第26話『キャンプとカレーでアッチッチ!?』
(2002年7月28日放送)
脚本:成田良美 演出:広嶋秀樹 作画監督:桑原幹根

ヘドロカレー

夏休みと言えばキャンプ!
と言う事で初のキャンプ話。
夏休み最後では無いですが集合振りからしても~っと!まで恒例だった山内寺イベントの代わりと言う事でしょうか。
まぁ、そうやって考えると29話とこの話が丁度そんな感じ。
西沢先生、マジでやらかしたら懲罰モノのような気が。
どれみと小竹が初めて良い雰囲気になった話。
傍から見てると微笑ましいです。

収録DVD

(25、27~28話同時収録)

アバンタイトル

『小学校最後の夏休みは!』と言うどれみ。『キャンプ!』と言う6人。
『キャンプと言えば』と振るハナちゃんに
『大自然』とはづき、『飯盒炊爨』とあいこ、『キャンプファイヤー』とももこ、『オリエンテーリング』とハナちゃんが答える。
どれみも『そして、恋』と頬を赤らめて言う。
『私はお仕事かも』と悲劇の女優ポーズで言うおんぷ。『マジっすか~~!』とショックを受けるどれみ達。落ち込むおんぷと頭を抱える5人のカットでOPへ。

山~!

到着したバスから降りてきたのはハナちゃん。『キャンプだ~キャンプだ~』とはしゃぐハナちゃんの後ろからどれみを筆頭に美空小の面々登場。
ただし、アバンで言っていた様におんぷは不在。
嬉しそうなクラスメイト達と『あぁ~気持ちいいね~!』と体を伸ばすどれみ。

キャンプが嬉しいのかキャンプ場をはしゃいで走り回ってるハナちゃん。
その頃、玉木は普通のキャンプ場と評していたり。自分ところのカナダの別荘の方が断然綺麗と笑顔で嫌味。
ジト目のまさると長谷部。
じゃあ何でカナダに行かないで自由参加のこっちに来たのか聞く長谷部。
玉木の返答は庶民のキャンプも体験してみようと思って。『けっ!』と去っていくまさると長谷部。

川をみて綺麗と思うはづき。おんぷも一緒に来られると良かったのにと残念そうなももこ。
『一緒に来たいって言うててんけどな。夏休みも仕事なんてチャイドルも大変やな~』と言うあいこ。
渓介パパ、荷物を置く。『大丈夫ですか?』と聞く関先生に『何の、このくらい』と返す渓介。
川の方を見て『良いキャンプ場ですね。春風さんにご相談して正解でした』と言う関先生。
『いや、お役に立てて良かったです』と言う渓介。『キャンプの事も色々教えてくださいね』と言う西沢先生に『任せてください』と答える。

と、ここでどれみから自分達の他に誰も居ない理由を聞かれる渓介パパ。どれみ『何で? どうして?』と不満な模様。
渓介パパの返答は貸切にしてもらったから。誰も居ない方が思う存分遊べるだろうと言う配慮による至極当然な理由。
『そんな~・・・素敵な人と出会って素敵な思い出を作る予定だったのに』と言うどれみ。呆れ顔の渓介パパ、関先生、西沢先生。
男が居たって誰もお前の相手なんかしないと嫌味を言う小竹。『小竹~!』とキレるどれみ。

で、サブタイトル。

『これで良し。完成!』とテントを完成させる渓介パパ。どうやらレクチャーしていた様で『さあ、皆もやってみてごらん』と続けて言う。
皆、テントを作っている。溜息つくどれみ。
どれみの前のテントの上から顔を出し『どれみちゃん元気出して~』と励ますあいこ。
『素敵な人と出会わなくても』と言うはづきに続いて『思い出はできるぞ~』と言うももこ。
ハナちゃんも『そうだよそうだよ』と同調。『ホントに?』と聞くどれみ。だが、ハナちゃん相槌打っただけで何のことか分かってなかった模様。ガックリどれみ。

川。釣りをしている渓介パパの前で魚を釣り上げる西沢先生。『あ~、また釣れちゃった~』と言う。『俺も~』と小竹も続く。
『春風さん、ここよく釣れますね!』と言う西沢先生。が、教えた本人は釣れてなかった様でムッとしながら釣り再開。

