第38話『プリキュア、スーパーシルエットに変身ですっ!!』
(2010年10月31日放送)
脚本:米村正二 演出:長峯達也 作画監督:稲上晃

でこ焼き

パワーアップ編の後編。
ついに奴が来た!
ってか、ひょっとして金朋さん退場?
今年の宣伝OPは誰のターンとかは無い様です。
36話のは作り手も気に入ったのかもう一度あの曲を投入。

収録DVD

(37、39話同時収録)

アバンタイトル

小さかった自分は優しい父母、祖母に囲まれてずっと幸せだったと言う影つぼみ。
『私はこのままで居たい、自分はあなたを映す鏡、キュアブロッサムミラージュ。だから、私の事嫌いにならないで。私の事消したりしないで』と続ける。
そのセリフの後、黒くフェードアウトしてOPへ。

で、サブタイトル。


影つぼみの連続攻撃に劣勢のブロッサム。
シャイで引っ込み思案な自分にサヨナラしないとあなたは変わる事はできないと言う影つぼみ。土を握るブロッサム。私は変わると声をあげる。
明らかに元気の無い走りっぷりで影つぼみに勝負を挑むが当然ながら影つぼみの光の刃による打撃を受ける。
悲鳴をあげるブロッサム。影つぼみが血振るい動作をする間にお腹を庇う。強気の影つぼみの顔とは対照的に俯くブロッサムは涙目。


ハートキャッチミラージュのボタンのアップ。それぞれの色に対応した合格者のアップになる。マリンは悲しそう。
石像の台を眺める3人。ブロッサムが居るべき石像のところは未だ只の石。石にもたれブロッサムが襲いとスネるシプレ。

ブロッサムに相当するボタンを触っている薫子ばあちゃん。当然ながらピンク色では無い。
試練を乗り越えられなかったらどうなるのか聞くムーンライト。何も変わらないだけと答える薫子ばあちゃん。
ハッとするムーンライト、じっと聞いているサンシャインとシプレポプリ。
薫子ばあちゃん曰くハートキャッチミラージュが与える試練は自分自身を見つめる事。
誰も本当の自分を知るのは不安。弱かったりちっぽけだったりくだらなかったりしたら悲しくなるから。
でも、誰でも変わる事はできる。本当の自分から逃げないで知る。それが自分の望まない姿でも受け入れないといけない。とのこと。
(前回合格した3人の回想。で、パレスの全体が映る)
そして自分で何をしたいのか、何をすれば良いのか考える。皆、悩み苦しみ、絶望から光を見つけ希望を繋げた来たと言う薫子ばあちゃん。
今度はつぼみの番と続ける。

つぼみは未だ苦戦中。攻撃を食らい続ける。
そんな絵を背景に自分との戦いを乗り越えられるのは自分だけと言う薫子ばあちゃん。つぼみが自分で自分の心を成長させなくてはいけないらしい。

超心配と言うマリンとシプレ。『ブロッサムは弱虫で頼りなくて最初は最弱のプリキュアとか言われちゃうし』と言うマリン。それに・・・と何か言いたいが言葉が続かない。
『引っ込み思案です~!』と叫ぶシプレ。自分達が居ないとダメダメと続くマリン。
それでも、私達のブロッサムを信じて待とうと言うサンシャイン。ウルウルマリンとシプレ。
振り返り、石に向かってブロッサムに頑張る様言うマリン。薫子ばあちゃんはと言うとペンダントが気になる様子。


その頃、デューン。肩に何かを乗せている彼。
デザートデビルにハートキャッチミラージュの力が発動する前に破壊する様指示を出す。地球に落ちていくデザートデビル。
『キュアフラワー。50年前、ハートキャッチミラージュで奪われた僕の力、返してもらうよ』と言うデューン。
『君の事だから、僕が近くに居るのを感じているだろうね』と続ける。
その言葉通り、デザートデビルの接近を皆に知らせる薫子ばあちゃん。驚く一同。まだブロッサムの試練が終わってないのにと不安そうなマリン。

