第5話『涙を知るひと 〜ぽっぷとハナのないしょ〜』
(2004年8月21日放送)
脚本:成田良美 演出:五十嵐卓哉&中尾幸彦 作画監督:篁馨

赤ちゃんきのこ

第5弾はぽっぷとハナちゃん。
どちらかと言うとぽっぷメイン。
お漏らしとか、ハナぽっぷのおまる使用とか下ネタ多数。
でも、慌てまくるぽっぷとかももことか笑いどころもあったり。
久しぶりの春風家姉妹愛編第7弾。
当然これにて打ち止め。

収録DVD

(4話同時収録)

アバンタイトル

堪えているハナちゃん。どうもアレが出そうらしい。
ぽっぷがハナちゃんを呼ぶ声と共に迫るアヒルのおまる。
当然、おまるが喋ってるのではなく、持っているぽっぷが『お漏らしちゃダメ〜!』と言っている訳で。
が、間に合わず。ズッコケぽっぷ。
した方は花畑。された方は地獄である。
『間に合わなかった。とうとうやっちゃったよ、あたしピーンチ』と言うぽっぷのアップでOPへ。

1年1組は図工の時間。
皆、静かにやってる中・・・多めに赤の絵の具を取り出したり、大きな音で筆を濡らしてる子1人。

筆に赤い絵の具をたんまりつけるタラコ唇。かずひろにイタズラ顔で魔手を伸ばすきみたか。
かずひろを押さえ、彼の絵に赤い絵の具を塗りたくる。
『うぁ〜! 何すんだよ〜』と喚くかずひろ。

きみたかに注意するかなこ先生。かずひろ『やめてよ〜』と涙目。きみたか気にせず落書き中。
きみたかにキレるぽっぷ。『いい加減にしなよ』と怒る。
かなこ先生にも邪魔しちゃダメでしょと注意されるきみたか。
コイツが下手糞だから俺様が代わりに書いてやったとか言う。
『とか何とか言っちゃって、本当はかずひろ君の方が上手だから邪魔しようと思ったんじゃないの?』と痛いところを突くぽっぷ。
俺様の方が上手く描けると何時の間にか席に戻ってたりするきみたか。描き始める。
単純な奴と呆れるぽっぷ。泣いているかずひろの画用紙に視線を移す。

かずひろが描かれたのは赤い渦巻き。『僕の絵が〜』と喚いている彼に
『ここをこうすると・・・ほら!』と言いつつ、絵に手を加えるぽっぷ。嬉しい意味で驚くかずひろ。
先の言葉に続けて『太陽になるよ』というぽっぷ。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『ホントだ!』と嬉しそうなかずひろ。ぽっぷにお礼を言う。

ニッコリぽっぷにかなこ先生もお礼を言う。先生曰く、ぽっぷちゃんは本当にしっかり者。微妙な表情のぽっぷ。

で、サブタイトル。

楽しそうなハナちゃんの玩具にされているマジョリカ。ララも尻尾踏まれたりと散々。逃げようとするが引き摺りこまれる。
すると、ぽっぷがハナちゃんを呼ぶ。逆さづり状態のリカララ。
ただいまと挨拶するぽっぷに近づいていくハナちゃん。自分がハナちゃんを見るから2人でお茶でもしてなよと勧めるぽっぷ。
『ノーーーーー』とマジョリカ、『おでがい(お願い)』と言うララ。

外にて三輪車で遊んでるハナちゃん。相手してるぽっぷ。
グッタリしながら、ぽっぷが早く来てくれてホント助かると言ってるララ。
ぽっぷがハナちゃんを見て笑ってると、止まる三輪車。
ライダーの顔が青い。しかも何か力んでるっぽい。?状態だったがすぐに原因に気づいたぽっぷ。
おまるを目指し運んでいく。グッタリしてたリカララ、?状態。

ダメでした。
イメージ映像でお楽しみください。伏せになってないですけどね。
『出ちゃった・・・』と汗ダラダラなぽっぷ。出した本人は幸せそう。
オムツ交換をしつつ『まだまだオムツは手放せませんね〜』と言うぽっぷ。終わった頃