で、キャンプ場。皆を集め
『それじゃ、皆で晩御飯のカレーを作ろう』と言う関先生。『グループはくじ引きで決めまーす』と言う西沢先生。

『よっしゃあ! カレーの材料はあたしが切る!』とノリノリのあいこ。
佐川に米研ぎ、太田に鍋洗い、サトジュンに火を起こす様に指示を出す。手下の如く従って作業に向かう3人。
『流石、妹尾。手際が良いね~』と感心する関先生。
『楽しみにしててください。先生にめっちゃ美味しいカレーお届けします』と親指を立てながら言う。

はづき班。
米研ぎしているはづき、後ろから聞こえる音に振り返る。ソレは野菜を切る音。主は長谷部。手際も中々の物である。後ろで苦戦している小倉とはまた違う感じ。
(画像は無いですがw)
『長谷部君上手ね~』と言うはづきに家で母さんの手伝いしてるからと言う長谷部。なるほどである。
ももこ班。
まさるが火を起こす。『お鍋いきま~す』とダッチオーブンを釜に置くももこ。変わった鍋と気付いた西沢先生にダッチオーブンと答える。
ももこによると建三パパがキャンプで料理する時にコレが一番だと教えてくれたそうで。『本格的なのね~。楽しみだわ~』と言う西沢先生。
どれみ班。
タマネギを切って泣いているどれみと小竹。『お前、泣いてる暇があったら早く切れよ』と泣きながら言う小竹に『あんたこそ』と返すどれみ。


で、誰かが蓋を開けると冷凍された伊勢エビとホタテ。
『カレーと言えばシーフード。特別に取り寄せた最高級の伊勢エビとホタテが食べられるのですから私に感謝しなさい』と言う玉木。
カレーに伊勢エビとホタテをまんまの状態で入れる。
『そうだね、玉木ちゃん』と賛同しながらプリンを鍋に入れるハナちゃん。笑顔だった玉木も2秒時間差で凍結。
『何するんですの、巻機山さん!』と玉木怒る。何が?なハナちゃん。
玉木が怒る理由は勿論、どうしてプリンなんか入れるのか。『だってプリン美味しいよ』とクッキーを取り出して言うハナちゃん。
『だからって入れていい物と悪い物が!』と怒る玉木の目の前でクッキー投入。
ちょっち驚いて『何入れましたの・・・今!』と聞く玉木。『クッキー! 美味しいよ』と答えるハナちゃん。
この後、キレる玉木とのほほんハナちゃんにより ホタテ、バナナ、伊勢エビ、チョコレート が投入される。

鍋を唖然な顔で見るどれみ班の、どれみ、ハナちゃん、玉木、小竹。
『何じゃこりゃ~・・・』と言う小竹。ハナちゃん『変な匂い』と鼻を摘む。
『少なくてもカレーには見えないね』と言うどれみが言うソレは明らかにヘドロに浮いた伊勢エビとホタテ。当然、プリンとかは見る影も無し。
通りかかった渓介パパを呼ぶどれみ。渓介パパの反応は『うっ、くさっ!』。食べられるか聞くどれみ。


『勿論だ。折角作ったんだし、食べ物を粗末にしちゃイカン』と明らかに無理してる渓介パパ。
『じゃあ、お父さんも食べる?』とどれみ聞かれ『勿論だ!』と明らかに勿論では無い顔で返答。
分かったと鍋を持とうとするどれみだが火傷して鍋を引っくり返す。焚き火の上にこぼれたソレは普通にカレーの色では無い。
怯む一同。『ご、ご、ごめん。どうしよう~』と困るどれみ。
『大丈夫? 春風さん、良かったらコレ使って』と明らかに別人な態度でハンカチを差し出す玉木。
『食べ物を粗末にしちゃイカンが、こぼしてしまった物はしょうがない』とジト目で言う渓介パパ。
小竹も『まぁ気にすんな!』と背を向けながら言う。皆、食べる気無かったと察しムッとするどれみ。


