第32話『ももこのママ修行』
(2001年9月16日放送)
脚本:大和屋暁 演出:長峯達也 作画監督:稲上晃

おしりフリフリ

長らくママの話題に入れなかったももことハナちゃんの話。
序盤遊んでますが結構マジ話。
終盤のあいこを怖いと思ったのは私だけじゃない筈。
どれみでは長らく演出助手or共同演出だった長峯さんが初のソロ。
後番組では中々評判の良いこの人ですが成程です。
おジャ魔女でBAN2最初にして最後のBGM使用。

収録DVD

(29~31話同時収録)


アバンタイトル

ハナちゃんを普通にあやすどれみ達。喜ぶハナちゃん。テレビの中のおんぷに反応するハナちゃん。そんなお互い楽しそうな光景をを覗くももこ。
自分だけハナちゃんに遊ばれてるので『私もママって呼ばれた~い』とボヤく。困るももこと呆れ気味のどれみ達のカットになってOP。


レシピ日記の他の使い方が気になるどれみ。が、ご存知聞く前に帰ってきてしまったので分からないのだ。
ロロ達に聞いてみようかとおんぷが言い出すが『その必要はありません』とマジョリンがやってくる。彼女が説明してくれるそうだ。

で、サブタイトル。


お礼を言うどれみ達。で、帰ろうとした時に何かを思い出すマジョリン。女王様からと器を机の上に置く。


そして、指を鳴らすと煙が炸裂。咽ながらも煙が晴れた後、驚くどれみ達。なんと、そこには赤ちゃん用のおもちゃや道具が一杯。
おんぷが見覚えのあるベッドを発見。かつてハナちゃんが過ごしたライフウッドより作った物らしい。
懐かしいと思うあいこを始めとし昔話で盛り上がるママンズ。1人話題に入れずぼけーっとしているももこ。そんなこんなでマジョリンは今度こそ帰界。


が、はづきが何かに気付いた。そう、この大量の荷物の処遇である。おまけにハナちゃんの部屋は2階。
リレーで運んでいくどれみ達。遊びきれない程玩具があると言うももこ。なお、階段前には危ないのでドアを設置。

大量のおしめを前に『おしめだらけだよ~』と言うどれみに『ぶつぶつ言わんとちゃっちゃと運ぶ』と言うあいこ。
で、一番の難関ライフウッドのベッド。ここはどうしようもないのでおんぷがマジョリカを呼ぶ。マジョガエルとは言え、さすがは魔女。運搬成功である。


嬉しそうなハナちゃん。そんなこんなで運搬終了。妖精達も一息入れる。
で、小会議。おんぷ、子育てとお店を両立するにはどうしたら良いか?問題提示。はづき挙手にどれみ指名。
はづき、当番を作って順番に世話をすれば良いと提案。なら、レシピ日記の伝言ページで育児日記をつけようとあいこも提案。おんぷも記録しておけば何かと便利と同意の様子。
他に意見は無いかと求めるおんぷ。どれみ挙手。どれみは皆の家の人に伝えるべきと言う。
ならば、はづきパパあいこママ作戦を強行するあいこ。ニッコリどれみおんぷと唖然なももこ。
ももこは家に誰も居ない事を思い出す。ももこの家は別の日になった。またパパ役とちょい不満気味なはづき。

どれみで良ければ手伝いさせてやってくれと言うはるかママ。そんな春風家を筆頭に順調に作戦遂行。


歩き出したハナちゃん。振り返ってニッコリ。うっとりなどれみ達。『まー、うーまー』と言うハナちゃん。それを聞いて馬と思って押入れの中から馬の人形を取り出すももこ。

が、どれみ達は既に移動中。はづきによると馬ではなくご飯の事らしい。何で分かると驚き顔のももこ。
微妙に言い方が違うと言うはづき。同時にももこもすぐ分かる様になるから大丈夫とも言う。
あいこ、ハナちゃんに何食べたいか質問。ステーキと返答するハナちゃん。『どれみちゃ~ん、変な言葉教えたらアカ~ン』と言うあいこ。『バレた?』と言うどれみ。
そんなこんなで現役ママンズ4人は移動。ももこは自分だけ分からなかったのが少々ショックな様だ。


