(2000年7月8日公開)
脚本:栗山緑 演出:五十嵐卓哉 作画監督:馬越嘉彦
変体3人
おジャ魔女どれみ無印の好評を受けシリーズ開始から予定されていたであろう劇場版。
今でこそ普通ですが当時としては珍しいCGを使った女王様のお城近辺の風景は中々。
以後も本編で3Dは使われないので唯一立体的な絵だったりします。
(カエル石でも使われてますが)
ただ単なる花の話かと思いきや春風姉妹の話だったりします。
♯40話に繋がる・・・というよりは♯40話がそのまま続きです^^
(EDが♯40話のアバンそのまま)
ちなみに当時は東映が他作品との抱き合わせを主流にしていたのでデジモンと仲良く公開されてました。
バンクは本編と画質が違い、新規にキャプチャする必要も無いのであえてカットします。
収録DVD
DVDが出だした頃なせいか、おまけは特に無いので中古で買った方がオススメです。
アバンタイトル
女王様のお城から少し離れた先に咲く白い花。
ウィッチークイーンハートは魔女界にとって大切な花だから持ち出されない様、厳重に監視しないといけないと言う女王様の語り。
早起きしたと嬉しそうなぽっぷ。本日5級試験らしい。静かに来たぽっぷだがハナちゃんは気付いた。
そのまま気付かずに魔女界に行くぽっぷ。後を追うハナちゃんのアップになってOP。アバンは何時もより長めのおよそ1分。
マジョ梅を当てるぽっぷ。試験合格。喜んで拍手喝采を受けてると上空を飛ぶハナちゃんを発見。『何でこんなところに居るの?』なぽっぷ。
ハナちゃんの後を追って捕まえるぽっぷ。ここは女王様のお庭らしい。そう言いつつも自分も広さに見惚れてしまう。
ハナちゃん逃げる。後を追いかけたぽっぷは赤一面の花畑の中にウィッチークイーンハートを発見。
綺麗さに匂いや形も気に入ったぽっぷはたくさんのうちの1本だけならいいと思ってもって帰ることに。ハナちゃんもいいと言わんばかりに喜ぶ。
その頃、ハナちゃんが居なくなったのがMAHO堂では騒ぎになっていた。
戻ってきたぽっぷ。とにかく手分けして探そうと言う話になったのだが蛇口から水が出る音が聞こえてきた。
それは勿論ぽっぷが立てた音。ウィッチークイーンハートに水をあげていたのだ。
2人で歩いているとどれみ達が出来た。どれみ達はハナちゃんが無事と知って一安心。特にどれみ。
騒ぎを知らないぽっぷは『どうしたの? 皆お揃いで?』と聞いてくる。これに怒ったのかどれみは怖い顔。
まだ事態がわかってないぽっぷはそのまま5級に合格した事を言い出して認定証を出す。
が、どれみに凄い勢いで跳ね飛ばされてしまう。他の3人が驚くがどれみは皆に黙るよう言う。
皆が心配してたのにハナちゃんを無断で連れて行った事に怒ったらしい。
勝手について来たと言うのがぽっぷの言い分だがだったらすぐに戻ればいいと返される。
ぽっぷ、普通妹が合格したら喜ぶもんだと言い返すが『チビの癖に生意気言うんじゃない!』と言われる。すごい剣幕にハナちゃんも大泣き。
泣き出したハナちゃんをあやすどれみ。すると、ぽっぷは姉だから何時も良い思いをしてる癖に自分に文句ばっかり言ってると言った後
『どれみのバカ〜!』と言ってハナちゃんの大泣きの声を聞いてマジョリカ達とぶつかりそうになりながらどこかに逃げてしまう。
はづき達は言いすぎと指摘するがこれは自分達の問題だから口出し無用と返すどれみ。
これにははづきとあいこもムッとしてぽっぷを慰めに行く。そして、おんぷもぽっぷはきっと褒めてほしかったと言って慰めに行く。
ぽっぷは公園の滑り台のところに居たりする。オムツ替え中のどれみは皆、ぽっぷの事甘やかし過ぎとボヤく。
先のぽっぷの一言が気になるらしい。どれみから言わせれば自分の方がよく怒られたりと損してる事の方が多いらしい。
その頃、ぽっぷはチビチビとバカにされたのでどれみこそネズミみたいに小さくなって魔法が使えなくなればいいと言う。
すると、ウィッチークイーンハートが光りだす。驚くぽっぷ。
すると、突然どれみの体が光って姿が消えてしまう。そして見習いタップも。
取り残されたハナちゃん踏ん張って哺乳瓶でミルクを飲んでいたがついにギブアップ。泣き出す。
それを聞いてやってきたマジョリカ、ハナちゃんが椅子から落ちそうでびっくり。
