(2011年10月29日公開)
脚本:大野敏哉 監督(演出):池田洋子 作画監督:高橋晃
木箱
MHから恒例となっているプリキュア映画の第9弾。
今回の題材はスイートの根幹とも言える音楽。
ですが、と言うよりはアコ一家の話と言うか。
本編を見てても思ったんですが、なんと不幸な一家。こうも惨事に見舞われるとは。
本編と繋がっている珍しい構成。
(位置的にはミューズ加入の36話と37話の間の話)
聞くところによれば、本来はこれまでみたく本編に関わる事は無かったらしいですが
11年3月に起きた東日本大震災の影響だそうです。
キャラクターデザインが映画の作画監督をするのも初の事だったり。
エレンの衣装は監督の池田洋子さんが高橋晃さんに注文したもの。
モデルは勿論、水戸黄門のかげろうお銀。
前作では無かったミラクルライト注意復活。
DVD
(左かDVD通常版、特装版、BD特装版)
サウンドトラック
いきなり白い物体のアップ。実はハミィの尻尾。
挨拶するハミィ。返す子供の声。元気いっぱいと納得しているハミィ。ドリー~ファリー登場の後、映画を見に来てくれた事のお礼を言う。
ソリー~ドドリー登場。映画を見てもらう前にミラクルライトーンの説明をするというドドリー。
名をミラクルライトーン、この映画館の中で奇跡を起こせる素敵なライトと説明するハミィ。
使い方と効果を説明する(ボタンを押すと♪部分点滅)。
皆にちゃんと持ってるか聞くハミィ。『ハーイ!』と答える子供達。皆持ってるみたいと言うファリー。
そこで皆にお願いがあると言い出すハミィ。プリキュア達がピンチになった時にこのライトをつけて応援してほしいと。
皆がライトをつけるとすっごい奇跡が起きると説明する。
(再現VTR)
奇跡の内容を気にするソリー。それやってみてのお楽しみともったいぶるハミィ。
ここでラリーからやっちゃいけないことがあると注意。
ドリーのライトに近寄って目がくらむシリー。眩しがる。×登場。
7話で奏がやったアフロ衣装で『ライトを近くで見たり』と言うハミィ。
電車ゴッコしてるドリー・レリー・ミリー。シリーだけ引きずられている模様。×登場。
リーゼントに学ラン衣装で『お友達のライトを引っ張ったり』と続けるハミィ。
先2件の被害者だった鬱憤を晴らすかの如く、ライトをジャイアントスイングみたく振り回してるシリー。
ドリーに命中。所謂○○○目。ドリー死す(ぇ ×登場。
ミューズ衣装のハミィ『グルグル振り回したりしたら危険だから、絶対やっちゃダメニャ』と言う。
それからライトを持っていないお友達は心の中で応援してと頼むハミィ。
ここで始まりのブザーが鳴る。そろそろ始まると言う事で同映画のタイトルを読み上げ、始まりを告げる。
拍子木を叩くハミィに合わせて、ドリーから順番になるフェアリートーン。
寝ている奏。窓ガラスを叩く音で目を覚ます。気のせいかと思って寝る。
だが、気のせいでは無い模様。窓の方を見ると確かに誰か居る。
『もう、響ったら・・・。こんなに早くになんなの? 窓から来るなんてどういうつもり・・・』と呆れながら窓に向かいカーテンを開ける。
窓を開けた先にはメフィスト。あんぐり奏。始まる後期OP。
『ラー!』と一番上がるところで2人絶叫。
娘の悲鳴で目を覚ます南野夫妻。顔を見合わせる。バットを持ち出して部屋に向かう奏太。
(左上の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
OPで聞えないが何してるの?的な事を言ってる奏。必死に弁解してる様子のメフィストだったがハシゴごと後ろへ倒れる。
美空ママ110番通報。娘に抱きついて泣いてる奏介パパと誰だアイツ的な事を言ってる奏太。
歌い始める入る前の一瞬でパトカーに囲まれるメフィスト。
その頃、響は朝のランニング中。何気にオリジナルジャージ。海辺。クレジットも出る。
すると、横の道を何台もパトカーが走っていく。ハミィに声をかけるが、肝心のハミィはスヤスヤ。フェアリートーンに引きずられていたり。
ハミィを置いてパトカー軍、後を追う響。
電話を聞いて驚くアコ。それを聞いたかエレンも驚いている。音吉も微妙に反応。
調べの館を出発する3人。エレアコも専用衣装。
最初はアノ自転車の音吉が先行していたが、坂でエレアコに抜かれる。しかも坂の石に躓き逆戻り。
(気持ちを一つにして~の後のリズム部分で下っていく)
メフィストは警察に連行される。去っていくパトカーの大群を見送る響。奏に呼ばれる。事情を説明してもらったらしい。
間もなくエレアコも合流。
(背景的にラッキースプーン前ではなく、ひびかなが少し進んだところで合流した様で)
そんな4人はどうやらメフィストの後を追う模様。
町から空にカメラ移ったところでタイトル登場。
交番。警察官に職業を問われるメフィスト。
『私、先日までマイナーランドの国王でしたが、メイジャーランドの国王として』とバカ正直に説明する。
『父は国の政治を司る仕事をしています』とアコも続く。
国会議員と解釈して驚く警察官。覗く響達。そんなところですと認めるアコ。
じゃあ常識で考えたら分かるでしょと呆れる警察官。勿論、玄関から入らなかった事である。大騒ぎになるに決まってるでしょと指摘。
メフィストは何か言いたかったらしいが、それを遮って謝るアコ。父にはよく言って聞かせますと大人の対応。え・・・とアコを見るメフィスト。
娘さんの方がしっかりしてると言う警察官。
何でメフィストが奏のところに来たのか気にする響。奏曰く、奏太に会おうとして部屋を間違えたとのこと。
ここで『あ、来た』と言うエレン。音吉の名を呼ぶ響。
音吉はそのまま交番に突撃。
『いや~、ウチの婿殿がご面倒を』と謝る音吉。困り気味の警察官。『お父様!』と言うメフィスト。
『あー』顔の3人。
で、加音町の中。
奏太の手を取り『いやー、君が奏太君か。ウチのアコと仲良くしてくれたそうだね。ありがとう。アコのパパです』と言うメフィスト。
困り気味の奏太。
『是非、君と2人で話したいと思って伺ったんだがね。いや~、お騒がせしてしまってすまない』と笑うメフィスト。
彼曰く、急だがメイジャーランドに帰る事になったから来た様だ。
反応する奏太。響達も反応。
メイジャーランドが何処か分からない奏太は何県か問う。
メフィストをあっち行っててと押すアコ。奏太には私から話すつもりの様で。食い下がるメフィストを強制退場させる。
アコに引越しするのか聞く奏太。頷くアコ。離れて暮らしてたパパが戻ってきたから、生まれ育った地へ一緒に帰ると言う。
随分急とショックは隠せない奏太。アコが嬉しそうな事を指摘。
嬉しいと認めるアコ。当然、離れ離れだった親子3人で暮らせるからである。
この返答が気に入らなかった様だ。少しは寂しいと思わないのか問う。
別に寂しく無い訳じゃないと返すアコ。
ますますアコにダメなパパと思われたのだろうかとションボリメフィスト。
『そりゃ、まぁ・・・ねぇ?』と響に同意を求める奏。
響もこの間まで悪者に操られていたから、すぐには・・・と指摘。
それを言ってくれるなと溜息メフィスト。
横からラッパの音が聞えてくる。
ママ同伴で『パパかっこいい!』と言ってる幼女を撫でるパパ。嬉しそうな幼女。
その光景を見て、暫く会わないうちにアコは難しい年頃になってしまったと愚痴る。
まだまだ子供じゃよと言う音吉の肩を掴んで、この度は迷惑をかけてしまい何とお詫びしていいかと謝るメフィスト。
済んだことはもういい。それよりも父親の名誉を早く挽回する様に言う音吉。『ははー!』と言うメフィスト。
笑う響達。
が、ここで
『なんだよ! 心配しちゃ悪いのかよ! じゃあな! 元気でやれよ!』と怒って去っていく奏太。
『はぁ、奏太のやつ・・・』と呆れる奏。
相当ショック受けてると察する響。仕方無いと言うエレン。
彼女曰く、アコはメイジャーランドの大切な跡継ぎだから、ずっと人間界に居る訳にはいかないとのこと。
ここで響から質問。
エレンはアコがお姫様だと気付かなかったのか?