泣くハナちゃん。どれみはすぐオムツと分かって換えてあげる。その後、はづきも泣いてる理由が眠いからと分かってあやす。
そんな2人を見てなんで分かると不思議そうなももこ。楽しく遊ぶどれみ、はづき、あいこと遊ぶハナちゃん。
それをジト目で見ながら『何か違~う』とボヤくももこ。『何が?』なおんぷ。目が合う2人。


皆、自分と何か違う。同じ様にハナちゃんと同じ様に接しているのに、自分もハナちゃん大好きなのにと打ち明けるももこ。
どれみとハナちゃん、後からやってきたはづきとあいこのやり取りを見て何かに気付いたももこ。
おんぷはももこに声をかけようとする。そんなおんぷの手を取り自分もハナちゃんのママになると言うももこ。
『私も?』と言うおんぷ。ももこ曰くハナちゃんにママと言ってもらえる様に頑張るそうで。お礼を言って退席するももこ。

見習い服に着替えるももこ。目指すは図書館。
おジャ魔女でBAN2開始
本を集めるももこ。読書するがすぐにパンク。
おジャ魔女でBAN2終了
早っ!?w イントロだけw


んで、ある交差点。読書しながら交差点を渡るももこ。育児はなんたるかを音読するももこの声が聞こえて停車していた車で寝ていたおんぷ起床。
ももこを発見。ちなみに参考書物は『はじめてのいくじ』。ひょっとして、この表紙幼児期のアラエッサ?
しかも背中にも大量の書物。
行方を車内で追うおんぷ。渡り終えたももこはそのまま何処かへ。ももこが頑張ってると思うおんぷ。


時代劇みたく本をたてかけて音読中のももこ。育児は川の流れの如く時に激しく時に緩やかに日々精進とのこと。
尋ねて来たみのりママ。独り言を言って小芝居中の娘を見て唖然。


魔法で育児セットを出すももこ。エプロン、枕を変化させたハナちゃんもどき、三角定規が登場。
育児は抱っこに始まり抱っこに終わるそうで。肩の力を抜いて、乳幼児の頭から足先まで斜め45度で包み込む様に抱えるべし。
体全体を使ってゆっくり揺らすべし。以上が育児書の教え。


みのりママは建三パパを強制連行中。ももこがヘンだからと言う理由らしい。尋ねるが、娘は腰を振りながら育児の特訓中。
さっきからおかしいと思ってた様だが、ももこに一体何してるのか問うみのりママ。
『私、ママになったの』と言うももこの言葉に唖然の建三パパ&みのりママ。

ここでアイキャッチ。



事情を聞いて笑う建三パパとみのりママ。ショック死するかと思ったと言う建三パパ。どうやら誤解は解けたようだ。
ハナちゃんが幾つなのか聞くみのりママに1歳半と言うももこ。可愛い盛りと言う建三パパ。
『そう、すっごく可愛いの。今度パパ達も見に来て』と言うももこ。
『本当に平気なの? ももこに本当に赤ちゃんの面倒なんか見られるの?って聞いてるの』と言うみのりママ。
自分だってハナちゃん大好きだし、どれみ達だってしっかり面倒を見られているからと返すももこ。
ももこを座らせるみのりママ。これだけは覚えておいてと前置きする。
『子供を育てるってことは嫌だからって投げ出したり、飽きたからってやめる訳にはいかない』と言うみのりママ。
建三パパも『ゲームみたいにやり直せるってもんでもない』と言う。
そんなの分かってると言うももこを撫でる建三パパ。分かってるならそれで良いとの事。膝枕して『頑張りなさいももこ』と言うももこ。


