第21話『ドックン! 奇跡のプリキュア誕生ニャ!!』
(2011年7月10日放送)
脚本:大野敏哉 演出:小川孝治 作画監督:上野ケン

ずんどこ

とうとう、4人目誕生。
まぁ、回が近づけば誰か分かりやすくなるのはお約束と言うか。
ハトプリンも今年も中の人的に分かりやすかったです。
(桑島さんも豊口さんも他作品ではよくヒロインやってますから)
色々事情がありそうな人達大集合な回。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは19〜20話同時収録)
(BDは13〜20話、22〜24話同時収録)

アバンタイトル


楽譜を眺めて唸っているメフィスト。色々な角度から見ている。そして嬉しそうに笑う。
彼曰く、これだけ♪が揃えば上出来。
後はセイレーンが不幸のメロディを歌えば不幸のメロディが伝説の楽譜に染み込んで、暫くの間人々を不幸にすることができるとのこと。
『あ〜ん、待ちきれませんわメフィスト様〜!』と嬉しそうに言うセイレーン。
『この歌姫、セイレーンに相応しい最高の舞台を用意してください』と頼み込む。
『勿の論だ』と返すメフィスト。ここでトリマを呼ぶ。『お呼びで〜♪』と現れるトリマ。
『セイレーンの為に、最高の舞台を作るのだ。この手下達と共にな』と髭を抜き吹き飛ばすメフィスト。
その髭は瞬く間に人になる。その数はかなりの物。
『行け!』と言われ『かしこまり〜!』と答えるトリマ。


上空から降ってくる分身。逃げる人々。分身が歌うと時計塔前のモニュメントが悪のオーラを纏う。
そしてキノコが生えたと思ったら完全にキノコへと変化する。
やってきたひびかな。『何あれ!』と声をあげる響。

後ろから現れ『とうとう始まってしまうんじゃ。史上最悪のコンサートが』と言う音吉。
『遂に世界が悲しみのどん底に突き落とされる。こんなに嬉しい事があるだろうか!』とキノコになったモニュメントを眺めているメフィスト。
大笑いする彼の手のアップでOPへ。


終わるといきなりメイジャーランド。
『こんなに悲しいことがあるでしょうか。今まで集めた♪を全て奪われてしまうなんて。ハミィ、大丈夫?』と言うアフロディテ。
ハミィと路地裏で会話中。
ハミィは大丈夫と返答。ハミィはセイレーンを信じてるから絶対大丈夫とのこと。
じっとハミィを見つめるアフロディテ。どや顔のハミィ。
『分かりました。その思い、必ずセイレーンに届けなさい』と言うアフロディテ。
『分かったニャ』と路地裏を去るハミィ。

丁度、走ってやってきていたひびかな。それを見た響は『ハミィ、何処行くの?』と声をかける。
それに答えるかの様にアフロディテに呼ばれるひびかな。

『うわぁ、綺麗な人〜』とアフロディテの前で言う響。『まるで王女様みたい』と奏も言う。2人とも頬が赤い。
2人は誰か気付いたらしく『って、まさか・・・アフロディテ様ぁ!?』と驚く。
『初めてお話しするわね』と言われ、ガチガチで『は、はい、はじめまして』とお辞儀をするひびかな。
2人の活躍は何時もここから見守っていると言うアフロディテ。ありがとうございますとうろたえつつ3回お辞儀するひびかな。
ここまでよく頑張ってくれたと評価しつつ・・・今、事態は悪い方向に向かっていると言うアフロディテ。
ハッとするひびかな。
こうなった以上、ハミィとセイレーンの友情を信じるしかないと言うアフロディテ。
ハミィが諦めずに信じ続ければ、きっとセイレーンの心は元に戻るはずとのこと。
が、騙され酷い目にあった2人はこんな事になっても信じ続けないといけないのかと不服の模様。

あなた達ならどうすると逆質問のアフロディテ。
?な2人に対して・・・もし、どちらかが悪の道に進んでしまったら信じる事を止めるか?と聞く。
声を揃え、止めませんと答えるひびかな。
『そうよね。ハミィもきっとそう思っているはずよ。信じ続ければ、幾ら離れてもいても想いは必ず届く。あの子達は親友同士なのだから』
と言うニッコリアフロディテ。
森へ向かうハミィとマイナーランドで景色を眺めているセイレーン。走っていくハミィのカット。

