第47話『ピカーン! みんなで奏でる希望の組曲ニャ!』
(2012年1月22日放送)
脚本:大野敏哉 演出:田中裕太 作画監督:河野宏之

トラウマ響

前回で全て失いましたが・・・
いよいよここから反撃編・・・というか・・・終(ぁ
ホント、毎年色々考えますね。
映画に登場したアレが遂に登場。
コレと言い作画監督が河野さんと言い、ホントにフレッシュみたいですね。
キャストが少ない7人。
(SP4人組、ハミィとフェアリートーン、ノイズ)

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは46、48話同時収録)
(BDは37〜46話、48話同時収録)

アバンタイトル

浮いているノイズ。
『聞こえる。プリキュア達の鼓動が未だ・・・。何処だ?』と言う。心音と共に


場面は天文台の様な建物へ。中には響達。
とうとう残ったのは私達だけと言う奏。頷きつつ、もう負けられないと言うエレン。
でも、どうすればノイズを倒せるのか聞くドドリー。
手を合わせた後、諦めちゃダメニャと言うハミィ。もう1度皆で力を合わせて、頑張る様に言う。
やっぱりそれしか無いわねと思うエレン。響も含め、少し元気が出た模様。
ノイズを倒さないと世界中から音が消えちゃうと言うアコ。
音の無い世界を作ってノイズはどうするんだろと考える響。
なんて話をしてると揺れる建物。

攻撃を受ける建物。屋根は半壊。そして舞い散る羽根と共にノイズが姿を現した。
彼が吠えると、それが衝撃波となり響達を襲う。耳を塞ぐ4人。
ノイズの名を呼ぶ響と『見つけたぞ、プリキュア』とノイズが言ったところでOPへ。

で、サブタイトル。


掌で光球を作りつつ『これで遂に世界から音が消える。私の理想の世界』と言うノイズ。
『そんな世界、悲しくない?』と問う響。
『何? 言った筈だ。全て消え去れば悲しさなど感じない。静かで平穏だ。理想的な世界じゃないか?』と答えるノイズ。
『分からないのよ。音も無い、誰も居ない、何にも無いそんな世界で、あなたは一体何をするの?』と聞く響。
『そうだな〜、何れ・・・消え去るさ、私もな』と光球を握りつぶすノイズ。
理想の世界なのにどうしてと聞く響。『何それ何がしたいの、分からないよ』と続ける。
そして問う『あなた一体・・・何なの?』と。

吠えるノイズ。耳を塞ぐ響達。ハミィも。
『そんな事、こっちが聞きたい・・・』と言うノイズ。
反応する響、また吠えられて怯む。
『勝手だなお前達は。今も昔も私のこの声に耳を塞ぎ、この姿に目を背け、恐れ憎み、忌み嫌う。まるで汚い物でも見る様に』
と言うノイズ。
この件には彼の名を呼びつつ顔を向ける響。
『1つ教えてやろう。お前達が居る限り、私は消えることは無い』と言うノイズ。どういう意味か気にするエレン。

ノイズ曰く、生み出したのはお前達とのこと。この件には驚くしかない4人。何ですってと言う奏。

この世界は決して楽しい事ばかりでは無い。楽しい事があれば同じだけ悲しい事があり
(響と町の人達を使ったイメージカット。嬉しそうな響と悲しそうな響)

その悲しみの中から私は生まれたと話すノイズ。悲しみは止め処なく降り続き・・・やがて・・・。
(悲しむ響の頬を伝った涙は黒い羽に変化し、ピーちゃん姿に。そして、羽根がカメラを塞ぐ度、ドラゴン、人間体へと変化する)
『私は悲しみそのもの。お前達人間の悲しみの結晶・・・。お前達がいる限り、私は永遠に生まれ続ける』
と教えるノイズ。
『そんな!』と声をあげるアコ。


『信じられないか? ならば!』と羽根を一振りするノイズ。衝撃波で吹き飛ばされる響達。
『どうした? さぁ立て。立ち上がり変身して、全力でかかって来い! 私を倒して消し去って見せろ!』と言うノイズ。
『勿論』と言う奏を筆頭にモジューレを構えるアコ、エレン。だが、響だけは出来ないと返答。
彼女曰く、ノイズが泣いてる。驚くエレン、どう言う事か聞く奏。
『ノイズは本当は悲しいんだ。自分の声が醜いと思ってる。それを聞きたくないから、全ての音を、世界を消し去りたいんだ』と言う響。
『貴様、何を言っている?』と問うノイズ。
『私、貴方とは戦えない。だってそんなの悲しい。悲しすぎるよ!』と涙目で叫ぶ響。
それを聞いてノイズは悲しんでるのかと思うハミィ。
『ノイズ、あなた、ずっと泣いてたんだね。悲しみで生まれた自分自身が悲しいから。自分の声も姿も、何もかもが憎いから・・・だから、世界も自分も全て無くなればいいんだって!』
と言う響。
『黙れ! 私が、悲しむなど! 有り得るものか!』と反論するノイズ。
『嘘っ!』と響に涙目で言われ怯む。


