第2話『ハナちゃん6年生になる!』
(2002年2月10日放送)
脚本:栗山緑 演出:広嶋秀樹 作画監督:稲上晃

自業自得

ドッカーンと言うシリーズの土台を固める話その2。
ハナちゃんが6年生にする話とそれに関係する描写多数。
そして、本題の先々代女王様の話も説明。
ハナちゃんの見た目小6・中身幼稚園児丸出しの遊びが面白いです。
今回、親役があの2人なのは前まではづきとあいこがやってたからでしょうね。
どれみ、哀れorz

収録DVD

(1、3~4話同時収録)

アバンタイトル

『何故・・・何故、私の前から去っていくの』と言いながら涙を流す先々代女王様。
その後ろには6人の影。6人の影が移ってドアがしまったところでOP。

どれみが寝てると聞き覚えのある声に呼ばれる。目を覚まして右方を見るとハナちゃんが箒に乗って待機中。
本人は『ちーっす』と呑気だが、どれみは焦ってハナちゃんを中に引きずり込む。勢い余って共倒れな2人。


立ち直って何やってるのかと怒るどれみ。学校行くに決まってると言うハナちゃん。
でも、どれみによると今日は休み。土曜日だからと信じられない様子だが、今年から土曜も休みになったのだ。
※ちょうど、この頃から週休2日制になったみたいです。管理人の頃は土曜は隔週(記憶曖昧)で確定は日曜だけでした※
何で何でと質問攻めのハナちゃん。『何ででもそうなった』と返すどれみ。ハナちゃんはショックとダウン。
ここまで来るのに誰にも見られなかったか確かめるどれみ。不貞腐れてそんな事分からないと答えるハナちゃん。
が、バレたら魔女ガエルになると言われて『そんなのやだよ~』とウルウル。

で、サブタイトル。



ハナちゃんに学校に行くと言っても簡単に行けないと教えるどれみ。どうして?と聞くハナちゃん。
おジャ魔女ズで転校生第1号であるあいこは幸治パパが手続きが面倒臭いと言ってた事を思い出す。2号のももこも両親がそう言ってたと同意。
増して、ハナちゃんは魔女界からの転校生だから大変だと思うと言うはづき。そう聞いて学校行けないとガックリするハナちゃん。
でも、ガッカリする事無いと言う聞き覚えのある声。おんぷである。挨拶するおんぷ。挨拶を返すどれみ。
『私達には魔法があるじゃない』と言うおんぷ。魔法があれば何とかなると目を輝かせるハナちゃん。
ここでおんぷが持ってるジュースが気になったので質問してみる。立ち直りの早さに苦笑いのあいこ。
コーラと返答するおんぷ。ハナちゃんも飲むか質問。二つ返事で飲むと答えるハナちゃん。貰ったので、おんぷに『ありがとう』と言う。


で、MAHO堂に到着。すると、奥の方でマジョリカ、ララ、ババが食事中。ババが戻ってきた事に気付くももこ。とりあえず行くどれみ。


マジョリカによると昨日、温泉に行って来てやっと機嫌が直ったらしい。と、ババはハナちゃんが飲んでるコーラが気になって『何ずら、その飲み物は?』と質問。
コーラと答えるハナちゃん。ババが飲ませろと言ってくるがハナちゃんは拒否。
ヘソを曲げてまたチェストへ帰ろうとするババに自分のコーラをあげるおんぷ。で、早速飲もうとするがあけて見ると逆流の洗礼。
笑うハナちゃん。ババはキレるが、すぐにコーラのシュワシュワの刺激的な味が気に入った様子。
コーラも知らない事が不思議などれみ。『ずっと長い間、チェストの中にいらしたんですもの。知ってるわけ無いわ』と言うララ。

ご満悦のババ。ここで『ババさんや、そろそろMAHO堂でワシらが何をすればいいのか話してくれんかの?』と聞くマジョリカ。『いいずら』と答えて語りだすババ。


先々代の女王様の息子は人間の娘と結婚し6人の子供をもうけた。
孫達の母親が早世してしまった為、先々代女王様は孫達を母親代わりに大変可愛がって育てたとのこと。孫達にはよく手作りのプレゼントを贈っていたらしい。

これと同じ機織り機でマフラーなどを作っていたのだとか。
優しい所もあったと感心するおんぷ。先々代女王様は人間より遥かに優しいと言うババ。表情を暗くして『あの日までは・・・』と続ける。
『あの日まで?』と言うどれみ。孫達が家を出て行ったと言うババ。どうしてか聞くハナちゃん。