『前はメガネもかけてなかったし、あんな普通の姿じゃただの生意気な小娘にしか見えな・・・』
と後ずさりながら答えてると移動していた本人登場。
『これは・・・姫様』と困り気味のエレン。生意気な小娘でもいいから姫様はやめてと言うアコ。
そうだよと奏も同意。響も同じプリキュアの仲間なんだからと同意する。
その事だけど、私の役目はもうお仕舞いと言い出すアコ。
ご存知、アコがプリキュアになったのは父親であるメフィストを取り戻す為。
その件に感動したメフィストはアコのお陰でパパは元に戻れたとアコを抱き上げる。
皆見てるからと照れるアコ。下ろしてと頼む。
照れてるとニヤつく響。笑うかなエレ。
エレンが笑ったとムッとするアコ。姫様とメフィスト様の姿が微笑ましいと思っただけと弁解するエレン。
チューニング中の演奏部隊。時計台が8時のメロディを鳴らす。あの人形達も登場。ギターを弾くミュージシャン。ラッパの音。
本日も加音町は音楽が一杯。聞き入る6人。
が、突然赤いオーラと共にハウリング音。耳を塞ぐ響達。勿論、奏者達も。
暫く続いた後、大音を立てて消滅するエネルギー。黒い粒子が空へ舞っていく。
『今の何?』と思う響。
ギターや演奏部隊、時計塔、全ての音楽が消滅した。
驚く響達。
先の幼女もママに音がしなくなっちゃったと言う。
『どうなってるの?』と気にする奏。音楽が消えた事に気付いた響。
何かに気付いた音吉はメイジャーランドに連絡をとる様に言う。
『はい!』と答え、右手を軽く振るメフィスト。メイジャーランドの城が映るが映像は汚い。間もなく赤い炎を上げて消滅する映像。
驚くメフィスト。駆け寄ってくる響達。
燃えた後には翼竜の骨姿が残っていた。
それを見て『お父様! これは!』と言うメフィスト。
メイジャーランドで何かが起きていると考える音吉。さっきのハウリング音はその影響が人間界まで及んだと考えるべきじゃろうと見解を述べる。
ノイズの仕業と考えるメフィスト。だが、音吉はこの印は初めて見るらしい。
ここでアフロディテの事を気にするアコ。
返事には詰まるが、とにかく自分が行ってくるからアコはお爺ちゃんのところで待っている様に言うメフィスト。
私も行くと譲らないアコ。私達も行くと言う響達。
困るメフィストだが、音吉は皆で行くがよかろうと言う。
音吉曰く、皆メイジャーランドを心配してくれている。暫し間を置いて、分かったと認めるメフィスト。
じゃあ急ごうと言う響。ハミィの居場所を気にする奏。『あ!』な響。
ヒーリングチェストも持っていこうと言ってるエレン。後を追うメフィスト。
姿を消す翼竜の印。
虹色の鍵盤の上を飛んでいく響達。エレンの衣装が気になるひびかな。やや困り顔。
姫様と国王様のお供をする・・・つまりは旅のお供と言えばコレとのこと。鳥追い姿。所謂かげろうお銀コス。
何で時代劇なのかと思う響。それってやっぱり・・・と言う奏。音吉さんの本で勉強したと答えるエレン。
『そうなんだ・・・ハハ・・・』と引きつり笑いの奏。
メフィストのスーツを掴むアコ。驚いた様子だったが娘の袖を掴み返すメフィスト。
ニッコリアコ。ニッコリし返すメフィスト。
間もなく雲をつき抜けメイジャーランドへ到着。だが、様子がおかしい。
『どうしたことだ、これは・・・』とメフィストも驚きを隠せない。来た事のある響も驚いている。
刺々しい物体に覆われている宮殿を見て、何時の間にお城を建て替えたのかと思うハミィ。
そんな訳ないでしょとツッコミを入れるエレン。『何なのあれ・・・』と言う。
宮殿を覆う物体を見て、先の翼竜マークと似ていると思うひびかな。
『城は・・・ママはどうなったの!?』とメフィストに聞くアコ。とにかく降りてみようと言い出すメフィスト。
だが、鍵盤の道が触れるとハウリング音が発生し、鍵盤が崩れ去ってしまった。
となると6人+αが墜落するのは当然。屋根やキノコに当たりながら娘を抱きつつ無事に着地したメフィスト。
だが、その上から響達3人とハミィが降ってくる。悲鳴をあげるメフィスト。
背中に響達3人、顔にハミィ、両腕にアコを抱いている。、
『あの、大丈夫ですか?』と心配する奏。『いや、無事で何より』と言うメフィスト。
曇り空のメイジャーランドは静か。人々はまるで石像の様になっている。
それを見て何か変と思うハミィ。エレン曰く音楽が聞えてこない。
反応する奏。ここでメイジャーランドでも音楽を奪われてしまったのかと思う響。
止まってる人に触れると弾かれるハミィ。その人はアコーディオンを弾いたまま座っている。動きはあるが声も音もしない。
駆け寄ってきた響達。
それを見て『まさか、メイジャーランドの人達みんな、こんな風にされてしまったの?』とショックを隠せない奏。
すると、植え込みの陰から『誰かいるの?』と誰かが声をかけてくる。声的に少女の様だ。
響達が振り向くと同時にやや引っ込む少女。
『スズ!』と言うアコ。知ってる子なのかと驚く響。アコ曰く、私の友達。スズと呼びつつ向かうアコ。
『奏太以外にも友達居たんだ』と言う響。何気に酷い発言。
スズの無事を喜びつつ手を取ろうとするが『来ないで』とスズに言われる。
まさかの反応に『あっ、どうしたの? こんなカッコしてるから分かんない?』と言うアコ。
スズが首からぶら下げてるペンダントを見て、持っててくれたんだと嬉しそう。
私もちゃんと持ってると見せようとしたら手ごとペンダントを弾かれる。
『こんな物あったってしょうがないよ。だって音楽は全部なくなっちゃったもん』と言うスズ。
『スズ、どうして・・・一体何があったの?』と聞くアコ。
この国から音楽を奪ったのはアフロディテ様とスズから衝撃発言。
驚き顔の響達。ハミィとフェアリートーンも驚く。メフィストも。
当然『そんな、ウソよ・・・』とアコは信じない。だが、スズはウソじゃないと言う。
重ねて言うがアコもやっぱり信じない。
『アコは私の言う事なんか信じてくれないのね・・・もういい!』とショックを受けて去っていくスズ。
『スズ!』と呼ぶアコの声も聞かない。『アフロディテはどうしたと言うのだ! こうしちゃおれん!』と城へ向かうメフィスト。
うろたえているアコの両肩を掴み、アコはパパと一緒にアフロディテに会う様に言う響。
『え?』なアコにアフロディテ様が音楽を奪うなんて、そんな事すると思うかと問う。首を横に振るアコ。
『そうでしょ。それを確かめるのよ、アコが』と言う響。
アコの手を取り、ペンダントを渡す奏。あの子の事は私達に任せてと言う。エレンを呼んで出発する。
後を追う響は私達も必ず城に行くと伝え、後の合流を誓う。頷いたアコは城へ向かう。
コンサート会場。中に入る響達。ここの人達も例に漏れず無音状態。動いてはいる。
『音楽を奪っただけじゃない。音を奏でない楽器を引き続けさせるなんて・・・どうしてこんな酷いことができるの?』
と言う響。
スズに気付いて彼女のところへ向かう。ついて行くかなエレ。
『音吉さんが言ってたよね。メイジャーランドの異変が私達の世界にも影響してきているって』
