（２００１年８月２６日放送）
脚本：大和屋暁　演出：伊藤尚住　作画監督：青山充

朝まで生おばけ

夏休み恒例の肝試し話。
毎年、夏休みの最終週ですが今年もそうです。
でも、今回で山内寺は打ち止め。
その代わり、楽しむと言う意味では一番面白いと思います。
も～っと！でもギャグ話と言う意味ではかなり面白い部類。
幽霊にも色々あるみたいですね。
お化け役の浅田さんはセリフが多いからともかく、山内・佐藤の父親が小村さんと宮本さんとは贅沢ですね。
ももこの意外な一面発覚。キャラ被ってる！
何気に玉木が去年の一件がトラウマになっていたらしく不参加。

収録ＤＶＤ

（３０～３２話同時収録）

アバンタイトル

今年も毎年恒例の山内寺の肝試しと言うことでテンションアップ中の面々。はづきを除いて・・・ｗ　壊れて笑うはづきのアップがカメラに移ったところでＯＰ。


山内寺の前で『皆、覚悟は良いか？』と問う小竹。ＹＥＳな一同。一斉に『たのも～！』すると、毎年の様に開く門。
そして、山内の『ようこそ、いらっしゃい』の言葉。が、どう聞いても山内だけでは無い声も混じっている。どれみ達が驚いてると山内の後ろから見慣れぬ顔がひょっこり。

で、サブタイトル。


どれみ、さっきの子を佐藤なつみちゃんと紹介。『それは知ってるけど』と言う小竹。『何で今年に限ってここに居るんだよ』と言う佐川。
が、どれみから『それを言うならあんた達だってそうじゃん』と言われる。でも、新ＳＯＳトリオ曰く自分達はどこでも一緒。トヨケンも以下同文だそうで。どれみ達呆れ顔。


ここでなつみから『私達、ロミオとジュリエットなの』と言う言葉。？などれみ達にもう一度言うなつみ。
『ロミオとジュリエットって親の反対を押し切って愛を貫く、あの有名なラブストーリー？』と説明するはづき。お疲れ様ｗ　『あの、なつみちゃん？』と言うどれみ。
ここで山内からなつみは自分が呼んだと聞かされる。驚くはづき、ロミオが山内の事と気付いたももこ。『お～』と声を上げる一同。
『え、そんな』と照れるなつみだが山内は『違います』と即否定。父親同士の仲が悪いのは似てるそうだ。その横でショック顔のなつみ。
何故、ロミオとジュリエットなのか聞きたいかと皆に問う山内。頷く一同。それは自分の父親となつみの父親が子供だった頃の話。

『皆さんもご存知だと思うのですが、僕達は幼馴染でなつみちゃんの家は教会なんです』と説明。あいこに『そうなん？』と聞かれ頷くなつみ。
しかも、山内の家の隣。今まで気付かなかったどれみ達。


山内、ホラーモードに突入。山内・佐藤両家の丁度真ん中に古井戸がある。古くからいわくのある井戸でよく女性の幽霊が目撃されていたとのこと。
その幽霊は好きになった男の人に騙され気分転換で旅行に行ったら道端で目が合った犬に一日中追いかけられた挙句
この寺に迷い込み、喉が渇いたので水を飲もうとしたら誤って落ちて亡くなってしまったそうだ。
当然、成仏出来る筈もなく幽霊となって井戸の周りを通りかかる幸せそうな人を次々呪っているそうだ。


そんな幽霊が居るなら成仏させようとしたのが２人の両親。『そこで僕達の父さん達は・・・』と言う山内。
死んだのかと言う小竹だが、島倉から『そんな訳無いでしょ』とツッコミが入る。まぁ、死んでたら２人が居る筈も無い訳で。

井戸を見ても何も居ないので帰ろうとしたら滑車が音を上げだす。背を向けたまま動きが止まる２人。怯えてると幽霊登場。


すると、それを聞いたはづきとももこ絶叫。『ももちゃんもこう言うのアカンのか？』と呆れ気味のあいこ。
どれみも『まさに絶叫サラウンド』と困り顔。ここはどれみ、あいこ、おんぷで２人を取り押さえ話の続きを聞く。

