第47話『キュアハートの決意! まもりたい約束!』
(2014年1月12日放送)
脚本:高橋ナツコ 演出:田中裕太 作画監督:仁井学&北條直明&杉本幸子&河野宏之

キングセイレーン

幹部陣と対決・・・
と見せかけて事態は意外な方向へ。
まぁ、いかにもドキドキらしいというか。
今までのゲストキャラ総登場。
声があるのは一部ですがやっぱり嬉しいところ。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは46話、48話~49話同時収録)
(BDは37話~46話、48話~49話同時収録)

アバンタイトル

『・・・なんだあれ・・・!』と指差して驚く男性。他の通行人も同じ方向を見ている。
それは他の道、そして大貝中でも一緒。
バルコニーにて生徒達と共に居る城戸先生『あれは一体・・・?』が言う。
いきなりキングジコチューのアップ。

『ごらんください。突如、巨大な生物が現れました。一体、何が起きてるというのでしょうか』とヘリから言うリポーター。

『キングジコチュー様、復活おめでとうございます。我々がこの日が来るのを心待ちにしておりました』
とへつらうベール。
下から『調子いいこと言っちゃって』『やなカンジ』とマモイラが嫌味。
『これより、人間界を攻略する。歯向かう者は全て消し去れ~!』と命じるキングジコチュー。
『承知致しました。今日こそ邪魔なプリキュアどもを始末して見せましょう』とOKし『よろしいですね? レジーナ様?』と問うベール。
『当然よ、行きなさい』と命じるレジーナ。
『はっ!』とテレポートベール。

『ふん、素直じゃねえな』と鼻で笑いながらあぐら飛行で上がってくるイーラ。
『なんのこと?』と正面向きながら聞くレジーナに『別に』と返す。
『あたしはパパの為に生きるって決めたのよ』と言うレジーナ。
『ふーん、ならいいけど』と言うイーラ。
彼の両目のアップになって『お前のプシュケー萎れててみっともないぜ?』と指摘しテレポート。
胸に手を当て前をじっと見据えるレジーナ。

大地を踏みしめるキングジコチュー。
道路をゴリラジコチュー、別の道路イカジコチュー、空をハゲタカジコチューの大群が移動中。

『大変な事態です。付近の住民の方は大至急避難を!』と言うリポーター。
ヘリからカメラがズームアウトするとピンクの足。
『って、あれ? あれは一体?』と外を見て言うリポーター。

キングジコチューを前に飛行形態の5人。
『さぁ、みんな。行こう!』と言うハートのアップでOPへ。

で、サブタイトル。

エースがエースショットでハゲタカジコチュー軍団を。
ソードがスパークルソードでゴリラジコチュー軍団を浄化していく。

飛行中の5人。
『とにかく、キングジコチューのもとへ行こう!』と言うハート。
『えぇ。こんな事、今すぐ止めさせなきゃ』なソード。
キングジコチューを囲うジコチューの群れを見て『とは言え、これじゃ中々』と言うダイヤモンド。
『泣き言を言っても始まらないわ』とソードに言われ『そうね』とラブリーパッドを見る。
ダイヤモンドスワークルでイカジコチューを水の竜巻で宙に舞わせるダイヤモンド。



『これは映画ではありません。今まさに起こってる現実なのです。海から上陸した巨大生物を食い止めるべく、5人の少女達が必死に戦っているのです。
彼女達が何者なのかは分かりませんが、ただ1ついえる事は、彼女達は命懸けで我々を、この世界を守ろうとしてくれているのです』
と言うテレビからの映像。
一般家庭A、一般家庭B
ぶたのしっぽでテレビを見ている相田一家
病院で患者達とテレビを見る亮子ママ
スマフォで見ている悠蔵パパ
自家用機内でテレビを見る星児パパとありすママ、
自宅前で見上げる茉里ばあちゃん
のカット。

大貝中でもそれは同じ。
職員室でテレビを見ている城戸先生。
ドアを開けるなり『先生、俺達も早く避難しないと!』と言う二階堂。他の生徒達も一緒。
『そうしようとおもったところだ』と返す城戸先生。
『あ、あれ、キュアハートよ!』と言う八嶋と共に城戸先生の机のノートパソコンの前に群がる一同。
眼鏡を直しつつ『僕達をいつも守ってくれているアノ人は、一体、何者なんでしょう』と言う十条。
ノートパソコン内の飛んでるキュアハートのアップ映像。


