第14話『アワワワ〜! ミューズ対ミューズ、本物はどっちニャ♪』
(2011年5月15日放送)
脚本:伊藤睦美 演出:小川孝治 作画監督:稲上晃

1人芝居

立ち直って(?)しまったセイレーンの策略話。
でも、実際はミューズ捜索が半分を占めていたり。
そのせいか色々と面白いです。
まぁ、容疑者を色々弄っていこうと言う展開なのかも。
セイレーンもっぽいっちゃぽいし、背景のあの人も怪しい・・・。
12話ラストのアイキャッチはこの話の為だった様で。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは13、15話同時収録)
(BDは13、15〜24話同時収録)

アバンタイトル

時計塔アジト。
『お分かり頂けたでしょうか? 私がキュアミューズなどとバスドラがついた真っ赤な嘘』と言うセイレーン。舌打ちするバスドラ。
『しかし、お前もハミィに心動かしたのではないか?』と聞くメフィスト。
『私がハミィに心を動かす?』と吹いた様に口を押さえるセイレーン。
それを見て泣いたと思ったバスドラ『泣いてるぞ〜』と言う。
『泣いてるの〜?』とバリトン、『悲しいの〜?』とファルセットが聞く。高笑いだったりする。
『ご冗談をメフィスト様。もっとも憎むべきはハミィとプリキュア。幸せのメロディなど歌わせぬ様、私の手で必ず奴らを倒して見せます』と言うセイレーン。
元通りである。
笑った後、やはりセイレーンがリーダーに相応しいと言うメフィスト。『光栄ですわ』と返すセイレーン。バスドラは悔しそう。
『ところで・・・今度こそプリキュアを倒す作戦があるんだろうな?』と聞くメフィスト。
はいと答え、プリキュア達がミューズの正体に気付いていない様だと言う事を話すセイレーン。
同じプリキュアと言う仲間なら何を言っても奴らはきっと信じる筈と悪い悪い企み顔。で、OPへ。

カップケーキを弄くりながら
『セイレーンたら、折角元の仲良しに戻れると思ったのにニャ』と愚痴ってるハミィ。
それを見て同情顔のひびかな。アイコンタクトで自分達のカップケーキをハミィにあげる。
ウルウルしたハミィ、泣くかと思いきや大喜び。

『立ち直るの早っ!』と驚くひびかな。ゲップするハミィ。ようやくちょっぴり元気が出たとのこと。ちょっぴりの件に!?なひびかな。
音符探しに行って来ると出かけるハミィ。


やれやれと呆れる奏、ハミィが元気になって良かったけどねと喜ぶ響。
『あ〜あ、それにしてもキュアミューズって結局誰な訳?』と言う奏。
『私達と同い年くらいだし、やっぱさうちの中学の子なんじゃない?』と返す響。奏もそんな気がするそうで。
『プリキュアなんだから音楽を愛する心を持っていて、何時も黒のパンツスタイルで、私達がピンチの時にビシッとカッコ良く敵を倒して』と言う奏。
繰り返していたりする響。スケッチブックに何か描いてる模様。奏の方はと言うと何かを考えている様だ。
『もしかして!』と奏が言ったと同時に出来たと言う響。


不敵に笑う彼女が見せたのは誰かに似てる絵。響が描いたのはミューズ絵・・・。ミューズ?唖然で固まる奏。
『どう? この絵に似てる子を探せば良いんじゃない? いや〜私の絵、また上達しちゃったかな〜?』と言う響。
引きつりニッコリの奏『絵はいいわ響。それより私、キュアミューズが誰か分かったの』と響に言う。
『ホント?』と嬉しそうに聞く響に『えぇ! 明日直接聞いてみるわ。本人に』とニッコリな奏。

で、サブタイトル。

奏の言ったのはこの人(王子)。


どこがミューズと呆れる響の横でうっとりな奏。カッコ良くて音楽を愛するってのは王子で決まりらしい。
冷めた響、戦うのとか苦手そうとそれっぽい問題を提起。
『何言ってるの。あぁ言う人ほど、実は鍛えてたりするものなのよ』と言い張る奏。
ミューズって女神と言う意味だし、やっぱり女の子と思う響。
目を輝かせ王子を眺め『王子先輩・・・』と息でガラスを曇らせる奏。
響へ振り向くなり『やっぱり! 王子先輩がキュアミューズだったんですね!』とか言い出す。
『あぁ、僕、南野さんの危ないところ見ていられなかったんだよ』と王子のセリフで1人芝居開始。
『そんな〜早く教えてくれればよかったのに〜』と甘える自分と『はっはっはっはっ、南野さんの前だと僕も照れ臭くてね〜』と言う妄想王子。

