第7話『開いて!心のとびら』
(2002年3月17日放送)
脚本:成田良美 演出:山吉康夫 作画監督:河野宏之

プリン詐欺

歴代シリーズの試験に相当し、ドッカーン!のメインストーリーとも言える
先々代女王様の孫話第1弾。
記念すべき尖兵は三女のマリアンヌ。
おまけとして四女のローラも姉妹出演。
(メインじゃない子が絡んで来るのは孫話では珍しい事)
何故、三女からなのか・・・???
今回のあいこみたいな行動が取れるのが、どれみ達が只者では無いって証明なんでしょうね。

収録DVD

(5~6話、8話同時収録)

アバンタイトル

砂浜。
少女は貝殻を集めていた。
『こっちに沢山あるよ~、おばあちゃ~ん』と後ろで布を羽織ってる人に言う少女。
見覚えのあるソノ女性のアップでOPへ。

魔女界。先々代女王様前。
『眠っています。成長するでもなく萎れているわけでもなく。ただ眠っている様に見えますがコレは一体・・・』と言うマジョリン。
『先々代女王の魔法でしょう』と答える女王様。
『しかし、先々代の女王様はずっと眠り続けています。何故なのでしょうか?』と聞くマジョリン。
『自分自身に眠りの魔法をかけて眠っているのです。眠る月が出る日はその魔力が強くなり無意識に周囲の者を眠らせてしまう。
茨を解き、眠りを覚まさない限りこれからも眠りにつくものは増えていくでしょう』と教える女王様。
『ですが、この茨はどんな魔法も跳ね除けてしまいます。一体どの様にすれば・・・』と言うマジョリン。
『恐らく魔法で眠りを覚ます事はできないでしょう。目覚めさせる方法があるとすれば・・・ただ一つ』と軽く見上げながら答える女王様。

で、サブタイトル。


MAHO堂。
楽しそうにビーズメーカー使用中のハナちゃん。どれみとはづきは糸を両手に巻いて作業中。おんぷとももこは機織り作業中。
ふと左を向いたおんぷ『ハナちゃん何してるの?』と言う。お店で売る物を作ってると答えるハナちゃん。
どれみ達も気にしてやって来てビックリ。と言うのも超ロングなビーズだから。『こんなに長いの何に使うわけ?』と聞くどれみ。


『お部屋に飾ったり、ベルトにしたり、暖簾にしたり、縄跳びしたり、色々使えるじゃん!』と答えるハナちゃん。
納得するどれみ。『縄跳びはともかく、ベルトはいけるかも』と言うおんぷ。ももこも『ナイスアイディア』と言う。はづき『ハナちゃんすごいわ』と褒める。


すると、あいこが到着。『遅なってゴメン。持ってきたで~』と言うあいこ。
?などれみに昔、あいこがビーズでアクセサリーを作ったと言う話を聞き、私が見たいと頼んだと教えるはづき。
参考になるかどうかは分からないと言いつつビーズのブレスレットを差し出すあいこ。
かわいいと評するハナちゃん。『ビーズのブレスレットね』と言うはづき。
どれみ『上手じゃん。あいちゃん1人で作ったの?』と聞く。幸治パパと一緒に作ったと答えるあいこ。へぇ~などれみ達。


回想。小学校1年の時。
砂浜にて1人でお城を作ってるあいこ。幸治パパに『あいこ、帰るぞ』と言われ『うん』とニッコリ。
『お前、今日も泥んこやな。このお転婆め』と言う幸治パパ。泥を払う。あいこは笑う。
んで、親子で両手を繋いで帰宅中。あいこはすれ違ったと思われる女の子が左手にしているブレスレットを気にする。
どうしたのか聞く幸治パパに『綺麗なブレスレットやな』と言うあいこ。『ブレスレット? あの腕輪のことか?』と聞く幸治パパ。
あいこ曰く、女の子の間では流行ってるそうで。綺麗なビーズいっぱい付けた奴がイチオシ。
1つ買ってやろうかと言う幸治パパ。一瞬、反応したあいこだが『そんなんええて、いらん』と答える。
理由を問う幸治パパに『あぁいうのは可愛い女の子やないと。お転婆なあたしには似あわへんもん』とニッコリ顔で答えるあいこ。