が、すぐに
『いいだろう。ならば、その私の悲しみとやらを・・・もっと味わってもらおう。この私の一部にしてな・・・』と胸部を開くノイズ。
構える響達。ステージに上がったハミィ。何処行くか聞くフェアリートーン。
『ハミィはちょっと用事が出来たのニャ。皆、何があっても決して諦めないでプリキュアを助けて欲しいのニャ』と言うハミィ。
その言葉を聴いてドリーが名を呼んでる隙に『それじゃ行ってくるニャ』と前へ進むハミィ。
後を追おうとするが咄嗟の事で追いつけないフェアリートーン。

今まさに捕らわれんとしていた響の前に立ちはだかり『そうはさせないニャ〜!』と伝説の楽譜を構えるハミィ。
そして響の顔を足場にジャンプして突撃したハミィはノイズに取り込まれる。
コケる響、ハミィの名を叫ぶ。『何のつもりだ!』と驚きを隠せないノイズ。ドリーもハミィの名を呼ぶ。
暗闇の中、ハミィを中心に光ったと思ったら、胸からオパール色の光が漏れ出し苦しみだす。

『ノイズが苦しんでる』と奏、『一体何が?』とアコが言う。
歌ってると呟くエレンを見た3人。エレン曰く、ハミィが歌ってる。

大量の悪に染まった♪の中心で歌っているハミィ。
『止めろ・・・耳障りなぁ!』と苦しそうなノイズ。
歌いながら『ノイズ、聞こえるニャ? これが音楽ニャ。音楽があれば悲しい事や辛い事なんて、皆すぐに吹き飛んじゃうのニャ』と語りかけるハミィ。
何個か♪が元に戻り始めた。
ハミィだって今まで時々は悲しい事もあったと言う。
(20話で♪を奪われる回想、21話で涙ながらにセイレーンへ友達宣言をする回想)
でも、そんなの楽しく歌を歌えばすぐに乗り越えられると言うハミィ。


その言葉を聞き
『いけない、忘れちゃうところだったわ』とエレン、『ハミィのお陰で思い出せた』とアコ、『私達は何時だってそうしてきた』と奏
『それをノイズに教えなきゃ』と響が言う。
『悲しみは乗り越えればいい。ハミィは今、ノイズの中で戦ってる。だから、私も戦うよ、もう1度』
と続ける響。
『ええ、戦いましょう』と奏、『但し今度は』とエレン、『うん、今度は』とアコが言う。
『だから、皆お願い。力を貸して』とフェアリートーン達に頼む響。
『勿論ドド』と答えるドリー。『僕らも皆と一緒に全力で戦うレレ』とレリーも言う。
『ありがとう。多分、コレが最後。皆、行こう!』と言う響。

そして、4人は変身。

『ノイズ、ごめんね。今まで私達、あなたを倒すことしか考えてなかった。でもそうじゃない。そうじゃなかった』と言うメロディ。
『戦わないんじゃなかったのか?』と聞くノイズ。
『ううん、戦うわ。戦って、今度こそあなたを・・・助けてみせる』と答えるメロディ。

ここでアイキャッチ。



胸を光らせるSPに
『助ける? 心も体も全て悲しみで出来ているこの私に、よくもそんな事が! 言えるぅ! 思い上がるな、プリキュアども!』
と光弾を投げつけるノイズ。続けて胸部からのレーザーに真空波を浴びせる。

そして、元に戻りかけていた中の♪達も再び悪のエネルギーで洗脳される。
ハミィがそれに驚いていると後ろから現れたノイズの腕に掴まれ連れ去られる。
♪達に悲しみに負けちゃいけないと言うハミィ。だが、その声は届く事なく何処かへ連れて行かれる。

ハミィの声が消えたと気付くビート。が、メロディは今はハミィを信じようと言う。
先行する彼女についていくリズム、ビート、ミューズ。4人でノイズに突撃。

そんな4人へソニックブーム、羽根ミサイル、破壊光弾を当てるノイズ。

墜落していく4人。落ちていくメロディは手を伸ばしつつ『ノイズに・・・届かない!』と言う。
『届くミミ!』と前に来たミリーの名を呼ぶ。
『プリキュアの思いを、言葉を!』と続けるミリー、『僕達が』とシリー、『届けるんだソソ!』とソリーが言う。
そして4人のモジューレに入っていく。すると4人の腰部から尻尾の様なものが生える。