響は退場する。王子も窓の外のアホ芝居に気付いた。
『王子先輩! いいえキュアミューズ』『南野さん、いやキュアリズム・・・』と振り返る奏。丁度、王子が居て凍結。


何してるのか聞かれ、うろたえて後ずさり。響が居ないのに今更気付く。
何か用か聞く王子先輩。指をクネクネしながら決心して、ミューズなのか聞く奏。
ミューズが分からない様子の王子は僕は僕と答える。
箱移動のジェスチャーを交え、ある時は王子先輩である時はミューズと言う推理をつきつけてみるが全く理解されない。
『そうですか・・・』と残念そうな奏。

奏にはついていけないと呆れてる響。すると、その前方で『まりこ〜!』『あ、おはよう』と言う女子の会話を発見した。名前を呼べば良いと閃く。


教室に入るなり『おっはよ〜、ミューズ!』と挨拶する響。一斉に反応するクラスの面々。
『え〜! 皆、ミューズな訳!?』と驚く響。勿論、そんな訳は無いと奏からツッコミが入る。で、強制退場。
あんぐりなクラスの面々。

びっくりした〜と言う響。もっと良い手無いか聞く奏。
そもそも同じ学年の子とも限らないと己の見解を述べる。『う〜ん』と考えてた響はスピーカーを見て何かを思いつく。悪い笑み。

海岸で音符は何処かニャ〜と水遊び中のハミィ。すると、その後ろに見覚えのある影。気配に気付いて振り向くハミィだが誰も居ない。

お昼の時間。スイーツ部の面々は庭で食事中。校内放送の音楽が辺りに流れている。


放送室前のひびかな。
この音楽が終わったら行くよと言う響。奏は『ホントにやるの?』とイマイチ乗り気ではないらしい。
『ここで決めなきゃ女が廃る』と言う響。終わると同時に放送室へ突撃。
ちょっとだけ喋らせてと言う響。当然、ダメと拒否られる。
ランチタイムミュージックと言う事だったらしいがお構いなしにスイッチをいれ
『皆さんこんにちは。私、2年A組の北条響です。ミューズと言う名前に心辺りがある人を探しています。
ていうかミューズさん、今日の放課後屋上で待ってるから、だから必ず・・・ちょっとあ〜ちょ〜』
と言う響。ここで放送終了。
『失礼しました』と謝る奏。『ではランチタイムミュージックを再開します』と言う放送委員。


そんな放送中のそれぞれの反応。そりゃまぁ唖然。王子に至ってはミートボール落下。
スイーツ姫が多いのは管理人が姫好きだから。

すみませんでしたと頭を下げるひびかな。勿論、相手は放送委員。
ご立腹の様で去年みたくメガネを光らせて動かしながら無言でドアを閉める。
これで本当に来るのかなと不安がる奏。絶対来ると指を立てる響。

だが、カラスが鳴いて奏がムッと顔。
『来ないじゃない!』と叫ぶ奏。そう来なかった。『おっかしいな〜』と言う響。


おまけに2人とは言え野次馬まで来る始末。
本当に待ってるとか言われて睨む奏。怯えて逃げる野次馬女子。響のアイディアなんて信用するんじゃなかったと頭を抱えクネクネする奏。
何よそれとムッとする響。奏だって王子と間違えたと指摘。


そんな2人が待つ屋上に見覚えのある金髪さんがくすくす笑いながら迫ってくる。
『あらあら、まぁまぁ』と声も聞き覚えあり。音符模様の袋も持参している。


そう、聖歌である。『待ち人来ず、かしら?』と言う聖歌。驚く奏。もしかして先輩がと疑う響。
『ごめんなさい、私はミューズさんじゃないのよ』と謝る聖歌。放送を聴いて面白そうだから見に来たとのこと。
先輩だったら良かったのにと残念そうな奏。
勘違いさせてごめんなさいと謝って差し入れの入った袋を見せる。一緒に食べようと誘う聖歌。


中身はクッキー。
『ミューズさんって外国の方なの?』と聞く聖歌。『いえ、多分そうじゃないと思います』と答える奏。
『私達も彼女が誰なのか全然分からないんです』と言う響。クッキーを齧る。サクサクで超おいしいと絶賛。
ココア味も美味しいとはしゃいで奏に食べ過ぎと叱られる。でも、聖歌はどんどん召し上がってと気にしていない模様。
『それより、そのミューズさんだけど何か理由があって2人の前に姿を現さないんじゃないかしら?』と言う聖歌。
理由?と聞く奏に何か事情があるのよと推量を話す。
『でも、何時かその時が来たら彼女も名乗り出てくれる筈よ』と続ける聖歌。『その時が来たら・・・』と繰り返す響にニッコリ。

