終わったら響の行きたいところに連れて行ってくれるそうで。
久しぶりなんだからたっぷり甘えて欲しいと言われ赤面する響。
『そんな無理しなくていいって〜。学校から帰ったら空港まで送りに行くよ〜』と言って去っていく。
スケートの様に去っていく辺り、明らかに嬉しそう。

随分大人になっちゃってと思うまりあママ。ハミィは全部食べて仰向け中。

んで、家の電話が鳴る。出るまりあママ。相手はアリア学園の校長先生らしい。
『え、いいんですか!?』と嬉しそうなまりあママ。?なハミィと団パパ。

で、サブタイトル。


教室。母親に甘えるってどんな事をすれば良いのかと奏に聞く響。
『やっぱりママにしか言えないワガママを聞いてもらうってことかな?』と言う奏。
『ワガママか〜、それは言えないな』と返す響。?な奏。
まりあママは響がたくましいと思ってるから家を留守にできるそうで。そんな自分がワガママ言ったら嫌われちゃうらしい。
そんな事無いと否定する奏。彼女曰く
『もしも、世界中の人が私の敵になったとしても、ママだけは私の味方で居てくれるって思わない?』。
でも、奏のところはそうかも知れないと響は否定気味。

まりあママは私だけの物じゃないと言う気持ちがあるようだ。世界中に居るファンもまりあママには大事だと思うと考えているのだ。
コンサートで拍手されているまりあママの回想カット。

ここで響がワガママ言うとしたらどんな事なのか聞く奏。考える響。
まりあママは響を出産後も忙しく世界を回っていたから歌ってもらった記憶がないらしい。
何をか聞く奏に子守唄と答える響。ややあんぐりの奏。
『なーんて! 今更照れ臭くて言えないよ〜!』と言う響。

すると、先生登場。着席命令。席に着く生徒達。今日は特別なゲストが居るらしく紹介するそうで。
先生が向いた廊下には見覚えのある背中。入ってきたその人にビックリ。響もビックリ。

そう、まりあママである。
響ママにしてバイオリニストの北条まりあさんと紹介する先生。挨拶するまりあママ。
本日は特別に1人だけ授業参観という事になったそうで。
『後ろで大人しく見ていますから許してくださいね』と言うまりあママ。あんぐり響。


『校長先生から電話があったの?』と聞く響。
是非どうぞと言う事だったらしい。それと昼に校内放送で音楽の話をして欲しいと言われてるそうで。
『スゴ〜イ』と言う奏。響と一緒と付け足すまりあママ。驚く響。
次は音楽なので響の歌が聞けると嬉しそうなまりあママ。
『ママの前で歌うの、何か嫌だな・・・』と困る響。そんなの響らしく無いと言う奏、ここは覚悟を決める様に促す。
そう言われてここで決めなきゃ女が廃る発言の響。『よっ! 響〜!』と言う奏。


授業中。
あるクラスは体育。あるクラスは教室の授業をしながらその音色を聞いていたり。
それは音楽室で演奏中のまりあママのバイオリン。
演奏後、ニッコリのまりあママ。拍手を贈られる。
『って・・・何で私がママの演奏を聞いちゃってる訳?』と言う響。

ひびきとまりあのスイートタイムと書かれた台本を渡されて驚いていたり。
奏曰く、響とまりあさんの掛け合いで台本を作ったらしい。
困ったな〜と言う響。『とか言いながらも本番はびしっと決めるのが響でしょ』と言う奏。
『まぁ、そんな事・・・あるけど』と認める響。

そんな会話中、教室を覗いている見覚えある金髪君。そう、王子である。
気付いて黄色い歓声をあげる女子達。

そんな事は構わず
『憧れのまりあさんがいらっしゃると聞いて慌てて伺いました』と言う王子。『まぁ、ありがとう』と返すまりあママ。
照れて真っ赤な王子を見て可愛いとか言っちゃってる奏。お昼の放送を一緒にやらないかと王子を誘うまりあママ。
驚くひびかな。王子が快諾したので更に驚く。引きつり笑いの両名。

『正宗、響、まりあのスイートタイム』と読み上げる響、まりあママ、王子。3人をヘッドフォン付きで見ている奏
(名前の部分は本人のみ)
『お昼時間の一時を私達のお喋りで楽しんでください』と言うまりあママ。聞いている生徒達と団パパ。

まずは質問コーナー。
まりあママがプロの音楽家を目指した切欠は何ですかと台本を読みながら質問する王子。
落ち着きなくはしゃいでる響。質問に頷いていたり。
最初はとにかく音楽を奏でる事が嬉しくて楽しくてと答えるまりあママ。『ほほぉ〜』と荒ぶる響。
初めてコンクールに出た時、私の演奏で皆も喜んでくれると知ったそうで。
どうも自分視点で王子がまりあママと重なったらしく『あ!』とが言ってたりする響。立ち上がって更に荒ぶる。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
それからはもっと沢山の人に喜んでもらおうと思って練習を重ねたそうで。そしたら何時の間にかプロの音楽家になったって感じらしい。
荒ぶりつつ感心してる響。
『さすがです! まりあさん! やっぱりまりあさんはスゴイです』と感激して立ち上がる王子。
また邪魔になったらしくムッとする響。

