第15話『大変身ロマ! アロマの執事試験!』
(2015年5月10日放送)
脚本:香村純子 演出:岩井隆央 作画監督:赤田信人

いぞう

まさかのアロマ主役話。
ついでにパフも。
そしてどうもスタッフ側が気に入ってるらしい人間化。
古城門さん、何気に一番忙しそう。
(玩具的やCM的に)

収録DVD

(DVDは13話~14話同時収録)
(BDは13話~14話、16話~24話同時収録)

アバンタイトル


黒フェードイン。
しかめっ面のアロマ。
アフタヌーンティー中。カップに注がれる紅茶。
『ふぅ・・・召し上がれ!』と言うはるか。早速飲む、みなゆいときらら。
飲んだシャムール『うーん、エクセレント!』と評し
『上達したわねプリンセスはるか。アフタヌーンティーレッスンコンプリートよー!』
とはるかの額に肉球スタンプ。
少し溜めて大喜びはるか。
『練習の成果があったわね』と言うみなみ。
『そっか、こうやってプリンセスになる為にレッスン続けてるんだね』と納得ゆい。

『チッチッチー! まだまだグランプリンセスにはほど遠いロマ!』と額を羽で叩きまくるアロマ。
『そんなー』と不満そうなはるか。
だが『アロマー。ユーもまだ見習いでしょ? テストに落ちたこと忘れたの?』とダークシャムール。
怯むアロマ。
『見習い?』なはるかに

『アロマはこう見えて、プリンスカナタにお仕えして、身の回りのお世話から王国の仕事までこなす執事。その見習いなのよー』
とイメージを交えて説明シャムール。
『執事みならーい!?』と驚く4人。
『ちなみにパフはメイド見習いパフ』とパフ登場。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

『ってか自分も見習いのくせに、あんな上から目線発言してたわけ?』と指摘らら。
『僕はプリキュアを探す大役を果たしたロマ。今なら合格間違いなしロマ』と主張するアロマに呆れ顔。
『ホントにぃー?』とダークシャムールに聞かれるアロマ。
『ホントロマ』と頷く彼に『オーケー!』と普段に戻る。
『じゃあ再テストしましょ。課題はー、明日1日プリンセスはるかの執事になってはるかに満足してもらうこと』
と告げるシャムール。
『え』とあんぐりはるかの頭上で『簡単ロマ』と彼女の頭叩いて張り切るアロマ。
『パフも、メイドのテスト受けたいパフ!』とゆいの膝上で跳ねてるパフ。
『ではユーは家事のテストをしましょ』と言われ『パフ』と頷く。

『それじゃあ、レッスンフェアリーパワー』と指パッチンシャムール。
2匹が光に包まれちょっと浮いたと思ったら光消滅。
『え、今のなに?』なきららに『明日のモーニングにわかりまーす』とウインクシャムール。

夜。
『朝は紅茶で目覚めを演出。午前中に勉強をこなして、優雅なランチ、ここは乗馬の稽古に、フフフ完璧ロマ』
と楽しそうにメモ帳に書いて閉じるアロマ。
『今度こそ、立派な執事になって見せろロマ!』と張り切る。
OPへ。


また黒フェードイン。
寝相の悪いはるかの鼻に何か匂ってくる。
『おはようございますロマ、プリンセスはるか』と声をかけるアロマ。
『ふぁ?』と目を覚ますはるか。
『アーリーモーニングティーでございますロマ』と言う誰かさん。
逆さだったが視点が普通に戻る。
見合わせて暫しの沈黙な両サイド。

うろたえるはるゆい。『男子ー!?』と絶叫。
『男子!?』と外で反応如月。

『痛いロマ、何するロマ』と色々飛んでくる物をガードしてる男子。
一旦枕で倒されるが立ち上がり『僕はアロマロマー!』と自己紹介。
動きが止まるはるゆい。
『朝起きたら、この姿だったロマ』と説明アロマ。
『えー!』と絶叫はるゆい。