海岸にてハミィがなかなか見つからないとか言ってると背後に見覚えのある足が降ってくる。
振り向いたらばキュアミューズ。驚きまくりのハミィ。

ここでアイキャッチ。


校庭で『その時が来たら・・・か』と言ってる響。
『でも、やっぱり私、早くミューズと仲間になりたいな』と言う奏。響も頷く。
すると、ドリーとレリーが飛んできてミューズ発見の一報が入る。嬉しそうなひびかな、慌てて向かう。

階段を下りて海岸に来たひびかな。岩陰にミューズを発見。やって来る2人を手を突き出して止める。
見慣れない顔だからと察した奏は自分達もプリキュアと教える。自分がリズムと紹介。響もメロディと自己紹介。
『私達、ずっとあなたを探していたの』と言う奏。
『ええ、ハミィから聞いたわ。今までちゃんと話さなくてごめんなさい。本当は私も2人と仲間になりたいとずっと思っていたの』と言うミューズ。
その声は聞き覚えのある声。
そんな事は知らずに嬉しそうな奏。『じゃあ私達、もう今から仲間だよね』と言う響。
『勿論よ』と答えるミューズ。喜ぶひびかな。ここで2人に時間が無いと言い出すミューズ。驚くひびかな。


ミューズによるとハミィと自身の捜索で音符が全部集まったそうで。
が、伝説の楽譜を完成させる為にはひびかな所持のキュアモジューレが必要とのこと。
取り出したモジューレを見て目が細くなるミューズ。
キュアモジューレが無いと変身できないと言うことでやっぱり渡し辛そうな響。
モジューレはト音記号から生まれた=ト音記号が無いと楽譜が完成しない と事情を説明する。
だから、それを急いでメイジャーランドに届ける様に頼まれたらしい。敵が音符を奪いに来る前に一刻も早く。
その首元にはセイレーンの首飾り。そう、この豊口めぐみさん声のミューズはセイレーンである。

そういうことならと差し出すひびかな。だが、恐る恐る手を出すセイレーン。
というのも一番最初にト音記号弾かれたから。
触っても異常が無いと気付いて鷲掴み、強引にキュアモジューレを奪うセイレーン。
不敵に笑うとモジューレが輝きだしたので海に捨てる。
『ちょっと!』と声をあげる響。届けに行くんじゃなかったのか聞く奏。
もう用が無いから捨てたと言うセイレーン。どう言う事か聞く奏に
『あなた達2人も、もう用は無いわね』と言われ驚くひびかな。


そんな2人の間を通過すると同時に赤く光る五線譜で拘束するセイレーン。
『何をするの!?』と言う奏。『私達、仲間じゃないの?』と言う響に
『仲間? あんた達の仲間はアレでしょ?』と右側を指差すセイレーン。
その先には岩に五線譜でくくりつけられたハミィとカゴに閉じ込められたフェアリートーン。

驚く2人へ皆まとめてマイナーランドに招待すると左手を伸ばしながら言うセイレーン。
すると、海が紫色に変色。水面には荒廃した様な世界が映る。
『マイナーランドで不幸のメロディをたっぷり聞かせてあげる。暗く悲しい調べをね』と言うセイレーン。
2人を縛った五線譜を引っ張る。
まだ気付かない奏は『ミューズ、あなたは敵なの? 今まで助けてくれたのは私達を信用させる為の罠だったの?』と問う。
笑って答えないセイレーン。2人を海へ入れようとする。
動けないひびかな、ハミィ。絶体絶命。
『キュアモジューレさえ無ければ、ただのか弱い人間共か』と思いっきり引っ張った反動で2人を宙に浮かせるセイレーン。


いままさにマイナーランドへ連れ去られようとした時、背後の崖にあの影。
もう1人のミューズが登場。ひびかなを縛る五線譜を切断し救出。
驚くセイレーン。マイナーランドへの入り口も消滅。腕は拘束状態ながらも歩き回れる状態にした。
ミューズが2人居る事に驚くひびかな。『私の真似は辞めるドド』と言うドドリー。
『う、うるさい! 私が本物だ!』と突撃するセイレーン。

この隙にハミィ達の近くへ駆け寄るひびかな。
響が口でハミィの猿轡、奏が頭突きでフェアリートーンを閉じ込めていた籠を落とす。
『ぷはー! ビックリしたニャ〜!』と言うハミィ。
『ハミィ、大ピンチなんだけど』と言う響の言葉に『任せるニャ〜』と何かをしようとする。
が、拘束状態のせいで何もできなかった模様。
それを聞いて『あ〜! もう! この五線譜ビクともしな〜い!』と叫ぶ響。奏もお困り。


