第20話『はじめて会うクラスメイト』
(2001年6月24日放送)
脚本:栗山緑 演出:佐藤順一&岩井隆央 作画監督:生田目康裕

お前にゃ食わせない!

も~っと学校編、最大の目玉である長門かよこちゃんの話。
ネタバレすると3部作です。
実は管理人も中学で登校拒否をした経験があります。
中学3年間で行ったのは2学期分ほど。
友達に恵まれ、部活も参加していたのでヒッキーにはならずに済みましたが^^;
そう言う問題だけにスタッフも丁重に扱っています。
下手なアニメだとこの話だけで解決させそうなだけにそう思います。
3部作なのに話が飛び飛びと言う面白い構成にして、解決には時間がかかる話と言う演出でもあります。

収録DVD

(17~19話同時収録)

アバンタイトル

遂に給食にステーキ丼が出たと感激のどれみ。どれみにとってそれは金ピカの光が見えるほどの事。頭を下げて『いっただきま~す!』と言ったところでOP。


遅刻しそうでダッシュ中のどれみ。すると、曲がり角で驚き。
というのも曲がり角で丁度同じくらいの子がしゃがんでるから。どうやら戻していたらしくどこかで水を貰ってこようかと聞くどれみ。
でも、大丈夫との事。お礼を言う女の子。と、ここで見た事があるらしく美空小の子と気付いたどれみ。何年何組か質問。
返答は一応5年1組。驚くどれみ。それを聞いて複雑そうな顔をした後、逃げる女の子。

で、サブタイトル。


出席確認中の関先生。玉木の後に長門と呼ぶが返答は無い。一つだけ空いた席を見つめる関先生。
と、ここで小竹が長門を見た事無いけど入院でもしてるのかと質問。歯切れ悪く『ま、まぁね』と返答した後、静かにする様に言って出席確認を再開する関先生。
と、ここでどれみの番。丁度やって来た本人はまだ授業始まってないからセーフかと言ってみる。
今日は見逃してもらえて『はは~、有難き幸せ』と言うどれみ。助かったと一安心のどれみを笑うももこ。

すると、関先生の様子がおかしい事に林野が気付く。本人曰く目眩がしたらしい。保健室に行くからと自習を言いつける関先生。

と、ここで島倉『どうやら、長門さんの担任は体調を崩すって言う話は本当の様ね』と言い出す。どう言う事か聞く玉木。
何でも4年1組時代の担任だった市川先生もかなり大変な思いをしたとか。菊池に同意を求める島倉。
認めながら長門は4年の3学期からずっと休んでることを明かす菊池。


ここで今朝あった子の容姿を話し、その子か聞くどれみ。林野が割り込んでYESと返答。同時に私語を慎めと注意。
どうしたのか聞くももこ。でも、ももこに説明するの難し過ぎと思うどれみ。
となれば・・・林野にWC行っていいか質問。渋々認め、すぐに戻る様に言う林野。『オッケー!』と返答するどれみとももこ。

んで、女子トイレでドドとニニと入れ替わり。本人達はハムスターに。
絶対にバレない様に釘をさすが分かってるのかそうでないのかどれみを撫でるドド。


良くなったか聞くゆき先生。YESな関先生。毎日放課後、長門の家を訪ねていた事による過労と言うのがゆき先生の診断。
関先生曰く長門は昨日、明日は学校へ行くと言っていたとのこと。ゆき先生によると去年の市川先生も何度も同じ事を言われたそうで。
ずっと休んでると来辛いのかと思う関先生。それを認めながらも不登校の原因を取り除かないとと言うゆき先生。
しかし、それは親も友達と誰も分からないらしい。起き上がる関先生に根を詰めすぎない方が良いと言うゆき先生だが関先生は担任だからと返答。
そんな姿を見てか、良かったら自分が行こうかと言うゆき先生。これには教師や親とは違うカウンセラーの方が良いのかもと言う考えもあるらしい。
カウンセラーは心の悩みを解決する専門家であると言うことで関先生も任せることに。引き受けるゆき先生。お互い何かを決めたどれみとももこ。


