第43話『シクシク・・・・・・不幸のメロディが完成しちゃったニャ!』
(2011年12月18日放送)
脚本:米村正二 演出:畑野森生&広嶋秀樹 作画監督:小島彰

捻りモジューレ投げ

言うまでもなくタイトル見ての通りの展開に。
前回に引き続き、今回も色んな事実が判明していきます。
モジューレを渡す理由が大人しいスイートらしいと言うか。
実際のところは動かし辛いから動きが控えめになってあぁなるんだと思いますが。
まぁ、そこはそんな訳ですが展開的には見慣れない分、やっぱり好きな展開かも。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは44〜45話同時収録)
(BDは37〜42話、44〜48話同時収録)

アバンタイトル

メイジャーランド。オウムは大騒ぎ。そんなに慌ててどうしたのか聞くアフロディテ。
メイジャーランドの女騎士にトリマが捕まったらしい。驚くアフロディテ。


王座の間。確かにバストンが捕まっている。
『確かにその2人はバリトンとバスドラ。して、そなたの名前は?』と問うアフロディテ。
『私はかつてメイジャーランドの三銃士と謳われた英雄の1人』と立ち上がる女騎士。
何処かで聞いた声。
『え?』なアフロディテに正体を現しつつ『ファルセット様だ!』と言うファルセット。
驚くアフロディテとオウム。名乗りながらロープを切るバストン。
『騙したな〜』とうろたえるオウム。
そんなこんなしている間に手から強風を放ちオウムを吹き飛ばすファルセット。
アフロディテがオウムに気を取られてる隙に五線譜で拘束する。

メイジャーランドを歩いていたメフィストの前にオウムが飛ばされる。
オウムをキャッチして目が合うメフィスト。オウムが報告しようとしたら空から『あなた〜』と言うアフロディテの声。
見上げるとトリマに誘拐されている妻の姿。
メフィストに呼ばれ『あなた〜!』と言いつつ姿を消すアフロディテ。
メフィストがアフロディテと叫び、少し風が吹いて花弁が散ったところでOPへ。


調べの館。
ハミィの指示でパイプオルガンの音を奏でるフェアリートーン(ドリー、レリー、ミリー)・・・と見せかけて響。
それを聞いてまだ微妙にズレとると言う音吉。
今はただパイプオルガンの完成を待つだけと言うエレン。
それまで何としても不幸のメロディの完成を阻止しないとと続く奏。
私達のト音記号がある限り大丈夫と言う響。
だが、池から『こんにちは〜プリキュアの諸君〜!』とニッコリ挨拶するファルセット。
『ファルセット!』と声をあげる響。

で、サブタイトル。


笑うファルセット。お前達に良い物を見せてやろうと捕らわれのアフロディテを見せる。
『ママ!』と声をあげるアコ。気絶していたのかこの声で目を覚ますアフロディテ。
感動の対面はそこまでと割って入るファルセット。
ママをどうするつもりなのか問うアコ。返せと迫る。
返して欲しかったら4人のモジューレを全て寄越せと要求するファルセット。
『モジューレを?』と聞く響に『そうだ。断れば・・・』と続け、バストンに爪を突きつけさせる。
涙目で『止めて〜!』と叫ぶアコ。
『バスドラ、バリトン! あなた達はこの間一瞬でも悪の心が消えたでしょう? こんな酷い事をして何とも思わないの?』
と響に言われるバストン。
『そうよ、誰かを悲しませたところで結局は自分も悲しい思いをするだけじゃない!』
奏も続く。怯むバストン。
『ノイズは不幸のエネルギーを手に入れる為にあなた達を利用しているだけよ。それでもいいの?』
と問いかけるエレン。さすがに考える両名。
だが、ファルセットが黙れと一蹴。マイナーランドへの来訪を要求、迷ってる時間は無いと付け足して水面から姿を消す。
『ママ・・・』と言うアコ。顔を見合わせる3人。