それ以来、２人は幽霊の呪いで顔を合わせても口を利かない絶好状態が続いてると２人は母親から聞いたそうだ。胡散臭いと思う杉山。本当なのか聞くオグケン。
『ウソじゃないわ！　あれは古井戸に巣食う悪霊なのよ』とメガネキラーンななつみ。『悪霊よりお前が怖い』とツッコミを入れる佐川。
その井戸がまだあるのか聞く小竹。ＹＥＳな山内。皆で行こうと提案する小竹。驚いた様子の一同。


で、到着。すると、おんぷが井戸の上に座る人影を発見。怯えるはづきとももこ。白く光る姿はどう見ても怪しい。
が、小竹は『アレは人だ』と言う。どれみも納得。と言うのも足があるから。新ＳＯＳトリオも一安心。

が、なつみから『あなた』、山内から『人じゃありませんね？』の言葉。驚くどれみ達。井戸に座っていた女性は『バレた？』と言って半透明になる。


怯えて逃げる一同。コケたどれみ、どれみを心配したおんぷ、絶叫中のももこが取り残される。
『あの、あなたは？』と言う山内。山内の背後のどれみ達を見る幽霊。十字架を取り出して『答えなさい、悪霊！』と言うなつみ。
幽霊はため息をついて消滅。『消えたわ』と言うおんぷ。『おば・・・おば・・・』と言葉にならないどれみ。絶賛絶叫中のももこ。


なつみ、山内に２人で退治しようと提案。２人で力を合わせればきっとできるとのこと。
が、山内は『退治なんて可哀想です。あの幽霊はとても不幸な方なんですから』と言う。何か言いたそうななつみ。で、山内から出た言葉は成仏させる。
一緒やん！
と思ったのはおんぷやどれみも一緒。ここで後の皆はどうしたか気にするどれみ。『逃げたみたい』と言うおんぷ。『オーノー』と言うももこ。
どれみ達に本堂へ戻ってと頼む山内。山内となつみで逸れた人を探すそうだ。『でも・・・』と言うおんぷに
『大丈夫。文字通りここは僕達の庭ですから心配要りません』と言う山内。しかし、言いたいのはそう言う事じゃない。そんな３人を他所に去っていく山内となつみ。
去っていく２人の背中を見ながら『心配なのは私達なんですけど・・・』と言うおんぷ。


どうするかおんぷに聞くどれみ。言われた通りにするしか無いと言うおんぷ。
『そんな事言わないでちょっとは話を聞いてってよ』と誰かの声。
おんぷ、引きつり顔で『やーねーももちゃん。変な声出さないでよ』と言う。が、『ももちゃんじゃないよ』と言うももこ。『じゃあ・・・』と引きつるどれみ。

犯人はももこの背後。『ハロー』と手を振りながら言う幽霊。絶叫するどれみ達。

ここでアイキャッチ。


うろたえる３人。『ちょっと何驚いてんのよ。あなた達だって似た様なもんでしょ～？』と言う幽霊。？などれみ達。
３人を抱き寄せて『わかるわよ～。あなた達普通の人間じゃないでしょ』と言う幽霊。当然、驚くどれみ達。


はづき、あいこ、島倉、小竹の４人は教会へ避難。小竹、助かったと一安心。他の皆は？とあいこに聞かれるが自分達だけ手一杯で分かんないと返答する小竹。
『探さな』と言うあいこ。そんな、あいこの足を掴む何か。引きつるあいこだったが掴んでたのは『お願いあいちゃん、おいてかないで』と言うはづき。『はづきちゃん・・・』と困り顔のあいこ。


んで、新ＳＯＳとオグケンは本堂へ避難中。で、マジョリカの呪文を唱えるアノ子も。まさるに何か聞く佐川。
『べ、別に』と言うまさる。『すごい、気になる』と思う５人。実は今年も腰抜け中。

んで、どれみ達。幽霊によると誤解だそうで。あの２人のせいで大迷惑だとか。どういう事か聞くどれみ。
『いい？　分かりやすく説明すると私は呪いなんかかけてないし、ここに居るのは水が美味しいからなの。でもって私はここで静かにくらしたいだけなのよ～！』
と言う幽霊。『はぁ・・・』などれみ達。
なつみが井戸に向かって『出てけ～！　あんたのせいで大迷惑なんだから早くどっか行きなさいよ～』と叫ぶ。山内は『成仏してください』と一礼。
と言う回想中に『なのにアノ子達、父親のケンカの原因がこの井戸だと思いこんでうるさいったらありゃしない』と言う幽霊。

