第35話『ジャキーン! 遂にミューズが仮面をとったニャ!』
(2011年10月16日放送)
脚本:米村正二 演出:織本まきこ&境宗久 作画監督:ポール・アンニョヌエボ&フランシス・カネダ

どうもしないドド

今度はミューズの正体がバレる回。
まぁ、誰かなんて製作側のお陰でバレバレな訳ですが。
あの声で仮面のまま喋られると、合わねぇ!とか思ったり。
不可解な行動の理由が判明したり。
そして、今回もトリマはお遊び。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは34、36話同時収録)
(BDは25〜34話、36話同時収録)

アバンタイトルは前回の回想まんまなのでカット。
(終盤、ミューズがメフィストを庇った事にSPが驚くシーン)

いきなり、サブタイトル。

風の強い本日。自宅にて、ヒーリングチェストを持ちながら外を見ている響。風で鳴るガラス戸。

メロディ達が苦労して集めてくれた♪を奪われたことにショックを隠せないファリーとシリー。
響達がきっと取り返してくれるからと元気出す様に言うハミィ。
が、ミリーからはお気楽すぎると痛い指摘。ニャンですとムッとするハミィ。
宥めて、音符は必ず取り返して見せると言うエレン。
ここでミューズがメフィストを庇った理由を気にする響。
『ミューズは私達と同じプリキュアなのにメフィストの味方をするなんて』と言う奏。
ここでミューズには何か事情があるのではないかと言うエレン。そう言い出した理由はかつて自分がそうだったから。
ミューズは誰かに操られるとか言ってたりするハミィ。そんな風には見えないと言う奏。

もっと何か別の理由があるのかもと言う響。すると、手に持っていたヒーリングチェストが光りだす。これには3人とも驚く。

その頃。
ミューズがメフィストを守りたい気持ちは分かると同情するドドリー。
同時にこのままでは他のプリキュアがミューズを敵だと思うと指摘。それでもいいのかと問う。
続いて正直に全てを話した方がいいと勧める。

メイジャーランド。
城の庭から空に続く虹色鍵盤の道を行こうとするアフロディテ。
『何処へ行くんじゃ?』と聞き覚えのある声に問われる。アフロディテが驚く声の主は勿論音吉。
人間界と答えるアフロディテ。ミューズはプリキュアとしての使命を忘れているとのこと。これ以上、あの子を悩ませたくないと考えている模様。
(あの子と言う件が重要な気がします)
が、音吉はストップをかける。ここはプリキュアを信じて任せる様に言う。沈黙する両者。


で、マイナーランドではメフィストが前回強奪した♪を楽譜に貼り付けていたり。
驚くトリマに対し、遂に不幸のメロディが完成したと鼻で笑うメフィスト。
だがトリマからは♪が足りないのハモり。驚くメフィスト。
不幸のメロディ完成してませんねと言うファルセット。
楽譜を取り上げ『だったらさっさと探して来い!』と命令するメフィスト。
慌てて『了解!』と去っていくトリマ。周りを囲む滝の中に消えていく。
悔しそうなメフィスト。

響達。目を覚ましたクレッシェンドトーン。
クレッシェンドトーンにミューズがメフィストを庇う理由を聞くひびかな。エレンも続いて、ミューズが再度メフィストを庇ったらミューズとも戦うのかと問う。
見上げているハミィとフェアリートーン。
3人の気持ちを伺うクレッシェンドトーン。響はプリキュア同士で戦うなんて絶対に嫌と返答。かなエレも同意。
その気持ちは尊重しつつ、プリキュアは何のために戦うのかもう一度よく考える様に言うクレッシェンドトーン。
答えは自分達だけで出す様にとも。

調べの館では早く完成させなければとパイプオルガンを音吉が見ていたり。
すると、横から音が・・・。『誰じゃ』と問う音吉の前に出てきたのはドドリー。
挨拶するドドリー。音吉はドドリーも知ってるらしい。
どうしたのか聞かれどうもしないと謎返答のドドリー。
『うん、そうか』と言う音吉。
ドドリーに最近思うと前置きし
『誰にだって守りたい人はおるじゃろ? その人を守る為ならどんな犠牲も払う。例え、その所為で一緒に戦うべき仲間を失ったとしても。
じゃが、よーく考えんとな。本当に守るとはどういうことなのか』
と言う音吉。本当に守ると言う件を考えるドドリー。
どうすれば本当にその人を守ることができるのか・・・その答えは自分自身で探すしかないと言う音吉。
やっぱりと言うか盗み聞きしている人の手のアップ。去って行く。
実はドドリーも音吉も気付いている。

