(2002年12月1日放送)
脚本:影山由美 演出:矢部秋則 作画監督:桑原幹根
オバサンになる前にキュアミントとキューティーハニーが残っている
↑マイミクさんから頂いたネタ
41話のぽっぷに続いてハナちゃんも1級試験。
そして、次回からの先々代女王様話のフラグ話。
こう言う役に抜擢される辺りは玉木ってやっぱりスタッフのお気に入りの様で。
島倉はやっぱり玉木の友達なんだな~と思う今回。
所謂、日常編はこれにて完全終了。
次からは
先々代女王様編&どれみ達の今後編
とラストまで続いて行きます。
収録DVD
(41~42話、44話同時収録)
アバンタイトル
先々代女王様の森。
だが、ベッドに横たわっているのは先々代女王様じゃなくて玉木だったり。
玉木のアップになってOPへ。
『今年度の児童会で実行してきた美空町リサイクル作戦で集めたアルミ缶が、昨日で遂に目標の5000個に達しました』
と集めた缶を披露しながら報告する玉木。
拍手する生徒達。その中にはどれみ達は勿論、教師陣も入っている。
『これも児童会会長、私のリーダーシップの賜物ですわ。なんて素敵な私』とうっとりしている玉木。
ご苦労様でしたと労う校長。もう一度拍手をしましょうと要求。拍手する生徒達。応える様に左右に頭を下げる動作をする玉木。
『と言う訳で真に残念ながら、本年度の児童会会長玉木麗香さんはこの行事をもって引退する事になります』
と報告する校長。『は?』な玉木。
『6年生は卒業に向けて有意義な時間を過ごす為に、児童会の運営は5年生に任されます。頑張ってください』と言う校長。
『はーい』と応える5年生たち。
『そんな事・・・すっかり忘れてましたわ~』とブルーでフニャフニャ状態のまま小さくなっていく玉木。
で、サブタイトル。
玉木の家。
一杯の玉木の写真。どれも児童会長時代の雄姿。
『ほら見て、どれもこんな美しく写ってるわ』と言う島倉。『モデルが美しいんですもの。美しくて当たり前ですわ』と返す玉木。
?な島倉。まだ児童会会長引退の事を気にしている玉木。ただの玉木麗香になってしまうと落ち込む玉木。
『そんな! 普通の人になったって玉木さんは玉木さんよ~』と言う島倉。
普通の人の件にムッとする玉木。怯む島倉。
機嫌を損ねたのか『悪いけど、今日は帰ってくださる?』と言う玉木。
未練があるのか手をツンツンした後『後で見といてね。卒業アルバムに何枚か選ばなきゃならないんだから・・・。じゃあ・・・』と帰っていく島倉。
口を尖がらせている玉木。が、島倉が帰るなり溜息をつく。そのまま椅子の背もたれに身を任せ天井を見上げている。
『卒業か・・・はぁ・・・』と目を瞑る。
んで椅子ごと机からベッドの方を向いて『中学生なんておばさんですわ』と言う玉木。
写真を眺めて『これで私の青春もおしまいですわね』と悲しそうな顔。
ベッドの上に倒れこむ。すると、ベッドの下からあの黒い物体。目を瞑る玉木。
気付いた時は既に遅く黒い物体が体内へ入っていく。彼女の表情が更に暗くなる。
その頃、MAHO堂。
1級試験の報告を受け嬉しそうなハナちゃん。
その喜びっぷりに怯みながら『ううん、試験は今度の土曜日よ』教えるデラ。ハナちゃん曰く待ちきれないらしい。
『遂にハナも魔女に戻れる時が』と言うマジョリカ。『ホントにね~』と答えるララ。
『その前に試験に受からなくちゃ』と
ももこ
『人間界で正体がバレない様に魔法を使ってありがとうって言ってもらうのって』と
はづき
『結講難しいのよね』と
おんぷ
『この間、ぽっぷの試験でさんざんドキドキさせられたばっかりなのに』と
どれみ
『なんかメチャメチャ不安や』と
あいこ
とそれぞれ言う。あいこに同意の一同。
『頑張るぞ~イェーイ!』と言うハナちゃん。『パオー!』と答えるパオちゃん。
『1級試験、1級試験、嬉しいな~』と嬉しそうに走っているハナちゃん。
ランドセルを掴みながら名を呼ぶどれみ。『今からそんなにはしゃがんでも』と言うあいこ。『試験は明日でしょ』とはづきも続く。
