第12話『京都!終わらない夜』
(2002年4月21日放送)
脚本:栗山緑 演出:山内重保 作画監督:生田目康裕

ホントのババ抜き

修学旅行編第3弾。管理人生誕の地京都です。
これにて打ち止めです。
前回より登場キャラは減ってますが見ていて楽しいドタバタ編になってたり。
そして、とうとう彼が行動に乗り出します。
まぁ、成功したとは言い難いんですけどね。
最後らへんはBGMの使い方等で同作品が名作たる所以を改めて感じました。

収録DVD

(9~11話同時収録)

アバンタイトル

ハナちゃんに聞いてもらい事があると言う小竹。が、『何、こんな時に?』と言うハナちゃんはどれみの変装だったり。
『実は俺・・・その・・・』と中々言わない小竹にハッキリしないとムッとするどれみだったがシチュエーション的に告白かと思ってテンションアップ。
盛り上がるハナちゃんどれみのカットからOPへ。


清水寺の手すりから下を見るおんぷ。『結構高いわね~』と言う。あいこも『落ちたら完全に死ぬな。お~怖』と言う。
清水の舞台から飛び降りると言う言葉を引き合いに出し死ぬほどの思いと実感するはづき。
んで、残りのどれみ、ももこ、ハナちゃんは下の方でそれぞれの願いと共に水を柄杓で掬っていたり。

三年坂を訪れた一同。関先生は三年坂の名を紹介し、ここで転んだら3年後に良くない事が起こると言う言い伝えがあると語る。
『だから皆、ふざけたりして転ばないでね』と言うゆき先生。ももことハナちゃんを目指し階段を走って降りるどれみ。
ここで、バナナの皮をゴミ箱に捨てる小竹。が、ゴミ箱に弾かれ丁度どれみが踏んでしまい皆が見る中ズッコケる。『転んじゃったんですけど・・・』と困るどれみ。

で、サブタイトル。


3年後に起こる悪い事が気になるどれみ。玉木に『それは~』と茶化され涙目のどれみ。単なる言い伝えだから気にする事無いとゆき先生フォロー。
それよりバナナの皮を捨てた事を問題にする関先生。皆が見ている中『イェーイ』と言う小竹。
小竹と知ってムッとした後、3年後に悪い事が起こったらどうしてくれるのさと俯き気味のどれみ。

きっとちゃんと女の子開始
関先生からバナナの皮を受け取って、自分も転ぶ小竹。これで悪い事が起きても一緒だから良いだろと格好をつける小竹。
が、嫁候補は小竹と一緒なら1人の方がまだマシと大泣き。『お、お前な~』とムッとする小竹。

集合写真を取る一同。関先生はホテルについたら6時まで自由行動、班毎に行動する様にと皆に伝える。

『ここのお寺で心を込めて拝むとね、知恵が授かるんだってよ』と言う関先生。それを聞いて『本当っすか?』と返すどれみ。
佐川は自分達が良いギャグが浮かぶ様に拝もうと言う。やる気満々の新SOSトリオ。何気に変装して覗いてたりする小竹。お願い中のどれみ達。

移動中。振り向くと折角授かった知恵が無くなると言われてると言う事で振り向かない様に言う関先生。
どれみに絶対振り向いちゃダメだよと言うハナちゃん。『言われなくても振り向かないさ』と顔を固定するどれみ。
きっとちゃんと女の子終了
皆が盛り上がってる中、佐川がギャグを思いつく。『ちょっと奥様、最近乾燥してるからお肌が嵐山』とギャグを言う。
凍りつく一同。『ちょっと寒いギャグ言わないでよね!』と振り向くどれみ。はづきに指摘され絶叫。


どれみは川辺で自分はどうしてこうドジでマヌケなのか嘆く。一つも良い所無いし嫌になっちゃうと落ち込み気味。
が、関先生からは『春風、それは違うよ』と言う。『え?』と驚くどれみ。
『気付いていないかも知れないけど、お前は素晴らしいものを一杯持ってるって思うよ』と関先生に言われ『そうかな? 例えば?』と聞いてみるどれみ。
『お前は居るだけで皆を楽しくさせる事ができるし、それに誰とでも友達になれるじゃないか』と言う関先生。
それが素晴らしい事なのか問うどれみに『勿論さ、先生、テストで100点を取るよりずっとスゴイ事だと思うよ』と返す。見聞きしていた小竹ハッとする。
嬉しそうに『そうかな?』と聞き返すどれみ。『そうさ。先生、春風の担任になれて良かったって思ってるんだよ』と返す関先生。
驚くどれみ。長門が学校に来られる様になったのも、転校生のももことハナちゃんがすぐクラスに溶け込めたのもどれみが居たお陰と関先生は感謝してるそうだ。
照れるどれみ。頷く小竹。
『いや~、そうっすか? 何か照れちゃうな』と言うどれみ。笑いながら『やっと春風らしくなってきたね』と言う関先生。
どれみと見合った後、土産でも買いに行こうと言う。やる気満々のどれみにデコピンらしき技をかける関先生。謎の描写www
『お土産お土産』とノリノリのどれみを見て『先生、ちょっと褒め過ぎたか』と苦笑いの関先生。


