第9話『はづきとまさるのたからもの』
(2001年4月1日放送)
脚本:影山由美 演出:岡佳広 作画監督:なかじまちゅうじ

貸しては何処いった!

どれみファンには好きな人が多いであろうはづき&まさるカップルの話。
勘違いとは何と恐ろしいものでしょう。
ももことまさるは同じ宮原さんで1話で2役やってますが
この2キャラで会話するのは初めて。
ももこの言語や作法がそれなりに成長していたり。
月夜の魔法初使用。

収録DVD

(10〜12話同時収録)

アバンタイトル

泣いているはづきは誰かから鳩笛を貰う。吹いた後、喜んで『鳩笛さん、今日から私の宝物よ』と言うはづきのアップになったところでOP。


仕事中のどれみ達。奥で仕込み中のはづきとももこ。好きなケーキは何かと言う話をしている。
はづきはシフォンケーキと返答。ももこはストロベリータルトとのこと。アメリカのケーキはすごく大きくて1個でお腹一杯になるそうで。
驚くはづき。和菓子は主菓子でも干菓子でも小さくてそんな事が無いから。が、主菓子干菓子と細かい日本語に困るももこ。
『お薄なんかを頂く時とかに食べる小さなお菓子よ』と説明するはづき。お薄もよく解らないももこ。

で、サブタイトル。何故に全部平仮名?w

はづきの家を見て素晴らしいと言うももこを自宅に案内するはづき。
麗子ママは用事で外出中だがばあやが居るらしい。『ばあや?』なももこ。なんて話してると玄関の前にばあやが居たり。

着物に着替えたはづき。ももこの着物姿を見てとっても似合うと言う。本人も『ビューティフォー』と気に入ってる様子。
『はい、ビューチフルでございます』と言うばあや。


早速、茶道体験。お饅頭みたいな方が主菓子で硬い方が干菓子と説明するはづき。『どうぞ召し上がれ』と勧める。
ばあやがお茶を出しながら『こうした美しいお菓子でお客さんに季節を感じて頂く。それがお客様に対する真心なのでございます』と言う。
難しいのか困るももこ。はづき、お客さんに喜んでもらう気持ちが大切と要約。一応解った・・・様な気がするらしい。
早速、お茶を飲もうとするももこに茶碗をまわす作法を教えるはづき。
飲んでみると、どうやら苦かったようだが美味しいと答えるももこ。それを聞いて嬉しそうなはづきとばあや。


で、終わった後のはづきの部屋。ももこはばあやが父方、母方、どちらの親か聞く。
はづき、そうではなくて家政婦と説明したいが適当な役名が見つからない。
小さい頃から面倒を見てもらってると聞いて、向こうで言うナニーと気付いたももこ。
『ナニーって何?』なはづきに子供の世話をしてくれる人と説明するももこ。はづきもそうだと納得。

ももこ、立ち上がると鳩笛を発見。ももこも持っていたらしいが、もう無くしてしまったそうだ。


で、バルコニーで鳩笛を吹くはづき。ももこにも吹かせてあげる。
すると、ももこが鳩笛を欲しがる。当然驚くはづき。ももこ曰く両親に見せたいらしい。当然、焦るはづきを見て『ダメよね』と気付くももこ。
が、そう言われて可哀想になったのか『えっとだから、そのあげるのは・・・じゃあ、貸してあげる』と言うはづき。
大喜びのももこ。お礼を言われて引きつった顔でどう致しましてなはづき。

笑顔でももこを見送るはづき。が、ちゃんと解ってるのか不安になる。

翌朝、あくびをしながら登校中のどれみははづきと合流。昨日のももことの事を聞かれ思い出したのか顔が引きつりながら楽しかったと言うはづき。


1組の前で分かれる2人。すると、鳩笛の音が聞こえてきた。
鳩笛を可愛い笛と言うむつみ。ももこ、はづきに貰ったと言う。勘違いしてたと知ってショックを受けるはづき。
挨拶するどれみに挨拶を返すももこ。どれみ、自分にも見せてと鳩笛を借りる。
貸しただけと自分に気付いたももこに言おうとしたが感謝されて言えなくなる。そんな自分に泣くはづき。

席から立ちあがったまさるに何か言おうとしたはづきだがしかとされる。『これ面白いね〜』とどれみも割り込む。
はづき、鞄を置いてくると慌てて教室を出ようとするが今度はあいこと衝突。
あいこキレるが、はづきと知って普通に戻り心配する。まさるは何処かへ去っていく。


そして休み時間。どれみ達は縄跳びで遊ぶ事に。
はづきも行こうとするがまさるの事が気になるのでWCと誤魔化して残る。声をかけようとするが小竹達と遊びに行く形で無視される。

縄跳び中の鳩笛の事を考えているはづき。ボーッとしてるとどれみとあいこにはづきの番と言われ入る。
が、上の空で入れば勿論ズッコケるのが道理。謝るはづき。


調理中にももこへ声をかけようとするが、どれみが出来てるか確認しに来たので断念。
今出来たところと答えるももこ。次は自分が焼くと言うどれみ。焦がさない様に気をつけてと言うももこ。
で、改めて言おうとしたら鳩笛を取り出して絶賛するももこ。両親に見せたら大喜びだったらしい。
目を離した隙に取り返そうとするはづきだったが失敗。一緒に遊んだので今日も遊ぼうと思うと言うももこ。
それを聞いて『そう・・・良かった』と返しつつも本心は困りまくりのはづき。


