第40話『ハナちゃん、イモを掘る!』
(2001年11月18日放送)
脚本:大和屋暁 演出:長峯達也 作画監督:馬越嘉彦

迷宮入り

野菜嫌いの呪いを解く話第3弾。
今回はあいこで薩摩芋。
やっぱり、女の子はこう言うの好きですよね。
キャラデザの馬越さん出撃。前年も40話でしたね。
にしても、この人の登板基準がいまいちよく分からないです。
まぁ、今年に限った事では無いですけどね。
納得登板は♯の40話くらいでしょうか。

収録DVD

(37~39話同時収録)

アバンタイトル

芋を食べるどれみ達。すると、誰かがオ○ラ。誤魔化し笑いの5人。ここではづきが『どれみちゃん、や~ね~』と言う。
どれみは必死で違うと否定するが他の3人からも『や~ね~』と言われ完全に犯人扱い。どれみが自分じゃないと絶叫したところでOP。

おまるにて気張るハナちゃん。気張りつかれたのか一旦止める。
応援するどれみと『今だ出すんだ!』と言うももこ。出たのはオ・ナ・ラ! 何故か『オナラぷ~!』と言うはづき。

で、サブタイトル。

テレビのキャラを見て踊るハナちゃんを見ながら今日もおまるでウ○チがダメかと思うどれみ。
いきなりやれって方が無理だから落ち込まない様に言うおんぷ。練習始めたばっかりだからとおんぷに同意するももこ。
ハナちゃんは呪いのせいで野菜があんまり食べられないのでお通じが悪いと思うどれみ。そのせいと悪い方に考える。
焦らなくても大丈夫と言うおんぷ。はづきも毎日練習してれば出来る様になると言う。
やっとその気になったどれみ。すると誰かが来た。下りて行くと


来たのはあいこ。しかも大量のサツマイモを抱えて。イモを見て嬉しそうなどれみ達。
さっき八百屋さんの前を通ったらば、えらく安かったらしく思わず買ってしまったとのこと。
焼こう、食べようと急かすどれみとももこ。準備しようとノリノリのどれみ、あいこ、ももこの3人。


が、残りのはづきとおんぷは窓辺でモジモジ。イモをちょい嫌がる。その理由がオナラと気付いたあいこ、単刀直入に『オナラ』と指摘。
照れるはづきと太る事も理由にあげるおんぷ。それを聞いたあいこブチ切れ。
サツマイモはビタミンCや食物繊維タップリのエエ事尽くめの食べ物と熱弁を展開。
オナラが出るのは健康な証拠だから恥ずかしがる事なんか全然無いと言う。引き止めるどれみとももこ。
そこまで言うなら良い話を聞かせると言い出すあいこ。

むか~しの話。
どう見てもあいこなその子は昔から内気で恥ずかしがり屋さんだった。あのお方とお近づきになるにはどうしたら良いのかと考える。
すると、どう見てもももこな焼き芋屋の屋台が前にやって来る。閃いたあいこ少女。イモ2つ購入。



港でカッコつけてる、どう見てもどれみな男の子。イモを持ってズッコケるあいこ。
『大丈夫ですか? マドモアゼル』と言うどれみ少年。一緒にイモを食べないかと誘うあいこ少女。
眉毛をピクピク動かしながら快諾するどれみ少年。『見てごらん! 日本の夜明けだ! イモを喰おう!』と言う。なぜか、その後ろを追加する焼き芋屋。

と言う訳で二人は上手く行ったと言うオチ。胡散臭いと思うどれみ達。


それだけじゃなくて
ある日の仲良くイモを食べてる2人。食べるどれみ少年の横で緊張して何を話したら良いのか分からないと困るあいこ少女。
すると、重~いオナラ。照れるどれみ少年。それを見たあいこ少女は
『もう! 春風君ったら~!』と肩を軽く叩く。笑う2人。また、前を通過する焼き芋屋。

と言う訳で緊張が解れて会話が弾んだと言う話。嘘くさいと思うどれみ達。
これでおイモさんの偉大さが分かったやろと言うあいこ。あいこの言いたい事は分かったと言うおんぷ。

