第39話『心をこめて! 幸せの白いバラ』
(2002年10月27日放送)
脚本:影山由美 演出:岡佳広 作画監督:川村敏江

イングリット霞斬り

先々代女王様の孫話第5弾。
今回は長女のイングリット。
女性陣はこれにて打ち止め。
どれみ達と先々代女王様のシンクロがなかなか面白かったり。
今回の見所は成長した孫達でしょうか。
やはり川村さん作画は色々と可愛いです。
次回が次回なので余り目立たない話かもですが管理人は結構好きだったり。
(というか孫話は基本的に好き)
何気にトッキー初登場。そして、ロクサーヌさん再登場。
かたむすび初使用。

収録DVD

(37~38話、40話同時収録)

アバンタイトル

眠る先々代女王様。
脈打つ茨。地中から現れまた地中を進む茨。最後に変色して活性化を暗示したところでOPへ。

魔女界、女王様のお城。
先々代女王様に巻きついた全ての茨を取り除かない限り、被害は広がるばかりかと・・・と見解を述べるマジョリン。
『そうですか・・・人間界が心配ですね』と考え込む女王様。

で、サブタイトル。

人間界では早速、その兆候が。
人気アイドルのトッキーが引退と言う噂が流れて大騒ぎになっているらしい。
テレビ局前で騒ぐ報道陣。局の片隅に堂々と咲いている茨。怪しく光る茨。
引退するって本当ですか?と問う記者。肝心のトッキーはやる気なし。茨の魔手に落ちた模様。

街頭テレビでこの報道を見ていたどれみはショックを受けていたり。落ち込んで座り込んでしまう。
テレビ音声によれば、つい先日も人気ユニットのソフィの解散説も浮上。今回のトッキーの引退説も持ち上がっていたことで芸能界は大いに揺れているとのこと。
そんな落ち込んでるどれみに見覚えのある猫が寄ってくる。
懐くフリをしながらどれみを呼ぶその猫は勿論ララ。ちょい驚いた様子のどれみに『急いで集合』と知らせる。後を追いかけるどれみ。

MAHO堂。
女王様を取り巻く茨が更に太くなっていることを知らせるマジョリカ。人間界も十分注意する様にと魔女界から連絡が入ったらしい。
『そう言えば、魔法使い界も茨のせいで皆眠っちゃって大変だったよね』と言うどれみ。
人間界だって何時どこで茨が出てくるか分からへんでと言うあいこ。
大丈夫と言うハナちゃん。そうなったらパオちゃんが先々代女王様の悲しみを吸い取ってくれると豪語する。
同意を求めるハナちゃんと『任せるパオ』と言うパオちゃん。

それを聞いて金色のアレが出ると盛り上がるマジョリカ。勿論、どれみ達に叱られてしょんぼり。
『まったくもう』と呆れるララ。この前、一緒にはしゃいでたのはどこの誰かしら?
『とにかく先々代女王様の幸せな思い出を見つけなきゃね』と真顔で言うももこ。


『また、ババが教えてくれるよ』とニッコリのハナちゃん。ハナちゃんに持たれながらチェストに顔を突っ込んでいるパオちゃん。中からババを探し出して持ち出す。
『ね、ババ?』と言うハナちゃんに『何をするずら!』と怒るババ。
笑顔でオイコーラを差し出すおんぷ。他にももことあいこも差し出す。
早速、先々代女王様の幸せな思い出を聞きたがるあいこ。そっぽ向くババ。
ババだけが頼りと持ち上げるどれみ。すると、ハナちゃんがババを掴んでオイコーラの上に強制移動。
『こ、こ、こ、こら~放せずら』と言うババ。飲むように勧めるハナちゃん。
『まさかコレじゃ足らんと言うんじゃなかろうな』とキレかけのマジョリカ。
さすがに怯むババ。態度が可笑しい理由を話す。それは何も思い出せない。