どれみがハナちゃんを呼ぶ。どれみ達も帰ってきたのだ。ただいまと言う5人。
おかえりと返すぽっぷ。ハナちゃん、どれみ達のところに向かうがコケて1回転してしまう。
心配するぽっぷ。泣き出すハナちゃん。
助けに行こうとするぽっぷの前で『大丈夫? ハナちゃん』とハナちゃんを抱き上げるどれみ。
『ケガはしてないみたいね』と安心するはづき。『ちょっとびっくりしただけやろ』と言うあいこ。
ハナちゃんに『何処か痛いところある?』と聞くおんぷ。
『ココー』と答えるハナちゃん。おでこの少し下らしい。
『はいはい。痛いの痛いのとんでけー!』とやってあげるももこ。『なおった!』と喜ぶハナちゃん。
『もう、ハナちゃんったら!』と笑うどれみ。他の面々も笑う。
そんな光景をあんぐり顔でじっと見ているぽっぷ。

ここでマジョリカ、仕事する様に促す。
ハナちゃんと遊んであげないと言い出すどれみ。自分が遊びたいだけじゃろとマジョリカに言われる。
『ハナのことは、お前と違って、しっかり者のぽっぷに、任せておけ!』とどれみを押し倒すマジョリカ。
『の? ぽっぷ』と同意を求められ、戸惑いながら『あぁ、任しといて・・・』と返すぽっぷ。歯切れ悪し。
『何かその言い方ムカつくな・・・』とムッとするどれみ。どれみのお腹の上ではしゃいでるハナちゃん。

『さぁ行くぞ』と言うマジョリカ。と言うわけで場を後にするどれみ達。後を頼むはづあい。
バイバイしているハナちゃん。どれみ達の方をじっと見ているぽっぷ。
『しっかり者か・・・』と言いつつ俯く。?なハナちゃん。

少し時間経過。室内を飛んでいるトンボ。
ハナちゃんを羨ましがるぽっぷ。皆に世話してもらったり可愛がって貰えるのが羨ましいらしい。自分にハナちゃんになりたいとか言い出す。
じっと見ているハナちゃんに『なんてね』と続ける。

喜びだしたハナちゃんは魔法を使う。すれ違うぽっぷハナ。意味深な描写。

『あたしが居る・・・』と言った後、言葉が喋れないと驚くぽっぷ。そう、何故かハナちゃんになっているのだ。
となれば、目の前のぽっぷは当然ハナちゃん。ニヤついてる。
ぽっぷはハナちゃんに元に戻してと頼むが喋ってるのは気持ちだけで言葉になってない。
意味が分からないハナちゃんにいい子いい子と撫でられるだけ。
涙ながらに頼んでみるがやっぱりダメ。
そんなこんなしてる内に先のトンボを見つけたハナちゃん。楽しそうに追いかける。
肩透かしを食らう感じに落ちたぽっぷはグロッキー。

追いかけるが足の長さの差か全然追いつけない。ハナちゃんも止まる気配なし。
夕方になってもまだやってたりする。さすがにぽっぷはダウン。ハナちゃんはまだまだ元気。

すると、どれあいがご飯とやってくる。
倒れているぽっぷを抱き上げ、椅子に座らせるどれみ。あいこ曰く、今日は肉じゃがおじや。
2人に私はハナちゃんじゃないと弁解してるぽっぷ。ハナちゃんはあっちと言いたい。
届いたのかハナちゃんに何やってるのか聞くどれみ。
だが『トンボ!』と一応言葉になってたので大して怪しまれなかった。
どうもハナちゃんの為にトンボを捕ろうとしてる勘違いされた様でトンボはぽっぷに任せると言う話になってしまう。
『はい、あーん!』と言うどれあい。なんとも親バカ面。
そんなの食べてる場合じゃないと喚くぽっぷ。無理やり食べさせられる。食べたら食べたで美味しいと思う。
もういっちょ『あーん』するどれあい。抵抗ある・・・かに見せかけてあっさり食べるぽっぷ。

その後ははづももに入浴させてもらったりも。
ももこに『気持ちいいですか?』と聞かれ『気持ちいいです〜』と思うぽっぷ。彼女曰く温泉みたい。
『綺麗綺麗しましょうね』と言うはづき。赤ちゃんって楽チンと思うぽっぷ。