アノ子達が山内となつみか聞くどれみ。ＹＥＳな幽霊。なつみに至っては毎日、出てけ。あんたのせいだ。と安眠妨害も良いとこだとか。
『幽霊も寝るんだ？』と呆れ顔で言うももこ。でも、幽霊によると『あら、私は幽霊じゃなくてお化けよ』。
どう違うのか聞くどれみ。『説明すると朝までかかるけど聞く？』と聞かれ『結構で～す』と首を横に振る３人。


ここでおんぷが男の人に騙されて～な件が本当か質問。『誰が？』なおばけ。やっぱりウソかと呆れ顔のどれみ達。
ここで父親のケンカの原因は自分じゃないと伝えてと言うおばけ。なら何が原因か聞くおんぷ。伝えるのはＯＫだが理由を教えてと言うどれみ。
『あなた達、魔法使えるんでしょ？』とおばけに言われビビるどれみ達。何で知ってるか聞くどれみ。
『言ったでしょ。お化けも魔女も似たようなもんだって』と言うおばけ。『そうなの？』と言うももこ。
『でもあなた達、ちょっと魔女とは違うわね』と言うお化け。『え～！？』と唖然のどれみ達。『あ～、３人とも魔女見習いか』と言うおばけ。どれみ達絶叫。

ゲロゲロ！　でも、変化無し。アレ？顔のどれみ達。お化け曰く自分がおばけだから。『そう言う事は先に言ってよ』と言う３人。


んで、教会。懐中電灯の確認をして『ほな、行こか』と言うあいこ。が、小竹達３人は心の準備がまだだそうで。『そんなん言うてる場合かいな』と返すあいこ。
『きっと恐らく勘だけど皆は無事よ』と島倉が言う。はづきも相槌。すると、窓の外を通過する人影を目撃するはづき。はづきにどうしたのか聞くあいこ。
震えながら『今、窓の外を何かが・・・』と言うはづき。あいこ達も引きつり顔で窓を見る。すると、島倉が足音がする事に気付いた。ここまで追ってきたと思う小竹。
怯える４人。だが、やって来たのは山内となつみだったり。ズッコケる４人。
で、山内寺の本堂ではマジョリカと唱えるまさるをマネして佐川達もマジョリカの呪文を唱えることに。

で、３人はお着替え。

マジカルステージで『２人のケンカの訳を教えて』と願う。

魔法でチョイｘ２開始。
が、何も起こらない。『これからよ～』と言うおばけ。どれみの体から顔だけ出す。ビビるどれみ達。
『あの、ショック大きいからそう言うの止めて貰えます？』と言うおんぷ。『気にしないで、癖なのよ～。人脅かすの』と返すおばけ。
が、どれみとおんぷの答えは『気になるってば』。なんてやってると辺りに霧が立ちこめる。おばけ、どれみの体から姿を消す。

山内となつみの後をついていくあいこ達。本当に大丈夫なのか心配する島倉に生でなかなか見れるもんじゃないと言う小竹。で、怖がりメガネっ子はマジョリカ呪文唱え中。


『まさか、これからお化けのオンパレードってな事に？』と言うどれみ。
すると、おんぷが怖い顔で『大丈夫よ、そんな事は絶対無いから』と言う。声も違う。ビビるどれみ達。
すると、おんぷからお化けが飛び出してくる。どれみとももこ倒れる。おんぷは憑かれていた様でフラフラ。元に戻って『あら、私何してたのかしら』と言う。
『いい加減にしてよ、ショックで死んだらどうするのさ！』と怒るどれみ。すると、お化けが何かに気付いた。
魔法でチョイｘ２終了。

その方向には２つの人影。よく見ると山内となつみ。どれみは隠れないとと思うが２人は通過。おんぷは２人のパパと気付く。
これもお化けと怯えるももこだがおばけ曰く、アレはどれみ達の魔法だそうで。


脅かされた拍子に井戸へ落ちるなつみパパ。『大変！』と言うももこ。どれみとおんぷも慌てる。
山内パパは井戸の中を見る。が、その眼前にはおばけ。目が合うなりニッコリのおばけ。山内パパは唇を悔しそうに噛み逃げていく。