『うん~。でも、楽しみ楽しみ』とスピードを上げるハナちゃん。
そのせいで玉木にぶつかってしまうどれみ。ごめんと謝る。
『いえ、私の方こそごめんなさい』と謝る玉木。
『いやいや』と返し、ちょっと走ったどれみ。玉木と気付いて振り返るどれみ達。
明らかに落ち込んでいる玉木。『玉木麗香が謝った・・・』と驚きを隠せないどれみ。
ハナちゃんは喜んだ状態のまま、学校へ到着。気付いて後を追いかけるどれみ達。
で、国語の授業。秘密・創造の漢字が読める者と挙手を求める関先生。手をあげるクラスの皆。
『ハナちゃん分かります! ハイハイ!』とハイテンションで手をあげるハナちゃん。
どれみとももこもあげているが、それより気になるのは超落ち込んでる玉木。
『どうせ、私なんか』とか言ってるので顔を見合わせるどれみとももこ。
で、次は理科の時間。
『いいか? 薬品は慎重に混ぜるんだぞ』と言う関先生。
薬品にスポイドで何かを足し『これくらいでいいかな?』と小竹に聞くどれみ。『あぁ、それ水で10倍に薄めるんだぞ』と教える小竹。うんと答えるどれみ。
『ハナちゃん、お水を入れま~す』とビーカーに水を入れるハナちゃん。
『こっちの用意はできたよ』と言うももこ。『玉木も見てないで手伝えよ』と言う小竹。
『え? ええ、私なんかでよろしければ』と答え、フラスコに薬品を入れる玉木。
気付いて『あぁ~!!』と声をあげる小竹。泡立ちだすフラスコの中身。
『あれ、なんかスゴイよコレ?』と言うどれみ。一緒に見ていたももこごとどれみをフラスコから離す小竹。
フラスコは割れ液体が漏れる。驚く玉木とももこ。『爆発だぁ!』と喜ぶハナちゃん。
気にして見に来る他の班の子達。関先生もやって来て『どうした? 誰もケガしなかったか?』と聞く。はいと答えるどれみ・ももこ・小竹。
『薄めてから使わないと破裂するって言っただろ』と言う関先生。涙ながらに謝る玉木。
玉木の方を見る一同。しかも、目を覆いながらと泣き方がらしくない。
『玉木が泣いた』と唖然のどれみ・ももこ・小竹。頬を引っ張るどれみ。夢じゃないと確認。
『大丈夫だよ、泣かないで』とハンカチを渡すハナちゃん。島倉も『た、玉木さんが泣いてる』と驚く。『信じられない』と言う伊藤。
『さ、とにかくここを片付けよう。気をつけてな』と仕切りなおす関先生。『はーい』と答えるどれみ達。
『私はもう、児童会会長でも何でもない、普通の小学生なんですわ。そして普通の中学生=普通のおばさんになるんですわ』とフラつく玉木。
そのまま倒れそうになったのを受け止める関先生。
結局、父親が迎えに来る事態に。
関先生とゆき先生が見送る中、帰って行く玉木。後部座席にてすっかり落ち込んでいる。虚ろな目。
この場面のゆき先生可愛過ぎ。
どもハから聞かされて驚くはづきとあいこ。すっごくかわいそうだったと言うハナちゃん。
そう言えば朝から少し変だったと思うおんぷ。同意するももこ。
朝の謝るシーン、どうせ私なんか・・・なシーン、目を覆って泣くシーンの回想。
『仕舞いには『私は児童会会長でも何でもない、普通の小学生なんですわ~』なんて言ってたもん』と言うどれみ。
後ろからやって来て『そうなんです』と言う島倉。
振り向くどれみ達にその事がよっぽどショックだったらしくて昨日から落ち込んでたと説明する島倉。『そうだったの』と言うはづき。
『玉木さん、気が強そうに見えて案外デリケートなところもある人なのよ』と言う島倉。
『でも何かさ』とどれみ、『意外って言うか』とおんぷ、『しっくりけぇへんな』とあいこ。
その夜。
ぴーくんと床に入っている玉木。『私なんか・・・私なんか・・・』と布団に潜り込んでしまう。
お着替えするハナちゃん。
モタとモタモタから1級試験開始宣言。概要を説明。
魔法とバレてはいけない、タイムリミットが日没までな事を確認するハナちゃん。
認めるモタ。準備は良いかと問うモタモタ。『準備オッケー!』と箒で飛行体勢に入るハナちゃん。
『頑張れ~』と応援するどれみ。『受かれば魔女じゃ!』とマジョリカ、『しっかりやってね~』とララも続く。