と言う奏。
『じゃあ、いずれ人間界もここみたいになってしまうの?』と不安がるエレン。
『そんな事はさせない。その為に私達プリキュアがいるんだもの』と言う響。
返事しないながらも同意な様子のかなエレ。
スズに眼前の2人の事を聞く響。自分のパパとママと答えるスズ。
『そっか、鳴らないままずっと弾き続けて苦しいだろうね』と言う響。
スズの両親は遠い目で表情一つ変えずにチェロを弾いている。
『ねぇ、音楽を奪ったのはアフロディテ様だってさっき言ってたけど・・・』と聞く響。
言ったとおりと言うスズ。本人だって信じたくないらしい。しかし、そうなのだ。
返答に詰まる響に代わって、見た事を教えてと言う奏。
何がどうなったのか私も分からないと言いつつ説明。
回想。
音の森にてハウリング音響く中、耳を塞いでるスズ。森から上空を見上げると黒い物体が舞い上がる。
宮殿より
『メイジャーランドの人々よ、よく聞きなさい。音楽は貴方達を不幸にする邪悪な物です。
よって女王アフロディテの名において、今全ての音楽を消し去りました。メイジャーランドは静寂の世界となったのです』
とアフロディテの声でアナウンスされる。あんぐりスズ。
回想終了。
聞かされた響達もあんぐり。アフロディテ様がそんな事言うはず無いと信じたくないハミィ。フェアリートーンも同意。
『本当だもん。アフロディテ様の声だったの。音楽は本当に無くなってパパもママも、みんな石みたいに黙ってて』
と涙目スズ。
アフロディテ様はそんな事しないと駄々をこねるハミィ。
が、クレッシェンドトーンからは止める様に言われる。スズの言う事は本当らしい。
ハイライトの無いアフロディテの眼。カッと見開かれるとクレッシェンドトーンノイメージは姿を消す。
ハンカチで涙を拭いつつクレッシェンドトーンが呼ぶ前に目を覚ましたのが珍しいと言うハミィ。
ハンカチを受け取るミリー。
ヒーリングチェストを見て『クレッシェンドトーン・・・これが伝説の?』と言うスズ。
『どうする? この子をここで1人にさせておく訳にはいかないわよね』と言うエレン。
『う~ん、よっしゃ! 送っていくよスズちゃん。家はどこ?』と聞く響。
音の森の向こうと答えるスズ。
メイジャーランド宮殿内。
『間違いない。あの気配はクレッシェンドトーン。よもや、この音楽の絶えたメイジャーランドに現れるとは・・・これは好都合。
全ての音の源が我が手に入れば、奴等が音楽を復活させる事など、いよいよ不可能になる』
と言うアフロディテ。
『行け、メイジャー3よ。ヒーリングチェストを奪ってまいれ』
と命じる。眼前には若い男性3人の姿。
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『はっ!』と去っていく3人。
移動中のアコとメフィスト。
さっきのスズの話、本当だと思うかと問うアコ。
そう心配するなと言うメフィスト。パパがついてるから大丈夫とのこと。全然説得力無いとアコに言われる。
そのセリフにやや困りながらも
『なんの! 元気出せアコ。そうだ、景気付けに一緒に歌おう!』
と誘うメフィスト。やっぱり拒否される。
どうしたんだと不思議そうなメフィスト。小さい頃のアコはよく歌をせがんだらしい。覚えてないかと本人に問う。
『向日葵畑でいつも~』と言うメフィストに何で歌いたく無いのか分からないのかと返すアコ。
考えるメフィスト。一度答えが出たが違うと気付いて、また考える。
それを見て、私が一番好きな歌覚えてるかと聞くアコ。
勿論だと答えるメフィスト。歌ってみてとアコに言われ歌うが、ハウリング音に邪魔される。
驚く2人。が、ちゃんと聞いていたらしく、その歌じゃないと否定するアコ。
今のちゃんと聞えなかったろと言いつつ、もう1回歌おうとするメフィスト。
もういい!とアコに拒否される。
そして『今は歌ってる場合じゃないでしょ、ママの事心配じゃないの?』と叱られる。
怒ったアコは先行。1人で行くな!と追いかけようとしたメフィストは街灯に激突。
『パパなんかついて来なくたって平気だもん。私強くなったし、パパより速く走れるし』
とアコに言われる。
倒れたまま溜息をつき、父親とはなんと難しいものだと嘆くメフィスト。これなら悪のボスの方がずっと楽とか言ってたり。
音の森に来た響達。何か面白いところだねとか言ってる響。
ファリー曰く、本当なら自然の音楽と楽器達が素晴らしいハーモニーを奏でる森とのこと。頷くドレリー。
スズにアコとここでよく遊んだりしたか聞く響。
『一番の仲良しだったんでしょ?』と言う彼女に『アコとはもう、前みたいな友達じゃいられない』と返すズズ。
どうしてか聞く響に
『だって、あんなケンカしちゃったんだもの。アコはもう私のこと、嫌いになったと思う』
と答える。
『ケンカしたって、また仲直りできるよ』と言う響。
辛そうな顔になった後
『だけど、アフロディテ様が! アコのママが悪いんだよ。私のパパとママをあんな風にしちゃったんだもん。あんな・・・酷いよ!』
と泣き出すスズ。
謝る響。そんな響に奏は混乱してるようだから少しそっとしといてあげようと言う。
頷く響。奏と共に先へ進む。涙を拭いながら歩き出すスズ。
『ほっとけないのね、やっぱり。あなた達2人みたいに、すぐ仲直りできればいいけど』と後を追いつつ言うエレン。
『うーん、原因は2人の間のことじゃなくて、この国から音楽が無くなった事だから』と言う奏。
『それってアフロディテ様のせいってこと?』と声をあげる響。
反応するスズ。その裏で転びそうになってるハミィ。
スズの方を見てやっちまった顔の3人。
勿論、響はそんな事言ってないでしょと奏に叱られる。
でも、奏も『大体、アフロディテ様がどうして音楽を奪って人を不幸にしなきゃならないのよ』
と言う辺り、アフロディテがしたとは思ってないらしい。
ヒーリングチェストを運んでるハミィを見るスズ。
『さすが伝説のお宝ヒーリングチェストニャ。重さをひしひしと感じ』と言ったところでコケるハミィ。
重いと文句を言いながら地面に置く。一休み。
『ねぇ、この中に入ってるのはクレッシェンドトーンよね?』と聞くスズ。
認めるハミィ。とってもエラーイ精霊と言った後、スズも知ってるのか聞く。すごい力を持っていることは知ってるらしい。
ここでハミィは休んでると言うドリー。今すぐ来ないとカップケーキあげないと意地悪なソリー。
『そんニャ~! 待ってニャ~!』とヒーリングチェストを置いたままダッシュするハミィ。
風に揺れる木を背後にヒーリングチェストを眺めているスズ。
宮殿。
辿り着いたアコはアフロディテを発見し近寄る。だが、様子がおかしい。
続いて上がってきたメフィストは触手だらけな周りを見て『なんだ、どうした、この有様は?』と言う。
様子が変な事には気付きつつも気を取り直し
『ねぇママ、さっきスズが変な事言ってたの。この国から音楽を奪ったのはママだって。そんなの嘘だよね?
