第20話『アアアア〜♪ セイレーン、最後の作戦ニャ!』
(2011年7月3日放送)
脚本:大野敏哉 演出:畑野森生 作画監督:河野宏之

ハミィの嘘はバレバレ

4人目誕生編に突入。
まずはセイレーンの作戦決行話。
テンプレ通りと言うか特に目立った所は無いわけですが
前回がひびかなの絆話なら今回はハミィのセイレーンに対する思いを描いた話。
まぁ、アバンを見れば結果なんてものは自ずと分かる訳ですが。
今回と次回は2クール目でよくある所謂、ピンチ回ですね。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは19、21話同時収録)
(BDは13〜19話、21〜24話同時収録)

アバンタイトル

『動いちゃダメニャ』と♪を捕まえようとしているハミィ。だが、飛び掛りは空振りし飛んだ勢いで崖下に落下する。

一方、マイナーランド。


セイレーンにどうしたと聞くメフィスト。さては♪集めを諦めたのかと嫌味。
『まさか?』と否定し世界を一気に不幸に陥れる究極の作戦を思いついたと言うセイレーン。
内容を気にするメフィストに
まず、ハミィと何時も一緒に居る♪の妖精フェアリートーンを奪うと言う。
ハミィ達の♪は全てフェアリートーンが所持しているということでソレを奪い、自分達の獲得した♪とあわせれば
不幸の楽譜が一気に完成に近づく・・・そう考えたらしい。
セイレーンの歌声は伝説の楽譜に♪を染み込ませ、暫くの間人々を悲しませ続けるとのこと。
『その間に』と言うセイレーンの言葉で、その間に残りの♪を集めて不幸の楽譜を完成させると察したメフィスト。
『そういうことだな?』とメフィストに聞かれ『さすがメフィスト様〜』と答えるセイレーン。何故かギャグ調な2人。
フェアリートーンがこちらにあればプリキュアも手は出せないと言うセイレーン。
究極の作戦である事を認めるメフィスト。そんなに簡単にフェアリートーンを奪えるのかと疑う。
かつて親友同士だったハミィの関係を利用すればと答えるセイレーン。
だが、ハミィとの友情に心動かされてきた事を挙げ、俄かには信じられない様子のメフィスト。
2度と迷ったりいたしませんので信用してくださいと言うセイレーン。その為に今一度、私の心に悪のノイズを叩き込んで欲しいと頼む。


それを聞いて快諾するメフィスト。今まで最も強力な究極のノイズを叩き込んでやるとのこと。
『友情! 愛情! 信じる心! そんな物はまやかしだ! 忘れてしまえ〜!』と叫ぶメフィスト。
マイナーランドの上空にて蠢く雲から雷が落ちる。そして、それはセイレーンの両サイドに。
雷からかつてセイレーンを洗脳したパーツが登場。耳に装着される。
大笑いするメフィスト
『全ての幸福を消し去り、世界を不幸のメロディに包む事こそが、お前の使命だ。これで2度と友情などに心動かされる事はない!セイレーンよ、悪の化身となれ!』
と言う。
目が怪しく光るセイレーン
『プリキュア、ハミィ、見せてあげるわ。あなた達の住む世界が悲しみの色に姿を・・・』と言う。
マイナーランドのカットが黒くフェードアウト。

よく寝たと、さっきの草原で起きるハミィ。♪何処行ったと探してるとフェアリートーンがやってくる。
♪を捕まえてくれたと知って喜ぶハミィのアップでOPへ。

セイレーンが町に姿を見せたところ

で、サブタイトル。

3匹も♪を捕まえたとご機嫌のハミィ。ドリーに呼ばれズッコケ、『にゃおにゃお、ハミィはただの猫ニャ〜』と猫のフリをする。


あれを見るドドとドリーが指差した先にはとぼとぼ歩くセイレーン。声をかけるハミィ、どうしたのか聞く。
あんたには関係ないとあしらうセイレーン。関係ないことないと言うハミィ、彼女曰く自分達は友達。
それを聞いて座るセイレーン。軽く鼻で笑う。明らかに企みあり。
落ち込んだ様子でメフィストにお前は必要ないと言われたと事情を話すセイレーン。驚くハミィ、何でと問う。
何時までも♪を集められないからと答え、頭に来てケンカして逃げ出して来た。今度見つかったら何されるか分からないと顔を拭くセイレーン。
驚きまくりのハミィ。大変と慌てる。そして背中を差し出す。
何のつもりかセイレーンに聞かれおんぶと答える。どうやら一緒に逃げようと言う事らしい。
ハァ?゜Д゜なセイレーン。私は敵と言う。だが、ハミィは敵じゃないと否定する。
セイレーンはハミィの一番の親友らしい。と言う訳でおんぶを急かすハミィ。
驚いた顔の後、やっぱり不敵に笑うセイレーン。この表情に気付いたのか顔を見合わせるフェアリートーン。
フェアリートーンに先に帰ってと伝え、ハミィはセイレーンを背負って退場。あんぐりフェアリートーン。