本人曰く本心は欲しかったそうで。が、アクセサリーは照れくさかったとか。そしたらば・・・
夜中、扉の隙間から漏れる光に気付いたあいこ。机で作業中の幸治パパに声をかける。驚く幸治パパ。
幸治パパの右手には製作途中のビーズ糸。『ビーズ・・・お父ちゃんそれ?』と聞くあいこ。
幸治パパによるとこの前約束したブレスレットを探したが見つからないとのこと。
で、会社の事務の女性に勧められ、手製を作ろうとしたのだがどうにも上手くいかないそうで。嬉しそうに『お父ちゃん!』と抱きつくあいこに謝る幸治パパ。
『お父ちゃん不器用やからな、あたしも手伝う』と言うあいこ。
もの凄く時間はかかったが何とか2人で作ったらしい。それがあのブレスレット。

『大きなって、もう腕には入らへんけどあたしの宝物や』と言うあいこ。『素敵なお話ね』と泣いてるはづきを筆頭に感心するどれみ達。
『おじさん、良いとこあるね!』とあいこの背中を思いっきり叩くどれみ。ブレスレットごと吹き飛ぶあいこ。皆、ビビるがあいこが何とかキャッチして一安心。
すると上から『下らん!』と一言。声の主のババは手すりの上で欠伸中。
『ちょっとババ、そんな言い方は無いんじゃない!?』と怒るどれみ。
『下らん事を下らんと言って何が悪いずら!』と返すババ。『そんな事より喉が渇いた。オイコーラ買ってこいずら!』と続けて言う。
『飲みたかったら自分で買ってくれば?』と怒って返すおんぷ。
『ワシは動くのが嫌いなんずら』とかババが言ってると聞き覚えの有る音が聞こえてくる。。



『女王様、遠いところをようこそいらっしゃいましたずら』と出迎えるババ。そう、先の音は女王様の場所の音。
虹の様な道をエスカレーターみたく下りて来る女王様。変わり様に呆れるどれみ。あいこもあからさまと同意の模様。
女王様に『ババ、元気そうですね』と言われ動きまわるババ。
『眠る月が出る毎に先々代女王の眠りは深くなり、周囲の草木まで眠りにつき始めています。
悲しみに沈む、あのお方を救うには幸せだった時の思い出を蘇らせるしかありません』と言う女王様。
どうやって思い出を蘇らせるか聞くどれみ。ババにほっぺを抓られる。『何すんのさ~!』と言うどれみに『お前はワシの言った事覚えておらんずらか?』と言うババ。
『先々代の女王様が6人の孫に送ったプレゼント。それと同じ物を私達が作ってお届けすれば良いんですよね』と言うはづき。
『そうずら。人間の孫達を愛していたお気持ちを思い出せば、きっとお目覚めになるずら』と言うババ。
『先々代女王の眠りを覚ます為にお願いしますね』と頼む女王様。
『任せてください』とももこ、『そのプレゼント、きっと再現して見せます』とおんぷが言う。
『ババ、どれみちゃん達の力になってあげてくださいね』と言う女王様。『お任せくださいずら』と返すババ。『頼みましたよ』と言う女王様。

と言う訳で早速、店内に戻った一同。何かじれったい様子のババ。
ババに何を作れば良いのか聞くどれみ。先々代女王様は孫達にどんなプレゼントをあげたのか聞くももこ。
右手を差し出すババ。『何?』と聞くももこに『まーさか、タダで教えてもらえると思ってるんじゃないずらな』と言うババ。
座ったまま顔を机に打ち付けるどれみ達。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
丸々一本飲んだババ。缶の上に移動しつつ
『このシュワシュワ感。やっぱりオイコーラは最高ずら』と言うババ。満足したか聞くどれみ。なら教えてと要求するあいこ。
『分かってるずら、約束だから教えてやるずら。先々代の女王様にはマリアンヌと言う名の孫が居たずら』と言うババ。
マリアンヌと聞いて可愛い名前と思うももこ。『それでその子に何をあげたの?』と聞くおんぷ。
情報1つにつきオイコーラ1杯と言い出すババ。また顔を打ち付けるどれみ達。
『プレゼントを教えて欲しかったら、ほれサッサと持ってこいずら』と要求の仕方も横柄なのでどれみとあいこはキレかけ。ももことはづきが止める。
『グラスに入れてストローも付けるずらよ』と要求は続く。3度目の打ちつけなどれみ達。


早く持ってこいと怒るババに『分かってるって!』とキレながら返すどれみ。コーラ運搬中だったのが階段で躓く。
中身の無いグラスだけが飛んでくる。おんぷは何とか避ける。グラスはオイコーラの空き缶の上に乗っているババのところへ。
上手いこと蓋をする形になり閉じ込められるババ。ちなみに中身はどれみが被ってたりする。謝るどれみ。
うろたえるババを見て大笑いするハナちゃん。あいこも半笑い。『ハナちゃん、ちょっと笑い過ぎじゃない?』と言うはづき。
ババは自力でグラスを退けハナちゃんにぶつける。痛がった後に何とかキャッチするハナちゃん。
『もういいずら、そっちがその気なら絶対に教えてやらんずら!』とキレたババ。
わざとやった訳じゃないと弁解するどれみの言葉にも聞く耳持たずチェストに戻ってしまう。
『こりゃ、当分出てけぇへんやろ』と言うあいこ。謝るどれみ。やってしまった事はしょうがないと言うはづき。私達だけで何とかしようと言うおんぷ。