だって、ママは音楽が大好きだもん。そんな絶対しないって私知ってる』
と聞くアコ。異変を察知したかアコに待ったをかけるメフィスト。重ねて聞くアコ。
だが、アフロディテは答えない。光の無い彼女の目にはどす黒い何かが宿っている。
『何か言ってよ!』と言っても答えないので『ママ、私を見て!』と叫ぶアコ。
その隙に上から現れた触手の大きな口がアコを飲もうとする。止めに入ろうとするメフィストは別の触手に叩き飛ばされる。
結局、食べられるアコ。
倒れたメフィストが触手去る後に見たのはピンクの球体に閉じ込められたアコ。
アコの名を叫ぶメフィスト。アコは球体の中で耳を塞ぎ苦しそう。水が張られている訳では無いが中で浮いている。
『アコ! 苦しいのか!? 今助けるからな! アコ!』と言うメフィスト。
『何故だ! なぜアコにこんな仕打ちをする!? 答えろ、アフロディテ!』とアフロディテに問う。
音の森にてスズの名を叫んでいる響達。
お母さん達のところへ戻ったのか考える響。『じゃあ、さっきのホールへ?』と言うエレン。
ここで奏に『大体、奏がそっとしとこうなんて言うから逸れちゃったんだよ』と文句を言う響。
フェアリートーンは上空を捜索中。
勿論、言われた方は黙ってられない。
奏は響が追い詰めて追い詰める様な事言って泣かせたから。と反論。
ケンカしないのと仲裁するエレン。あの子1人じゃ心配だから、とにかく探そうと提案。
すると、木の陰から
『やぁ、僕の名前はシャープ』『僕はナチュラル』『僕はフラット』とイケメン3人が現れる。
あんぐり響達。
3人揃ってメイジャー3と名乗るイケメンズ。メイジャーランド初のアイドルグループらしい。
前を通過する響達。
『ちょっと何あれ、怪しすぎ』と言う響。『怪しいわ』と同意のエレン。
『ちょっとカッコイイけど怪しいね』と1人だけ変な感想の奏。『まーた奏は~』と呆れる響。
『どうかしたかい? 可愛いレディ達』と近寄ってくるシャープ。
『あのー私達、人を探しててちょっと急いでるので、それじゃあ・・・』
と去ろうとした響の手を掴む。
『こっちは君達に用があって来たのにつれないな~。キュアメロディ』と言うシャープ。
響の名を呼ぶ奏。『何なのよ、あんた達!』と威嚇するエレン。
『アフロディテ様のご命令なんだ。ヒーリングチェストを渡してもらうか』と迫るシャープ。
『えぇ!』と驚く響。
宮殿。
呻き声をあげているアコ。
球体を見て『これは音楽を封じる空間。開くには音楽の力しかない』と言うメフィスト。
(私が一番好きな歌覚えてる?の回想)
アコが一番好きだった歌を歌えばいいと思いつくメフィストだが、それが思い出せないんじゃ意味がないじゃないかと軽いパニック。
『あかーん! ダメなパパを許してくれ~!』と叫ぶ。
何故に関西弁?
そんなこんなしてる間に触手に捕まって締め上げられるメフィスト。抵抗するメフィスト。だんまり状態の嫁を見てニヤつく。
『フッ、良かろう。アコの好きな歌を思い出すまで、俺が知る限りの全ての歌を歌ってやる!』
と言うメフィスト。歌うがやっぱり、ハウリング音に邪魔されて悲鳴をあげる。
音の森。
『ヒーリングチェストをアフロディテ様が?』と言った響はシャープの手を叩き
『あんた達は信用できない。渡すなら、直接アフロディテ様に渡すわ!』と言う。
でもって、ハミィにヒーリングチェストをしっかり守る様にお願い。
『合点ニャ~!』と引き受けるハミィ。だが、ここで置きっぱなしだった事に気付いた。焦りまくり。
慌てて立ち去る。?なエレン。
『そうか。あいつが持っているんだ』と察するフラット。
『どちらへ?』と奏、『私達に用があるんでしょ?』と響が言う。
響達3人が立ちはだかる。
『ふん。その気になってくれた? じゃあ』と言うシャープを筆頭に3人でネガトーン召喚。
標的は音の森の楽器達。
『アフロディテ様の名を騙って、つまんない嘘つくなんて』と言う響。絶許な3人。
響達も変身。言うまでも無くカッツ。
ネガトーンに後を託して去っていくメイジャー3。
『しまった、ハミィが危ない!』と言うビートの腹部を拘束する何か。『何これ?』なビート。
ネガトーンは指から何かを発射。それはメロリズの両手を拘束しくっつける。
同じ攻撃を避けつつ『何これ? くっつくの?』と言うビート。ネガトーンに蹴り。
メロリズはは手枷を木にぶつけ叩き壊そうとする。
こうなったらとベルティエを出そうとするメロディだが、両手が開かないので痛くて出せない。
痛がるメロディ。これじゃベルティエが出せないと泣き言。じゃあ私も出せないじゃないと言うリズム。
ここで自分の右手のリズムの左手を合わせたらクロスロッドが出るんじゃないかと考えたメロディ。
『え、どうだろ?』と何気に乗るリズム。
『やってみよう、やってみよう』とノリノリメロディ。
A.痛かった
痛がる2人を見て、何やってるのかしらと呆れ気味のビート。リズムは戻す様に言う。
ハミィが心配だから先に行くと言うビート。これ取ってよと言うメロディ。2人で何とかしてと返すビート。『そんな~』なメロリズ。
結局、くっついたまま追われる2人。叫びながら逃げる。
確かこの辺と言いつつ猛ダッシュ中のハミィ。何かにぶつかりながらも発見!
しかし、よく見たら色どころか形すら似てない只の木箱。
『ニャンじゃこりゃあああああ』と絶叫ハミィ。その声を聞いていたりするメイジャー3。
シャープが飛行して先行するが『待ちなさい!』とビートが後ろから襲撃。
パンチは回避されるが、シャープのパンチも回避。踵落としは命中しなかったがシャープを落とす事はできた。
背後からのナチュラルの攻撃は避けたものの続けて来たフラットのキックで叩き落とされるビート。
宮殿。
メフィスト奮闘中。ハウリング音にやられて咽ながらも『おのれ! なんとしぶとい。あくまでも俺の声を拒むつもりか』と言う。
苦しむアコ。
『しかし、親の愛に勝る物なし。行くぞ~アコ~!』
と叫ぶメフィスト。頑張って歌うがハウリング音に弾かれる。
こう言う時こそ平常心と自分を落ち着かせようとするハミィ。もしかしたら悪い奴等に見つからない様にクレッシェンドトーンが箱ごと形を変えたとポジってみる。
開けてみると~
そんな事ありませんでした^^
やっぱそんな訳無いと涙目ハミィ。皆に何て言えばいいのかと困る。なんてやってると後ろの気配にビビる。勿論、メイジャー3。
『隠しても無駄だよ。大人しくそれを渡すんだ。さぁ』と迫るシャープ。
何も隠したりなんてしてないと言いたかったハミィだが『隠してるでしょ?』とシャープに言われ認めてしまう。うろたえる。
ハミィの名を呼びつつやってきたビート。ナイスアングル。
大丈夫かと心配する彼女の名を呼びつつ意味不明な事言ってるハミィ。
何言ってるのか分からないと困るビート。落ち着く様に言う。
でもってメイジャー3に
『まったく、こんないたいけな子猫をよくも甚振ってくれたわね、この人でなし!』と怒る。
『あんた達なんかにこのヒーリングチェストは渡さないわ!』
と木箱を持って言うビート。
『何よこれ!? ちょっとハミィ!』と聞く。
(真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
またも意味不明な弁解を始めるハミィ。また何言ってるのか分かんないと困るビート。
『まさか、この中にヒーリングチェストが・・・』とハミィと同じ発想のビート。
覗いてみるがやっぱり居ない。が、中にはペンダントがあったり。
強奪するシャープ。『ヒーリングチェスト頂き!』と嬉しそうである。
『えっ?』なビーハミ。
『へぇこれがそうなの? 普通の箱っぽいけど』と言うナチュラル。
ハミィ、バカ正直に違うと否定してビートに口を塞がれる。
運良く聞こえなかった様でメイジャー3は去っていく。
何で喜んでたのか不思議そうに聞くハミィ。
『あいつらきっと、ヒーリングチェストがどんな物か知らないのよ』と答えるビート。お陰で助かったわと一安心。
『そうニャ! 本物は何処ニャ?』と聞くハミィ。
『きっとあの子だわ』と呟くビート。誰のことか分かってないハミィ。
『探しても居ない筈よね』と言うビートの声と走るスズのイメージ。
頭きたとブチ切れたメロリズ。2人仲良く空中一回転の後、両手でネガトーンの頭部を殴る。
これで手枷が砕け『やったぁ!』と喜ぶ2人。
ベルティエセパレーション発動。
ミラクルハートアルペジオとファンタスティックビアチェーレでネガトーン撃破。
リズムが破片として降ってきた♪をキャッチしようとしたら消滅してしまう。
それを見てメロディの方を見るリズム。『急ごう。アフロディテ様のところへ』と言うメロディ。
前を向きながら頷くリズム。