そしたら、ハナちゃんの下から見覚えのあるネズミが出て来た。勿論、どれみなのだがララが悲鳴をあげる。マジョリカはマジョリカキックを放って撃退。
外に飛ばされたどれみは島倉と犬に遭遇。どれみ犬ことナシモトに舐められる。
島倉、そんな不細工なネズミ食べてお腹壊したらどうすると怒る。そう言われてムッとするどれみ。
と言いつつも今日のところは許してやると逃げるどれみだったがナシモトは島倉を振り切ってどれみを追いかける。
花の色が白からピンク色へ。しかも動き出してぽっぷビックリ。
どれみ逃亡の後のその道をぽっぷを探して歩いているはづき、あいこ、おんぷの3人。すると、やってきたぽっぷから花が逃げたと言われる。
マジョリカ大絶叫。花の特徴を聞いてすぐにウィッチークイーンハートと気付くマジョリカ。ララによると女王様しか栽培できない花で何でも願い事を叶えるらしい。
願い事したらどうなるか聞くおんぷ。マジョリカ曰く良い願い事なら白いままだが悪しき願い事なら色が変化していくらしい。
それを聞いて色が変わった事を思い出したぽっぷ。それを聞いて驚愕なマジョリカララ。
その内容を聞いて呆れ気味なはづき達。マジョリカ、すぐに自分が蹴飛ばしたねずみがどれみと気付いた。そこにも反応する3人。
ウィッチークイーンハートがこのまま願い事を叶え続ければ大変な事になると言うマジョリカ。それが何か気にするおんぷ。
ララ曰く種を飛ばすらしい。そこから増えたウィッチークイーンハートが悪用される可能性があると言う。
ぽっぷは落ち込むがそんな人ばっかりではないとあいこが言う。おんぷも同調。はづきは花の事は自分達に任せてと言う。
どれみとナシモト追いかけっこ中。散歩中の玉木は相変わらず自分の容姿を自画自賛。
女の魅力で世界中の男性を振り向かせて見たいと言う願いを聞いたウィッチークイーンハートは赤色に。
玉木はバニーガール姿になり顔はケバケバの濃い化粧顔に。高笑いする玉木。確かに別の意味で振り向く男性達。勘違い中の玉木は嬉しそう。
魚屋に1000円は高すぎると言うはるかママとばあや。またも願いを聞くウィッチクイーンハート。今度は紫に。結局1000円は5円まで値下がり。
さすがに疲れてきたどれみとナシモト。その近くでSOSはお参り中。
自分達のギャグがウケる様にと言う願いを賽銭箱の裏で聞いてしまったウィッチークイーンハートはついに真っ黒。
自分だけじっとはできないと言うぽっぷ。ハナちゃんと共に魔法で小さくなって出発。
神社の近くで聞こえた笑い声。その先にはSOS。相変わらずの寒いネタなのだが何故かあいことおんぷは笑ってしまう。
が、はづきは笑わずいつものキレが無いと指摘。絶対変とまで言う。
すると賽銭箱の裏に居るウィッチークイーンハートを発見。怪しく笑いながら追い詰めて飛びつくが地中に逃げられてしまいごっつんこ。
どれみが見つからなくて困るぽっぷ。が、どれみをおびき出すある作戦を思いつく。
ナシモトから辛くも逃れてクタクタなどれみ。だがあの匂いを嗅ぎ付けた。勿論、それはステーキ。
鬼の形相でダッシュした後、幸せそうな顔で飛びつこうとするどれみ。
が、結局サッカーボールにぶっ飛ばされるどれみ。そのまま電柱に激突。
落下しそうなところをぽっぷが捕まえるが大きさ的に重かったらしくそのままマンホールへ落下。箒は失ったが袋があったので無事だった。
怒るどれみだが何を言ってるかわからないと言う事で魔法で戻す。喜ぶどれみだが大きさがそのままな事にツッコミを入れる。
呆れながら戻そうとするぽっぷだが魔法玉が無い。小さいままじゃ外に出られないと言うどれみ。
何時ものごとくお姉さん面して小ばかにするがぽっぷは全部自分が悪いと謝る。慰めながら事情を聞くどれみ。
ステーキはすっかり焦げ焦げの中、事情を聞いたどれみ。自分も言い過ぎたと謝る。が、どれみも気になってた事があった。
そう、さっきの姉だから得の言葉。どれみのお下がりとお年玉の額が一因であるが最大の原因はどれみが習ったピアノを自分が習えなかった事。
だから、自分よりどれみの方が好きだと言い出すぽっぷ。そんな事ないと言うどれみ。どれみ曰く自分のせいだと言う。