空中でキックしているハート。
『キリがありませんわ』と言うエースに『ホントに』と同意。
すると、エースに向けて光線が発射される。上に動いて回避エース。
両手をクロスさせガードしていたハート。発射先を見る。
『ベールさん!』と言うハート。
『ようプリキュア。お前達との腐れ縁も今日が最後』と言ったところで光の剣が飛んで来たので顔で避けるベール。
発射したのは当然ソード。
『ソード!』と言うエースに『ここは私に任せて、皆は先へ!』と言う。
『ふん、お前1人でこの俺を止められるのかぁ?』と余裕ベール。
『いいえ』と言う声と共に飛んで来たクローバーシールドに悲鳴と共に飛ばされる。
そのままビルの壁に激突。

『1人ではありません』とロゼッタが降りてくる。
『ロゼッタ!』と呼ぶハート。
『私達の思いはひとつ、さぁ行って下さい!』と言うロゼッタ。
『ありがとう!』と感謝するハートと共に飛び立つダイヤモンド・エース。
痛がってるベールに『情けないわね。そんな事であいつらを倒せるの?』と言うマーモ。
『倒す必要などない! やつらは自ら滅んでいく。そうだ、愛などという下らない幻想に縛られているせいでな』
と強がりベール。


トゥインクルダイヤモンドで地上のゴリラジコチュー軍団を一掃するダイヤモンド。
着地の隙を狙ってハゲタカジコチューが口から光線を発射しようとしている。
気付いたものの間に合いそうになかったがジコチューが何者かによって粉砕される。
そこには・・・


イーラ。
『ふん、プリキュアを倒すのはこの俺だ』と主張イーラ。
『イーラ・・・』と驚いたような表情だったが、一安心したのか軽く笑い『前にもこんな事あったわね』と言うダイヤモンド。
街灯の上にて『覚えてねーな』と返す彼に『そう、残念』と言う。
『キングジコチュー様が復活した今、お前達に勝ち目はねーぞ。なのになんでまだ戦うんだ』と呆れ笑いのイーラ。
『確かに厳しいけど、諦める訳にはいかないのね』と答えるダイヤモンド。
『そうか・・・それなら!』と突撃イーラ。
上からの強烈な左パンチを受け止め弾き返すダイヤモンド。
鷲掴みポーズにて『お前だけは、ここで俺が倒してやる。キュアダイヤモンド!』と語気を強めるイーラ。
『いいわ。でも、あなたに私は倒せないわよ』と返すダイヤモンド。
『!? そりゃどういう意味だ』と驚いて聞き返すイーラ。
『知らないのなら教えてあげる。ダイヤモンドは・・・傷つかないのよ』と指差しつつニッコリして言うダイヤモンド。


いきなり殴り飛ばされるロゼッタ。
『ホントしつこいわねあんた達。この状況で、何ができるって言うのよ!』と呆れてるマーモ。
『分かりません。でも、みんなで頑張ればきっと道が開ける。そんな気がするんです』
と言うロゼッタ。
『気がする? それだけ?』と不満げなマーモ。
『それだけです。それが私達のカッチカチの絆なんです』と両手にロゼッタウォールを準備するロゼッタ。
『くだらない!』と右手をのばすとハゲタカジコチューの大群来訪。
コンクリートが抉れるほど踏みしめ
『その上、今日の私はガッチガチです!』と言うロゼッタ。


『やー!』と叫ぶソード。手刀を繰り出すが避けられる。
そこからキック・手刀・キック・手刀とコンボを続けるが腕をベールに掴まれる。
『どうしたキュアソード。そんなんじゃこの俺は切れんぞ?』と挑発ベール。
『私が切るのは、あなたじゃない!』と言って左キックを繰り出すソード。
『何!』と後ろに移動して回避するベール。
『断ち切るのは弱さ! 切り開くは未来! 心を繋ぐ勇気の刃、ソレが私、王女様からもらった名前、キュアソードよ!』
と言うソード。
『鈍らが~!』と突撃ベール。
上空で2度火花を散らす2名。

『皆・・・』と心配しているハート。するとエースに『ハート!』と呼ばれ前をキリッとした顔で見るハート。
キングジコチューの股下らへんから急上昇していくレジーナ。
少し驚く2人。