その頃の宮殿。シャープの横を突き抜けて行く木箱。木箱は階段の手すりに当たって砕け、中身のペンダントが落ちていく。
『あんな物がヒーリングチェストだと言うのか?』と言うアフロディテ。
『いや、しかし・・・奴等が大事そうにしていたので』と弁解するシャープ。
アフロディテの目はまた黒く変色。それに怯む3人。
『もう1度チャンスを! 今度こそ奪って参ります』と言うナチュラル。
待ったをかけるアフロディテ。
彼女曰く、こちらから行かずとも自分に会いに向こうの方からやってくるとのこと。
城内で迎え撃ち、ヒーリングチェストの奪取を命じるアフロディテ。
『はっ!』と返事する3人。ダッシュで移動開始。
でもって、息が荒いメフィスト。
100曲目と言う彼に対し『もう諦めたたらどうだ? 役立たずの国王殿。無駄な足掻きだ』と言って去っていくフラット。
『すまん、アコ。俺が不甲斐ないばかりにこんな目に。国を守るどころか、自分の娘1人救い出すことができないとは・・・。
それでも俺は、お前の父親だ。パパはアコの傍に居るぞ。たとえ声は届かなくても。せめて心で聞いてくれ』
と言うメフィスト。大きく深呼吸をする。
心の歌のインストと共に向日葵畑のイメージが現れる。
その頃のスズ。
コンサートホールにてクレッシェンドトーンに両親を元に戻してとお願いしていたり。こんな音楽の無い世界は嫌と涙目で頼む。
光を放つヒーリングチェスト
『音楽の無い世界。そうでしょうか?』と聞くクレッシェンドトーン。
『え、だって・・・』と困るスズ。
宮殿内を走るメロディ達のイメージ。内部で2階に居るシャープ達と見合う。
『音楽に希望を繋ぐ者達がまだこの国には居ます。伝説の戦士達が』と言うクレッシェンドトーン。
『伝説の戦士・・・プリキュア?』と言うスズ。
『そう、そしてあなたも。あなたにも今なすべき事がある筈』と言うクレッシェンドトーン。反応するスズ。
宮殿の下の方。対峙してるメロディ達とメイジャー3。
『アフロディテ様のところに案内しに来てくれたの?』と牽制するメロディ。
『君達じゃなくて、本物のヒーリングチェストだけをね』と答えるシャープ。
『さーて、どれでしょう?』と
メロリズはラッキースプーンのカップケーキ。ビートは風呂敷を上へ放り投げる。
キャッチするメイジャー3の3人だが、メロディ達が居ない事に気付く。
『おのれ、また騙したな~!』とキレるシャープ。
3人は怪物に変身。シャープが猿、ナチュラルが河童、フラットが豚の様な姿になる。三手に別れ、それぞれ追いかけていく。
水の間。
リズムを追いかけるハイパーナチュラル。『見ーつけた、ハァ!』と青い電撃を飛ばす。
何とか回避し続けるリズムの前にハイパーナチュラル登場。
リズムのパンチを受け流す要領で投げ飛ばす。何とか着地し肘うちを繰り出すリズム。
受け止めるハイパーナチュラル。またも投げ飛ばされるが、今度も着地してキックを繰り出すリズム。
だが、その足を捕み三度投げるハイパーナチュラル。浮いているリズムに向かって電撃を放ち宙に止める。
『止めのギガサンダー!』と電撃を繰り出すハイパーナチュラル。
先の電撃で動けないリズムに命中。悲鳴をあげる。
城の外。
緑色の光弾を回避しているビート。逃げている彼女の前に屋根を突き破ってハイパーフラット登場。ビートの背後に着地。
『テラボール!』と口から緑色の光弾を連射するハイパーフラット。
避けているビートをタックルで突き飛ばす。そのパワーに驚きを隠せないビート。
追い討ちのテラボールは弾く。でもって眼前に降りてきたハイパーフラットの腹部にパンチ。
だが、衝撃を吸収する要領でめり込むビートの右腕。
その隙に殴り飛ばされ、上空にテラボールの追い討ちを喰らうビート。止めはハイパーフラットの踏みつけ。
倒れているビートに『これで最後だぁ!』と回転アタックを繰り出すハイパーフラット。悲鳴をあげるビート。
石像のある広場。
笑いながら火炎弾を連発しているハイパーシャープ。ダッシュとジャンプを駆使し回避しているメロディ。
ハイパーシャープに浴びせ蹴りを食らわすが防がれ、カウンターパンチを喰らう。
ダメージは無かった模様。火炎弾をバック転で避け続けるメロディ。
先回りした火炎弾に怯んでる隙にハイパーシャープの踏みつけ攻撃。ジャンプして避ける。追いかけてきた彼と空中で殴り合い。
ダブルハンマーで叩き落とされる。着地はしたものの息切れ中。
この隙に背後に回っていた『ここまでだな』と言うハイパーシャープの火炎弾攻撃を間近で受ける。石像の一部で起きる爆発。
宮殿内。
『パパの歌が・・・聞こえる』と目を覚ますアコ。体をやや右横に向け、メフィストの方を向く。心配そうな顔のまま頷くメフィスト。
『私の一番好きな歌。覚えててくれたんだ』と涙を流すアコ。
アコは宇宙遊泳の感覚で球体の透明の壁に移動。
『さっきは意地悪いってゴメンね。パパ。離れていた時も、悪のボスだった時も、大好きだったんだよ!』と優しい顔。
(以上のセリフは口パク無し)
心の歌(アコ親子ver)開始。
球体越しに両手をくっつけるアコとメフィスト。
目を瞑っているアコは向日葵畑をメフィストに肩車された状態で走っていた事を思い出す。幸せそうである。
金色に輝くクレッシェンドトーン。
『この歌は・・・』と反応するスズ。心の歌はスズにも聞こえたらしい。
『音楽は人の心の奥から生まれるもの。たとえどんな敵が来ようと心の音楽は誰にも奪えない』
と言うクレッシェンドトーン。何かに気付いたスズに頷く。
『取り戻すのではありません。心の音楽を失わない限り、あなた達は何も奪われてはいないのですよ』
と言うクレッシェンドトーン。
スズの両親を始めとした石像の様になっている人々は涙を流していたりする。あんぐりスズ。
倒れているメロディ達。
『歌が・・・聞える・・・』とメロディ、『心に響いてくる』とリズム、『これは・・・心の歌』とビートが心の中で言う。
『力が・・・勇気が・・・湧いてくる』と拳を握るメロディ。
立とうとしながら『立ち上がらなきゃ』とリズム。
『皆も頑張ってる』とビートも立ち上がる。
『ここで決めなきゃ女が廃る』とメロディ
『気合のレシピ、見せてあげるわ』とリズム
『心のビートはもう止められないわ』とビート
それぞれ目を開く。
『これ以上、誰にも辛い思いはさせない』と言うメロディに『皆の幸せの為に戦うのがプリキュアだから!』と続く3人。
砂塵を起こすメロディを見て
『ほう、戦っても無駄だと諦めたんじゃなかったのか』と言うハイパーシャープ。
『まさか? 仲間の歌を聞いてたのよ』と言うメロディ。
『歌だと? とうとうありもしないものが聞える様になったか』と笑うハイパーシャープ。
そのバックで同じく砂塵を巻き上げて立っているリズビーとハイパーナチュフラのカット。
ハイパーナチュラルは腰に手を当て余裕、ハイパーフラットは鼻息荒い。
『聞えてるわ!』と『黙れぇ! そんな物、とうに無くした筈だぁ!』と言うハイパーシャープの腹部を殴るメロディ。
『あんたには聞こえないでしょ。私達の心を繋ぐメロディは!』と言う。
彼女がパンチを繰り出したところで
リズム対ハイパーナチュラルに移動。
百烈パンチのリズム
『私達は1人じゃない。メロディもビートも皆繋がってる!』とハイパーナチュラルを蹴り飛ばす。
それに合わせて飛んでいくハイパーフラット。
『この歌は、私に勇気をくれる! どんな敵にも立ち向かえる勇気を!』とハイパーフラットの腹部を殴るビート。
吹き飛んでいくハイパーナチュラル。
その頃の宮殿。
『パパ。どうして私が歌を歌いたくなかったのか分かる?』と聞くアコ。
『パパとママと3人で一緒に歌ってた楽しい頃を思い出して悲しくなっちゃうから・・・』と答えを明かし
『だけど、やっぱり私歌が大好き。パパとママと一緒にまた3人で歌いたい!』と言う。
向日葵畑の回想。
向日葵畑を走っているアコとメフィストを遠くから見ていたりするアフロディテ。楽しそうな顔しているアコ。
ニッコリアフロディテ。向日葵畑にて合流する3人。アコはアフロディテに抱きつく。
『分かっている。ママにもその気持ちは、きっと伝わっている筈だ』と言うメフィスト(現在)。
その言葉を示す様に涙が浮かんでいるアフロディテ。瞳は相変わらずの状態なのに・・・。
『アコ・・・』と言うアフロディテの声が聞こえ反応するアコ。遂にアコを包んでいた球体に皹が入る。
『プリキュア~!』と叫ぶハイパーシャープ。
ミュージックロンドと×2とハートフルビートロックを放つメロディ達。
メガファイヤー、ギガサンダー、テラボールで迎え撃つハイパーシャープ・ナチュラル・フラット。
双方の合体攻撃が激突。
結果、勝ったのはスイートプリキュア!