続いて、おんぷによる子守唄。曲目は当然ルピナスの子守唄。
皆がお世話してくれてお姫様見たいと思うぽっぷ。結局眠ってしまう。

んで、夜。目を覚ますぽっぷ。上から降りてきて『おお、起きたかハナ』と言うマジョリカ。
『あれ? 皆は?』と辺りを見回すぽっぷ。意味を察した様で『皆ならもう帰ったわよ』と言うララ。
それを聞いてハナちゃんも一緒に帰ったと気づいたぽっぷ。慌ててライフウッドのベッドから降りようとする。
ぽっぷだと知る由も無いマジョリカはどうしたのか聞いてたり。
が、こう言う時に限って催してしまうのが人間。目の前にはおまる。

一応、小学生なので抵抗はあった様だが、この際そうも言っていられない。


オムツを脱いでとりあえずする。音と顔がリアルだよ東映さん・・・。というかアヒル待てぃ。
視線に気づいたぽっぷ。何かリカララに感動されてる模様。
『何見てんのよ〜』と恥ずかしがるぽっぷ。確かにせっちんを見るなと言うのは同意。
リカララが感動している理由はハナちゃんが1人でお○っこしたから。喜んで飛びついてくるリカララ。
喜んで頬をスリスリする2人。ご存知、モノホンはまだおまるですらできない訳で。
ここであることに気づいたぽっぷ。

おまるですらWCできないハナちゃん+それが自分=その場でする
あ!顔のぽっぷ。

感動する2人を引きずりつつ必死で向かおうとする。何処へ行くと連れ戻される。
当然それどころじゃないのでやっぱり行こうとするがマジョリカの魔法によって空中浮遊させられる羽目に。
『何すんのよ、ブニュちゃ〜ん!』と手を振り回すぽっぷ。
いつもの奴歌ってやるから大人しく寝る様に言うマジョリカ。『いつものやつぅ?』なぽっぷ。
これまた何とも言い難いレベルのルピナスの子守唄(要するに音痴)。
そんな歌で寝るわけないって余裕のぽっぷ・・・が眠くなるんだなこれが。
まさかの反応に自分でも焦るぽっぷ。まぁ、これは本物の体の反応みたいですが。
止めて とか 頑張れ私 とか言ってみたぽっぷだが結局KO。
『そよ風みたいなまつ』まで歌ったところで

ここでアイキャッチ。


結局、朝まで眠ってしまったぽっぷ。リカララもちゃっかり寝ている。ララはマジョリカに乗られて苦しそう。
起きていたぽっぷはお着替え中。寝間着から何時もの服に着替える。ハナちゃんが学校行く前に何とかしないとと思うぽっぷ。

じゃないと、やらかしたのを男子に見られ幻滅され、えんがちょ!とからかわれてしまう・・・と考えるぽっぷ。
きみたかはともかく、なぜか親衛隊にまでからかわれているぽっぷ。ハナちゃんは相変わらず幸せそうである。
当然、春風ぽっぷさんとしては絶対阻止したいところ。

だが、そういう時に見つかるのが世の中。
お着替えできたのを感動されてまた足止めを食らう羽目に。このままだとマジやばいと思うぽっぷ。


その頃の本物。机を食べカスだらけにして渓介パパに、髪がクシャクシャなのではるかママにそれぞれジト目でみられる。
明らかに怪しいとは言え怪しむのはさすが両親である。

遅刻と慌てるどれみ。ぽっぷを呼ぶ。まだ食べてる事に驚き。
『お?』と言うハナちゃんを『お? じゃなくて、学校学校ほら行くよ』と急かすどれみ。
『おう!』と後を追う次女を心配そうに見ている両親。

部屋までついて行く。
ぽっぷを呼ぶはるかママ。悩み事でもあるなら相談に乗ると声をかける渓介パパ。
んなものは無いハナちゃんは楽しそうに学校へ向かう。避ける両親。
『ま、元気なんだからとりあえずいいか』と思う渓介パパ。すると『あなた〜』とはるかママに呼ばれる。