例の自転車みたいなのに乗りつつ音符の匂いを嗅いでいるトリマ。すると、たこ焼きの匂い。
さすがに場合が場合なので『って、たこやきちがーう!』と断ち切るバスドラ。こんなところメフィスト様に見られたらと焦る。

はい、見られてました。
強制連行されるトリマ。♪は集まったんだろうな?と問うメフィスト。
♪の匂いとたこ焼きがと弁解するバスドラ。言い訳など聞き飽きたとキレて、戻って伝説の楽譜と奪った♪をを見張れと命令。
残りの♪は俺が探すと3人を蹴り飛ばすメフィスト。
『お願いしまーす!』と星になるトリマ。

バカモノと3人に怒った後、♪に何処に隠れていようと俺の目は誤魔化されないと言うメフィスト。
時計塔の入り口が光っているのを発見。♪は時計の人形のドラムの横だった。
降り立ちネガトーンを召喚するメフィスト。

そんなことしていれば、やっぱり遠くの響達も気付いていたり。

誕生したネガトーン。悲しみのメロディで街の人々を悲しませる。
横笛、縦笛、オカリナの顔を持っているネガトーン。十面鬼か!
吸収される♪。少し大きくなるネガトーン。
『その調子で残りの♪を集めるのだ!』と笑うメフィスト。

建物の上から覗くミューズ。
このままじゃ世界は悲しみに包まれてしまうと言うドドリー。これもミューズがメフィストを守ったからと責める。これがミューズの望んでいたことか聞く。
明らかにそうではない感じで動揺しているミューズ。
『音吉さんが言っていたドド、どうすればメフィストを本当に守ることができるのか。それを決めるのはミューズドド』
と言うドドリー。

そんな間にも♪は吸収されネガトーンは巨大化。
(画像にマウスポインタを乗せると・・・)
泣いている少年の声に反応し助けに行こうとするミューズ。


すると、『2人ともこっち』と言う響とかなエレがやってきた。何てひどい事をと悲しそうな奏。
『今、助けるから、それまで頑張って!』と言う響。
ここで曲がり角からメフィストとネガトーンが登場。
ミューズがまたメフィストを庇ったらと口にするエレン。
それでもネガトーンは倒さなきゃと言う響に反応するかなエレ。同意の意味で頷く。
『私達の力で皆を守る!』とモジューレを構える3人。

変身。

ここでアイキャッチ。



建物の屋根を逃げていくSP。その裏を通過するネガトーンのリング状の光弾。
避けるSP。見てニヤつくメフィスト。避け続けるものの光弾はどんどん放たれる。塔の一部が破損するがそこを足場にするメロリズ。
で、ある程度逃げたところで振り返りハーモニーキックを放つSP。
これでリングを蹴り返す。三角跳びの要領でメフィストにも飛んでくるが彼は弾き飛ばす。
じっと見ていたりするミューズ。

ネガトーンを手緩いぞと叱るメフィスト。悪の心が足りないと判断し、掌から光線を発射する。
すると、ネガトーンは凶悪な面構えに。
ドラムの撥を振りまわしブーメラン状の光弾を発射するネガトーン。


これまた逃げるSP。路地裏に避難。
メフィストの光線で悪の力が更に増したと驚きを隠せないメロディ。
メフィストはそんなこともできるのと驚くリズム。
ここで昔の事を思い出すビート。そう、かつての再洗脳(13話)である。
『元に戻りかけた私の心をもう1度悪に染めたのは、あのヘッドフォンから聞こえた嫌な音だった』と言うビート。
メフィストのヘッドフォンのアップ。
ここであることに気付くメロディ。
メフィストにそのヘッドフォンが装着されている=メフィストも誰かに洗脳されていると。
『メフィストを操る更なる悪。だとしたら・・・』とリズム、『本当の敵はメフィストじゃない』とビートが言う。
ミューズはそのことを知っていたんじゃないかと考えるメロディ。
(以前の誰の味方でもないと言うドドリーの回想)
ミューズは悪に操られたメフィストと戦うべきかとずっと苦しんでいたのかも知れないと思うメロディ。

と、ここでネガトーンに見つかり襲撃されるSP。何とか逃げるが追撃のブーメラン光弾の衝撃で吹き飛ばされ壁に激突。

あんぐりミューズ。


心配してやってきたハミィ。3人に大丈夫か聞く。
撥で殴るネガトーン。砂塵が巻き起こる。だが、それを煙幕に逃げていたりする3人。
どうすればいいのと困るリズム。彼女曰く、操られているだけならそんな人とは戦えない。
上から聞いてるミューズ。
私達はメフィストと戦うわけじゃないと言うメロディ。メフィストを操る悪の心と戦うらしい。
悪の心?なリズム。あんぐりビート。

