第37話『強くなります! 試練はプリキュア対プリキュア!!』
(2010年10月24日放送)
脚本:米村正二 演出:境宗久&畑野森生 作画監督:奥山美佳

豪華特典

前回のギャグ編とはうって変わってパワーアップ編の前編。
使い捨てかと思ったプリキュアパレス再登場。
試練内容は結構ベターですけどね。
何気にクリア特典が豪華だな~と思ったり。
今週からOPは映画宣伝ver。

収録DVD

(38~39話同時収録)

アバンタイトル


のほほんBGMで机を囲む4人。何の集まりか聞くゆり。つぼみによると学園祭も終わったので皆で楽しく過ごしたいと思ったそうで。
なるほどと納得し、偶にはそう言うのも良いかと思うゆり。コスモスが花を咲かせたとゆりに見る様勧めるつぼみ。
見て『うん。とっても綺麗ね』と言うゆり。いつきも別の花を見て『この花可愛い』と言い出す。ソレはイエローキューピットと教えるつぼみ。
『うんうん』と嬉しそうに内気だったつぼみはチェンジ、いつきも好きな物に素直になり、ゆりのココロの花も咲いた
以上の事を考え『お姉さんは嬉しいよ~』とおばさんみたいな事を言うえりか。上から目線と呆れるシプレ。それにお姉さんじゃないとツッコミを入れるコフレ。
とにかく砂漠の使徒がいかに汚い手を使おうが自分達が力を合わせれば絶対大丈夫と言い張るえりか。同意のつぼいつ。
が、ゆりは本当にそうかしらと疑問を投げかける。紅茶を飲むゆりを見て顔を見合わせるつりき。


その頃、隕石らしき物が接近中。紅茶も波打ってたり。すると、薫子ばあちゃんから大変との知らせ。
その言葉の後、植物園の上空を隕石が通過。近くの森に墜落した。閃光に目を庇う一同。紅茶のカップは割れポットは床に落ちる。
つぼみにおばあちゃんと言われ『頼んだわよ、皆』と言う薫子ばあちゃん。頷いて向かう4人。OPへ。

で、サブタイトル。

外には大きなクレーター。中から漆黒の怪物が姿を現す。呻る怪物。
デザトリアンかと思うえりかだが、デザトリアンは人の弱くなった心を利用した物と説明するゆり。『あれは一体?』と言う。
怪物は花を発見するなり、目から光線を発射。すると、その一面は砂漠化する。
『この町を砂漠にしちゃうつもり!?』と言うえりか。『そうはさせません』と言うつぼみ。


変身。

変身なんてお構いなしでプリキュアの背後を攻撃する怪物。砂漠化する後ろの緑。
それを見たブロッサムはもう止めてくださいとパンチする。だが、殴り飛ばされてしまう。何とかマリンがキャッチ。
マリンにお礼を言うブロッサム。自分の親友に何をすると怒るマリン。蹴りに行って命中させたもののこちらも裏拳で退けられる。今度はサンシャインがキャッチ。



皆に大丈夫か聞くムーンライト。『うん』と答えるマリン。ムーンライトにどう戦えば良いか聞くブロッサム。
ここは4人一緒にフォルテウェーブと答えるムーンライト。と言う訳でやる。4連攻撃で消滅する怪物。

が、変な物体が残った。何ですかこれはと驚くブロッサム。やっつけたんじゃないのかと不思議そうなマリン。すると、黒かった物体は赤く光る。
そして
『我が名はデューン。砂漠の王』と声が消えてくる。そう聞いてコイツが悪の大ボスと思うマリン。
『小賢しきプリキュア共よ。お前達がいかなる努力をしようとも私を止める事はできない』と言うデューン。
見るがいいと謎の物体から映像を投影する。宇宙らしき場所にある飛行物体を映される。
それを見て薫子から聞いた事があると言うムーンライト。名前は惑星城と言う物らしい。