『皆の思いを心に込めて、三拍子! 1、2、3、フィナーレ!』で撃破する。
それと同時にアコを閉じ込めていた球体は粉々に。再会する両名。
『パパ、今ママの声が!』と言うアコ。『あぁ、パパにも聞こえたぞ!』と言うメフィスト。2人はアフロディテに近寄る。
一枚の黄色い花弁。それが大量に舞った後、辺りには向日葵畑のイメージが広がる。驚くメフィスト。
椅子に座っている本体の後ろにアフロディテの分身が登場。涙を拭うアフロディテ。
(左の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『2人の心の歌。私にも届いていたわ』と言う。
『ママ! この国から音楽を奪ったのはママだなんて、ウソよね?』と聞くアコ。
頷くアフロディテ
『今、メイジャーランドを覆っている闇の力の主はハウリング』と黒幕の名を告げるアフロディテ。
回想。
光の球体で悪の力に閉じ込めるイメージ。
『闇の力を倒す術を持たない私にできることは、その力の根源を自分の中に取り込んで、闇を押さえ込む事だけでした』
と説明するアフロディテ。
『それじゃあ・・・』と実態を察したメフィスト。
『ええ。私の体の中にハウリングを封じ込めてあります』と答えるアフロディテ。
(彼女の胸部にて蠢くハウリングのイメージ)
『音楽の国の女王に裏切られたと、メイジャーランドの人々が嘆き悲しんでいる事も知っています。
それでも私は・・・この身を操られるに任せて時を待っていました。あなた達がここに来るのを信じて』
(凍結状態で楽器を演奏し続ける人々のイメージの後、玉座に座っているアフロディテのイメージ)
言葉が出ないメフィスト。
『今、ハウリングと私は同化しています。私が消滅すれば、同時にハウリングも消える事になります』
と言い出すアフロディテ。
コノ言葉には驚きの声をあげるアコ親子。
『音楽の国 メイジャーランドは全ての人々に幸福を齎す国。絶対に悪の手に渡してはなりません』
と硬い表情で続けるアフロディテ(イメージ。
拳を握りながら『メイジャーランドを救う為にお前を犠牲にしろと言うのか!』と悔しそうなメフィスト。
さすがに意味が分かってるのか、ショック顔で何も言えないアコ。瞳が縮む辺り、かなり動揺してる模様。
◇
『付け入る隙を与えてしまった私の罪です』と言うアフロディテに『ママ! そんなの嫌だよ!』と言うアコ。
『アコ、パパと2人でこの国を守ってね』と言うアフロディテ。
彼女が『さぁ早く!』と言うと一面の向日葵畑は姿を消す。
動揺しながら近寄り、アフロディテの手を取るメフィスト。すると、彼女の手から向日葵の種が落ちる。
それは床で青く光るなり剣へと変化する。
それを見てアフロディテの意志を察したか辛そうなメフィスト。だが決意した模様。
『パパ?』と言うアコの前で剣を抜いて構える。涙を浮かべながら瞳が小さくなって驚くアコ。
『パパ~!』と叫ぶ娘。大きな音がする。
ここでメロリズ到着。
『はっ!?』と驚くメロディと『え!?』と言うリズム。
『あっ』と言うアコ。言葉がでないメロディ達。眼前には剣を振るい終えたメフィストの姿。どうやら右手で左から右へ振った模様。
『パパ?』と言うアコ。答えず、悔しそうに声をあげるメフィスト。
彼が斬ったのはアフロディテではなく、彼女の周りの触手。
『くそっ!』と後ろへ剣を投げ捨てるメフィスト。
『ニャ~、ビックリしたなぁ~』と言うハミィ。
突如叫び出すメフィストを見る。外へ向かって走り出す彼の後を追うメロリズ達。メフィストはアフロディテを抱えたまま、窓から飛び降りたのだ。
『ハウリングよ、お前を封じ込めたままアフロディテが死ねばお前も死ぬ筈。共に死にたくなければ出て来い!』
と迫るメフィスト。白目が黒くなるアフロディテ。
メロリズも2人の後を追い、窓から飛び降りる。そして、壁を走りながら降りる。
ビートはアコを抱いたまま螺旋階段のあちこちを足場にしながら中心を降りていく。
ハミィは正攻法で階段を降りていたが、躓いてズッコケ。コケた先であのペンダントを発見。
『姿を現さなければお前の負け。出てきても終わりだ。俺の正義のパンチがお前をぶちのめすからなぁ!』
と言うメフィスト。必死に追跡中のメロディ。
『おのれ~、やれるものならやってみるがいいっ!』
とアフロディテから姿を現すハウリング。その姿は濃い紫の雲の様である。
『うわああああああ』と叫ぶメフィスト。
『メフィスト!』とメロディ、『アフロディテ様!』とリズムが叫ぶ。ビートと降りてきたアコも『パパ、ママ!』と叫ぶ。
メフィストが気合の声をあげて手を伸ばすと虹色の鍵盤が登場。
『大丈夫かい、アフロディテ?』
と聞くメフィスト。目を覚ましたアフロディテだが、すぐムッとした顔に。
(上真ん中の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
『あぁ、もう! 何て人なの! 私が封じ込めているうちに止めをさしてくれたら!』と怒り出す。
『バカ言うな! 愛する妻にそんな事できるかぁ!』と返すメフィスト。
そう言われて驚き顔のアフロディテ。視線を逸らした後、頬を赤らめる。
(右下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
そんなやり取りしてると横でハウリングが巨大化。絶叫しながら顔の様な部分を現す。
飛び上がったメフィストは『くらえ! 夫婦善哉アターック!』とパンチを繰り出す。
だが、相手は気体な所為か見事に筒抜け。落ちていくメフィスト。
それに気付いたアフロディテは『あなた!』と言いながら虹色の鍵盤で新たな道を作る。
それを辿っていくもののアフロディテに噛み砕かれる。
結局、後を追う形で彼女も墜落。悲鳴をあげながら2人はコンサートホールに墜落。
楽しそうに笑うハウリング。
『どうした? ブチのめすんじゃなかったのか?』と言ってたり。
高台。
上空に浮かぶハウリングの前に集合したメロディ達。
『あれがハウリング・・・』と言うリズム。
『アコはアフロディテ様達を助けに行って』と言うメロディ。
『え、でも?』なアコの前で『いくよ! リズム、ビート!』と言うメロディ。ジャンプする。
プリキュア大活躍開始。
『今度は私達の番ね』とリズム、『了解!』とビートが言う。じっと見ているアコ。
『決めるよ!』と上空でベルティエを構えるメロディ、『オッケー!』と答えるリズム。こちらもベルティエを構える。
スーパーカルテットを繰り出す2人。
『せーの!』と言ったところでハウリングに通過される。
プリキュア大活躍急停止。
『何?』と倒れ状態で浮いたまま後ろを見るメロディ。笑ってるハウリング。
『あの煙みたいな体にはスーパーカルテットが効かないんだわ』と言うリズム。
着地するメロリズ。
足で地面を叩きながら『いち、にぃ、さん、し×2』とリズムを刻んでるアコ。
楽しそうに笑ってるハウリング『どうした? それで終わりか!』と地上の3人に向け紫の光弾を飛ばす。
巻き上がる砂塵をバックにジャンプするメロディ達。
アコの足元でやっと追いついたと嬉しそうなハミィ。
気付いたハミィの横で『私も戦う!』と変身する。
飛んでいくミューズを見ているスズ。アコがプリキュアと言う事実に驚いているらしい。
『それにあの人達は・・・』と言うスズに
『そうです。彼女達がプリキュア。このメイジャーランドを悪のノイズから救う伝説の戦士達です』と説明する。