シャイで引っ込み思案ですぐに人に頼ってしまう。それが本当の私と言う影つぼみ。
確かに前の私はそうだったと認めるブロッサム。でも、自分は本当にチェンジしたと言う。今も変わってないと返す影つぼみ。
『変わったんです!』と叫ぶブロッサム。
聞いてない様に『そして、ソレはプリキュアになっても変わらない』と言う影つぼみ。怯んだブロッサムは逃げていく。悲しそうな影つぼみ。

デザートデビルは遂に地上へ墜落。衝撃波に襲われ防御姿勢のプリキュア一同。そして、デザートデビルがとうとう姿を現した。
巨体にヘビの様な触手らしき物が付いた見た目。唸り声を上げるデザートデビル。

ここでアイキャッチ。


闇に包まれるプリキュアパレス周辺で唸っているデザートデビル。うろたえる妖精達。マサはあんぐりながらそうでも無い様子。ムーンライトに至っては凛々しい顔。
デザートデビルの狙いがハートキャッチミラージュの破壊と察するムーンライト。『あんなのどうすれば』と言うサンシャイン。
『大丈夫だよ。ブロッサムが戻ってくる前にちゃちゃっとやっつけちゃおう』と言うマリン。コフレマントと合体。
私達も行こうと言うムーンライト。サンシャインと一緒にマントを出し一緒に攻撃に向かう。パンチを避ける3人。


マリンは拳に青いオーラを宿し殴りまくる。そして、マリンインパクト。
少々、後退するが反撃でレーザーを照射するデザートデビル。喜んでると額を焼かれるマリン。
額から煙が出ているマリンを強制的に退去させるサンシャイン。その後、強烈なレーザーがプリキュアパレスの一部を破壊。
揺れるプリキュアパレス。揺れに少し驚いた様子の薫子ばあちゃん。『皆、頑張って』と言う。シプレも頑張れと言う。

貴方は私も見なくても、逃げても良いと言う影つぼみ。そして、貴方は弱い自分に立ち向かう事を止めて変わらないままで居ても良いと続ける。
『自分が弱いのは自分のせいじゃないと人に甘え続けて』と言いつつ光の刃でブロッサムを桜にぶつける影つぼみ。ダメージを受けるブロッサム。
もう自分との戦いは諦める様に言う影つぼみ。自分は変われないと認める様に迫る影つぼみ。
『私は・・・』と辛そうな口調のブロッサムに『大丈夫。お父さんやお母さん、皆もそのままの私を認めてくれるわ。変身しなくても戦わなくても、皆優しくしてくれるわ』
と優しく言う影つぼみ。『ねっ』と同意を求めるがソレじゃダメと言うのがブロッサムの返答。
『私はシャイで引っ込み思案な私がただ嫌なだけでした。ただ自分が嫌いなだけだったんです』とブロッサムにあんぐりの影つぼみ。
『だけど私は皆に出会いました』と言うブロッサム。

デザートデビルの触手を攻撃しながら皆にプリキュアパレスを守りながら戦う様指示を出すムーンライト。
驚き顔のマサ。ムーンライトはシルバーフォルテウェーブを繰り出す。ダメージを受けるデザートデビル。

突然優しい顔になって強くて優しい私の仲間が大好きと言うブロッサム。自分は皆が居たから頑張れるそうで。
影つぼみの攻撃を避けながら『私は少しずつだけど変われたと思います。新しい自分を自分で作っていけそうな気がします』と言うブロッサム。
先ほどとは別人みたく攻撃を流れる様に防御していく。
そして、影つぼみの手を掴みながらあなたはちょっと前の自分と言うブロッサム。驚いた顔の影つぼみに新しく自分を変えていく事に臆病だった自分と言うブロッサム。
そして、自分は変わります宣言。握っていた影つぼみの手を離すブロッサム。で、2人は距離を開ける。
ブロッサムに向かってシャイで引っ込み思案な自分は要らないと言う影つぼみ。無言の2人。


デザートデビルのパンチを防御するサンシャイン。だが、明らかに押されている。
そして、大量のレーザーにて遂にバリアは決壊。壁に背中から激突するマリンとサンシャイン。ムーンライトは直前で止まる。
自分達が最後の試練でパワーアップしたんじゃなかったのかと言うマリン。
が、ムーンライトは背を向けたまま弱音を吐くのは止める様に言う。先ほどムーンライトに破壊された触手も復活する。呻るデザートデビル。
怯むサンシャイン。やはり、皆の力が1つにならないと勝てないみたいと勝気な顔で言うムーンライト。突撃する。
サンシャインも明るい表情でブロッサムが来るまで頑張ろうと言う。
マリンもデコの焦げ跡を拭って、コフレに『コフレ! もう一頑張り行くよ!』と言う。そして3人は突撃。