結局、皆にお裾分けしてもらう事に。ももこにカレーを貰い『かたじけない』と言うどれみ。
『コレくらいでええか?』と聞くあいこに『うん。あと、こっちもね』と別の皿を出すハナちゃん。
『ハナちゃん、2人分食べんの?』と聞くあいこ。どれみ、皆に分けてもらってる身だから贅沢はメだよと言う。
が、ハナちゃんによるともう1つはおんぷの。おんぷもキャンプに来たかったと察しお土産にするらしい。
が、はづき、あいこが心配する様にこの季節に野外で作ったカレーを持って帰るのはどう考えても無理である。
だったら今から持って行っちゃおうと提案するどれみ。と言う訳で森の中で
マジカルステージで『おんぷちゃんにカレーを届けて』と願う。ハナちゃん、不思議な光と共に姿を消す。


その頃、おんぷは次のシーンの撮影まで休憩をもらっていたり。時は既に夕方。
窓の外を見ながら『皆、今頃楽しんでるかな?』と言ってると背後から風が起こりハナちゃんが現れる。『おんぷ、ちーっす!』とご挨拶。
ハナちゃんにどうしたのか聞くおんぷ。『はい、おんぷ。思い出の差し入れだよ』と言うハナちゃん。
『カレー? ハナちゃんが作ってくれたの?』と聞くおんぷ。『ハナちゃんのはね、どれみがお鍋引っくり返しちゃったの』と答えるハナちゃん。
どれみちゃんらしいとちょい笑うおんぷ。『だから、皆から貰ったんだ。ね、食べて食べて!』と言うハナちゃん。
頷いて食べるおんぷ。ご飯が焦げている事に気付く。新SOSトリオが焦がしたと教えるハナちゃん。カレーはももことはづきの班の物だとか。
『へぇ~』と言うおんぷにまだ話そうとするハナちゃんだが、ココで魔法が切れそうに。
『ハナちゃん、ありがとう』とお礼を言うおんぷ。それを聞いたハナちゃんニッコリ。消え際に『おんぷ、お仕事頑張ってね』と言って消滅。
もう一口食べて『苦~い! でも美味しい』と嬉しそうなおんぷ。

んで、そんなこんなで夜。皆でキャンプファイヤーを囲んでいたり。


『キャンプでファイヤッホー』と佐川、『ヤッホーホケキョー』と太田、『今日は皆で盛り上がロンドン』とサトジュンがギャグを飛ばす。
はづきとトヨケン除いて猛吹雪。はづきは大笑い。
続いて『皆さん、こんにちわさび』と杉山、『もう夜だろ、こんばんわんこそば』と小倉がギャグを飛ばす。
これまたももこと新SOSを除いて猛吹雪。ももこ大笑い。


『寒いギャグで凍えた後はキャンプファイヤーで温まりましょう』と言うあいこ。点火。
ここのももこの英語は『we world sing together love&peace』と聞こえました。
というか管理人は英語が超苦手です
意味としては皆で世界はラブ&ピースを歌いましょう!ってことですかね?
(翻訳ソフトによると私達は世界はラブ&ピースを歌います
『皆も一緒に、1.2.3、ハイ!』と言うももこ。皆、歌う。て言うか、何故歌詞を知ってるのか!w
(下の画像にマウスポインタを乗せると・・・)

男子達は花火をしていたり。
『わぁ、スゴ~イ。今日はお星様が何時もより一杯出てる!』と言うハナちゃん。星が沢山見えるのは山の空気が綺麗だからと説明する関先生。
『空の向こうには目には見えない星がもっと沢山あるんだよ』と語る。『もっとあるんだ!』と言うハナちゃん。


傍で『あーあ、この星空を素敵な彼と一緒に見る予定だったのにな~』とボヤいているどれみ。
後ろで弾けるねずみ花火にビックリ。世界はラブ&ピースも丁度ここで止まる。
ハナちゃん、渓介パパ、関先生の視線はねずみ花火を飛ばした奴に。
『あはは、わりぃわりぃ』と謝る小竹。関先生からそんな事したら危ないと叱られる。『すんませ~ん』と早口で謝る。
『キャンプに来たんだからシケた顔すんなよ』と言う小竹。『シケた顔で悪ぅござんしたね』と小竹の頬を抓るどれみ。
『痛ぇよ、可愛くねぇな』と抓り返す小竹。
どれみと小竹が仲良いと思うハナちゃん。2人は否定。もっとも小竹の方は張り合うと言うかどれみが言ったから~な感じ。
『ふんっ!』と顔を背ける両名。じっと見ていたりする渓介パパ。

