第12話『小竹VS鬼コーチ五十嵐』
(2001年4月22日放送)
脚本:大和屋暁 演出:広嶋秀樹 作画監督:川村敏江

とりあえず喰え!

いやはや食べ物の恨みは恐ろしい。
小竹と五十嵐先輩が対峙する話にして伊藤こうじ初登場。
何気にも〜っとまでサブキャラクターで全声付き出演な五十嵐先輩。
1話の時なんて単発ゲストだと思ってましたが。
すい〜とソングABC初使用。
(歌そのものは宮原さんソロのが7話でかかってますが)

収録DVD

(9〜11話同時収録)

アバンタイトル

小竹や木村達はサッカーの試合中。おジャ魔女ズは応援中。五十嵐先輩や伊藤も一緒。
が、どれみだけは五十嵐先輩にうっとり中。『違うだろ・・・』とツッコミを入れる4人。真剣な顔の五十嵐先輩にうっとりなどれみのアップでOP。


小竹、木村はサッカーの練習中。味方からボールを受け取った小竹。木村はパスを要求するが小竹はそのままシュート。
ネットに入ってゴール。喜ぶ小竹に偶にはパスを出せと文句を言う木村。
が、小竹の言い分は『良いじゃんかよ。決まったんだから』。木村、それもそうだと納得。そんな光景を見ている五十嵐先輩。

んで、サブタイトル。

テレビで放送された昨日の試合の話をしている小竹と伊藤。オウンゴール含めて5得点入ったとか。
『それで負けちゃうんだから、少しは守備も考えろって感じだけどな』と感想を述べる伊藤。
が、小竹はサッカーは点をとってナンボと言う考えらしい。伊藤が何か言おうとしたら


どれみが掃除をしてと言いに来る。伊藤小竹の2人は当番らしい。
小竹、人に物を頼む時は頼み方があると開き直る。相変わらず睨み合うどれみと小竹。
すると、『ケンカするなら俺を倒してからにしろ〜』とももこが言ってくる。2人唖然。誰にソノ変な日本語を聞いたか質問。昨日テレビで見たそうで。


なんてやってると木村と佐川が小竹伊藤を呼びに来た。伊藤曰く、今日は新しいコーチが来るとのこと。
サッカーしてるのか質問するももこ。頷く伊藤。こう見えて頑張ってると言う小竹。
頑張るのは勝手だけど、小竹の場合実力が伴ってないと辛口などれみ。自分はレギュラーとムッとしながら反論する小竹。


が、何かを思い出した様に伊藤の方を見る小竹。どうやら伊藤はそうじゃないらしい。レギュラーだから偉い上手いとかじゃないとフォローする小竹。
伊藤は本当の事だからと怒ってない様子。補欠でも何でもサッカーができればいいと言うのが伊藤の気持ちらしい。皆でワイワイやるのが性に合ってるのだとか。
続いて1人じゃサッカーはできないからと言って『行こうぜ』と小竹を誘う伊藤。
小竹はどれみにお前が余計な事を言うからとクレームをつける。どれみは謝るが、ももこのお蔭で掃除当番をすっぽかされた事に気付いて怒る。


グラウンドではサッカー部がミーティング中。新コーチの紹介。新コーチは五十嵐だった。
現在は中田中学在籍中とのこと。中田中学と聞いて驚きを隠せない木村と小竹。名門サッカー部だそうで。
五十嵐は左手を負傷した為、治るまでコーチをしてくれるらしい。親善試合も近い為、これを機会にミッチリ扱いてもらえと言う顧問。
挨拶をするサッカー部員達。名門中学在籍中のコーチだけあって期待する小竹と木村。小竹に至ってはコレで勝てると大喜び


が、やってる事はパスやシュートの練習と何時もと一緒だったりする。これからと期待するが、そのまま練習は終了。


何時もと変わらないと文句を言う木村。小竹はもう終わりかと確認。五十嵐はそう言った筈と返答。
これでは勝てないから、もっとガンガンやってと要求する小竹。『そんな事は無い、勝つか負けるかはお前達次第だよ』と言う五十嵐先輩。口を尖がらせる小竹。


下校中のどれみ達。話題はサッカー部に来たコーチが五十嵐先輩だったこと。それ聞いて、目がハートになるどれみ。ももこはどなた?反応。
昔、サッカー部のキャプテンをしていて、今はサッカーの強い中学に通っていると説明するどれみ。
(しりつ が私立か市立か判らない^^;)
はづき、どれみの憧れの人と付け足し。納得するももこ。サッカー部入ろうとか言い出すどれみに『オイオイ』とツッコミを入れる3人。

で、ある日のサッカー部。ここで決めて、コーチに認めてもらおうと考える小竹。そして練習試合開始。



伊藤のパスを受け取った小竹。立ちはだかった木村を難なく突破。続いて前方を3人に塞がれる。
ガラ空きの横から伊藤がパス要求。が、自分が決めるつもりの小竹。
そのまま前進しゴール。伊藤、自分の事の様に喜ぶ。ヒーロー扱いされ照れる小竹。が、五十嵐先輩の表情は険しい。


