第25話『ひとりぼっちの夏休み』
(2001年7月29日放送)
脚本:成田良美 演出:五十嵐卓哉&長峯達也 作画監督:稲上晃

カウンター

どれみが孤独になってしまう話。
誰を誘っても全滅と言うのは割とあると思います。
まぁ、今回は裏にある事が隠れている訳ですが。
ファンの間ではも~っとの中でトップクラスの名作と言われています。
確かに今までのシリーズの偶然を上手いこと活かしてますね。
今回のメインスタッフも中々の顔ぶれ。
ずっと誰かと組んでやっていた長峯さん最後の仕事。次からはソロでやります。
きっと明日は久々の登板。

収録DVD

(26~28話同時収録)

アバンタイトル

楽しそうにやってるはづき、あいこ、おんぷ、ももこの4人のところへ走るどれみ。今日でお別れと言うはづき。手を振る4人。
『え?』と驚きながらも走り続けるどれみ。が、4人はどんどん遠くなっていくので次第に『え?』の声が大きくなっていく。


『どれみちゃん、ええで~』と言うあいこ。2階のどれみ、キャンディタワーに材料を入れる。が、この時にお玉杓子が中に入ってしまう。
気づかずにスイッチを入れたらば当然、おかしくなる。どうしたのか聞く下の面々。
『分からないけど、何か変』と言うどれみ。おんぷが止める様に言うがスイッチから電撃が走り、それは全体に広がる。
ビビるはづき、あいこ、おんぷ、ももこ。結局、ドカーンである。


原因のお玉杓子は結局こうなった。ララによると完全に故障でデラに頼んで修理屋を呼ぶ必要があるとのこと。
どうして、そうろくでも無い事ばかりするとどれみを怒鳴るマジョリカ。『まぁまぁ』と救援に入るはづきとおんぷ。
どれみだってわざとやった訳じゃないとフォローするあいこ。キャンディーやチョコレートは暫く販売中止と言うももこ。頷くララ。謝るどれみ。

で、サブタイトル。



暇と店の中を歩いてるとキッチンではづきとあいこが話してるのを発見。どれみを見て作業に戻る2人。
何を話してたか聞くどれみだが、はづきの返答は『別に何も』。食い下がるが2人は別々の仕事へ。
2人を変と思いながらも諦めて帰ろうとするどれみ、あの事がバレて、ソレで怒ってると思い出す。早く自供した方が良いと思うどれみ。
2人に以前、冷蔵庫へ牛乳入れ忘れて1本ダメにしたのは自分。この前のクッキーをダメにしたのも自分が砂糖入れすぎたからと自供。
知らなかった2人怒る。結局、謝るだけになっちゃった。


また怒られたとボヤいてキャンディタワーの部屋へ行くどれみ。
すると、おんぷとももこが話してるのを発見。『あのさ~』とどれみが声をかけると怯みまくりのおんぷとももこ。
人をお化けみたいにとムッとするどれみ。急に出てくるからと言うおんぷ。笑って誤魔化すももこ。すると来客。2人に言われて応対へ向かうどれみ。
が容器に躓いて、机を掴んだ時にお玉杓子を弾いてしまう。『セーフ』と言うどれみ。
だが、お玉杓子がおんぷの頭に直撃、ボールの中に落ちてクリームがももこの顔へ。結局怒られるどれみ。謝る。

夕方。マジョリカから明日は店を休みにすると言う。喜ぶどれみだが、そもそもの理由はどれみがぶっ壊したからなので『あ~ん?』と睨むマジョリカ。
改めて『誰かさんが機械を壊してくれるからの~』と言うマジョリカ。謝るどれみ。そう言う事だから4人にゆっくり休めと言うマジョリカ。『は~い』と言う4人。

帰路の5人。ここで、どれみが休みなんて久し振りと言う事で『明日、皆でさ~』と言ったところで自分達はこっちだからと解散する4人。
呆気に取られた様子ながらもバイバイするどれみ。
『ま、いっか』と帰っていくどれみ。でも4人は近くに隠れてたりする。で、どれみが帰っていくのを見た後、来た道を戻る。