『男子って何!?』と箒塵取りを持った女子2人を連れた如月がデッキブラシ持参でやってくる。
『すみません、お騒がせして』と覆い隠すゆい。
『変な夢を見たみたいで』とはるかも誤魔化す。
その下で我慢中のアロマ。重そう。

で、サブタイトル。

キョロキョロはるか。
『ダーッシュ!』と頬かむりアロマを連れていく。

休憩室。
『レッスンフェアリーパワーってそういう事だったの』と納得みなみ。
『人騒がせだなあ』ときらら。
『きっと今頃パフちゃんも』と言うゆい。
『見つけたパフ!』といきなりみなみを後ろから掴む両手。
『ひゃ!』と声を上げるみなみと驚くきらゆい。
みんなで見るとそこには幼女。
『お部屋に居なかったから、探したパフ』とニッコリパフ。
『まさかパフ?』なみなみ。

『寮母の白金です』と白金登場。驚いて立ち上がる3人に『この幼い子は誰です?』と聞く。
『あの、それは』と返事に困るゆい。
『知り合いの子役なんです。今度メイド見習いの役をやるのでお掃除とかを教えてあげようかと思って。ね』
とみなみに同意を求めるきらら。
『え』だったが『うんうんうんうん』と頷きまくるみなみ。
白金の眼光に怯む3人だったがパフはニッコリ。

バスを後ろに『よかったー。見つかる前に脱出できて』と安心はるか。
『とりあえず朝ごはん食べにいかない? お腹ペコペコで』と誘う。
メモ帳を閉じ『もう朝食の時間は終わったロマ』と返すアロマ。
『え?』なはるかに『今は勉強の時間ロマ』と告げる。
『えー・・・』と嫌そうなはるかにも『スケジュールで決まってるロマ』と言う。
『でもここ外だし』と食い下がるはるか。
『大丈夫ロマ』とニヤつくアロマ。

夢ヶ浜図書館。
かんたん日本史と言う本を持ちながらお腹の音が。
『はしたないロマ』と呆れ顔のアロマ。
『だってー』と言いつつガックリはるか。


掃除機を楽しそうにかけながら走ってるパフ。
『掃除機は端から順に、四角い部屋を丸く掃くなと言ってですね。でないと』と教える白金
2往復したパフがコードに絡まって戻ってきた。
『ほらごらんなさい』な白金。
『白金さんスイッチ入っちゃったね』と言うきらら。
『今日はメイドの特訓じゃなくてテストだった筈だけど・・・』とみなみも困り顔。
『雑巾は絞りなさい』と注意白金。
窓ベタベタにしてるパフ『わかったパフ』。
『パフにはこの方がいいみたい』と言うみなみ達3人笑う。

懐中時計12時。
『昼食の時間ロマ』と言うアロマ。『やったー』と脱力はるか。
『お店の予約はしておいたロマ』とドヤ顔アロマ。
『さすが執事!』と言うはるか。


だが1万円なり。
『たかっ!』と言うはるか『アロマ、お金持ってるの?』と聞く。
『勿論はるかが払うロマ』と平然顔アロマ。
『え・・・』と引きつり笑顔のはるか『しっつれいしましたー!』とアロマを連れ店を退場。

マーブルドーナツを手に『おいしさ満開』と幸せそうなはるか。
がアロマは『こんなところでランチとは・・・』と不満。
『アロマも座って一緒に食べようよ』と誘うはるか。
だが『執事が主人と同じテーブルで食事するなど、ダメロマ』と返すアロマ。
『でもー』なはるか。
すると後ろから『あのおねーちゃん自分だけ食べてるー』と男児Aが。
『こーら』と母親が叱るが『いじわるはいけないんだよー』と男児Bも続く。
困り顔のはるか『おひそうさまでしたー(ご馳走様でしたー)』と逃げる。


