第42話『とまどいのゆりさん! ラブレター見ちゃいました・・・』
(2010年12月5日放送)
脚本:井上美緒 演出:うえだひでひと&広嶋秀樹 作画監督:伊藤智子

無視された時代

プリキュアになってからは初のメイン話となるゆりさん話。
(それ以前にメインと言えるのはムーンライト誕生編くらいでしょうか)
プリキュアと言うのは基本的に中2らしからぬ良い子ばっかりな訳ですが
やっぱり、ラブレター話とかになると本性が出る様でw
そして、いよいよアノ人が動き出したり。
映画宣伝OP終了。

収録DVD

(40~41話同時収録)

アバンタイトル

砂漠の使徒のアジト。その上の方。
プリキュアと砂漠の使徒の戦い。どちらが勝利するかと気になるコブラージャ。が、クモジャキーは興味ないとの事。鼻で笑って『おやおや』と言うコブラージャ。
クモジャキーはただ自分の強さを求めるだけらしい。=プリキュア打倒に繋がると言うのが彼の考え。
『そうかい。僕もただ美しい物を只管追求するだけさ』と言うコブラージャ。鼻で笑って『勝手にするぜよ』と言うクモジャキー、去っていく。
勝手にさせてもらうと余裕のコブラージャ。

一方、サバーク博士とダークプリキュア。とうとうダークプリキュア復活。オッドアイだった目が両方とも怖い目になっていたり。
サバーク博士が『ダークプリキュア』と呟く。ダークプリキュアを見る博士のカットからOPへ。

花にジョウロで水をやっているゆり。彼女の髪をかきあげる仕草を真似るつりきの3人。見ていたりする妖精ズ。
何やってるのか質問するシプレと皆、変と思うポプリ。ゆりさんのマネをしていたと答えるつぼみ。

『え? 私のマネ?』とちょい驚き気味のゆり。大人の女性ってカンジでカッコイイと言うえりか。花の水遣り1つ取っても動きが繊細で優雅と言ういつき。
同意して憧れると言うつぼみ。『そうかしら?』と言うゆり。本人的にはよく分からないらしい。外からゆりを見ている人影。

で、お手伝いを労いお菓子とお茶を出す薫子ばあちゃん。美味しそうと喜ぶ一同。その後ろでさっきの人影動きまくり。これにえりかといつきが気付いた。去る人影。

外まで追うが、その姿はない。一体何だったのかと思ったつぼみが落ちていたラブレターを発見。盛り上がるつりき。興味無いのか去っていくゆり。

で、サブタイトル。


ラブレター初めて見たとテンション上がるつぼみ。いつきが確認したところ差出人も宛名も不明。とりあえず開けてみようかと考えるえりか。
『そう言うのマナー違反だと思うけど』とゆりからツッコミが入る。涙目で謝ってラブレターを置くえりか。
とりあえず植物園で預かっておくと言うつぼみ。ラブレターを取ろうとするが余所見していたらしく、ちょい前に誰かが堂々とパクった事に気付かなかったり。
空中にてポプリが開封して読み始める。うろたえるつりき。『ポプリ、ダメだよ』と言ういつき。
『どうしてでしゅ? お手紙読みたいでしゅ~』と言うポプリ。続きを読むと読み出す。
『昔からずっとあなたの事が好きでした』と読むポプリと耳を塞いで騒ぎつつ、実はちゃんと聞いてたりするつりき。
昔からずっとの言う件に反応するつぼみ。そう聞いてすごくストレートと言ういつきに同意のつぼえり。
もしかして、自分宛だったらどうしようかと妄想してはしゃぐつぼみ。が、えりかから昔からの件に該当しないと指摘される。
ポプリはいつきと推測。ポプリ曰く、いつきはモテモテだから。が、えりかから『女の子にね』と言われ青ざめるいつき。困り笑いのつぼいつと普通に笑ってるえりか。
で、当の本人『これ、とうとう来ちゃったかな? 私の時代が』と言う。
が、もしかしてゆり宛じゃないかと盛り上がってる一同に一斉スルーされる。ムッとするえりか。
お茶を置いて、夕飯を作らないといけないからコレで失礼すると帰るゆり。あんぐりな3人。


で、植物園の外では何かを探している少年。丁度出てきたつぼみ達は彼を発見。落とし主と察してラブレターの持ち主か質問。
慌てて取り返す少年。ホッと一安心。中の手紙を読んでしまったと謝るつぼいつ。
で、ストレートに誰が好きか質問するえりか。もしかして自分かと聞くがお前らみたいなお子ちゃまに興味ないと真っ向から否定される。
お子ちゃまの件に怒るつぼえり。ならばといつきが自分かと聞くが男と勘違いして青ざめる。慌てて、いつきが女の子と説明するつぼみ。
何だそうだったのかと一安心の少年。ゆりの彼氏かと思ったらしい。この件で意中の人がゆりとバレてしまった。認める少年。