で、ところ変わって美空小。
サッカーが行われている運動場をラブレターを持って頬を赤らめ見ているどれみ。
『今日こそ』と角で誰かを待ち伏せする。『あ、あの!』と飛び出すどれみが何処からか落ちてきた巨大な星の下敷きに。

と言う夢でした。まぁ、絵の雰囲気で分かりますよね。
『重い・・・』と言うどれみ。下敷きの件はどうもハナちゃんが原因の様で。

朝。ハミガキしながら溜息ついてるどれみ。
『どれみ、どうしたの? 眠れなかったの?』と聞くハナちゃん。
『不吉な夢見ちゃってさ~。好きな人にラブレター渡そうとしたら巨大な星が落ちてきて押しつぶされちゃうんだ』と説明するどれみ。
『巨大な星?』と言うももこ。変な夢と思うあいこ。
『ねぇ、どれみちゃん。ひょっとして好きな人が出来たの?』と聞くはづき。『え、何で?』と聞き返すどれみ。
ラブレターを渡す夢を見ると言うことは告白したい人が居るって事じゃないかと考えるはづき。
『え、違う違う。今は特にこの人って言う人は居ないよ』と言うどれみ。ここで誰にラブレターを渡そうとしてたのか考えてみる。
『とにかくあんま気にせん方がええで。夢は夢や』と言うあいこ。『そうだと良いんだけど・・・』と肩を落とすどれみ。

ここでアイキャッチ。


キャンプ2日目のメインイベントはスタンプラリーと紹介する関先生。
各グループごとに地図と方位磁石を渡すから、それを使い山の中に置かれたスタンプを探すと言うルールを説明。

が、6年の不良君2人はノリがよろしくない。
長谷部曰く宝探しならまだやる気が出るとのこと。『お前にしちゃナイスアイディア』と言うまさるに『うっせータコ』と返す。
西沢先生『お宝は無いけど、とっておきのご褒美があるのよ』と言う。『ご褒美?』と反応するまさると長谷部。
スタンプを全て見つけるとあるヒントが出てくる。そのヒントを元に星の形をスタンプを探す。見事、見つけたら夏休みの宿題免除。
驚く関先生。勿論、生徒達も驚く。『先生、ウソつかない』とジト目の西沢先生。勿論、関先生にお説教される。盛り上がるクラスメイト達。
喜んでるどれみ、星スタンプの件に昨日の夢を思い出し、見つけられるお告げに違いないと考える。

川辺。
『ほな、気合入れて行こか!』と言うあいこに『へい! 姉御!』と従う、新SOS。姉御を言う呼び名を嫌がるあいこ。
太田は隊長、佐川は社長、サトジュンはキャプテンと呼び名を提出。
『どれがいいっすか~!?』と目を輝かせる太田に聞かれやっぱり何でもいいと返すあいこ。と言う訳で出発。付いていく新SOS。


まさると長谷部はマジモードで捜索中。その様にはづきとももこ怯える。
『どこだコラ!』とまさる、『出て来いスタンプ~!』と長谷部が言う。
『出ては来ないと思うんですけど・・・』と答えるはづきに頷きまくるももこ。
『ホントにこの辺りなんだろな長谷部』と聞くまさる。間違いないと答える長谷部。星型では無いが手がかりスタンプを発見する。
はづももグループの発見数は4つ。『次行くぞ~!』とノリノリなまさると、『オ~!』とこちらもノリノリな長谷部。
凄い勢いと思うももこ。はづき、夏休みの宿題をやってないと察する。