『プリンセスなのに行儀悪すぎロマ』とメモ帳と睨めっこで怒ってるアロマ。
『ごめーん』と謝るはるか。
『予定が遅れてるロマ』と嘆いてるアロマのメモ帳を見る。
『このままじゃ』とか言ってる彼にニッコリして『よーし』と何か閃く。
『アロマ、後やりたかったことは何?』と質問はるか。
『え?』と振り向く彼を『やろ、全部! 私も頑張るから。そして、立派な執事になろうよ』と誘う。
嬉しそうに『分かったロマ!』と頷くアロマ。
『やることはまだまだあるロマ。一気に行くロマ!』と青空。
『はい!』なはるか。

『まず、乗馬の練習ロマ』と指差しアロマ。
『はい!』とスプリング遊具馬に乗ってるはるか。
笑ってるカップル。
『もっと姿勢よーく』と注意アロマに『はーい!』なはるか、揺れが浅かったが強める。


『次はガーデンパーティーロマー』とパー手アロマ。『はーい!』と飛び込みポーズのはるか。
シートを敷いてお菓子とお茶を並べられる。
『ようこそ、プリンセスはるかのガーデンパーティーへ』と言うアロマ。
『ガーデンパーティー?』と困り気味みなみ。
『これただのピクニックじゃ・・・』と指摘らら。
『さあさあみなさん楽しんで、早く!』とニッコリした後、急かすはるか。
『早くって・・・』とジト目きらら。
『うわぁ! もう時間ロマ!』と言うアロマ。
『え! では、私次があるので失礼しますわ、ごきげんよう!』と去っていくはるか。
『パフ、後片付け頼んだロマ』と去るアロマ。
『お兄ちゃん頑張ってパフ』と手を振るパフ。
『これ執事のテストなの?』と呆れ気味きらら。
『さぁ』なみなみ。

『次は楽しくショッピングロマ』『はい』とショッピング。
『優雅にお散歩ロマ』『う、はい!』犬3匹散歩。
『上品にカフェタイムロマ』『はい』とカフェ。
(後ろの2人に注目)

『ダンスロマ』『はい』
『ピアノロマ』『はい』
『映画ロマ』『はい』
『次は』『はいー!』
と島全体カメラでやり取りが展開。


ディスダークアジト。
今日も元気にバイオリン演奏トワイライト。だが何かに気付いて途中で止める。
『どうなさいました?』と聞くシャット。
トワイライトはカギを見つめている。また鍵が光っている。
握って『出かけるわ』と言うトワイライト。
『でしたら私も、お供を』とついていこうとするシャット。
するとトワイライトの前に赤カーペットが。

『あら』なトワイライトと『ロック!』なシャット。
『この僕がご案内致しましょう。そのキーが求める絶望の元へ』と言うロック。
『気が利く家臣は好きよ、お供なさい』と誘うトワイライト。
『光栄です』と言うロックと共に去っていく。
『おのれロック・・・抜け駆けを!』と悔しそうにバラを握るシャット。
『ト、トワイライト様!』と手を伸ばす。

夕方。
『アロマ、1日お疲れ様。では、テスト結果の発表よー』と言うミスシャムール。
『うー、私まで緊張するー』とワクワクはるか。
『どうロマ? 今度こそ合格ロマ?』とこちらも期待して聞くアロマ。
だが溜息つくシャムールは『残念ながら不合格ね』と言い渡す。
ショックを受けるアロマ。
『どうしてですか? あんなにしっかり働いてたのに』と聞くはるか。
『アロマ、ユーは前のテストの時から変わっていません。執事にとって大事な物が抜け落ちたままです』とメモ帳を握りしめるアロマ。
俯いたまま。
『本当にわからない?』と聞くシャムール。
歯を食いしばりメモ帳を叩きつけるアロマ。怯むはるか。
『わからないロマ!』とアロマ涙目。去っていく。
『アロマ!』と手を伸ばすはるか。
ボロボロの帳面を拾いあげる。彼女を見るシャムール。
『アロマ・・・』なはるか。溜息シャムール、アロマの去った方向を見る。

ここでアイキャッチ。

(簪アレンジ)


