第46話『ズゴーン! プリキュア最後の戦いニャ!』
(2012年1月15日放送)
脚本:成田良美 演出:地岡公俊&岩井隆央 作画監督:上野ケン

うるさいからぁ

前回、ノイズと手合わせして今回はこれまたお約束の・・・。
まぁ、予告を見た通りですね。
とうとう、あの人が・・・。でもって、あの2人も!
しかし、今回こんな感じで次回をどうするのか???
次回で解決しそうな勢いな気も。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは47〜48話同時収録)
(BDは37〜45話、47〜48話同時収録)

アバンタイトルは無し。


すっかり静かになってしまったメイジャーランド。すると遥か遠くで何かが落ちる音。
ノイズが崖に身を任せていたのである。
負傷したノイズは前回、パッショナートハーモニーでやられた事を思い出していたり。そして悔しがる。

ファルセットはノイズを呼びつつ捜索中。間もなく発見。
プリキュアやアフロディテを筆頭としたメイジャーランドの面々も皆宮殿に集まっているので、一網打尽にするチャンスと進言するファルセット。
一言ご命令下されば私が参りますと喋り捲り。
唸るノイズ。『ノイズ様?』なファルセット。
『大丈夫ですか? 苦しいんですか? 何処が痛むんですか!? お背中さすりましょうか?』としつこく問いかける。
ノイズは五月蝿いと呟く。
聞き取れなかったファルセットは『なんですか? 何とおっしゃったんですか? ノイズ様!』と更に聞く。

五月蝿いとブチ切れたノイズはファルセットをバイクごと吸収。『ちょっ! あの〜・・・』と吸収されたファルセットの仮面が地面に落ちて割れる。
体が赤く光るノイズ。何と体の傷が癒えた。嬉しそう。

手から光線を発射するノイズ。自分の居た建物毎粉砕される強大な爆発。
その中を飛行しつつ笑いながら
『音吉とクレッシェンドトーンも飲み込んでおくべきだったな・・・。そうだ・・・プリキュアを飲み込んだらどうなるか・・・試してみるか!』
と飛んでいくノイズ。

で、サブタイトル。


町中の国民の石像の姿。
『国民の殆どが、ノイズによって全ての音を消されてしまいました〜! 音吉様とクレッシェンドトーン様は封印されてしまい
国王メフィスト様の意識は未だ戻らず。あーメイジャーランドは絶体絶命です、大ピンチです! どうしましょう、アフロディテ様! どうすればいいんですか?』
と騒いでるオウム。頭を抱えているアフロディテ、落ち着く様に言う。
そして、残った国民達の非難は済んだのか聞く。アフロディテの命令通り宮殿に収容したと答えるオウム。
ホッと一息ついたアフロディテは


プリキュア達に視線を送る。4人は主を失ったヒーリングチェストを眺めている。
『クレッシェンドトーン様・・・』と言うドドリー。音吉さんと呟くリズム。その名を聞いて泣きそうになるミューズ。
私達にもう少し力があればとガックリのビート。リズミュもガックリ。
そんな面々を見上げるハミィ。やっぱりガックリ。

だが、メロディが突然歌いだす。あんぐリズム達。
音吉がいつもニコニコしていた。クレッシェンドトーンは元気の無い人が居ると色んな音を出して励ましてくれた。
だから、私達は元気で居ようと言うメロディ。皆にねっ!と同意を求める。
ハミィが一番乗り。皆で笑えば何とかなるとかはしゃぎ出す。
ハミィは呑気すぎるとツッコミを入れるオウム。

そんな簡単なことじゃないと言いたかったらしいがアフロディテもメロハミの意見に乗る。
状況は深刻だからこそ笑顔を忘れず、皆で力を合わせて頑張りましょうと励ますアフロディテ。
音吉もクレッシェンドトーンも私達に未来を託してくれた。その思いに応えなきゃと言うリズム。
『えぇ、まだ終わってないもの!』と同意するミューズ。
『クレッシェンドトーン様の分まで、僕達が頑張るソソ』と言うソリー。
『きっと大丈夫。ノイズはかなりのダメージを負った筈だし』と言うビート。

