第29話『ハラハラ! メイジャーランドで宝探しニャ♪』
(2011年9月4日放送)
脚本:小林雄次 演出:山口祐司&広嶋秀樹 作画監督:河野宏之

空を走って泳ぐ女

響達がメイジャーランドに出張する話。
所謂、新アイテム編。
河野さんの変顔炸裂。
でも、良カットもあるのがこの人が枠に定着し続けられる理由なんでしょうね。
(評判の良くない人は外れていってるので)
メフィストに少々動きあり。彼は一体何者・・・。
デジタル対応以降、初のアフロディテさん祭なので撮りまくり。
何か今回、リズムだけやたらカッコイイ気が。

収録DVD
(左がDVD、右がBD)

(DVDは28、30話同時収録)
(BDは25〜28話、30〜36話同時収録)

アバンタイトル

調べの館。
前回の話は当然ながらメロディにしか聞こえなかった様で聞かされて驚くひびエレ。
クレッシェンドトーンがフェアリートーンを助けるにはそれしか無いと言っていたと話す響。
『でも、そのクレッシェンドトーンって?』な奏。エレン曰く、自分もハミィも知らないらしい。
ハミィはとにかく行ってみると提案。アフロディテ様ならきっと知っているとのこと。
『そうこなくっちゃ!』な響。

と言う訳でフェアリートーンを薪みたいに担ぐハミィ。
息を吸った後、両手を合わせて『ニャプニャプニャップ〜!』と言うと虹色の鍵盤が大空に向かって伸びていく。
鍵盤の上に乗るハミィはエスカレーターみたく上がっていき『皆、レッツゴーニャ!』と誘う。


エレンに『さぁ、響』と言われ頷く響。乗ってみたら勝手に上がって行くのでビックリ。
それを見たエレンは奏を連れて行く。奏も驚いて声をあげる。
もう慣れたのか、走ったり泳いだりしてる響。実際は勝手に進んでるから体を動かしてるだけ。
加音町が小さくなっていく事に驚く奏。
メイジャーランドまで一っ飛びと言うハミィにOKな3人。

トリマ、ちゃっかり覗いてたりする。ブロックの陰に隠れたところでOPへ。

アジト。
どうやら出だしから聞いてた様でクレッシェンドトーンの事を報告するトリマ。メフィストの顔は険しい。
ファルセットは自分はすぐ追いかけるべきと言ったけど、バスドラがモタモタしてる隙に・・・と告げ口。
『うるさーい!』と怒鳴るバスドラ。奴らを倒す絶好のチャンスと言う事で追いかけてすぐに倒しましょうと提案する。
が、メフィストの口から出たのはその必要は無いと言う意外な言葉。
畏まりましたと答えながら驚くバスドラ。バリファルも驚く。
『何故ですか?』と問うバスドラに『メイジャーランドに行ったところで奴らはどうすることも出来ん』と答えるメフィスト。
何故、断言できるのかと質問するバスドラ。
メフィスト曰く、彼自身がそこをどういう所か知っているらしい。?な様子のバリファル。
プリキュアごときが太刀打ちできる場所ではない。連中は自滅して終わりと言うメフィスト。
今のうちに♪を集めろとトリマに命令する。

今日こそプリキュアの最期と珍しくイケメン声で悪相なメフィスト。

で、サブタイトル。

メイジャーランドに到着。
その綺麗な光景にウットリな響。ここがエレハミの生まれ故郷と感心する奏。風の音色を懐かしむエレン。
ハミィに浮かんでいる建物が何か聞く響。
自分が幸せのメロディを歌うコンサート会場と答えるハミィ。
感心している響にお魚を獲った思い出の湖、セイレーンが小さい頃迷子になって泣いちゃった山を紹介する。
当然、暴露された本人は『もうハミィったら、それ言っちゃダメ!』と怒る。笑って謝るハミィ。
ここで奏から私たちは遊びに来たんじゃないと指摘される。ハミィ曰く忘れてたらしい。


『皆さん、よく来てくれました』と出迎えるアフロディテ。
『アフロディテ様』と響が言い、『お久しぶりです』と奏が挨拶。
『こうしてお会いするのは初めてですね』と言うアフロディテ。ハミィに対して、今までよくプリキュア達を導いてくれたと感謝する。
ハミィは褒められて伸びるタイプと誰も聞いて無いのに言ってたり。もっと褒めてとか要求しだす。
オウムにそんな事言ってる場合じゃないでしょうと注意され、そうだったと気付くハミィ。
背中に背負ったフェアリートーンを見せ、フェアリートーンが元気無くなっちゃったと言う。
響はクレッシェンドトーンの声に導かれて来たと説明。クレッシェンドトーンが何かを教えてくださいと言う奏。
アフロディテによると、クレッシェンドトーンはこの世界の音の全てを生み出した、音の精霊。
ちょい驚いた様子の3人。
フェアリートーンはクレッシェンドトーンから生まれたと説明するオウム。ハミィも驚く。