道路脇にある林。
ここなら誰にも見つからないと言うハミィ。ちょうど窪みになっている場所にセイレーンを下ろす。
暫く休むようにハミィに言われ、ありがとうと返すセイレーン。セイレーンのありがとう久しぶりに聞いたと嬉しそうなハミィ。
『ね、お腹空いてるニャ? 食べ物持ってきてあげるニャ、待っててニャ』と去っていく。
そんなハミィを見て、やっぱりニヤつくセイレーン。


響の家。
響の部屋のベッドの下から自身の大事なお菓子を出すハミィ。
セイレーンが喜ぶと考え嬉しそうなハミィ。柵にハマる。無理矢理出ようとして出れたものの反動で墜落。
そのまま道まで落ちたところでひびかなと遭遇。
奏に何処行くのか聞かれる。荷物を見て家出を疑う響。うろたえつつ否定しながら散歩と答えるハミィ、退場。
変なのと響が思ってるとハミィの後をフェアリートーンが付いていく。
何やってんだろと思う響。『さぁ?』な奏。

響に謝りつつもセイレーンの事は誰にも内緒と独り言を言うハミィ。
その前にトリマが現れたので慌てて、建物の隙間に隠れる。ただの猫と思うバスドラ。一安心のハミィ。
セイレーンはハミィが絶対守ると意気込む。


林。
セイレーンが食べる様を嬉しそうに眺めているハミィ。
一杯食べて元気になる様に言われありがとうとお礼を言うセイレーン。
ここで昔、森の中で一緒に歌の練習した事を覚えてるかと話題を振る。
『うん! 懐かしいニャ〜』と答えるハミィ。歌いだす。フェアリートーンが姿を現す。
誰かに気付かれたらどうすると注意するセイレーン。謝るハミィ。ドリーレリーはニッコリ。
ここでハミィに悪い事は止めてハミィ達の仲間になろうかと思ってると自分の考えを明かす。


目を潤ませあんぐりなハミィ。
『何とか言いなさいよ。勇気出して言ったのに恥ずかしいじゃない』と言うセイレーン。
嬉しいとセイレーンに抱きつくハミィ。セイレーンとずっと一緒なんてこんな嬉しいことは無いらしい。
やっと夢が叶うとはしゃぎまくり。ニヤついた後、ハミィの夢は私と一緒に幸せのメロディを歌う事か聞く。
認めるハミィ。『私も!』と言うセイレーン。ホントはハミィと一緒に歌いたかったとか言ってたり。
それを聞いてホントかニャ〜!と嬉しそうなハミィ。早速、発声練習をしようと提案。と言う事でまた歌いだす。
もう1度注意するセイレーン。嬉しい時は仕方無いと答え、今度はセイレーン歌ってと言うハミィ。
リクエストに答え、歌いだすセイレーン。赤面しながら目を潤ませるハミィ。
が、フェアリートーンの表情は冴えない。本性に気付いてる模様。

丁度、下を通ったアコと奏太。歌声に気付いたアコはダッシュ。奏太も後を追う。
ハミィ達を覗く2人。ハミィと気付いた奏太。アコは隣の猫を気にする。
ハミィの友達じゃないのかと言う奏太。『行こうぜ』と提案する。珍しく従って場を後にするアコ。


