(2015年10月4日放送)
脚本:香村純子 演出:暮田公平 作画監督:河野宏之
指名手配
カナタ王子、ついにお喋り。
でも・・・まぁご察しの展開。
錦戸さん、まさかまた出るなんて。
収録DVD
(DVDは34話、36話同時収録)
(BDは25話~34話、36話同時収録)
アバンタイトル
『すみませーん、この男の人見ませんでしたか!?』とスライドしながらやってくるはるか。
彼女の手にはカナタの似顔絵。
風船を渡そうとしていた人形と受け取る少女、共に首を振る。
頭を下げるはるか。
『カナタと言うんですけど』と似顔絵とみなみがゆい連れで虫眼鏡カット。易者相手だったが首振り。
頭を下げるみなゆい。
シャムールとクロロは犬に当たるが、首振られ肩を落とす。
ランニング中の人に『すいませーん』と声をかけるトワ。
驚く男性に『この人をご存じでしょうか?』と似顔絵見せて聞く。
だが首を振られそのまま減速『ありがとうございました』とお礼。
『おーい』とはるかの声、手を振りながら『何かわかったー?』と聞く。
『今日もダメパフ』と口にするパフ。『こっちもロマ』なアロマ。
お疲れはるかに『はるか、もう少し遠くまで探しに行けないかしら』と提案トワ。
『うん、門限ギリギリまで粘ろう』と乗るはるか。
見た時計は既に午後4時近く。
『カナタ・・・』と前回の後ろ姿を思い出すはるか、落ち込む。
『行こう』と言うはるかと『ええ』なトワ。歩き出したところで見覚えのある後ろ姿とぶつかるはるか。
『あー』と荷物をぶちまける相手。
『す、すみません』と謝るはるか、拾いはじめる。
『ん? はるか君じゃないか』と拾う際に気付いた男性は錦戸。
『あ、錦戸さん、ごきげんよう』と立って挨拶。
『お出かけかね?』と聞く錦戸。
驚くトワ、かつて自分が襲った相手と思い出したのだ。
(13話、襲撃の回想)
『あの時は、申し訳ございませんでした』と謝りだすトワ。
『んー? なんのことかの?』な錦戸。
誤魔化すように『あー、あの私達人を探してるんですけど』と似顔絵を見せるはるか。
似顔絵を見た錦戸『ん、これは?』と反応を示す。
『ご存じなんですか?』と聞くトワ。
2人は錦戸の工房に走って行く。ドアを開くと誰かいる。
息切れする2人に紫髪のその人は振り返る。やっぱりカナタだ。
『いらっしゃいませ』と言う声も一緒だ。
『カ、カナタ!』と嬉しそうなはるかのアップでOPへ(はるかナレ)。
『カナタ、無事だったんだね』と喜ぶはるか。
向かおうとした彼女より先に涙を浮かべ『お兄様!』と走っていくトワ。
驚いていけなかった様子のはるか。
『会いたかった、会いたかったですわ』とトワが抱き着く。
泣いてるパフと『カナタ様・・・』と涙声アロマ。
だが『ごめんちょっと』とトワを離すカナタ。驚き顔のトワ。はるか達も驚く。
『君たちはだれ? 僕の事を知ってるの?』と聞くカナタ。
状況が理解できない一同にやってきた錦戸が『彼は記憶を失っているようなんだ』と説明。
で、サブタイトル。
庭に集まってる一同。
『間違いないわ』とシャムール、『カナタ様ロマ』とアロマとカナタの髪飾りを見て言う。
正体隠してるので共に小声。
『2週間ほど前だったかな』と錦戸が言うと黒フェードアウト。
砂浜の回想。
『浜辺に倒れているのを偶然見つけたんだ』と解説錦戸。
駆け寄り『大丈夫か?』と起こし聞く。
目を覚まし『ここは?』と聞いてくるカナタに『夢ヶ浜』と教える。
『お前さん、どこから来たんじゃ?』と聞く錦戸。
『どこから・・・僕はどこから来たんだ』と口にするカナタに『何ぃ?』。
『僕は、誰だ・・・』と両手を見た後、空を見るカナタ。
回想終了。
俯きカナタカット。
『今もまだ思い出せない』と言うカナタにあんぐりなはるトワ。
『記憶喪失・・・』とゆい、『そんな・・・』ときらら、『それからずっとここに?』と聞くみなみ。
『あぁ、ケガの手当てをしようと思ってな』と言う錦戸。
また回想突入。
包帯巻いている錦戸。カナタ、何かに反応。その視線の先にはバイオリン。
『ん?』な錦戸と『バイオリン』と口にするカナタ。
『知っているのか?』と聞く錦戸。
『よかったら、触ってみなさい』とカナタに触らせる。
半裸で構えるカナタ。
