第18話『使っちゃダメ! 禁じられた魔法』
(1999年6月6日放送)
脚本:栗山緑 演出:山吉康夫 作画監督:稲上晃

すぐ自白する人

7級の見習い試験の話かと思いきや、10話に登場した岡田ななこが主役の話。
実はCSでやっていたこの話からおジャ魔女どれみを本格的に見始めたと言う管理人にとっては思い入れのある話。
こんな調子だとのんちゃんの話はどうなるんだろう?
他のファンページにおいては並か低めの評価ですが、この話で見出したということはどうやら私の口には合ってたみたいですね。
ちなみに管理人は楽しく見れる物が好きなのでこういう話は苦手だったりします。なのに気に入ったのはどれみの魔力か?
まぁ、どの話でも見出したでしょうが。
で、生放送でも実は15話と一緒に見たことがある回だったりします。終盤のはづきが倒れているシーンは覚えてました。
動物を飼ったことのある人には他人事ではないこの話。
基本的にマトモな話なのでツッコミを入れるのに苦労しました。
BGMとしてのきっと明日はが初使用。

収録DVD

クイズとノンクレOPED付き
(17、19〜21話同時収録)

アバンタイトル

桜咲く中、飼い犬と遊ぶ女の子。アップになったところでOP。
この女の子どこかで見たような・・・。

で、開始早々、夜のMAHO堂。

7級試験の難しさを説明するマジョリカ。7級試験に行く途中らしい。1級上がるだけで急に難しくなることを怪しむあいこ。マジョリカに質問。
ララによると、植物と話せる様になるかららしい。はづき、その魔法に憧れるが、どれみ達は冷たい視線。メンタルダメージを喰らう。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
どれみは動物と話せる魔法の方がいいと言う。ララに級が上がればそれも使える様になると言われ喜ぶどれみ。
で、7級合格することを誓ったところで

サブタイトル。

3人は見習い服に着替えていざ出発。すると、あの歌声が・・・。隠れる様に言うマジョリカ。

『何で?』と言うどれみに『何でもいいからぁ!』と言って逃げるマジョリカ。
よそ見して逃げてるとクローゼットのドアが開いて激突する。
勿論、開けてやってきたのはデラ。歌でどうして隠れるのかしら?と問い詰めるデラ。
『デラ。いきなり入ってくるんじゃないよ』と言うマジョリカだが、逆に都合が悪い訳?と言われて冷や汗垂れながら弁解。
何の用かと聞く。デラの用事は集金。マジョリカから言い出したことらしい。
惚けて出掛けるのを理由に別の日にしてと言うマジョリカ。逃げようとするがデラに鷲掴みにされる。

催促するデラ。ララに『正直に言った方がいいんじゃない?』と言われそうすることに。
マジョリカ、ここのとこ店が暇だから、もう少し支払いを待ってくれるようおねだり。

下手に出るマジョリカにお茶を遠回し要求するデラ。マジョリカ、デラにお茶を出す様指示。
またまた遠回しに肩揉みを要求するデラ。マジョリカ、自分の頭でマッサージ。

変な展開に試験の方どうするの?と質問するどれみ。
仕方がないので3人で行く様、指示するマジョリカ。あいこ快諾。で3人で行くことに。

で、いきなりモタモタが何かの鍵をかけている。そこへやってくるどれみ達。どうしたの?と聞くモタ達。
『どうしたの?はないやろ。7級の試験受けに来たんやんか〜』と言うあいこ。
今日だと忘れていた様子のモタ。しかも、今から旅行に行くらしい。ぼ〜ぜんな3人。

福引で当たった2泊3日の温泉旅行らしい。クラッカー屑塗れなどれみ、試験はどうなるのよ?とムカツキながら言う。

相変わらずもたもたな返事にどれみキレる。で、調子に乗って
『冗談じゃないよ! 私達この日の為に血の滲む様な特訓をして来たのに〜!』
というどれみ。そんな覚えはないはづきとあいこは目がテン。勿論、どれみの計画。絡み続けるどれみ。

若干、呆れ顔のはづきとあいこを他所に相談中のモタとモタモタ。
で、モタ達からは7級試験は受けたことにして3人とも合格!予想外の結果に驚くどれみ達。

で、合格と言う事でポロンを強化するモタ。あっさり終わってズッコケるどれみ達。で、口止めして旅行へ出掛けるモタ達。
どれみの役者振りを褒めるあいこ。どれみは時間が余っちゃったし魔女界を見物してかない?と提案。あいこが賛成して

