第13話『時をかけるお雛さま 〜どれみのないしょ〜』
(2004年12月11日放送)
脚本:影山由美 演出:五十嵐卓哉 作画監督:馬越嘉彦

ぐぇっ!

第13弾にして真の最終回はふぁみ。
遅くて中盤くらいで正体が分かりますが、タイトルだけで分かればあなたは天才。
動きは馬越さんだからともかく、背景も中々綺麗な今回。
この話を好きな人は多い様で♯40話と同じく
この話が入ってるDVDが品薄と言う事態が起こってたり。
(amazon参照)


収録DVD

(12話同時収録)

アバンタイトルはなし。

散る一枚の桜の花弁。雛人形のアップ。夜らしく月が見えて桜が風に揺れている。
桜の花弁散る雛壇の前で雛祭りの唄を歌っている少女。
『おばあちゃん。おばあちゃんから聞いた、あの内緒の話。本当の事だったんだね』
と変な文字の書かれた雛人形の裏を見る。
月が見える夜空にて風に吹かれる桜を背景に言い終わった後、OPへ。

『はる・・・はる・・・』何かを探している足。『あ、おー!』と見つけたのか喜ぶ。
見聞きしたた事ある様な足と声の上げ方。
『は・る・か・ぜ!』と読み上げる表札は春風。そう、どれみの家だ。
喜んだのも束の間、家の中からもめる声が。驚いてコケる子供。

『今出して』とどれみ、『すぐ出して』とぽっぷが言って『早く出して!』と姉妹で迫る。
昨日、徹夜で草臥れてるから明日と言う渓介パパ。不服な姉妹。
3月3日までにお雛様飾らないとお嫁にいけなくなると言うどれみ。『うそー!』と言うぽっぷ。
『正確には3月3日中に仕舞わないとお嫁に行くのが遅れる・・・だけどね〜』
と渓介パパをジト目で見るはるかママ。
ウソだったのでムッとしているぽっぷ。言いだしっぺはばつが悪そうだったが、責任転嫁する様に出さないと仕舞えないと指摘。
ぽっぷも出して欲しい気持ちは一緒なので同意する。

姉妹でおばあちゃんになるまでお嫁にいけないかもと嫌味を言っていたり。
そんなこんなしている間、さっきの子は柵を乗り越え、植え込みを書き分け覗き中。
『もうちょっと・・・』とか言ってたりする。一方、姉妹は出せ!と連呼中。

怒りかけの意味で震えながら『嫁になんか・・・行かなくていい』と言う渓介パパ。
『あーん?』とムッとする姉妹。
手すりから滑って落ちる子供。反応する春風一家。子供は猫の鳴き真似。何故か誤魔化される一同。
で、2人にこのままだと遅刻と注意するはるかママ。慌てる姉妹。


飛び出るぽっぷ。どれみも飛び出る。さっきの子は植え込みの中に居たり。
『どれみ、ランドセル置いて何処行くつもり?』と言うはるかママ。
笑って頭掻きながら『そうでしたそうでした』と戻ってくるどれみ。どれみの名前に反応する子供。
改めて出発するどれみ。『待ってよぽっぷ』と後を追う。
『春風どれみ・・・見つけた!』と言う子供。帽子のつばを後ろに回したこの子はどうやら女の子らしい。

で、サブタイトル。

クネクネクルクル踊りながら雛祭りの唄を歌ってるももこ。登校中。
もうすぐ雛祭りと話題を振るあいこ。お雛様もう飾ったか聞くももこ。
はづきの家は先週ばあやが・・・
◇回想◇
『準備万端でございます!』とどう見てもホラーな顔で言うばあや。
◇回想終了◇
ってな感じだったらしい。
おんぷは毎年バースデーコンサートがあるから、ゆっくりお祝いしたことないらしい。
おんぷの誕生日が3月3日と知って驚くももこ。『そうやん』とあいこ、『そうよ』とはづきが言う。
雛祭りと誕生日、一緒にできないかと言い出すももこ。
さっきの話を聞いてたか問うあいこ。バースデーコンサートと説明するはづき。