だが、何かが壊される音。構えるメロディ達。
漂ってきた煙を見て『これは・・・まさか!』と何かを出すアフロディテ。
彼女が出したモニターには破壊されるコンサートホールの姿が。
コンサートホールが!と連呼し喚いているオウム。モニターを見ていたメロディは驚く。ノイズの姿を見て・・・。
リズムも驚く。ビートも。理由はダメージを負っている筈だから(要するに飛べる状態では無いと思っていたから)。

半壊したコンサートホールに着地し
『世界から全ての音を消し去るには、お前達を倒す必要があるようだ!』と言うノイズ。
『出て来いプリキュア!』と叫ぶ。

振り向いてアフロディテ様と呼ぶメロディ。
出発する4人のカット。
『私達、行ってきます』と言うメロディ。
モニター越しに見ているアフロディテ。
回想。


『国民の皆さんとココに居てください』と言うリズム。
『メイジャーランド、必ず守ってみせます』とビートが続く。
見回した後、『お願いします』と頼むアフロディテ。
回想一旦終了。
宮殿を上っていくSP。
また回想。
立ち止まり『ママ』と呼ぶ娘を『アコ、気をつけて』と送るアフロディテ。
『うん、ママも』と返すミューズ。飛んでいるミューズのカットに繋ぐ形で
回想一旦終了。

『準備オッケーニャ!』と言うハミィの方を『え?』と向くアフロディテ。
『ハミィ達も頑張るニャ!』と言うハミィ。フェアリートーンと一緒に盛り上がり。それを見てニッコリ、アフロディテ。

『ノイズ、あなたの好きにはさせない!』と言うメロディ。他の3人と共に迫る。
『ようこそ、プリキュアの諸君。ここがお前達のラストステージだぁ!』と飛び上がるノイズ。



避けるメロディ。腕の攻撃をガードし、キックで互角に渡り合う。反撃の引っかきを避けるメロディ。
ノイズはリズムを尻尾攻撃。避けるリズム。尻尾を叩いて退ける。
で、尻尾を滑った後、頭部をパンチするビート。笑っているノイズに驚いていたが、すぐにドヤ顔になってその場を離れる。
ノイズの頭部に何かがぶつけられる。
ぶつけているのはミューズ。柱を達磨落としの要領で蹴飛ばしているのだ。

反撃の悪のエネルギー放射を避けるミューズ。そして4人同時キック。食らうノイズ、吹き飛ばされるが何とか踏ん張って着地。
落下中、お互いを見つめるメロリズ。


ミラクルハートアルペジオ、ファンタスティックビアチェーレ、ビートソニック、スパークリングシャワーを繰り出す。

余裕で受け止め笑っているノイズ。驚くSP。
『全然効いてないの?』と言うミューズに『あぁ、全くな』と返すノイズ。
『さぁどうする?』と聞く。
『そんなの決まってるでしょ、どんな事をしても皆と音楽を守ってみせる』と言うメロディ。
何故音楽を守るのか聞かれ『大事なものだからに決まってるじゃない』と答えるリズム。
『音楽が幸せを齎すと本気で思っているのか?』と言い出すノイズ。
反応するSP。

『そもそも、この争いの始まりは伝説の楽譜。音楽が原因だ』と言うノイズ。
音楽に悪が宿れば不幸のメロディとなり、少し並べ替えれば幸せのメロディとなる。
が、それも少し悪い心が宿ればすぐ不幸のメロディに変化するとのこと。
ノイズ曰く、そんなどちらにも変わる曖昧な物、無い方がいいらしい。音楽など無意味とまで言う。

そんな事ないと否定するメロディ。音楽の無い世界なんて寂しすぎると反論。
石になった国民達のカットを背景に
『寂しさなど感じてはいない・・・。誰も何も感じては居ない。・・・喜びも悲しみも。全ての音が消え去れば、苦しみも消える。
何も感じない平穏な世界。これこそが! 究極の理想の世界だ!』
と言うノイズ。