少年、名をハヤト。ラブレターの事を謝るつぼみ。『あれは事故と言うか・・・勿論、ゆりさんには内緒にしておくよ』と言ういつき。
そう言う訳だから私達にあらいざらい話せと言うえりか。ゆりさんの何処が好きなのかと聞いてみる。『誰が言うかよ』と返すハヤト。
『え~、何でよ~。ゆりさんの事、昔から好きだったんでしょ?』とニヤついて言うえりか。止めに入るつぼみ。不満そうなえりかの口を塞ぐ。
ハヤトの気持ちが分かる気がすると言うつぼみ。いつきもゆりさんは自分達から見ても憧れの存在と同意の様子。
ハヤトにゆりの事を昔から知ってるのか聞くつぼみ。頷くハヤト。

同じ団地だからよく遊んだとのこと。
ここで何故、最近ゆりが明るくなったか知ってるかとつぼみ達に聞いてみるハヤト。返答に詰まるえりか。色々あったからと言ういつき。
『とにかく元気になって良かったですよね、ゆりさん』と言うつぼみ。頷くハヤト。蓮の葉浮かぶ水面を見ている彼を見て『ハヤト君?』と言うつぼみ。

父親が行方不明になってからゆりはずっと元気が無かったと言うハヤト。自分は何もしてあげられなかったと悔しそう。自分が子供だったから・・・。

『ハヤトくん・・・』と何も言えないつぼみ。珍しく目がウルウルしているえりか。ハヤトは今度こそゆりの笑顔を守りたいらしい。
『ハヤト君、あんた男だよ!』と感激のえりか。だから、ゆりにラブレターを渡そうと思ったのか嬉しそうに聞くつぼみ。認めるハヤト。
そう聞いて『私達に任せてください』と協力を申し出るつぼみ。驚くハヤト。
ゆりにラブレターを渡せる様にセッティングすると言うえりか。いつき曰くラブレターを読んでしまったお詫び。
『ダメかな?』といつき、『ねっ?』とつぼみが言う。少し、間を置いて『は、はい』と言うハヤト。引きつった様な嬉しそうな変な表情。

ここでアイキャッチ。


学校の屋上にて。
昼食時、作戦会議を提案した3人。ゆりも砂漠の使徒の襲撃に備えるのは大切と賛成。放課後の合流の約束を取り付ける。
喜ぶつりき。妖精の方は惚けた様にキュアフルミックス飲んでたり。

書割の雲から監視中のシプレ。ゆりがやってきた。時間を確認するゆり。ゆりに声をかけるハヤト。『ハヤト君』と驚いた様子のゆり。

雲の裏から通話確認をするシプレ。バッチリと答えるえりか。ちなみに全景はこんなカンジ。狭い視界を取り合うコフレとポプリ。

久しぶりねと言うゆり。頷くだけで言葉が出ないハヤト。
全然盛り上がってないと言うコフレ。見かねた3人はボディランゲージで入れ知恵。つぼえりがハートを届けろとアクション。
頷いてゆりに最近、何してるか聞くハヤト。最近、忙しそうだけどと付け足す。
『最近? 最近は・・・色々よ』と答えるゆり。俺には言えないのかとハヤトに聞かれ『ごめんなさい、ちょっとね』と謝る。
それは自分が子供だからかとラブレターを背後に忍ばせ聞くハヤト。思い切って渡そうとしたが間の悪いことにゆりが
『ねぇ、覚えている? 私達ここでよく遊んだわよね』と言い出す。

追いかけっこしたり、かくれんぼしたりしたそうで。ゆりはハヤトが見つかるのを待っている間に寝てしまった事を思い出す。膝枕なんて事も。

が、ハヤトは昔の話と言う。『そう? 昨日の事みたいに思い出せるわ』と言うゆり。
ハヤトが小さかった頃の話で盛り上がってると報告するシプレ。ゆりは楽しそうだがハヤトはつまらなさそうと言うポプリ。
思い出話はダメと言うえりか。何とか話を中断させられないかと聞くつぼみ。妖精なんだからミラクルでスーパーなパワー使えと言い出すえりか。
無論、返答は『無茶言わないでです』。
ゆりはハヤト君が居てくれてよかったと言う。反応するハヤト。自分は兄弟が居ないから、ハヤトのお陰で弟が出来たみたいと言うのがゆりの気持ち。
が、ハヤトの反応はラブレターぐしゃり。やっちまった顔のエージェントプリキュア軍団。
自分は『俺・・・俺・・・ゆり姉ちゃんの弟じゃない!』と叫んで走り去る。『ハヤト君・・・』なゆり。顔を見合わせるエージェント達。

ベンチでラブレターと睨めっこ中のハヤト。勿論、こうなってはコブラージャの魔手にかからない訳が無い。今日の標的はやっぱりラブレター。


ハヤトを捜索中のゆりは上の方で『ヤーブレター』と叫ぶデザトリアンを発見。当然、変身。


突撃するムーンライト。
『どうして俺はもっと早く生まれて来なかったんだ。あ~あ、大人の男になりたい!』と苦悩しながら数多のペーパー手裏剣を『矢文!』と言いつつ飛ばしてくるデザトリアン。
ペーパー手裏剣を避けた後、払いのけるムーンライト。
続いて、巨大なペーパー手裏剣を飛ばすデザトリアン。距離が近く避けれなかったのかその場で腕をクロスさせ防御するムーンライト。
ここで、サンフラワーイージスが救援。そう、ブロッサム達がやって来たのだ。『皆』と驚くムーンライト。シプレからデザトリアンになったのがハヤトと聞かされる。