だから、おんぷが仕事無い日にやればいいと提案するももこ。ナイスアイディアと指立てのはづあい。
ちょっと早いけど、今夜なら空いてるらしい。
『じゃあ、そう言う事で!』なはづき達。
息切れしながら挨拶するどれみとぽっぷ。
『じゃあ、そう言う事で!』と2人に言う。来たばっかりなので『何が!?』な春風姉妹。
『何か楽しみね』とはづき、『ナイスアイディアやで、ももちゃん』とあいこ、『恐れ入ります、あいこ殿〜!』とももこが盛り上がってる。
何の事か分からないので『あの〜』な春風姉妹。
『盛り上がってんじゃん』と近くを通った木村。小竹も一緒。

男の子には内緒と追い払うはづき達。
さっきの女の子は葉付きの枝を両手に木の上で息切れ中。どうやら隠れている模様。
『あたしは?』と聞くどれみには『そういうことで!』と返すはづき達。『はぁ?』と困るどれみ。
『何だよ、あったまくんな! このバカどじみ〜!』と去って行く小竹。木村も一緒。
何故か自分に返ってきたので困るどれみ。

そんなやり取りしてると、何故か木の枝から落ちる女の子。
音に振り向く春風姉妹だったが、またも猫の鳴き声で誤魔化される。『猫?』なあいこ。
猫も木から落ちるってホントだねと思うどれみ。それを言うなら猿とツッコミを入れるはづき。そうだっけ?などれみ。
落ちた本人は『あたしって、世界一不幸な美少女かも・・・』と聞き覚えのあるフレーズを目を回しつつ言ってたり。

授業中。難しいらしく内容についていけないどれみ。『難しすぎる』と横を見たら、さっきの子が。どれみと目が合って引っ込む。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

ジト目のどれみ。ジーッと黒板を見ているももこと寝てるまさるの裏を低姿勢で移動。
しかし覗いても誰も居ない。が、座り込んだ背後には見覚えのある紫の服とあ!顔のももこ。

『おかしいな〜』と言ったら『何が?』と聞き覚えのある声が返ってきたのでドアごと倒れるどれみ。
まさるも目を覚ました模様。
『授業中に抜けだそうなんざ、いい度胸だね〜』と言う関先生。
滅相もないとペコペコし怪しい人影が見えたと弁解するどれみ。
でも居ないので『誰が何処に居るって?』と聞く関先生。
『誰も居ないみたいっすね・・・』と言うどれみに『は〜る〜か〜ぜ〜』と言う関先生。

まぁ、こうなるわけで。廊下で両手にバケツ持ちのどれみ。
『あたしって世界一不幸な美少女かも。絶対誰か居たって、誰、誰さ、誰なのさ』と言ってたり。
あのーと声をかけてくる誰かに『だーれ?』と言いつつ右を向く。
ウグイス演出な暫しの沈黙・・・『うぃっす!』と右手を上げる女の子。
慌てるどれみと黙らさせようとする女の子。『また怒られちゃうよ、どれみちゃん』と言う。

距離を置くどれみ。なぜ、名前を知ってるのか問う。
『あんた、もしかして』と言うどれみ。『ま』を連呼する。何か困るのかあんぐり女の子。

『まさか、あたしのおっかけとか〜?』と嬉しそうなどれみ。『あ〜ビックリした』と安心する女の子。
『違うの?』と聞くどれみに『あたし、ふぁみ11歳。小学5年生』と言うふぁみ。
5年生と聞いて同い年と思うどれみ。同時にこの学校の生徒じゃないとも思う。


ニッコリ顔の後、事情を説明。
◇窓から見える屋上、中庭、水道、バケツの水、昇降口、運動場のサッカーボールと凝った背景◇
ふぁみは創立記念日で学校が休みらしい。
なぜ、この学校に来たのか聞くどれみ。ふぁみはどれみに会いに来たと答える。
え?などれみ。
と言うのは冗談と返すふぁみ。おばあちゃんの家に来たついでに近所の学校見学でもしようと思ったらしい。

そうなんだと思いつつ、それが自分の名前を知ってる理由にはならないと気付くどれみ。
あ・・・顔のふぁみはさっきはゴメンと謝る。謝った理由は自分の所為で立たされたから。
何時もの事だしと気にしてない様子のどれみ。あんぐりしながら何時も立たされてるのか聞くふぁみ。
ピースサインのどれみ。お腹が鳴ってガックリ。
『今、お腹鳴った? まだ1時間目だよ・・・』と唖然のふぁみ。
苦手な勉強に頭使うとお腹減ると答えるどれみ。