『プリキュアが何のために戦っているのか。私は全ての人の幸せを守る為だと思う』
※当然と言えば当然ですが、名台詞です※
その件に反応するミューズ。SPを探しているメフィストとネガトーン。
『それは、メフィストが相手でも同じこと。メフィストを操る悪の心と戦うことがメフィストの幸せを守ると言う事なのよ』
と言うメロディ。
※これまた名台詞です※
この言葉には目を潤ませ動揺している様子のミューズ。頷くリズビー。
ここでヒーリングチェスト登場。光っていると言う事で頷くSP。

メフィスト達の前に現れた3人。『行こう』と言うメロディ。

スイートセッションアンサンブルを放つ。メフィストはネガトーンを盾にする。

本日はミリー。喜ぶハミィ。だが、真後ろにメフィストが居たりする。
当然この状態だと♪を奪われるのは必至。奪ったメフィストは巨大化。驚くミューズ。
『自らネガトーンになるなんて!』と言うビート。悪の心を打ち消せばメフィストも元に戻る筈と言うメロディ。
オーラを纏うメフィスト。

それを見たビートは何かに気付きラブギターロッドを取り出す。
メフィストパンチが放たれ、間一髪ビートバリアで防ぐ。
だが、さすがに首領だけあってバリアには皹が。そしてそのまま砕かれる。


追撃に光弾をマシンガンの様に連射。砂塵はすごいものの命中はしていないらしく避けているSP。
だが逃げる際に巨大なブーメラン光弾を食らい、またしても壁に激突。
『お前らごとき、所詮俺の敵では無いのだ』と言うメフィスト。笑っている。またまた見ているミューズ。
大丈夫か聞くハミィ。
『大丈夫じゃないけど』とビート、『絶対に逃げるわけにはいかない』とリズム、『正々堂々と戦って悪の心を打ち消してみせる』とメロディ

『あ!』と声をあげるあんぐりミューズ。聞いた事のある声である。何かを決意した模様。

『止めだ!』と唸りながらパンチを繰り出すメフィスト。絶体絶命なその時、ミューズがメフィストとSPの間に下りてくる。
メフィストの拳が止まる。拳を退けて覗く。いきなりの事なせいか驚いている模様。
『もう止めて! パパ!』と叫ぶミューズ。怯むメフィスト。驚くSP。

メイジャーランドのアフロディテはあんまり驚いていない模様。まぁ、心配そうな表情ではあるが。
パパ=ミューズはメフィストの娘と気付くメロリズ。
『娘? それじゃまさか!』とビート、『ミューズの正体は!』とハミィが言う。

曇った空から太陽が射す中、仮面・マント・ブーツ等諸々脱ぎ捨てるミューズ。
驚くSP達。アフロディテはやや困った表情っぽいもののやっぱり驚いてはいない。


その下には黄色のプリキュア。髪の色、顔共に見た事のある人だ。
(初アップ日現在、国外にて見れないある人の為に全身撮影)
彼女を見て『アコ!』と声をあげるメフィスト。

驚くメロディ。そう・・・声、見た目共に皆ご存知のアコである。
(32話終盤におけるヒーリングチェストを差し出す回想)
『ミューズの正体は・・・アコちゃん!』と言うメロディ。

『パパ、もう目を覚まして!』と言うアコ。『何故だ、何故お前がここに!』と驚くメフィスト。
『これ以上、パパに悪いことをしてほしくないの。お願い、優しかったあの頃のパパに戻って!』と言うアコ。
言葉を失うメフィスト。

じっと聞いているアフロディテ。


じっと聞いているSPを後ろに
『あたしは例え悪に操られているパパでも守りたかった。でも、皆が大切なことを教えてくれたの。
あたしがパパを守りたいと思うなら、パパを操る悪の心とも戦わなければならない。
例えそれがどんな辛い戦いになっても乗り越えなければならない。それがパパを本当に守ると言う事だから!』
と涙目で構えるアコ。

呆然のメフィスト。娘は涙目ながら凛々しい顔である。

『アコ・・・』と手を伸ばそうとしたメフィスト。だが、ヘッドフォンからノイズが聞こえたらしく苦しみだす。
『どうしたの!?』と心配するアコに来ない様に言うメフィスト。
ネガトーンの骨部分が消滅する。そして、苦しんだまま上空へ飛び上がったかと思えばそのまま消えていく。
『待ってパパ!』と言う娘の声も届かず・・・。

見ているしか無いSP。『ミューズ・・・』と言うメロディ。
取り残されたメフィストの娘とSP3人。そんな4人が雲の間から射した太陽に照らされる複雑なカットから黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

何故君等なのかと

第36話『キラキラーン! 心に届け、ミューズの想いニャ!』
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