『うん、行ってきま~す』と言うハナちゃん出発。
後を追うどれみ達。
ここでアイキャッチ。
わたしはおジャ魔女ハナちゃん!!開始。
『よーし、魔法でいいことしてありがとうって言ってもらうぞ~!』とテンション高いハナちゃん。『頑張るパオ~』と言うパオちゃんと一緒に突撃。
だが、子供達が遊んでる林の奥の神社の上や電車が見える駅近くのビルの上。裏路地に通じる美空美容室の看板の後ろから探しても見つからない。
『困ってる人なんか・・・全然居ないじゃん!』と困るハナちゃん。『居ないパオ!』と繰り返すパオちゃん。
『まずいよ』とどれみ、『ハナちゃん、このままじゃ何にもできないまま』とはづき、『まさかそんな』とあいこが言う。
考えたハナちゃん、何かを閃く。飛行しだしたことに気付いて隠れるどれみ達。嬉しそうに飛んでいるハナちゃん。
後を追いかけるどれみ達だが見失ってしまう。
わたしはおジャ魔女ハナちゃん!!終了。
その頃、玉木の家。
『ごめんなさい、今あの子誰にも会いたくないって』と言う玉木ママ。
『そうですか。明日また来てみます』と返す島倉。『ホントにごめんなさいね』と謝る玉木ママ。
帰る島倉だが、部屋の窓を見たりとやっぱり玉木が気になる模様。
玉木の部屋。
溜息ついて机にぐったりする玉木。
『普通の小学生。そして、普通でおばさんな中学生』と言っていたり。そんな玉木の背後に覗きハナちゃんが登場。
そう、困ってる人とは玉木である。
『じゃーん! 玉木ちゃんこんにちは』と恐らく魔法で中に入って言うハナちゃん。見習い服は脱衣済み。
反応した玉木。ダルそうな顔で『巻機山さん?』と聞く。頷くハナちゃんに『何で私の部屋に居るんですの?』と言う。
直後に『まぁ、どうでもいいですけど』と自分で話を終わらせる。
ここでハナちゃんは鏡を発見。それはドアであり開いて見るとクローゼットだった。
『広~い! お洋服もいっぱ~い。すごいね~』と言うハナちゃん。
『悪いけど、もう帰ってくださらない?』と言い出す玉木。何でと聞くハナちゃんに『私、今誰かとお話しする気分じゃありませんの』と答える。
何か困ってる事があるなら自分が助けるから言ってみてと言うハナちゃん。
『助けるなんて、こんなに普通で詰まらない私をどうやって助けてくれるって言うんですの~?』と言う玉木。
『そっか、普通だと嫌なんだ』と言うハナちゃん。認める玉木。ちょっと待っててとクローゼットの中でお着替え。
『この光は何? まぁ、どうでもいいですけど』と言う玉木。
『普通じゃない玉木ちゃんになれ~!』と魔法を使うハナちゃん。
パンダ姿になる玉木。本人は最初よく分からなかったらしいが鏡を見て事態を把握。
『なんなんですの~コレ~。酷いですわ~』と泣き出す玉木。
『これじゃダメ?』と聞くハナちゃん。『ダメダメ、全然ダメですわ~』と答える玉木。
次は宇宙服。『嫌々、こんなのもイヤ~!』と嘆く玉木。
で、三度魔法。発生した煙に気付いたどれみ達。ハナちゃんの仕業と考える。
バレリーナ衣装で泣いてる玉木に『どうしたらハナちゃん助けてあげられるの?』と聞くハナちゃん。ハンカチを渡す。
涙を拭って『ま、巻機山さん・・・変な服・・・。まぁ、どうでもいいですけど』と言う玉木。泣き止んでたのにまた泣き出す。
スズメに変装中のどれみ達5人。
ハナちゃんの格好に驚くどれおん。『バレバレやん』と言うあいこ。
『いいの、もうほっといて。こんな私に親切にしてくださらないで。どうせ私なんか普通のおばさんになるんですわ~』と机の上で泣く玉木。
『泣かないで~』と悲しそうな顔のハナちゃん。
『泣いたらダメダメ』といないいないばぁををするパオちゃん。変顔。
『ヌイグルミにまでお子ちゃま扱いされるなんて。もうお仕舞ですわ~!』とまた泣いている玉木。肩を落とすパオちゃん。
変すぎると思うどれみ。ハナちゃんが何しても怒らない事を不思議に思うはづき。『何が起こってもおかしいと思ってへん』と同意のあいこ。
『それより、あの落ち込みの酷さ』とおんぷ、『何かマジョリカの時と似てる』とももこが言う。