で、ママ修行開始。オムツをつけても外れちゃった!
ハナちゃんに食事を食べさせるどれみのママ振りを勝手に見学し参考にする。ミルクを作ったら激マズ。

みのりママにも取材を入れたりと奮闘。疲れたのかスヤスヤ。

そして、いよいよももこの当番の日。1人で大丈夫かと心配するはづき。
今日の為に頑張って勉強したから大丈夫と言うももこ。ハナちゃんに同意を求めるが『もー!』と言われる。
もー! じゃなくて もも と訂正するが聞く耳持たないハナちゃんに髪の毛で遊ばれる。


育児とは子供の想像力を伸ばす事であると言う考えに則り折り紙を取り出すももこ。
折り紙で作った上半身と下半身をくっつけ馬を作るももこ。ハナちゃんテンションアップ。食べようとして取り上げられ膨れっ面。

育児とは甘やかすだけでなく怒る時は怒るべきと言う教えを実践するももこ。叱ってみるが泣き出す。泣かないでと言うが聞く気配なし。
困るももこだが育児はある意味絶叫との戦いである、慌てず怯まず愛情で乗り切るべしと言う教えを思い出しあやして見るがやっぱり泣き止まない。

その後、何とか泣き止ませた様で食事を与えるももこ。それを見て嬉しそうに去っていくおんぷ。ハナちゃんと昼寝中のももこ。


ハナちゃんをベビーカーと腰紐で牽引中のももこ。おやつの時間と言う。今日はプリン。食べ終わったのがハナちゃんおかわり要求。
食べ過ぎるとお腹を壊すからと拒否するももこだったが、ハナちゃん目をウルウルさせてお願い。拒否し続けたももこだったが結局根負けして2個おまけ。喜ぶハナちゃん。


寝ているハナちゃんを見て『よく寝てるね。ちょっと遊び過ぎちゃったかな?』と言うももこ。ニニを呼ぶ。ニニをレシピ日記へ飛ばすももこ。
ニニは中に入って黄色の壺を持ち上げる。そして中央の台に行き準備OKと合図。それを聞いたももこはレシピ日記の文字をペンで押す。
内容は勿論、ハナちゃんの育児日記。中では文字が降って来てソレをニニが壺でキャッチしていたり。ニニ的には結構疲れるそうだが何とか頑張る。

どれみがそろそろ帰ろうとももこを呼ぶ。ハナちゃんの様子を聞かれグッスリ眠ってると笑顔で答えるももこ。

が、その夜のハナちゃんの様子がおかしい。それを表す様に翌日の天気は雨。

『ももちゃんから伝言があるよ』と言うドド。再生してみる。
『ハナちゃんの育児日記。今日もハナちゃんはとても元気でした。いっぱい遊んでおやつはプリンを食べました』と言うももこの声。
特に変わった事言ってないと言うどれみ。


なんて話してるとももこが登場。4人の少し悲しげな表情を見て?なももこ。ハナちゃんがお腹を壊したらしい。
『昨日は元気だったのよね?』と聞かれプリンも3つ食べるほど元気だったと言う。それを聞いて驚くどれみ達。怯むももこ。
勿論、どれみは食べ過ぎと指摘。だから、お腹を壊したとはづきも気付いた。謝るももこ。

だが、ゴメンで済まない事もあるとあいこからキツイ一言。もし、浮ついた気分でハナちゃんを育てると言うなら近づくなとまで言う。
あいこ曰くハナちゃんを育てると言うのはハナちゃんの命を預かってると言う事なのだ。何が何でも守らないといけない。それがママと言う事と語るあいこ。
もし、それが分からないのならももこにはママになる資格なんて無いと続ける。さすがにショックだった様で泣いて何処かへ去ってしまうももこ。

