第33話『天下無敵!? おジャ魔な助太刀』
(2001年9月23日放送)
脚本:成田良美 演出:岩井隆央 作画監督:青山充

女子>男子

道場の子である岡島小太郎くんがゲストの話。
ももこファンorオタならラストにかなりイラッとした筈。
道場の子ってのは管理人の友達には居なかったですね。
前2回ゲストが無かった分、大量のゲストキャラ登場。
関先生の意外な一面発覚。
ちばちーさん、風邪気味なのかこの話だけ声が枯れ気味。

収録DVD

(34~36話同時収録)


アバンタイトル

ももこ、侍装束で落ちてきた葉に必殺三日月殺法と刀を抜く。だが、切れずに葉は落下。
切れなかった理由を技名を間違えたかと考えるももこ。『そうじゃないって』とツッコミを入れるどれみ、はづき、あいこ、おんぷ。4人のアップでOP。


休憩時間。サッカーしにいく小竹達を見ているどれみとももこ。『男子は皆サッカーか』と言うどれみ。『サッカー大人気ね』と言うももこ。
シュートを決める小竹を見て『ナイスシュート小竹君~GO!GO!GO!』と応援するももこ。
すると、その足元に紙が挟まる。見てみると剣道道場の門下生募集のチラシである。


ふと教室の方を見ると後ろの黒板にポスターを貼ろうとしている男子が居たり。『岡島君』と言うももこ。
すると、岡島は体制を崩して足場にした台から転落。気付いたどれみ達が何とかキャッチ。大丈夫かと聞かれ『はい、お陰様で。ありがとうございます』とお礼を言う岡島。
ここでイスを使えば届くとイスを差し出すももこ。『これはこれは忝い』と言う岡島。聞きなれない言葉に唖然などれみ達。

で、サブタイトル。


岡島の家を見て『お侍さんの家みたい』と目がキラキラなももこ。中に入って『うぁ、玄関も立派』と言うどれみ。
『とってもステキワンダフォー』とまだまだ興奮冷めやらないももこ。剣道の道場なんて初めてと物珍しそうなあいこ。
ここで自分達まで大人数になるのにお邪魔して良いのかと岡島に聞くおんぷ。勿論、大歓迎とのこと。
で、岡島の『さぁ、どうぞ』の言葉に従って上がろうとするが止められる。竹刀を持ってきた岡島。


『コレって竹刀よね?』と言うおんぷ。訳が分からず言葉が出ないどれみ達。が、ももこは1人テンションアップ中。
で、竹刀を振り回してるとあいこに危ないと言われてテンションダウン。
竹刀を持たないと道場に入れない仕来りでもあるのかと問うはづき。岡島によると竹刀が無いと少々危険らしい。『どう言う事?』と言うおんぷ。


『こう言う事です』と岡島が床のスイッチを踏む。すると、掛け軸が上に上がり開いていた穴からボールが飛んでくる。驚くどれみ達。
急いで岡島の後ろに隠れるはづき、あいこ、おんぷ、ももこ。ボールの標的はどれみ。どれみの前に立ちはだかり竹刀で全て退ける岡島。
で、倒れた際にまた違うスイッチを押したどれみ。今度は天井から金盥が降ってくる。今度も岡島が退けてくれた。その後は手裏剣とか。

『何コレ・・・』と言うはづき。『忍者屋敷みたいや』と言うあいこ。


竹槍に驚いて後ずさりしてるとまたスイッチを押してしまった様で竹刀を持った頭巾の大人が出てきた。
『隙あり・・・とう! 覚悟っ!』と竹刀で襲い掛かってくる。またも岡島が救出。竹刀を受け止め面を決める。

床に倒れる偽侍。そのまま少し笑って座った後、頭巾を取り『腕を上げた様じゃな小太郎』と言う老人。『ただいま帰りましたお爺様』と平伏す岡島。腰をやってしまった岡島師範。
『お爺様?』と声を揃えるはづき、あいこ、おんぷ。ももこは目がキラキラ。腰の心配をする岡島。師範曰く、最近腰の具合が良くないらしい。
岡島の祖父が忍者かと思うはづき。『それより岡島君、仕掛けを全部竹刀でかわしてたよ』と言うおんぷ。
『て言うか、毎日学校から帰る度、こんな事してんのか?』と言うあいこ。
『ブラボーブラボーチャンバラニンジャサムライ!』とテンション上がるももこ。何で自分だけこんな目にと不満そうなどれみ。