小竹が息を殺して隠れてると暁がどれみを挟んで正反対の場所からやってくる。暁と知ったどれみは嬉しそう。『暁?』とムッとする小竹。
走ってくる暁にダイブするどれみ。ミニサイズでお互い赤い糸を手繰り寄せる2人。その赤い糸を切断する人が居たり。


勿論、小竹。鼻眼鏡を外したらば小竹と知って驚くどれみ。マジ顔の小竹になんでアンタがこんなところに居るのかと猛抗議。
『どじみは黙ってろ』と何時もらしからぬマジ口調で怒られて『はい』と黙る。
暁に美空小の女子は自分が守ると言う小竹。どれみに誰か聞く暁。どれみ、暁に小竹を教えたところでまた小竹に黙ってろって言ってんだろと叱られ『はい』と黙る。
決戦ムードの最中、はづき達がやってくる。『小竹、他所の学校の生徒とケンカしたらアカンって言われてるやろ!』と言うあいこ。
『うるせ~! 俺ってこう言うチャラチャラした男が大っ嫌いなんだよ!』と言う声を荒げる小竹。『どうやら勝負するしか無さそうだね』と言う暁。

一連の騒ぎを見て、自分を奪い合うケンカと察し自分がヒロインと嬉しそうなどれみ。が、決戦方法が紙相撲としってムッとする。


思いの外、劣勢な暁。こうなったらと魔法を使う。気付いたどれみ。結局、小竹は敗退。知らないはづき達は『小竹のまーけまーけまーけ♪』とからかう。
紙力士を持って悔しそうに逃げていく小竹。『小竹!』と呼ぶどれみの声も聞かず去っていく。
何事も無かった様に『どれみちゃん、これでやっと邪魔者が居なくなったね』と言う暁。暁に涙目で魔法はダメだよと言って小竹の後を追うどれみ。

勝負は時の運だし、小竹は正々堂々やったんだから落ち込む事ないとフォローするどれみ。が、そうはいかないと関先生割り込み。


関先生から夕食抜きと言い渡される。『あれほど班で行動しろって言ったのにどう言う事だい?』とムッとする関先生。どれみも当然といえば当然と賛同。
『どじみ~! 俺はお前の事を・・・』と言う小竹。『何?』とどれみに聞かれ何でもないと誤魔化す。『言いなよ小竹』と返すどれみ。
すると、遠くのバスから手を振りつつどれみを呼ぶ暁の声。ムッとする小竹と手を振り返すどれみ。今度会うときまで、もっと男を磨いておくと言う暁。『暁君』と嬉しそうなどれみ。

で、小竹にインチキをしたから気にする事ないと言う暁。驚く小竹。
今度会う時は正々堂々勝負しようと言う暁。バスを追いかけ『オー! 何時でも相手になってやるぜ!』と返す小竹。置いてくよ~!とどれみ達に言われてたり。

んで、ホテル。


バッグが閉まらなくて困るどれみ。ももこお土産の買い過ぎと指摘。ももこにお願いして手伝ってもらう事に。ハナちゃんも手伝う。
どれみ達にもうすぐ6時と教える島倉。先に大広間に行ってると言う玉木。私達もすぐに行きますと歯を食いしばりながら言うどれみ。
『早くお出であそばした方が宜しいと思いますわ』と言って部屋を去る玉木。ここでハナちゃんに異変。
バックが閉じたとどれみとももこがハイタッチしてたらハナちゃんが不思議な光を放ち赤ちゃんの姿に戻ってしまう。2人唖然。

ここでアイキャッチ。



『まさか、今晩が新月の晩なんて』と窓際で言うはづき。『うっかりしてた、あたしらの責任やな』と言うあいこ。
もう夕食の時間だしと困るおんぷ。ハナちゃんは自分が見てるから皆で何とか誤魔化してと言うどれみ。
了解し速攻で食べて来るからどれみとハナちゃんに見つからない様にしていてと言うあいこ。『皆、本当に速攻だよ?』と言うどれみ。
速攻と言うハナちゃんと『私、頑張る!』と言うはづき。

