おジャ魔女どれみ16
(2011年12月2日〜継続中)

およそ7年のブランクを経てライトノベルで帰ってきたおジャ魔女どれみ。
製作スタッフも
同シリーズのシリーズ構成・つまりは世界の生みの親とも言える山田隆司さん。
そんでもって、キャラクターデザイン・つまりはキャラクターの生みの親とも言える馬越嘉彦さん。
と同じ面子を集結。
実年齢とちゃうやないかい! と言うツッコミは野暮ですね。
発表時も喜びの声があちこちから聞かれるくらい、このシリーズの人気は今でもスゴイ様で。
基本設定は16歳になったどれみ達の物語。
設定、キャラはまんまなのでほぼファン向けの作品。


第1巻
(2011年12月2日発売)


◇内容◇
第1章:春爛漫 4年振りの同窓会に参加したどれみ達が再び魔法に関わる発端となる話。
第2章:MAHO堂開業 マジョリカとの再会。そして、八巻先生登場話。が、実際はあの仲良しコンビの話でもあったり。
第3章:いざ北海道へ 行方不明となっていたおんぷを探しに北海道へ行く話。あの親父も再登場。
第4章:夏☆キラリ はづきが裏サイトの被害者となる話。玉木ネタでもあったり。
第5章:夢を信じて おんぷが今後について悩む話。どれ竹ネタも
第6章:明日に向かって走れ! 陸上部アスリートになったあいこの話。そしてラストには・・・
千葉千恵巳インタビュー


◇感想◇
高校生設定とテレビよりは規制の少ないラノベな所為か、扱う問題もちょっちハード。
ここに関しては私の予想が的中。
(ドッカーンの項を参照)

以下ネタバレを含む為伏せ文字。
(よく考えずに晒してましたがorz)
どれみが小竹に振られたり、はづきがまさると付き合ってたり、あいこがアンリマーと破局してたり
と色々進展あったり。これだけでも驚いたのに
惣一じいちゃんが逝去してるわ、本編で親友同士なのぶみほが対立してるわ、美保ママが車椅子だわ、裏サイト問題は出るわ、おんぷは行方不明だわ、ハナちゃんが荒れてるわ
と栗山さんのブラック路線全開。
そもそも、この枠にハマったのはのほほん路線にハマったからだった所為か、この辺は読んでちょっちブルーに。
まぁ、大体は1巻で解決しますけどね。

誤字やルビ間違いが多かったのがちょっと残念。
(玉木麗香→玉木麗華 りんのまさと→はやしのまさと)

反面嬉しかったのは魔女界の面々がちゃんと出ていたこと。
マジョリカ、魔女界の女王様、マジョリンがちゃんと出てきます。
(マジョリカのみ、背中と言えど挿絵あり)
2巻ではゆき先生の登場を願いたいところ。

あと、ちばちーさんのコメントは嬉しかったです。
PR動画でも元気に紹介されてましたね。
↓ニコニコ動画↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16338155


個人的な感想としてはそんなに楽しめなかったかもです。
話がつまらないと言うのではなく、元来アニメーションなのでやっぱりボリューム不足感があると言うか。
映像や音声だからこそできる演出があると言う感じで。
八巻先生以外はオリジナルサブキャラ絵も無いのでイマイチ、イメージがわかなかったですし。
(マイピクさんにも同じこと思ってる人が居ました)

まぁ、とは言え2巻も読みますけどね。やっぱり続きは気になります。


第2巻
(2012年5月2日発売)


◇内容◇
第1章:それぞれの秋 唯一顔を見せてなかったあの子が帰ってくる話。パティシエ服も登場。
第2章:街工場ガール どれみが仲良くなった祠堂優菜と言う女の子話。話の題材が何ともどれみらしいと言うか。
第3章:クリスマスの魔法 おんぷが中国で知り合った茉莉と言う女の子との話。
第4章:正月もののけ顛末記 タイトルでも分かるとおり、あのコンビ再登場。でも、メインは坊主の方。
第5章:矢田君の守護天使 まさるの将来に関する話。夢も展開もらしい感じ
第6章:バレンタインの騎士様 それぞれのバレンタイン。2巻登場の面々の話も多々あり。でも、実はあいこネタ。
第7章:月を追いかけて 1巻に少し登場してたあの子再登場。
秋谷智子インタビュー