街中を走り抜けるアロマ。
『なんでロマ! アクシデントにもめげず、完璧にプリンセスの執事をこなしたロマ。一体何が足りないロマ!』と心中で思いながら走っている。
店から出てきたニッコリ老婦人に軽く接触。
受け止めるスーツの同伴者『奥様!』と言う。
(さっきの2人)

赤信号。横断歩道に飛び出したアロマ。
スローモーション白黒になるカット。
白黒継続でスピード普通で『危ない!』と驚く老婦人。
気付いて振り向くアロマ、棒立ち。
そんな彼の腕を持って引っ張るスーツの男性。間一髪事故を免れた。

言葉にならないアロマに『何のために信号があるとお思いか?』と言う老紳士。
溜息ついた後『どこかお怪我は?』と聞く。
『ないロマ・・・』と返すアロマ。
『大丈夫?』と聞く老婦人。
『はい奥様、問題ございません』と返す老紳士。
『はぁ、よかった・・・』と一安心老婦人。
(ぶつかった逃げた相手を気遣う、何気に超良い人である)

ここでハッとしたように『助けてくれて、ありがとうロマ!』と感謝するアロマ。
『あの、あなたは?』と名前を問う。
『こちらにいらっしゃる奥様の執事でございます』と答える老紳士こと執事。
『ええ!』と驚いて後ろに倒れたアロマ、その拍子に袋をグシャる。
袋に気付いて『もしかしてこの荷物、ご主人様の?』と聞く。
『あー、お気になさらずに』と返す執事。
『で、でも、ご主人様の荷物を守ることは、執事の大事な使命ロマ!』と心配アロマ。
『執事の使命はそれだけではないでしょう』と言われ『え・・・』。
『道路へは飛び出さぬ様、今後は気を付けなさい。では』と言う執事、老婦人と共に去る。
『使命は・・・それだけじゃない・・・』と復唱アロマ。
背を向けて歩いてる両名。
『ありがとう及川、あなたならあの子を助けてくれると信じていたわ』と感謝老婦人。
『お心に沿うことができ、何よりです』と返す及川。
『私が何も言わなくても、あなたはいつも、私の気持ちを汲んで動いてくれる。本当に助かるわ』と嬉しそうな老婦人。
その言葉に更にハッとするアロマ『ご主人様の気持ち』と復唱。
(バス前で朝ごはんに誘う、マーブルドーナツで食事に誘う、頑張るからと励ます はるかの回想)
思い出して『僕は』と俯く彼を『アロマ!』と呼ぶ声。

振り向くとはるかが走ってきた。『よかったー見つかって』と息切れ。
『はい、これ。執事には大事なものでしょ』とメモ帳差し出し。
『ありがとう・・・ロマ』と受け取るアロマ。
すると『ごめんね』とはるかに謝られ『え』。
『私が、アロマの足引っ張っちゃったんだよね。アロマはちゃんとがんばってくれてたのに。私がこんなんじゃダメだよね』と目線を逸らすはるか。
半泣きアロマ、堪えきれず涙を散らして泣き出す。
『アロマ? どうしたの?』なはるか。
空、青とオレンジのグラデーションからオレンジ一色に

駐車場。
例の老婦人達。
ドアを開けながら『では、お屋敷でよろしいですね』と聞く及川。
『ええ』と返す老婦人。
奥の休憩所にトワイライトロック登場。
『あれなんてどうです? 上質なゼツボーグが作れそうかと』と聞くロック。

『よくてよ。試してご覧なさい』と鍵を取り出すトワイライト。ロックの鍵を回す。
『うぉお!』と大人しく喜ぶロック。
車に乗り込もうとした老婦人、影に気づいて『あら?』と見上げる。
『あんたの夢、見せるんだね』と言うロック。