1週間、サッカー部全員の練習を見た五十嵐先輩。現時点でのレギュラーメンバーを発表する。
太田、佐川、杉山、木村、伊藤の名前が入っていた。しかし、小竹は最後まで呼ばれなかった。ショックを受ける小竹。
『どうして俺が?』と五十嵐先輩に言う小竹。『俺が総合的に見て判断した結果だ』と返す五十嵐先輩。練習を始める様に言う。
伊藤が小竹に声をかけようとするが『良かったな・・・レギュラーになれて。・・・同情なんてすんじゃねえよ!』とキレる小竹。ションボリ伊藤。


授業中。伊藤と顔を合わせようとしない小竹。どれみ、何かに気付いた様子。
廊下であっても声をかける伊藤を無視する小竹。どれみとももこは2人の様子がおかしいと気付いた様だ。

伊藤から事情を聞いたどれみ。伊藤はどうすれば良いか分からないらしい。レギュラーになれた事は嬉しいが喜べない様だ。自分に任せてと言うどれみ。


難しい問題と言うあいこ。小竹の気持ちにもそれなりの理解を示すももこ。伊藤が可哀想と言うはづき。ポジション争いはシビアと言うあいこ。
おんぷは時間を置くしか無いと思うと言う。考える5人。ここで、ももこがお菓子を作ったらどうかと提案。
どれみ『そっか』、はづき『2人が仲直りできる様、願いを込めて作れば良いのね』と納得。早速調理開始。すい〜とソングABC開始。


どれみがレモンを切って、はづきが身を刳り貫き、あいこが包んで、おんぷが搾り、ももこが鍋で調理。

それを型に移し、冷蔵庫で冷却。何時の間にかゼラチンも入れてたらしく見事完成。
『小竹と伊藤君が仲直りできます様に』と願ってパティシエポロンを回すどれみ。できた〜! すい〜とソングABC終了。

土手で練習中の小竹。そして、どれみ参上。
『何だどじみかよ』と言う小竹に『何だとは失礼な、折角人が心配して来てあげたのに』と言うどれみ。誰もそんな事頼んでないと言う小竹。
で、どれみはカゴを渡す。差し入れと言うその中には勿論、あのレモンゼリー。
『これ食べて元気だしなよ。そうすれば伊藤君とも仲直りできるよ』と言うどれみ。
が、伊藤の件から表情が曇る小竹。『いらねぇよ』と返す小竹。どれみもちょいと驚き顔。


小竹は伊藤と仲直りする気もレモンゼリーも食べる気も無いらしい。『何だと! 折角作ってあげたのに、そんな言い方無いじゃん!』と怒るどれみ。
が、小竹の態度に変化なし。
『バカみたい! スネてる暇があったら頑張ってレギュラー取り戻せば良いじゃん! そんなの全然小竹らしくないよ』と言うどれみ。
『ソレができれば苦労しねぇんだよ』と小声で言う小竹。当然、聞こえてないどれみは聞いてるのかと怒って小竹の肩を掴む。
それを払いのける小竹。が、その弾みでカゴが吹き飛んでしまいレモンゼリーがグーチャグチャ。


さすがにコレには小竹も怯む。怒るどれみ、少しは人の気持ちも考えろと言う。
『大体、小竹にはデリカシーって物が無いんだよ。どんだけ苦労して、あのゼリー作ったか分かってんの?』と怒る。
が、小竹は『うるせぇな。文句言ってる暇があったら、もっと美味そうなモン作れってーの!』と言って退却。
どれみ大爆発。絶対、美味しそうな物作って食べさせてやるつもりらしい。そっちかよwww


絶対食べさせてやるとレモンを搾りまくるどれみ。何があったかをはづきから聞いてあいこもキレる。絶対食べさせると意気込む2人。


で、美空小グラウンド。練習試合中。ボールを足ごと蹴って伊藤からボールを奪う小竹。
一応気にしていると、五十嵐先輩が心配してやって来る。大丈夫かと聞かれYESと返答する伊藤。先の状態の対処方法を教えてると


小竹が『いい加減にしろ。何なんだよアンタは!』と文句をつけてきた。『俺はコーチだが?』と返す五十嵐先輩。
『何がコーチだ! 自分がサッカーできないからって、俺たちで暇潰ししてるだけじゃねえか。
しかも俺が気に入らねぇからってレギュラーを外しやがって。少なくとも俺は・・・』と言いつつ伊藤を見る小竹。
『それ以上言うな』と言う五十嵐先輩。『お前、まだ分からないのか?』と続ける。『あんたの気持ちなんか分かりたくもないね』と言う小竹。
ここで自分と勝負をし、負けたらコーチを辞めろと要求する。引き受ける五十嵐先輩。事態に注目中の部員達にメニューをこなす様、指示を出す五十嵐先輩。