どれみが5歳の時、ピアノの発表会があった。上がりまくってガチガチだったどれみは最初の音を外して大パニック。
結局、演奏はメチャクチャになり気がついたらどれみはピアノの前で泣いていた。
その後、はるかママはどれみを抱きしめて自分の夢を押し付けたせいで辛い思いをさせたと泣いて謝る。
ぽっぷに同じ思いをさせない為にさせなかったと言うのがどれみの予想。が、この話には続きがあったり。
あの後訪れたレストランで出たステーキを食べたどれみがステーキを気に入ったのがどれみのステーキ中毒の始まりだったのだ。
それを聞いて笑うぽっぷ。やっと笑ったと嬉しそうなどれみ。2人とも笑う。
ここでぽっぷにピアノ習いたいのならはるかママに言うと良いと勧めるどれみ。驚くぽっぷ。
どれみ曰く、きっとはるかママが喜ぶらしい。自分からも言うと言うどれみ。嬉しそうに頷くぽっぷ。
すると、不気味な気配に気付いたハナちゃんが泣き出す。
怪しく光る目が沢山。ドブネズミの大群である。囲まれたどれみ達。怖がるぽっぷに自分に任せろと言うどれみ。
どれみは2人は自分が守ると言ってネズミの群れに飛び込んでネズミ達を威嚇した後梯子を上っていく。
後を追うドブネズミ達は梯子も上ってくる。慌てるどれみ。
その頃のはづき達。マジョリカ曰くどれみ達は勿論の事、ララ達もどこぞへ行ったらしい。
すると焦げ焦げのステーキを発見した4名。怖くなったハナちゃんの鳴き声が4人の耳に届いた。
ここでハナちゃんが魔法を使いどれみが壁を全自動で歩けるようにする。足が勝手に動く事に困るどれみだが何とか外まで出た。
のは良かったが勢い良すぎてまた落ちてしまう。が、マジョリカが3人を救出。ドブネズミもシャットアウト。
あいこがどれみ、はづきがぽっぷとハナちゃんを元に戻し、おんぷが消えたどれみのタップを出す。
お礼を言った後、見習い服に着替えるどれみ。すると、ララ達がウィッチークイーンハートを見つけたと知らせに来る。
その場所は美空小の校庭。校庭で光っていたウィッチークイーンハートはとうとう種をつけてしまった。
また逃げようとするがどれみの魔法で時間を止める。一安心のぽっぷ。
美空小の屋上。種をつけてしまったので燃やすしか無いと言うマジョリカ。それを聞いて止めに入るぽっぷ。
何でも言う事聞くから助けてと言うが無茶を言うなと返すマジョリカ。連れて来た自分が悪いと言うぽっぷ。
マジカルステージなら助けられるかもしれないと言うどれみ。だが、マジョリカは無駄と言う。
が、はづき、あいこ、おんぷもどれみの案に賛成の様だ。とりあえずする事に。
だが、ダメだった。
落ち込むどれみ達。一度汚れた花は元に戻らないと言うマジョリカ。ぽっぷはひたすら謝りながら涙を流し謝る。
そして、本当はどれみの事が好きと言うぽっぷの涙がウィッチークイーンハートに涙が落ちた。
すると、ウィッチークイーンハートが輝きだす。そして種が消えた。
ぽっぷの気持ちが通じたと言うあいこ。元に戻るかも知れないと気付いたどれみ、はづき、あいこ、おんぷの4人は元に戻ってと願う。
おんぷの願いで紫に、はづきの願いで赤に、あいこの願いでピンクに、そしてどれみの願いでとうとう白に戻るウィッチークイーンハート。
マジョリカは驚くしか無かった。嬉しかったのか笑顔で謝るぽっぷ。
ウィッチークイーンハートはそのままマジカルステージのバラに吸い込まれていった。
昼間にキツイ言い方をしたことを3人に謝るどれみ。あいこは全然気にしてないと後の2人の気持ちを代弁。
続けて3人はぽっぷはどれみの妹であって自分達の妹であると言う。
『あたしって可愛いからね』と涙目笑顔で言うぽっぷ。ぽっぷな勇気開始。それを聞いた4人の笑顔で
〜おしまい〜
おまけ
エンディングはその後の描写。
マジカルステージのバラは桜吹雪になって、ウィッチークイーンハートは女王様の下へ帰還。
そして、ある日、笑顔のぽっぷがはるかママにピアノ教えてと言うカットになってぽっぷな勇気終了と共に終了。
話は♯40話へ続く。
〜ホントのおしまい〜
おジャ魔女どれみ♯
第40話『春風家にピアノがやってくる!』
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