そんな説明をしてる間もメロディは連続パンチ、リズムは裏拳後サマーソルト。
ビートはビートソニックでハウリングの弾を撃ち落とし、ミューズはスパークリングシャワーで攻撃。
さすがにダメージがある模様。
ミューズの登場に驚くメロディ。
『私は音楽の女神、キュアミューズ、。このメイジャーランドに音楽を取り戻す為に戦う!』
と言うミューズ、振り返る。
鼻で笑い『ノイズ様の復活を邪魔する、忌々しい奴等め』と言うハウリング。
『ノイズ様? あんたはそのノイズ様の手先って訳?』と聞くメロディ。
認めるハウリング。彼曰く邪魔者の居ない世界にノイズ様をお迎えするとのこと。
突如叫びだし、何かを飛ばす。
驚きつつジャンプして回避するメロディ達。だが、避けたと思ったソレは反射する様に戻ってきて4人の顔を包む。
『ちょっと離れなさい』とビート、『何よコレ』とミューズ、『は、外れない』とリズムが言う。
ハウリングが目をカッと見開くと紫の雲が白縁の黒に変化し
4人の耳をハウリング音が襲う。悲鳴をあげる4人。
跪くリズムのカット後
『女王の力には不覚を取ったが、お前達如きの力ではどうすることもできまい』と言うハウリング。
『頭の中が嫌な音でいっぱいになっちゃう!』
と苦しむリズム。
『負けちゃダメだよ。こいつを体の中に押さえ込んでいたアフロディテ様はもっと苦しかった筈!』
と苦しそうに諭すメロディ。
『だけど、どうすれば・・・』
と苦しそうなビート。ミューズは苦しんでる最中。
高台。
皆を応援するハミィ。すると、後ろからスズに呼ばれる。彼女が持っているヒーリングチェストを見て嬉しそうに飛びつく。
喜ぶハミィ。スズが見つけてくれたと思ってるらしい。ありがとうと感謝する。
視線を逸らし違うと否定し謝る。でもって、勝手に使おうと盗んだ事を告白する。
ネガティブな話は聞えないのか『ハミィもさっき見つけたニャ。これ、スズの♪ニャ』とペンダントを見せるハミィ。
受け取るスズ。ハウリングの方を見る。
苦しむ4人に攻撃をするハウリング。苦しむ4人。
『私、プリキュアの力になりたい。皆、音楽を取り戻す為に戦ってくれてるんだもの』と言うスズ。
『あなたのその気持ちは小さいけれど、とても強く尊いもの。プリキュアのハーモニーパワーと同じものです。さぁ、あなたの思いをプリキュアの元へ』
とクレッシェンドトーンが言う。
スズが『プリキュアの皆、がんばって~!』とペンダントを上空に翳すと光が放たれる。
その光はコンサートホールに飛んでいく。
それを見届けているスズは『パパ、ママ聞こえる? プリキュアに力を貸して!』と願う。
すると、スズの両親の胸部から光が飛んでいく。
それはハウリングの横を霞め、紫雲の中に潜っていく。
で、高台のハミィは皆の力をプリキュアに貸して欲しいとメタ発言。ミラクルライトーンまで出してくる。
ミラクルライトーンを振っているフェアリートーン達。
ハミィの『プリキュア頑張れ~』と言う声。繰り返す皆の声。
『これは・・・』と言うメフィスト、『心の光・・・』と続くアフロディテ。
『音楽を取り戻したいと願う、全ての人々の心の声・・・心の音楽・・・』と続ける。
そんな言葉をバックにメイジャーランドの街中から溢れる光の玉。次々と空へ飛んでいく
苦しむ4人。ミューズ、リズム&ビート、メロディの順にハウリングヘッドフォンを粉砕する。光に包まれるメロディ。
自分の紫の体の中から放たれる光を見て『ぬぅ、何だ?』と言うハウリング。ダメージを受けたのか唸り声をあげる。
ミラクルライトーンを振るドミリーとレファリー。
『もっとニャ~! 頑張るニャ~!』と一緒に振ってるハミィ。
プリキュア頑張れ~の声と共に集まる光に押されてるハウリング。
紫雲を跳ね除ける眩しい光。カッコ良く立っている4人。カッとハウリングを見上げる。
『こ、こんな!』と叫びだすハウリング。眩しい光に包まれている。
『空が!』と言うリズム。その言葉通り曇り空が晴れていく。
(右の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
嬉しそうなハミィとスズ。『これが、メイジャーランドの本当の姿よ』と言うスズ。
街の人々は元通り。動けるぞと喜ぶ男性。スズの両親も元に戻った。
『皆の心がハウリングの力を跳ね除けたのよ!』と嬉しそうなアフロディテ。
メフィストと抱き合って喜んでる男性。相手がメフィストと知ってビックリ。笑うメフィスト。
『皆、ありがとう!』と言うメロディ。続いて『ありがとう!』と言う3人。
『皆の心の声、確かに聞こえたよ! 皆が応援してくれるから頑張れる! 私達は絶対に、絶対に!』と言うメロディ。
4人声を揃えて『諦めない!』と続ける。
だが、唸るハウリングは包む光の一部を破壊し顔を出す。
移動しながら『おのれ!』と言いつつ光を弾き飛ばす。そして上空に終結する紫雲。赤く光る目の様な物体。
メイジャーランドの宮殿を囲んでいた骨の様な物体、そして顔の様な物体がそれぞれ動き出す。
それらは先の紫雲に包まれる。
『プリキュア共、俺様を本当に怒らせたな? あのまま音楽の無い世界を受け入れていれば楽になれたもの!』
と気張るハウリング。とうとう正体を現す。龍の顔に翼のある人型の怪物。
メイジャーランドの宮殿最上部に乗っかりながら咆哮。
『あんな怪物だったとは・・・』と驚きを隠せないメフィスト。
あんぐり夫婦。
『こうなってしまっては、プリキュアに全てを託すしかありません』と言うアフロディテ。
唸った後、メロディ達を上空を通過していくハウリング。4人目掛け唸る。
歯向かう気満々のメロディ。大地を砕くパンチを避ける4人。
『こいつを倒さなきゃ、メイジャーランドは守れない!』
と言うメロディ。飛び散る大地の欠片を足場に進んでいく。
『そうよ、皆に貰ったこのパワー、無駄にはしない!』
と同意するリズム。彼女も欠片を足場に進んでいき、ハウリングの体へ。
砂塵を突き抜けてきたビーミュ。
『音楽を取り戻す為に!』と言うビート、頷くミューズ。
口から巨大な光線を発射するハウリング。回避するメロリズ。発射したまま角度を変えて、大地を破壊していくハウリング。
命中して悲鳴をあげながら宙を舞うビーミュ。『ミューズ、ビート!』と言うメロディ。
同じく注意がそっちへ向いたリズムはハウリングに捕まってしまう。
『リズム!』と叫ぶメロディ。
笑いながら『さぁどうする? お前1人が戦っても無駄な足掻きだ!』と言うハウリング。
じっと睨んでいるメロディ。
ハウリングの拳の中で『1人じゃない・・・私だって』と言ったところで拳を拳を握られ悲鳴をあげながらベルティエを落としてしまう。
地に落ちるベルティエ。
『リズムを放して・・・』と言うメロディ。
『何れこの世界は、ノイズ様に支配されるのだ』と言うノイズに大声で『放しなさい!』と叫ぶ。
パンチで迎え撃つハウリング。回避したメロディはハウリングの左親指を足場に突撃するがカウンターの光線を喰らう。
『メロディ!』と叫ぶリズム。大きなクレーターの中心に倒れているメロディ。
『諦めない・・・音楽を取り戻すまで!』と立ち上がるメロディ。
が、ハウリングは光線を容赦無く放つ。
じっと見ているハウリング、倒れたままのビーミュのアップ。言葉が出ないリズム。
砂塵が晴れても何とか立っているメロディ。リズム、驚いた表情で『メロディ・・・』と一言。
『リズムを助けなきゃ、コイツは倒せない。コイツを倒せなきゃ、音楽は守れない!』と言うメロディ。