HEART GOES ON開始
そして今1人。『シプレ、私達も行きますよ!』とシプレを左肩に置いたアノ人も居たり。
ニッコリ薫子ばあちゃんの前には待ちに待った石像。そして、ミラージュにもピンク色の光が点っている。


ピンクフォルテウェーブを放つ。それでブロッサムに気付いた3人にお待たせしましたと言うブロッサム。
嬉しそうな顔からスッと背中を向けて『遅いわよ』と言うムーンライト。抱きついて『良いって事よ』と言うマリン。
『さぁ、皆揃ったところでデザートデビルをやっつけましょう!』と言うサンシャイン。

追撃を避け続けるムーンライト。マリンはブルーフォルテウェーブを発射。ブロッサムもフォルテを再度発射。ムーンライトも発射。
3人の3連フォルテウェーブ。大きく怯むデザートデビル。続いてサンシャインもゴールドフォルテバーストを発射。また大きく怯むデザートデビル。


ここでサンシャインにフォルティシモの指示を出すムーンライト。
と言う訳で2人はフォルティシモ発動。ムーンライトとフォルティシモを羨ましがるマリン。
『私達も』と言うブロッサムに『フォルティシモする!?』と聞くマリン。『しましょう』と答えるブロッサム。
2組のフォルティシモがデザートデビルの左右に迫る。そして、胸部へ突撃。大ダメージな様だ。
じっと見ている4人。
HEART GOES ON終了


ハートキャッチミラージュ発動。新技である。
パワーアップの種をミラージュに嵌めると4人は『鏡よ鏡、プリキュアに力を!』と言う。
そして、ペンで登場順に色ボタンを押し真ん中にある稼動部分を回す。
『世界に輝く一面の花! ハートキャッチプリキュア スーパーシルエット!』と言う4人。
『花よ咲き誇れ!』と言うと大きな女性の姿をしたシルエットが登場。『プリキュアハートキャッチオーケストラ!』と叫ぶ4人。4人を越えて突撃する女性。




ムーンライトが手を翳すと立ちはだかり、サンシャインが翳すとカメラが引き、マリンが翳すと右手が巨大なハンマーに。
そして、ブロッサムが翳すとデザートデビルを押し潰す。何時もの様に回す4人。


一連の事態が終わると辺りには青空。消えゆくデザートデビルを前に。
最後の試練を乗り越えて気付いた事があると言うムーンライト。砂漠の使徒を倒すにはプリキュアがただ力を合わせるだけではダメと語る。
1人1人が成長し自立して力を合わせないとダメとのこと。
その為に自分達は自分自身と向き合わないとならなかったと気付くブロッサム。
そしてそれは、ただ戦うと言う事では無かったと言うサンシャイン。自分の嫌だった部分を受け入れて一緒に成長する事だったと言うマリン。
『ねっ!』とブロッサムに振る。ニッコリ笑うブロッサム。嬉しそうな顔のマリン。2人は顔をあげる。デザートデビル完全消滅。



数多の石像の中にムーンライト、サンシャイン、マリン・・・そしてブロッサムの石像がある。

見ているつぼみ。

回想。シャイで引っ込み思案な自分は要らないのねと言う影つぼみに対し影つぼみを抱きしめて
『いいえ、私が私らしく居る為にはちょっと臆病な私も必要なんです。だから私はシャイで引っ込み思案な私も大好きです』と言うブロッサム。
それを聞いた影つぼみは消滅。ブロッサムもその際の光と一緒に消滅。これが試練クリアの真相。

シプレと一緒に見ていたつぼみは帰っていく。その先には4人が待っている。ブロッサムの石像のアップから白くフェードアウトして

~おしまい~

~今週のまたみてね~

まぁ、変わりますよね

第39話『えりかピンチ! マリンタクトが奪われました!!』
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