そんなの絶対に違うと叫ぶビート。私達はそんな世界、絶対に嫌と言うミューズ。
嫌なら私の世界から去れとSPを吹き飛ばすノイズ。壁に叩きつけられるリズム、ビート、ミューズ。
1人倒れているメロディに『どうやって私がダメージから回復したか、知りたいか?』と問うノイズ。
寸前に迫ってる彼女を前に『こうやったのだ!』と胸部を開く。
ファルセットを飲み込んだエネルギーがメロディを拘束する。
メロディを名を叫ぶリズム。手を伸ばすメロディ。

ここでアイキャッチ。



吸い込まれようとしたメロディの手を掴む見覚えのある手。その主を見たメロディは嬉しそうな顔。
バストンである。彼等はノイズのエネルギーを両側からのパンチで粉砕し、メロディ救出。
落ちて痛がるメロディ。心配して駆け寄るリズム達。


どういうつもりか問うノイズ。それはこっちのセリフと返すバスドラ。怒っている。
こちらも怒っている顔のバリトン。何故ファルセットを飲み込んだのか問う。
(ファルセットが吸収されたのを見ていたバストンの回想)


飲み込んだ件に驚くメロディ。
『あいつは腹の立つ奴だが、真っ直ぐだった! お前の忠実な部下だった。なのに・・・何故!』と怒るバスドラ。
『答えなさい! 何故なんだ!』と迫るバリトン。
うっとしいのか考えてるのか、少々唸ってノイズが発した言葉は『あいつは五月蝿かった』。
まさかの答えにそれだけ・・・とショックを受けるバストン。
やかましい奴だったが最後だけは役に立ったと言うノイズ。お陰で傷が癒えたとまで・・・。
勿論、バストンは涙をポロポロ流している。
『あいつの思いを何だと思ってる〜!』と怒るバスドラ。
『私達にも思いはあるんだぞ!』とこちらも怒るバリトン。

『騒がしいな』と2人を尻尾で殴り飛ばすノイズ。ホールの壁に激突するバストン。
そんな光景を見ていたSPを呼び『お前達を飲み込めば、更なる力が手に入るだろう』と胸部を開くノイズ。
防御姿勢をとるメロディ達だったが何故か無事。ふと前方を見ると・・・


バストンが前に立ちはだかり塞いでいる。
『お前達でも良かろう』と2人を吸収するノイズ。2人の名を呼ぶメロディ。
プリキュアと呼んで、声を揃え『頼むぞ〜!』と吸い込まれるバストン。
吸い込んでニヤつくノイズ。

石化する。だが、間もなく砕ける。赤いエネルギーを隙間から放ちつつ・・・石像から手足が出てきた。
急行中のハミィ。脚の長さ的に遅れをとっていた模様。遠くから砂塵を目撃するハミィとフェアリートーン達。
『何が起こってるニャ!』と心配するハミィ。

砂塵から姿を現したのは人型の物体。カラーも笑い声もノイズである。
(加工有りから素に戻った中尾隆聖さん声)
着地した彼は『力が漲る。無能な者共はこうするに・・・限るなぁ』と見下し視線で言う。

『なんて酷い事を!』とミューズ、『自分の仲間を!』とビートが怒る。
『仲間など要らぬ。五月蝿いだけだ』と返すノイズ。
『人の思いを踏みにじるなんて・・・』と言うメロディに続いて『絶対許せない!』と言うSP。



ミュージックロンドスーパーカルテット、ハートフルビートロック、シャイニングサークルを繰り出す4人。
だが、『無駄だ!』と言うノイズに
シャイニングサークルは砕かれ、スーパーカルテットはコンボで防がれ、ハートフルビートロックは手掴みにされた後・・・無残に破壊される。
『私には効かん。何度やってもな』と余裕のノイズ。

『何度でもやるわ! ノイズ、あなたを倒すまで!』と言うメロディ。
ミューズがシャイニングサークルをスパークリングシャワーに変えて、もう一度発射。
『何っ!』と反応するノイズ。命中し『うわぁ!』と声をあげる。
見ていたハミィは『やったニャ〜!』と喜ぶ。
が、後ろから聞こえた笑い声と『それで・・・終わりか?』と言う声に振り向くメロディ。