放課後、どれみとももこはダッシュ。目的は当然ゆき先生。呼び止めるどれみとももこ。
2人にどうしたのか聞くゆき先生。ゆき先生に長門の家に行くかと尤もらしい質問をするももこ。当然返答はYES。
どれみはここで今朝、長門に通学途中会った事を伝える。本当か聞くゆき先生。
どれみはYESと返答後、ランドセルを背負っていたので学校に来ようとしていた事は間違いなかったことと気分が悪くなって戻した事も伝える。
学校の傍まで来てくれたのなら希望が持てると言うゆき先生。
自分達も一緒に行っていいか聞くどれみ。是非そうしてと言うゆき先生。『やったね』なももこ。



で、長門の家。娘にゆき先生と5年1組の友達が会いに来たと伝える母親。
部屋を空けて除く長門。笑顔で『ちぃーす』と挨拶するどれみとももこ。『今日は関先生じゃないんだ』と言う長門。
ゆき先生が挨拶しようとすると部屋のドアを思いっきり閉める長門。『どうせ関先生に言われて来たんでしょ、帰って!』と言う。
母親は『かよちゃん』と言って開ける様に促すが本人は『ほっといてよ・・・学校なんか行きたくない』と開ける気はないらしい。
続けて『学校行くと気持ち悪くなるの。もう帰って!』と言う長門。申し訳なさそうに帰ってもらう様に言う長門ママ。
ももこは何か言いたそうだったがゆき先生がストップ。ゆき先生も出直しを勧める。
長門の感情が昂っているので、今は話しても逆効果とのこと。どれみもゆき先生の言うとおりにしようと言う。
ゆき先生
『長門さん。私は教師じゃないから学校へ来なさいとか来ない事がダメとも言わないわ。あなたの話し相手になりたいだけなの、それだけは分かってね。じゃあ帰るわね』
と言う。室内の長門も一応は気にしているらしい。

落ち込むどれみとももこ。ゆき先生は一度くらいでメゲていてはとても長門の心を開くことはできないと言う。
今日会った感じだと、長門の不登校の原因は根が深そうと言うゆき先生。
会ってくれないんじゃどうしようもないと言うどれみの一言で落ち込む3人・・・だったがゆき先生は長門が友達と言う言葉に反応した事を指摘。
=友達と言う言葉を聞いてドアをすぐに開いた。友達と言う言葉が長門の心を開くキーワードかも知れないと言うゆき先生。

食事中、お風呂、就寝中も考えこむどれみ。

翌日の登校日。早速、長門の話をするももこ。そんな子が居るのかと言うはづき。
おんぷは知ってるらしい。何でも、おんぷと同じ日に3年1組に転校してきたらしい。なんて言ってると横から大きな音。
驚くはづき達。どれみが電柱と激突。どれみはなおも考え中だったりする。



と、ここでどれみが何かを決めた。何を決めたか聞くあいこ。学校を休んでみると言うどれみ。当然驚く4人。理由を聞くはづき。
昨日のゆき先生の話を聞いてまず、長門と友達になろうと考えたらしい。『だからってねぇ~』なおんぷ。
どれみ曰く自分は学校が大好きで学校を休んでしまう長門の気持ちがよく分からないらしい。
『そやから休んでみるて?』と言うあいこに『そうそう』と返すどれみ。気持ちは分かるけどズル休みには違いないと言うはづき。先生に叱られると言うおんぷ。
が、それにはドドと言う奥の手があるのさ!
でも、あいこ『アッカーンどれみちゃん、今日の給食ステーキ丼や!』と言う。それに反応するどれみドド。
その辺りは本人も理解していたらしくちゃんとそれまでに戻るとの事。
ステーキ丼だけはドドに食べさせる訳にはいかないと言うどれみ。呆れるドド。そこまで言うならと諦めた様子の4人。
どれみは長門の家に行くとの事。ステーキ丼の事を話せば絶対来ると思うと言うのがどれみの認識。『そう?』な4人。


んで、お着替えを済ませたどれみ。家に向かう途中、長門親子を発見。木の上からの・ぞ・き。
図書館に行くと言う長門。4時には家に戻っていると言う長門ママ。『分かった』と言って行く長門。それを見てどれみも行動開始。