クレッシェンドトーンが宿る伝説のアイテム。それがヒーリングチェスト。
遠い昔から、この宮殿で大切に保管されてきたメイジャーランドの宝・・・。
が、ある時巨大な闇がメイジャーランドを襲った際に奪われてしまったそうで。
その正体はアフロディテにも分からないらしい。分かっているのは魔境の森にヒーリングチェストが封印されてしまった事。
魔響の森と聞いて驚いて『魔響の森!』と繰り返すエレン。知ってるのか聞く奏。
エレンによると、決して近づいてはならないと言われている禁断の森。
かつて何人もの勇者がその魔響の森に挑んだが、ヒーリングチェストの封印を解いた者は未だ1人も居ないとのこと。


クレッシェンドトーンが呼びかけたと言う事は何か意味があると考えるアフロディテ。
3人で力を合わせてヒーリングチェストを取り戻す様に言う。
『分かりました』と答える響。ここで決めなきゃ女が廃ると決め台詞。ひびエレも顔を見合わせて頷く。
すると、モジューレが光りだす。
アフロディテによると、フェアリートーンを救いたいと言う気持ちに反応したそうで。
今ならアフロディテの力をプラスすれば変身できるとのこと。
『さぁ行くのです。伝説の戦士、プリキュア!』とエネルギーを送るアフロディテ。

ノーバンクにして変身。短い。フェアリートーンの力を借りずに変身できたと驚くメロリズ。
『くれぐれも気をつけて行くのですよ』と言うアフロディテ。頷く3人。
必ずヒーリングチェストを手に入れて救ってみせますと言うメロディ。
そんな言葉をバックに走ってる3人とハミィ。
あの3人で大丈夫でしょうかと心配するオウム。
信じて待ちましょうと答えるアフロディテ。これはプリキュアにとって大いなる試練とのこと。

うごめく空間の前にやってきた3人。ハミィは息切れ中。
『ここが魔響の森の入り口?』と言うメロディに『メイジャーランドとマイナーランドの狭間の、この空間にあるの』と答えるビート。
進みだしたメロディに気をつける様に言うリズム。
意を決して、手を突っ込んで見るが勢い余ってか奥に顔が出るメロディ。それもその筈、向こう側には何も無いのだ。
メロディ曰く、中は真っ暗で何も見えないとのこと。
だが、そんな報告をした直後、赤い光と共にメロディが吸い込まれていく。リズビーも、そしてハミィも。

目を覚ますと、そこは荒廃した森。
『ここは何処?』なメロディ。皆を探しているリズム。ビートも右に同じ。


すると、雷と共にメロディ、リズム、ビートの前にそれぞれ赤、緑、青のモアイが登場。
『伝説の戦士、プリキュアとはお前達の事か?』と問うモアイ。
答えず睨む3人。
『お前達3人をそれぞれ異なる空間に閉じ込めた。さぁ、お前達の力・・・とくと見せてもらうぞ!』と言うモアイ。
構える3人。拳を構えて唸るモアイ。

ここでアイキャッチ。



1撃目は3人とも回避。
早速、拳に拳で対抗したメロディ『つ、強い』と驚く。
『ここは闇のフィールド。お前達の力、特性、そして弱点。全て読み取った! どんなに足掻いたところで闇の力に太刀打ちできん!
お前達がヒーリングチェストを手に入れるのは不可能だ!』
と3人と戦闘しながら能書きを垂れるモアイ。

『やってみなきゃ、分かんないじゃない!』とメロディ
『私たちは負けない。例え離れ離れになっていても』とリズム
『絶対、フェアリートーンを助ける』とビートが返す。3人とも強烈な一撃を見舞う。


だが、大してダメージになってないらしく口からエネルギー弾を飛ばしてくるモアイ。
倒れる3人。ダメージ受けている顔のメロディ。

『かつて多くの者が、ヒーリングチェストを求め、魔境の森に挑んだ。この俺も・・・。
しかし! どんな強靭な心の持ち主も闇の力に心奪われ、闇の僕になった。プリキュアとて同じ事!』
とマイナーランドで言ってるメフィスト。
『あの3人なら、必ず乗り越えるはず。どんなに離れていても3人の心は通じているのだから』
とこっちはメイジャーランドのアフロディテ。

