第15話『メロメロ〜! 奏のラッキースプーンニャ♪』
(2011年5月22日放送)
脚本:成田良美 演出:山口祐司&広嶋秀樹 作画監督:伊藤智子

妄想癖

奏が王子の誕生日を祝ってやろうじゃないか!と言う話。
要するにどれみで言うところのコイバナ。
奏は勿論、セイレーンも王子隊の連中の名前も皆変でおかしいと言うギャグ回
元は優等生設定の筈だったのに・・・どうしてこうなった^^

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは13〜14話同時収録)
(BDは13〜14話、16〜24話同時収録)

アバンタイトル


学園の廊下を歩く王子。振り向く女子達。頬が赤い。挨拶され『キャー王子先輩、おはようございま〜す!』と一斉に言う。
すっかり囲まれている王子。爽やか笑顔でおはようと返す。歓声を上げる女子達。


無論、この人も例外では無い。階段上で一段と素敵とか言っちゃってる。響に何時もと同じじゃないかと言われ、全然違うと否定する奏。
ほら〜と奏が指摘するのは何時もよりもキラキラしてる。ダメだこいつ。
『そう?』な響。キラキラとか言って盛り上がってる奏に全然分かんないと言う。
すると、階段上から奏を呼ぶ声。そこには王子隊の面々。

左から博尺、馬論、無戸。
※ナイトだけ掛け持ちな為。恐らくはネガトーン役の大林さんと※

何時聞いてもすごい名前と視聴者と同じ気持ちな響。
博尺曰くお願いがあるそうで。?な奏にもうすぐ王子の誕生日と言う馬論。

知っているらしい。去年は知ったのが誕生日後という事で祝えなかったそうで。
それで君に相談がと言うナイト。奏も皆に話があるとのこと。
こうなった両者の言い分は勿論、誕生パーティをしよう。ハモってる驚きを隠せない響。
王子隊の3人は会場を探していてよければ奏の家ことラッキースプーンを使わせて欲しいとのこと。王子には内緒で。
『はい! うちの店、ラッキースプーンで是非!』とニッコリな奏。
OPへ。

ラッキースプーン。
『ほぉ、ここで王子君の誕生パーティか。良いじゃないか』と言う奏介パパ。
『その日は丁度、お店の定休日だし自由に使って頂戴』と言う美空ママ。
やったーと喜んでありがとうと感謝する奏。
『奏、ラッキースプーンの出番だな』と言う奏介パパ。スプーンを掲げる南野夫婦。
『うん! ラッキスプーンの出番だよ』と返す奏。煌くスプーン。

ラッキースプーンの出番の件がどういう事か気になる響。
奏によるとスプーンは幸運を齎すラッキーアイテムだそうで。食べる人にケーキを幸せを掬って欲しいと言う願いが込められているとのこと。
感心する響。美味しいケーキが食べられて幸せにもなれるなら最高と言うハミィ。
『でしょ〜? これで王子先輩に幸せになってもらいたいの。そしたら・・・』と奏の妄想開始。


パク、モグモグと効果音を口で演出しながら食べる王子な王子。カップケーキを最高と評する。
椅子から立ち上がって『踊っていただけますか、南野さん?』と聞く王子王子。『はい! 喜んで!』と返す奏。


『なーんて、そんな事になったら!』とはしゃいで響を叩きまくる奏。痛がる響。ハミィを呼ぶ。
手をあげるハミィ。その肉球を触って更に幸せそうな奏。ちなみに触られている方もそうだったりする。
ホッと一安心の響。
で、という事はプレゼントはカップケーキにするのか聞く。頷く奏。王子の為に最高に美味しいカップケーキで最高の誕生パーティにするとのこと。

で、サブタイトル。


木を引っ掻いて怒ってるセイレーン。前回の偽ミューズ作戦の失敗が悔しい模様。
ミューズに五線譜の結界が破られるシーンの回想。
本物のミューズが出てくるなんてツイてないと嘆く。その後ろで遊んでる幼女達。
どうして私ばっかり、不公平と愚痴るセイレーン。
すると、最後尾の幼女がセイレーンを『あ、ニャンニャン』と発見。青筋を立てるセイレーン。
ネコジャラシでからかわれキレる。キレたセイレーンに威嚇され幼女泣きながら逃走。
『皆、不幸になればいいのよ』と言い捨てるセイレーン。