『そうだよね〜?』と反応するふぁみ。
『特に1時間目が算数の時なんか1日に2回あってもいいよね給食!』と言い出す。
『2回賛成! 給食最高!』とふぁみの手を取りながらウットリのどれみ。
『そうそう、特にステーキの日』と言うふぁみ。
『そう!』と大声をあげて口を塞ぐどれみ。横目で見るどれみとふぁみ。大丈夫な様だ。
『ふぁみちゃんの学校って給食にステーキ出るの?』と涎垂らしつつ聞くどれみ。
『どれみちゃんもステーキ好きなんだ?』とこちらも涎垂らしてるふぁみ。
『大好きっす! まだ1回しか食べたことないけど!』と答えるどれみ。
ふぁみもこの世で一番好きらしい。

『あたし達って』とどれみ、『めちゃめちゃ気が合うね〜』とふぁみが言う。

が、ドアを開けて関先生が登場。
『1人で何騒いでる!』と怒る関先生。1人じゃないっすよと弁解するどれみ。
『ほっほー、1人じゃない?』とふ〜ん顔の関先生。
『学校見学に来たふぁみちゃんです!』と紹介しようとするどれみだったが影も形もない。
困るどれみ。巻き舌で春風と言う関先生。
この後どうなったかは言うに及ばず。


『だから本当に見たんですぅ!』と運動場ではづき達に言ってるどれみ。
激しいドッジボールが後ろで行われてたり。
『ふぁみちゃんって言うのよね』とはづき、『11歳で小学校5年生』とおんぷ
『創立記念日でおばあちゃん家に来てるんだ』とももこ、『それでもってステーキが給食に出る学校に通ってる』とあいこが言う。
それ全てに頷くどれみ。あいこの分だけニヤつきながら。
その背後で動いてる植え込み。
信じてないはづき達。『信じてないでしょ』と気付いたどれみ。
途中までは信じるが給食にステーキはリアリティが無いとのこと。
植え込みから某団長風のサングラスを光らせているふぁみ。
『て言うか、どれみちゃんの願望?』とおんぷ、『どちらかって言うと妄想?』とはづき、『幻?』とあいこ、『それとも・・・お化け!?』とももこが言う。
お化けと聞いて喚きだしマジョリカを連呼しだすはづき。
運動場の方へ出て行く。唖然などれみ達の前でボールが直撃し『ぐぇ!』と声をあげる。
心配するどれみ達。はづきが当たったボールが植え込みの中のふぁみに当たる。
驚くどれみ達だったが、ニャーゴと言う声にまた猫だと思ったり。
そんな訳ねぇだろとツッコミを入れる小竹。

そんなこんなで夕方。
どれみが考えてると『それじゃ皆、楽しみにしてるわね』と言うおんぷの声。どれみも気付いた。
『ラジャー』なはづき達。何の話か聞くどれみ。皆の返答は『それじゃMAHO堂で』。
うろたえて左右を見るどれみ、間もなく歩き出す。『ステーキか・・・』と言いつつ。


帰るどれみの後をついてくる誰か。振り返るが誰も居ない。
前方を向いたらばくっろーい影が1つ。どれみ絶叫。よく見たらふぁみでした・・・と。
『うぃっす!』と挨拶するふぁみ。お化けじゃないよね?と聞かれ一応と答える。