で、サブタイトル。

草むらからラッキースプーンの箱を取り出すハミィ。中にはカップケーキ。喜んでるハミィはカップケーキを食べ始める。
そして、前回の回想。
1つ目食べ 前回、ハミィが持参した食べ物を食べるセイレーンに『一杯食べて元気になるニャ』と言うハミイ。感謝するセイレーン。
2つ目と3つ目食べ 悪い事は止めてハミィ達の仲間になろうかと思ってると嘘をつくセイレーン。
4つ目と5つ目食べ 歌うセイレーン
を思い出すハミィ。『セイレーン』と言った後、息を吸う。


んで、マイナーランドではセイレーンが歌のトレーニング中。
『もうすぐ本番、楽しみだわ』と言ってたり。ハミィは今頃どうしてるかと尻尾を動かしつつ、きっと悲しくて寝込んでいると考えて嬉しそうである。
ハミィはきっと歌ってると言うシリー。
『はぁ? 何でハミィが歌うわけ?』と聞くセイレーン。
セイレーンに自分の思いを届ける為と答えるラリー。実際そうだったりする。
あんぐりだったが、そっぽ向くセイレーン。
『セイレーンも本当はハミィの事が大好きソソ』と言うソリー。だが、セイレーンは笑った後に否定。
『私の心を動かそうとしても無駄よ。悪いけど、私はハミィなんて大っ嫌い。思い出す事なんて何にも無いわ』と言うセイレーン。
フェアリートーンの入った檻を尻尾で一撃叩き威嚇。間近に居て吹き飛んだドリーとレリーは困った顔。


そんなセイレーンを見て、今度こそ心は動かぬ様だと思うメフィスト。
だが、バスドラはそれはどうでしょう?と言い出す。どう言う意味か問うメフィスト。
セイレーンは何度もハミィによって心を動かされてきたと話すバスドラ。ハミィの友情を信じる力は非常に危険らしい。
ならばコイツの出番と何時ぞやの洗脳器具を出すメフィスト。
『さすが、メフィスト様』と言うバスドラ。笑うメフィスト。


キノコの上にてスタンバイしている演奏軍団とメフィストの分身。無論、メフィストとトリマも一緒。
『皆さん。ようこそ、不幸のメロディのコンサートへ。それではそろそろ〜』と言うバスドラ。
『は〜じまるよ〜!』と声を揃えるバリファル。幕を下ろすとソコには楽譜が。


盛り上がる分身たち。
伝説の楽譜と気付く奏。『許せない。あの楽譜には幸せのメロディが書かれる筈なのに』と言う響。
悔しそうに見ているアフロディテ。右側の耳を塞ぎつつ『ズレとる』と言う音吉。
苦しむギャラリー達は逃げていく。


『もう我慢できない』と言う響。頷く奏。『不幸のメロディなんて』と言っている響。変身しようとする2人だがメフィストから待ったが入る。
『あれを見ても変身できるのか!』と時計塔の上を指差すメフィスト。
時計塔の天辺には五線譜に拘束され、耳に洗脳器具を付けたハミィの姿が。フェアリートーンも一緒である。
当然、驚くひびかな。
『もし、お前達が変身したら・・・?』と言うメフィスト。
『ハミィが危ない!』と奏、『このまま、世界が悲しみに包まれるのを・・・黙って見てろって言うの?』と響が言う。

ここでアイキャッチ。


メフィストにあれは?と聞くセイレーン。
『あれでもう手出しは出来まい。そして、お前もな』と答えるメフィスト。
『私も?』なセイレーンに『もし、お前が悪の心を忘れたら・・・代わりにあの猫に不幸のメロディを歌わせるのだ』と言う。
『聞こえたか!? 天然ボケの子猫ちゃん』とハミィに声をかける。


ハミィは欠伸。それを聞いてズッコケるメフィストとトリマ。
『ね、ね、ね〜!』と言うメフィストに続いて『寝てたんか〜い!』とトリマがツッコミ。
それは置いといて不安そうに見上げるひびかな。
『メフィスト様、ご心配なく。私にはもう迷いなどありません』と答えるセイレーン。楽譜に向かう。
『分かった、信じよう』と返すメフィスト。