◇感想◇
慣れたのかは謎ですがすんなり読めました。
前回で基本的な説明も終わり、ももこも登場して勢ぞろいしたのでここから普通のどれみらしい展開。
この巻も女王様&マジョリン登場。ゆき先生は持ち越し???
前回、キャラ絵が少なかったのを反省したのか今回は祠堂優菜ちゃんと茉莉ちゃんも挿絵がありました。
挿絵は3章。話は5章と6章が面白かったです。

解説をどれみ口調でするので時折、セリフとごっちゃになり易いのが難点でしょうか。
まぁ、これは1巻からですが。
あと、すこーしだけ状況の説明が足りないと思います。
口調で分かりますが誰が喋ってるのか分からない事が何度かあったので。

挿絵だけでも見る価値あるのでシリーズファンは読んでみては?


第3巻
(2012年11月30日発売)


◇内容◇
第1章:パリの歌姫 パリにて成長した次期女王候補と再会。
第2章:マネージャーも見習い中 どれみが小竹の居るサッカー部のマネージャーになる話。どれみの先輩・小暮麻紀と後輩・柏木千波がゲスト。
第3章:ももこのライバル店 MAHO堂近所にできた店の主人達の話。タイトル詐欺とも言う。22ページしかない謎話。
第4章:クラスメートは新種の娘 読者モデルの丹羽雛子と奥山なおみがゲスト。奥山さんイケメン。
第5章:それぞれのターニングポイント はづき・あいこ・おんぷのこれまでが試される話。あいこは・・・。
第6章:16歳フォーエバー ユメちゃんと女王様の妹の手がかりが・・・これまたタイトル詐欺。
松岡由貴インタビュー


◇感想◇
ハナちゃんとも再会。
ただ、あいこの一件は正直ショック。
まぁ、ちゃんとフォローしてくれましたが。
今回はどちらかと言うとオリジナルゲストが多め。
シリーズファンとしては奥山さんと未来さんの挿絵があったのが嬉しかったり。
小暮さんだけはないようですがね・・・。

個人的に言えば最後に全部もってかれたカンジです。
大人&魔女界好きとしては。


(左が通常版、右がドラマCD付属版)
第4巻
(2013年7月2日発売)


◇内容◇
第1章:夢の花が咲く時 まりなと木村の将来をめぐる話。
第2章:おんぷマニアの弱点は? おんぷをやたらつけまわす青年が登場。
第3章:ももこに良く似たマドモアゼル 隣に出来た有名パティシエの店の弟とももこが・・・。
第4章:コペンハーゲンの約束 ユメちゃんと未来さんを訪ね、遂に外国へ・・・。
第5章:国立への遠い道 国立を狙う小竹とどれみの・・・。
第6章:別れのヴァイオリン 藤原家とあるスキャンダルの余波が訪れる・・・。
宍戸留美インタビュー


◇感想◇
この巻自体、特に本編ネタのらしい進展はありません。
4章も予想通りの範疇。
でも6章の展開はサブタイで予想がつくとは言えやっぱり驚いたというか。
16、その道の一流揃いとかありえない世界設定なのにこのへん妙にリアル路線なんですよね。
どちらかと言えば本的にはイマイチと思ったこの巻。

ただ・・・
4巻の最大の魅力はなんといってもドラマCD。
引退疑惑のあった高村さんや堂ノ脇さんも普通に出演してくれました。
1巻の内容丸々収録(大谷さん以外主演5人のフリートーク付き)なのでこれだけはとりあえず聞いてみてはいかが?

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