ここで響を呼ぶ王子。響さんもプロのピアニストを目指してるのか聞く。
まりあママに見つめられ『ま、まさか・・・私がプロになんかなれる訳ないです』と言う響。
そんな事ないと返すまりあママ。誰にだって可能性はあると思うと見解を述べるまりあママ。
『あのね〜。天才のママと一緒にしないで』と言う響。
そんなやり取りを放送で聞いて笑ってる団パパ。


で、3人のやり取りを覗いてる人がココにも。
双眼鏡で愛しの王子と仲良くしている光景に
『何よ、何よ、何なのよ! この激しく苛立ってる私の心は』と歯を食いしばるセイレーン。
『それはセイレーン様が嫉妬してるから〜♪』と歌うトリマ。やっかましいわと怒鳴るセイレーン。
『嫉妬じゃない! 親子の愛情に対する怒りよ』と言う。
『親子の愛情などタダのまやかし。それを信じる人間達を見るとむかっ腹が立つと言う事ですな』と言うバスドラ。
その通りと同意したセイレーンは変身途中飛び上がる。

着地したソコには白いソックスを履いた足。
『今日はターゲットを1人に絞って酷い目に合わせてやるわ。しかも母親の前でね』
と響姿の小清水さん声で言うセイレーン。胸元で光る首飾り。

ここでアイキャッチ。


下校時間。木の上で待っていたハミィは響を見つけて飛び降りる。待ってたニャと言うハミィ。
だが、まりあママも一緒と気付いて凍結。
『ハミィ・・・今喋んなかった?』と言うまりあママ。まさか〜と誤魔化す響。
ひびかなのアイコンタクトを受けネコの振りをするハミィ。
場を後にしつつ、この後は2人でショッピングか聞く奏。何時もはこの後、どうしているのか聞くまりあママ。
調べの館でピアノの練習と答える奏。ホッと一安心の響。
その練習見たいと言い出すまりあママ。『いい?』と聞かれいいけどと答えつつ緊張すると恥ずかしがる響。

調べの館。
演奏を終えたひびかな。ニッコリハミィ。
どうだったか聞く響。肝心のまりあママは居眠り中。ハミィからそう聞いてガックシなひびかな。
もう〜と呆れる響。疲れてると察し、このまま寝かせてあげたらと勧める奏。


同意した響はまりあママの近くまで行き子守唄を歌ってみる。
『お、起こしちゃった・・・?』と困る響。フライトの時間を響に聞かれまだ大丈夫と答えるまりあママ。

次は響が一番好きな場所に連れて行って欲しいと言う。
『もう〜。ママに振り回されてばっかり。結局、私の事全然見てくれないじゃん』とボヤく響。
別に怒ってる訳では無いが『響』と母親としては何か思った模様。

すると、ドリーとレリーが大変とやってくる。
ファアリートーンと言う事で慌てて背後に隠すひびかな。
静かにする様にジェスチャーする奏とどうしたのか聞く響。ドリレリの知らせはネガトーンが現れたの報せ。
驚く2人。
どうしたのか聞くまりあママにちょっと待っててと答える響。?なまりあママ。


大衆はうろたえ中。
と言うのも響が見慣れぬ化け物を後ろに
『我こそ、ネガトーンを操るマイナーランドの歌姫、北条響! ネガトーンよ、人間共を悲しみの音で包んでやれ!』と命令してるから。
(右上の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
ネガトーンが自分の鼻を押すと目から車の模型が。模型から音波を飛ばすネガトーン。
すると、一般市民達はブラックな表情に。


到着したひびかな。偽響を見てすぐにセイレーンと気付いたハミィ。正体を現すエレン。
『あの北条響こそがネガトーンを操る悪者! 平和の敵だ!』と響を指差す。
驚く響。目のボタン部分を弄るネガトーン。
すると、闇色のオーラを纏った一般市民は響を敵視して詰め寄ってくる。
ネガトーンを操ってるのはあっちとエレンを指差す響。だが、聞いてる気配は全く無い。
『無駄な様ね』と笑うエレンはネガトーンに攻撃指令。


生身でバックしながら避け続けるひびかな。パンチ7発目の後の触覚振り回しをジャンプで避けた2人。
2人は左右違う方向に。そして、響の方には操られた一般市民が。怯んでる間に掴まれて壁に押し付けられる響。

娘の窮地を見て名を呼ぶまりあママ。『ママ逃げて!』と返す響。
『皆、どうして?』と言うまりあママ。『響が平和の敵と信じ込まされているんです。ネガトーンの悲しい音で』と説明する奏。
それを聞いて自分のバイオリンケースを見るまりあママ。

間もなくバイオリンの音色が。それを聞いてその方向を見る響とハミィ。エレンも一緒。響はあんぐり。
『皆さん! 響は誰が何と言おうと平和の敵なんかじゃありません。目を覚ましてください』と演奏しながら言うまりあママ。
それを聞いていた響は奏の世界中の人が私の敵に・・・の件を思い出す。
間もなく洗脳が解けた一般市民。