『ふん! 教えてやろう。お前達3人の弱点は仲間を信じている事だ』と言うモアイ。
『それの何処が弱点だって言うの!』と拳で殴るメロディ。
それぞれ対峙している3人のカットをバックに
『お前達の力の秘密はハーモニーパワーだ。つまり1人1人では何の力も無い。さぁ、闇の力に飲み込まれろ! 伝説の戦士、プリキュアもこれで終わりだ!』
と言うモアイ。

『私たちを甘く見ないで!』と飛び上がる3人。

『たとえバラバラでも!』とメロディ
『仲間を信じる心が、私たちの力になる!!』とリズム
『私たちの心のビートは誰にも』とビートが言う。
キック、着地、追撃。それぞれ、メロディ・リズム・ビートの順に巧みに入れ替わっていく。さすがの河野さん。
ここから大回転キックを繰り出しつつ『止められない!』と続ける3人。キックは脳天に命中。


すると着地した一瞬の隙を突いて、あの耳あてが3人の耳に装着される。悲鳴をあげる3人。


楽しそうに笑った後
『究極の悪のノイズ。たっぷりと味わうがいい。友情、愛情、信じる心、そんな物はまやかしだ! 忘れてしまえ! そして闇の力の前に跪くのだ!』
と言うモアイ。何処かで聞いたことのあるセリフ。
苦しむメロディはテレパシーで奏を呼ぶ(奏なのがミソ)。聞こえたリズム反応。
『私、嬉しかったよ。子供の頃みたいに、また仲良しになれて。
時々ケンカもするけど、私は奏とおしゃべりしたり、ピアノ弾いたりしてる時が一番幸せなんだ。私また、奏の作るケーキが食べたい』
と言われ『響・・・』なリズム。今度はエレンを呼ぶメロディ。
『エレンは誰よりも悩んだり苦しんだりしてたよね。でも、憎しみの心を断ち切ってプリキュアになってくれた。
私たちの友達になってくれた。信じていれば、思いは通じるんだよね』
と言うメロディ。こちらも『響・・・』と言うビート。
『私たちはどんな事があっても、ずっと』と言うメロディ。
『ずっと』と返すビート。もう一度『ずっと』と言うメロディに『ずっと』と返すリズム。

『ずっと・・・友達なんだぁ!』と叫ぶメロディ。耳あて粉砕。リズムもビートも同じく。

この行動が効いたのか、3人は1つの世界に集結。驚いてる様子の3人。
『えーい! おのれプリキュアめ〜!』と怒るモアイ。


巨大化。
(クレジット名はゴーレムですが巨大化前はどう見てもモアイなので、この姿をゴーレムとします)
色的にリズムの世界のモアイの模様。彼の横に虹色の球体に捕らわれたハミィ&フェアリートーン。
ハミィ達を放す様に言うメロディ。
『ならば負けを認めろ。そして闇の前に平伏すのだ。さもなくば』と要求するゴーレム。球体を親指と人差し指で掴む。
それなりに力は入れてるらしく皹が入る。叫ぶハミィ。
『やめて!』と叫ぶメロディ。『ふふふ、何も出来ないだろう。ならばここで滅びされ!』とアイビームを放つゴーレム。
地面に命中した衝撃で吹き飛ばされる3人。
『皆! ハミィの事はいいから、戦うニャ〜!』と叫ぶハミィ。
そんなハミィに『何があっても見捨てたりしない! ハミィもフェアリートーンも、皆救ってみせる』と言うメロディ。
が、ゴーレムは追撃の光線を連発。悲鳴をあげるメロディ達3人。涙目ハミィ。

砂塵が消えた後には大きなクレーターの中に響、奏、エレンの姿が・・・。
その姿を見たハミィは涙ポロポロ。
『響、奏、セイレーン・・・皆、立って・・・立ってニャ〜!』と叫ぶハミィ。
『こんなくだらない命の為に、自らを犠牲にするとは愚かなやつらだ』と笑うモアイ。

『許さない・・・』と呟く響。反応するゴーレム。『絶対に・・・許さない』と体を起こしだす響。
『よくも、くだらない命って言ったわね!』と怒る奏に『何故立ち上がる? 闇の力の前には、無力でちっぽけな命ではないか!』と反論するゴーレム。
『必死に生きようとしているのに・・・』とエレンも座り姿勢まで戻ってたり。
『皆・・・』と言うハミィ。