すると、いきなり後ろから大声。振り向いたらばパイプの前にメフィスト。
『パパ!』と驚くアコ。どうしてここにと響も驚く。下りてくるなり咳払いするメフィスト。
アコとハグするメフィスト。よしよしと娘の頭を撫でつつママは私が必ず助けると言う。
『パパが?』と聞く娘に頷き、トリマのした事は本を正せば私が蒔いた種と言う事で自分1人でマイナーランドに行ってくると告げる。
が、モジューレを見つめつつアフロディテの安全を第一に考えるべきと言うエレン。
その為ならモジューレを渡すと言う選択肢も・・・と意見を述べる。
だが、それはイカンと音吉が言う。
連中の狙いはモジューレの中のト音記号。ト音記号を奪われれば不幸のメロディが完成しノイズが完全復活する。
それだけは絶対避けねばならんと語る音吉。
無言でモジューレを胸元に持っていき目を瞑るエレン。奏と顔を見合わせる響。奏と2人で頷く。
そして、マイナーランドへは皆で行こうと言い出す響。
モジューレを奪われることなくアフロディテを助け出そうと意気込む。頷くかなエレ。アコも。音吉もニッコリ納得の模様。

そんなこんなでマイナーランドへ出発。
『頼んだぞ、伝説の戦士プリキュア』と見送る音吉。


で、マイナーランド。準備万端な様子のトリマ。
喚き出すノイズ。『来ましたか・・・』と言うファルセット。その通り、遠くの入り口には4人の影。
『ママ!』と叫ぶアコ。
『アコ! 私の事なら心配いらないわ。それよりモジューレは決して渡してはいけません。皆、人間界に戻るのです』と言うアフロディテ。
メイジャーランドの女王に相応しい毅然とした態度と笑いつつ称賛するファルセット。
そんなものはどうでもいいとモジューレの有無を確認する。

長い坂を滑り下っていく4人。

『持ってきたわ』と言う響を筆頭に見せる。
『いけません!』と言うアフロディテに『黙っておれ!』と言うファルセット。
喚くノイズ。ファルセット翻訳曰く、本物と見抜いたらしい。ということで渡せと要求するファルセット。


アフロディテの解放が先と言う響。お前達に命令する権利は無いと返すファルセット。
彼が合図をするとバストンがアフロディテに爪を突きつける。
さすがに表情が険しくなるアコ。そんな彼女を止めつつ
『もしもアフロディテ様に手出ししたら、この場でト音記号ごとモジューレを破壊するわ』と言い出す響。
これには驚くノイファル。
『私達はプリキュアになれなくなるけど、あなた達も不幸のメロディを完成できなくなるわ』と指摘する響。
悔しそうなノイファル。
喚くノイズ。
ノイズはモジューレさえ入手すればアフロディテは返すと翻訳するファルセット。
『分かった・・・』と言う響。
と言うわけで4人のモジューレはフェアリートーンが2匹1組で持っていく。
響のはドリーミリー、奏はレリーファリー、エレンはソリーラリー、アコはシリードドリー。

余裕顔でニヤつくファルセットだが表情が変わる。
フェアリートーンが両者の間でモジューレを置いたからである。どう言う事か聞くファルセット。
今、モジューレまでの距離はお互い一緒。アフロディテを解放しそこまで来させろと要求する響。
解放せず奪おうとするなら、モジューレでプリキュアになりマイナー陣を撃破すると誓う。
また鳴くノイズ。いいだろうとのこと。食いつくアコ。

『と、思わせて・・・』と強風を放つファルセット。壁に押さえつけられる形になる響達。
『ファルセット、あんたやっぱり!』と言う響。
軽く笑いつつモジューレ回収に向かうファルセット。バストンにアフロディテの始末を命じる。

凶悪な面で構えるバストン・・・だったが顔を見合わせる。『やれ!』ともう一度言われ、うろたえつつもう1度構える。
『そうはさせん!』と降ってきたメフィスト。バストンを地面に倒す。
『あなた!』と嬉しそうなアフロディテ。『お前!』と返すメフィスト。