これまた驚くどれみ達。何気にハナちゃんだけニッコリ。
以下、必死で
何とか思い出してと言うどれみ。今までの幸せな思い出は6人のうちの4人と言うももこ。残りは2人とはづき。
一番上と一番下とおんぷ。『なんかあるやろ~!?』と脅し顔のあいこ。
うろたえ顔で『そう言われても~』と困るババ。
泣きながらなんでも良いから思い出してとババを2人がかりで握りながら揺らしまくるどれみとハナちゃん。
グロッキーなババ。気絶したので焦る2人。大丈夫か聞く2人に『何するずら!』とキレる。

が、その見上げた光景に先々代女王様の白昼夢が。何か思い出した様子のババ
『そうずら。あれは見た事も無いくらい美しく、素晴らしく』

『美味しいお菓子だったずら』と言うババ。ズッコケるどれみ達。
それって関係無いじゃんと怒るどれみ。だが、ババ曰くそうでもない。
あの時の先々代女王様がえらく幸せそうに笑っていた顔があのお菓子の美味しさと一緒に思い出されるそうで。
そのお菓子は誰が作ったのか聞くももこ。
『そりゃ、あの頃と言えば魔女界で専属シェフだったマジョロクサーヌずら』と答えるババ。その名を聞いて『マジョロクサーヌ!』と声を上げるどれみ達。

お着替えして

魔女界のレストランロクサーヌへ。事情を説明する。
『お菓子?』と聞くマジョロクサーヌにババから聞いたと言うどれみ。
見た事も無いくらい綺麗で美味しいお菓子を食べたってと説明するももこ。
あの頃、そんなお菓子を作れるのはマジョロクサーヌさんしか居ないってと言うはづき。
もの珍しそうに窓外を見ていたハナちゃんもマジョロクサーヌの方を向く。
『確かに先々代の女王様が人間界へ行かれてからも、新しいレシピが出来ても時々料理をお持ちしたがお菓子を作った事は・・・』と言うマジョロクサーヌ。
『とにかく先々代女王様が嬉しそうな顔してたって』とどれみ、『きっと特別なお菓子だったと思うんです』とおんぷが
『一番上か一番下の孫に関係があるんやないかと思うんですけど』とあいこが言う。
『イングリット様かロイ様に・・・イングリット様!』と思い出した様子のマジョロクサーヌ。

回想。
その時、糸を紡いでいる先々代女王様から結婚式の為のお菓子製作を頼まれるマジョロクサーヌ。
それなら女王様ご自身がお作りになった方がと勧める。私は他に準備したいものがあると言う先々代女王様。
『だからあなたに、食べただけで幸せが何倍にも膨らむ様な・・・そんなお菓子を作って欲しいのです』と続ける。
ここからマジョロクサーヌの説明が入るが引き受けた模様。
マジョロクサーヌによると、その時は孫娘のイングリットが結婚する事は誰も知らなかったらしい。イングリット自身も。
でも、先々代女王様だけは分かっていたのだ。
回想終了。

結婚式のお菓子ってウエディングケーキか聞くどれみとももこ。
嬉しそうに『知ってる知ってる! ウエディングケーキってでっかくて美味しそうですっごく綺麗なんだよね!』と言うハナちゃん。

無邪気さに軽く笑いながらも、あの頃は今みたいに立派な物じゃなかったと言うマジョロクサーヌ。
彼女によると森の木の実を入れ蜂蜜を混ぜたシンプルな物だったとか。
驚いたのか打って変わって静かめに『へぇ、そうなんだ』と言うハナちゃん。
『でも、お菓子じゃヒントにならないわ』とおんぷ、『そうやな』とあいこが言う。
ここで何かに気付いたどれみ。先の他に準備したい物があると言う件。
他に準備したい物、それこそがきっと織物と気付いたどれみ、あいこ、おんぷ。
かたむすび開始
ドレス、ベールとそれぞれ考えてみるはづきとももこ。
どんな物を作ったか覚えてませんかと聞くどれみ。マジョロクサーヌが思い出したのは結婚祝いの為の真っ白で美しいベッドカバー。