厳しい事言いすぎたかと思うあいこだったが、どれみは間違ってないと擁護する。あいこが言ってないなら自分が言ってたとのこと。
きっと、ももこも分かってくれると言うはづき。私もそう思うと言いながら後を追う事にしたおんぷ。
振り向いて『あぁ見えても、ももちゃん頑張ってるのよ』と言って去っていく。そんなおんぷを呼び止めるどれみ。?なおんぷ。


ももこは雨の公園でションボリ。『探したよ』と声をかけるおんぷ。ももこにハンカチを貸してあげる。
お礼を言いながら顔を拭くももこ。『ねぇ、おんぷちゃん。私に子育てなんか無理なのかな?』と言う。『無理かもね』と言うおんぷ。
おんぷ曰く、こんな事で弱気になってるなら諦めた方が良いとのこと。おんぷも最初は不安だったらしい。反応するももこ。
ご存知チャイドルのおんぷ。仕事の関係で皆よりハナちゃんと会う時間が少なかった。だから、自分だけちゃんとしたママになれないのでは無いかと思っていたそうだ。
でも、ある時気付いた。自分にできる事をすれば良いと。そうやって自分のやり方でこれでもかと愛情を注いで接すれば自分の気持ちは絶対通じると。
絶対通じると言う件に反応するももこ。ハナちゃんを世界で一番愛してるのは自分と言うおんぷ。『おんぷちゃん』と言うももこ。勿論、他の皆も同じ事思ってると言うおんぷ。


ルピナスの子守唄開始
おんぷはレシピ日記を差し出す。開くとミミから『あいちゃんからの伝言聞いたって』と言われる。再生するももこ。先の事があるので目を瞑って構えるが
『ももちゃん、さっきはキツイ事言ってゴメン。でも分かって欲しい。ハナちゃん育てる言うのは楽しい事だけちゃうんねんで』と言うあいこのメッセージ。


次ははづきからの伝言。
『ももちゃん、あいちゃんの言った事分かってあげて。強い言い方だったけどももちゃんの事を思ってあいちゃんは言ったんだと思うの』と言うはづき。涙を浮かべながら聞くももこ。
最後はどれみから
『ももちゃん、ママって言うのはね子供が出来たからママになるんじゃなくて子供を育てながらママになるんだよ。あ、コレお母さんの受け売り』と言うメッセージ。
3人がレシピ日記にメッセージを打ち込むシーン。どれみのメッセージを聞いて笑うももこ。

晴れる空。おんぷは
『私、思うんだけど。世界中のお父さんお母さん皆がそうなんだって・・・皆、自分の子供を世界で一番愛してる。当たり前の事なんだけどね。でも、それってスゴイ事だと思わない?』
と言う。
それを聞いて『同じなんだ。あの時のパパとママ。どれみちゃん達がハナちゃんを見る時と一緒の顔。そっかコレがママの顔なんだ』と気付くももこ。
涙を拭って『ごめんなさい。私、皆と一緒になりたいと思ってた。私もハナちゃんにママって呼んで欲しかった。でも、ママってそうじゃないんだね』と言うももこ。


少し間を置いて『私もママになれるかな?』とおんぷに言うももこ。
すると、その後ろから『大丈夫だよ』と言うどれみの声。『ももちゃんならきっとなれる』と続けるどれみ、はづき、あいこの3人。
そう聞いて『皆・・・ありがとう!』と言うももこ。空には虹がかかっていたり。皆にハナちゃんを看病したいと言うももこ。良いかと聞かれ『うん』と答えるどれみ達。
ルピナスの子守唄終了

ハナちゃんの傍でルピナスの子守唄を歌うももこ。目を覚ましたハナちゃん。『もー』を言われ涙目で『だから違うってば。も・も』と言うももこ。

『もー!』と起き上がるハナちゃん。ニッコリハナちゃんを見て涙目ながら笑顔になるももこ。
『ハナちゃんI LOVE YOU。大好きよ』とハナちゃんをあやすももこと『も~も』と小さく言うハナちゃんのカットから白くフェードアウトして

~おしまい~

第33話『天下無敵!? おジャ魔な助太刀』
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