その頃、本物はセイレーンの左パンチをかわす。息切れ中の彼女の背後に降り、振り向くミューズ。
首飾りに気付き『お前はセイレーンドド』と正体を看破するドドリー。
『何故それを・・・何故、私の名前を知っている!』と言うセイレーン。元の姿に戻る。
『セイレーン!』と気付くひびかな。
ここで海中の海草に♪がくっついているのを発見するセイレーン。
当然ながら『うふふ、もうこっちの物よ!』とネガトーン召喚。本日は当然海草。

ネガトーンの一撃による衝撃で砂塵が起きる。その場から動かず防御姿勢のミューズ。

ミューズの心配をするひびかな。そんな2人をじっと見ていたハミィは2人を拘束しているのが五線譜の結界と気付く。
『だったら、フェアリートーンの力で響と奏の五線譜を操るニャ』と言うハミィ。
響の五線譜にドリー・レリー・ミリー、奏の五線譜にファリー・ソリー・ラリーがくっつく。
カメラ外でシリーの声も(姿はなし。どうもハミィの五線譜にくっついていた模様)。
2人に変身指示を出すハミィ。2人はモジューレが海の中と返答。
『それならハミィに任せるニャ』と言うハミィ『ニャップニャプ〜』と両手を合わせる。すると、キュアモジューレが海から帰還。

避け続けているミューズ。
『ついにプリキュアもおしまいね』とニヤつくセイレーンを呼ぶ奏。
『ミューズに成りすましてキュアモジューレを奪おうとするなんて』と言う響。絶対に許せないコール。

変身。


ネガトーンの捻り右パンチをダブルパンチで退けるメロリズ。
『1人では敵わない困難だって』とリズム、『仲間と力を合わせれば打ち勝つ事ができる』とメロディが拳を突き上げて言う。

メロディの猛ラッシュ。それはガードするネガトーンだったが、リズムによる下からの強烈なキックと蹴り上げに仰け反る。

劣勢な戦況に悔しそうなセイレーン。飛び道具の指示を出す。三日月状の赤い光弾を連射する。
着弾の衝撃で砂塵に包み込まれるメロリズ。心配して『プリキュア〜!』と叫ぶハミィ。
だが、砂塵からチラッと見えるミューズの影。煙を吹き飛ばす。
そう、立ちはだかったミューズに全て防がれたのだ。
『ミューズ!』と嬉しそうなメロリズ。珍しくウインクして手を振るドドリー。デレた。

『よーし、行くわよメロディ』と言うリズム。頷くメロディ。
リズムが飛び上がり、キックを1発見舞う。そしてカウンターの腕を掴み引っ張りながら『メロディ!』と叫ぶ。
『オッケー!』とベルティエを取り出すメロディ。リズムは落ちる様にネガトーンをメロディに向けて投げ飛ばす。

ネガトーンに向けベルティエを構えるメロディ。ミリーが光り大爆発。
吹き飛ばされるネガトーン。『今ドド!』と言うドドリー。

ミラクルハートアルペジオとファンタスティックビアチェーレにてネガトーンを撃破。
音符も元通り。本日はミリーに収納。ミリーを覗いて♪が沢山集まったと嬉しそうなハミィ。
本放送では地震速報乱入。

『覚えておけ、プリキュアども!』と悔しそうに去っていくセイレーン。

夕方。
結局、ミューズの正体は分からないままと言うハミィ。

回想。
ミューズを止めるメロディ。私達、ずっとあなたを探していたと言うリズム。
『ねぇ、仲間になろうよ』と言いだすメロディ。
『まだその時ではないドド』と答えるドドリー。その時と言う件を気にするリズム。
『その時が来たら、必ずあなた達の前に仮面を取って現れるドド』とドドリーが言った後、去っていくミューズ。
行き先を見上げるメロディに今の響の顔が重なり
回想終了。

本放送のみ地震速報(繰り返し)
マジ顔からニッコリになり
『ま、例え正体が分からなくても、ミューズは私達の大切な仲間』と言う響。
『えぇ、何時かきっとミューズは私達の前にちゃんと姿を現してくれるわ』奏も言う。
『ニャ〜』とうっとりハミィ。早くミューズと一緒にカップケーキを食べたいらしい。
『よーし、仕方ないからミューズの分はハミィが食べちゃうニャ』と響の頭の上で言う。呆れ笑いの響、普通笑いの奏。
『さ、2人とも早く帰るのニャ』と言うハミィ。『ハイハイ』と答えるひびかな、帰っていく。
海に沈む夕陽から空へとカメラが移って黒くフェードアウトしたところで

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

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