(2013年6月2日放送)
脚本:田中仁 演出:三塚雅人 作画監督:河野宏之
嫉妬
その名の通り、最後のクリスタルが出る話。
2クール目はやはり奪われて取り返す的な展開なのか。
それともフレやスイみたいになるのか・・・。
となればあの子しか居ませんが。
収録DVD
(左がDVD、右がBD)
(DVDは16話~17話同時収録)
(BDは13話~17話、19話~24話同時収録)
アバンタイトルは回想なのでカッツ。
(ジョー岡田登場から名乗ったところまで)
夕方のソリティア。2階。
『はい、どうぞ』と4人に紅茶を出すジョー岡田。
彼の動きを目で追うマナ・六花・ありす。とりあえず飲む。
『それじゃ質問もどうぞ』と言うジョー岡田。
それを聞いて飲み終えるなり
『もう色々ありすぎて何から聞けばいいか』と六花、『アイちゃんやロイヤルクリスタルの事はご存知でしたの?』とありす、『お兄さんが王女様の婚約者って本当なんですか?』とマナ
が聞く。
『順番に話していこうか』と言うジョー岡田。
『まずは・・・』と真琴の方を見る。
真琴は紅茶に手をつけず、顔を上げて彼を見るなりそっぽ向く。
『僕は君と同じ、トランプ王国の生き残りだよ。ジョー岡田は世を忍ぶ仮の姿と言ったところかな』と言うジョー岡田。
『次にロイヤルクリスタルは昔見た事があってね、すぐに本物だと分かったよ』
と続ける。
(見ている妖精カット)
本物と聞いて一安心のありす(マナりつ)。続いて、アイちゃんについて質問。
『さぁ!?』と後頭部に手を当てるジョー岡田。
ズッコケるマナ達。
川原で卵を拾ったのは本当と答える彼は不思議な子だよねと感想。
『またしらばっくれてるんじゃないケル?』とラケルに疑われる。
『信用ないな』と残念そうなジョー岡田。日頃の行いとランスに言われ苦笑い。
『あとは、僕のアンのことだったね』と言う彼に反応するマナ。
ムッとする意味で真琴も反応。
僕達は間違いなく将来を誓い合った仲だよと話すジョー岡田。
嬉しそうなマナに反して
『私は王女様からそんな話聞いてません!』と怒鳴る真琴。息切れ。あんぐりなマナ達。
そうだろうねと納得するジョー岡田曰く、彼女がアン王女に仕える前のこと。
馴れ馴れしく王女様を呼び捨てにしないでくださいと怒る真琴。
『ドードー、落ち着くビィ』と宥めるダビィ。
落ち着けない真琴。
それを半ニッコリ顔で見ていたジョー岡田は真剣な顔になって
『改めて君達には伝えておくよ。ロイヤルクリスタルは全部で5つ、その全てが揃った時、奇跡の切り札が現れる筈だ』
と教える。
(手元ロイヤルクリスタルカット後、5つ集まって光を放つロイヤルクリスタル)
奇跡の切り札を復唱するジョー岡田。それってどういうものか聞く六花。
僕にも詳しくは分からないと首を横に振るジョー岡田。
『今ハッキリしているのは僕達は何としてもクリスタルを集め、トランプ王国を救わなきゃいけないってことかな』と言う。
頷くマナ達。そうですねと言う彼女に尖がり口の真琴も同意。
ロイヤルクリスタルをゲットしたレジーナの回想を交えつつ
レジーナに盗られた分は後回しにして当面は最後のクリスタルですわねと言うありす。
でも、何処にあるのかサッパリとランス。
『そんな君達に!』と言うジョー岡田。顔をあげる一同。
『コレ!』と見せたは小冊子。
ジョー岡田と行く初夏の旅と称されたその小冊子。
『なんです?』と聞くマナに旅のしおりと教えるジョー岡田。
『私達、呑気に旅行なんてしてる場合じゃ~!』と反論六花。
中には機関車が菜の花畑を走っている写真。
観光用のSLが走る鉄道写真と教えるジョー岡田曰く、この風景が彼と王女の思い出の場所によく似てるらしい。
思い出の場所をマナが復唱してると羽ばたく音。
上を見ると
ジョー岡田の肩にあの青い鳥が止まる。見つけたのは彼と教えるジョー岡田。
『旅行か』とパンフレットを見た後、分かりましたと立ち上がりお弁当用意してきますと挙手マナ。
ニッコリありす&妖精ズ。2人に呆れながらも仕方無いと言う六花。
パンフレットと睨めっ子中の真琴『王女様の最後の手がかり・・・』と言う。
で、サブタイトル。
ゴーゴージコチュー。
赤いロイヤルクリスタルを眺めながら、これがトランプ王国に伝わるお宝かと思うイーラ。