が、女優モードに入ってそうも行かない事情があると言い出すおんぷ。
個人的には人目を気にせず食べたいとのこと。が、太るのは勿論、もしかオナラでもしたらそれこそスキャンダルになってしまう。


と言うのがおんぷの言い分と言うか妄想。唖然のあいこ。はづきに理由を聞く。さっき給食食べたばっかりと返答。『さよか』と小声で言うあいこ。
ならばとどれみとももこに3人で食べようと誘う。嬉しそうなどれみとももこ『え~、良いんすか~!?』と聞く。
2人は食べないと言うからしゃあないと言うあいこ。ちょい後悔顔のはづきとおんぷ。嬉しそうなどれみとももこを引きつれ場を後にするあいこ。
待ってジェスチャーの2人に対し食べるor食べないのファイナルアンサー。さすがに食べる事にしたはづきとおんぷ。と言う訳で支度をしようとするはづき。止めるあいこ。

落ち葉を集めておイモさんを焼く事が焼き芋の基本と語るあいこ。どれみも焼き芋はこうでないとと同意。風流と思うはづき。
すると、おんぷとももこがアルミホイルとマッチを持参。大人とバケツも忘れない様にと言うあいこ。
一応、800歳以上の大人と、結構おばさんらしい大人。そして水入りバケツ。
焼き芋の煙が何故か自分のところにばっかり来るのに困るどれみ。日頃の行いが悪いからじゃないかとおんぷに言われどういう意味か逆質問。惚けるおんぷ。


楽しそうに眺めるはづき、あいこ、ももこ。フライングするももこの右手の甲を叩くあいこ。涙目のももこ。
あいこは『美味しいおイモさんの為にその1・我慢してこそ美味しさ倍増。どんなにはよ食べたいと思ても、しっかり我慢せなアカン』と言って『返事は!?』と確認。
『はいっ!』と答えるどれみ達。我慢するどれみ達だが、それぞれ禁断症状。中でもどれみとももこは重症。
あいこの『今や!』の言葉で一斉にイモを探すどれみ達。ちょいと探って全員発見。


早速食べようとするが、おんぷから待ったがかかる。自分の為に待って欲しいとのこと。
パティシエポロンを取り出しあんまり太らない様に願う。それがどう見ても呪ってる様にしか見えないので怯える4人。
終わるなり『さぁ食べましょ!』とチャイドルモードで言うおんぷ。


と言う訳でホントの食べ。かなり美味しかった様でそれぞれ幸せそう。特に右下のチャイドル。背徳の味とか言っちゃってる。

消火完了。ここでイモが食物繊維たっぷりだった事を思い出すももこ。『そうやけど』と言うあいこ。
1人だけ焼き芋に夢中のチャイドルの横で、ならばハナちゃんにもあげようと言うどれみ。ももこも同意。
『食物繊維はウ○チが出やすくなるものね』と解説するはづき。

早速、焼き芋を持って行ってみるがダメだった。お腹でも壊したのかと考えるおんぷ。風邪・病気かと考え心配するももこ。
もしかして野菜嫌いの呪いなのかと思うはづき。驚くどれみ達。イモは野菜だったのかと驚くどれみ。『おイモはおイモでしょ』と言うおんぷ。
野菜じゃなったら何かと思うはづき。皆で考えてみる。


が、そんなの関係ないとあいこは言う。こんな美味しい物が食べられないのは可哀相とのこと。同意のどれみ達。
Oh! ヤサイ・サンバ開始
ミミをレシピ日記に送るあいこ。サツマイモを使ったお菓子の本を所望する。あるにはあったが量がスゴイ。
一杯あるねと言うおんぷ。ももこ曰くイモは甘いからお菓子にし易いとのこと。ミミにお礼を言うあいこ。
悩むどれみ達。ももこはあいこに質問。あいこの提案でスウィートポテトを作ろうと言う事になる。


イモを蒸して、皮を捲り裏漉し。次は砂糖とバターを混ぜて、生クリームと卵黄とラム酒を混ぜ合わせる。
んで、形を作ってオーブンに投獄。180度で7分間焼く。完成!
Oh! ヤサイ・サンバ終了

