第37話『ワクワク! ハロウィンでみんな変身ニャ!』
(2011年10月30日放送)
脚本:伊藤睦美 演出:土田豊 作画監督:伊藤智子

ポーズ自重

10月末が近いと言う事でハロウィン話。
今回の注目はやっぱりアコちゃんでしょうか。
幽霊ネタってのは何度かありましたがハロウィンネタは初。
まぁ、本編の説明が多めでハロウィン分は割合で言うと控えめ。
基本的に作画の可愛い伊藤さんですが、今回は一際可愛かった気がします。
気合でも入ってたとか?
バストンにある変化あり。
ハトプリン最終回以来のアバンタイトル無し。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは38〜39話同時収録)
(BDは37〜48話同時収録)

アバンタイトルは無し。

マイナーランド。
♪の入った瓶を眺めつつ『♪ちゃ〜ん、あたしが新しいリーダーだよ。よろしくドド〜』と頬をスリスリしているバスドラ。
瓶を取り上げ新しいリーダーは私と主張するバリトン。
何故かオカマ口調な以外は相変わらずの争いをしている2人。


すると、口にバツテープ。そのまま空中浮遊させられてしまうバストン。
『全く、低い声でうるさいなぁ』と呆れ気味のファルセット。瓶を自分のところへ持ってくる。
『メフィストが使い物にならなくなった今、お前達のリーダーはこの俺だ。いいな?』
と手を動かすファルセット。墜落するバストン。
呼び捨てにして抗議しようとするバリトンだが『ファルセット様だ!』と脅され怯む。
『そうだ、お前達にもノイズ様の力を分けてやろう』と言うファルセット。


彼が手をパーにすると青い炎に包まれるバストン。巨大化し、獣の様な姿になる2人。
『なああんだこりゃああ』と言うバスドラ。
『俺の部下に相応しい様にパワーアップさせてやったのさ。ありがたく思えよ』と答えるファルセット。
鏡を見てショックを受けるバリトン。やっぱりナルシーなのね。
『あー、バリトン泣いちゃったじゃねぇかよ! 早く元に戻せよ!』といちゃもんをつけるバスドラ。
そんな事言ってたらバルーンみたく風船状態にされる。
バリトンの助けと同時に萎んで墜落。

『ギャーギャー喚くな。ノイズ様の御前だ』と言うファルセット。
揺れだすマイナーランド。反応するバストン。
彼が座る王座の後ろには、雷光と共にノイズの閉じ込められた巨大な石版が現れる。あんぐりバストン。
『ノイズ様、暫しお待ちください。じきに不幸のメロディを完成させてご覧に入れましょう』
と誓うファルセット。光るノイズの目。
そんなマイナーランドから黒くフェードアウト

で、サブタイトル。

調べの館。曇り。SP組と音吉が居たりする。

ノイズとは全宇宙の悲しみが集まって生み出された、究極の悪。
と、ノイズの説明をする音吉。
赤黒く蠢いている物体。コレに触れた♪は消滅。メイジャーランドより吸い上げられる数多の♪。
全ての美しい音楽を憎むノイズはメイジャーランド、そして人間界も音楽の無い世界にしようと企んでいるとのこと。
『そんな・・・』と言う響。かなエレは信じられない・・・顔。怯えるハミィとフェアリートーン。


かつて、ノイズがメイジャーランドに襲い掛かってきた時。
音吉がミューズの使っていた鍵盤技の強力版で倒したのだ。
彼曰く、ようやくの思いでノイズを封印したらしい。先の石版みたいなのはこの時の物。
が、僅かに残った力でノイズは何処かへ消えてしまった。

メフィストとセイレーン、トリマを背景に
『そして、奴は他人を操り、不幸のメロディを完成させ、そこから生まれる不幸のエネルギーによって完全なる復活を目論んでおるのだ』
と説明する音吉。
2話のネガトーン、不幸のメロディを飛ばし悲しませるシーンのカット
『今年、幸せのメロディが歌われず、あちこちでネガトーンが暴れて人々が悲しんだ事で不幸のエネルギーがノイズに取り込まれ奴は更に力を蓄えている筈』
と言う音吉。
2話で悲しんでいる人達からエネルギーを吸収しているカット