ここで先々代女王様の茨の仕業と考える5人。
森。
このままじゃハナちゃんも危ないと言うどれみ。『茨の場所だけでも見つけな』と言うあいこ。
マジカルステージ。『茨の出ている場所を教えて』と願う。
5人はシャボン玉の様な不思議な世界に。
玉木を襲った茨はベッドの下にあったのだ。驚くどれみ。
他にも、池、公園の植え込みの間、海岸の近く、橋の下などにもあったり。
それぞれ順に、はづき・あいこ・おんぷ・ももこと驚いていく。
他にも別の橋の下、電車が見える裏路地のゴミ箱の裏、ベランダの植木鉢に咲いた花の中と大量に発見される。
この数には驚愕するしかない5人。
どれみが『これに全部花が咲いたら』と言ったところでシャボン玉状の球体は消滅し現実へ戻ってくる。
先々代女王様の悲しみが人間界にこんなに広がっていた事に驚きを隠せないはづき。
『どうしよう』と困るももこ。『今は玉木を助けなきゃ!』と言うどれみ。『そうや!』と言うあいこと頷く3人。
玉木はまだ泣いていたり。助けてあげられないと困るハナちゃん。
窓の外を見ると夕方。このままでは1級試験も落ちると思うハナちゃん。
『この子は諦めるパオ?』と聞くパオちゃん。『そうですわ。私の事なんか放っておいて構いませんわ』と答えてまた泣く玉木。
『ダメだよ、ハナちゃん玉木ちゃんを助けたいんだもん』と言うハナちゃん。
すると、窓を叩く音。見てみるとそこにはどれみ達が居た。嬉しそうなハナパオ。
事情を聞いたらしくアコーディオンを弾く。
玉木の頭からあの黒い物体。早速、~になって散る。そうなれば
どれみ達に集められる。勿論その後はパオちゃんに吸収された。
茨の花が散り、何処かへ去っていく。見ているどれみあんぐり。
玉木が意識を取り戻したので慌てるどれみ達。ハナちゃんは『玉木ちゃん』と嬉しそうに近寄る。
目が霞んでいる状態から正常に戻ってハナちゃんを確認した玉木
『巻機山さん、ありがとう』とまた気絶する玉木。この一言に喜ぶどれみ達とハナちゃん。
『ありがとうだって~!』と声をあげるハナちゃん。
が、MAHO堂に帰るなり『え~! 不合格~?』と叫ぶどれみ達。『だから~』と言うモタ。
その頃、自宅ですっかり元気になった玉木。
『中学生はおばさんですけど、私は普通の中学生では終わりませんわ! 目指せ生徒会長! 目指せスーパー中学生!』
と島倉を前にベッド上で演説。
『それでこそ玉木さん』と言う島倉。『これからバリバリといくわよ』とベッドに座る玉木。
MAHO堂。
モタ&モタモタによるとハナちゃんはありがとうと言ってもらったが魔法を使ってないかららしい。
その点には心当たりのあるどれみ達。
だが、アコーディオンを弾かなければパオちゃんは悲しみを吸い取れないと指摘するどれみ。
『それかてハナちゃんの魔法やん』と言うあいこ。
考えるモタ&モタモタ。『お願い!』とももこ、『合格にして』とはづおんが言う。マジョリカからも頼み込む。
思案の結果、この一件は元老院魔女会議にかけて決めてもらうそうで。
『それじゃ』と去っていくモタ&モタモタ。
合格だと思ったのにと落ち込むハナちゃん。『まぁ、まだ不合格と決まった訳では無い。そうガッカリするな』と言うマジョリカ。同意するララ。
ここでパオちゃん脱糞。『お~! 金のウ○チも出たしの~!』と嬉しそうなマジョリカ。
ここで座り込むどれみ達。
『でもさ、マジカルステージで見たあの茨。あれが本当だったら』と言うどれみ。『何?』と振り向くマジョリカ。
あちこちに出ているとあいこから、はづきからものスゴイ数と聞かされ驚く。
『早く先々代の女王様の最後の茨をとらなくちゃ』と言うどれみ。頷く他の面々。
先々代女王様に近づいていくカットで以上のセリフ。
先々代女王様の下で蠢く茨。それがあちこちに伸び蠢いている状態から黒くフェードアウトして
~おしまい~
第44話『急がなきゃ! 最後の手がかり!!』
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