『レジーナ・・・』と呟くハート。
『マナ・・・あなたはどうしていっつも・・・。あたしはもう、あなたの顔なんて見たくないのに』
と見下しながら言うレジーナ。
『約束だから』と返すハートに『え?』と驚く。
『落ち着いたら、一緒にお父さんに会いに行こうって言ったじゃない』と言うハート。
(22話の回想)
『ちょっと予想外の形になっちゃったけど、今がその時だよ』と息を深く吸って

『キングジコチューさーん! あたしの話をきいてくださーい!』と叫ぶ。
少し黙って『やかましいわ~!』と叫び返すキングジコチュー。

『私の前から、消えろー!』と腕を一振りする。
逃げて、なんとか直撃は免れた2人。だが、強風が巻き起こる。
吹き飛ばされ地面に墜落する。
ダメージは大きく倒れている2人。
続けて踏みつけを繰り出すキングジコチュー。

じっと見ていたレジーナ『ほら見なさい』と言い顔を逸らしながら『あなたの声なんて、パパには届かないのよ』と言い捨てる。
『あたし、諦めないよ!』と言う声が聞こえて顔を上げる。
岩場でカメラが移動していく。キングジコチュー足の下に2人の人影。

唸ってる2人。
『何ぃ!』と驚くキングジコチュー。
『少しは・・・人の話を・・・聞きなさい!』とエース、『あたし達はみんなの笑顔を、守りたいだけなんです!』とハートが説得。
『守るぅ? そんなちっぽけな力で何が守れるぅ!』と馬鹿にするキングジコチュー。
苦しみながら
『守ってみせます!』とハート、『この世界も、トランプ王国も』とエース、『レジーナも、あなたの笑顔も!』とハートが言い『守ってみせる!』と2人声を揃えて突き返す。

あげられて怯むキングジコチュー。
『すげぇ、あれを押し返すのかよぉ!』と驚いてるイーラ。
『だが、何をしたところでもう遅い』とビルの屋上に降り立つベール。
ダイヤモンドのキックを回避するイーラ。
『どういうこと?』と聞くダイヤモンド。
『ふん、この世界はもう終わる。お前達も既に知っているだろう。トランプ王国が、滅んだ日の事を』
とソードを見つつ言うベール。
無言で息を吐くソード。


回想。
(7話の歩み寄ってくる3幹部。イカ&ゴリラジコチューを見て逃げ惑う国民達)
『それまでは仲睦まじく暮らしていた国民達だったが、恐怖のあまり豹変し・・・』とベールナレーション。
逃げる国民達。
『どけ! 俺が先だ!』と国民A、『うるさい、お前こそ邪魔だ!』と国民Bが揉めている。
2人が争ったことでその肘により突き倒される国民C『何しやがる!』と抗議。『助けてくれ~!』と逃げる国民Dに蹴られる。
泣いている子供。
『自分だけは助かりたいと言う思いで、醜い行動を取り、自らジコチューと化した。そして今』とベールナレ。
プシュケーがピンクから闇に染まり、ジコチューへの豹変カット。

『あの時と同じことがこの世界にも起きようとしている』と続けるベール。
見てるロゼッタ。空気を読んで手を出さないマーモ。
『トランプ王国と同じように、この世界も愛を失うのだ!』と断言ベール。
『そんなことないよ』と言うハート。『何?』と上空を向くベール。
『愛の力は何にも負けないって、私は信じてる。今だってきっと、みんな愛の力で支えあっているよ』とこちらも断言ハート。
『そんな奴が一体どこにいる!』と返すベール。
『いるよ、確かに感じる。皆の・・・ドキドキするような、愛の鼓動を!』と胸に手をあて言うハート。
そのまま彼女のアップから羽側へとカメラが移り、戦火の様な空へと移動。

鉄柵前。
ベールの言うとおり『俺が先だ!』『邪魔すんなよ!』と言って逃げている住民達。
若者のプシュケーに闇が芽生え始める。

だが
『すみませーん! 誰か手を貸してくださーい!』と言ってる早乙女のアップ。
振り向くサラリーマンと若者。
『ケガをして動けない人がいるんです。誰か、手を貸してください』と続ける早乙女。
呆然と見ているサラ若の間を『おい! 怪我人はどこだ!』『早くしないと逃げ遅れるっすよ?』と駆け抜ける二階堂と百田。
共に何やら思うとこがあったサラ若。
『あ、先輩! ありがとうございます』と嬉しそうな早乙女。『すぐ案内しろ!』と言う二階堂に『はい!』と言う。