廊下を急いで行くはづき達。何故か『ヘッ!』と言うももこw 4人を見てどれみが居ないと気付いた小竹。チャンスと部屋に戻る。


大広間では食事の準備完了。関先生が皆揃ってるか問う。どれみとハナちゃんがまだと言う玉木。
それを聞いてうろたえながらも2人がお風呂と食事の順序を間違えたと弁解するももこ。
しょうがないヤツらと呆れる関先生。すぐに出てくると思うと続けるももこ。おんぷはと言うとグツグツの夕食を見てウットリ。


部屋を暗くして残っているどれみとハナちゃん。お腹空いたと言うハナちゃんに対しそれは自分も一緒と言うどれみ。
すると、ノック音。勿論小竹。うろたえるどれみ。ドアを開けて入ってくる小竹。『話があるんだけど』と言う小竹は窓辺を向いて自分に背を向けて立つどれみを発見。
『勝手に入って来ないでよね』とどれみに言われ怯む小竹。続けて出てってと言われ慌てて出て行く。
ちなみに本人的にはバレないで良かったとホッとしている。小竹はやっぱりガックリ。

その頃、急いで食べまくるはづきとあいこ、目立ちまくり。関先生もその光景に呆然。
食べ終えてお風呂行って来ますと出て行く2人。やや怯みながらも『あいちゃん、はづきちゃん任せたわ』と言うおんぷ。

どれみ、誰も居ない事を確認して退室。運悪く、どれみが上階への階段を上ったところではづきとあいこがどれみの部屋へ戻ってくる。
勿論不在。部屋に居るとマズイと思って何処かに隠れてると考えるあいこ。どうしようと言うはづき。『しょうがない魔法や!』と言う事で

お着替えして魔法で自分をどれみに、はづきをハナちゃんに変えるあいこ。また、あの曲がり角で待っていた小竹。
どれみあいこを見かけて話しかけようとするが『今、あんたに関わってる暇無い!』と言われ『キツッ』と怯む。


謝るあいこ。しょうがないと呆れつつ時間が無いから急いで食べる様に言う関先生。『えー、またー?』と言うはづき。驚くあいこと?な関先生。
『何でもありません! ハナちゃん早く食べようお腹ペコペコだよ~』と誤魔化すあいこ。『上手く入れ替われたんだ、どれみちゃん』と言うももこだったが2人と知って驚く。
2人が行方不明なので自分達はご飯を食べるからおんぷと一緒に探してとももこに頼むあいこ。
が、はづきはもう食べられないと限界そう。残したら怪しまれるから根性で食べようと言うあいこ。『えー!』と声を上げるはづき。
必死で食べる背後を目が点状態で去っていくももこ。

ちなみにどれみとハナちゃんはお風呂に居たり。お腹空いたねとお互いボヤく。そろそろ皆が浴場に来るので、やっぱ部屋に戻るしかないかとまた場所を変える。

で、マジョリカ達はと言うとどこぞの温泉に入ってたり。酒よりオイコーラの方が良いとボヤくババ。マジョリカ、月見酒なのに月が見えないと不満。
『やっだー何言ってんのマジョリカ、今晩は新月だからよ』と言うララ。
『そりゃ月が見えん訳じゃ。こりゃツキが無いだけにツイとらんのう!』と言うマジョリカを筆頭に大笑いの酔っ払い一同。

でんぐり返しするハナちゃん。『それでまた戻ってきたって訳か』と納得するおんぷ。また夕ご飯食べ損なったとガックリどれみ。『なっちゃった!』とはしゃぐハナちゃん。
世界一不幸な美少女と呆れながらも何処か嬉しそうに言うどれみ。すると、玉木達が帰ってきた。ハナちゃん抱えてうろたえるどれみ。ここはおんぷの機転で押入れへ避難。

うろたえていた反動か変なポーズを取るももこ。やや引きつり顔のおんぷ。おんぷが居る事にやや驚き気味の玉木。
島倉から女湯は2組が先との知らせを受け、ももこに後を頼んでおんぷは何食わぬ顔で退室。1人にしないでと言うももこ。
それを聞いて『何をおっしゃってるの飛鳥さん。親友の私達が居るじゃありませんこと?』と返す玉木。『そ、そうだね・・・』と引きつり顔のももこ。