で、惑星城の一部がスライドし丸い穴が現れる。そこからある星に向け紫の弾丸が発射される。命中するなり砂漠化する星。
デューンによると、その星の全ての緑を枯れさせる砂漠の種。デザートデビルと言う物だとか。
君たちにもプレゼントしようと地球に向けて発射するデューン。
じきに地球に到達し、全ての緑を枯らし、全ての人間のココロの花を枯らし、ココロの大樹を枯らすとのこと。
そんな事は決してさせないと言うブロッサム。同意のマリン。ココロの大樹も皆のココロの花も守ってみせると言うサンシャイン。
『では、お前達がいかにしてデザートデビルと戦うか、じっくり楽しませてもらう』と言うデューン。謎の物体はデューンの笑い声と共に風化して姿を消す。

砂漠の種を見ているサバーク博士。
納得できないと文句を言ってるサソリーナ。デューンが自分達をさしおいて砂漠の種を地球に飛ばした事が不満らしい。
その目的は地球を砂漠にする事だけではない様だと言うサバーク博士。
彼曰く、真の目的はハートキャッチミラージュの破壊。あの力は決して発動させてはいけない物の様だ。


やがて砂漠の種が地球にやって来ると言うムーンライト。
どうしましょうと困るブロッサム。マリンは答えは簡単、どんな敵が現れても倒せば良いと言う。
倒せなかったらと疑問を投げかけるサンシャイン。この戦いには自分達だけではなく皆の命がかかってるので必殺を口にするムーンライト。
答えは一つと続ける。
ムーンライト曰く、残された僅かな時間で自分達がつけるしかないとのこと。頷く残りの3人。
もしも更なる力を望むなら、再びプリキュアパレスに行くしかないと言う薫子ばあちゃん。
そこで待ち受ける最後の試練を乗り越えた時、プリキュアは更なる力を得られるそうだ。
『最後の試練。それはもしかするとハートキャッチミラージュを授かった時よりも』と口にするブロッサム。
厳しいと認める薫子ばあちゃん。でも、それを乗り越えれば更なる力を得られると答えを導くサンシャインとムーンライト。
行くっきゃないと張り切るマリン。『はい!』と言うブロッサム。

ここでアイキャッチ。


また、あの祠からプリキュアパレスへ向かう5人と3匹。


4人は別々にそれぞれのモチーフが存在する世界へ連れて行かれる。

一方、プリキュアパレスの方ではポプリが一緒に行けない事にムッとしてたり。
薫子ばあちゃんによると最後の試練はプリキュア1人で乗り越えないといけないとのこと。
応援するしか無いのかシプレに聞かれ頷く薫子ばあちゃん。残念そうな妖精ズ。


そして、4人の前にはそれぞれくりそつな人物が目の前に現れる。最後の試練は自分と戦えと言う事と察するムーンライト。
ただの自分ではなく影の自分の答える影ゆり。月に影がある様に心にも影がある、それが自分と言う。

いきなりパンチをかます影ゆり。受け止めるムーンライト。歯を食いしばるムーンライトに対し余裕の笑みな影ゆり。
自分だってもも姉みたいに売れっ子モデルになりたい、美人になりたい、モテモテになりたいと言いながらマリンを殴り続ける影えりか。
防戦一方のマリン。かつての自分と一緒な事を思い出し、影の自分が昔の自分と気付く。
『今でもそう思ってるでしょ!』と蹴り飛ばす影えりか。飛んでいくマリンへ追撃の光線を発射する。水しぶきが上がる。

一方、サンシャインは互角の攻防。
自分は兄を守る為、明堂院家を守る為に武道を続けなければならない。
大好きなヌイグルミも可愛い服も我慢して修行に励まなければならないとサンシャインを殴り続ける影いつき。
かつての自分はそうだったと思い出すサンシャイン。影いつきのパンチを受け止め、今は違うと言う。
兄や家の為ではなく武道が好きだからやっている。そして、ヌイグルミも可愛い服も自分の好きな物は素直に好きと言える様になったと続ける。
なら、頑張ってきた私はもう要らないのか問う影いつき。『え!』と言うサンシャイン。


ムーンライト対影ゆり。
踏みつけを避けるムーンライト。
自分1人で戦わなければならないと思い込んだせいでコロンを守りきれなかったと言いながらパンチラッシュを繰り出すムーンライト。
自分勝手な思い込みのせいでコロンを失ってしまった事は同意の様だ。影ゆりのパンチを受け止め反対側へ投げる。着地する影ゆり。
そして、悲しみの余り大切なものを見失っていたと言うムーンライト。自分に笑いかけてくれるブロッサム達、皆の心。
私は強くなると言うムーンライト。影ゆりのパンチを避け『皆の心を守る為に』と言って足払いを食らわせる。
花の上に倒れる影ゆりに対し悲しみの連鎖は誰かが歯を食いしばって断ち切らなければならないと言うムーンライト。動揺する影ゆり。