んで、ラッキースプーン。ひびかなと王子隊の3人。
会場の飾りつけは当日に僕らがやると言う博尺。同意して大勢呼んで盛大にやろうと言う馬論。これまた同意して多いほうが盛り上がるし、王子も喜ぶと言うナイト。
当日まで王子には内緒で改めて言う馬論に同意する響を除いた4人。
飲み物やお菓子は私達が多めに用意しておきますと言う奏。響に同意を求める。
『え、私も?』と驚く響。聞いてないかの様に王子先輩の誕生日、皆で盛り上がろうと言う奏。
それを窓の外で聞いていたセイレーン。まとめて不幸にするチャンスと鼻で笑って去っていく。

で、キッチン。
分厚い本を見て、何これと質問する響。王子の誕生日に作ろうとカップケーキのアイデアを考えていたらしい。
どうも全てのページ、違うケーキのアイデアが書かれている模様。
奏は王子先輩には一杯カップケーキを食べてもらって、ラッキースプーンで沢山幸せを掬って欲しいらしい。気合のレシピ見せてあげると張り切る。
『まさしく気合のレシピニャ』と言うハミィ。響も手伝うらしい。
ケーキを食べて美味しいと言うハミィ。他のもおいしいらしい。
具体的に言わないと試食にならないと指摘する響。でも、本当に美味しいと答えるハミィ。
その後ろでせっせとケーキを作ってる奏。そんな奏を見てよっぽど王子に喜んでもらいたいんだと察するハミィ。

黒くフェードアウトして学校の渡り廊下へ場面移動。
お茶菓子は100人分は絶対要ると思うと言い出す奏。『え〜? そんなに要るかな?』と返す響。博尺に相談してみようかと提案。

ピアノを弾いている博尺。王子の溜息に気付いてどうしたのか聞く。溜息は珍しいそうで。
最近、彼の姫が元気ないらしい。
博尺を訪ねる途中のひびかな。それを聞いてうろたえる奏。王子に姫という事で恋人同士と考える響。それを聞いて『え〜!』と声を上げる奏。

妄想タ〜イム。
奏と繋いだ手を振り払う王子。『先輩、踊ってくれるんじゃ?』と言う奏の前で『僕には・・・姫が居るから』と謎の女性とダンスする王子。

大ショックな奏。響が呼んでも返答なし。


奏の部屋。
『何やってんの?』と聞く響。奏は座って枕を抱いたまま無言。
『カップケーキ作るんでしょ? パーティは明日だよ〜?』と言う響。でもやっぱり無言。
ハミィが肉球を差し出すががスルー。肉球を断るなんて重症と気付く響とハミィ。
カップケーキ作るの止めると言い出す奏。王子先輩には彼女が居るから私なんかがお祝いしたって仕方ないとのこと。
王子の幸せを願う奏の気持ちはそんな物なのかと言う響。ラッキースプーンで幸せになってほしい・・・その気持ちは嘘だったのかと問う。
嘘じゃないと否定する奏。嘘じゃないけど・・・と何か言いたい様子。
じゃあ最後までやろうと言う響。お菓子作りは苦手だけど食器洗い手伝うからじゃんじゃん作ってと続ける。
『猫の手も貸すニャ』とハミィ、『奏の気合のレシピ、私達にも見せてよ』と響に言われ口がへの字から緩む奏。
『ありがとう、響、ハミィ』と感謝する。ニッコリ。

そして当日。ラッキースプーンは当然ながら貸し切り。
王子にはバレてないだろうなと聞かれ、この店で次の演奏会の打ち合わせをする事になっているそうで。
奏に準備できたか聞く響。驚く。
巨大なタワー状の机にカップケーキが一杯。スゴイと感心するハミィ。『カップケーキタワーの完成だね〜』と言う響。
『王子先輩、喜んでくれるかな?』と聞く奏に『絶対、喜ぶって』と返す響。
臭いを嗅ぐハミィ。ラッキースプーンにくっつている音符に気付く。
『ラッキースプーンは本当にラッキーニャ』と喜ぶハミィ。

木に降り立ったセイレーン。王子の前に先回り。エレンになって足を痛めてみる。勿論、仮病。
心配した王子に大丈夫か聞かれ、足が痛くて歩けないと答えるエレン。
病院へ連れて行かれそうになったので病院は嫌がり『家に・・・送って・・・』と頼むエレン。
しばし間を置いて『分かった』とエレンをお姫様抱っこ。家はどっちかと聞かれ指差すエレン。
王子とエレンは去っていく。

スクーターに乗っていて丁度、それを見かけた美空ママ。王子と気付いた。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