『今ニャ』と言うハミィの言葉で脱出する響。
路地裏入り口に隠れ『人の心を操るなんて』と言った後、2人で絶対に許せないコール。

んで変身。

まりあママの前に立ち
『響さんと奏さんは安全な場所に連れて行きました』とメロディ。『あなたも早く逃げてください』とリズムが言う。
やや驚いた後、『えぇ』と答えるまりあママ。


パンチを避けるメロリズ。続いて放たれた2撃3撃も避けるリズム。
飛び上がってネガトーンの右腕にパンチするメロディ。カウンターの左パンチが飛んでくるがそれを避ける。
そして、リズムの横に着地。そこから2人で飛び上がりダブルキック。

怯む事なく触覚でなぎ払ってくるネガトーン。リズムは避けたもののメロディには命中。吹き飛ばされて尻餅をつくメロディ。

と言う訳で1人で立ち向かうリズム。右パンチ、左パンチ、回し蹴りで蹴り飛ばすリズム。
建物に衝突した際、巻きあがる砂塵を煙幕に突撃してくるネガトーン。
勢いそのままに放たれた右パンチはジャンプで回避。追撃の左パンチも蹴り上げで退けるリズム。

だが、その背後からエレンが光弾を投げ飛ばしてくる。命中して建物に衝突するリズム。
『リズム!』と心配するメロディ。軽く鼻で笑うエレン。
心配するメロディに大丈夫と答えるリズム。

ここで『プリキュア〜頑張って〜!』とまりあママが応援。それに釣られて皆も応援。
間もなく『プ〜リッキュアッ!』コールが。幼女も居るよ! まりあママも一緒に言ってたり。嬉しそうなメロリズ。

ミュージックロンドスーパーカルテットにて撃破。本日のネガトーンの正体はラジコンだったりする。
ラリーを見て、もうすぐ幸せのメロディが完成するニャと言うハミィ。

悔しそうに逃げるエレン。まりあママを見るメロリズ。ウインクするまりあママ。

夕方。丘に居る北条母娘。
『そう、ここが響の一番好きな場所なの。やっぱり親子ね』と言うまりあママ。
驚く響に私もここが一番好きと教える。『ホントに?』と言う響。
響がお腹に居る頃に団パパと一緒にここへ来たそうで。ここに居ると色んな音が聞こえてくるかららしい。
子供が遊ぶ声、『そろそろお家に帰りなさい』と言うママの声、お豆腐屋さんのラッパに仕事から帰宅する人が乗るバスと電車の音。ただいまとおかえりの声。
普通に暮らしてるだけの何処にでもある音。でも、とっても平和な音。それは皆が生きている音。
その音が響き合うのを聞いていると、とっても優しい気持ちになれると言うまりあママ。そんな話をしながら子供の名前は響にしようと決めたらしい。
『生きている音が響き合って響・・・』と感動している感じの響。
響のピアノはとっても優しい気持ちになれたそうで。子守唄も。
『聞いてたんだ・・・』と照れる響。
『ママ、何時も響のこと見てるつもりよ。どれだけ離れていても心はずーっと響の傍』と言うまりあママ。


それを聞いて泣きそうになった響。顔を背ける。
『泣きたい時は泣けばいいのよ。ママの胸はね、響だけの特等席なんだから』と響の肩を抱き寄せるまりあママ。
『ごめんね〜。何時も寂しい思いをさせて』と謝る。
感極まってとうとう涙を流す響『いいの。今だけ泣いたらすぐ笑顔に戻るから』と言う。
『響は本当に頑張りやさんなんだから。疲れた時は弱音を吐いたっていいのよ? 頑張るの止めたっていいの。そんな時はママが思いっきり抱きしめてあげるから。ねっ?』
と言うまりあママ。
泣きながら頷く響。珍しく甘えん坊な光景。

それを見ていた奏は空気を読んで退場。退場が遅いよorz
夕焼けの海が映った後
抱いていた響とちょっと距離を離して『そうそう、ママには夢ができたのよ。それはね何時か響と世界の舞台で演奏する事』と言う。
驚く響に『勿論、パパの指揮でね』と続ける。瞬きしている響。

そして場面は飛行機の音と共に空港へ。
『世界の舞台で・・・』と繰り返す響。
飛行機を見送って『行っちゃったね』と言う響。
ここで団パパにまりあママが子守唄を歌ってくれたことがあったか聞く。
まりあママは子守唄の代わりに何時もバイオリンを弾いていたらしい。『バイオリン・・・』と繰り返した響は何かを思い出す。

それは団パパに抱かれながら聞いていた、まりあママの演奏するバイオリンの音色。ベイビー響。
子守唄を歌ってくれていたと嬉しそうな響。

立ち上がって飛行機を見送りながら
『ママ、私にも夢が出来たよ。何時か、私はピアニストになる。そして、ママとパパと一緒に世界の舞台で!』
と心の中で言う響。響のアップから黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

所謂、肉球顔。

第18話『フワワ〜ン! 音符集めも楽じゃないニャ!』
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