どれみ帰宅。ただいまと言うどれみにおかえりと答えた後、ご飯もう少し待ってと言うはるかママ。
忙しそうだから手伝おうかと言い出すどれみ。『え、いいわよ~』と言うはるかママ。
焼き魚を配膳しようとするどれみ。だが、案の定やらかした音が後ろからして目がテンのはるかママ。『どれみ~!』と言う。謝るどれみ。

項垂れてると電球を取り換えている渓介パパを発見。手伝おうか聞くどれみ。大丈夫と言う渓介パパだがどれみは無理矢理、脚立を動かす。
バランスを崩す渓介パパ『ホントにいいから』と言う。遠慮しないでと勝手な気遣いで渓介パパが乗ったまま脚立を前に押すどれみ。
結果、脚立は倒れ、どれみ共々目を回す渓介パパ。『どれみ~・・・』と言われ謝るどれみ。


次はぽっぷの部屋へやって来るどれみ。その声を聞いて描いていた物を隠すぽっぷ。
『ちょっと、ノックくらいしなよ』と言う。ごめんごめんと言いながら何をしてるか聞くどれみ。
手の隙間から見える絵を見てラブレターかと茶化す。で、自分が手伝ってあげようかと言ってみる。
が、即効で拒否。これは自分で描かなきゃ意味が無いとぽっぷに言われ強制退室。『何さ何さ、皆人を邪魔者みたいに』とプップノプーなどれみ。


今日は碌な事が無かったから眠れそうに無いと言うどれみ。でも、結局寝てたりする。
翌日起きたら正午越えてたり。何時もならはるかママが起こしてくれるのにと言うどれみ。欠伸をしながら1階へ。

キッチンの方ではるかママを呼んでみるどれみ。すると、置手紙を発見。
それぞれの用事で出かけてる様だ。ぽっぷのデートは気に食わない様子。今日は自分1人かと落ち込んだどれみだったがニヤつく。


見習い服に着替えて魔法でお菓子と飲み物を揃え、クーラーも動かすどれみ。


お菓子は食べ放題、ジュースも飲み放題、好きなテレビも見放題と楽しそう。本人曰く1人って最高!
でも、早々に飽きたらしい。が、何かを思いついた様子。

それははづき、あいこ、おんぷ、ももこを誘う事。が、全滅。こうなったらとお菓子とジュースを持ちながらクラスの皆にも電話するがこちらも全滅。
どうしてこう言う時に限って誰も居ないとボヤくどれみ。皆、旅行にでも行ってるのかと思うどれみ。夏休みだからと納得の様子。気を取り直して散歩することに。

が、暑いので散歩って季節じゃなかったと後悔するどれみ。
すると、前方の店から奥山、むつみ、島倉、玉木、信子の5人が出てきた。5人に声をかけるが怯まれてムッとするどれみ。
『ゲッって何さ!? それより皆、良かったら』とどれみが言ったら『オッホホ~それじゃ皆さん、そう言う事で~』と玉木帰る。残る4人もバイバイで解散。


サッカー中の小竹達。どれみは誰か居ないかと落ち込んで歩いてたらサッカーボール直撃。
どれみは当然目が回ってる。で、ボールを取りに来た小竹、そんな所で寝てたら風を引くと注意。あんたの蹴ったボールが当たったと言うどれみ。
『ボールが飛んできたところにお前が居たんだろ? 相変わらず運が良いな』と言う小竹。『何だと~!?』とムッとするどれみ。
『じゃ、また後でな~!』と小竹退却。『小竹~!』と叫ぶどれみ。

これ以上頭悪くなったらどうするとボヤくどれみ。怒鳴ったら喉渇いたと言ってると自動販売機が真横にあったりする。
グッドタイミングと喜びながら、ポケットに幾らかあった筈とポケットを弄る。あったのは50円玉1枚、10円玉6枚の110円。
ジュースは120円なので10円足りない。なおも探すがやっぱり無い。『どうして、私って何時もこうなんだろ~』と落ち込むどれみ。
と泣いてる様に見せかけて実は笑ってたりするどれみ。MAHO堂へ行ってこっそり麦茶を飲もうと画策。