酷い話と前置きするババ。
あれほど可愛がってもらいながら、魔女だと知らない孫達は何時までも歳をとらない先々代女王様をまるで化け物でも見る様に忌み嫌う様になり出て行ったのだ。
それでも耐えて人間界で暮らしたとの事。が、最愛の息子は人間ゆえに目の前でこの世を去ってしまう。
先々代女王様は孫達に父親の死期が近い事を伝えたが誰1人戻って来なかったのだ。

『酷い、酷すぎるよ』と言うももこ。

女王様は深く気付いたまま、魔女界へ帰還。
そして、自分と同じ辛い思いを他の魔女にさせんと人間界との交流を断ち、マジョガエルの呪いをかけた。
自身は大好きだったラブシュプリームの森に入ると、ババを子供達の思い出の詰まったウェディングチェストに幽閉し、森を呪いの森に変えたのだった。


そう、このチェストがあのウェディングチェスト。
昔の嫁入り道具で先々代女王様は大事な物をよく入れていたらしい。そして自らは長い眠りについたのである。
先々代女王様が良い人に見えてきたと落ち込むあいこ。
『愛しのトゥルビヨンでも先々代の女王様の心を完全に開かせる事ができなかった訳がわかったわね』と言うはづき。
ババに女王様の眠りを覚ます方法が無いか聞くどれみ。1つだけあるらしい。
どれみ達のケーキで心の奥に閉じ込めていた自分の息子との幸せだった思い出を蘇らせた様に
孫達を愛していた頃の思い出を蘇らせれば6本の茨は消え目を覚ますと思うと言うババ。
=以前にケーキを作った様に、6人の孫に贈ったプレゼントを再現し、先々代の女王様に見てもらえば良いと察するはづき。その通りと答えるババ。



だから、ハナちゃんはMAHO堂をこんな姿にしたと感心するマジョリカ。でも、当の本人はなんとなくやらかしたらしい。呆れるどれみ達。
それより学校に行きたいと言い出すハナちゃん。
『そや、学校に入れる方法考えなな~』と言うあいこ。『ハナちゃんが魔法で大きくなっちゃいましたなんて言えないしね』と言うももこ。
話題がズレてる事に話が途中とご立腹なババ。おんぷがもう1本コーラを差し出す。強面なので断ると思いきや、すぐに表情が緩んで受け取るババ。
どれみはハナちゃんが巻機山リカさんの親戚だと皆に言ってしまった事を告げる。
と、はづきがハナちゃん(小)は下の娘の子供でハナちゃん(大)はその姉の子供と言う事にしたらどうかと提案。
おんぷがママ役、ももこがパパ役を名乗り出る。『よーし』と立ち上がるハナちゃん。


お着替え。魔法を唱える際に『ポロリンピュアリンハナハナピー』と言うハナちゃん。
それを聞いて目がテンなどれみ達5人。呪文と答えるハナちゃん。『呪文は要らないんじゃなかったっけ?』と言うおんぷ。頷くももこ。
呪文があった方がカッコイイから考えたと言うハナちゃん。唖然などれみ達。んで、魔法でおんぷをママに、ももこをパパに変える。


で、市役所。手続きはバッチリOK。役所の方から学校に連絡してくれるらしく、月曜から学校に行けるらしい。喜ぶハナちゃん。

ここでアイキャッチ。


で、学校。モップでチャンバラ中のももこと小竹。
『えぇ~い、悪人共。この甘えん坊将軍が成敗いたす』と言うももこ。暴れん坊将軍とツッコミを入れる小竹。
『将軍が甘えてどうスルメ噛み噛みカテ~!』と言う杉山。大笑いのももこ。


そんなももこを見ている玉木。
最大のライバルになると思っていたももこも帰国子女ブランドが薄らいで来て、ただの天然ボケのクラスメイトの一員になってしまった今
1組もとい美空小の男子の心は自分が鷲掴みと高笑いの玉木。『何ニヤニヤしてんの』とどれみにツッコミを入れられる。何でもないと誤魔化す。

ここで関先生登場。ももこに片付けを押し付ける小竹と杉山。『ずる~い』と言うももこ。関先生に着席する様に言われるももこ。
『は~い』と低テンションで答えるももこ。ムッとしたらしく小竹にアカンベーをする。

で、授業前に転校生の紹介。『へぇ、今年もまた転校生が来るんですか?』と言う林野。YESな関先生。


でもって、呼ぶ。で、入ってきたのはハナちゃん。ざわめく教室。
『静かに。今度、ウチのクラスに転校してきた巻機山花だ』と紹介する関先生。この前教室に紛れ込んで来た奴と気付く小竹。
MAHO堂の赤ちゃんと同じ名前じゃないかと指摘する玉木。どれみとももこ。あっちはハナでこっちは花、2人は従姉妹同士と弁解。
従姉妹なのに同じ名前なんておかしいと言う玉木。2人のママが姉妹で花が大好きだから同じになったと弁解するももこ。ハナちゃんに同意を求めるが