ここでアイキャッチ。


階段を上りながら急に居なくなった事に文句を言うどれみ。謝るふぁみ。
どれみははづき達がお化けだと言い出したことを話す。本人も魔法でも使ったと思ったらしい。


何時の間にか公園のベンチに座ってる2人。
魔法の件に反応し魔法を信じるか聞く。怯むどれみに今魔法と言ったと指摘。
結構信じてるかもと答えるどれみ。ふぁみもそうらしい。
ふぁみのおばあちゃんが小さい頃によく魔女の話をしていたとのこと。
『魔女?』などれみに
『この世には人間界以外にも魔女界って言うのがあって・・・あ、魔法使い界って言うのもあるらしいだけどちっちゃいんだって』
と説明するふぁみ。
実際の事なので若干戸惑い気味に『へぇ〜・・・』と返すどれみ。えらいリアルな話と思ってたり。
今は訳あって交流が無いらしいが何時か人間と魔女が住める時代が来ればいいねと話してるそうだ。
『へぇ〜』と言うどれみ。普通に感心してる模様。
ここどれみに魔法が使えたら何がしたいか聞くふぁみ。
『え! 言えないよ、そんな事』と返すどれみ。何故か聞くふぁみ。どれみ曰く笑うから。笑わないと言うふぁみ。
疑うどれみ。ホントホントと二つ返事のふぁみ。
そう言われ、好きな男の子に告白する勇気が欲しかったからと教えるどれみ。
驚くふぁみを見て、やっぱり言わなきゃ良かったと後悔する。
しかし、ふぁみの口から出たのは『同じなんです』。『何が?』などれみに自分も同じと教える。
そう聞いて嬉しそうなどれみ。手を取りつつ、私達って気が合うと盛り上がる両名。そして笑う。

立ち上がるふぁみ。少し俯く。
『久しぶりに話せて良かった』と言うふぁみ。『誰と?』と聞くどれみにおばあちゃんと答える。
『そんなに久しぶりだったに? おばあちゃんち来たの』と聞くどれみ。無言で頷くふぁみ。
良かったねとどれみに言われ、また頷く。
どれみを呼ぶふぁみ。答えるどれみに手を繋いでもいいか聞く。いいよと答えるどれみ。手を繋ぐ2人。


温泉、八百屋、魚屋、肉屋と回るどれみとふぁみ。肉屋じゃ肉に発情して変な目で見られてたり。

ふぁみに何処に住んでるのか聞くどれみ。『と、東京?』と答えるふぁみ。
東京と聞いて給食にステーキが出る事に納得するどれみ。

帰り道、1本の桜を見て足が止まるふぁみ。
『これって桜の木だよね』と聞くふぁみ。頷くどれみ。
『まだ、咲いてないんだ・・・』と呟くふぁみに驚くどれみ。東京はもう咲いてるのか聞く。
『結構、南の方だから・・・』と謎の返事をするふぁみ。
『東京の?』とどれみに聞かれ認める。さすが東京とか言っちゃってるどれみ。

で、最後に自分の家を紹介するどれみ。知ってると答えるふぁみ。
知ってることに驚くどれみ。素で知ってたみたいだが、表札に書いてあると誤魔化すふぁみ。
納得するどれみ。
『それじゃ、どれみちゃん。今日は色々ありがとう』とふぁみは帰ることに。また会えるかなと聞くどれみに頷く。

こっちに来た時は顔出すと去って行くふぁみ。またね〜と手を上げるどれみ。ふぁみはある程度走ったところで足が止まる。
振り返ってもどれみは居ない。何かを期待していたのか落ち込んだ様子で歩いていくふぁみ。
そんな彼女を呼ぶどれみの声。よかったら家寄っていかないか聞く。狭くて汚いところとか言ってたり。
嬉しそうに頷くふぁみ。


春風家。
ただいまと帰ってきたどれみをおかえりと出迎えるはるかママ。
渓介パパとぽっぷが何やらしていると説明しようとしたが、来客に気付いて『あら、お友達?』と聞いてくる。
ふぁみちゃんとどれみが紹介して、こんにちはと挨拶するはるかママ。
ドモりながら帽子を取って頭を下げるふぁみ。長い髪が顕になる。
それを見て綺麗な髪と思うはるかママ。自分より長いかもと思うどれみ。
ここでどれみに渓介パパとぽっぷでお雛様飾ってると教えるはるかママ。

『なんですとー!』と怒り出すどれみ。ふぁみに謝り、家に上がる。お雛様を頭の天辺に抱えているぽっぷを発見。逃げるぽっぷ。後を追うどれみ。

1人で飾ってることにご立腹などれみ。早く帰ってこないのが悪いと返すぽっぷ。
貸しなさいと要求するどれみ。拒否するぽっぷ。あんたは他の奴飾ったと指摘するどれみだがぽっぷは頑なに拒否。
姉妹の戦闘開始。

2人とも何してるのと呆れるはるかママ。『お客さん?』と聞く渓介パパにどれみの友達と教える。
赤面して『ふぁみです』と頭を下げるふぁみ。
騒がしくてゴメンねと謝る渓介パパ。上目で彼を見ていたふぁみ、ケンカしてるどれみ達に視線を移す。
ケンカの原因であるお雛様を見て反応するふぁみ。
心臓の鼓動と共に雛壇の前の光景(アバンタイトル)が思い出される。
『あのお雛様って・・・』と言うふぁみ。