ふらふらしながらも立ち上がり
『命に大きいも小さいもない・・・。かけがえの無い命を踏み躙るなんて! 絶対に!』と響。
『絶対に!』とかなエレも続く。絶対に許せない!と某アニメ風の状態に(所謂、サ○ヤ人状態)。
放たれた強烈な光を眩しがるゴーレム『何事だ!』と言う。そして治まった後にその方向を見る。ハミィは嬉しそう。

そこには変身している3人の姿が。
『プリキュアめ、調子に乗るな〜! フェアリートーンの居ないお前達に勝ち目はない!』とゴーレムはアイビーム発射。
ジャンプして避ける3人。

『フェアリートーンの力を借りなくても』とメロディ、『私達にはハーモニーパワーがある』とリズム、『見せてあげる、私達3人の』とビートが言い
『友情の力!』と3人声を揃える。
と言う訳で3人がかりのパッショナートハーモニー発射。
直撃に耐えて笑った後『そんな物が効くと思ってるのか〜!』と余裕のゴーレム。
『メロディ、リズム、ビート。頑張るニャ〜!』と応援するハミィ。
『轟け、3人のハーモニーパワー! 響き渡れ〜!』と叫ぶ3人。
この踏ん張りが効いたのか、パッショナートハーモニーの軌道を辿ったト音記号がゴーレムの体をあっさり貫通。

『おのれプリキュアめぇ・・・。だが、これは終わりではない、始まりだ!』と言い残して球体を手放すゴーレム。笑いながら消滅。

魔響の森だった場所は綺麗な綺麗な草原に。これにはあんぐりな3人。
『魔響の森が・・・』と言うメロディ、『消えた・・・』と続くリズム。
地面に落ちるなり球体が割れて開放されたハミィ。ホッと一息。
すると、右横から何やら光が。見てみると高台の方から光が差している。
『鍵ドド』と言うドドリー。『何あれ?』なリズム。行ってみましょうと言うビートに同意するメロディ。

『その鍵を抜いてみるミミ』と言うミリー。妙に元気そうなフェアリートーン。

言われた通り抜いてみるメロディ。抜ける音とメロディの反応から金属の模様。大きさが大きさなので前に構える形に。
リズムが『うわ〜、大きな鍵〜』と言ったらば鍵の先から虹色の鍵盤が伸びてドアが現れる。
すると、鍵が勝手にドアに刺さり開錠。

中は金色の光に包まれており、中から箱みたいなものが登場。
同時に『よく、ここまで辿り着きました。伝説の戦士、プリキュアよ』と言う声。その声は響に呼びかけていた声と一緒である。
箱の中央にある大きな宝石の中には後期アイキャッチに出ている黄金のフェアリートーンの姿。
『私が全ての音の源、クレッシェンドトーンです』と自己紹介するクレッシェンドトーン。
『さぁ、フェアリートーンよ。私の元へ・・・』とフェアリートーンを呼ぶ。
クレッシェンドトーンが見えた宝石の中に入っていくフェアリートーン。

『さぁ、ヒーリングチェストの鍵盤に触れてみてください』と言うクレッシェンドトーン。この箱こそがヒーリングチェストなのだ。
メロディが言われた通り弾いて見ると、弾いた音階のフェアリートーンが出てくる。
『元気になったドド』と言うドリー、『元気になったレレ』と言うレリーを始めにどんどん元気になるフェアリートーン。

嬉しそうに飛び回るフェアリートーンを見ている3人。そんな光景をバックに
『おお! あの封印を本当に解くなんて!』と言うオウム。
『私は信じていました』と言うアフロディテ。

場面はメイジャーランドに移り
『またプリキュアとして成長しましたね』と言うアフロディテ。
『3人の力を合わせなければ乗り越えられませんでした』と嬉しそうに答える響。
ヒーリングチェストを見た後『あの〜、これお返しします』と差し出す。
『いいえ。それはあなた達が持っていなさい』と言うアフロディテ。
驚いた様子の3人に『クレッシェンドトーンはあなた達を選んだのです』と続ける。『私達を・・・』と言う響。
『ヒーリングチェストには他にも色々な力が秘められています。きっとあなた達の役に立つ筈』と教えるアフロディテ。

ヒーリングチェストを持った響達は夜空を飛行しながら帰っていく。その姿は楽しそう。
そんな光景をモニタで見送りながら
『あの3人なら、ヒーリングチェストの力を使いこなせるかもしれない・・・』と言うアフロディテ。
彼女の顔のアップから黒くフェードアウトして

〜おしまい〜

〜今週のまたみてね〜

アイキャッチにでてた御方

第30話『ワオーン! ヒーリングチェストの不思議ニャ!』
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