ハミィに今更止めようとしたって無駄と言うセイレーン。ハミィは止めたりしないと返答。?なセイレーン。
ハミィはセイレーンの友達だから、することを邪魔したりしないそうで。
『ハミィ、なんてこと言い出すの?』と奏も驚きを隠せない。

それを聞いて笑うセイレーン。だが、何か変な感覚に見舞われる。『何、今の?』と驚くセイレーン。首飾りを見る。
セイレーンはハミィの事なんて気にする事無いと言うハミィ。
先程の感覚を振り払う様に首を振り、鼻で笑った後
『ハミィ、あんたは相変わらず天然ボケの子猫ちゃんね〜。
私は今から不幸のメロディを歌うのよ。世界中が悲しみのどん底に突き落とされるのよ? あんたはそれでも良いって言うの?』
と言うセイレーン。それでもいいと答えるハミィ。ハァ?゜Д゜なセイレーン。
『もしも、この世界が悲しみのズンドコに突き落とされても大丈夫ニャ〜』と答えるハミィ。
※昔、悲しみのズンドコと言い間違えた人が居て、そのパロディのようで※
『何で大丈夫な訳?』と聞くセイレーン。
『だって、そうなったら、きっとセイレーンはハミィと一緒に泣いてくれるニャ』と言うハミィ。ニッコリ。
この一言にはさすがに怯むセイレーン。
見上げているひびかな。目を瞑っている音吉。じっと見ているアフロディテ。
『だから全然大丈夫ニャ〜!』と言うハミィ。


『呆れたわ、あんたは何処まで天然ボケなの?』と返すセイレーン。
『天然ボケでゴメンニャ』と言うハミィ。その目には涙が・・・。あんぐりなセイレーン。
『何があってもハミィとセイレーンは友達ニャ。ずっとずーっと友達ニャ〜!』と宣言するハミィ。まだあんぐりなセイレーン。

歌いだすハミィ。まだ見上げているひびかな。
こちらもまだあんぐり状態なセイレーン。
(前回の自分に抱きついて喜ぶハミィ、歌う自分とハミィ、昔、ハミィと一緒に歌の練習をしていた事の回想)

雨が降り出す。
『友達ごっこはそれまでだ。不幸のメロディ、スタンバイ』と言うメフィスト。構えるバイオリン人間達。
『止めて〜!』と叫ぶ響。
『信じるんじゃ! 奇跡は必ず起きる』と言う音吉。


位置に付くセイレーン。『不幸のメロディ・・・スタート!』と言うメフィスト。指揮者であるメフィストの分身も指揮の準備。
息を吸うセイレーン。が、その顔には不自然な水滴。
そして、メフィストにひびかな、分身の反応は驚いている模様。ハミィも。


そう、セイレーンが泣いているのである。
それを見たメフィスト。セイレーンを呼ぶなり『お前を信じなくて良かったよ』とキツイ一言。
そして、ポーズを決めた後に両手の指を鳴らす。
すると、ハミィの耳についたヘッドホンから悪のノイズが。苦しむハミィ。またも変な感覚に襲われるセイレーン。

『ハミィ、よく聞け。友情、愛情、信じる心、そんな物はまやかしだ。全ての幸福を消し去り、世界を不幸のメロディに包む事こそがお前の使命なのだぞ』
とメフィストが言う。すると、セイレーンが♪を逃がす。『何をする!』とメフィストに言われ自身も驚くセイレーン。
『逃がすか〜!』と直々にネガトーン化するメフィスト。

それを見たハミィは五線譜に拘束されたまま時計塔から飛び降りる。
逃げようとしていたフェアリートーンの檻に落ち、檻は木っ端微塵。
落ちる勢いでヘッドホンは外れたがハミィは勢い良く落下していく。五線譜にくっついて結界を解くフェアリートーン。
ハミィをキャッチする響。やや怯む奏。

♪がくっついたのはハミィが居た時計塔。本日のネガトーンは時計塔。

『ハミィを苦しめて』と奏、『世界を不幸のどん底に突き落とそうなんて』と言う響。
『絶対許せない!』と変身。



早速戦闘開始。屋根の窓から時計針をマシンガンの様に連射するネガトーン。
それを巧みに退け、接近しパンチを繰り出すメロリズ。だが、効果はなく殴り飛ばされる。その威力はクレーターを作るほど。さすがのメロリズも動けない模様。