んで、どれみ班。
分かれ道に差し掛かる。地図に従おうとする玉木。と、ここでハナちゃんは『ハナちゃんこっちだと思うな』と左の道を指差す。
ムッとした玉木は右の道を指差す。玉木曰く地図を持ってる児童会長の私が言うのだから間違いない。
じゃあ、じゃんけんで決めようと提案するハナちゃん。玉木、お子ちゃまはすぐジャンケンしたがると高笑い。
『玉木ちゃん、ジャンケン弱いんだ』とハナちゃんにチクリと言われ、ムキになり『勝負よ勝負!』と言う。
(右上の画像にマウスポインタを乗せると・・・)
と言う訳でジャンケンバトル開始。お相子ばかりで平行線。それを見ながらどうでも良いけど早くしてくれとボヤく小竹。
小竹の左に居るどれみ、スタンプカードを見る。まだ1つも押せていない。宿題免除は絶望的と嘆く。
すると、スタンプカードが風に飛ばされる。追いかけてキャッチするどれみだったがその際に崖から落ちてしまう。小竹が助けに入るが、結局小竹ごと転落。

2人の叫び声は蜘蛛を前にした玉木の絶叫で消えた模様。
虫と言う単語を連呼しまくる玉木を虫が好きと勘違いしたハナちゃん。芋虫を『じゃあこの子あげる』と差し出す。
玉木、また絶叫。今度は逃げる。『玉木ちゃん、どうしたの? あげるってば、待って~ 待ってってば~』と追いかけるハナちゃん。


どれみと小竹は崖の下に倒れていたり。意識はちゃんとある。どれみに大丈夫か聞く小竹。『何とか』と答えるどれみ。
『お前ってホントにドジだな』と呆れる小竹。振り向いて『分かってるよ、そのくらい』と返すどれみ。
その際に小竹の左斜め後ろの木の中にあった星型スタンプを発見する。何とノーヒントで達成。
やっぱり、あの夢は正夢だったと喜ぶどれみ、立ち上がろうとするが足に痛みが走ってすぐに座る羽目に。
どうしたのか聞く小竹。何でもないと返すどれみ。『本当か?』と聞き返す小竹の前で立とうとするが立てなかった。
それを見た小竹『バカ!』と叫ぶ。バカの件に『バカ?』と反応するどれみ。
『足が痛いなら痛いって早く言え!』と怒鳴る小竹。『怒鳴る事ないじゃん』とムッとするどれみ。
崖下から玉木とハナちゃんを呼ぶ小竹。2人が行ってしまったと気付いてマズイと思う小竹。
確かにアノ2人は放っておくとマズイと言うどれみだが、小竹曰くマズイのはこっち。というのも地図もコンパスもあっち側が持ってるから。絶叫するどれみ。

その頃のメインキャンプの大人たち。
夏休みの宿題免除なんて本当に良いのか聞く関先生。ジト目の西沢先生によれば星スタンプはすっごい難しいところに隠してあるから絶対見つからないとと自信満々。
本当に本当だろうなともう一度問う関先生。先輩もビックリするような絶対分からないところに隠したと答える西沢先生。
そんなやり取りを半呆れ気味に見ていた渓介パパ、空の雲を見て一雨来そうと察する。


どれみの足を固定する小竹。『へぇ、小竹上手いじゃん』と感心するどれみ。足を挫くのなんてサッカー部じゃ日常茶飯事だからと言う小竹。
その辺、見てくるからココでじっとしてる様に言って何処かへ行く。
箒に乗って飛べば、キャンプ場を見つけるのなんて簡単な事なんだけど、小竹の前で魔法は使えないと思うどれみ。
ハイハイで草陰に移動しコロンタップを取り出す。が、どれみの肩を掴む誰か。固まるどれみ。
勿論、小竹。『何してんだ?』と聞かれうろたえるどれみ。
『じっとしてろって言っだたろ! 足痛めてる癖にウロチョロすんなっ!』と怒鳴る小竹。


『何さ、偉そうに』とどれみがムッとしてると、その顔に水が一滴落ちてくる。それを皮切りに雨が降る。
『降ってきやがったか』と言う小竹。踏んだり蹴ったりと思い、やっぱり私って世界一不幸な美少女だとボヤくどれみ。
すると、小竹が背中を向け『ほらよ』と言う。?などれみにおんぶと答える小竹。『え、いいよ・・・』と嫌そうな顔のどれみ。
歩けないなら俺が負ぶって行くしかないだろうと言う小竹。私って意外と重いし、濡れるくらいどうってこと無いと遠慮するどれみ。
『早くしろ! 俺まで濡れちまうだろうが』と言う小竹。それに驚きながら『は、はい!』と珍しく従うどれみ。
と言う訳で雨の森を進んでいく。