飛行する4人。
『ノイズ! 聞いて!』とベルティエを構えながら突撃するメロディ。受け止める彼に
『悲しみは、乗り越えられる!』と言う。
『幾ら乗り越えようと、悲しみは生まれ続ける!』と反論するノイズ。
『それなら! 乗り越え続けるだけよ!』と背中側からこちらもベルティエ持って突撃するリズム。
『それに何の意味がある!』とメロリズを殴り飛ばすノイズ。続けて放った光弾は避けられる。

『その分だけ、人は前に進めるから!』とパンチしてきたミューズを殴り落とすノイズ。
『知ったような事を!』と急降下キックを繰り出す。
『知ってるからよ!』とビートバリアでミューズを庇うビート。
ノイズの攻撃で皹が入るがビクともせず語り続け
『私は皆の敵だった。何度も騙して傷つけた。でも、皆が過ちに気付かせてくれたから、私は生まれ変われた』
(13話のエレン姿での攻撃シーン、15話でのネガトーンへの命令シーン、23話の海への懺悔シーンの回想)
と言う。丁度バリアも壊れた。


すると、今度は中からスパークリングシャワーが噴出す。怯むノイズ。
見つけたミューズに向かって口から悪のエネルギーを吐くが、それは残像。驚いている隙にシャイニングサークルを食らう。
『私もパパが居なくなって、辛かった。1人で迷って、悩んで。でも! 皆が居たから私は・・・ありのままの自分になれた!』
と言うミューズ。
(34話の冒頭で立っているシーン、38話の皆が参戦した事に涙目で感動しているシーンの回想)
『くだらん!』と一蹴するノイズ。ミューズを殴り飛ばす。

ベルティエを構えながら突撃するリズム
『私も、響といっぱいケンカした。ホントは仲良くしたいのに、つまんない意地張って素直になれなくて・・・でも、いっぱいケンカしたから!』
(1話のケーキを鼻につけながら、2話の木にぶら下がりながらプリキュア衣装で、5話のネガトーン撃破後、7話の冒頭ピアノ前のケンカシーン回想)
と言う。
『そう! 前よりずっと分かり合えた。もっともっと』とリズムに続いてベルティエ持って突撃してきたメロディ。
リズムと声を合わせ『仲良くなれた!』と言う。


吹き飛ばされるノイズ。見下ろしている4人。
『私達は、そうやって大切な仲間になれた』と言うメロディ。
『ならば、何故泣く?』と問うノイズ。『皆と一緒に居られるのが嬉しいからよ』と涙目で答えているメロディ。
『何?』と驚きを隠せないノイズ。
『涙は悲しい時だけのものじゃない』とリズムが理由を述べる。
『ノイズ、あなたにもきっと分かるよ。この涙の意味が』と言うメロディ。


『黙れ・・・黙れぇ!』と突撃してくるノイズ。リズムを鷲掴みにして
『私は! お前達とは違う!』と肩のパーツを独立させ、そこから放った光線でビーミュを攻撃。
『お前達などと!』とメロディをパンチ後、キックして墜落させ掴んでいたリズムをほぼ同じところに投げ飛ばす。
『同じで堪るかぁ!』と光弾連射するノイズ。やや息切れ、肩のパーツは戻ってくる。


『そうよ、ノイズ』とメロディの言葉が返ってきてムッとするノイズ。
『あなたはあなたなの』とダメージを食らったのに優しい顔のメロディ。
こちらも同じく倒れながらも優しい顔で『その声も、羽根の音も』と言うリズム。
『あなただけの立派な音楽』と立ち上がるビート。『そう、皆違ってていい』とミューズも立ち上がる。

『皆、それぞれ自分だけの音楽を持っているの。色んな人が居て、色んな音楽があって、喜んだり悲しんだり。
きっと、そうやって皆繋がってこの世界は出来ている。この世界が1つの組曲なの』
(41話のファリーを連呼する面々、10話の園児の笑顔、15話の王子誕生会、41話夕方の演奏会の回想)
と言うメロディ。
『ノイズ、あなたもその一部。だから私達はあなたを消す事なんてできない』
と続くリズム。