今日は本当嬉しい日と言うハミィ。背中から倒れてみる。ここでお願いがあると言うセイレーン。
♪の入った瓶を取り出し、これで夢を叶えましょうと言う。
?なハミィにお互いに今まで集めた♪を合わせて一緒に幸せのメロディを歌う事であるとニッコリで語る。
またもお目目キラキラなハミィ。喜ぶハミィだったが両者の♪を足しても全部揃わないとガックシ。
大丈夫と答えるセイレーン。私達が幸せのメロディを歌えばメフィスト達は慌てる。
その隙に残りの♪を探せばいいとのこと。なるほどと納得するハミィ。早速、響たちに相談してみると言う。
心配そうに見ているフェアリートーン。
が、セイレーンはダメよと答える。?なハミィにあの2人には♪が見えない。だから、まずは私達2人だけで頑張ると説得する。
でも、私達がピンチになった時にはプリキュアになって助けてもらおうと言う。
『うん、分かったニャ』と答えるハミィ。ニッコリセイレーン。
と言う訳で明日、フェアリートンを連れてきてとお願いする。快諾するハミィ。
肝心のフェアリートーンは不安顔。


響の部屋。
フェアリートーンを抱え嬉しそうに歌ってるハミィ。宿題で頭を抱える響、宿題のないハミィを羨む。
『今日は随分ご機嫌だけど、何かあったの?』と聞く響。内緒と返すハミィ。
『何それ、気になるな〜』と宿題に戻る響。
『明日は一緒にセイレーンのところに行くニャ、楽しみニャ〜』とフェアリートーンに言うハミィ。
振り向いた響に誤魔化し笑い。?な響。

翌日。アコと奏太から昨日の話を聞いたひびかな。
黒くておでこに赤い模様があると言う奏太の話からセイレーンと気付いた2人。
あの猫、怖い目してたと言うアコ。これまた珍しく昨日の場所教えてあげたらと奏太に勧める。
『お、うん』と返す奏太。じっと見ているひびかな。背後に雲が集まりだす。

ここでアイキャッチ。



林に捜索しに来たひびかな。
変な事に巻き込まれてなきゃいいけどと言う響。すると、脇の草むらからキノコの山を抱えたハミィが飛び出してきた。
驚くひびかな。それはハミィも一緒で何でこんなところに居るのか聞く。
セイレーンの所在を問われ惚ける。
ハミィに嘘はダメと言う響。ハミィの嘘なんてすぐ分かるとのこと。何気にキツイ一言。
ちょい落ち込んだ後、セイレーンが仲間になりたいと言ってると話すハミィ。
すぐにそんなの嘘だよと返す響。信じられないらしい。
奏もきっとまた何か企んでるに違いないと言う。
本当と断言し、セイレーンがずっと仲間になりたかったと言ってたと言うハミィ。
いつもそうやって騙されてきたと返す奏に今度は本当と言い返す。
ハミィはセイレーンを信じてると言ってひびかなの前を去っていく。後を追うフェアリートーン。

走りながら、ひびかなは本当のセイレーンを知らないと言うハミィ。
彼女にとって、セイレーンは一緒に幸せのメロディを歌う歌姫・・・そして大事な一番の親友とのこと。
付いていきながら、あまりにも純粋なハミィに悲しそうな顔のフェアリートーン。

遂にセイレーンのもとに。遅くなった事を詫びるハミィ。
来てくれると信じてたと言って、ありがとうとお礼を言うセイレーン。ニッコリハミィ。
楽譜のもとに行って幸せのメロディを歌いましょうと言うセイレーン。ドリーとレリーは後ずさり。
♪を持ってるフェアリートーンはどの子かと聞かれ振り向くハミィ。ドリーとレリーが居ない事に気付く。
2人は♪を持って引き返したと教えるファリー。セイレーンは怪しいと言うミリー。
『そんニャ〜』と返すハミィはセイレーンの方を見る。
『どうしたの? 早く♪を集めて、一緒に幸せのメロディを歌いましょ』と言うセイレーン。
『う・・・うんニャ!』と答えるハミィ。

その頃、ドリーとレリーはひびかなと合流。
セイレーンは僕等の♪を狙っていると言うドリー。レリーもハミィは騙されていると言う。響を見る奏、頷く響。


坂を下るセイレーン。後を追うハミィ、尻餅。辺りを見回しているセイレーン。
すると『見ーつけた〜♪』とトリマが登場。『あんた達・・・』と返すセイレーン。
見つけたぞと言うバスドラ。僕達の♪を返しなさいと飛びついてくるファルセット。
ダメと断るハミィ。これはハミィとセイレーンの♪だそうで。
『それは私達の者だ!』とバリトンも飛びついてくる。
ハミィの前に立ちはだかるセイレーン。それを見て自分を守ってくれるのかと嬉しそうなハミィ。『勿論よ』と返すセイレーン。
『どうしても♪を返さないつもりだな。ならば、これでどうだ』と言うバスドラ。