『ふん、しぶとい』と余裕のハウリング。
『ここで決めなきゃ女が廃る』と言うメロディに向け拳を構える。
『止めて~!』と言うメロディを掴んだまま殴り飛ばされるメロディ。無音状態。
ベルティエの落下後、倒れてるメロディの姿。微動だにしない。
笑っているハウリング。これには倒れていたビーミュも反応。リズムの頬を伝う涙。メロディの意識は無い。
『響ぃ~!』と叫ぶリズム。
すると、モジューレのアップと共に心臓の鼓動。鳴り続ける。それに答える様にメロディの掌も動く。
『メロディ、頑張るニャ~!』とミラクルライトーンを振りながら、こちらも半泣き声で言うハミィ。
フェアリートーンも一緒に振る。
『メロディ、まだ立ち上がれますね? あなたの諦めない強い気持ち、確かに見届けました。あなたなた大いなる力を正しく使えると信じます。さぁ、プリキュアを越えたプリキュアになるのです!』
と言うクレッシェンドトーン。
ヒーリングチェストが開くなり、強烈な黄金の光が放たれる。
ハウリングが眩しがってる隙にそこから一筋の光が通過してリズムを連れ去る。
驚いたハウリングが振り返って後ろ上空を見上げると後光の前に見慣れぬ影。
『爪弾くは心の調べ クレッシェンドキュアメロディ!』
と名乗るクレッシェンドキュアメロディ。
それを見て『すごい!』とミューズ、『なんて輝きなの!』とビートが言う。
『メロディ、あなたはその強く美しい心でクレッシェンドキュアメロディになったのです!』
と説明口調なアフロディテ。
リズムを抱いたまま地上に降り立つクレッシェンドキュアメロディ。
降りるなり腰が抜けた様に座り込むリズム。
『クレッシェンド・・・キュアメロディ?』と言って涙を流すリズム。
『ちょっと・・・なんで泣いてるのよぉ・・・』とこちらも泣いているメロディ。
『だって、もうダメかと思って』と完全に泣き出すリズム。
『そんな訳無いじゃない!』と返すメロディ。2人で大泣き。
『こしゃくなぁ!』と殴りかかってくるハウリング。裏拳で受け止めるクレッシェンドキュアメロディ。
紫の閃光が出た後、あっさり競り負け吹き飛ばされるハウリング。
クレッシェンドキュアメロディに『立てる?』と聞かれ頷くリズム。
そんな会話の間に墜落するハウリング。唸る。
『行くよ』と言うクレッシェンドキュアメロディ。オッケーなリズム。パッショナートハーモニー。
最初はメロディの方だけが大きかったが、2人が力を込めるとリズムの方もすぐに大きくなった。
それと同時にクレッシェンドと言う。
(つまりはパッショナートハーモニークレッシェンド)
喰らって絶叫するハウリング。
『最後は皆で行くよ!』と言うメロディ。元の姿に戻る。集まるビーミュ。
スイートセッションアンサンブルクレッシェンドでハウリング撃破。
平和を取り戻したメイジャーランドを背景に
『どれほどの言葉を重ねても、言い尽くせないわ。皆の力で音楽の国は守られたのよ。本当にありがとう』
とアフロディテのナレージョン。
棒立ちメフィストと空を見上げるアフロディテ。
宮殿内。
いきなり両親に謝るアコ。加音町に戻る事にしたとのこと。驚くアフメフィ。
『姫様、どうしてですか? 人間界は私達3人に』と言うエレンに『私も一緒に戦いたいの』と返すアコ。
『これから現れるノイズはもっと手強い筈だし』と真顔で続けた後
『それに・・・もっと皆と一緒に居たいし』と優しい顔になる。
そう言われてあんぐりだった響達もニッコリ。
『私今日、プリキュアの強い絆を感じて思ったの。メロディとリズムとビートと4人で力を合わせて、世界を幸せにする為に戦いたいって』
と言うアコを見て嬉しそうに顔を見合わせるアフメフィ。
2人に重ねて謝るアコ。
『オッケー』とメフィストに言われ驚く。アフロディテからも『行ってらっしゃい、アコ』と言われる。
『だって、アコなら』と言うメフィストに続いて『そう言うと思ってた』と指を振るアフメフィ。
最初はあんぐりだったが、じわじわ嬉しそうな表情へ変化し頷く。
ED。
(但し、EDはキボウレインボウとなっているので扱い的には違う模様)
劇中何度も流れていた心の歌と言う歌。バックは曲の所為で無音ながらドラマが進行中。
アコの帰還取り消しを聞いて喜んでいる奏太。アコの背中を叩いている。
照れたのかジト目アコ。そのまま歩いていく。
そんな光景を見てニッコリなひびかな。後を追う。
エレンも後を追う。すると、その足元で白猫と黒猫が追いかけっこ。顔で追いかけてるエレン。
振り返ったひびかな。響、どうやらハミィとエレン(セイレーン)みたいとからかってるらしい。ニッコリ奏。
遊んでる2匹の猫。
エレンがそれをじっと見てると頭の上から何か垂れてくる。ハミィが寝ている模様。垂れてきたのは涎なので慌てだすエレン。呆れるラシリー。
色的に夕方のメイジャーランド。
スズはペンダントを揺らしながら音の森を両親と移動中。
宮殿。
前を見ているアフロディテ。横で肩を揺らしてる夫に気付く。よく見れば鼻水付きで泣いている。
そんな彼の右腕を取って抱き寄せるアフロディテ。励まされたのか2回頷くメフィスト。
暫くは太陽のアップ。
砂浜を移動中の響達。段々空へとカメラが移動していき完全に移動して空だけになった後
音楽終了と共に黒くフェードアウトして
~おしまい~
~おまけ~
ト音記号マークの付いた緞帳。開いたその先にはメロディ達。
『皆~! 映画おもしろかった~?』と聞くメロディ。
『最後はエンディングのダンスだよ』と言うリズム。
『皆も一緒に踊りましょう』と手を差し出すビート。
『皆と一緒に映画館でダンスを踊れるなんて、ホントに嬉しいな!』と言うミューズ。
ここでハミィ『でも、ダンスを踊る前に皆にお願いがあるニャ』と言う。
『隣のお友達とぶつからない様に自分の席で踊ってね』とメロディ。
ドレミリーによる再現。レリーが悪い例担当。
◇
『椅子の上には絶対上がっちゃダメよ』とリズム。
同じくドレミリー。今度はドリーが担当。
◇
『お父さんお母さんは子供達が安全に楽しめる様にサポートしてくださいね』と言うビート。
先の3人が踊ってる後ろに親父コスプレファリーとお母さんコスプレのソリーがスライド登場。
◇
『大人が立ち上がってしまうと、後ろのお友達が見えなくなってしまうので座席に座ったままで応援して下さいね』とミューズ。
下から現れたクレッシェンドトーンに困り顔のドレミリー。
クレッシェンドトーンが戦闘機の飛行音と共に去った後は2階席の注意へ移動。
◇
『それから2階席のお友達は立ち上がるととっても危険なので座ったままで踊ってね』と言うメロディ。
2階席の端に居たラシドドリーのアップ。座ったままダンスの実践。
ダンスじゃなくてはしゃいでる様にしか見えないとか言っちゃダメ。
『それじゃ皆!』とミニプリの登場。『そろそろ行くニャ~!』と言うハミィ。
カウントダウン。
『ご~ドド』とドリーを筆頭にフェアリートーンが5。
ミューズが4、ビートが3、リズムが2、メロディが1
それぞれカウントダウン。ハミィがスタートコール。
♯キボウレインボウ♯開始。
違うのは最後のクレジットの有無程度。
でもって
~ホントのおしまい~
第37話『ワクワク! ハロウィンでみんな変身ニャ!』
映画の後に続くこの話。まぁ、そうと分かりやすい演出があるのは38話ですけどね。
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