はるかママが指差す先には濡れたベッド。おねしょ!である。これには驚くしかない2人。

登校中のはづき・あいこ・おんぷ・ももこ。
『おはよう、皆〜』と声をかけるどれみ。どれみはしんどそうだがハナちゃんは楽しそうである。
おはようと返す4人の前を猛スピードで通過していくハナちゃん。
『元気だね・・・ぽっぷちゃん』と言うももこに頷く3人。
姉のほうはぶっ倒れ。『歳やな、どれみちゃん』と言うあいこに同意する3人。


下駄箱のアップで『あぁ、やっぱ歳っすかね〜』と言うどれみ。
カメラ引いたらばぽっぷが横に居るので『って、あんた何やってんの?』と聞く。
お?なハナちゃんにあんたの下駄箱はあっちと教えるどれみ。
『おー!』と言うハナちゃん。早速移動するが今度はきみたかに『おー!って何やってんだよぽっぷ』と言われる。
どうも今度はきみたかの下駄箱を弄ってた模様。『お前のはこっちだろう』と言うきみたか。
褒めようとしたのか良い子良い子ときみたかを撫でようとするハナちゃん。
何時ものぽっぷからはあり得ない行動なせいか怯みまくりのきみたか。
『止めろー!』と逃げる。


教室まで逃げてきたきみたか。親衛隊は?顔だったがぽっぷが後を追ってきたので嬉しそうな顔。
『おはようぽっぷちゃん』と挨拶する親衛隊。『あーう!』とはしゃぐ感じで挨拶するぽっぷ。
これには目が点の親衛隊。『何かアイツおかしいんだよ』と言うきみたか。
僕達の新しい挨拶と推測するかずひろ。納得する他の4人。『って、おい!』とツッコミをいれるきみたか。
もういっちょ挨拶するハナちゃんにノリよく返す親衛隊。『お前らバカだろ』と言うきみたか。
何度もやるハナちゃんと親衛隊。『おい、お前らいいのか、本当にそれでいいのか!?』と困るきみたか。
ハナちゃんがランドセルから出したのは人形と玩具。
これにはさすがの親衛隊も困り顔。『絶対おかしいって、アイツ』と言うきみたか。当の本人は人形に顔スリスリ。


現在は閉店中のMAHO堂。
ララにマッサージをさせているマジョリカ。髪の毛のちょっと後ろくらいと指示。
困り顔のぽっぷを他所に偶には温泉に行ってゆっくりしたいとか言ってるマジョリカ。これを聞いたぽっぷニヤつく。
ハナちゃんの為に我慢と言うララ。子育ての為にはお金がかかるからと同意するマジョリカ。
声をあげるぽっぷ。湯を張った金盥を見せる。ワシらの為に用意してくれたのかと感動するマジョリカ。
ぽっぷ、気前よく温泉の素を入れる。温泉の素まで入った事に感動するララ。
喜んで飛びついた両名の前にちりとりを差し出すぽっぷ。直撃した2人は浮いている。
でも『気持ちいい〜の〜』とマジョリカ、『そうね〜』とララ。『ハナは良い子じゃの〜』とマジョリカ、『そうね〜』とララ。
両名とも幸せそう。
『ごゆっくり・・・』とMAHO堂を後にするぽっぷ。

『ハナちゃーん!』と三輪車で猛ダッシュ。砂塵と体感速度は三輪車のソレではない。

で、どれみとももこはと言うと理科の時間。
本日は火を使う実験だから十分注意する様に言う関先生。『はーい!』と答えるクラス一同。
朝から運動して疲れちゃったとだらけるどれみ。あたしも歳かね〜とかババくさい事言ってたり。
遅刻しそうで走っただけじゃんと呆れるももこ。すると、ここで轟音に気づく。



窓の向こうに移ったハナちゃんの姿。シャッターの音と共に静止画。
よく分からなかった事ももこ、目が点。ちょいアップになって『えー?』。どアップになってうろたえる。
それ全て一瞬の出来事! すごいよ!ももちゃん。
そして時は動き出す。