『俺も手伝います!』と若者、『私もだ』とサラリーマンが加勢。
彼等のプシュケーは光り輝く。
『ありがとうございます!』と早乙女、『困った時は助け合いっすよね!』と百田、『あぁ!』と二階堂が言う。
ここに居る全員のプシュケーは光り輝いている。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

大貝大学病院。


『大丈夫ですよ、すぐに助けが来ますからね』と足を負傷したベッドの患者の手を取り励ますあゆみママ。
『すみません、手伝ってもらっちゃって』と感謝する亮子ママ。
『いえ、気にしないでください。こう言う時ですから』と返す健太郎パパ。
窓越しから四葉家用ヘリにて『皆様! お待たせしました、搬送が必要な方から順番に救助を開始します』と拡声器で言うセバスチャン。
何かに気付いて横を見る。
独特の高笑いと共に『この五星麗奈も、及ばずながらお手伝いさせて頂きますわ』と麗奈が登場。

暗闇に次々現れるプシュケー。
半透明カットで『ほら、聞こえるよ。愛の鼓動が』と言うハート。


八嶋、三村&十条は飼育小屋で動物を救助。
茉里ばあちゃんを連れて行くエル。
ハルナとおおとり環、事務所社長の被害者3人組が事務所で避難誘導。
角野秋は街中で女の子をおんぶ中。
真琴の応援団長はかるたクイーンをお姫様抱っこして走ってる最中。京田と部員、千葉キャプテンも居る。


『確かに感じる。誰かを思いやる優しい音色』とダイヤモンド、『決して希望を捨てない、優しい音色』とロゼッタ、『互いに支えあい響きあって』とソード、『ハーモニーを、奏でています!』とエース
が言う。
(街中にプシュケーの光が増えていくカット。エースが目を開くと同時に半透明演出終了)
じっと見ているレジーナ。

『くだらーん!』と一蹴するキングジコチュー。驚くハート。
『ならばその愛の鼓動とやらを、止めてやる~!』とエネルギーを溜め始めるキングジコチュー。
そこからの行動を察したロゼッタ、急発進。
間もなく放たれる光線。命中したかと思いきやロゼッタリフレクションで防がれる。
圧力が強いのか悲鳴をあげるロゼッタ。
『ロゼッタ!』とハート達も一緒におさえる。
『ダメです、もちませーん!』と叫ぶロゼッタ。

その言葉どおりロゼッタリフレクションは破壊される。真横に飛んで行く光線。
時間差で爆発するクローバータワー。
丁度展望台周辺で両断される。無論、上側の方は街中へと倒れていく。
『あ! クローバータワーが!』と言うハート。巨大な砂塵が巻き起こる。

ここでアイキャッチ。


無残な姿になったクローバータワーの下半身。

残念そうな表情のハート以外の4人。
『まだだよ。愛の鼓動はまだ消えてないよ』と左後ろに顔を向けながら言うハート。
驚く4人。
『そうね!』とダイヤモンド、『ここで諦める訳には参りませんわ』とロゼッタが言う。
『小うるさいやーつらめー! これほど力の差がありながら、まだ歯向かおうとするお前たちは! 恐れを知らぬのか~』と歩いて迫るキングジコチュー。
『怖くなんかないわ』とハートの横に来て言うソード。
『えぇ、エターナルゴールデンクラウンが教えてくれた』とダイヤモンド、『あなたはレジーナさんのお父様ですから』とロゼッタが言う。
少し驚いた表情を見せ何か思うエース。
『そう、だからこそ、絶対に分かりあえる・・・筈なんです!』とハート。
『もういいわ』とハートに向けられるミラクルドラゴングレイブ。
ハッとするハート。

槍を向けつつ『どうしてもパパの邪魔をするのなら、あたしが・・・相手よ!』とソニックブームを飛ばすレジーナ。
命中して弾き飛ばされるハート。飛び先を見送る4人。

空中で回転しているハートに続けてキックするレジーナ。ガードしたが吹き飛ばされる。
エースが『ハート!』と叫ぶが『来ないで!』とみんなに言うハート。
驚きを隠せない4人。