そうすることに。はづきはマジョリカが魔女界には怖いとこも一杯あると言っていたと不安顔。でも、7級になって自信満々のどれみは気にしない。。
何でも大きい森に到着。すると、はづきが大きな花を見つける。で、どれみ、ここで本当に7級になれてるのか試してみることに。

花に話せるようになれと魔法をかけてみる。成功。喜ぶどれみは名前を聞いてみる。すると、花から衝撃の告白。

人食い花だった。逃げ惑うどれみ達。はづきとあいこは箒に乗れたがはづきが何故かどれみの分の箒まで持っていたので乗れない。
あいこはどれみに『どれみちゃんのアホ〜! よりによって人食い花に魔法かけんでも〜!』と文句を言う。

間一髪、助けに入るはづき。どれみはそのおかげで逃げることに成功。人食い花、しつこく追いかけるが飛び上がったのが運の尽き。墜落。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

で、逃げた後。ふと前を見ると。女王様の馬車を発見。どれみ達の前で止まる馬車。

女王様、どれみ達が居る理由を昇級試験と看破して合否を問う。勿論、YESなどれみ達。で、ついでに試験の結果も問う。
全員合格です!と言うあいこ。それは良かったですね。と言う女王様。

ここで不正を白状しそうになるどれみ。なんとか、あいこの機転でバレなかったが、このままだと女王様に見破られそうだったので早々に退散。
不審な行動を疑った女王様は城に帰ったらあの子達の様子を水晶玉で見ていてとマジョリンに命令。
ちなみにマジョリンとは馬車の運転手。この話に至るまでで姿のアップは無し。

で、ある日の美空小。
兎小屋の掃除をし終わったはづき。挨拶するどれみ。はづきは2人に挨拶するが、どうも元気がない。
そのことをあいこに指摘されて、もう一人の飼育当番であるななこが来ないことを告白するはづき。ななこは寝坊かと推測するが


どれみ達によると教室に居て花瓶の花を変えていたらしい。驚くはづき。

謝るななこ。しかし、同時に動物は大嫌いとはづきに告白。そして、はづきに飼育当番は1人でしてとお願いする。
はづき、幾ら嫌いでも当番は当番だから!と抗議するが・・・

『あたし、絶対嫌!』と言って教室内の自分の机に逃げていく。余りの勢いに前の席の宮本くん飛び上がる。ていうか飛び過ぎ。

関先生に言いつけちゃえば!?と憤るどれみだが、ななこは机に顔を沈めたままだ。
『お花持ってきたりして普段は優しい子やのに、なんか変やな』と言うあいこ。
はづきによると1年生の時にななこと一緒にうさぎを抱いたことがあるらしい。その時は可愛がってたらしい。

どれみの提案で昼休みを抜け出して調べることに。で、昼休みの屋上。

マジカルステージ発動。ななこちゃんが動物嫌いになった訳を教えてと願う。

すると、一枚の紙が落ちてくる。それは美空市の地図だった。地図には目的地らしき場所を示す矢印が書いてある。

そこに行ってみると、あったのは一軒の家。表札は岡田。そう、ななこの家だった。
家の人に聞けと言う意味だと解釈したどれみ達は呆れ顔。

『でも、家族の人に聞けば判るわ』と呼び鈴を押すはづき。あいこ、はづきを連れて上空へ飛び上がる。
どうしたの?と言うはづきに『この格好のまま会うっちゅうんかい!』と言われ、そうだった顔のはづき。
はづきの抜け振りに呆れるどれみとあいこだが

家人は出てこない。降りて確認しても誰も居ない。というかもし居たらどうする気だ、あんたらwwwwww
『動物嫌いの訳が聞けないわ』と残念そうなはづきに『そんなことないよ。こう言う時こそ植物と話せる魔法だよ!』と言い出すどれみ。

で、庭にある桜の木に魔法をかけるどれみ。ななこの動物嫌いの理由を聞くどれみ。
『それは、2年前にとても可愛がっていた犬を交通事故で亡くしたからなの』と言う桜の木。
予想外の結果に驚くどれみ達。