『日常的に弾いている手つきだった』と思い出す錦戸。
回想終了。
『バイオリンに触れていれば、何か思い出すかと思ったが・・・ま、妹さんが見つかったのなら一安心か』と言う錦戸。
『君が僕の?』と言うカナタに対し頷くトワ。それを見たはるきら、アイコンタクトで頷く。
『先生、私達と彼だけでお話させてもらえませんか?』と頼むみなみ。
頷く錦戸。
ちょこんと1人座ってる。
『僕が王子?』と言うカナタ。
『イエース、あなたはプリンス・ホープ・グランド・カナタ』と教えるシャムール。
『僕らの国、ホープキングダムの王子ですロマ。そして』とアロマも続く。
『あなたの妹、プリンセス・ホープ・ディライト・トワです』と名乗るトワ。
『王子、妹、伝説の戦士プリキュア』と繰り返すカナタ。
『イエース!』とバンザイシャムールパフ。
『ごめんちょっと、そんな話すぐには信じられなくて』と頭を抱えるカナタ。
『そうだ、実際に見れば、思い出すかも』と鍵を構えるはるか。
フローラに変身。
『咲き誇る花のプリンセス、キュアフローラ』と名乗る。
驚いてるカナタに『どう? どう?』と聞く。
『これがプリキュア・・・綺麗だ・・・』と口にするカナタ。
『ふぁ、そんな! って、そうじゃなくてー』と元に戻るはるか『もう!』と照れる。
『だったらこれロマ』なアロマ、『プリンセスパレス!』と声を揃える兄妹。
『元はホープキングダムのお城パフ』と教えるパフ。
『カナタ様はここで生まれ育ったロマ』とアロマも続く。
『ここで、僕が?』とミニチュア眺めるカナタ。
『余計混乱するってー』と注意きらら。
『君たちが不思議な力を持っているのはわかったよ。でも・・・ごめん。やっぱり時間がない』と謝るカナタ。
『カナタ様ぁ』『本当に全部忘れちゃってるロマ』と涙するパフロマ。
泣いてカナタに『カナタ様ー!』と抱き着く。
『おいたわしい・・・』とシャムールも涙。
困ってるカナタ。『ダメかー』なはるか。俯いてるトワ。
『でも、驚かずにパフちゃん達と話してるよ』とポジるゆい。
『まだ可能性はあるわね』と同意みなみ。
『そうそう、トワっちだってちゃんと思い出したじゃん』ときららも続く。
『!? そうですわ!』と何か閃いたトワ。
夕方。どこぞの公園でバイオリンの演奏を始めるトワ。勿論、あの曲。
『思い出して、お兄様。お兄様がこの曲で私の記憶を蘇らせてくださったのです』と願い感謝しつつ奏でる。
終えるトワ。
『なんだか懐かしい気がする』と言うカナタ。
それを聞いて少し嬉しそうなみなきら、顔を見合わせる。
『弾いてみてください』と言うトワに頷き、バイオリンを受け取るカナタ、構える。
見ているはるか達。
『ごめん、やっぱり分からない』と謝るカナタ。
『そんな・・・』とトワ、『これでもダメなんて』とはるかショック。
カナタも肩を落とす。
『他に、できることってなんだろう』と提案ゆい。
『うーん、思い出の場所をめぐるとかー?』と言うシャムール。
『って言ってもー』なきらら。
『今はホープキングダムにはいけないパフ』と続くパフ。
『となると、他には・・・』と聞くみなみ。
『カナタ様はこっちの世界に来た事ない筈ロマ。そんな場所は』と降りてくるアロマ。
『は! ある!』と言うはるかに一同注目。
『あるよ!』とはるかアップ。
ディスダーク。
『種の様子はどうだ』と聞くディスピア。
『順調です。ストップとフリーズが更なる絶望を集めに出るところです』と答えるクローズ。
『種? 何の話だ?』と聞くシャットに『ふん、今に分かる』と返す。
『ぬぁ!』と驚くシャット。
『シャット、黙ってクローズに従え。よいな?』と言うディスピア。
『はっ!』なシャット。
『そう言えば、ディスピア様がお戻りになった今、集めた絶望は一体どこへ』と心中で気にしながらストフリを見る。
バスではるかの実家付近に到着。
幼稚園っぽい建物前。
一同がやってきたのは花いっぱいの草原。子供たちが遊んでいる。
『素敵な場所だね』と言うカナタ。
『カナタ、私ここで初めてあなたにあったんだよ』とはるかに言われ振り向くカナタ。
『あの時、私ここで泣いてたの』と昔の回想。
『プリンセスになりたいって夢を馬鹿にされて・・・そしたら、カナタ、あなたが現れた』と言うはるか。