マジカルステージで『マリアンヌに何をプレゼントしたか教えて』と願う。

取り残されたハナちゃん。『ハナちゃんも~』とマジカルステージとか言いながら魔法を使うが勿論効果なし。
????なハナちゃん。諦めずに変なポーズを取りながら試みるがダメらしい。

変な空間を通過中のどれみ達。ももこだけ楽しそう。

到着したのは馬が引っ張る馬車の牧草の中。
『わ~! 今時、馬で荷物運んだりするんだ~』と感心するどれみ。『それにしてもここは何処かしら』と思うはづき。
外国人ばっかりと気付いたどれみ。『外国に来ちゃったみたいだね』と言う。随分古そうな町を思うももこ。

で、崖の傍の家。幼女が泣いていたり。どうやら転んだ模様。
『ローラ大丈夫? ほら泣かないで』と起こしながら言う年上の幼女。
痛がるローラに『泣き止んだらローラにあげる』と貝殻を取り出す幼女。ローラが泣き止んだので『よし良い子だね、はい』と貝殻をあげる。
『ありがとう、マリアンヌお姉ちゃん』と言うローラ。
その名に反応するはづきとあいこ。
『おばあちゃ~ん、お姉ちゃんがコレくれたよ! 見て!見て!』と言うローラ。牧草の上から端に向かって下りて来るどれみ達。

すると家の奥から見慣れた顔が現れ『まぁ、綺麗な貝ね』と窓越し言う。すぐに先々代の女王様と気付いたどれみ達。

ここでアイキャッチ。


馬車の荷台から降りるどれみ達。
『先々代女王様、何時起きたの~? じゃあめでたしめでたし』と喜ぶどれみ。『な訳無いやろ~』と言うあいこ。
『私達、タイムスリップしたのね。先々代の女王様が人間界に居た頃に』と言うおんぷ。
『いいの? 宝物あげちゃって?』と聞く先々代女王様。
『いいの、もっと綺麗な貝殻を見つけるから』と軽く踊ってポーズを決めるマリアンヌ。
すると、男友達2人が海に行くけどお前も来るかとマリアンヌを誘う。二つ返事で行くマリアンヌ。
『気をつけてねマリアンヌ』と言う先々代女王様。『う~ん!』と返すマリアンヌ。女王様は家の中へ戻っていく。後を追うどれみ達。

夕方の砂浜。疲れた男子2人。が、マリアンヌは『まだまだ、今度は馬飛びよ』と言う。『え~』と言う男子2人。
どれみ達は岩場から見学中。
元気な女の子と思うどれみ。『あいちゃんみたい』と言うはづき。軽く笑って『そうかもな』と認めるあいこ。


んで、交互に馬飛びをしているマリアンヌと男子達。
金髪の男子がマリアンヌを飛び越えていると前屈みだったマリアンヌが何かを発見し拾おうとしゃがむ。
当然、金髪の子は顔面から墜落。『マリアンヌ、急にしゃがむなよ・・・』と言う。
『見て、綺麗な貝殻!』と言うマリアンヌが発見したのは貝殻の模様。コーヒー豆みたいだが確かに綺麗。

『何だよ、また貝かよ。お前好きだな~』と言う金髪男子。もう1人が『そんなの集めてどうすんだ?』と聞いてくる。
『え、どうって?』と逆質問するマリアンヌ。『俺の姉ちゃんはネックレスとか髪飾りにしてるけど』と言う金髪男子。
ネックレスと聞いて、そんなのマリアンヌに似合うわけ無いと小ばかにする赤髪男子。
キレて金髪男子を襲おうとするマリアンヌ。

すると、先々代女王様がマリアンヌを呼ぶ。夕飯の時間を知らせに来た様だ。同時に男子2人にはもう遅いと言う事で帰宅を促す。
『は~い』と答えて帰る男子2人。
しゃがみ込むマリアンヌを見て名を呼ぶ先々代女王様。
『おばあちゃん。そのネックレス、おじいちゃんから貰ったのよね?』と聞くマリアンヌ。
『そうよ、結婚記念日に貰ったの。おばあちゃんの宝物』と教える先々代女王様。『素敵ね。とっても似合ってる』と言うマリアンヌ。
『マリアンヌだって似合うわよ。つけてみる?』と聞く先々代女王様。自分には似合わないからと遠慮するマリアンヌ。
先々代女王様はそんな事ないと言うが、マリアンヌはお腹空いたから帰ろうと先々代女王様の手を引っ張り走って帰る。