早速、MAHO堂にて皆で製作にとりかかる。

先々代女王様が織っている回想。
マジョロクサーヌによれば真っ白な糸で織った真っ白なバラの模様がある布を先々代女王様は心を込めて織っていたそうだ。ニッコリ先々代女王様。


家の外にて風になびくシーツの隙間から何かを見ている先々代女王様。
その視線の先には年頃の男女が仲良く歩いていたり。
女の人の方が木の下の植え込み付近から何かを見つけ『ショーン、待って!』と呼ぶ。
女の人はショーンが振り向くなりすれ違い様にさっき入手した花で顔を軽く擦っていく。
(イングリット霞斬りである)
嬉しそうにショーンを見て笑いながら走り去っていく女の人。『イングリット!』と後を追うショーン。
そう、この女性がイングリットである。
回想終了。

バラの花を見て嬉しそうなハナちゃん。結構良い感じじゃんと嬉しそうなどれみ。
けど、まだまだかかりそうと言うあいこ。ちょい困り顔のどれみ。ベッドカバーが作れる位、織らなくちゃならないんだものねと言うはづき。
やる気満々でジグを滑らせるどれみ。

だが、糸が切れてしまう。
かたむすび急停止
それは先々代の女王様も同じ。驚く女王様。
不穏な空気を象徴する様に先々代女王様の家の上空には暗雲が・・・。

で、サブタイトル。


やっちゃったと言うどれみ。『糸、切れちゃった・・・』と言うハナちゃん。大丈夫と言うおんぷ。
ちょっと貸してと言うももこは『これで・・・ヨシと』と糸を結び直す。

回想。
先々代女王様はジグを置く。で、外が曇っている事に気付いた。間もなく雨が降ったので洗濯物を仕舞いに行く。
で、帰ろうとしたらば、落ち込みつつ雨に濡れながら帰って来るイングリットを発見した先々代女王様。
『イングリット・・・』と言う。


蝋燭が照らすベネックス家の夕食。皆、楽しそうに食しているがイングリットだけは元気が無い。
然程手を付けず食卓を去ってしまうイングリット。家族は皆、気にする。
大体理由が分かるのか先々代女王様も溜息を付く。

舞台は現実へ。
出来かけのベッドカバーを見ながら喜ぶどれみに何喜んでるのか聞くあいこ。
やっとここまで織れたかと思うと何だか嬉しくなったそうで。
進み具合を見に来たリカララ。『あら、もうちょっとじゃない』と言うララ。珍しくのほほん顔で『がんばれよ』と励ますマジョリカ。頷くどれみ達。


回想。
先々代女王様がベッドカバーを織っている。
で、イングリッドは川にて洗濯作業中。棒にて洗濯物を叩いている。
相変わらず何か悩み事があるのか目がウルウルしている。
気を取り直して叩きを再開。布をあげた拍子に下に敷いていたハンカチみたいな小さい布が流れてしまう。拾おうとするが無理だった。


流れる布きれを追いかけてると、その前に誰かが降りて来る。それを見たイングリットは驚く。布きれを広い上げって絞ったのはショーンだったのだ。
何故か彼を見て後ずさりするイングリット。ショーンも異変に気付いた様だがすぐに何時もの表情に。
そして、彼は布きれを差し出す。だが、イングリットは目を潤ませたと思ったら洗濯物を持って去っていってしまう。
ショーンが呼ぶのも聞かずに。彼は残された布切れを握り締める。


こっちはこっちで俯きながら移動中。振り切る意味で顔を上げたらば何かに気付くイングリット。向こうからは先々代女王様が。
勝手にうろたえて『おばあさま・・・あの、私・・・』と何も聞いてないのに言い出すイングリット。
先々代女王様が名を呼んで話そうとするが、今急いでるとイングリットは去っていく。
不安そうに見送る先々代女王様。丁度近くに居たマジョロクサーヌが出てくる。
『女王様、あの2人は』と言うマジョロクサーヌ。
『今は・・・ただ見守るしかありません。2人の愛が本物ならどんな事でも乗り越えられる筈です』と返す先々代女王様。