彼から奪い取り鑑定してやろうと言うベール。
『いい仕事してますねぇ~』とコメント。
で、今度はベールから奪い取り
『あなたに何が分かるっての。あたしに任せなさ~い!』とロイヤルクリスタルを奪っていくマーモ。
何どさくさ紛れに持っていこうとしてる彼女を捕まえるイーラ。
言いがかりと反論し放す様に言うマーモ。
なんて取り合ってるとロイヤルクリスタルが光りだして弾かれる。
『ダメよ。勝手に触っちゃ。これは、あたしのなんだから』と言うレジーナ。
掌のロイヤルクリスタルを見て綺麗と思う。
『この輝きはあたしのもの』と言ってるレジーナの瞳が青から赤へ変化。
『そう。すべて・・・』と立ち上がりテレポートレジーナ。
じっと見ていた3人。
『どうしたんだ? あいつ』と言うイーラ。
電車、都会路線と田舎路線をわいわい話しながら乗り継いで
更に違う電車で田舎の駅に到着。
電車を降りるなり体を伸ばしているマナ。
待っているマナ達に汽笛の音が聞こえてくる。
覗くと遥か遠くに汽車の姿。
『わあ!』と声をあげるマナ。全体が映ったところで声をあげる4人の顔カット。
汽車到着。
美しい汽車とありす。同意して気品すら感じると真琴が言う。
顔をちょっと右側に向けて汽車を見ているジョー岡田。
間もなく汽車出発。
嬉しそうに窓の外を見ている4人。
歓声をあげているマナ。普通の電車よりゆっくりなのねと気付く六花。でも風情があると言うありす。
ここでお弁当食べようと言い出すマナ。
待ってたと言うランス。
『じゃーん、桃まん弁当!』と言うマナ。
パパと一緒に作ったと教え、いっぱいあるから好きなだけ食べてと言う。
頂きますと声を揃える六花達。
食べようとする真琴に『どうぞ』と差し出される水筒のお茶。
勿論、ジョー岡田から。
結構ですとつき返す真琴。
車内の彼女のエースティ広告アップ後、エースティを飲んで『自分のがありますから』と言う。
『そう』と返すジョー岡田。
まこぴーどうしちゃったのかと思う六花。複雑な乙女心ですわねと教えるありす。
揃うごちそうさまでしたの声。
荷物置きの上で倒れているシャルル達。一息シャルルと美味しかったと言うラケル。
すると、アイちゃんの声。反応するありす。
どうやらアイちゃんも楽しいらしい。すごいねと言うジョー岡田。
それを向かいの席から見てるマナ達。
『って、楽しんでばかりじゃダメでしょ!』と六花、『そうだ、クリスタル探すさなきゃ!』とマナ
が言う。
んで仲良く外を見る。
汽笛に興奮するアイちゃん。きゅぴらっぱー発動。
煙がハート型のピンク色に。驚く運転士。
驚いてる4人。『何事!? まさか・・・』と言うマナ。
一緒に振り向く3人。『アイちゃん!?』と声を揃える。
おかしいなと思う運転士。念の為点検すると言い出す。
ごめんなさいと頭を下げ続けるマナ。
あー顔の六花と苦笑いありすの間で溜息真琴。
旅にトラブルは付き物だよと言って駅舎を後にするジョー岡田。
何処へ行くのかと聞く六花に散歩と答え、皆で行こうと言う。
『でも、ここで待っていた方が』と言う真琴に『焦ってもクリスタルは手に入らないよ』と返すジョー岡田。
素性は分かっても中身はよく分からない人ねと思う六花。
ジョー岡田の後を追うアイちゃん。
『アイちゃん!』と呼ぶマナに嬉しそうな声をあげながらジョー岡田の後を追っていく。
それを見て意志を察したか『行こう、みんな』と3人に言うマナ。
で、駅舎を出る。
立ち止まったマナ、声をあげる。
そこには一面の菜の花畑。
『すっごいシャル~!』とシャルル達が飛んで行く。
『ここってお兄さんの言ってた風景~?』と言うマナ。
シャルル達と飛んでるアイちゃん。
アイちゃんが導いてくれたのかもねと言うジョー岡田。まるで平和だった頃のトランプ王国みたいだとダビィも言う。
『そうですの?』と聞くありすに頷く真琴。
アイちゃん達は遠くへ飛んで行く。
で、大きな木の下。
切り株に座ってるジョー岡田に『少し、いいですか?』と声をかけるマナ。
『勿論』と頷くジョー岡田。
横に座って
『あたし、クローバータワーで初めて会った時からお兄さんって不思議な人だなって思ってたんです。何を聞いても煙に巻いてばかり。
でも、何故か嫌な気持ちにはならなくて。それはきっと、お兄さんが何時も私達を導いてくれていたからなんですね』