マリアンヌの気持ちが分かると言うあいこ。振り向くどれみ達。
ホントはネックレスが欲しいけど、そう言えないとあいこが言ってるとどれみ達は不思議な光と共に消滅。

MAHO堂前に帰還。
『戻ってきたみたいね』と言うおんぷ。
『結局、何をプレゼントしたか分からなかったわね』と言うはづき。『ネックレスに間違いないと思う・・・と思うけどな~』と後半不安そうに言うあいこ。
『思うだけじゃね~』と上を見上げるどれみ。すると、ももこが地面に何かを発見。
土には木の棒か何かで書いたと見られる『ばか』の字。書体でハナちゃんと気付いたどれみ達。

砂浜でマジョリカを描いているハナちゃん。波に消されて『まだ、途中だったのに』とボヤく。
すると、波が残した貝殻を発見。『わぁ、綺麗』と貝殻を拾う。ハナちゃんを発見し接近するどれみ達。
少しわざとらしく『ハナちゃん、何してるのかな?』と聞くどれみ。『ごめんなさいハナちゃん。わざと置いていった訳じゃないのよ』と謝るはづき。
『ふん!』とそっぽ向くハナちゃん。『ハナちゃん、機嫌直してよ』とお目目キラキラ作戦のどれみ。

『じゃあ、プリン作って。そしたら許してあげても良いよ』と要求するハナちゃん。
その何とも嫌味に満ちた目つきを見て誰かに似てると思うどれみ。他の皆も同意の模様。そして、一同はその正体がババと気付く。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)


MAHOでチャチャチャ開始
とりあえず皆でネックレスを作ってみる。覗いてたりするババ。とりあえず机の端には一周する様に13個の試作品。
『色んなのができたね』と言うももこ。『でも、どれを先々代の女王様に見せれば良いのかしら・・・』と困るはづき。
『とりあえず全部見てもらわない? これだけあればどれか1つくらい当たってるかも』と言うどれみ。
『ダメよ。くじ引きじゃないんだから』と答えるおんぷ。『やっぱりダメ・・・』と残念そうなどれみ。
ここで『ねぇ、プリンまだ?』と言い出すハナちゃん。
『待ってて、後で作ってあげるから』と返すどれみ。キレるハナちゃん。その拍子に先に拾った貝殻をぶちまける。
『ハナちゃん?』と言うももこに『さっき海で拾ったんだ。アクセサリー作るののに使えるかなって。綺麗な貝殻でしょ?』と説明するハナちゃん。

貝殻とアクセサリーと言う単語で何かを閃いたどれみ達。おんぷに『ハナちゃんスゴイわ』、どれみに『えらい!』と褒められ
暫しあんぐりだったハナちゃんだが『ハナちゃんえらい!』とピースサイン。
んで、ハナちゃんのヒントが切欠で貝殻に穴をあける。
『マリアンヌが貝殻が好きだった』とどれみ、『きっと先々代の女王様も』とはづきが貝殻に穴をあけながら言う。
MAHOでチャチャチャ終了

『できた!』と嬉しそうなどれみ。
だが、反してはづき・あいこ・おんぷは不満な様子。ももこも不満顔。ハナちゃんも『イマイチ』と言う。どれみも『そうだよね』と納得したり。
これが完成品。貝殻とビーズが同じ大きさなのが不恰好に見える原因と考えるおんぷ。
ポイントは貝殻なんだからもっと目立たせないとと言うはづき。困り顔でじっと見ているどれみ。
ももこはもっと小さなビーズにしたらと提案。だが、MAHO堂内ではコレが一番小さいとのこと。


と、あいこは『これ使おう』とあの腕輪を取り出す。驚くはづき。どれみも『ちょっと、あいちゃん?』と躊躇う。
このビーズなら貝殻が引き立つと言うあいこに『それって、あいちゃんの宝物でしょ?』と言うどれみ。
『でも、これがええと思たから』とハサミで分解するあいこ。『プレゼントは自分が一番良いと思った物をあげたいやんか』と言う。
気にするどれみに『大丈夫やて。ブレスレットはなくなっても、お父ちゃんとの思い出はここにあるから』と胸に手を当てながら言うあいこ。
じっと見ているはづき達4人。そしてババも。