(ここから暫く1話アバンのまんまの回想なのでカッツ)
キーと受け取ったところで止まり、今のキーのアップに。
だが見ているカナタに元気は無い。はるかは反面、嬉しそう。
子供の声だけが聞こえる。
トワ、心配顔。静観妖精ズ。緩い風が吹く。
『カナタ、あの時のこと本当に覚えてない?』と聞くはるか。
顔を背け『ごめん』と謝るカナタ。『!?』とショックはるか。
じっと見ているみなきら。
落ち込んでる妖精ズ、『打つ手なしねー』とお手上げシャムール。
『そっか・・・そうだよね・・・トワちゃんのバイオリンでもダメなんだもんね。ごめんね、こんな遠くまで連れてきちゃって』と涙声で涙を拭うはるか。
『いいのいいの、やってみないと分からないんだから』と近寄りながら庇うきらら。
『少し休んだら、はるかのお家にご挨拶して帰りましょう』と提案みなみも近寄る。
『うん、どら焼き買って帰ろう』とゆいも乗る。
拭うをの止め『うん』と振り向いて頷くはるか。トワだけは俯いているが他はニッコリ。
落ち込んでるトワに気付くカナタ。
『本当にすまない』と謝る。引きカット。
ここでアイキャッチ。
『かわいい』と言う子供たちに『パフって言うんだよ』と教えるゆい。
走り出す子供たちを『パフー』と追いかけるパフ。
『お兄ちゃんたちも遊ぼう』と人形を持った女の子がカナタを誘う。
『行きましょう』と背中を押すみなみ。カナタが行くと同時にみなみ達が後を追う。
ズッコケパフ。心配されるが元気に立って子供たちを笑顔に。
きらら達はかけっこ。みなみ達はアロマと遊んでる。
カナタに花冠をあげる女の子『王子様みたい』と言う。被せられてあんぐりだったが嬉しそうなカナタ。
子供たちに連れていかれる。
笑顔で見てるはるかの横で『どうして・・・』と言う声。
振り向くと『どうしてこんな・・・』とトワが泣いてる。
『やっとお兄様にごめんなさいとありがとうを言えると思ったのに・・・』と言ってる。
『トワちゃん・・・』と心配はるか。
『はるか、私諦めませんわ。必ずお兄様を取り戻します。どんなことをしてでも』と言う。
『うん、でも・・・』と顔を背けながら口にするはるか、顔を上げるトワ。
『もしかして私達、カナタを苦しめてないかな?』と続けるはるか。
2人が居る坂の下には女の子に人形を見せられているカナタがいる。
はるかを見るトワに『だってね、私達が色々教える度にカナタが辛そうな顔するの』と言うはるか。
顔を背けるカナタの回想。何も言えないトワ。すると何かを発見。
『あれにしよう』『あれがいい』となんとも言えないポーズ決めてるストフリ。
彼らは森の前に居る。
『ディスダーク!』と構えるみなみ、きららも構える。
『あれが・・・』と花冠落としながら立ち上がるカナタ。パフとシャムールも構える。
『子供の夢が』『選り取り見取りだ』と接近ストフリ。
『みんな逃げて』と言うゆい。自分も逃げる。
子供たち逃げる中、女の子は何かを失くしたことに気付く。
『あ、お姫様!』と人形を発見し逆走。
『だめ!』と止めるゆい。気づいたはるトワとカナタが向かうが『ストップ』と前に来られ逃げる女の子。後ろも『フリーズ』とフリーズに塞がれる。
『私プリンセスになる』と言うプリンセスの夢。
驚くはるトワ。お姫様ゼツボーグ。
森の地面から触手が生えてくる。
『待ってて!』とはるか、『必ず助けます!』とトワが言う。
変身。今日の決めはフローラ。
パンチを繰り出すゼツボーグ。飛び退く4人。
『指輪でパンチなんてー』『品がないわね』と文句トゥマー。
地面に付いた腕をバネに4人の背後に回るゼツボーグ。またもパンチを繰り出すが避けられる。
『あの子の夢を汚すなんて』『許せませんわ』と言うフロスカ。
ゼツボーグ、3度目のパンチも当たらない。
4度目ハズレ、5度目もトゥインクルを狙うもハズレ、6度目もマーメイドを狙うも以下同文、7度目ハズレ、8度目もスカーレット狙うがやっぱりハズレ。
『こっちだよー』と砂塵越しにシルエットを見せるトゥインクル。パンチするゼツボーグだが勿論、ハズレ。
『残念、こっちよ』と地面側にマーメイドの影。以下同文。
スカーレットとマーメイドの影も発見するがやっぱり以下同文。