だが、これでもダメ。レシピ通りに作ったのにと困るはづき&一同。
その結果を受け止めながらも意地でも食べさせると言うあいこ。本人曰くほんまもんのイモを。

ここでアイキャッチ。



ハナちゃんの電車記念とどれみとハナちゃんの写真を撮るおんぷ。遅いと思うはづきと自分が言い出したのに愚痴るももこ。
あいこは来たかと聞くどれみ。まだと答えるももこ。すると、『お待たせ~!』とあいこの声。『もう、あいちゃん遅い・・・』と言ったところで驚く一同。

と言うのもあいこがもんぺ姿だから。これにはホームの人達もビックリ。

車内でも驚かれたり、懐かしいとか言われる。赤面おんぷ。『イモ~!』と叫ぶどれみ。やっちまったと辺りを見回した後に小声で『芋掘り?』とあいこに聞く。
あいこ曰く、何にしたって新鮮なのが一番。美味しい物を取り立てで食べさせたらハナちゃんだってきっと食べてくれると考えている模様。
と言う事は今日もイモが食べ放題と嬉しそうなももこ。幼稚園以来の芋掘りを懐かしむはづき。
うっとりおんぷにただ芋掘るだけなのに妙に楽しかったよねと言うどれみ。おんぷも同意。笑う一同。何か変な事企んでるのかニヤつくあいこ。

辺り一面全部芋と知って驚くどれみ。ここであいこの所在が気になるおんぷ。あいこ、魔法で皆をもんぺ姿に。


驚くハナちゃん。何故、自分達ももんぺ姿なのかと呆れ気味などれみの後ろで芋蔓持ってテンションアップ中のももこ。
もんぺと言えば芋掘り、芋掘りと言えばもんぺと言うのがあいこの持論。『だからって何も・・・』と不満そうなおんぷ。
スカートで芋掘りはできないと言われ、想像したのか赤面の4人。撤去した葉を集めるどれみ。汗を拭って涼しい顔。

あいこが芋掘りを実践。地面から出ている蔦の周りを少し掘り引っこ抜く。歓声を上げるどれみ達だがハナちゃんは泣き出してしまう。


あいこはハナちゃんを抱っこしサツマイモ畑を見せる。『これ全部お芋さんなんやで。スゴイやろ』と言う。
イモがここまで立派になったのは農家のおじさん、おばさんが毎日毎日一生懸命育ててくれたから。じ~っと顔を見るハナちゃんにニッコリ笑うあいこ。



昔、夕方。農道を走って後ろを歩く両親を呼ぶあいこ。『すっごいな~、これ全部おイモさんなん?』と聞く。
あつこママ『そうやで。あぁやっておっちゃんやおばちゃんが毎日毎日一生懸命手入れしてくれるから立派なお芋さんが食べられるんよ』と説明。
続けてイモ好きやろと聞かれ大好きと笑顔で答えるあいこ。
イモ畑の上を走って農家のおじさんおばさんの元へ走っていく。畑で走ると危ないと注意するおばさん。
その言葉通りズッコケるあいこ。せやから危ないと言ったと言うおばさん。『えらいすんません』と謝る幸治パパ。
あいこは抱き上げたおばさんに自分はイモが大好きと言う。そして、何時も美味しいイモを作ってくれてありがとうとお礼を言う。嬉しそうにあいこを撫でるおばさん。


美味しいイモを食べてもらいたくて毎日毎日一生懸命育ててる人達が居る。イモだけでなく陰で苦労してる人達はたくさん居ると語るあいこ。
ハナちゃんにはそう言う人たちの気持ちが分かる優しい子になってもらいたいとのこと。今は分からなくても良いから何時かきっと分かってと言う。
その言葉が聞いたのかハナちゃんはあいこの抱っこから降りる。ニッコリ顔で見ている4人。


ハナちゃんに掘り方を教えるあいこ。ハナちゃんもやってみる。掘り方をあいこが褒めてると蚯蚓が姿を現す。
怯えるはづきと驚くももこ。『蚯蚓や』と言うあいこに不思議そうなハナちゃん。嫌だったのか芋掘り作業しているはづき。なんで?
上手く言えなかったハナちゃんにレクチャー。そして、蚯蚓はイモが大きくなる様土を耕してくれていると説明。素直に驚くハナちゃん。蚯蚓は土に返してやることに。