道着を着て稽古中の岡島にまたまた目がキラキラなももこ。あんぐりで見ているどれみ達。どれみ、学校で見る岡島とは一味違うと言う。
師範『左様。我が無心岡島流は江戸時代から続く由緒正しい剣道道場なんじゃ。極意は当主のみに継承される一子相伝。あの小太郎が18代目の継承者となるんじゃ』と説明。
汗を拭う岡島を見てカッコイイと思うどれみ。『立派なお孫さんが居て道場の将来も安泰ですね』と言うおんぷ。が、師範は『そうだと良いんじゃが』と暗い顔。?などれみとおんぷ。


すると矢文が届く。ビビるどれみ達。特にはづきとももこ。岡島は矢を抜き文を読んで『お爺様来ました』と師範へ渡す。『うむ、やはり来たか今年も』と受け取る師範。
?などれみ達に隣町の服部道場からの挑戦状と説明。1週間後、道場破りに来るらしい。毎年、この時期に道場破りに来るそうだ。
道場破りと聞いて怒るももこだが実は分かってなかったりする。勝負を挑んでライバルの道場を潰そうとする事と説明するはづき。
試合は団体戦の為、5人居ないとと浮かない顔の岡島。『居ないの?』と聞くおんぷ。去年は門下生が居たが、皆辞めて今年は岡島1人になってしまったとのこと。
玄関の仕掛けが原因と考えるどれみとおんぷ。チラシを貼っていた理由に気付いたももこ。『はい、でも中々希望者が居なくて』と言う岡島。
が、ももこは諦めるのはまだ早いと言う。どれみも自分達も協力するから試合に出てくれるメンバーを一緒に探そうと言う。
『はい!』と言う岡島。と言う訳で早速行こうとする。で、立とうとしてコケるももこ。足が痺れたらしい。苦笑いのどれみ達。


白羽の矢が立つのはやっぱりこの2人。が、ケンカに武器は持たない主義と言うまさる。長谷部もやる気は無いようだ。
はづきはケンカじゃなくて剣道と言うがどっちでも一緒で気が乗らないと答えるまさる。
それを聞いて、ホントは負けるのが怖いんじゃないかと茶化す長谷部。また掴み合いになるまさると長谷部。ここはどれみ達が仲介に入って事なきを得た。
溜息をつくどれみ達。『やはり剣道は人気が無いようですね』と俯く岡島。それを見て裏庭のゴミ箱の裏に行くおんぷ。


お着替えして『矢田君と長谷部君の靴よ、踊れ!』と魔法を使う。
すると、まさると長谷部の靴が勝手に動いて成り行きで竹刀を持つ結果に。
それを見て試合に出てくれると勘違いして喜ぶ岡島。2人が居れば百人力とまで絶賛。そう言われては勝負に負けた事無いからとやる事にした2人。
長谷部は『お前、剣道やったことないじゃないか!』、まさるは『スポーツ万能なこの俺に任せれば問題ねぇぜ!』
お互い火花を散らしながらもやる気なのは間違いない様だ。2人にお礼を言う岡島。で、やらかした人は窓の向こう側。嬉しそうなどれみ達。


が、あと2人がどうしても見つからない。試合は1週間後なので練習の事を考えるとあまり時間は無いと言うはづき。
ここで、ももこが自分じゃダメかと言い出す。剣道やってみたいらしい。
おんぷ、試合って女の子でも良いのか質問。ももこさえ良ければ全然OKとのこと。OKサインでやる気満々なももこ。
あいこも女の子で良いなら自分もやると言い出す。これで5人揃ったから試合できるよと言うどれみ。『はい、ありがとうございます』と言う岡島。

ここでアイキャッチ。



自室でいきなり見習い服に着替えるももこ。決戦日まであと6日。ももこが中々来ないので困り顔のどれみ達。
剣道をやるのが急に嫌になったのかもと邪推する岡島。はづき曰く、すごく楽しみにしていたらしい。すると、妙な音。すぐ様、音の主が登場。馬に乗ったももこである。
『皆の者、控えおろう!』とはしゃぐ。馬も一緒にはしゃぐ。馬の出所が気になるどれみ達。
『武士は馬で登場するのが粋なのよ』と言うももこ。『そうだっけ?』な長谷部。まさるも馬の出所を気にし出したので魔法と気付いたどれみはももこを馬と共に撤去。


で、練習開始。初実戦はあいこと長谷部。
振り下ろそうと上に上げたら竹刀が飛んでいってしまった長谷部。そのまま、あいこに胴を仕留められ『いてっ!』と言う。
次はももことまさる。
真剣白刃取りを試みたが『真剣白刃ど・・・』と言ったところで面を叩かれる。
喜ぶももこ。お見事と言い筋が良いと褒める岡島。どれみとはづきもももこをスゴイと称賛。そのまま硬直で思いっきり恥ずかしいまさる。
が、こうなっては面白くないまさると長谷部は怒って帰っていく。