ノイズは傷一つ無い。
『最期に言う事はあるか?』と問うノイズ。驚いて後ずさりするSP。
遺言無しと取った彼は『では、フィナーレだ』と手に悪のエネルギーをボール状にして集める。そして、コンサートホールを吹き飛ばす。
無論、こんな攻撃をされた4人のダメージは大きく、そのまま遠くの草原へ墜落。
城の屋根から滑り降り、後を追い掛けるハミィ。
『聞けぇ! メイジャーランドの者達、そしてアフロディテ。お前達の希望、伝説の戦士プリキュアは倒れたぞ!』
と叫ぶノイズ。

それを聞いて落ち込むメイジャーランドの国民達。
『皆、顔をあげなさい』と言うアフロディテ。虹色の光と共に何処からか上昇中。

ハミィは墜落した4人の傍へ。
『大丈夫ニャ? ケガは無いニャ?』と聞く。ダメージはあるものの怪我は無い模様。と言う事で喜ぶハミィ。

宮殿内から音楽が聞こえ『ん?』と思うノイズ。それは響達にも聞こえているので
『この音楽は・・・』と言う響。『皆とママの演奏だわ・・・』と気付くアコ。


その通りである。宮殿の外へ飛んで来たノイズ。
バイオリンの一体の横に立ち『何をしている?』と聞く。ノイズに睨まれ、手が止まるバイオリン。
が、『皆とこうして演奏するのは久しぶりですね。とても楽しいです。私は幸せです』とニッコリアフロディテ。
それを見て覚悟を決めたらしく、ノイズを気にせず演奏するバイオリン。

演奏し続ける彼等が気に食わないノイズは
『何をしていると・・・聞いている!』と悪のエネルギーを飛ばす。すると、命中した人々は石に。
少し怯んだ生き残りの奏者達だったが、諦めずに演奏を続ける。

『何故だ!』と怯むノイズに対し
『嬉しい時も、悲しい時も、苦しい時もどんな時も、私達は音楽を奏でてきました。ノイズ、あなたがどんなに強くても、私達から音楽を愛する心は奪えません』
と言うアフロディテ。
耳を塞ぎつつ五月蝿いと連呼した後、『うるさーい!』と叫んで悪のエネルギーを解き放つノイズ。
悪のエネルギーに包まれる宮殿。石になる宮殿内。


そうなっては国民達、アフロディテ、そしてメフィストも石になるのは必定。

音が消えた事にショックを受けるエレン。
『パパ・・・ママ・・・』と涙を流すミューズ。
『メイジャーランドまで・・・』と奏、『また守れなかった・・・』と落ち込む響。

『音は絶対に無くならないドド』と言う言葉。


キラキラ星を演奏するフェアリートーン達。
かわいい曲と思う響。『不思議、こんな大ピンチなのに・・・心が落ち着いてきた』と言う奏。
『私も・・・』と同意するエレン。『音楽ってスゴイ』と思うアコ。
僕達だけだと小さな音とドリー、響達が一緒に演奏してくれたら、もっと大きな音になると言うレリー
響達が一緒ならもっとたくさん音が出せるとミリー、皆が一緒なら色んな音楽を演奏できるとファリー
が言う。

続いてハミィも伝説の楽譜は真っ白と言う。=どんな曲でも作れると説明。
ハミィは響達の作った音楽が聞きたいそうで。


『私達の鼓動はまだ生きている。だから音楽は、無くならないんだよね。絶対に』と響
『ノイズに消されたって、作ればいいよね。何度でも!』と奏
『作りたい。そしてメイジャーランドの皆と一緒に演奏するの!』とエレン
『歌いたいな皆と、思いっきり!』とアコ
が言う。

3人と共に立ち上がりつつ
『聞かせてやろうよ。ノイズに、私達のハーモニーを!』と言う響。頷く3人。
『私達は絶対に諦めない!』と石化した宮殿に叫ぶ4人。そんな宮殿の姿が映ったところで黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

これは・・・最終回乗っ取りフラグ

第47話『ピカーン! みんなで奏でる希望の組曲ニャ!』
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