うるさいと突撃して来るノイズ。飛び上がるメロリズを追う。
『お前達は何故、そこまで音楽など信じる!』と問うノイズ。
ベルティエをセパレートにして『それは!』と声を揃えるメロリズ。
『音楽は人を!』とメロディ、『笑顔にするから』とリズムが答える。
『笑顔など見て・・・どうなる!』と2人が放ったハートの炎を先の肩パーツ攻撃で消滅させる。
そのまま攻撃してくるパーツの攻撃を飛行しながら避けるメロリズ。
『幸せだと思える!』と答えるメロディ。『何故だぁ!』と返すノイズは2人を殴り退ける。
追撃をしようとしたら右横から薄紫の光弾が放たれ阻止される。
『それが心の繋がりだから!』とラブギターロッドを持ちつつビートがやってくる。
『心の繋がりが、幸せをくれる!』とスパークリングシャワーを投げるミューズ。
受け止めるノイズだったが、上に押し上げられる。
少し上がったところで『幸せなど、有り得ん!』とパーツ攻撃によりシャボンを破壊。



柱を垂直に上りつつ
『今はそうでも、何時か分かるよ!』と言うメロディ。パッショナートハーモニーでノイズを攻撃。
飛行して避けるノイズ。その背後からビートソニック。振り向くノイズ。
『そうよ、あなたも笑顔に・・・なれば!』
ビートは回転してハートフルビートロック、次いでビートソニックを繰り出す。
ハートフルビートロックを切り裂き、ビートソニックを蹴りで退けながら『そんな時は来ない!』と反論するノイズ。
『たった1人で決め付けないで』とメロディ。リズムも一緒。
『黙れぇ!』と2人に向かい、口と肩のパーツから悪のエネルギーを発射する。
虹色の鍵盤で2人を守るミューズ。見事守った。虹色の球体の横には見覚えのある印が2つ。
それは2人が繰り出したスーパーカルテットの印。
『誰だって必ず、笑顔になれる!』と言うメロディ。スーパーカルテット発射。
苦しみつつ受け止めるノイズ。
『何が笑顔だ! そんなものぉ!』と目を光らせつつ言う。
消滅させた後『ほんの少しの心次第で、一瞬で悲しみに変わるぅ!』と向かってくる。


『だからこそ、どんなに深い悲しみも乗り越えたら笑顔に変わる!』と突撃するメロディ。
『ならば私はぁ!』とノイズ、『それなら私達は!』とSP。『この世界の全てを!』で声を揃える両グループ。
ノイズは『悲しみに染めて見せるぅ!』、メロディは『笑顔に変えてみせる!』と主張。



捕らわれのハミィ『そうニャ、皆で願うニャ』と言ってたり。
『笑顔と幸せと音楽の溢れる世界を〜!』と声を揃えるSPとハミィ。

そして、金色の光が放たれる。


ピンク色の世界。フェアリートーン達が出てくる。
『ありがとうプリキュア、音楽を信じてくれて。その思いで僕らはもっと強くなれる。さぁ、その心をもう一度重ね合わせよう。僕らと』
とフェアリートーン達が合体。すると、クレッシェンドトーンになる。
驚いてる4人のモジューレに向けて光が放たれる。


するとクレッシェンド形態へ変身。『これが・・・奇跡ニャ』と言うハミィ。

驚いている顔のノイズに
『ねぇ、ノイズ。多分、私達は同じなんだよ。悲しみからあなたが生まれた様に、喜びや笑顔からこの力は生まれた。
それはあなたと一緒に悲しみを乗り越えるため。その為にプリキュアの力はある。だから、今こそあなたに』

『届けましょう、希望のシンフォニー』と何時ものスイートセッションアンサンブルクレッシェンド。
但し、今回のクレッシェンドトーンは超巨大。悲鳴を上げるノイズに命中。




そのまま消滅するかと思いきや、彼の指を掴む手が。
驚く彼の前にはクレッシェンドキュアメロディとクレッシェンド化したリズム達が。
あんぐり顔のノイズに『やっと、届いた』と嬉しそうなメロディ。『お前達は何故ここまで・・・』と問うノイズ。
『そんなの決まってるでしょ』とミューズ、『皆の笑顔を守る事』とビート、『それがプリキュアの使命』とリズムが言う。
『あなたの笑顔も守らなきゃ、プリキュアの名が廃る』と言うメロディ。
(良いですね〜、このセリフ)

それを聞いてニッコリノイズ。ニッコリ返しのメロディ。『まったく・・・』と消滅するノイズ。
巨大クレッシェンドトーン用の夜空も青空に戻る。


元に戻ったメロディ達。大地に降り立つ。
『終わったね』と言うリズムに頷くメロディ。が、ここで『ねぇ、ハミィは?』と聞く。
『・・・え・・・?』と間を置いて、青空に場面が移ってから返す3人。
青空カットのまま

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

手抜きかよ!
(前回と前々回の合体)

第48話『ラララ〜♪ 世界に響け、幸福のメロディニャ!』
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