五十嵐先輩によると、自分からボールを奪えれば小竹の勝ちと言う事らしい。しかし、一回も奪えない。それどころか余裕で遊ばれている。


『どうした? もう終わりか?』と余裕の五十嵐先輩。『チキショー』と悔しそうな小竹。
『まさか、もう諦める訳じゃないだろうな?』と言う五十嵐先輩に息を切らせながら『だ、誰が・・・』と返す小竹。笑いながら、続きはまた明日と去る五十嵐先輩。
手を差し伸べる伊藤。だが、小竹は自分で立てると顔を背けて立ち上がる。


下校中の小竹を呼び止めるどれみ達。しかも、はづき以外の顔は怒ってる。当然、理由はレモンゼリー。
が、小竹はスルー。おんぷは『ちょっと小竹君』と言い、ももこは『アンビリバボー』と言い、あいこはキレる。
そして4人で『こ〜た〜け〜』と言う。『コレって何か違う気がする』と言うはづき。

で、伊藤達が練習している間、小竹は今日も五十嵐先輩と対決。当然、全敗。

どれみ達はレモンゼリー製作中。

子供達にサッカーを教える伊藤を発見した小竹。伊藤もそれに気付いて目線が合うが小竹は帰っていく。伊藤も視線を子供達に戻す。


その頃、せっせとレモンゼリーを製作中の4人に声をかけようとしたが睨まれて止めたはづき。『何か目的が変わってる様な』と小声で言う。

靴紐を結んでいる小竹に『ちょっといいかな?』と言う伊藤。『別にお前と話すことなんかねぇよ』と返す小竹。が、『俺にはあるんだ』と伊藤は返答。顔を上げる小竹。

昇降口の横で話す伊藤と小竹。
『何だよ話って? あわれな補欠にアドバイスでもしてくれんのか?』と小竹は悪態をつく。伊藤は『俺、気付いたんだ』と言う。ハァ?な小竹。
伊藤はレギュラーになって今までの自分じゃダメと気付いたらしい。『何言ってんだよ、お前』と言う小竹。
伊藤は嬉しかったらしい。最初は戸惑ったし、小竹ともこうなってしまって嫌だと思ったそうだ。
というのも実力は小竹の方が上と伊藤も気付いてる。なのに自分がレギュラーなのは変と思っている様子。
伊藤はただ、皆でワイワイできればそれで良いと思ってたらしい。だが、レギュラーになり練習していく内にそうじゃなくなってきたそうだ。
レギュラーとして恥ずかしくない様に上手くなりたいと思ったと語る伊藤。
小竹、その気持ちが判ると同調。こんな気持ちになるなんて自分でも信じられなかったと言う伊藤。
ここで、五十嵐先輩は全部分かってやってるんじゃないかと自分なりの推測を口にする。何かに気付く小竹。


『俺が総合的に見て判断した結果だ』『お前、まだ分からないのか?』『あんたの気持ちなんか分かりたくもないね〜』等の言葉を思い出す小竹。
気持ちと言う言葉を思い出し、どれみの『少しは人の気持ちも考えたらどうなの?』と言う言葉も思い出す。
そして、木村の偶にはパスを出せ発言と決まったから良いじゃんと言うやり取りを思い出す。
そして、『そんな事にも気が付かなかったなんて、俺は何てバカなんだ!』と叫ぶ小竹。そして、伊藤に謝る。
コーチが悪くないのは分かっていたが、自分の事しか考えてなかったと告白する小竹。頭を下げてもう一度、伊藤に謝る。
結局、サッカーは1人じゃできないと言う小竹。『あぁ』と言う伊藤。


そして、サッカーの授業中。試合中の伊藤を応援する小竹。そんな小竹を横目で見る五十嵐先輩。

で、どれみ達も到着。もう始まってると言うはづき。そんな事関係無いと言うあいこ。私達は小竹君に用があると言うおんぷ。で、突撃。
何かあったのか小竹に聞く五十嵐先輩。『えぇ、まあ』と言う小竹。
何があったのか聞く五十嵐先輩だが、小竹は言えないらしい。笑う五十嵐先輩。昔の自分にソックリらしい。


そして、どれみ達が到着。食べてと迫るどれみ。すると、小竹が『お〜い、皆差し入れだぞ〜!』と皆を呼ぶ。結局、サッカー部員達に襲撃されすぐさま売り切れ。

『おい、どれみ。結構美味しいじゃん、コレ』と言う小竹。『当然でしょ』と返すどれみ。

すると、五十嵐先輩が『じゃあ小竹。後半から頼んだぞ』と言う。目がハートなどれみとその発言に?な小竹。
『おいおい。俺が毎日、お前の相手をしていたのは遊んでた訳じゃないんだぞ。今のお前なら大丈夫だ。思いっきりやって来い』と言う五十嵐先輩。
元気良く『ハイ!』と返事する小竹。

コッチも食べてもらった事で問題が解決したのか笑顔な5人。『ヨーシ、皆、気合入れていこうぜ!』と言う小竹。
『オー』と返す太田、杉山、木村、伊藤、佐川。
そして、小竹を中心としたどれみ達を含む一同のカットで

〜おしまい〜

第13話『夢の船にのりたい!』
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