『奥様!』と及川が前に立つ。
『一生奥様にお仕えします』と青空の下、紅茶を注いで笑顔の及川。
『あれ?』とロック、『及川?』と老婦人が言う。

『優秀なしもべは嫌いじゃないわ。ロック、続けて』と命じるトワイライト。
『まぁ、そうおっしゃるんでしたら』と召喚ロック。今日は執事ゼツボーグ。

メモ帳で車を叩き潰す。それをやってきて高台から見下ろすはるか。
『ゼツボーグ!』と呼ぶ。涙を拭うアロマ。『はるか』と呼ぶアロマ。

変身後、キックをかまして地面に叩きつけ。
花弁舞う中、じっと見ているトワイライト。フローラはいつものセリフ。
ブレイクダンスの様に立ち上がるゼツボーグ。

後からやってきたアロマ『執事のゼツボーグ! まさか』と驚く。
横の檻と老婦人を発見。
『及川、及川!』と呼んでる老婦人。『奥様!』と叫ぶアロマ。
『アロマ、あの人をお願い』と頼むフローラ。
『分かったロマ』と行くアロマ。
『早速来たんだね、キュアフローラ』と浮遊ロック。
『ロック、トワイライト!』と呼ぶフローラ。
『ゼツボーグ、プリキュアの相手をしておあげなさい』と命じるトワイライト。


空中からフォークを投げるゼツボーグ。
その1つをしならせて足場にし、空中でもそのフォークを足場に接近フローラ。
パンチを繰り出すが避けられ後ろから裏拳で叩き落とされる。車を破壊。
立ち上がるフローラの裏に回っているゼツボーグ。
気配に気づいて水平チョップをさっきのゼツボーグ見たく上下逆さまに回転して避けるフローラ。
そこからキックを繰り出すも前腕でガードされる。
そこからやたら無駄なポーズを取った後、殴り飛ばすゼツボーグ。
地面に墜落し転がるがなんとか座り姿勢に戻ったところでも背後をとられるフローラ。
驚いて振り向く彼女が目を中心にアップになって真っ黒に。

『ここに隠れてるロマ』と老婦人を林の中の昨日らへ隠すアロマ。植え込みから出てくると目の前で地面に叩きつけられてるフローラ。
『フローラ!』と呼ぶアロマの横を猛スピードで通過ゼツボーグ。

ハッとして拳を繰り出すフローラ。ゼツボーグの拳と衝突。だが押されている。
踏ん張る彼女を『フローラ!』と呼ぶアロマ。
『僕じゃフローラの役には立たないロマ』と歯を食いしばって心中で悔しそう。
まだ押されてるフローラ。
植え込みの葉を掴み『フローラの為に今、僕ができることは』と考え去っていくアロマ。
『あれれー?』と見送るロック。


メモ帳を取り出すゼツボーグ。競っていたフローラを挟む。
『どうやら一緒に居た仲間は逃げたみたいだね。かわいそうに、このまま1人で潰れるんだね』と嫌味ロック。
フローラ挟んだノートが浮き上がっていく。
『違うよ』と返すフローラに反応するロックとトワイライト。
こじ開け『アロマは逃げたんじゃない!』と言うフローラ。

アロマは走って転んでメモ帳を落とす。
『アロマは執事だもん!』とフローラが言ったと思ったらアロマも立ち上がり帳を拾って走りを再開。
『ここに居なくても気持ちは同じ、人を守るために一緒に戦ってる』と言うフローラ。
『やるんだねゼツボーグ!』と言うと名前を口にしてノートを閉じるゼツボーグ。
挟まれる力が強くなったか苦しそうに呻くフローラ。
ゆっくり目を閉じるゼツボーグ。
並木道を走っていくアロマ。
『そのまま潰れれば、押し花にはなれるんじゃなくて?』と嫌味トワイライト。


遂にみなみ達が視覚内に。
目を閉じてるゼツボーグ、静観トワイライト、呻いてるフローラ。
走ってるアロマにみなみ達も気づいた。
限界なのか顔が下がるフローラ。
『みなみ―!きららー!』と叫ぶアロマ。
『サヨナラ、自称プリンセス』とトワイライトが言うと閉じられるメモ帳。
風が通り過ぎていく。が、何かに気付いて見上げるトワイライト。