ケンカの果て、宙を舞うお雛様。あ!顔の両親と必死に取ろうとする姉妹。
何とかふぁみがキャッチ。
取り合いの果て、遂には壊そうとした姉妹に怒るはるかママ。大事にしないんだったら仕舞うぞと怒る渓介パパ。謝るどれみとぽっぷ。。

ありがとうとお礼を言うはるかママ。答えないふぁみ。彼女がじっとお雛様を見ている事に気付く。
お雛様裏の落書きが気になる様子。何コレ?などれみ。懐かしいと言い出すはるかママ。
?などれみに『それ、どれみって書いてあるのよ』と教える。
本人は覚えが無いらしい。

はるかママによると
昔、お雛様を渓介パパの抱っこのお陰で飾った時の話。
お姉ちゃんが飾ってくれたぞと渓介パパに言われ喜んでるぽっぷ。
『来年は一緒にお飾りできるといいわね〜』とぽっぷに言うはるかママ。
ぽっぷは喜ぶ。だが、どれみはダメと拒否する。『これはお姉ちゃんのだから!』らしい。
2人で飾ればいいじゃないかと渓介パパも困り顔。
しかし、どれみは頑なに拒否。雛人形を持ってクローゼットへ。クローゼットにて先の落書きを書いたらしい。
『お雛様を妹に取られるのが嫌で、自分の名前を書いたんですって』
と言うはるかママ。

回想から現実へ。
どれみは全然覚えてないらしい。そんな事もあったなと思う渓介パパ。
ここでどれみに何故お雛様を飾るのか知ってるか聞くはるかママ。
『そりゃあ、早く出して仕舞わないとお嫁に行き遅れるからでしょ?』と言うどれみ。
ずっとあんぐりだったふぁみが
『女の子の成長と幸せを願って飾るって、おばあちゃんからそう聞きました』と言う。
はるかママも自身の祖母からそう聞いたとのこと。
つまりはふぁみの祖母もそのまた祖母から聞いたのかなと思うどれみ。そうかもねと言うはるかママ。
『ああ! 私も話してあげるんだ!』と言い出すどれみ。
それを見て嬉しそうな顔のふぁみ。ぽっぷも話すらしい。
『でもって、ふぁみちゃん』とはるかママに呼ばれるふぁみ。お雛様を飾ってくれないかなと頼むはるかママ。

そう言われて怯むふぁみ。同意のどれみ。ぽっぷもふぁみが居なかったらお雛様壊れちゃったかもしれないと同意。
『ふぁみちゃんがあんな落書き見つけてくれなかったら、こんな話娘達にできなかったわ。だから・・・お願い』
と頼むはるかママ。引き受けるふぁみ。

置くだけで神経使いまくり。ホッと一息。皆から拍手される。驚いて振り向くと渓介パパから感謝される。

ここで『それじゃお母さん』とどれみ、『いつもの奴お願いします』とぽっぷが言いだす。
『はい』と頷くはるかママ。反応するふぁみ。
ぽっぷの頭を撫でつつ
『お雛様にお願いします。この1年、ぽっぷが元気で幸せに暮らせませす様に・・・』
と願うはるかママ。


それを聞いてドキッとするふぁみ。
同じことをある人にされている回想。皺だらけの手と顔。ふぁみの言う祖母・・・つまりは・・・。
はるかママが、先のセリフをどれみ宛てに変えてもう一度言う。
『どれみが・・・』まで来た所で回想終了。
目が潤んでいるふぁみ。


どれみがはるかママに撫でられている光景を見て『同じだ・・・』と呟くふぁみ。涙が頬を伝う。
真っ先に異変に気付いたどれみ。ふぁみにどうしたのか聞く。
涙ポロポロなふぁみ。涙を拭いつつ『あれ、どうしちゃったんだろあたし・・・』と言う。
心配して近寄ってくるどれみになんでもないと言い、ごめんなさいと謝る。

心配そうに見ているはるかママ、渓介パパ、ぽっぷ。
『ホント、どうしたんだろう。参ったな〜。折角の楽しい時間なのに、泣くなんて変だよね』とか言ってたり。
もう一度謝りながらも泣きの程は激しくなってたりする。