だが、MAHO堂へ行って見ると休みの筈の店内にはづき、あいこ、ももこの姿が。『皆、何やってるの?』と思うどれみ。

ここでアイキャッチ。


今日は休みと言う話だったのに皆がMAHO堂に居るのが不思議などれみ。
何とか間に合いそうと言うももこにどれみが居ないとスムーズに進むと言うマジョリカ。ムッとするどれみ。色んな失敗してくれると言うララ。
牛乳こぼしたいりとはづき、卵落として割ったりとあいこ、分量間違えたりとももこがそれぞれ例を出す。
今度はキャンディ製造機を壊したので店を潰す気かと言うマジョリカ。怒るどれみ。
確かに自分はドジだけど口をそろえて言う事無いと傷心の模様。『どうせ私はドジですよ~だ』と言って去っていく。
去った後、どれみが居ないと物足りない気がすると言うはづき。『は~い、そう言うのって火が消えたみたいって言うのよね』と言うももこ。
『そうね、何時も一緒に居ると分からないけど』と言うララ。静かで良いとマジョリカ。
何かあると一番心配してると指摘するあいこ。ギクッ顔のマジョリカを笑う一同。


『ドジで悪ぅござんしたね。何さ何さ、皆で私を仲間外れにしてさ』とイラついてジュースの缶を蹴り飛ばすどれみ。
が、上手いこと電柱に当たってカウンターを喰らう。どれみ倒れて、缶はゴミ箱へ。
痛がったどれみだが、すぐにどうしてお菓子作りする事教えてくれなかったのか気にする。自分が失敗ばかりしてるからと考える。
と、ここでおんぷが居なかった事を思い出すどれみ。

先の110円を使って公衆電話でおんぷの携帯電話に電話をかけるどれみ。こっちは出た。
久しぶりの会話に『あ、出た! おんぷちゃん、私どれみだけど~!』と言うどれみ。
『え、どれみちゃん?』と聞こえたがすぐに雑音が入って声が聞こえ辛い。で、『お仕事で』と聞こえたところで電話は切れてしまう。
驚いて必死の形相で『もしも~し! もしも~し!』と叫ぶどれみ。タバコ屋のおばあさんもビックリ。
どれみが電話を置いてため息をつくと同時におばあさんも安堵のため息。

結局1人と歩道橋でスネてるとぽっぷ、渓介パパ、はるかママが乗った車を発見。
3人とも違う用事で出かけた筈なので驚くどれみ。そのまま、歩道橋を降りて『待ってよ~!』と後を追うが既に車は遠くへ。


テトラポッドの上で落ち込むどれみ。『何さ、皆して。良いもん。私は1人で楽しく遊ぶんだもんね~だ!』と言いつつやっぱり涙目などれみ。
すると、後ろを走っていた幼児3人のうちの幼女がコケて泣く。どうやらケガして痛い様だ。
痛いのか聞かれて『痛いの!』と言う幼女の頭に優しく手をかけて『大丈夫?』と言うどれみ。
『泣いてると楽しく遊べないよ。ほら、もう泣かない』と幼女を立たせる。どれみにありがとうと言って去っていく幼児達。
『良いな・・・・・・・・・帰ろう』と言うどれみ。少し間を置いて帰っていく。良いなと言った後
きっと明日は開始


街中をとぼとぼ1人で歩いて帰るどれみ。

そして、ある通りにさしかかった時に走り出すが、すぐに躓いてこけてしまう。
こけた体勢のまま『嫌われちゃったのかな? 皆、私に・・・皆、私に愛想尽かしちゃったのかな?』と言うどれみ。
そのまま座りの姿勢になって『魔法でドジが直れば良いのに』と涙する。で、涙を拭った後、居場所がMAHO堂前と気づく。
強い願いがあるとMAHO堂にやってくると言う話を思い出す。でも、自分の願いは叶わない、魔法でも無理だと言うどれみ。


すると、遠くからあいこが『あ~、どれみちゃんやっと見つけたで!』と言う。3人も一緒だ。4人を見て逃げるどれみ。なんで逃げると不思議そうな4人。
はづき、おんぷ、ももこと共に急いで後を追い、先回りして何処へ行くのかと問うあいこ。
返答に詰まるどれみに皆で探したと言うおんぷ。で、ももこが手を掴んでMAHO堂前に強制連行。
『どれみちゃん、覚悟は良い?』と言うはづき。『あ、う~ん』と言うどれみ。で、『せ~の!』とドアを開くあいことももこ。
きっと明日は終了