『なんて奴ニャ〜!』と言うハミィ。
でも、ハミィは手羽先、フェアリートーンはねぎまを食べていたりする。ドドリーすっかりお仲間。

『そんな奴に操られて居たなんて・・・』と自分の両手を見るエレン。そんな彼女を横目で同情顔で見ているひびかな。
音吉がパイプオルガンを作っていたのはノイズの復活に備える為とのこと。
このパイプオルガンは聖なる音を奏でる。それが力を取り戻したノイズに対抗できる唯一の力らしい。
『聖なる音・・・』と繰り返す響。パイプオルガンの全体を映す引き絵。

ここで『さすがはお父さん。そこまでお考えでしたか』と聞き覚えのある声。反応するアコ。
『メフィストか』と音吉がふりむいたソコには水面に映るメフィストの姿が。


『この度はご迷惑をおかけしました。おっしゃる通り、ノイズは今、恐ろしいほど力を取り戻しております。せめて私が奪ってしまった♪をトリオ達に渡してさえ居なければ』
と言うメフィスト。
メフィストは心を奪われていたと言う事で悔いても仕方あるまいと返す音吉。問題はこれから何をするかと言う。
『はっ! それならば私の答えは決まっております。メイジャーランドをノイズの脅威から守る。例え、この命に代えても。それが私の使命です』
と誓うメフィスト。
そんな夫を見て嬉しそうに笑い
『ノイズに操られる前より国王らしくなったみたい』
と言うアフロディテ。
『うん、頼もしい限りだ』と近くに来たアコを撫でながら言う音吉。
マジ顔な父親を見て嬉しそうなアコ。

アコに呼ばれるメフィスト。彼的にはその瞬間、娘の背景が花で一杯に。
『可愛い我が娘アコ! パパはもう大丈夫だよ!』
とマイナー幹部時代と変わらないアホっぷりを見せるメフィスト。引く娘。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)
笑顔で安心してメイジャーランドに帰っておいでと言うメフィスト。この件には音吉を含めた一同反応。
『パパ』と言うアコ。
『何時帰る? 今日かな? 明日かな?』と楽しみで仕方なさそうな顔のメフィスト。
ややモジモジした後、ノイズから人間界を守る為にここに残ると言うアコ。
当然驚くメフィスト。

『私はメイジャーランドの姫だけど、今はプリキュアなんだもの』と理由を述べるアコ。
心配と言う事で食い下がるメフィスト。でも、アフロディテは大丈夫と言う。
アコは私達が思っているより、ずっと強くなっているとのこと。それはあなた(メフィスト)も十分ご承知の筈と指摘。
それはそうだが・・・と一応気付いていた模様。
私の事は心配しないでと言うアコ。
『私達もついてます!』とアコを囲むひびかなエレ。ちょい不満そうなアコ。
『プリキュア・・・』とこちらも未練ありそうだったが『あなた』とアフロディテに呼ばれ
『響さん、奏さん、セイレーンさん』
と3人を呼んだ後に土下座し
『これまで本当にすまなかった。頼める義理でも無いのだが、どうかお願いします。ウチのかわいいアコを!』
と頼むメフィスト。


その後、可愛い可愛い言われまくって赤面しているアコ。
『パパー!』と叫ぶ。が、反して響達は『私達にお任せください!』と快諾。
『ありがとう、プリキュア!』と涙目フィスト。『よろしくね』とお願いするアフロディテ。
『メフィストってホントはとっても優しいパパなんだね』と言う響。笑う3人。
『もう、パパったらホントに心配性なんだから』と恥ずかしそうなアコ。笑っている音吉。



で、10月30日。
(後述の発言から)
明日のハロウィンパーティーの準備してると言う響。奏も同感。
『それ何だニャ?』と聞くハミィ。
ハロウィンって言うのは色んな仮装をして楽しむお祭りと説明する奏。
面白そうと思うハミィ。
響も皆とっても楽しそうと思ってたり。
ここでコロッケ屋のおばちゃんを発見し手伝いを申し出る。ありがとうと言うおばちゃん。
私達も手伝おうかと言い出す奏。同意するエレン。『え?』と驚いた様子のアコ。
とは言いつつも響達に混じってちゃっかり手伝ってたりする。

『明日が楽しみだね、可愛いアコ』
とちょいからかい気味に言う響。
『それ止めて。ノイズの復活が近づいてるのよ。こんな事より、♪集めの方が大事だわ』
とお堅い発言のアコ。
♪集めもするってばと言う響だが『どうだか』と信じてないアコ。先行する。
ハロウィンに興味無いのかと思う響。考える奏。エレン曰く姫様は真面目。
お堅い顔で歩いているアコ。