ミューズもやってくる。
『はっはっは、良いザマだ』と笑うメフィスト。楽譜に背を向け戻ってくるセイレーンに対し
『裏切り者のセイレーンよ。見るがいい』と指パッチン。


すると、ハミィを無数のヘッドホンが囲む。驚くセイレーン。逃げるハミィは途中でズッコケる。
顔を背けるセイレーン。またも変な感覚に襲われる。
ヘッドホンに追いつかれながらも耳を守るがその前にトリマが立ちはだかる。雷光をバックにするその姿は化け物とも言うべき恐ろしさ。

『もう嫌・・・止めて・・・。やめて〜! もうこれ以上、ハミィを悲しませないで!』と涙ながらに叫ぶセイレーン。
バスドラに捕まったハミィ『セイレーン!』と叫ぶ。
すると、あの首飾りが光を放って砕ける。そして、辺り一面に放たれた光に怯むメフィストとメロリズ。
光の中にセイレーンから変化した見慣れぬシルエット。


明らかにセイレーンやエレンと違うソレはあっと言う間にトリマを襲撃。ハミィを救出して去っていく。
その姿を見たメフィストもメロリズもあんぐり。だが、音吉だけは髭を弄りつつ『うん』と納得している模様。


そこにはプリキュア衣装に似た物を着たセイレーンだったものの姿が。
『ありがとニャ、セイレーン!』と言うハミィ。嬉しそう。
驚くセイレーン。それはメフィストやメロリズも一緒。
驚いてハミィを持っている手を緩める謎プリキュア。そのまま落ちるハミィ。
辺りを見回して、うろたえ逃げていく謎プリキュア。セイレーンの名を呼ぶハミィ。
この隙にと攻撃指示を出すメフィスト。驚いている隙を突かれたメロリズ。


屋根に着地した謎プリキュア。その背後から『セイレーン。何処に行くドド?』と声をかけるドドリー。勿論、ミューズも一緒。
このままハミィを放っておくのかと問うドドリー。『私は・・・ハミィなんかどうなったっていい』と返す謎プリキュア。
『じゃあ、どうして助けたドド?』と聞くドドリー。『分からないわよ、そんな事!』と答える謎プリキュア。
『本当は分かってるドド。あれを見るドド!』とネガトーンが居る方向を指差すドドリー。

クレーターの上に跪くメロリズ。
『弱虫のプリキュアめ! 泣いて逃げ出すなら今のうちだぞ!』と言うメフィスト。
拳を握りつつ立ち上がり『私達、プリキュアは絶対に逃げたりしない!』とメロディ。『そうよ。世界を幸せにするまで』と続いて立ち上がったリズムも続く。
『絶対に諦めない』と声を揃えるメロリズ。

じっと見ている謎プリキュア。衝撃を表現する様に雷が光り鳴る。
『プリキュアはどんなに苦しい時でも、自分の気持ちから逃げたりしないドド。セイレーンはハミィを助けたいと心から願ったからプリキュアに変身した。
ならば、その気持ちを信じて正義のプリキュアとして戦う運命なんだドド』
と言うドドリー。己の両手を見つめる謎プリキュア。


『いい度胸だ・・・覚悟しろ!』と攻撃指令を出すメフィスト。ネガトーンがパンチを繰り出す。
それを避けつつ腕の僅か上を飛行しつつ接近。そこからベルティエを使いネガトーンを吹き飛ばすメロリズ。


そして、『リズム、行くよ!』 『オッケー!』と言うやり取りの後。
ミラクルハートアルペジオとファンタスティックビアチェーレで撃破。時計塔は元通り。数多の♪がフェアリートーンに吸収される。
♪が沢山集まったと喜ぶハミィ。踊る。

悔しがるメフィスト
『だが、伝説の楽譜はこの手にあるからな〜! 次こそはお前らを倒して、♪を取り返してやる』と去っていく。
キノコと分身たちも一緒にフェードアウトして姿を消していく。

喜んでハグするメロリズ。その足元でセイレーンの行方を気にするハミィ。

屋根からプリキュア達を見下ろしているミューズ。視線を右横に移す。

セイレーンこと謎プリキュアは住宅街を逃走中。減速したところでエレンの姿に戻る。
空を見上げた後『私が・・・プリキュア?』と言ったところで黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

衣装的にはこっちかな?

第22話『ララー♪ 魂の調べ、その名はキュアビートニャ!!』
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