これに驚いたファルセット。その所為で強風が止み、解放された響達。ハミィを呼ぶ響。
すると何処かに隠れていたハミィが現れ、『ニャ・ヒ・フ・ヘ・ホー』とジャンプしながら体を捻りつつモジューレを両手・尻尾・頭で1個ずつ飛ばす。
『皆、頼んだニャ』と言う本猫は目が回っていたり。
それぞれフェアリートーンがキャッチ。
『皆、今こそノイズを倒す時!』と言う響。『オッケー!』な3人。

変身。

ここでアイキャッチ。


五線譜の結界を解いたメフィスト。バストンにメフィスト&アフロディテを任せると言うファルセット。
『ノイズ様が力を貸して下さる』と彼が言うとノイズが鳴く。
そして、空の雲から赤い稲妻が降り注ぐ。悲鳴をあげるバストン。凶悪な面構えに。

『いよいよ俺様の本当の強さを見せる時が来たな』と言うファルセット。
唸りながら両手で作り出した赤いエネルギーを投げ飛ばす。
避けるSP。だが、光球は衝突するなり火柱みたく燃え上がりメロディ達を攻撃する。吹き飛ばされる4人。
『なんて破壊力!』と感想を漏らすメロディ。
『皆、一気に決めるわよ』と言う彼女に従い

ミュージックロンド×2とハートフルビートロックとスパークリングシャワーを繰り出す。

フィナーレで爆発したが効いてない。余裕面のファルセット。


焦ったのか、単身突撃するメロディ。
パンチ、キック、連続パンチ、足払い、回し蹴り、踵落としを順に繰り出すが全てガードor避けられる。
で、ファルセットの反撃を後退で避け、もう1度攻撃しようとしたらばファルセットが鞭を振ってくる。
防御姿勢を取るメロディだったが威力が高かったらしく苦痛に顔が歪む。
更にそこから強烈な悪のエネルギーを流し込まれ悲鳴をあげる。
気を失ったメロディを投げ飛ばすファルセット。『メロディ・・・』と心配するリズム。
ファルセットは手を休めず4人に向かって光球を飛ばす。ビートが気付くも間に合わず、残りの3人も悲鳴を上げる。

その頃、バストンに攻撃されているメフィスト。防御している。
守られているアフロディテは『アコ・・・皆・・・』とプリキュアを心配。当のSPは壁際に倒れている。


バストンに止める様、説得するメフィスト。聞き入れる気配なし。
『最早、私の言葉の届かぬ野獣となってしまったか・・・』と言うメフィスト。
『食らえ!』と右手に青い球体を作る。
だが、ここで人間だった頃の2人の笑顔が蘇る。どうも、マイナーランド時代では無い模様。

躊躇している隙にバスドラに殴り飛ばされるメフィスト。心配して駆け寄るアフロディテ。
何故攻撃をやめたのか問う。
バリトン達がこんな風になってしまったのは本を正せば自分の所為とのこと。
驚くアフロディテ。彼曰く、詳しい事情は話してなかった様だ。


回想。
メフィストはノイズに操られて帰還した際、メイジャーランド三銃士だったバスドラ・バリトン・ファルセットを洗脳しトリオ・ザ・マイナーにしたのだ。
回想終了。


『私は・・・アコや皆の愛情で元に戻れた。だが、こいつらはまだ!』と言うメフィスト。
迫るバストン。
『私がこいつらにしてやれることは!』と立ち上がるメフィスト。
バストンに止めを刺す様命じるファルセット。バスドラは右拳、バリトンは左拳を繰り出す。
『パパ! 逃げて!』と声をあげるミューズ。
『こいつらにしてやれる事は!』と構えるメフィスト。
バストンの拳をそれぞれ片手のパンチで受け止める。力負けせず逆に押し返している。驚くファルセット。
メフィストはこれが私の償いと2人から悪のエネルギーを自分の体に入れ始める。
大きな叫び声を上げ続けるメフィスト。悪のエネルギーが尽きるなり棒立ちのバストン。