現実は夕方。
『女王様は2人を信じて布を織り続けた』とマジョロクサーヌの語りが入る。
そして、立ち上がって嬉しそうな顔の先々代女王様。そう、完成である。そして、どれみ達のベッドカバーも。

水瓶を持って家に帰ろうとするイングリット。すると、聞き覚えのある足が走っている。
イングリットが家に入ろうとするのを止めた、その腕の正体は勿論ショーン。
どうして?と問うイングリット。『イングリット。どうしても考え直してくれないのかい?』と聞くショーン。
『止めて。私・・・家族を悲しませる訳にはいかない』と目を潤ませ答えるイングリット。
『イングリット・・・』とこちらは受け入れられないショーン。

すると、家の中から『どうした、イングリッ・・・ト?』と誰かが出てくる。
驚くイングリットとショーン。『お父様!』と言うイングリット。
この老人が先々代女王様の息子にして孫達の父親であるアンリである。
『え? お父さん!?』と驚くショーンに『誰だ、お前は!』と問うアンリ。
『あ、あのお父さん、実は・・・』と言う件までドモり気味だったが『お話があります』とマジになるショーン。『ショーン!』と止めようとするイングリット。

修羅場になりそうな場面を覗いている孫達。そして、ローラに呼ばれ先々代女王様も参加。
『あの、私は国王をお守りする為、間もなく戦いに出ます。でも、その前にイングリットとの結婚をお許しください』と言うショーン。
怒りに震えた後、『うーん! なにぃ!』と掴みかかるアンリ。イングリットが水瓶を落とす。
見ていた先々代女王様もショックを隠せない。持っていたベッドカバーを握り締める。輝くバラ模様。

イメージ画像を背景に
『その当時、先々代の女王様が住んでいた国の王が亡くなり、幼い王子が王位に就いたばかりだった。
その王子から王位を奪おうとする者達とそれを守ろうとする者達との間で戦争が始まろうとしていた』
と言うマジョロクサーヌの語り。

ショーンはアンリによって突き飛ばされ、イングリットは『ショーン!』と呼ぶ声を残しアンリに家の中へ戻される。
『勿論、これから戦争に行こうと言う男と結婚させるなんて先々代女王様の息子であるアンリ様が許すは筈は無かった』
とマジョロクサーヌの語り。


夕方。あの洗濯物を干した川でイングリットは静かに泣いていた。後ろからの足音に気付いて目を拭うイングリット。
やって来たのは先々代女王様。イングリットの横に座る。
イングリットを呼ぶ先々代女王様。『はい、おばあさま』と答えるイングリットに『ショーンを愛しているのね』と言う。反応するイングリット。
『でも、私達にも心配させたくない』と言う先々代女王様。どっちにもつけない悩みを思い出したのか、目を潤ませ俯いてしまうイングリット。
『顔を上げなさいイングリット』と言う先々代女王様。
わたしのつばさ(インスト)開始
♯48話の出会い等の回想を挟みつつ
『私もあなたのお爺様と出会って恋をしました。でも、その恋を実らせる為に沢山の物を失いました。それでも、私は後悔しません』
と言う先々代女王様に驚くイングリット。

『もし、あの時私があなたのお爺様との恋を諦めていたら・・・あなたのお父様にも、あなた達にも会う事はできなかったのですから』
と話し続ける先々代女王様。アンリ、赤ん坊時代のイメージ。


それを聞いて目を涙を浮かべているイングリット『おばあさま・・・』と震える。
『人の気持ちを思い遣るのは大切な事です。でもまず、私はあなたに幸せになってもらいたいの。後悔してほしくないのです』と言う先々代女王様。
イングリットは涙ポロポロ状態。感極まって『おばあさま!』と先々代女王様に抱きつく。
イングリットを優しく撫でてあげる先々代女王様。


『それからイングリット様は恋人のショーンと一緒にアンリ様を説得した。そして、愛し合う2人の熱い心が頑なだったアンリ様の心を溶かしたのだ』
と言うマジョロクサーヌの語り。
イメージ映像とアンリの許諾を得た2人を嬉しそうに見ている先々代女王様のカット。女王様はベッドカバーの仕上げ作業中。