ネガトーン召喚。本日の標的は♪の瓶。向かっていたひびかなも発見する。
悲しみのメロディを飛ばすネガトーン。悲しむ町の人々。
『ネガトーン、何故そんなに人々を悲しませるの?』と言う響。『絶対、許さない』とモジューレを構えるひびかな。

変身。


メロリズにあのネガトーンはハミィとセイレーンの大切な♪で出来ているから取り戻してとお願いするハミィ。
それを聞いて同情の目つきなメロディ、頷く。
『させるものか! 返り討ちにしろ』と攻撃させるバスドラ。
ネガトーンの右フックを避け、続けて来た左の拳を蹴り返すメロディ。続いてリズムと共にダブルパンチ。
続いて『プリキュアハーモニーショット!』と小技を繰り出すメロリズ。腹部で炸裂する。

地面に落ちたネガトーン。続いて地面に下りたメロリズは驚く。立ち上がったネガトーンは体内にある大量の♪を活性化させ腕を増やしたのだ。
驚いてる2人の前で腕を振り回すネガトーン。

1撃目は両手の2連コンボで退け、2撃目を踏み台にして接近するメロディ。
3撃目を回転して避けたと思いきやグニャリと曲がり殴り飛ばされる。

1撃目、2撃目、3撃目を避けるリズム。4撃目もパンチとキックのコンボで退ける。
着地を狙った5撃目と飛翔で避けるが背後から来た6撃目を食らう。

メロリズの窮地にセイレーンに助けを求めるハミィ。
セイレーン曰くネガトーンを制御するのは呼び出した者でないと難しいらしい。マイナーランドの歌姫の力でも。
『そんニャ〜』とショックを隠せないハミィにドリーとレリーがプリキュアと一緒に居ることを確認するセイレーン。
YESと返答するハミィ。何とかやってみると言うセイレーン。♪達が詰まっている状態を利用すればと
『音符達よ! その調和を乱し、憎しみあうがいい!』と波動を飛ばすセイレーン。
するとネガトーンの体内の♪が争いだしネガトーンが混乱しだす。
『一体?』と驚くメロディとリズム。プリキュアに『今よ! 一気に決めなさい!』と指示するセイレーン。
それを聞いて『行くよ!』とメロディが言い、『オッケー!』とリズムが返す。


ミュージックロンドスーパーカルテットで撃破。瓶から大量の♪が飛び出しフェアリートーンに吸収される。
『ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シリー』と言う7人。

7体の中を見て今日は大成功と嬉しそうなハミィ。町の人々も元通り。

喜ぶハミィはセイレーンにフェアリートーンを見せに行く。セイレーンにフェアリートーンを渡し、セイレーンのおかげで♪が一杯と言う。
受け取ったセイレーンはハミィを呼ぶ。そして、嬉しそうなハミィを突き飛ばす。
さすがに驚きを隠せなかったハミィだが、気を取り直し一緒に楽譜のところへ行くんじゃないのかと聞く。
だが、セイレーンの返答は『何言ってるの? マイナーランドに行くのは私1人。あなたはここに残るのよ』。
どうしてか聞くハミィに『分からないの? あんたはね〜騙されたのよ』と種明かし。
これにはあんぐりで目を潤ませているハミィ。


そうだったのかと言うバスドラを筆頭に驚いているトリマ。
『セイレーン!』とメロディ、『やっぱり!』とリズムが言う。
2人はセイレーンのところへ向かおうとするが『動かないで』と止められる。
フェアリートーンに爪を突きつけるセイレーン。悔しそうなメロディ。
軽く笑いジャンプするセイレーン『ハミィ、ありがとう・・・♪をくれて!』と去っていく。トリマも去っていく。
棒立ちのハミィ。悔しいあまり地面に座るメロディ。

マイナーランド。
『でかしたぞ! これで世界は悲しみに満ち溢れる。我々の勝利だ!』と笑うメフィスト。

日没のあの林。
『♪が皆、マイナーランドの手に。ねぇ、これでもしセイレーンが不幸のメロディを歌ったら・・・世界は終わってしまうの?』
と言う奏。
座り込んだまま俯いてる響。
だが、ハミィはまだセイレーンを信じてるとのこと。暗〜い木の集団を見つめるハミィのカットで

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

まさかの次週

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