すると、上から光弾が飛んできて横移動で避ける4人。
後ろから『よそ見してる場合か』とイーラに言われ振り向くダイヤモンド。
『忘れてもらっちゃ困るわね』とマーモが残りの3人に言う。ベールも一緒。

ミラクルドラゴングレイブから闇の光弾を連射するレジーナ。
光弾の飛んで行く方向に飛びながら避けているハート『やめてレジーナ』と一旦止まりながらと説得を試みるも命中。
墜落。
レジーナによる追撃の下突きを回避、先端を掴み『レジーナ!』と呼ぶハート。
振り払い、4連ソニックブームのレジーナ。


上昇して避けるハート。当の残骸の上に移動。追いかけてくるレジーナ。
追撃の光弾を着地したばっかりのハート、後ろに飛んで回避。
だが、レジーナが着地と同時に足から発射した光弾は避けることができず命中。
残骸のコンクリート片に背中から激突し悲鳴をあげるハート。
唸り声と共に手で貯めていた光弾を超近距離からぶつけるレジーナ。
コンクリート片を粉砕する威力でハートを吹き飛ばす。吹き飛んだ後、地面の上を滑って飛んで行くハート。

倒れているハートに『何よ、もう終わり? こんな痛い目にあっても、まだあたしやパパと話ができるなんて思ってるの?』と言うレジーナ。
『どうして、やりかえしてこないのよ!』と怒る。
『あたし、レジーナとは戦わないよ』と答えるハート。口のアップ。
『なんでよ!』と聞くレジーナに『友達だから』とニンマリ口のアップ。
驚くレジーナに『友達だから、守らなきゃ』と言う彼女の顔は清清しい。
その左横をミラクルドラゴングレイブで突く。
『いい加減にして! そんな約束、もう意味なんて無い! あたし達はもう友達なんかじゃ!』と怒っているレジーナ。
(引きカット。光の加減で暗い中のレジーナカット)
『友達だよ』となおも主張するハート。
怯むレジーナを前に『ねぇ、レジーナ。もう苦しまないで』と言いながら座り姿勢に。
『わ、私は・・・苦しんでなんて・・・』と言い張るレジーナ。
『レジーナ、泣いてたよね?』と指摘ハート。
(46話の真実を知って涙を流すレジーナのフラッシュバック)
『あれは、嬉し涙なんかじゃない。行き場をなくして溢れた悲しい涙に見えたよ』と言う。
図星なのかハッとするレジーナ。胸のドキドキに襲われたのか鼓動の音と共に『うっ』と眼を瞑る。


『あたし、レジーナのそんな顔、見たくないな』と立ち上がるハート。
『な、なんで! なんでよ~! なんなのよ~! あんたなんか、あたしの家族でもなんでもないくせに、他人のくせにぃ!』と両手で槍を握りながら喚くレジーナ。
そんな彼女を抱きしめ『好きだから、あたし、レジーナが好きだから。それだけじゃ・・・ダメかな?』と聞くハート。
目が光るレジーナ。
『レジーナが好きだから、レジーナが愛するパパも好きになれる。好きになりたい、分かり合いたい。だから、もう1度・・・話そう? レジーナ。あたしとあなたとあなたのパパで』
とハート言われ目を半閉じ。
右手がミラクルドラゴングレイブから離れる。

『だーまーれー! そんな戯言に耳を貸すなレジーナ! レジーナー!』と叫ぶキングジコチュー。
呼ばれてハッとし『パパ!』と言うレジーナ。ハートは見上げている。
『レジーナを、惑わすな~!』と口に光線を溜めるキングジコチュー。

『あれは!』とエース、『さっきのがまたくる!』とダイヤモンド、『いけません、さすがにもう1度は・・・』とロゼッタが言う。
発射される光線。
『あっ!?』と声をあげるハート。

『ダメーーーーーーーーーーー!』と声を裏返しながらミラクルドラゴングレイブを構えるレジーナ。
すると先端が光り輝き光線発射。それはキングジコチューの巨大な光球を消し去った。
威力に怯えたか眼を瞑っていたレジーナ『あっ! 槍が!』と槍を下げる。
驚いた様子で見ているハート。