ここでアイキャッチ


ななこは5歳の誕生日に両親にプレゼントされたルルと言う犬をとても可愛がっていた。


桜の木の下で行われた命名式からななこは雨の日も雪の日も1年生になっても1人で世話をしていた。

が、ある日、ななこが遊ぶ為に投げた一本の木の枝。投げたななこはすぐに気付いた。それが道路に飛んでいったことを。
ルルはその枝を追って道路に飛び出し・・・。一部始終を目撃していたななこは泣き崩れる。
それから、責任を感じて三日三晩何も食べずに泣き続けたらしい。

理由を知って納得するあいこ。ルルの死後、ななこの落胆振りを心配した両親から次の犬を飼うと言う話が出されたが拒否したとのこと。
それ以来、岡田家では動物では飼っていない。どれみとはづきもななこの気持ちを痛感。
で、遠くから昼休み終了のチャイム。慌てる3人。桜にお礼を言いながら戻るが

結局、間に合わなかった。理由を屋上で昼寝してたことにしたが、やっぱり許してもらえない。廊下に立たされる3人。
どれみははななこの事を関先生に相談しようと言うが、あいこは怒られたばっかりで話し辛いと言う。
『だったら、ゆき先生はどうかしら?』と提案するはづき。

で、その通り相談することに。名案を思いつくゆき先生。どれみ名案にガメツい反応をして引かれる。

で、その日。はづきはななこの家に兎を連れてやってきた。
『この子ともう一匹が風邪を引いちゃったの。それで元気な兎に風邪が移っちゃいけないから飼育当番が家で世話することになったの』
と言うはづき。嫌そうな反応のななこに『私ははチチって言う子を世話するからこの子の世話をお願い』と兎を差し出す。
先に判明した話もあり顔がひきつるななこ。

が、ルルと言う名前を聞いて、顔が素に戻るななこ。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
兎を無理矢理、押し付けてはづきはドアを閉めて隠れる。
(真ん中・右の順番でマウスポインタを乗せると・・・)

そんな裏技知る由も無いななこははづきが帰ったと思い、渋々部屋に引き上げていく。実は3人居たりして・・・。

『私、世話なんかしないからね』と言ってルルを放って勉強するななこ。が、動物と言うのは放っておくと・・・。
大きな音にびっくらこいたのななこ。

ルルが屑篭を引っくり返していた。屑篭をどけてやるななこ。すると、そのルルの眼差しがあのルルと重なる。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

これを見て、あの頃の気持ちを思いだしたななこ。ルルを抱き寄せて世話しないと言ったことを謝る。
その様子を見ていた3人は、作戦成功を確信して帰っていく。

ルルと遊んでいるななこ。ルルが糞をすると少し叱りはしたものの言われても判らないと自問自答。

ここでななこ、段ボールで家を作ってあげることにした。が、その為に別室に行った隙に開いていた窓からルルが脱走。

藤原家に電話。勿論、ななこからルルが居なくなったことを知らせる電話。すぐさま、どれみ達も駆けつける。
どれみ&あいこペア、はづき&ななこペアで手分けして探すことに・・・


が、あらゆる場所を探してもどこにも居ない。

そして、時は夕方になってしまう。絶望して泣いてしまうななこ。あいこが気合を入れる。すると

河川敷にある茂みから猫の声。あいこが怒りながら・・・

先頭を切って猫を追い払いに向かう。野良猫は慌てて逃げていく。そして、茂みには首に傷を負ったルルの姿が。
意識を失うななこ。あいこはルルを抱き上げる。

神妙な面持ちでルルを触るどれみ。心臓が動いていることを知ってひとまず安堵。動物病院に行くことにした。
すると、目の前にこっちを見ているライダーが居た。怪しむ4人だが

ヘルメットを取った顔は関先生。この後の展開は言わずもがな。上野動物病院へ

ルルの手術が行われた。その様子を見るどれみとあいこ。一方、落胆しているななこを元気付けるはづきと関先生。
先生が出てくる。手術は成功らしい。『ルルは治るんですか?』と質問するななこ。
『今のところ、なんとも・・・今夜中に目を覚ませば助かると思うが・・・』と言う獣医師。
『もし、目を覚まさなかったら?』と質問されて、答えに詰まる獣医師。