んで図書館前。長門を呼ぶどれみ。『あんた・・・』と言う長門に春風どれみと名乗る。何でこんなところに居るのかと聞く長門。
ここで学校休んだら長門の気持ちがわかるかと思ったと言うどれみ。それに一瞬反応しながらも
『はぁ? 何それ? 先生に怒られるんじゃない?』と言う長門。それ慣れっこだからと返答するどれみ。
なんでそんな事するのか聞く長門。そんな事したって自分の気持ちは分からないと言う。何も言えないどれみ。
バカにしてるのかと聞かれ必死に否定するどれみ。ただ、長門と友達になりたいと言うどれみ。この言葉に反応する長門。
その為には長門の気持ちを知りたいなと思って、昨日からずっと考えた挙句に学校を休んだらどうかと思ったとドモりながら言うどれみ。
別に友達なんて要らないと言う長門。

自分になんて構わないでと図書館へ逃げていく長門。どれみも後を追う。

ここでアイキャッチ。



図書館で大鼾かいてるどれみ。当然、利用客の注目の的となり長門赤面中。声をかけてどれみを起こす。
照れて笑うどれみに静かにする様に言う。この本なら大丈夫だろうと再挑戦するがやっぱりダメだった。長門またまた赤面。
『いい加減にして』と困り顔な長門。どれみ曰く字が一杯の本を見るとどうしても眠くなるらしい。
と、ここで長門の読んでいる本を見て写真が一杯ある本を読めば良いと考える。同時に長門が読んでいるのが花の本を読んでいることに気付いたどれみ。
花に興味あるのかと質問するどれみだが関係ないとあしらわれる。
4年時代にフラワーガーデンMAHO堂をやっていたから花には詳しいと話すどれみ。興味を示した様子の長門。

玉木の絵を何か言いたそうに見るドド。異変に気付いたももこ。
『あら! 春風さん、私の絵どうかしら?』と聞く玉木。当然、ドドの返答は『ド~!』。何度聞いてもドーしか言わないので玉木もキレる。
ももこ冷や汗タラタラ。どれみが変と思う玉木。今日は風邪気味と誤魔化すももこ。

図書館の庭で紫陽花や菖蒲(あやめ)と花の名前を当てていくどれみ。が、菖蒲(あやめ)の方は長門曰く菖蒲(しょうぶ)らしい。
※ショウブが奥でアヤメが手前※
色は違うけど全然同じと言うどれみ。が、長門曰く葉っぱも違うと言う。どれみも納得。長門の言うとおりと感心。
長門は学校の勉強は得意じゃないらしいが花とか星とか雲は詳しいとのこと。


『へぇ~!』と感心しながら雲を次々指差して名前を聞くどれみ。
綿雲;大きくなると入道雲になる。と説明つき。その後も筋雲:空の一番高いところにできる。などと教える長門。
と見慣れない雲を質問するどれみ。答えに困る長門。ステーキに似てるからステーキ雲と言うどれみ。



なんて言ってあの事を思い出すどれみ。ステーキ雲と聞いて笑う長門。
ここで、給食の時間だけでも学校に行こうと誘うどれみ。今日の給食はステーキ丼と必死にアピール。
だが、学校に行こうと言う件が気に入らなかったらしく『バッカじゃない?』と言う長門。唖然などれみ。
なおも食い下がるが頑なに行かないと拒否られた。自分の事なんかほっといて1人で行けば良いとまで言われる。
当然こうなったら長門は捨てられないのでこれにはガックリなどれみ。長門の後を追う。

ステーキ丼を貪るドド。その食べ方が尋常じゃないので『コイツやっぱオカシイぞ!』と言う小竹。
玉木の勧めもあって関先生を呼びに行く。これはマズイと女子用WCに急行するももこ。当然衣装替え。

ドドが美味しそうに食べてると想像してしょんぼりなどれみ。


で、関先生を連れて急行中な小竹。ももこ、外から魔法でどれみとドドを入れ替える。落ち込んでいたどれみ、目の前のステーキ丼に感動。


春風と呼ぶ関先生。『はい?』などれみ。一応ちゃんと喋ってると確認する関先生。さっきまでドードー言ってたのにと言う小竹。
で、ドドの方は?。『どう?』とお握りを勧める長門。
『どどどどどど、どうかしてたのかもステーキのせいで』と誤魔化すどれみ。お握りを貰うことにしたドド。


なんとか窮地を脱したどれみ。それを見て一安心のももこ。元に戻すことに。
結局、おにぎりもステーキ丼もドドが食べちゃってどれみ涙目www ドドを見て笑う長門。
こんなに美味しそうにお握り食べる人始めて見たそうで。?などれみ。そんなにお腹空いてたなら自分に付き合うことなかったと言う長門。