んで、どれみ達も仕上げに入ってたり。どれみは苦戦中の模様。
『あと少しね』とどれみに言うはづき。『うん!』と答えて指を刺したどれみ。
『大丈夫?』とおんぷに聞かれ平気と答える。『ホンマかいな、それ何回目?』と言うあいこ。
どれみが差し出した左手は絆創膏だらけ。確認できるだけで7つ。
『お~沢山』と言うハナちゃんと笑うももこ。釣られて笑う一同。

間もなくベッドカバー完成。『やったやった!』と喜ぶももこ。パオちゃん、ハナちゃんにアコーディオンを弾く様に言う。OKするハナちゃん。
わたしのつばさ(インスト)終了

早速楽しそうに弾くハナパオ。リラバもノリノリ。
『パオちゃんの不思議な力で一気に先々代の女王様の悲しみが吸い取れたらええのにな~』と言うあいこ。
『そうそう、私もそう思う』と同意するももこ。
『でも、茨はあと2本じゃん』とどれみ、『頑張りましょう』とはづきが言う。『そうね』とおんぷ、『頑張ろう!』とももこが答える。
『それじゃ行こうか!』と言うどれみ。頷くはあおも4人。

んで、早速到着。茨が太くなってる事を口にするはづあい。頷くどれみ達。
チェストに向けて歩き出すハナちゃん。『一刻も早くそのベッドカバーを先々代の女王様の元に』と言うマジョリン。
『ワシに任せるずら』と張り切るババを掴むハナちゃん。『ら』だけ『らぁぁぁ!』と伸びるババ。
チェストの中へ潜るハナちゃん。

中にてどれみ達とハナちゃんが魔法で扉を開き、ババがベッドカバーを投げ込む。何時もの様に七色シャボンが先々代女王様を包み込む。

回想。
あの後、無事結婚式を挙げたイングリットとショーン。鐘が鳴る背景から祝う親族達の背景へフェードイン。
先々代女王様はベッドカバーを差し出す。
『これは、あなたの結婚祝いに織ったベッドカバーです』と言う先々代女王様。
『わぁ、なんて素敵なの』と言うイングリット。

『バラの花は私の故郷の花。そこで命が育まれ愛と希望が生まれるのです』と説明する先々代女王様。
ベッドカバーに頬ずりした後『愛と希望・・・』と繰り返すイングリット。
『それを信じて、どんな辛いことも2人で乗り越えるのですよ』と言葉を贈る先々代女王様。
『おめでとう』で締める。列席者からもおめでとうの言葉が贈られる。

ケーキを前に『おめでとうございます』と頭を下げているマジョロクサーヌ。ケーキを乗せた机の前にはババが着席中。

ケーキを美味しく頂く孫達。先々代女王様&アンリと話しているイングリット&ショーン。
馬車に乗った新郎新婦を手を振って見送る先々代女王様と孫達etc。

少し進んだところでイングリットが止めてと要求。イングリットは馬車を降りて先々代女王様に抱きつく。
『私、おばあさまがいらっしゃなかったら諦めていたかもしれません。おばあさま、幸せをありがとう』と涙を流しながら言うイングリット。
感謝の言葉に感激した先々代女王様と抱き合う。
『私こそあなた達から幸せを沢山もらったわ。幸せを有難う』と言う先々代女王様。
回想は一旦終了。
そんな思い出を思いだした先々代女王様はニッコリ。また茨が1つ消えた。
『消えた!』と言うマジョリンと『やった~!』と喜ぶどれみ達。
『あの2人、きっと何時までも幸せに暮らしたんだよね』と言うどれみ。頷くはあおも4人。

回想の続き。
イングリットとショーンは馬車にて出発。手を振る先々代女王様の家族達。
『この幸せがずっと続きます様に』と言う先々代女王様の言葉。
新郎新婦を乗せて走り去る馬車の幻想的な一枚絵から白くフェードアウトして

~おしまい~

第40話『どれみと魔女をやめた魔女』
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