どれみを呼ぶももこ。うろたえながら、ハナちゃんがビューっとか謎の説明。案の定何それなどれみ。
ここで関先生を呼ぶももこ。お腹の具合がちょっとと言うももこ。心配する関先生。
『学校に来る途中で思わず食べちゃった、あの美味しそうなキノコのせいかな?』と言うももこ。『キノコ?』などれみ。
※小学生にしてスゴイ言い訳。将来が楽しみである※
『保健室行って来てもいいですか?』と聞くももこ。『大丈夫〜?』と初めて聞くトーンの千葉さん声などれみ。
『じゃあ春風よろしく』と関先生に言われ『喜んで!』と敬礼ポーズのどれみ。

ぽっぷは自分の教室前でドリフト停止! 窓から中を覗く。さすがにグッタリだったがあんぐり顔に。

中ではハナちゃんが人形を両手に持って、教室中を走り回ってたり。ひなこ先生もいつものぽっぷちゃんらしくないと困る。
きみたかも何やら怯み気味。かずひろには怪しまれ、みさきには赤ちゃんみたいとか言われてたり。
『ハナちゃん止めて〜!』と言うぽっぷだがやっぱり声にならない。
と、ここできみたかが机の上に上りつつ『皆、騙されるな! あいつはぽっぷじゃない!』と言い出す。『おう?』と反応するハナちゃん。
みさきとたつやは信用しようとしない。
『きみたかの言うとおりだよ、その子はあたしじゃないの!』と珍しく賛同するぽっぷ。でも、やっぱり届かない。
ひなこ先生の『下りなさい』と言う言葉を無視して『誰だお前!』と問うきみたかを、机の上を渡って追いかけだすハナちゃん。
これには先生を始め、他の皆も焦る。慌てるぽっぷは後ろに転落

したところでどれみにキャッチされる。
『やっぱり、ももちゃんの言うとおり』と言うどれみ。『暴れないでハナちゃん』とハナちゃんを連れて行く。
ちゃっかり三輪車に乗りながら逃げるももこ。

堀内像の前にて
ハナちゃんを押さえながら『ったく〜、マジョリカ達は何やってんだよ〜』と愚痴るどれみ。とりあえず私がMAHO堂に連れて行くと言うももこ。

ここで拘束から逃れ『このままじゃ大変なことになっちゃうの!』と言うぽっぷ。
だが、いかんせん言葉になってない。どれみにハナちゃんと呼ばれる始末。
『ハナちゃんじゃないって、あたしはぽっぷだよ!』と叫ぶぽっぷ。しかし、全て赤ちゃんの喚き声になってしまっている。
またハナちゃんと言われたのでぽっぷと返すぽっぷ。
聞こえるわけないので『ハナちゃん、メだよ!』と珍しく怖いどれみ。

『あたしはぽっぷなの! もう・・・なんで分かってくれないの』と自身も半泣きなぽっぷ。
ハナちゃんの体も泣く。そして、絶望して座り込んで涙をポロポロ。
その姿を見たどれみ。何かを思い出す。同じ座り方をする妹の姿だ。
『ハナちゃん、ワガママ言わないで。MAHO堂に帰ろう!』と言うももこ。
『ぽっぷ?』と言うどれみに驚く。これにはぽっぷも驚いて顔をあげる。

どれみに『あんた、ぽっぷでしょ?』と言うどれみ。頷くぽっぷ。ハナちゃんがぽっぷちゃんってどう言う事か聞くももこ。
そう言われて、堀内像前の植え込みに突撃したぽっぷ。少し見えている地面に『ハナ⇔ぽっぷ』と書く。
『ハナちゃん、字書けるの?』と驚くももこ。『だから、ぽっぷなんだって』とツッコミを入れるどれみ。
ハナちゃんの魔法で入れ替わったと察したももこ。正解と言う事で喜ぶハナちゃん。
『それなら、あたし達に』とももこ、『お任せあれ!』とどれみがニッコリ。

と言うわけでお着替えの後、魔法で元に戻そうとするどれもも。

『戻った?』と期待する2人。喜ぶハナちゃんと見せかけてぽっぷのままだった。
『何も変わってないじゃん』と文句を言うが、一応喋れる様になった。驚くぽっぷ。自分達の魔法じゃ完全に戻すのは無理と気づくどれもも。
ももこがマジョリカを連れてくることになった。『お願い』と言うどれみ。『急いで』と言うぽっぷ。OKと返すももこ。