そして、貝殻のネックレスは完成。おんぷが『うん! これならきっと』と言うくらいに納得の出来。
ここで『で、これをどうすれば良いの?』とどれみが言う。何も言えない一同。
『よく考えたら先々代の女王様って眠ってるのよね』と言うはづき。『寝てる人にどうやって見せる?』と言うももこ。
すると、チェストから『ワシがお届けするずら』と言うババ。何時の間にかチェストから出てたり。まずチェストを運ぶ様に指示する。

と言う訳で魔女界へ。チェストをハナちゃんを除いた5人がかりで運搬中。誘導するババ。『急げ!』とか言ってたり。
間もなく先々代女王様前に到着。さすがに疲れた様子のどれみ達。

疲れた顔で『お願いします』とババに言うどれみ。だが、ババは受け取らない。どうしたのか聞くおんぷ。
ババの返答は『どう行けば良いのか分からん』。・・・!?などれみ達。
ババ曰く、このチェストが先々代女王様の心に繋がってるのは確か・・・しかし、1度もいけた事は無いらしい。
驚くどれみ達。『うそ!』と言うどれみ。『今更、そんな事言われても』と困るはづき。


『ババ、うそ・・・』と言ったところでハナちゃんに掴まれるババ。
(ババ、嘘つかないと言いたかったとか?)
『ハナちゃんが一緒に行ってあげる』と言うハナちゃん。チェストの中に入り『じゃあ、行ってきます』とどれみ達に言う。
心配そうなどれみ達。ハナちゃんはどれみからネックレスを預かり、『皆、応援してね』とチェストの中に潜っていく。
チェストの中はオパールみたく七色のキラキラが蠢いていたり。深くに行くと全体的に黒ずむ空間。
大きな扉を発見したババが『おお、あそこずら』と言う。一番下に到着。
貝殻のネックレスをハナちゃんの手から取ったババ『きっと、この扉の向こうに先々代の女王様がいらっしゃるずら』と言う。


『行くよ、皆!』と言うどれみの言葉に従って皆で『お願い、扉よ開いて!』と魔法を使う。
すると、チェストの中の扉が開く。砲丸投げみたくネックレスを投げ入れるババ。
外ではチェストからしゃぼん玉みたいな球体が現れ先々代女王様と包み込む。


窓の外を見ているマリアンヌ。それを見た先々代女王様は夫の形見であるネックレスを分解。ビーズをトレイに乗せる。
勿論『おばあちゃん何してるの!? それお爺ちゃんから貰った大切なネックレスなんじゃ』とマリアンヌは言う。
『この貝殻にはこのビーズが合うんじゃないかと思って』と返す先々代女王様。
ちょい、眠っている先々代女王様のカットに戻る。


そして、完成した貝殻のネックレスはマリアンヌの首に。
『どう?』と聞く先々代女王様に『おばあちゃん・・・』と言うマリアンヌ。
すると、横から『わぁ綺麗なネックレス。お姉ちゃん、レディみたい』とローラが言う。
『レディ? 私が?』と信じられない様子のマリアンヌ。
『そうよ。あなたは妹思いで優しい素敵なレディだわ』と言う先々代女王様。マリアンヌのお目目ウルウル。
先々代女王様にネックレスがとっても似合ってると言われ涙目で『おばあちゃん・・・ありがとう』と言うマリアンヌは先々代女王様に抱きつく。
現在に戻る。
『優しいマリアンヌ。あなたの笑顔はとても暖かかった』と心の中で言う先々代女王様。
貝殻のネックレスを嬉しそうに持っているマリアンヌのカット。

貝殻のネックレスは先々代女王様のチェストの中へ。


しゃぼん玉みたいな物体は下へ下りて行く。
先々代女王様の顔が笑ってる事に気付いたおんぷとはづき。あんぐりな他の3人。そして、茨が1本消滅する。
『茨が・・・』と声を上げるマジョリン。『あなた達の心が先々代の女王に伝わったのでしょう』と言う女王様。
あいこと一緒に喜ぶどれみ。只今とハナちゃん帰還。『おかえりなさい』と出迎えるはづき。『ハナちゃんもスゴイ』と言うどれみ。
『皆の応援のおかげだよ』とスカートの裾をあげながら言うハナちゃん。
『お前達、喜ぶのは早いずら』と言い出すババ。『茨はまだ5本も残ってるずら』と釘を刺す。『分かってるって』と返すどれみ。
先々代女王様を見上げながら
『先々代の女王様。あたし達頑張ります。だから待っててください』と言うどれみ。
眠りつつも笑っている先々代女王様のアップから白くフェードアウトして

~おしまい~

第8話『バレちゃった!? ハナちゃんのひみつ』
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