ここでアイキャッチ。


店内に戻って驚くひびかな。店内は大量の人。
数に驚く奏。女子ばかりだと思ったが男子も多いことに驚く響。
男子でも女子でも困ってる人を居たら手を貸さずに居られない。それが王子と教える博尺。

王子はエレンを運搬中。指差した先に着いたのは川岸。不思議そうに君の家はこの辺りか聞く王子。
『えぇ。それより疲れたでしょ? 寝るといい』と目を光らせるエレン。
王子はエレンを降ろして木にもたれ眠りに着く。不敵に笑うエレン。

その頃のラッキースプーン。約束の時間から30分を過ぎても王子が来ないので心配する博尺。
王子先輩に何かあったのかと心配する響。また捨て犬とか見つけてきたのかなと考える馬論。
『またって、よくあるんですか?』と聞く奏。そう言うのを見ると放っておけないからと答える無戸。
でも、連絡が無いのはおかしいと言い出す誰か。
『この人誰だっけ?』と聞く響に『やだ〜、王子隊のもう1人の貴志先輩じゃない』と言う奏。
カメラ目線で自己紹介する貴志。

王子隊が探してくると出発する。『気をつけてください』と言う奏の言葉に『ああ』と答えて出発。
それと入れ替わる様に美空ママがスクーターで帰宅。
慌てていた様子にどうしたのか聞く美空ママ。王子が来ないと答える奏。
『え? 王子君ならさっき見たわよ?』と言う美空ママ。驚く奏と『何処でですか?』と聞く響。

『ゆっくり眠りなさい。パーティが終わるまでね』と言うエレン。王子の頬を触る。
すると、そのせいか王子が倒れて来て下敷きになる。猫姿に戻るセイレーン。
助けを求める。『あ、セイレーン』と言う声が聞こえてそっちを見る

そこにはひびかなとハミィ。
ハミィが『セイレーン、意地悪しちゃダメニャ』と注意する。


『そうよ! 王子先輩にな、な、な、な、何したの!?』とうろたえつつ聞く奏。隣で軽く驚いている響。
『え! ちょちょだっだっだから!』と人間体でうろたえまくりのエレン。
『だだ、だから何をしたの!? 何をしたの!?』と言う奏。
『だ、だからパーティに・・・い、いけないように!』と答えるエレン。
肝心の奏は『だからだからだからだからだから王子先輩に先輩!先輩!』。響は呆れてる模様。
『やかましいわ!やかましいわ!やかましいわ!やかましいわ!やかましいわ!やかましいわ!』とキレるエレン。

『セイレーン、意地悪しちゃダメニャ』とラッキースプーンを振りながら注意するハミィ。
事故って音符付きのスプーンを投げてしまう。♪に気付いて猫に戻るセイレーン。

ネガトーン召喚。当然、標的はラッキースプーン。
『しまった』と言う響、『ラッキースプーンが』と言う奏。

悲しみのメロディを王子に飛ばすネガトーン。苦しむ王子。セイレーンは人間体に戻り『うふふ』と言ってたり。
『先輩!』と言う奏を筆頭に助けに行くひびかな。
『悪夢に魘されてるのね。皆・・・不幸になっちゃえばいいのよ!』と言い捨てるエレン。

『何時も何の罪も無い人を巻き込んで』と響、『よりによって誕生日に王子先輩を不幸にするなんて』と奏が言って絶対に許せない発言。

んで変身。

エレン、ネガトーンに攻撃指令。

早速、メロディが突撃するが波動攻撃を食らうなり、石に躓いて転んでしまう。
『ラッキー!』と喜ぶネガトーン。『ハニャ』と言うハミィ。
ならば自分がとリズムが突撃するが同じ波動を食らうなり、顔に買い物袋がくっついて転んでしまう。
またも喜ぶネガトーンと『ハニャニャ!』と慌てるハミィ。

今度は2人で突撃するが、またも波動攻撃。次は2人揃ってバナナの皮で転倒。
喜ぶネガトーン。『2人とも運が悪いニャ』と言うハミィ。
バナナを捨てながら『こんなこと、まさか偶然よね?』と言うメロディ。
『ラッキースプーンは幸せのアイテムよ。逆にあのネガトーンが相手を不幸にできるんだとしたら』と言うリズム。