ここでアイキャッチ。


10月31日。つまり当日。
ラッキースプーンにて『完成』と声をあげる奏。
既に仮装済みな海賊衣装の響と猫衣装のエレンが感動している。


原因はドレス姿のアコ。
着せられた本人は『奏、何よコレ!』と御不満。
『まさにお姫様。可愛い』と着せた本人は魔女衣装でウットリ。
『私は仮装なんて・・・』と嫌がるアコ。
『いいじゃない、姫様』と言うエレン。
『エレン、姫様は止めて』と返すアコ。
カップケーキ衣装のハミィにアコって呼ぶ様に言われてそうする。
何故か顔を赤くして『じゃ、じゃあ行きましょう。アコ』と言うエレン。
『嫌』と拒否るアコ。

で、街はこんな感じ。


ドラキュラ奏太あんぐり。
嫌とか言ってた姫様衣装のアコが来てるから。彼曰く、何時もと全然違う。
『うるさいわね。無理矢理着せられちゃったのよ』と文句を言うアコ。
本物のお姫様みたいでしょとエレンに言われ同意する奏太。
『あらー?  奏太ったらアコの可愛らしさに驚いちゃったのね』と嫌味を言う奏。
『違います』と否定する奏太だが、顔が赤くなったので赤くなってると響にからかわれる。

『ほーら、見なよアコ』と奏太を指差すが恥ずかしがってるアコはあっちを見てくると去って行く。
お?顔だったがニッコリ響。
何かアコって可愛いと思う。奏は何か生意気な妹ができた感じと思う。エレンは『妹か』と嬉しそう。

木にもたれドレスをたくし上げながら『意味わかんない』とアコは一言。
すると、あのコロッケ屋のおばちゃんが『まぁ、可愛いお姫様』とやってくる。
手にはキャンディ一杯のバスケット。おばちゃんは豚の仮装。キャンディをくれるらしい。
お堅い上に趣旨がイマイチ分かってない事もあって受け取らないアコだったが
おばちゃん特製笑顔になれるキャンディーと聞いて反応する。
今日はそう言う日と言うおばちゃん。皆で準備して皆で笑顔になると説明し素敵じゃないと続け
『だからアコちゃんも笑ってちょうだい』とアコを撫でる。


キャンディを食べていると骸骨男と魔王風の衣装の子供が脅かしに来た。
『どうだ怖いだろ〜』と魔王風の子、『お姫様だって泣かしてやる〜』と骸骨風の子が言う。
最初はあんぐりだったが『お化けなんて怖くないわ』と返してみるアコ。
すると、姫に手出しはさせないと王子衣装の少年がやってくる。
彼は脅かしていた2人が驚いていた隙に逃げようとアコを連れて行く。
急展開でボーッとしていたアコだが『うん!』と嬉しそうな顔。

アコを探している響達。エレンを最初に少年達と遊んでいる姿を発見。
嬉しそうに笑っている彼女の顔を見て3人も嬉しそうである。


すると、カボチャの所に♪を発見。
アコが急に止まったので?顔な王子少年。悪役少年2人はアコに激突。どうしたのか聞く王子少年。
すると
『おや、奇遇ですな。我々も♪を探してたんですよ、姫』とファルセット登場。
『ファルセット!』と声をあげた後、バストンを見て変な仮装とツッコミを入れるアコ。
『仮装じゃねぇよ!』と怒るバストン。

当然、本日はファルセットの召喚。標的はカボチャ。
不幸のメロディで悲しむ街の人々。離れていた響達も異変に気付いた。


アコと遊んでいた少年達も泣いている。何気に王子少年の頭をなでなでしていたりするアコ。
『アコ!』と言う響達が合流。やっぱりトリマと思う奏。
『来たなプリキュア共』と言うファルセット。
響を呼ぶアコ。アイコンタクトで頷く響。
『ハロウィンパーティーから皆の笑顔を奪うなんて!』と両手をクロスさせるアコ。
謎ポーズの4人(特にエレン)。
『絶対に許せない』とそれぞれのポーズでモジューレ構える。アコだけやっぱりおかしいポーズ。
(右下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

変身。4人集合版・・・だけどパッションOPの悲劇再び。


先行するミューズ。空中から回し蹴りを放つが左手でガードされる。そして振り払いを受け墜落。
『よくも!』と言うビートとメロリズが続く。だが、口からの種マシンガンでこちらも墜落。
『どうだ! ノイズ様の力でパワーアップしたネガトーンの力!』
と自慢げなファルセット。
『例えどんなに邪悪な心でも、女神の調べで包んでみせる』とシリーを呼ぶミューズ。