上空からマートゥのダブルキック。ゼツボーグを蹴り飛ばして水と星を撒き散らす両名。


解放されたフローラの前に降り立つ2人。
『これ以上好き勝手やらせないよ!』とトゥインクル
『あなたがたの相手は、私達です』とマーメイド
が言う。
なぜかニッコリトワイライト。
『マーメイド、トゥインクル』と呼ぶフローラ。
『大丈夫? フローラ』と聞くマーメイド。
『はい!』と頷くフローラ。
『フローラが危険だって、アロマが知らせてくれたの』と教えるマーメイド。
『そうそう、学園まで汗だくで走って来て、スゴかったんだから』

と語るトゥインクルと仰向けで息切れアロマ。パフにハンカチで扇がれてる。
『さすが執事だね』とニッコリフローラ。
自分の名前を言うゼツボーグ。

『まずはこっちをどうにかしなきゃね。いくよ、マーメイド!』とトゥインクル
『ええ』とマーメイド
が手を翳すとクリスタルプリンセスロッドが登場。



飛び上がってフォークを投げるゼツボーグ。
フルムーンハミング発射。フォークをガード。フォークを弾き返すが素早い動きで回避。
『すばしっこい』と言うトゥインクル。
それを見てマーメイドが『動きを止めるわ』とフローズンリップル発射。
凍結ゼツボーグ、うろたえる。
『今よ!』と声を揃えるマートゥ。
アップで『うん!』と頷くフローラ。

こうなったらトリニティルミエールあるのみ。
『今日はここまでね』とロックと共に去るトワイライト。
フローラが及川救出。

地面に寝かすと及川起床。
『さぁ、奥様がお待ちですよ』と言うフローラ。
『及川』と嬉しそうに老婦人が近寄ってくる。

んで夜の学園。
はるかとゆいの部屋。
メモ帳を叩いてるアロマ『今日はありがとう、アロマ』とはるかに感謝され『ロマ?』と驚いた様子で振り向く。
『今日はアロマのお陰で助かったよ』と理由を述べるはるか。
『はるか・・・』と俯くアロマに『ん?』。
『ごめんロマ』と言うアロマに『え?』。
『僕はテストの間、できる自分を見せたくって、それで頭がいっぱいだったロマ。はるかの事なんて全然考えてなかったロマ。
でもはるかは僕の為に一生懸命やってくれたロマ。僕に足りなかったのは、そういう相手を思う気持ちロマ』
と後悔アロマ。
『アロマ・・・』と嬉しそうなはるか。

みなみ達も顔を見合わせて笑ってる。
すると『グッドアロマ!』とシャムール登場。驚く一同。
『よく気が付きました! これで執事にまたワンステップ近づいたわねー』と言うシャムール。
『じゃあ、合格ってこと?』と聞くきらら。
『え・・・うーん、そうねー』と考えるシャムール。
『いいんだロマ、もう1度心を入れ替えて一から修行しなおすロマ!』と言うアロマ。
『パフも頑張るパフー!』とはしゃいでるパフ。
『じゃあ、私がグランプリンセスになるのと、どっちが早いか競争だね!』と言うはるか。

『チッチッチー! はるかに負ける気はしないロマ!』と羽を振るアロマ。
『なにそれー、ご主人様にむかってー!』と膨れるはるか。
『もうご主人様じゃないロマー』と額を羽で突きまくるアロマ。
楽しそうに飛び立つ。
『ちょっと、アロマ!』と追うはるかと『はるかが怒ったロマ』と言ってるアロマ。
『やっぱりこの様子じゃ当分見習いみたいねー』と呆れ気味シャムール。
大笑いのみなみ達。
ニッコリアロマ、怒ってるはるかと楽しそうな残りの面々カット

今日もロッドと6つのキーで

~おしまい~

~今週のまたみてね~


第16話『海への誓い! みなみの大切な宝物!』
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