答える様に『あんた達に勝ち目は無いって事。もうラッキースプーンじゃない、アンラッキースプーンよ』と言うセイレーン。
スプーン光弾を発射するネガトーン。ゴミ籠に直撃した爆風で吹き飛ばされるメロリズ。
目を覆いながら『ハニャ〜!』と声を上げるハミィ。追撃のスプーン光弾。2度避けるメロリズ。
『これで王子の誕生日パーティは中止ね。あんた達頑張って準備してたみたいだけど、全部無駄になったわね。ふふ、いい気味だわ』と言うエレン。
言われている間避け続けてるメロリズ。


着地するなり『そんな事の為に王子先輩の誕生日を利用するなんて』と向かってくるリズム。
『やかましいわ! ネガトーン、あいつらを不幸のどん底に叩き落して!』と命令するセイレーン。
波動攻撃を繰り出すネガトーン。発生した砂煙に怯むリズム。彼女を殴るネガトーン。
『またアンラッキーニャ』と目を覆って言っているハミィ。が『アンラッキーが何!?』と言うリズムの声が聞こえて、その方向を見る。
『ちょっとくらい運が悪くたって、あんたなんかに負けないから!』と言うリズム。『な、何!?』とムッとするエレン。

ここで決めなきゃ女が廃ると突撃するメロディ。波動攻撃を食らい、また石で躓くが今度は『何のこれしき』と右腕を使って体勢を立て直し突撃。
ネガトーンを突き飛ばすリズム。
浮いたネガトーンの腕を『リズム!』と掴むメロディ。『オッケー!』と反対側の腕を掴むリズム。
2人で投げ飛ばし地面に叩き付ける。『よっしゃ今だニャ!』と声をあげるハミィ。


ミラクルハートアルペジオとファンタスティックビアチェーレでネガトーン撃破。
♪はドリーに収納。もうすぐ幸せのメロディが完成するとのこと。


『ええいプリキュアめ! またしても』と悔しそうなエレン。ここで王子が目を覚ます。
『あれ? 君、足痛かったんじゃ?』と言う王子。振り向くエレン。
『治ったんだね! 良かった〜』と喜ぶ王子。嬉しそうな彼を見て頬が赤くなるエレン。そのまま逃走。

で、王子隊の面々が彼を見つけてやってくる。約束の時間を随分と過ぎてしまったと謝る王子。
植え込みに隠れて覗いてるメロリズは嬉しそう。

ラッキースプーンを訪れるなり一斉に祝福され、最初は驚いた様子だったがお礼を言う王子。
女子達は王子へのプレゼントを我先にと争う。
それを見て『ケーキタワー、先輩に渡しに行こう』と言う響。頷く奏。

が『ありゃりゃりゃ〜?』と驚く羽目に。ケーキタワーからカップケーキ半分がなくなっているのである。


奏太が店内にてカップケーキを配ってるからだったり。如何ですかと聞かれ欲しがる女子たち。美味しいと好評。
『アコも食べろよ。美味しいぞ』とアコにも勧める奏太。
『カップケーキなんて珍しくもないけど』と言いつつ食べるアコ。嬉しそうだったりする。
『奏太!』とやってくる奏。カップケーキの出所を聞く。

『厨房にあった奴だよ。皆、カップケーキもっと食べたいって。だから、配ってやってるぞ』と言う奏太。
『奏太』と言う奏の言葉に反応するアコと響。どうやら怒ると思った模様。

だが、奏の口から出たのはお礼の言葉。パーティのお手伝いしてくれたと理解した様だ。
喜んで『いいってことよ』と言う奏太。
『ケーキタワーのプレゼントは無くなっちゃったけど、お祝いだけでも』とカップケーキを何個か持っていく奏。

王子に姫は元気になったかと聞く博尺。
『あぁ、この通り元気になったよ』と王子が取り出したのは犬の写真。姫が犬だったことに驚く奏。
王子曰く、子犬を拾って姫と名づけたとのこと。食欲が無くて心配していたが元気になったそうで。
『まーた紛らわしい名前』と呆れる響とハミィ。

ここで皆が食べてるカップケーキが奏製作の物か確かめる王子。はいと答える奏。
『沢山のプレゼントも勿論嬉しいよ。でも、僕の大切な友人達が幸せそうにカップケーキを食べている。それが一番嬉しいよ』と言う王子。
そして『美味しいカップケーキをありがとう』と感謝する。
『ど、どういたしまして』とニッコリな奏。『良かったね、奏』と言う響。
『ラッキスプーンで皆、幸せを掬ったニャ』と言うハミィ。
カップケーキのアップから黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

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