魔法で巨大扇風機を出すはづき。そのまま吹き飛ばされ岡島の前まで戻るまさると長谷部。
戻ってきた2人に『お2人ともやっぱり戻ってきてくれたんですね。ありがとうございます』と頭を下げる岡島。
『途中で逃げるなんて2人ともそんな根性無しやないもんな~』と痛いとこをつくあいこ。そう言われては続けるしか無いツンツン2名。
本当に大丈夫かと心配するおんぷ。『う~ん』と悩むどれみ。


で、決戦日まであと5日。
ももこは岡島にテレビで剣道の研究をしたと発表。武蔵の二刀流を披露。唖然のギャラリー。岡島からは初心者で二刀流は勧められないと言われる。
『え、そうなの!? じゃあ』と袖を捲くるももこ。すると、あの桜吹雪の刺青が登場。『この桜吹雪が目に入らぬか~!』と言うももこ。
これをやる為にわざわざ桜模様のTシャツを着てきたと呆れるあいこ。やる気十分なのは分かるけどあらぬ方へ行ってると思うはづきとおんぷ。岡島からも『それもちょっと・・・』と言われる。


ダメと知って笑顔で『それじゃあ突撃~!』と道場内をチョケて走るももこ。そんな事してると躓いてしまう。
岡島が救出に入るが足を挫いてしまう。ももこと岡島は庭へ落下したが肝心のももこの方は無事だった。2人の安否を問うどれみ。『うん、何とか』と答えるももこ。
おんぷが岡島の安否を問う。大丈夫と言いつつも一瞬顔が歪む。まさるはソレを見逃さず足を痛めたのでは無いかと質問。
『少し・・・でも大丈夫です』と返す岡島。謝るももこ。ホントに大丈夫と念押しして練習を開始する。


『それじゃ行きますよ~』と竹刀を振る岡島だったが、一振りで顔が歪む。足が痛いなら無理しちゃダメと言うどれみ達。
が、岡島は大丈夫と言う。食い下がるももこだが岡島曰く自分が頑張らないとこの道場は潰れてしまう。と言う訳でもう一度型を見せようとする岡島。
そんな岡島の竹刀を手で止めて『今、頑張らなきゃいけねぇのは俺達の方だろ。見本は良いからさっさと教えろよ』と言うまさる。
長谷部も『お前の足引っ張らねぇ様に頑張るからよ』と言う。あいことももこも頷く。嬉しそうな岡島。



決戦日まであと3日。皆それぞれ特訓中。剣先に意識を集中させてと言う指導も上手くいってる様だ。


そして決戦の日。痛めた岡島の足はかなーり腫れ上がっていたり。痛そうと思うどれみ。
心配するももこだが岡島は剣士たるもの向かってくる相手に背は向けられないと言う。ここで師範から審判の先生が来たと知らせが入る。
それが関先生だったりするので驚くどれみ達。関先生も『お前たち何してんだ?』と驚く。『先生こそどうして?』と聞き返すどれみ達。
毎年審判を頼まれているらしい。審判の免許を持っているとのこと。それを聞いて芸達者と思うあいこ。『せめてマルチって言ってくれないか』と言う関先生。


何ていってると来客。老人と共に五郎から始まって一郎まで5人が出現。服部五人衆とポーズまで決めてたり。
そのポーズがどう見てもマジカルステージなので呆れるどれみ。あっちはちゃんと5人居ると思うはづきだが岡島によると服部師範の孫で五つ子。
あっちも身内しか門下生が居ない事に呆れるあいこ。五つ子と言っても似てないと思うどれみだったが剣道着になるとコレが超くりそつ。

『岡島の。今年こそ無心岡島流の看板は貰い受ける』と言う服部師範。『服部の。わざわざやられに来よったか、今年も返り討ちじゃ!』と返す岡島師範。

試合は5回。対戦の組み合わせはこの様に決まった。



試合開始を告げる関先生。まずは先鋒戦。まさる対服部五郎。
開始から猛ラッシュでまさるを攻める五郎。押されっぱなしなのが気に入らないまさる、何と竹刀を捨てる。
『血迷ったか~!』と竹刀を振り下ろす五郎だったがまさるに受け止められ右ストレートを食らってダウン。心配する服部家。
『ふん、俺に勝とうなんて100年早ぇんだよ』と言うまさる。