うろたえキョロキョロゼツボーグ。
『こっちだよー』の声に上を向くと4人が唸りながら落ちて来て一斉に殴られ吹き飛ぶ。
着地する4人。
『これがプリンセスプリキュアロマ』と教えるアロマ。
『プリキュア・・・』と口にするカナタ。
いきなり地面を何かが突き進んでくる。それは金色の触手。
これは読めなかったかトゥインクルが腹部、マーメイドが左足、スカーレットが右腕を拘束される。
『みんな!』と言うフローラの前で投げ飛ばされるマーメイド達3人。
カナタの後ろで砂塵発生。
髪を触手の様に扱うがフローラは巧みに回避し続ける。
『キュアフローラ・・・』と口にするカナタ、『カナタ!』と気にするフローラ。
(1話の昔の出会いフラッシュバック)
髪触手を踏みつけた後、着地して走っていく。
『私もここで守ってもらった』とニッコリカナタと幼女はるかフラッシュバック。
『カナタに夢を支えてもらった』と続けながら伸ばされた髪触手の束を回避。
パンチと踏みつけで退けパンチフローラ。
ゼツボーグ指の宝石と激突。光の花弁が衝撃の強風に舞う。
『カナタ、あなたが居たから私はプリンセスを目指せる。あの子の夢も守れる!』と言うフローラ。
拳を突き返す。辺りには光の花弁が舞う。
あんぐりなカナタとパフロマ。
『ありがとうカナタ。あなたが居てくれてよかった』と目を瞑るフローラ。
髪を上に伸ばしドリル状にするゼツボーグ、回転させて突撃してくる。
ルナキーと受け止めるトゥインクル。
フローズンリップルで凍結させるマーメイド。スカーレットがスカーレットスパークで焼き払うとチリチリになったゼツボーグの髪。
続いてリーストルビヨンで吹き飛ばされるゼツボーグ。
『今ロマ』アロマ。
元に戻る草原。いつものセリフ言って退散ストフリ。
勿論、フローラが解放。
『あれ?』と起き上がる女の子に『はい』と人形を渡すトワ。
『ありがとう』と感謝女の子に『私たちと同じね』と言う。
驚く女の子。
『実は私達の夢もプリンセスになることなんだよ』と教えるはるか。
『ホント?』な女の子。
『一緒に頑張ろう』とはるかに言われ『うん! じゃあ私達今日からお友達だね』と嬉しそう。
驚きの意味であんぐり、暫くして嬉しそうに『うん』と頷く。
夕方なので『バイバーイ』と子供たちとお別れ。
『夢を守る伝説のプリンセス』と口にするカナタ。
『カナタ様、何か思い出したロマ?』と聞くアロマ。顔を背け答えないカナタ。
彼の方へ歩いて行きながら『いいよ。今は思い出さなくても』と言うはるか。驚く一同。
『で、でも』なカナタと『はるか、何を言い出すの』とトワ。
『ごめんね。トワちゃんには辛い思いさせちゃうかもしれないけど。でも何も覚えてなくてもカナタはカナタだもん』
と言うはるかの言葉に反応する。
『まずは今の私達をみてもらおう』と提案はるか。
『少しずつ仲良くなって、そしたらいつかきっと、多分・・・ね?』とカナタの方を向いて言う。
みなみ達が心配そうに見ている中『そう・・・ですわね』。
『ただ・・・ただ・・・せめて! せめて、お兄様と呼び続けてもいいですか?』と聞くトワ。
頷いて『あぁ、いいよ。トワ』なカナタ。
(恐らく記憶がないながらも空気を呼んであえて呼び捨ていした)
名前を呼ばれ、嬉しそうに涙を流すトワ。我慢できず顔を両手で覆ってしまう。支えてあげるみなきら。
嬉しそうに見ているゆい。下りてくるアロマ。
涙を拭うシャムール。見ているクロロ。
泣いてるトワを見た後、嬉しそうな顔のまま一旦俯いてカナタの方に行くはるか。
はるカナの間を風が抜けていく。
『じゃあ、改めて。私達、今日からお友達ね』と手を差し出すはるか。
あんぐりカナタ、握手する。
『ありがとう、はるか』と言うカナタ。
その手にはかつてキーを渡した頃の姿が重なる。
ありそで無かった初期キー(別バージョン)で
~おしまい~
EDはフローラ
~今週のまたみてね~
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第36話『波立つ心・・・! みなみの守りたいもの!』
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