で、デザトリアンの頭の上にコブラージャ登場。『来たね、プリキュア』と言った後、攻撃指令を出す。

デザトリアンが投げた巨大ペーパー手裏剣の上を走っていくブマサ。紙を切り裂きながら駆け抜け接近する3人。
バリアで防御するサンシャイン。裏に隠れるブロマリ。が、バリアが壊れて悲鳴だけが聞こえる。
ペーパー手裏剣が放たれる中、走っていくムーンライト。ジャンプ。
『子ども扱いしてほしくな~い!』と言うデザトリアンを両膝で蹴るムーンライト。反動で後ろに着地する。

『俺はゆり姉ちゃんの弟なんて嫌なんだ~』と言うデザトリアンと『どうしてなの? ハヤト君』と言うムーンライト。
『もうニブチンだな。つまりハヤト君はゆりさんのことが』とバラそうとするマリンの口を塞ぐブロッサム。
マリンが言っちゃダメとサンシャイン、ハヤトの気持ちはハヤト自身が伝えないといけないと言うブロッサム。頷くマリン。


そんな時は永遠に来ないと言うコブラージャ。ダークブレスレット発動。
『今ここで全てを終わらせてやろう! プリキュア!』とダークなオーラをまとった巨大レター手裏剣を飛ばすコブラージャ。
それは合体するなり爆発を起こしプリキュア4人は吹き飛ばされる。『いいザマだ』と笑うコブラージャ。ココロの花は萎れ中。
コブラージャに戦う理由を聞くブロッサム。『どうして? 僕はただ美しい物が好きなだけさ』と言うコブラージャ。
続けて『だが、人の心はどうだい? 簡単に弱り、嫉妬や憎しみに染まり美しさの欠片も無い。そうさ心なんて要らない。
砂漠の使徒が支配した人の心が枯れ果てた美しい世界・・・最高じゃないか。君たちには分からないのかい?』と言って笑う。そして、ダブルハンマー攻撃。

命中する。だが、すぐに『コブラージャ、あんた間違えてるよ』とマリンの声。美しい物を美しいと感じるのは心と言うブロッサム。その件に両手が離れる。
そして、走り出す4人。『何が心だ。不愉快だぞ、プリキュア~!』と頭を抱え取り乱すコブラージャ。この隙に『行くわよ』と言うムーンライトの言葉に従い


ハートキャッチオーケストラで撃破。

コブラージャも浄化されそうになるが我に返り逃亡。だが、ダメージは受けた様で膝をつく。『今よ!』と言うムーンライトを筆頭にコブラージャに迫る4人。

だが、その眼前にダークプリキュア登場。視線を4人に移し両目から衝撃波攻撃。
4人全員吹き飛ばされる。砂煙を巻き上げたのを確認し衝撃波を止める。4人はかなりダメージを受けた模様。
それを確認してかコブラージャと共に姿を消すダークプリキュア。


ダークプリキュア復活に驚きを隠せないブロッサム。『しかも、すごく強くなってる・・・』と言うサンシャイン。
無言で座ったままじっと前を見ているムーンライト。瓦礫の中に倒れる4人。


ハヤト復活。ゆりの『大丈夫?』と言う声に目覚めるとソコはゆりの膝の上。驚いて起き上がるハヤト。
ハヤトに嫌がってる事に気がつかず弟扱いした事を謝るゆり。が、ハヤトが言いたかったのはそんな事ではないらしい。
ポケットからラブレターを取り出して一息つき『これ受け取ってください!』と渡すハヤト。髪をかきあげながら手紙を読むゆり。驚いた様子でハヤトを見る。


そして、ありがとうとお礼を言うゆり。続いて『でも・・・』と言うゆりに対し『いいんだよ。俺の気持ち、ゆり姉ちゃんに知って欲しかっただけだから』と返すハヤト。
沢山食べ、沢山寝て、すぐに大人になると誓う。ゆりを守れる様な一人前の男になるらしい。『えぇ』と嬉しそうに頷くゆり。
『男だ! 男だな!ハヤト君』と感激するえりか。えりかを見てニッコリ見合うつぼいつ。で、妖精ズも嬉しそう。
と、ココで催し。今日はシで色はピンク。

夕焼けの高台に立つ2人を見ながら、さくらんぼの花言葉は小さな恋人と言うつぼみ。『ハヤト君はまさにゆりさんの小さな恋人だね』と納得するいつき。
『ゆりさん、モッテモテ~!』と言うえりか。そんな3人の裏を左から右へ行ってたりする妖精ズ。
じーっと夕陽を見ているゆりを見ているハヤト。視線夕陽に移しニッコリ。『やっぱりゆりさんは素敵です』と言うつぼみ。
夕陽を見るゆりとハヤトのカット。そこからラブレターのアップになり白くフェードアウトして

~おしまい~

~今週のまたみてね~

ひょっとして最後までこのまま?

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