『そうなの?』と聞き返してくる。ズッコケるどれもも。どれみ、ウインクでサインを送る。さすがに分かったのか『あ、そうみたい』と言うハナちゃん。
で『えっと、巻機山ハナです。学校が大好きで早く皆とお友達になりたいです。よろしくね。てへっ』と自己紹介。メロメロな男子一同。


おんぷのマネをして媚びを売ってると不満顔の玉木。『ハナちゃん何も売ってないよ』と言うハナちゃん。
それを聞いて6年生にもなって自称が変と笑う玉木。ハナちゃん涙目。
関先生から『玉木。巻機山は転校して来たばかりなんだから優しくしてあげなきゃダメだろ』とお叱りが入る。
玉木もさすがにやり過ぎたと思ったのかテンション下がって謝る。ハナちゃんに玉木も謝ったから泣くのを止める様に言う関先生。


ここで林野から何処から来たのか質問。A.遠くから。 唖然な林野達。具体的に教えてほしいと言う林野。
どれみは『東北だよね。ハナちゃん』とウインクしながら言う。が、東北だけじゃ分からないと言う玉木。
ムッとしているハナちゃん。返答に困る。どれみから宮崎と言うフォローが入る。
唖然な一同。ももこから宮崎は九州で東北は宮城と言われる。そうだっけ?などれみ。
宮が一緒だから大して変わらないと言う。関先生に5年生に戻ってもう1回勉強してくるか聞かれ焦るどれみ。勿論、関先生は冗談らしいが冗談キツイと言う。

笑った後、ハナちゃんの席を決めようとする関先生。丁度、ももこと長門の間が空いていたのでそこに座る様に言う。
と、ハナちゃんからどれみとももこの間が良いと要望が入る。両名とは知り合いと言うことで馴染むまではそれで良いと言う関先生。嬉しそうなハナちゃん。

と言う訳で席移動をしようとするハナちゃん。長門が手伝いに来てくれたので『ありがとう、かよこちゃん』と言う。
自分の名前を知っていることに驚く長門。知ってる理由を言おうとするが、当然、自分たちが教えたと保護者2名からフォロー。驚きながらも一応は納得した様子の長門。



で、国語の授業中。杉山音読中。
どれみに本は先生が読んでくれるんじゃないのかと質問するハナちゃん。幼稚園ではポンが本を読んでいたから。どれみの返答は小学校だから。
?状態でお遊戯やお絵描きは無いのかと聞くハナちゃん。どれみは『ある訳ないでしょ』と答える。つまんないとガックリなどれみ。
ここで音読終了。杉山にもう少し読める様に練習する様に言う関先生。
『申し訳ナイナイの岡村、矢部っち矢部っち』とギャグをかます杉山。寒がるクラスの面々。何が寒いのか分からないハナちゃん。
関先生がギャグももっと予習する様に言うと笑うクラス一同。訳の分からないハナちゃん。


次を誰に読んでもらうかと思う関先生。あちこちで手が挙がる。どれみとももこも挙げてるのでハナちゃんも挙げる。
転校生補正もあって見事、ハナちゃんが当たる。が、ここで問題発生。読めない! 困るどれみとももこ。早く読んでと催促が来るが読めませんと言うハナちゃん。
まだ、そんなに難しい漢字は使ってないので5年生の授業を受けていれば読める筈と困りながらも一応、ももこにスイッチする関先生。
しょんぼりハナちゃん。ハナちゃんを見て『ハナちゃん、体も大きくなったし、話せる様にもなったけど学校の勉強は全然してないからな~』と思うどれみ。
ちょっとくらい顔が可愛くても勉強ができなければ話にならないと言う玉木。言い過ぎな事と転校生には親切にしなきゃと言うどれみ。
愛の鞭と弁解する玉木。ハナちゃんは不満そう。

どれみ達にウルサイと関先生から指摘が入る。謝るどれみと玉木。ここでハナちゃんWC宣言。仕方ないとOKする関先生。
『トイレは休み時間に行ってもらいたいですわ、ここは幼稚園ではないんですから』と嫌味を言う玉木。
黙々と歩いてるので怒ってないと思いきや相当怒ってるハナちゃん。

で、授業は新しく出てきた漢字をノートに10回ずつ書く時間へ。


すると、玉木の机の鉛筆が独りでに動き出す。この事態に『うそ! どうなってるんですの?』と驚く玉木。
玉木にどうしたの聞く関先生。事態を説明しようとするがその前に収まる。なんでもありませんと消しゴムをとろうとすると今度は消しゴムがウネウネと動き出す。
しかも、今度は机を飛び出し移動を始める。