一撃だった事にスゴイと思うどれみ。が、『でもアレって』と言うおんぷの心配通り、コレは反則負け。
不満そうなまさるに竹刀を握ったり、パンチは反則と教える関先生。やっぱりと思うどれみ。『まさる君、あなたって人は・・・』と言うはづき。


で、おんぷも呆れてると四郎がおんぷを見てメロメロ。四郎がおんぷのファンと気付いたどれみとはづき。気付いてウインクしてみるおんぷ。
ラブリーと思う四郎だが師範に『四郎、お前の番だぞ』と叱られる。うろたえる。コレを知ってしまっては悪巧みをしたくなるどれみ達。


次鋒戦開始。ももこと四郎。
やっぱり、試合中に四郎を応援するおんぷ。試合中の色仕掛け。四郎がメロメロになっている隙に面を打つももこ。
試合中に勝手に意識が逸れただけなので当然、ももこの勝ち。
『どうもありがとう、これからもおんぷを応援してね』と言うおんぷ。デレデレの四郎。幸せそう。呆れる服部道場の面々。そんな手有り?と困る。


中堅戦開始。長谷部と三郎。
岡島は足を痛めてるので魔法でズルをしちゃおう作戦。どれみ、魔法で竹刀を元気にしてみる。
が、竹刀がクネクネしているのに長谷部が驚いてる隙に小手を仕留められてしまい結局敗戦。はづきとおんぷに呆れられ『ごめんなたい』と萎むどれみ。


副将戦開始。あいこと二郎。女と余裕の二郎だったが面で瞬殺。『女やからって侮ったらアカン』と言うあいこ。喜びまくりのどれみ、はづき、おんぷ。


見事と褒める岡島師範。『これで2勝2敗。後は岡島君や』と言うあいこ。顔が引き締まる岡島。
そして、大将戦。岡島対一郎。
『何時もお前にやられていたが今日こそ勝つ』と心の中で言う一郎。試合開始。
押されるままの小太郎を見て何時ものキレが無いと思う岡島師範。『やっぱり足が痛むんや』と言うあいこの言葉を聞いて驚く。

ダウンして場外に出る岡島。関先生から場外の宣告。早く起きろと言う一郎。息が荒い岡島。そんな岡島を見て何かを決めたももこ。
見習い服になろうとするがどれみ達に止められる。そう、岡島のケガは自分のせいなので治そうとしたのだ。
岡島が負けたら大切な道場を失うと言う件を聞いて『ももちゃん』と言うどれみ。すると、道場から大きな音が。

『お前、バカか? 足痛めてる癖に何で出てきたんだよ』と言う一郎。
『たとえ腕が折れていても私は戦う。私は剣士だから!』と返す岡島。
ドキドキの魔法開始


『岡島君・・・』と涙目なももこに中へ行こうと誘うどれみ。今、自分達にできるのは応援する事と言う。そうすることにしたももこ。
結局、岡島は勝利。喜ぶどれみ達。ホッとしたのか倒れそうになる岡島だがまさると長谷部に支えられる。
『やったな』と長谷部、『お前、根性あるな』とまさるから言われる。『皆さんのおかげです。皆さんが応援してくれたから』と言う岡島。ももこ『岡島君』と嬉しそうに言う。

服部道場の面々は泣いてる最中。
『また試合をしましょう。私達は共に剣道を愛する剣士ではありませんか』と励ます岡島。師範も『うん、その通りじゃ』と言う。大泣きする服部軍団。


青春ドラマみたいなオチと言うあいこ。関先生曰く毎年こうらしい。来年も審判をお願いしますと言う師範。
でも、岡島曰く本当の戦いはコレから。この道場を続けるには門下生を探さないといけないのだ。どれみ達もちょっと落ち込む。
が、チラシを持った子供が『あの、コレを見たんですけど』とやってくる。関先生に入門希望者かと聞かれYESと答える子供。剣道やってみたいらしい。
これで無心岡島流も安泰と喜ぶ師範。が、ここでどれみから忍者屋敷みたいな仕掛けは止めた方が良いと言われる。『そうなのか・・・』と残念そうな岡島師範。

岡島笑ってると、ももこから『コングラッチュレーション』とキスされる。驚くどれみ達。『飛鳥さん・・・』と言う岡島。
『お祝いだよ岡島君。良かったね』とももこに言われ照れ顔で『はい』とニッコリの岡島。
ドキドキの魔法終了と共に白くフェードアウトして

~おしまい~

第34話『よみがえれ! 伝説のお菓子』
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