するとクラッカーの嵐。驚いたどれみは眼を瞑る。が、また開いて見ると中には見慣れた友達が一杯。
『どれみちゃん、お誕生日おめでとう!』と言う友達一同。


拍手する面々を前に『誕生日?』とまだ分かってないどれみ。本日は7月30日とあいこ、どれみの11歳の誕生日とおんぷが言う。
はづき、今までちゃんとお祝いした事なかったと言う。昨年はハナちゃんの世話で忙しく、一昨年はMAHO堂ジャックがあったからである。
と言う訳で今回は盛大に誕生パーティーを開こうと用意したと言うおんぷ。ビックリさせようと思って内緒にしてたと言うももこ。驚いたか聞く。
少し驚いた様子で『あ、うん』と言うどれみ。


で、ぽっぷからもお誕生日おめでとうのメッセージと共に絵が渡される。そしてクラスメイト一同のプレゼントタイム。
そして、最後はおジャ魔女仲間の4人からバースデープレゼント。スペシャルイチゴケーキ!
ちなみにイチゴはおんぷがイチゴ園まで行って新鮮なのを買ってきてくれたそうで。
おんぷ曰く、仕事でケーキ作りを手伝えなかったから、ちょいと仕事を抜け出したとのこと。

『私の為に?』と言うどれみにMAHO堂メンバー全員で力を合わせて作ったと言うあいこ。
あいこが指差す先にはマジョリカやララを筆頭にドド、レレ、ミミ、ロロ、ニニが居る。。

『皆・・・』と言うどれみにはづきが蝋燭を消すのを勧める。プレゼントを置いて火を吹き消すどれみ。拍手する一同。どれみは『良かった・・・』と涙ポロポロ。

どうしたのか気になるはづきとあいこ。
『私・・・私、ドジだからさ、皆に愛想尽かされて嫌われちゃったんじゃないかって思っちゃった』と言うどれみ。『そんな筈ないやろ?』と言うあいこ。

振り返って『私、皆と友達で居て良いんだよね?』と言うどれみ。『当たり前でしょ』と言うおんぷ。
『何でそんな事今更聞くかな~?』と言うあいこ。一同笑う。『だって~』と照れ顔で頭をかくどれみ。

ここで渓介パパとはるかママがお誕生日おめでとう!と登場。その手にはステーキ! 当然、嬉しそうなどれみ。


食べようとするどれみ。肉を少し切ったところで皆で食べようと提案。
こんな大きなステーキ1人で食べたら勿体無い、それに皆で食べたほうが絶対美味しいと思うとのこと。
『どれみちゃん』と嬉しそうに言うはづき。どれみが切り分けたステーキを食べる一同。
ももこ:最高に美味しい。
玉木:ステーキの味は三ツ星。否、五ツ星の価値あり。
はづき:あまりステーキは好きじゃないけど、これはすごく柔らかくて美味しい。
おんぷ:同意

と言うのがそれぞれの感想。感想のない面々も美味しそうに食べる。

と言う訳で自分も食べようとするがどれみ脂汗。と言うのも残ったのは1つだけ。まぁ、人数を考えれば当然である。

やっぱり遠慮すれば良かったと言うはづき。『どれみちゃんソーリー』と謝るももこ。
空気が暗くなったの気づいて焦りながら『良いの良いの、私の言い出したことなんだから。一切れでもステーキはステーキなんだし~!』と言うどれみ。
と言う訳で、いざ食べようとするが『喜べどじみ! 俺様からのプレゼントだ~!』とサッカーボールでどれみを押し退ける小竹。
で、そこにあったステーキをパクリ。ショックなクラスメイト一同。


『うんめぇ~!!!』と幸せそうな小竹と反対に『ウソだ~!!!』と倒れるどれみ。
『あかん、ノックアウトや』と言うあいこ。『どうしたどじみ? そんなところで寝てると風邪ひくぞ』とKYに言う小竹。
『小竹~!!!』と怒鳴るどれみ。『何だよ?』と言う小竹に『私のステーキ返せ~! も~、こいつだけは許さ~ん!』と叫ぶどれみ。
うろたえるクラスの面々。で、外はすっかり夜なMAHO堂の絵から笑う月にカメラが移っていって黒くフェードアウトしながら

~おしまい~

第26話『思いよとどけ! あいこ大阪へ』
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