メインキャンプでは関先生がどれみと小竹が不在な事を聞いていたり。同じグループのハナちゃんと玉木に2人はどうしたのか聞く関先生。
『分かんない。知らないうちに居なくなってたの』と答えるハナちゃん。『困った人達ですわ』とボヤく玉木。
『遭難よ』と慌てだす西沢先生。落ち着く様に言う関先生。早く探しに行かないと言う西沢先生にもう少し待ってみましょうと提案する渓介パパ。
『どれみ1人ならともかく、小竹君が一緒でしょうから何処かで雨宿りしているかも知れません』と言う。

その通り、2人は雨宿り中。本格的に降ってきたと言うどれみ。山の天気は変わりやすいと言うから止むまで待つしか無いと言う小竹。
ここでどれみのお腹が鳴る。『でけぇ腹の虫だな』と嫌味を言う小竹。
『うるさいな! お腹がへったんだからしょうがないでしょ』と返すどれみ。飴玉を取り出し『ほれ、喰えよ』と差し出す小竹。
顔を背け『結構です。これ以上あんたに借りを作りたくないもんね』と言うどれみ。
『あっそ、じゃあ捨てちまおうかな~?』と飴玉を投げようとする小竹。『捨てるんなら頂戴』と言うどれみ。
『ったく、素直じゃねぇな』と小竹。雨をどれみに渡す。

飴玉を頬張るどれみ。『甘~い!』と頬を押さえる。単純な奴と思う小竹。が、小竹もお腹が鳴る。
『そっちの腹の虫も随分大きいね』と嫌味返しをするどれみ。『う、うるせぇ!』と返す小竹。
『あんたも飴食べれば? ちょっとは紛れるよ』と言うどれみ。が、小竹の返答は『無い』。驚くどれみ。1個しか無かったとのこと。
暫しの沈黙の後、前を向いて『ありがとう』と言うどれみ。左手に忍ばせていたコロンタップをポケットに仕舞い直すどれみ。

少ししたらば雨が止む。
『おい、見ろよ』と言う小竹。日差しを見て『うわぁ~!』と声を上げるどれみ。

『綺麗!』と一言。『よし、行くか!』と言う小竹。背中をどれみに差し出す。さっきとは違い素直に従うどれみ。
森の中を進むと『雨上がったよ~』と言うハナちゃんの声が聞こえる。草を掻き分け進むとメインキャンプを発見。『ホントだ~!』とももこが出てきてたり。
『キャンプ場だ』と言う小竹。『こんなに近かったの?』と言うどれみ。

と言う訳でメインキャンプに全員集合。
渓介パパ、骨にも異常無さそうだし湿布で冷やしておけば大丈夫だろうと診断を下す。
『良かった』と安心するはづき。心配かけた事を謝るどれみ。


ここで小竹から星スタンプを発見したと聞いて驚くクラスメイト達。長谷部『マジかよ!』と言う。西沢先生に至っては『ウソ~!』とヤバイぜ顔。
『偶然見つけたんだよ。なっ~』とどれみに言う小竹。『うん、この通りスタンプ用紙に・・・』とスタンプ用紙を取り出そうとするどれみ。
だが、探しても無い。ちょい焦りながら早く出す様に言う小竹。待っていたのは泣きながら『スタンプ用紙落としちゃったみたい・・・』と言うどれみ。
『何・・・マジかよ・・・』と信じられない顔の小竹。幸せそうな西沢先生。『ホントに見つけたのか~?』と言う長谷部。『ホントだって~』と返す小竹。
どれみに同意を求める。『ウソじゃないです。だから、宿題免除してください』と言うどれみ。
『でも、証拠が無い訳だし~』とすっかり強気な西沢先生。『そんな~!』と頭を抱えるどれみと小竹。

『何でこうなるの~!』と言うどれみ。
カメラがメインキャンプから森、山へと上がって行き綺麗な虹がかかる山と森のカットに。
そこから黒くフェードアウトして

~おしまい~

第27話『白いゾウさん、はじめまして!』
ドッカーン!27話へ

おジャ魔女どれみドッカーン!各話レビューに戻る

トップページへ