また絶叫するキングジコチュー
『なぜだレジーナ、なぜ私に逆らう? まさか、またお前の心に愛が芽生えてしまったと言うのかぁ~!? レジーナー!』
と腰を落として塔の先端を見ながら言う。
見上げながら『パパ、ううん違う、そうじゃないよ』と俯き首を振るレジーナ。
『愛は、最初から、あたしの中にあったんだよ、パパ』と見上げて言う。
『だってあたし、パパの事大好きだもん。でも、でもね』とハートの手を取るレジーナ。
(見ている残りの両陣営)
『やっぱりマナも好き! パパと同じくらい、どっちかなんて選べないくらい、マナが好きなの』と大声。
『レジーナ・・・』と嬉しそうなハート。

『なんだそりゃ・・・』と呆れるベール。
『それってある意味究極のジコチューじゃない』と指摘マーモ。
『でもよぉ、あいつのプシュケー、すっかりピチピチのプルプルに戻ってやがる』とあぐらかいてるイーラ。
その通り、レジーナのプシュケーはピンク色。
『それっていけない事?』と聞くレジーナ。
『そんなことないとおもいますわ』とロゼッタに言われ顔を上げるハーレジ。

『私もマナちゃんが大好きですし、六花ちゃん、真琴さん、亜久里ちゃん、レジーナさん。みんなみんな、大好きですもの』
と言うロゼッタ。
彼女の後ろに現れたソードも
『私も。前は王女様しか見えてなかったけど、今はここに居るみんなが大切に思える』と言う。
上空からタワーの下半身の天辺見下ろしている。
『だまれ! レジーナ、お前は私だけを見ていればよいのだ!』と認めないキングジコチュー。
『そう思う気持ちもわかるわ。私もその気持ちに覚えがあるから』と言うダイヤモンド。
『でも』の件にダイヤモンドを上横目で見るエース。
『好きな誰かを独り占めするよりも、好きな人が好きな人を自分も好きになって、そうやって人の輪が広がって行く方が、なんかいいじゃない?』
と照れ臭いのか苦笑いのダイヤモンド。
エース、何か思うところがあったらしい。
『だまれだまれだまれぇ~!』と叫ぶキングジコチュー。
『もう、お止めください』と降り立つエース。

『なっ!』とエースを見下ろすキングジコチュー。
『人と人との繋がり、それが・・・愛! 愛の戦士たる私の使命はあなたを倒す事ではなく、愛することだったと、ようやく気付きました。そして』
と言って歩き出すエース。
ハート&レジーナと並び
『今ならそれができます。なぜなら、あなたは私にとってもお父様だから!』
と続ける。
こちらを見ているエースにアン王女の面影が被る。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『アン・・・!』と言うキングジコチュー。
暗闇の中にピンクの光が鼓動と共に波紋を作る。苦しみだすキングジコチュー。
驚いて顔を見合わせるハート達3人。
頷くエース。3人はまた正面へ顔を戻す。
『さぁ、今こそ目をお覚ましください、お父様!』とエース、『パパ!』とレジーナが言う。

『アン、レジーナ・・・』と言うキングジコチュー。
先ほどの鼓動と光・・・それはキングジコチューの巨大な闇プシュケーに芽生えた小さな輝き。
苦しみながら『なんだこれは~・・・。この胸に湧き上がる、これはなんだ~!』と光り輝く胸に手を当てながら叫ぶキングジコチュー。
『それだよ、キングジコチューさん。気付いてくれた? ううん、思い出してくれた? それが』とハート、『それが』とエース
『それが』とハートとエースが声を揃える。
『愛だよ!』とハートがソロで続ける。
絶叫するキングジコチュー。

驚きの顔のダイヤモンド達、『何!』とベールが驚き、イラマモも驚く。

『認めん、愛など要らぬ! 愛など有り得ぬ! 愛など、消し去ってくれる~!』とクローバータワーの下半身に向かって拳を振り下ろすキングジコチュー。
キリッとした表情でじっと見ているハート・エース・レジーナ。
キングジコチューすら小さく写る引きカット。巨大な砂塵と衝撃波が巻き起こる大貝町カットで

~おしまい~

~今週のまたみてね~

うそぉ・・・

第48話『ドキドキ全開! プリキュアvsキングジコチュー!』
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