そんなふぁみの頭を撫でて『この1年、ふぁみちゃんが元気で幸せに過ごせます様に』と願うどれみ。
先の皺が一杯の顔のイメージが重なる。つまりはそういうこと。
振り返るふぁみにニッコリ微笑み
『これ春風流。あたしもすっごく楽しかったよ。ふぁみちゃんが家に来てくれたお陰で色んな事分かったもん』
と言うどれみ。涙をポロポロ流し、声にならない声で『おばあちゃん!』とどれみに抱きつくふぁみ。

幻想的なカットへ。
よく聞こえなかったどれみは何か聞く。
『ううん、なんでもない。ありがとう、どれみちゃん。本当にありがとう』と言うふぁみ。
そんなふぁみを抱き返すどれみ。お雛様のアップ。

春風家前。
友達にも紹介したかったのにと残念がるどれみ。お化けだって信じてる子も居るから・・・。
すると、中からぽっぷが『行くよ、お姉ちゃん!』と慌てて出てくる。
『何処に?』と聞くどれみにMAHO堂でおんぷの誕生日と雛祭りと答える。驚くどれみ。
MAHO堂に反応するふぁみ。急かすぽっぷ。聞いてないと3の字口などれみ。
ここでどれみを呼ぶふぁみ。『待ってたら悪いし、行ってあげなよ』と言う。
サンキューとふぁみに言って、どれみを連れて行くぽっぷ。
またこっちに来た時は寄ってねと連れて行かれるどれみ。
手を振って見送るふぁみ。『MAHO堂・・・』と怪しみ顔。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

既にケーキは完成。到着した姉妹、ゴメンゴメンと謝る。
どれみに遅いと文句を言うはづき達。て言うか聞いてないと言い返す。
無視しておんぷにハッピーバースデーと言うはづき達。『ほほぉ、そう来るか・・・』と言うどれみ。
彼女の頭に降ってくるなり『なんじゃいどれみ、また遅刻か。ボーっとしとらんでパーティの会場でも作らんかい!』と言うマジョリカ。
覗いてるふぁみ『あれは・・・』と言う。
先のマジョリカに『はいはい!』と面倒くさそうに答える。

お着替えするどれみ。驚いた様子のふぁみ。
魔法でパーティ会場を出すどれみ。素敵な机と椅子の登場。

『どうよ!』とどや顔のどれみ。ステーキが無くてよかったと呟くはづき。
また忘れたと泣き言のどれみ、皆に笑われる。魔法使おうとしてマジョリカに叱られる。


そんな会話の間、バッグから雛人形を出すふぁみ。その人形の下部にはどれみのサイン。
『知ってたんだ・・・。あたしね、おばあちゃんに本当に魔女って居るんだよって教えてあげたくて、ここまで来たの』
と言うふぁみ。
『でも、おばあちゃんは知ってたんだね。好きな男の子に告白する勇気か・・・』
と続けつつ歩いていく。そして、オープンテラスから庭に降りる。
『大丈夫、ちゃんと告白できるよ。あたしが生まれてここに居るのがその証拠だもん』
と言うふぁみ。
何も知らない店内は大盛り上がり。

変わった音と共に何時の間にか服が変わっているふぁみ。
『だから安心して、どれみおばあちゃん』と言う。
ED曲開始
雛人形を前に『ピーリカピリララポポリナペーペルト、あたしを元の時代に戻して』と願うふぁみ。
光に包まれた雛人形が浮いていく。そして、ふぁみがその光に照らされる。

祖母としての感覚か何かに気付くどれみ。
皆に呼ばれ『乾杯、乾杯』と言われる。そして乾杯。
夜のMAHO堂の全景カットになった後、黒くフェードアウトしてEDへ。
本日は何時もと違い黒い背景に白い文字のクレジットが表記されると言う地味レイアウト。
13話の回想。〆はどれみとふぁみが繋ぐシーン。
最後はデカいピンク字でおしまいと表示され

〜おしまい〜

〜おまけ〜





ナイショ分のエンドカード。
エンドカードはドッカーンから始まっていたらしいですが、生憎これしか見れません。

終わったらまた始めよう
第1話『私どれみ! 魔女見習いになる!!』
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