逃げたと唖然のどれみとおんぷ。ももこも無言だけど『あ・・・』顔。


で、脅かすつもりだっただけのおばけは井戸の底からなつみパパを救出。その様をじっと見ているどれみ達。下ろすなり姿を消すおばけ。
起きたなつみパパは山内パパが居ないのに気付いて泣きながら帰っていく。それを見て『帰った』と言うももこ。『帰ったわね』と言うおんぷ。すると、山内パパが重装備で戻ってきた。

この為の撤退だった事に気付いたおんぷ。『それじゃこれって・・・』と言うももこに
『だから言ってるでしょうに。あの２人アレ以来ずっと誤解したままなのよ。あたしのせいじゃないとは言え何か寝覚めが悪いのよね』と言うおばけ。
『あなたのせいじゃないの？』とツッコミを入れるおんぷ。おんぷと一緒で呆れ顔のどれみとももこ。
そんなこんなで霧が消滅し再現映像も姿を消す。で、近寄ってくる明かりに気付いたももこ。
『それじゃ後は頼んだわよ』と言うおばけ。振り向くと姿を消していたり。

光の正体は勿論この人たち。６人に手を振るどれみ達。『皆さん、無事でしたか』と言う山内。山内となつみの格好の訳を聞くももこ。
当然、おばけの成仏。何故か聞くどれみ。『あの悪霊はパパ達を苦しめているわ』と言うなつみ。
『ノ～、それは誤解』とももこ、『あのお化けはただ静かに暮らしたいだけなんだよ』とどれみが言う。
どうしてそんな事がわかるのかと山内に聞かれ返答に詰まるどれみ。


すると『信秋！』と山内パパが、『なつみ！』となつみパパが登場。２人合わせてそんなところで何をしていると言う。睨み合う２人。
『なつみ、帰りますよ。こんなとこに居ると臆病が移りますからね』と言うなつみパパ。
『信秋、よく見ておきなさい。分からず屋とはこう言う男の事を言うのですよ』と言う山内パパ。逃げた逃げないでもめ出す２人。

その２人のやり取りを見てちょいと俯くどれみ。『そんなの・・・』と言う。それを聞いてどれみを見る２人。
『そんなのどうだって良いじゃん！　逃げた逃げないなんてどうでも良いじゃん。大事なのはそんな事じゃないでしょ！？』と言うどれみ。


『汝、隣人を愛せよ。身近な人を愛することから世界へ愛は広がってゆく・・・パパ何時も言ってたよ』と言うなつみ。
『愛してその悪を知り、憎しみてその善を知る。人を見る時は好き嫌いの感情に捉われず曇りの無い理性を持って判断すべきである・・・父さんの口癖です』と言う山内。
何も返さない２人に『僕達はただ仲良くして欲しいだけなんです』と言う。


すると、なつみパパ『信秋君、ちょっと見ない間に大きくなりましたね』と言う。驚いた顔の山内＆なつみ。
山内パパも『なつみちゃんもすくすくと良い子に育っているな』と言う。照れ顔のなつみ。嬉しそうなどれみ達。
『良いですか？　結婚する時は婿養子ですからね』と言うなつみパパ。『ぬかせ、なつみちゃんは信秋とこの寺を盛り立てていく運命にある』と返す山内パパ。
２人は『ふん！』と退場。嬉しそうに抱きつくなつみ。赤面山内。



『なつみ、信秋君のお母さんによろしく言っておいてください』と言うなつみパパ。嬉しそうな山内となつみ。
『信秋、スイカが切ってある。適当に切り上げたら皆で頂きなさい』と言う山内パパ。またも嬉しそうな２人。
その光景をやっぱり見ていたりするおばけも嬉しそう。姿を消す。
ここで小竹が花火をしないか提案。なんでもゴッソリ買ってカバンの中に入れてあるそうで。皆やる事に。

本堂で頭を庇って集まってるまさる達。『何してんの？』と言うどれみ。あんぐりなまさる達。



で、山内寺のお庭で花火大会。楽しそうに遊ぶ面々。
山内となつみは仲良くスイカを頂き中。どれみ達５人は仲良く花火中。どれみのアップになって白くフェードアウトして

～おしまい～

第３０話『まぼろしのレシピをください！』


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