蔓を引っ張るハナちゃんを見守るどれみ達。芋掘りは根性と言うあいこ。必死の顔で引っ張るハナちゃんを見て

昔、自分もそうやって引っ張っていた事を思い出すあいこ。抜けたイモを両親に見せるあいこ。
上手と褒め、もしかしたら芋掘りの世界チャンピオンになれるかもと言うあつこママ。
幸治パパも同意し芋掘りは根性や!と熱弁。気に入ったのか繰り返すあいこ。腰入れて根性で引っこ抜くと言う幸治パパと根性や!と連呼するあいこ。

蔓を引っ張ってまた1個抜くハナちゃん。喜ぶハナちゃんと一緒に喜ぶどれみ、はづき、おんぷ、ももこ。
それを見ていたあいこの頬を涙が伝う。『ハナちゃん上手やな』と言うあいこ。

涙に気付いたのかちょい驚き顔のハナちゃん。その顔を逸らす様に皆に背を向け
『さぁ、皆。掘って掘って掘り倒したろ』と言うあいこ。『なっ!』同意を求められ同意するどれみ達。

蔦を引っ張るどれみ。腰を入れる様にジェスチャーも入れて言うあいこ。ハナちゃんも同じくジェスチャー。
何とか抜けた。重いとイモを見るももことハナちゃんの写真を撮るおんぷ。2人とも泥だらけとニッコリ。おんぷもそうだと笑うももこ。


結局、これだけ大量のイモがとれた。作業開始。
オーブンの準備をするあいことももこ。今回は先に焼くかとどれみに聞かれ『それ良いかも』と答えるおんぷ。
はづきが芋洗ってるとハナちゃんが来てしまう。何故か悲しそうな顔。背中にイモを隠すはづき。ハナちゃんを帰そうとするがあいこがハナちゃんにも見せてあげようと言う。
作ってるところをハナちゃんに見せるのはと言うおんぷ。『ええから』とニッコリなあいこ。
あいこ、一緒に掘ったイモだから一緒にお菓子を作ろうと言う。イモを触るハナちゃんにニッコリのあいこ。


オーブンで焼けたイモの身をスプーンで剥がす。で、材料をよく混ぜると言う手順をハナちゃんにやってもらう。
芋の上にこれまたサツマイモで作ったと思われる生地を乗せる。じっと見ているハナちゃん。
あとはこれを焼く。と言う訳で採れ立て新鮮スウィートポテトの完成。


ハナちゃんを見るどれみ達。あいこの方を見るハナちゃん。『美味しいよ』とニッコリのあいこ。ポテトの方を見るハナちゃん。
じっと見ているどれみ達。ハナちゃんはもう一度あいこを見る。頷くあいこ。
とうとう口の中に入れるハナちゃん。嬉しそうなどれみ達。美味しいと言うハナちゃん。その頭の飾りがまた光る。呪いがまた1つ解けたのだ。
喜ぶどれみ達。もっと欲しい言われ持って来るおんぷ。嬉しそうに食べさせる4人を見ているあいこも嬉しそう。


で、どれみ達もテラスで美味しく召し上がる。やっぱり採れ立ては違うと言うはづき。それに皆で掘ったからと続くももこ。
が、ここで誰かがオナラ。誤魔化し笑い。と、おんぷがどれみに『どれみちゃん、やーね』と言う。
自分じゃないと拒否するどれみ。でも、全員揃って疑ってる。必死に違うと言うどれみ。
まぁ、そう言う事にしておこうと言うおんぷ。『そう言う事、そう言う事』と言うももこ。どう言う事とうろたえるどれみ。笑う一同。本当に自分じゃないと落ち込むどれみ。

笑うあいこを呼んで、目の前でスウィートポテトを食べるハナちゃん。美味しいと喜ぶ。
それを見て、また皆でイモを掘ろうと言うあいこのアップから白くフェードアウトして

~おしまい~

第41話『魔女ガエルの村おこし』
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