と言うマナ。
(1話、ラビーズを進めてる場面、8話の店内遭遇回想)
笑いながら買い被り過ぎと言うジョー岡田。
『キングジコチューを倒し、トランプ王国を救うことができるのは伝説の戦士プリキュアだけ。クリスタルを見つけるまでに強くなったのは紛れも無く、君たち自身の力だよ』
と言う。
(滅びたトランプ王国→菜の花畑カット)
空を見上げて聞いているマナ。
ここで菜の花畑に王女の姿が見えたジョー岡田。勿論、幻ですぐに消えてしまう。
眼を瞑った後『もう少しだ・・・』と呟くジョー岡田。
見上げるマナ、軽く俯いて王女様ってどんな人なのかと聞く。
まこぴーから聞いてないのかいと不思議そうなジョー岡田。
恋人のお兄さんからの話も聞いてみたいと返すマナ。
『参ったな~。少し長くなるけど、いいかい?』と聞くジョー岡田。
頷くマナ。
ここでアイキャッチ。
六花とありすも妖精達と連れてやってくる。
『僕の知ってるアンはそうだな・・・』と語りだすジョー岡田。
回想開始。
城。
王女を探している兵士。『はい!』と言う声が聞こえて振り向く。
目を開く王女はかるたの最中。弾き飛ばした札が兵士の顔に命中。背中から倒れる兵士。
起き上がるなり何をしているのですかと聞く。
『かるたよ。人間界の遊びなの』と答える王女。ニッコリ、イラスト調。
『彼女はちょっとお転婆で、とても可愛らしい女性だったよ』と言うジョー岡田。
そのまま庭園へ。
庭で鑿を使って何やら作ってる王女。
ジョー岡田曰く、王女は好奇心旺盛で色んな世界の文化に興味を示したらしい。
『何か足りないわ』と呟く彼の横から『これでどうです?』と手を伸ばす鎧の手。
王女が彫った猫の額に宝石をつける。
彼こそがジョー岡田ことジョナサン・クロンダイクである。目と目があう両者。
(本人曰く、彼は王女に使える戦士の1人だったらしい)
とても素敵ねと微笑む王女。
雲が晴れて陽が射すカット。草原を走る馬。
流鏑馬で1発命中させるジョナサン。負けじと王女は3つ命中させる。
ドヤ顔王女に負けました顔のジョナサン。
SLに仲良く乗車中の2人。
あとは菜の花畑をベターに駆け回っていたり。
『僕らが互いに惹かれあうのに、それほど時は必要としなかった』と言うジョナサン。
菜の花畑でキッス。
城全景カット。
その後、遠い辺境の警備につくことになり城を離れなくてはいけなくなったと語るジョナサン。
見上げるジョナサンと残念そうな王女。
あの鳥を使って文通していたりした2人。
庭で王女が書いた手紙をジョナサンの鳥が彼の警備している場所へ持っていく。
仕事中のジョナサンに手紙とロイヤルイエローを持ってきた青い鳥。バラの匂いを嗅ぐジョナサン。
『そして・・・あの悪夢が訪れた』と言う言葉と共に赤く染まるトランプ王国。城の方で煙が上がっていることに気付くジョナサン。
(7話の戦っている王女のカット)
馬で急行するジョナサン。戦っている王女。
心中でアンの名前を連呼ジョナサン。
(7話のキングジコチューを見上げる王女のカット)
そんな中、城がジコチュー達の攻撃を受けたり、キングジコチューの体が光ったりしている。
するとゴリラジコチュー軍団が登場。
1匹があのSLを持ち上げている。剣を構え唸るジョナサン。
暗転。
言わずもがなキングジコチューに支配されたトランプ王国。
『アン、何処に?』と探すジョナサン。飛んで行く鳥を追いかける。
辿り着いたは7話に登場したあの鏡の部屋。
『これは・・・』と魔法の鏡に手を当てるジョナサン。
『アンは・・・この先の世界に』と気付いて鏡に念じてワープする。
回想終了。
白からフェードイン。
『トランプ王国、アン・・・誰も救えなかったのはキュアソードだけじゃない。僕もさ・・・』
と言うジョー岡田。
この話に元気のないりつあり。シャルル達も右に同じ。
それはマナも一緒。あまり楽しい話じゃなかった事を詫びるジョー岡田。
首を横に振るマナ、聞いてよかったですと言う。
そろそろ駅に戻ろうかと立ち上がるジョー岡田。『君もいいかな?』と言う。
木の方を向くマナ達。木の裏には真琴が居る。
『必ず、アンに会いに行こう!』と言うジョー岡田。
木の裏にて帽子を深く被って涙を1粒流し『はい』と頷く真琴。涙を拭う。
両者の和解を悟ったか嬉しそうなマナ達。