笑うしかないどれみだったが、ここでMAHO堂に行こうと誘うどれみ。『あぁ、さっき言ってたフラワーガーデン?』と言う長門。
今はお菓子屋さんと説明して一緒にクッキーを作ろうと誘うどれみ。上手くできなりと思うと長門は断るがどれみは自分が教えるから大丈夫と強制連行。



本物のお菓子屋さんと驚く長門。どれみに呼ばれるがやっぱり自信は無いらしい。自分でも作れるから大丈夫と言うどれみ。
自作クッキーを見せるどれみ。その形の悪さに長門唖然。『売るのそれ?』と聞かれたどれみの返答は『うん』。
続けて『変?』と聞くどれみ。ユニークな形と誤魔化す長門。どれみ曰く、味で勝負する人らしい。
で、試食を勧められ固まる長門。が、食べてみるとコレが美味しい。『でしょ~! さぁ、作ろう』と言うどれみ。



すい~とそんぐABC開始。仲良く生地作ったり、舞った粉塵浴びたり、生地伸ばしたり、型抜いたりな2人。んで焼いたところで完成。



早速、試食。感想を聞くどれみ。長門『うん、美味しくできてる』と返答。形じゃないと分かった様だ。
『春風さん』と言う長門。どれみは『どれみで良いよ』と言う。
自分の為に学校を休むなんて良くないと言う長門。それはそうと認めながら何事も経験と言うどれみ。
『どれみちゃんって変わってるね。どれみちゃんみたいな子と会ったの初めてだよ』と言う長門。
『え、そう? あ、ね、それより今度ケーキの作り方教えてあげるよ』と言うどれみ。
目をウルウルさせる長門。どうかしたか聞くどれみ。と、ここで『私・・・学校行こうかな!?』と長門が言い出す。
『ホント!?』と嬉しそうなどれみ。
『どれみちゃんみたいな子が居たら行けるかもって』と言う長門。
『じゃあ、明日一緒に行こう!』と言うどれみ。『うん!』と返す長門。嬉しそうなどれみのアップ。すい~とそんぐABC終了。白くフェードアウト。



で、次の日の朝。待ち伏せ中のはづき、あいこ、おんぷ、ももこの4人。
走る見覚えのある2つの影。4人の顔が嬉しそうな顔に変わる。そう、どれみが来たのだ。かよこを連れて。
皆を紹介するどれみ。おんぷは知ってるらしい。転校した日に会ってるしテレビでもよく見るから。
はづき『どれみちゃんから聞いたけど、お花とか雲とかのこと詳しいんですってね~?』と言う。


だが『えぇ』と答えた後、急に長門の様子がおかしくなる。学校が視界に入ってから。
『学校の勉強できるのもすごいけど、そう言うの知ってるのも素敵だよね』と言うどれみ。『そやな~』と言うあいこ。
何も聞こえない長門。


そして
菊池と和田に自分のせいで自分達の班が何時もビリ、何やっても遅いしバカ丁寧にやり過ぎる等の陰口を叩かれている事
林野に相談しようとしたら『悪いけど何時までも僕を頼らないでくれる?』と言われてショックを受けた事を思い出す長門。

心配するどれみ達。どれみに謝った後、催して帰って行ってしまう長門。



しょんぼりなどれみ。次は自分達も協力するから諦めるのは良くないと言うももこ。
と、ここで関先生から長門ママから預かったと言う手紙を受け取る。差出人は当然長門かよこ。

~~~以下が内容~~~
どれみちゃん、さっきはゴメンなさい。あんなに心配してくれたのに・・・自分が情けない。
でも、これだけは信じて。私、どれみちゃんとお友達になりたい。

そう、学校を休んでまでかよこにした事は無駄ではなかったのだ。
それを見て目がウルウルするどれみ。『先生、かよこちゃん、私と友達になりたいって!!』と嬉しそうに関先生に言う。
『うん』な関先生。ももこも嬉しそう。
『なんか元気出てきたよ!』と言うどれみ。嬉しそうに笑う。手紙の封筒のアップになって
『何時かきっと、一緒にケーキ作ろうね』と言うどれみの言葉の後、黒くフェードアウトして

~おしまい~

第21話『まほうのもとがなくなっちゃう!!』
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