女子達入浴開始。
おんぷははづきとあいこにお風呂入らないのか聞く。お腹一杯でとても入るどころではないとはづき、シャンプーしたら戻しそうとあいこが言う。

で、どれみ達の部屋ではババ抜き中。まさにババ抜き!
『あーら、また私の勝ちですわ!』と言う玉木。予想外のカードを抜かれ『あ!』と声をあげるももこ。
押入れ内で『ハナちゃん、声を出しちゃダメだよ』と言うどれみ。小声でボソボソ言うハナちゃん。『あー、またももの負け』とボヤくももこ。
お風呂入る前に布団を敷こうと言う玉木。慌てて
『ももに敷かせて! ずっとベッドだからお布団敷いた事無いのお願い!』と頼むももこ。


『あら、班長の麗香におまかせあそばせ』という玉木。ドアを開けられてうろたえまくりのももこ。ここで思いなおしたのかももこに任せることにする玉木。
慌てて中を見るももこだが誰も居ない。が、上を見たらばどれみが必死につっかえてたり。
限界で落ちてきて『オーマイガッ!』と声をあげるももこ。落ちる音を聞いた玉木と島倉は気にする。
ここは布団が汚れてるから取り換えてくるとももこが2人を包んだまま退室し難を逃れた。

当然2人はいきなりの事でお目目グルグル。ホテル内を走り回り結局、布団部屋に落ち着いた3人。息切れ中のももこを真似るハナちゃん。
『布団部屋ならとりあえずは見つからないよ。ももちゃん、咄嗟によくやったね』と言うどれみ。ももこを褒めるハナちゃん。
それよりと8時半から班長会議があると関先生が言っていた事を知らせるももこ。
自分が代わりに出ると言うどれみ。後は皆で代わりばんこにハナちゃんになってかわすしかないと言うどれみの意見に同意するももこ。
『代わりばんこ代わりばんこ』とテンションアップするハナちゃん。魔法でハナちゃんに化けたどれみ。

物陰に隠れて覗いてると後ろから小竹が『巻機山!』と声をかけてくる。変装してるのを忘れてたのかちょいうろたえるどれみ。



聞いてもらいたい事があると言う小竹。何と言うどれみに対し『実は俺、その・・・』とハッキリしない小竹を見てひょっとして告白かと思うどれみ。
どれみことハナちゃんに頼みたい事があるらしい。どれみと仲が良い事を確認しながらもやっぱりハッキリしない小竹。
『だから何?』とどれみに聞かれ『どじみに三年坂じゃすまなかったって俺が謝ってたって伝えといてくれ』と言う。
『何だそんな事か』と拍子抜け。どれみなら全然気にしてないと思うと本人から説明。そうなのかとこちらも拍子抜けの小竹。
ここで前から聞こうと思ってたと前置きし何故どれみの事をからかったり、意地悪したりするのか聞くどれみ。顔を赤くして『それは・・・』と言う小竹。
入学式の時におしっこちびった事を笑った事を根に持ってるのか聞くどれみ。そんな事まで話してるのかとうろたえる小竹。『それもあるけど・・・』と言う。
『じゃあさ2年の時、あんたの机の中に蛙入れた事怒ってるの~?』と聞くどれみ。『あれ、どじみがやったのか~?』と驚く小竹。
墓穴を掘ってそれじゃないんだと困るどれみ。となれば何で虐めるのかまた質問。
小竹は返答に詰まりながらも『どじみって、こう虐めたくなるじゃん』と返す。唖然のどれみ。
ここでもういいよと去っていく小竹。どれみ的には良くなかったが小竹は一目散に帰っていく。『もう、小竹ったら』と言うどれみ。

その夜。どれみは結局、ハナちゃんと布団部屋でスヤスヤ。


翌朝。朝ごはんの時間。どれみと元に戻ったハナちゃんは欠伸中。どれみ『何かホント疲れた一晩だったね』と言う。
すると小竹を発見し『お、小竹一番乗りじゃん!』と走っていく。『お? おう』とやや驚いた様子で言う小竹。
『美味しそう~。夕食抜きだったからお腹空いたんでしょう?』と小竹に言うどれみ。
昨日冷たかったどれみが怒ってないのが嬉しかったのか今度は嬉しそうに『あぁ』と言う。
実は自分もそうだから一緒に食べようかと誘うどれみ。『お前は夕食食っただろうが』と言う小竹。
裏事情をすっかり忘れてたらしくうろたえながら『あ、いやその細かい事はどうでも良いじゃん』とお腹を鳴らすどれみ。

勝手に食べる2人の一枚絵にて

~おしまい~

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