教室を覗く春風姉妹。事態は相変わらずである。
どうしようと聞くぽっぷにマジョリカが来るまで待つしかないでしょうがと返すどれみ。

と、ここでハナちゃんの動きが止まる。どうしたのか聞くひなこ先生。ハナちゃん、太腿同士を擦り出す。
これを見てお○っこが出そうと気づいた春風姉妹。慌てて声をあげる。
『もうダメ!』とぽっぷが俯いた、その時


1組の窓を開ける者1人。
『失礼します』と言う見覚えのあるシルエット。反応する1組の面々。『ぽっぷの姉の春風どれみです』と自己紹介するシルエットの正体。
『ど〜れ〜み〜』と漏れそうなハナちゃん。『どうして窓から?』と聞くひなこ先生。
『お姉さん! ぽっぷちゃんがおかしいんです!』と言うみさき。
視線が泳ぎながらも『キ、キノコです!』と言うどれみ。『キノコ?』なきみたか。
『実は今朝、うちの朝ごはんにキノコが出まして、そのキノコがこれまたビックリ赤ちゃんキノコって言う変なキノコらしいんですけど
食ーべたらあら不思議、皆赤ちゃんみたいになっちゃってうちのお父さんなんかバブバブ言いながら家の中で大騒ぎ。
かなり大変な事になっちゃってるらしいんです。
でもご安心ください皆さん。家でゆっくり休めば、元に戻るらしいんです。つきましては先生、ぽっぷを早退させてください』

とハナちゃんを回収しつつも視線泳がせ冷や汗垂れながら言うどれみ。
千葉さん長台詞お疲れ様です。
『赤ちゃんキノコ恐るべし・・・』と怯むきみたか。
『そう言う事だったら・・・お願いできるかしら?』と目が点ながら応じるひなこ先生。他の面々も驚いている模様。
『喜んで! それでは〜』とハナちゃん持参で退散するどれみ。

間もなくお漏らし。まさに間一髪。

後にマジョリカも来たようで元に戻ったハナちゃん。でも、時間はかかったようで既に夕方。
『ねぇ、お姉ちゃん』と呼ぶぽっぷ。
反応するどれみに『どうしてハナちゃんがあたしだって分かったの?』と聞くぽっぷ。
場面は反応するどれみのカットに移る。
ぽっぷな勇気(インスト)開始
『あぁ・・・』と言うどれみ。

『ぽっぷは覚えてないかも知れないけど、小さい頃、あたしとケンカすると必ずカメみたいに丸くなって。目に涙いっーぱい溜めながらあたしを睨んだんだよね』
と言うどれみ。
※昔の人形を取り合う春風姉妹のカット。しゃがみこんで涙ポロポロなぽっぷの回想※
現在に戻るなり『あんた、あの頃から可愛くなくてさ』と嫌味を言うどれみ。
ムッとしたのか上目で見上げながら歩いているぽっぷ。
『でも大変だよね、ぽっぷって』と言うどれみ。反応するぽっぷ。
『皆にしっかりもの、なんて思われてさ。ホントは意地っ張りで、その癖甘えん坊のくせに』と言うどれみ。
※姉はぽっぷの気持ちもちゃんと分かっていたのである※
反応するぽっぷ。
『帰ろう。お父さん達にフォローいれとかなくっちゃ』と歩きながら言うどれみ。
そんなどれみの服を掴むぽっぷ。?などれみに『おんぶ・・・』と言う。

?などれみにもう一度言う。そして昔みたく上目遣い。でも、今回は睨むと言うより甘えている。
やや怯み気味な表情だったが『しょうがないな〜』と受け入れるどれみ。
背負われたぽっぷ『ねぇ、お姉ちゃん』と呼ぶ。
『何?』と答えたどれみに『ちょっと呼んでみただけ』と返すぽっぷ。『何だそりゃ』などれみ。
そんなやり取りで楽しそうに笑う春風姉妹。夕焼けの中帰っていく2人のカットで
ぽっぷな勇気(インスト)終了と共に黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

第6話『金平糖の思い出 〜ばあやのないしょ〜』
ナイショ6話へ

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