自分はつぼみや皆のおかげで自分にも良いところがあると分かったと言うマリン。
だから、今はモデルのもも姉が羨ましいのでは無くもも姉みたいな素敵な人になりたいらしい。
ならば何故、影の自分が居るのかと殴りかかってくる影えりか。
その拳を受け止め、マイナスの事を言う私も私なんだからと認めるマリン。影えりかを抱きしめる。
そして『でもさ、アンタの事嫌いじゃないよ。あたしって自分の事全部大好きだから』と言う。
驚いた表情だった影えりかは青の光と共に姿を消す。そして、マリンも不思議な空間から青い光となって離脱。


バリアを張っていたサンシャイン。さつき兄の事(15話)を思い出し『そうだ。お兄様は太陽の光を浴びる様に全てを』と言ってバリアを消す。
バリアを消した事に怯む影いつき。殴りかかるが寸止め。それを見抜いていた様に動かないサンシャイン。
何故、守りを消すと問う影いつきにあなたが敵ではないからと答える。
兄はこれまで辛い事や悲しい事があっても全てを受け入れて自分に笑いかけてくれたそうだ。だから自分も全てを受け入れたいと言うサンシャイン。
『全て?』と問う影いつきの拳を優しく握り
『かつての頑なだった私も、好きな物に素直な私も両方とも大切な私。だから全てを受け入れてお兄様の様に優しく笑いかけたい』と言う。
それを聞いて嬉しそうな影いつき。サンシャインと融合。そしてマリンみたく光ったまま姿を消すサンシャイン。

自分はもう1人で戦おうとは思わないと言うムーンライト。これからは皆の力で困難を乗り越えていく。
『できるの? 半分に欠けたままの心で』と問う影ゆり。難しいかも知れないと半笑いで答えるムーンライト。
でも、私は全ての心が幸せになる様に戦い続けると決めたと言う。そう聞いて起き上がった影ゆりは影の自分はもう必要ないと言う。
『あなたの決意を鈍らす、悲しみと言う私は』と続けるが、そんな影ゆりを背後から抱きしめるムーンライト。
『いいえ、私は悲しみを背負って生きていく。そして、何時かその悲しみを愛で包んでみせる』と言う。
影ゆりはホッとした表情で光と共に消滅。ムーンライトも先の2人と同じくこの世界から離脱。


マリンはプリキュアパレスに帰還。何気にマリンの後ろには瓜二つの石像があったり。戻ってきた=最後の試練が終わった事と察するマリン。
やって来たコフレと抱き合う。良かったと喜ぶシプレ。アレを見てと言うポプリは石像を指す。
『キュアマリンになったです』と驚くシプレに最後の試練を乗り越えるとプリキュアパレスに石像が飾られるのよと言う薫子ばあちゃん。
『そうでちたか』と納得のポプリ。カッコイイと言うコフレ。嬉しそうなマリンと喜ぶ。


間もなく、サンシャインも帰還。サンシャインの帰還に喜んで飛んでいくポプリ。サンシャインも暖かく迎える。
そして、ムーンライトも帰還。2人が最後の試練を乗り越えた事に嬉しそうなマリン。
薫子ばあちゃんとムーンライトは軽く会釈。が、ここで3人はブロッサムが不在な事に気付く。
ブロッサムの所在を聞くマリンにまだである事を告げる薫子ばあちゃん。不安そうな3人。『ブロッサムどうしたですか~?』とこちらも不安そうなシプレ。

ブロッサムはと言うと影つぼみに劣勢の展開。殴り飛ばされる。
『キュアブロッサム、あなたは変わることはできない。あなたはチェンジする事はできないのよ』と言う影つぼみ。
ショックを受けた様子のブロッサム。漆黒の太陽のアップから黒くフェードアウトして

~おしまい~

~今週のまたみてね~

力尽きた!

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