消しゴムと捕まえようとする玉木。そんな玉木を見てやらかしてる犯人の見当がついた2人。


はい! この人! ハナちゃん、外で大はしゃぎ。焦るどれみとももこ。
結局、追いかけてた玉木は関先生に発見される。何やってるのか聞かれ消しゴムが勝手に動いて逃げると弁解する玉木。
独りでに動くわけ無いと消しゴムを拾って玉木に渡す関先生。『はぁ・・・』な玉木。やらかした本人は嬉しそうに帰還。どれみ達一安心。

当然、魔法をイタズラに使ってはいけないとあいこからお叱りが入る。当人は玉木の意地悪が頭にきたらしい。
玉木は意地悪なところもあるが本当は寂しがりやで仲良くなれば結構優しいと語るももこ。『そうかな?』なハナちゃん。
先の様に無駄遣いするなら、もう魔法のエナジーをあげないと言うどれみ。
おんぷからは魔法を使ってるところを見られたらマジョガエルになると言われる。さすがにこれは嫌なのかもう使わないと言うハナちゃん。


で、給食タイム。美味しそうに食べるハナちゃん。
そんなハナちゃんに『あらあら、巻機山さん。そんなにガツガツ食べると豚の様に太ってしまいますわよ』とまた嫌味を言う玉木。
しないと言った傍から報復に出ようとするが、今度はバレバレなのでストップが入る。
でもって、『言葉は悪いけど、玉木はハナちゃんの事を心配して言ってるんだよ。ね』と言うどれみ。『勿論ですわ』と高笑いする玉木。人間って難しいと思うハナちゃん。

で、MAHO堂。デラが何かをしている。ここでどれみ達が来訪。お帰りと言うぽっぷ。久し振りとぽっぷの元にダッシュするハナちゃん。
『ハナちゃん、こんなに大きくなっちゃってズルイズルイ』と言うぽっぷ。『えへへ、良いでしょ良いでしょ~』なハナちゃん。

『あ、デラも来てたんだ』と言うどれみ。『MAHO堂が新しなったから早速売り込みに来たんか?』と聞くあいこ。『勿論よ』と答えるデラ。
デラに機織り機の使い方を教えて欲しいと言うはづき。しかし、デラも知らないらしい。
と言うのも魔法があるから機織りができる魔女なんか殆ど居ない訳である。それじゃ、先々代の女王様の為の品を作れないと困るどれみ。
探せば1人くらいは居るだろうから探しといてあげると言うデラ。
『機織りの方はそう言う事にして、今なビーズメーカーの使い方を教えてもらっとったところなんじゃ』と言うマジョリカ。『どれみ達も教わったら?』と言うララ。
そうする事にしたどれみ。その前にぽっぷに『アレ、持ってきた?』と聞く。持ってきたと言うぽっぷ。


ドキドキの魔法開始。
ソレは1年の教科書。
ハナちゃんはいきなり6年生になったので5年生までの勉強が全然できてないと説明するどれみ。だから、交替で勉強を教える事になったと説明するはづき。
『と言う訳だから、今日は私が先生になって教えてあげるから勉強しよ』と言うぽっぷ。
家に帰ってまで勉強したくないと言うハナちゃん。
あいこからはこのままだとどれみ達と同じクラスに居られなくなると言われる。それはもっと嫌とのこと。
勉強しなかったら1年生のクラスに移されるかもとおんぷに言われ、泣きながら勉強をやることにしたハナちゃん。
ぽっぷに『じゃあ、ぽっぷ、頼むね』と言うどれみ。『任しといて』なぽっぷ。と言う訳で勉強する為、ハナちゃんの部屋に出発。


どれみ達はデラに手解きを受け、ハナちゃんとぽっぷは勉強中。
デラ曰く。開店に必要な物は全て用意したとのこと。初めはネックレスやブレスレットなどの作りやすい物から作っていけばいいだろうと言うマジョリカ。

なんて話してるとぽっぷが『皆、見て見て~。ハナちゃんすっごいよ』とやってくる。
ぽっぷが持ってきたテストは全て100点。ぽっぷ曰く1回教えただけで皆、頭の中に入ってしまうとのこと。
『ハナちゃんスゴ~い』と言うどれみ達。どれみ達と一緒に居たいから頑張ったと本人談。

『私達もハナちゃんに負けちゃいられないね。手作り商品を一杯作って雑貨屋さんを成功させよう』言うどれみ。
それに『オー!』と答える一同のカット。ドキドキの魔法終了と共に

~おしまい~

第3話『ハナちゃんには負けられない!』
ドッカーン!3話へ

おジャ魔女どれみドッカーン!各話レビューに戻る

トップページへ