座り込んだ2人は元通りに。メフィストはまるで帯電した様になっている。元の姿に戻ったと驚きを隠せないバストン。
『あなた・・・一体?』と聞くアフロディテに『悪のエネルギーを私の体と共に滅ぼす』と答えるメフィスト。
『そんな事をしたらあなたは!』と結果が分かっているアフロディテは言う。
『だが、これしか方法は無いのだ。後を頼むぞ』と返すメフィスト。
悪のエネルギーに聖なる雷を繰り出す。
『パパ!』と声をあげる娘。メロディ達やバストンもあんぐり。
『バリトン、バスドラ・・・かつての優しかったお前達に戻ってくれ・・・』と言うメフィスト。
結果、悪のエネルギーを相殺。
『あなた!』とアフロディテ、『パパー!』とミューズが叫ぶ前で倒れる。

笑うノイズ。メフィストの行為を愚かと笑うファルセット。

『メフィストの命を懸けた行為を笑うなんて! 絶対許せない』と立ち上がるメロディ。
『えぇ、ノイズを倒さない限り、平和な世界はやってこないわ』と言うリズムも同意。
『皆、もう1度力を振り絞って』と言うメロディ。同意するビーミュ。


『まだ分からないのか、この俺様には敵わないと言う事が』と言うファルセット。
鞭の先を無数に分けて伸ばしてくる。それはSPの面々の両手を縛りあげ、メロディがさっき食らった悪のエネルギーを流し込む。
悲鳴をあげる4人。4人の名を呼ぶハミィ。
大ダメージ。倒れている4人。メロディに大丈夫か聞くハミィ。
プリキュアの心配をするアフロディテ。
喚くノイズ。なるほどと納得するファルセット。どうやらプリキュアとメフィストが倒したも同然と言っているらしい。

と言うわけでバストンにアフロディテの始末を命じる。
『止めてー!』と叫ぶミューズ。
『ダメよ!』とメロディ、『お願い、メイジャーランドに居た頃のあなた達に戻って!』とビートが言う。
困るバストン。
『何をやっている、さっさとやれ!』と急かすファルセット。
痺れを切らしたファルセットは自分から鞭を使って始末しようとする。
絶体絶命と悟り、目を瞑るアフロディテ。


だが、彼女の前に苦しむ影2つ。それはバスドラとバリトン。
『2人とも・・・』とメロディ、『アフロディテ様を守って・・・』とリズムが言う。
まだ息はあるメフィストは目を覚まし2人を見る。
2人の行動が気に入らないのはファルセット。裏切り者は消えてしまえと流し込むエネルギーを強める。
苦しむ2人を見て『いいぞ! 悲鳴こそ最高の音楽だ!』と言うファルセット。

悲鳴を上げ続ける2人を見ているメロディ。心配している模様。
少し考えた後『もう止めて!』とファルセット止める。
拘束を解かれるなり倒れこむバストン。
立ち上がっていたメロディに続いて、他の3人も立ち上がる。
『皆、まさか! いけません!』と4人の気持ちに気付いたアフロディテ。

『アフロディテ様、すみません』とモジューレを持って変身を解く響。奏達も続く。
『モジューレを差し出すと言うのだな。だが、その所為で世界がどうなるか?』と嫌味を言うファルセット。
『分かってるわ。でも、目の前で苦しんでる仲間を放ってはおけない。仲間の苦しみの上に幸せな世界なんて築けない!』
と叫ぶ響。
仲間の件に涙するバスドラ、『私達が・・・』とバリトンが言う。

叫ぶノイズ。すると、モジューレからト音記号が摘出される。
辺りに無数に置かれていた燭台に火が灯る。そして現れた楽譜に4つのト音記号が吸収され不幸のメロディが完成してしまった。
『遂に・・・遂に不幸のメロディが完成したぞ〜!』と嬉しそうなファルセット。
ファルセットと共に笑っているノイズ。

火の中に映る無数のノイズの姿。
今までの何処か可愛い声は皆がよく知るばいきんまんの笑い声に。
笑いまくるノイズの背景がマイナーランドから黒くなったところで黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

くりすますぅ

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