『シの♪のシャイニングメロディ』と言って一吹きするミューズ。
すると、姿が5つに分裂。なお、他の4人は明らかに偽者と分かる半透明。
ミューズがモジューレを突き出すとソコから出た光がネガトーンを囲み星型に。
『プリキュアシャイニングサークル!』と言うミューズ。
すると、中心に居るネガトーンを光の壁が囲む。苦しみの声をあげるネガトーン。
だが『怯むな!』と言うファルセット。
この言葉を受けシャイニングサークルを破るネガトーン。吹き飛ばされるミューズ。消えるミューズの分身。


心配して近寄って来る3人。
『平気よ!  あんなネガトーン。私1人ででも倒す』と言うミューズ。
驚いた様子のメロディは彼女の左頬を手に取りキャンディを口に入れる。今度はこちらが驚いた様子なミューズ。
『笑顔になれるキャンディ。ミューズ、もう1人で頑張らなくていいんだよ。私達は4人居る。4人で一緒にみんなの笑顔を守ろう。そして一緒に笑おう!』
と言うメロディ。目を潤ませるあんぐりミューズ。

答えはイエスだったようでクレッシェンドトーンを召喚する4人。ミューズが増えただけなので説明はカッツ。
スイートセッションアンサンブルクレッシェンドを繰り出す。

飛んでいくクレッシェンドトーン。だが、不吉な色の絵に。
ファルセットが不幸のメロディを歌いだす。飛んでいる4人も苦しさに顔が歪む。
『これは、不幸のメロディ!』と言うビート。

『悲しい気持ちになるニャ』と言うハミィ。一緒に泣いてるフェアリートーン。

調べの館。
『いかん! このメロディは未完成とは言え、ノイズの復活を早めてしまう!』
と珍しく慌てている音吉。彼の心配通り石版が砕かれ始める。

クレッシェンドトーン消滅。またも墜落する4人。やったーと喜ぶバストン。
クレッシェンドトーンが姿を消した事に驚きを隠せないミューズ。
『不幸のメロディなんかにプリキュアが負ける訳が無い』と言うビート。
『そうよ、私達ならできる!』と同意するリズム。

ミューズに手を差し出し、彼女がこっちを見たらば頷くメロディ。頷き返し、手を掴み立ち上がるミューズ。
『あの歌は私達に任せて』と言うメロディ。

ファルセットにミューズを除いた3人でパッショナートハーモニーを繰り出す。
これにはファルセットも驚き防御姿勢。倒すには至らないが歌を止めさせるには十分。
『ミューズ、今ニャ!』と言うハミィ。



両手でハートの形を作ってモジューレを呼び出した後、シリーを呼ぶミューズ。
『シの♪のシャイニングメロディ』と言った後、大量のシャボン玉が登場。モジューレを吹くミューズ。
するとシャボン玉が♪状に変化。
『プリキュアスパークリングシャワー!』とミューズが言うと一斉にネガトーンに向かって飛んでいく。シャボン玉に包まれるネガトーン。
ラストはやっぱり3拍子&フィナーレ。
本日はドドリー!
『おのれ!』と言うファルセットと共に去って行くバストン。

『ミューズ!』とメロディ、『すごいじゃない!』とリズム、『さすがミューズね!』とビートが嬉しそう。
『べ、別に大した事無いわ!』と返すミューズ。

すると、ドドリーが『ホント、ミューズは素直じゃないドド』と言う。
え?なミューズ。
『ミューズは本当は、3人の力に助けてもらった、どうもありがとうって思ってるドド』
勝手に暴露するドドリー。聞いているメロディ達3人。
『ド、ドドリー! 勝手に私の気持ちを喋らないでよ!』
と赤面するミューズ。だってホントの事を惚けるドドリー。

ドドリーを捕まえようとするミューズ。慌てつつも避けまくりのドドリー。
『全く世話の焼ける妹だね〜』とメロディ、『ホント』とリズムが言う。笑うビート。

夕方。
『この気配。もしやノイズが・・・』と言う音吉。
マイナーランド。
彼の心配通りノイズは石版から姿を消していた。
そして、ファルセットの座っていた王座には黒い羽が落ちてくる。青白く燃える羽。
燃える羽のアップから黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

河野さん^^

第38話『パチパチパチ♪ 不思議な出会いが新たな始まりニャ!』
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