答えが判ったななこは『はづきちゃんがルルを押し付けるからいけないのよ!』はづきを責める。ショックを受けるはづき。
関先生がはづきはななこに何とか動物嫌いを治してもらおうとしたから悪くないと弁護するが『余計なことしないで!』と遮って怒鳴る。
この一言に更にショックを受けるはづき。

『もう2度と動物の死ぬところなんか見たくないと思ってたのに〜!』と泣き出すななこ。
すると、はづきは何処かへ行ってしまう。関先生の進言もあってはづきを追うどれみとあいこ。

BGMきっと明日は。の登場。
はづきを探すがどこにも居ない。すると公園から聞き覚えのある音が。

すると、トイレ裏からはづきが見習い服姿で出てきた。はづきの箒を掴んで止めるどれみとあいこ。
『はづきちゃん。そんな格好して何処行くつもり?』と言うあいこ。放してと言うだけのはづき。
『まさか魔法で兎を治すつもりやないやろな〜?』と疑うあいこ。
はづき『私が余計なことしたばっかりに、ななこちゃんにまた悲しい思いをさせたくないの』
病気や怪我を治す魔法は禁止されていることを告げるどれみ。
しかし、はづき
『また兎が死んだらななこちゃん、心の傷がもっと大きくなって一生動物嫌いになってしまう。お願い放して!』と言う。
ここでどれみとあいこが3人で魔法をかけようと提案。理由は反動も3分の1になると考えて。
どれみとあいこにお礼を言うはづき。そして謝りながら飛び立ってしまう。

ルルを見守るななこ。関先生は
『大丈夫! 岡田がこんなに心配してるんだ。元気になるよ』と言ってななこを休ませることに。
はづきは『私の為にどれみちゃん達まで災いに巻き込みたくない。私はどうなっても構わない。だから・・・』と言って

兎さんの怪我よ治れ!と魔法を使う。ここは何気にバンクじゃないですよね〜

偶々、兎の様子を見た関先生はビックリ。室内に入ってうろたえながら獣医を呼ぶ。その声にななこも起きる。最悪の事態

かと思いきやその正反対。はづきの魔法が成功し兎は全快。
包帯をとっても傷ひとつ無い。喜ぶななこ。
『きっと、岡田の願いが天に届いたんだ』と言う関先生。

感激するななこ。その様子を見て嬉しそうなはづき。が

今度ははづきの様子がおかしい。急に目がとろ〜んとしたかと思うとゆっくり地上に落ちていき倒れてしまう。
どれみとあいこ、はづきを見つけて起こそうとするすごい熱。あいこが関先生を呼んでくる。関先生を呼んだ後の展開は言うに及ばず。

で、夜の藤原家。

翌日の夜。大分、体調が楽になったはづき。心配かけてゴメンなさいとマジョリカ達に謝る。
風邪で済んだことを不思議に思うマジョリカ。マジョリカ曰く、はづきが兎の代わりに死んでも不思議は無いらしい。
すると、何処からか『それは私が魔法で守ってあげたからです』という声が・・・。ララは声で女王様とすぐに気付く。
声の主を探す3人。すると部屋に飾られている一輪のバラが空中浮遊。
ピンクの後光を放つバラから声が出ているらしい。女王様は
『昨日は偶々、私が貴女の良い行いを見ていたから良かったものの・・・。次はこうはいきませんよ。』と言う。
重ねて、禁呪のことを注意するマジョリカとララ。

『魔女界の掟を破った訳ですから風邪だけで済ませる訳には行きません。
今日から10日の間、魔法を使えなくしますが、いいですね?』と言う女王様。はいと答えるはづき。
女王様によってはづきのプワプワポロンは没収されてしまう。
『では・・・お大事に・・・』と言い残して去っていく女王様。
すると、どれみとあいことななこがやってくる。慌てて隠れるマジョリカ達。
顔色が良くなったことを喜ぶどれみ。ななこも昨日言い過ぎたことを謝る。

ななこ、はづきの分も飼育当番をやると宣言。あいこによると、はづきのおかげでななこの動物嫌いが治ったらしい。喜ぶはづき。
はづきに花束をプレゼントするななこ。これまた『綺麗!』。喜ぶはづき。花の香りにうっとり。
そして、ななこは『はづきちゃん本当にありがとう! 早く元気になってね』と言う。YESなはづき。

どれみとあいこはピースサイン。そしてはづきとななこの笑顔ドアップで

〜おしまい〜

第19話『はづきちゃん誘拐される!』
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