で、下校時間。国語の宿題で解らない事があったら私が教えると言うどれみ。
が、あいこは宿題ははづきと推薦。それを聞いて怒るどれみだが、おんぷによく宿題忘れて皆に見せて貰ってるのは誰かとツッコミを入れる。
焦りながらそんな事も偶にはあると惚けるどれみ。が、あいことおんぷの冷たい視線に謝ってしょっちゅうと自供する。
どれみも宿題ははづきに教わった方が良いと思うどれみ。ここではづきの所在が気になる。



はづき、橋の上にまさると2人きり。『何なんだよ話って』と言うまさる。
まさるに怒ってないか確認するはづき。怒ってるわけだが何故か理由を聞くまさる。で、鳩笛の件を出すとまさるは逃げていく。
何時もと違う2人の光景に心配する一同。やっと、どれみ達に気付いたのか何でもないと言うはづき。?などれみ。

でも、やっぱり仕事中も溜息ばかり。それを見てやっぱり変と気づくどれみ。
アレと推理するどれみ達。アレが何か分からないももこ。アレとは恐らく恋人同士のケンカと言うところですかね。

で、アレが何かももこに説明しようとすると、あいことおんぷがストップジェスチャー。
やっと気付いたどれみ。後ろには引きつり顔のはづき。先に帰っても良いかと4人に聞く。
理由は分からないとは言え、何かあるのは分かってるので早く帰る様に勧めるどれみとあいこ。

『このままっちゅう訳にはいかへんな』と言うあいこ。自分達でどうにかしてあげられないかと言う当事者のももこ。どれみはアレをやろうと決断。


ここでアイキャッチ。



4人はお着替え。


マジカルステージで『はづきちゃんの悩みを教えて』と願う。
すると、ももこが持っていた鳩笛が光りだす。
そして、鳩笛がはづきの鳩笛と言った後、以前はまさるの鳩笛だったと明かす。驚くどれみ達。

鳩笛がまさるの物になったのは2人が幼稚園に行っていた頃。まさるが輪投げゲームで手に入れた物。鳩笛曰くはづきとも遊んでとっても楽しかったらしい。


ある日、あの橋ではづきが幼稚園の帽子を飛ばされてしまい、おまけにズッコケて泣き出す。
まさるが取りに行こうとするが一緒に居てと言う意味なのか服を掴まれる。
困ったまさるは鳩笛をあげることにした。誰にも秘密と言って。この日から鳩笛ははづきの物になった。


宝物なのにどうして?なももこ。変だと思うどれみ。だから、まさるとややこしくなってると察するあいこ。
おんぷ、本当にあげると言ったのかももこに聞いてみる。そして、はづきの言葉を思い出す。
それを聞いたあいこにそれはあげると言う意味でなく貸すと言う事と言われる。自分が勘違いしていた事に気付くももこ。
自分をはづきのところに帰らせてと言われ、きっと帰らせてあげると誓うももこ。グッドサインを送るどれみ。

何時もの様に川原でキラキラ星を吹いているまさるを発見。まさるを呼ぶももこ。

早速、鳩笛を出すももこ。驚いた顔のまさる。ももこ、まさるがあげたはづきの宝物だから返すと告白する。
が、これがどうして知ってるのかと言う話になってしまう。はづきが喋ったと邪推するまさる。返答に困りまくりのももこ。

見ていたどれみ、あいこ、おんぷ困る。どれみは助けに行こうとするがあいこが止める。
自分達が行くと、はづきが皆に喋った事になり、ますますマズイ事になるからである。


鳩笛を取り返す決心をするはづき。焦るももことそれを見ていたはづき。
そして、はづきが下に向かう途中。怒ったまさるは鳩笛を川に投げ捨てる。

当然、ショックを受けるはづき。どれみ達も困りまくり。


はづきがやって来たのを見て、少々怯むまさる。
どうしてと理由を聞くはづき。まさるは『誰にも秘密だって約束したのに。お前が飛鳥に話しちゃったからだろ』と言う。
すぐ魔法絡みと気付いたはづき。謝るももこ。が、はづきは自分が早く言わなかったのが悪いと返して


川の中に探しに行く。心配するももこに大丈夫と返すがはづきコケる。まさる足が少し動く。
おんぷ、魔法で探せば良いのにと思う。どれみ、はづきは自力で探したいと代弁。一緒に探したくて堪らないあいこ。
動揺しながら顔を背けるまさる。ももこは一緒に探すと言う。ありがとうと言うはづき。自分がはづきにした仕打ちを思い出したまさる。


自分も探すとやって来る。月夜の魔法開始。それを聞いて嬉しそうな顔で涙を流すはづき。
それ見て怯んだまさる。自分が投げたからと弁解。そんなやり取りを見て嬉しそうなももこ。


どれみ達も喜ぶ。仲直りと言う事で顔をすりすりするももこ。赤面して『なななななな、何すんだよお前〜。ったく早く探そうぜ』と言うまさる。
どれみ達も偶然を装って合流。一緒に探す事に。おんぷに場所を聞かれ、自分を中心に大体3〜4mくらい、流されてるとも思えないと返答。


横一列に並んで探そうと提案するどれみ。
捜索は夕方まで続いた。そして、はづきとまさるに鳩笛の『こっち、こっちだよ。こっちこっち』と言う声が聞こえる。
そして、2人が手を突っ込んだ先に鳩笛があり、2人で掴むはづきとまさる。喜ぶどれみ達。

『見つかって良かったな』と言って心なしか嬉しそうな顔で帰っていくまさる。見送るどれみ達。中央にはづき。

月夜の魔法終了。まさるが帰る途中に鳩笛の音が聞こえる。鳩笛の音にあわせてトランペットを吹くまさる。
そんな2人と取り巻き4人が居る川辺のカットで

〜おしまい〜

第10話『おとなになんてなりたくない!』
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