その頃、駅舎では子供が勝手に汽笛を鳴らして運転士に叱られていたり。
つまみだされダメと言われながらも運転させてと駄々をこねる少年。
染まりかけプシュケー。
『その気持ち分かる。やりたいものはやりたいよね!』と言うレジーナ。
強引に闇に染める。
本日は機関車。
先の機関車と連結。客車も真っ黒になる。驚くホームの客達。
駅舎が黒煙に包まれる異変に気付くジョー岡田。
菜の花畑をお構いなしに走る機関車ジコチュー。
『ジコチューシャル』とシャルル、『汽車まで一緒ダビィ!』とダビィが言う。
横を通過され顔を庇う4人。
ふと横を見るとみるも無残な土の通路。『菜の花畑が!』と言う真琴。
『止めなくちゃ!』と言うマナ、後ろにシャルルがスマフォ形態に。
4人変身。
ハート、いつものセリフ。
『ハーイ、マナ!』と声をかけるレジーナ。『レジーナ!』と振り向くハート。
レジーナ曰く、あなた達のクリスタルを全部もらいにきた。
そんな事させるわけないでしょと反論ダイヤモンド。
逆らっても無駄と言うレジーナ。力ずくで奪うらしい。で、少し驚く。
ここでジョナサン登場。『お兄さん!?』と驚くハート。
『彼女は僕に任せて、君達はジコチューを止めるんだ!』と言うジョナサン。
『お願いします』と言うハートが託して4人はジャンプで去る。
『邪魔しないで、お兄さん!』とコウモリ状の光弾を大量に発射するレジーナ。
一刀両断のジョナサン。消える光弾。
『クリスタルを、返してもらえるかな』と言うジョナサンに『ダメよ、あれはあたしのだもん!』と返すレジーナ。
『それじゃ、仕方ないね』と言うジョナサン。
ジコチューを追跡中のハート達4人。
最後尾の客車の屋根に乗る。
『止まりなさーい!』とロゼッタ、『線路じゃないところを走るなんて』とダイヤモンド、『あなたは汽車なんでしょ!』とソード
が言う。
『そうさ、だが・・・俺はレールなんて型にはまらねぇ!』と返すジコチュー。
『メチャクチャです』と言うロゼッタ。
『何人たりとも、俺を止めることなんてできやしねぇ!』と叫ぶジコチュー。
排煙に力を入れスピードアップ
客車の端に掴まるのに精一杯な4人。
『このままじゃ・・・』と言うロゼッタ。
それを聞いてロゼッタを見て更に上目で見た後、前を向くハート。
クラウチングスタートで構えた後、走り出す。
『キュアハート!』と声を揃えるロゼソー、『何をする気!?』とダイヤモンドが言う。
客車を猛スピードでかけ抜けて行くハート。
ジコチューの前に降り立ち、両手で受け止める。
さすがに止まらないがそれでも踏ん張り続けるハート。
『これ以上は絶対にダメ~!』と叫ぶ。
木に座っているジョー岡田の姿を思い出しながら『お兄さんの思い出を・・・守るんだ~!』と叫ぶ。
力を込めるハート。でも止まらない。
後ろからジャンプでやってきたソード『私達も絶対、王女様に会いに行く!』と言ってスパークルソード発射。
汽車との連結部分が破壊されジコチュー単独に。汽車達も元通り。
唸るハートに投げ飛ばされるジコチュー。着地後、突撃して来る。
ラブリーフォースアローで撃破。
元に戻ったプシュケーを見て『あ!』とジョナサン、『あれ? もう負けちゃったの?』とレジーナが驚く。
プシュケーを指差しながら『どうする? まだ続けるかい?』と言うジョナサン。
『うーん・・・なんかしらけちゃったから、止めとく!』とニッコリして去っていくレジーナ。
まったね!と言い残しテレポート。
元に戻る少年と菜の花畑。
汽車前の5人と4匹。汽車の無事を喜ぶマナ。
すると、真琴の前に光って浮き上がるロイヤルクリスタル。
そして汽車のクローバーマークから最後のピンクのロイヤルクリスタル登場。
キャッチするなり『これって』とマナ、『最後のロイヤルクリスタル!』と六花、『やりましたわね』とありす、『後は奪われた赤いクリスタルだけ』と真琴
が言う。
妖精達も下りてくる。
喜んでいる4人を見た後、菜の花畑を見るジョー岡田。
後を追うように菜の花畑を見る4人。
綺麗な菜の花畑を見る5人+4匹のカットで
~おしまい~
~今週のまたみてね~
なんだかな~
第19話『クリスタルをかけて! ジコチューのゲーム!』
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